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 タカトミモールの方で、GSゴッドネプチューンが予約開始されましたね。まあ、webコミック内でハーフシェルがGSタートラー型にアップグレードされてた時点で近い内に出るだろうとは思ってましたが……。

 私もさっそくポチってきました。


 しかし、まさかスキュウレはテンタキルをさらにリデコするとは……。

 ロブクロウ型が削除された代わりなんでしょうけども、それにしても豪華ですよね。


 ウェブコミックの各“色”の世界のTFは、また選択がマニアックと言うか……。(^ ^;)

 紫のコンボイは元がSGオプティマスだけに、やっぱり悪役でしたが、紫の世界はレーザーウェーブ(ショックウェーブ)ばかりだったのが何となく笑えました(笑)。それを言えば緑の世界もバルクヘッドばっかり(ATアイアンハイドやスパリンスプラング含む)でしたけど。


 さて、今日はアメブロの方も更新しました。

 トールとは関係ないですが、やっぱり北欧神話関係で幻想生物百科の記事です。 


 こちらでは、トールの神話の続きと行きます。

 では、さっそくスタート!


 その頃、朝の太陽を浴びて、神々の王オーディンは馬にまたがって空を飛び回っていた。
 翼のある白馬スレイプニルは、勢いよく神々の国から、巨人の国の上空に飛び出していた。
 すると目の前に、真っ黒な馬に乗った髭だらけの巨人が現れた。
「お前は誰だ!」
 と叫んで、巨人は太い手綱をぐっと引いた。金色のたてがみがキラキラと輝いた。
「私は神々の王、オーディンだ」
 巨人はオーディンの顔を見ようともしないで、白馬スレイプニルをじいっと見つめていた。
「いい馬だ! うむ、素晴らしい」
 これを聞いたオーディンの大神は胸をそらした。
「どうだ、これに並ぶ馬は無いだろう」
「なにっ!」
 巨人がぎょろっと大神を見た。
「そうかな……。わしのこのグルファクシに勝てるかな」
 笑っていたオーディンの顔色がさっと変わった。
「よし、では、追いつけるか来てみろ!」
 ヒュッと風が鳴った。
 白馬スレイプニルは雲を蹴った。後に続くグルファクシ!
 空を蹴って蹴って蹴り続けたので、朝の空がお昼に、昼の空が早くも夕焼けに染まってきた。
 はっと馬を止めた巨人は、びっくりして辺りを見た。いつの間にか神々の国の都に来ていた。
「しまった!」
 と叫んだが既に遅かった。周りを火の神、風の神、雲の神、雨の神などがぐるりと取り囲んでいた。
 巨人は神々の怒りに触れて、殺されると思った。盾も刀も無い。
「心配はいらぬ。君は大神の友達ではないか」
 風の神が優しく言った。
「そうだ、何を勘違いしているのだ。さあ、一緒に酒でも飲もう。喉が渇いただろう」
 神々の案内で、巨人は城の中へ入って行った。
「これは有難い」
 酒をなみなみとついだ大きな壺を両手で持つと、ゴクンゴクンと音を立てて一気に飲み干してしまった。
「やあ、美味かった! わしは巨人の国の勇士フルングニルと申す……。フルングニルとは、永遠の若者と言うのじゃ」
 と言っては、また大きな壺の酒をぐっと飲みほした。
 その大きな壺を、じっと見ている者がいた。トールの帰りを待っている、シフの女神であった。
「あの壺は、トールが大切にしている物……。もし、壊しでもしたら、それこそ……」
 巨人が壺をドシンと置くたびに、シフはいつの間にか前へ前へ身体を乗り出していた。
 七杯目の酒を飲みかけていたフルングニルの口と手がふいに止まった。大きな目が、真正面に向いたままになった。神々は、思わず後ろを振り返った。
「あ、シフだ!」
 神々は初めて、巨人が両手に持っている壺に気が付いた。いや、それ以上に恐ろしい事に気が付いた。巨人の目が怪しく燃えだしたのだ。
「わしは、金の髪が大好きだ。わしの名馬グルファクシに勝る、素晴らしい髪だ」
 そう言いながら巨人はシフに近づいて行った。
「やめなさい! 悪ふざけはいけない」
 雲の神が間に入ったが、フルングニルは雲をかき分けてシフに近づいた。
「グルファクシ! 帰るぞ……素晴らしい土産を抱えて帰るのだ!」
 シフは、逃げようとしたが足が動かなかった。
 巨人の手がシフの身体に触れようとした。きゃーっと、シフの悲鳴が上がった。
 その時だ。
「あっ、トールだ! トールの神が帰ってきたぞ……」
 と、どっと声が上がった。
 大広間に姿を表したトールは火のように怒り出した。真っ赤な髪と顎髭がピンと立って、火花が噴水のようにほとばしった。
 さすがの巨人もびっくりして、足がすくんでしまった。
「待て! トール、気を静めろ! 平和の城に血を流すな!」
 火の神の鋭い声に、トールは刀から手を離した。
「お前がトールか! 戦うなら、堂々と戦いたいものだ。わしはこの通り丸腰だぞ」
 巨人の前に、雨の神が立った。
「トール、この方は大神の友達としてお招きしたのだ、気を静めろ!」
 シュシュシュと激しい音を立てていたトールの全身から、火花が消えていった。
「よし、それでは堂々と戦おう! 場所と、時を決めろ!」
「よかろう! 場所は巨人の国と神々の国の境のグリオッツガルド! 時は明日の夜明けだ!」
 金のたてがみを風になびかしているグルファクシに飛び乗るや、巨人フルングニルは夜風に乗った。そして、あっと言う間に星空に消えていった。その後姿を見つめていたトールの神は、夜明けが待ち遠しくてまたらなかった。


 夜明けが近づいた。
 静かだ。
 神々の国と、巨人の国の境、グリオッツガルドの草原に立つ二つの影!
 巨大な影と、それを見上げるように立っている影が、美しい朝焼けの前にくっきりと浮き出ているように見える。
 巨人は左手で大きな盾を構え、右手に太い意志の棒を握っている。
 トールは鉄の手袋をはめ、不思議な刀を握り締めている。


Tors-myth-9.JPG


 じりっ、じりっと、二つの影が寄った。
「えい!」
 と叫んだトールの声が、ばりばりっと天を引き裂いたかのように聞こえた。
 巨人のフルングニルははっと、思わず上を見た。その時、ぐる、ぐるっと回していたトールの刀が、ビュンと飛んできた。それは、あっと言う間の事であった。
 巨人は石の棒で、飛んできた刀を受け止めた。
 が、太い石の棒は木っ端みじんに砕けて飛び散った。不思議な刀ミヨルニルは、空中でくるっと一回転して、矢のように巨人の頭をめがけて突き刺さっていった。


 ガオ! グオ! グオ!


 同時に二つの物凄い声が大空を震わした。
 ギャーッ――と叫んだのは、トールの声だ。
 木っ端みじんに砕けた石の雨が、トールの頭にばらばらっと落ちてきた。その中でも特に大きな一つの石が、トールの頭の後ろに強く当たったのだ。
 トールはそのまま気が遠くなっていった。きらっと光を跳ね返しながら飛んで行ったミヨルニルが、巨人の頭にぐさっと突き刺さったのを、トールははっきりと見た。真っ赤な血がパッと四方へ飛び散ったのも見た。が、その全てがかすんで、その中に自分が小さく小さく溶け込んでいくような気がした。
 トールはドシンと倒れた。
 倒れたトールの首の上に、巨人の巨大な片足がどんと落ちてきた。
「勝った、トールが勝ったぞ!」
 雲のふちから顔を出して見ていた神々が駆け寄ってきた。だが、首の上に乗っている巨大な足を、どうしてもどかすことが出来なかった。
「みんなで力を合わせろ!」
 それでも動かなかった。
 そこに、三つになる息子のマグニの手を引いてシフの女神が飛んできた。
「まあ……」
 シフは今にも泣きだしそうな顔をした。その時、母の手から離れたマグニが、ドシンドシンと父親の側へ近づいて行った。
 気を失って倒れているトールの顔を、しばらく見ていたが、にこっと笑った。
 そして、巨人の片足に手をかけたかと思うと、えいっ! と跳ねのけてしまった。
「おっ……」
 神々の驚く声が、どっとあがった。その声に、トールが目を開けた。




~つづく~

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