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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『スタジオシリーズ』から、ハイタワーを紹介するぞ!」


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サンクラ「ハイタワーは、コンストラクティコンの一体だ。映画劇中じゃ、デバステーターに合体する際にビークルモードが一瞬登場しただけで、ロボットモードは未登場だ。今回は当時のEZコレクション版と同じく、コンセプトアートからの立体化だぞ」


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サンクラ「バストアップ。劇中のトランスフォーマーでも、ひと際人型から離れた肉食恐竜みてえなシルエットが特徴的だ」


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サンクラ「横から。どんなスタイルをしてるか、よく分かるな」


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サンクラ「背中側。クレーン部分の部品が集まってるぞ」


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サンクラ「モデルになったグレン(原語名:フック)と。ここ数年は、クレーン車のビルドロンは海外だとハイタワー名義になってる事が多いぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはコベルコクレーン・CK2500のクレーン車だ。上記の通り、劇中じゃ合体シーンでビークルモードがわずかに登場しただけで、パッケージでも『目撃例は極めて少ない』って書かれてるぞ」


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サンクラ「横から。ロボットモードからは、意外と複雑な変形をしてるんだぜ」


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サンクラ「ビークルモードでグレンと。同じクレーン車でも、タイプが全然違ってるのが分かるな」


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サンクラ「ハイタワーの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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ウエスト「ウエストだよ! 今日は『元祖SDガンダム』から、機甲神 エルガイヤーを紹介するね!」


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ウエスト「エルガイヤーは、『SDガンダム外伝 機甲神伝説』に登場した主役機体だよ。別名『神秘機兵』とも呼ばれてるんだ。はるか昔に月の王国セレネスで作られた、太陽の機甲神なんだよ」


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ウエスト「バストアップ。商品は旧元祖SD版と同じプラモデルだけど、色分けもシールもパワーアップしてて、イラストのカラーリングがほぼ完全再現されてるんだ」


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ウエスト「背中側。旧版だとウイングは左右それぞれ一パーツで、角度を変える位しかできなかったけど……」


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ウエスト「こっちのリメイク版では、複雑なパーツ構成になってて展開状態を再現できるんだ!」


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ウエスト「付属品はコチラ。武器用の持ち手と開いた拳、それから武器の赤燐光剣(ロットフルーレ)と盾のレイディフェンサーだよ。ちなみに拳パーツは軟質製なんだ」


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ウエスト「武器を構えたところ。メッキパーツが眩しいよね。必殺技はロットフルーレにエネルギーを集めて、敵を消滅させる光球を爆発させるパトスグランジだよ」


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ウエスト「レイデフェンサーは、裏のグリップを取り付けるジョイントが複数あるから、高さを調整することが出来るんだ」


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ウエスト「さて、このエルガイヤーは、旧版と同じように、コクピットを開くことが出来るんだ。まずは頭部を上げて……」


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ウエスト「胸部を開くと、内ゲートが現れるよ」


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ウエスト「さらに腰のパーツを引っ張れば、ゲートが開きながらコクピットがせり出すんだ。基本的なギミックは旧版と同じだけど、こっちでは内ゲートのパーツが追加されてるんだよ」


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ウエスト「操手の神秘騎士ネオガンダム。神秘騎士は“ミステリーナイト”って読むんだ。騎士GP01に保護された記憶喪失の騎士で、その正体は月の王国セレネスの王子なんだよ」


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ウエスト「エルガイヤーのコクピット。内部もシールできっちりと再現されてるんだ」


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ウエスト「エルガイヤーの紹介は以上だよ。それじゃ、まったね~♪」

 サイトを更新しました。

 今日も『ホビー雑誌コーナー』に、BW関連のフィギュアをアップしています。


 あとは、中津に戻って来てからゆめタウンでドードーマギア改を買ったので、そちらの記事もアメブロの方に書いてます。


 しかし安倍総理の辞任には驚きましたね……。なんやかんや言われてても、外交では結構成果を上げてらっしゃったようですし。

 次の総理大臣は誰がなるんだか……取り敢えずどこぞのコロナの発生源と、徴用なんとかでギャースカ喚いてるペテン師国家にヘーコラしないのと、何でもかんでも規制すれば解決すると考えてるようなアホじゃなきゃ結構ですが。


 あれです、「自分達が生き残っていい具合の生活が出来るなら別に何でもいいし、それが出来ないなら何だろうとダメだ」ってやつです。(引用元:『魔法少女プリティ☆ベル』16巻62話)


 前置きが長くなりましたが、今日は『ホビー雑誌コーナー』の記事で行きます。

 ではスタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズ』から、コンボイを紹介するぞ!」


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サンクラ「コンボイは、『ビーストウォーズ』での、サイバトロン総司令官だ。今回紹介するのは、2000万体販売記念で発売された、日本限定のアニメリペイント版だぞ」


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サンクラ「横から。アニメだと二足歩行してるシーンも多いが、トイはいわゆるナックルウォークの姿勢だ。ちなみに正義の軍団のリーダーであるコイツがゴリラに変身するのは、アメリカじゃゴリラに『知性と勇気の象徴』ってイメージがあるからだ」


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サンクラ「背中のレバーを押すと……」


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サンクラ「腕内部のギアが回転して、ドラミングアクションをすることが出来るぞ!」


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サンクラ「そんじゃ、コンボイ、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。G1コンボイと違って、あくまで一宇宙船の船長って地位で、マトリクスも持ってねえ。アクサロンもこいつが初めて指揮する船だぞ」


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サンクラ「バストアップ。頭部はG1コンボイのイメージを引き継いだマスクフェイスだ。アニメにも一応登場はするが、いつも一瞬の登場で終わっちまってるぞ」


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サンクラ「背中側。人型から人型に変身するからか、こっちはビーストモードと比較的変わってねえ」


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サンクラ「初期のアイテムであるこいつには、ビーストフェイスが装備されてる。そもそもシリーズスタート時の設定(アニメが無い頃)じゃ、『普段はこのマスク姿で、素顔がロボット顔』って設定があって、そのためかコンセプトアートも、全てビーストフェイスを基準に全身像が描かれてるぞ」


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サンクラ「右腕には、ドクロのデザインの分銅が収納されてる」


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サンクラ「これはハンマーとして使用可能だ。グリップとは、ひもでつながれてるぞ」


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サンクラ「左腕にはプラズマ・キャノン(原語名:小型二連装ミサイルランチャー)が装備されてる。スプリングギミックで、ミサイルが発射できるぞ」


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サンクラ「腰のボタンを押すと……」


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サンクラ「スプリングでメガ・ブラスター(原語名:メガミサイルランチャー、別名ショルダー・ガン)が展開する。こっちもミサイルを発射できるぞ」


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サンクラ「背中には、二本のサイバー・ブレード(原語名:ソニック・ソード)が収納されてる。アメリカ版のテックスペックじゃ、スパイナルソード(脊椎刀)とも呼ばれてるぞ」


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サンクラ「さて、この状態で腕のスイッチを上に切り替えると……」


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サンクラ「ドラミングギミックから、前腕を回転させるギミックに切り替わるぞ!」


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サンクラ「フル装備状態。変形自体はライバルであるメガトロンよりも簡素だが、その分ギミックや武器が充実してるぞ」


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サンクラ「背中の穴には、ミサイルを二本収納可能だ。ただししっかりと固定は出来ねえ」


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サンクラ「コンボイ(ウルトラ版)の紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。

 昨日は天神に行ったので、今日は地元の範囲で色々と出かけました。


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 更地になっていた今宿のフタバ図書の跡地は、トライアルになるようです。


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 建物はフタバ図書時代に比べると、だいぶこじんまりとしています。


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 という訳で、久々に伊都のイオンモールにやって来ました。

 コロナの事があってからしばらく来てなくて、前回来たのは自分でも驚きの去年の12月19日でした


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 んで、前回とそれよりちょっと前に行った『Mr.ケバブ』は、タピオカのお店になってました……。


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 昼食はどこにするか、別館1階のレストラン街まで行ってみましたが、こちらの『クイック・シェスタ』にしました。

 かつては丼匠ともども、こことは別に原ダイエーなイオンにも入居していました。


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 さて、メニューですが、色々考えた挙句、新発売というハッシュドビーフオムライスにしてみました。


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 見ての通り、ソースとしてハッシュドビーフがかかっています。


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 卵はフワッフワで、割と厚みがありました。

 そう言えば倉麻さんのところのオリキャラのカインさんも、丁度ラルドさんとウラン君にデミグラスソースがかかったオムライスを披露してましたっけ……。(個人的にハッシュドビーフと聞くと昔のCMの影響でデミグラスソースを連想する)


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 ご馳走様でした


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 帰り道で、ちょっとドン.キホーテにも寄りました。


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 そう言えばその向かいには、私が中学くらいの頃(おそらくそれ以前)から『安全食堂』ってラーメン屋があるのですが、その隣にから揚げ専門店が出来てました。

 下山門小の近くにも出来てたし、流行ってんのか……? 中津ならそれこそ無料情報誌で特集が組めるくらい、色んな唐揚げ屋があるんですが。


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 イオンモールからいったん帰宅した後、再度出かけました。

 ユニードな原ダイエーだった元SATYのイオン原店跡地は、新しいイオンの建物がだいぶ出来てきていました。


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 夕食の後は木の葉モールとMEGAドンキに行きまして、木の葉モールのホビーゾーンでは、『装動』のアナザーゼロワンを買ってきました。


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 昨日買ったアナザーディケイドと。

 アナザー1号はともかく、大多数の視聴者が「冬のコラボ映画でアナザーゼロワンって出るんだろうな……」と思っていた事と思います。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 タイトルですが、今日、『RPGツクール2000』のvalue!+を購入しました。


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 こんな感じで、フィールドからマップチップを一枚一枚作成できます。

 地面や水面のパーツは『ツクール3』のように、自動でつながってくれますが、建物などは一枚一枚自分で部品をくっつけて行かないといけないので、ちょっと面倒です。(^ ^;)


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 顔アイコンは、基本でこれだけ存在します(どーでもいいが一番下のブロックの、左上から2番目の青髪の女の子、『ツインビー』のサリュートみたいだな……)。もちろん、外からインポートするのも可能なので、自作した奴を読み込ませれば、それこそ『ファイクエ』も再現可能です。応用すれば、シーンごとにキャラの表情を変える、なんてことも可能でしょう。


 モンスターのグラ(右下)は、『ツクール2』~『4』のようにあらかじめ用意された数種類のパターンからカラーパターンを選ぶという訳ではなく、色相をずらして自分で決めることが可能です。そのため上記のシリーズのように極端に違うカラーリングにはできませんが、表現の幅はかなり広くなりました。


 なお、人グラフィックは『3』などと違い、『Super Dante』や『2』のようにカラーパターンは一種類しかありません。


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 取り敢えず、主人公や魔法、アイテム、敵モンスターのデータは基本的なものがすでに用意されているので、ちょこちょこっと試しに作ってみました。


 マップは端まで行った場合ループする/しないを選べるので、それこそ自由帳時代のファイクエも再現出来たりします(笑)。


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 町の中もこんな感じで。


 さて、このゲームでまずは何を作ろうか……。

 ファイクエの新作にするか、それともブロクエのシリーズにするか……。


 で、気になるお値段なんですが、なんと(コンビニ支払いの手数料込みで)498円でした!Σ( ̄□ ̄;)

 いくら20年前(『value!+』で考えても8年前)のゲームとは言え、これにはぶったまげました。


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 さてさて、お昼からは天神に行ってきました。

 昼食は市役所の食堂です。


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 今日はカツ丼にしてみました。

 お値段は470円です。


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 肉が薄くて衣が厚め(笑)のカツ。いつかのカツカレーと同じカツを使っているようです。


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 カツの下には玉ネギがびっしりと。


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 ご馳走様でした。

 もちろん、米粒の一つだって残しません。


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 天神の再開発も進んでいきます。

 嗚呼、戦後からほとんど変わらなかった街並み(何せ路面電車が走ってた80年代以前とほぼ変化なし)もいよいよ大幅な変革が……


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 その後は天神パルコに移ったアニメイト(ちなみに元々、一番最初はヤバイ仮面がイメージキャラを務める親不孝通りにあった)に行ってみました。


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 ポップアップストアの『ドゲンザらス』は、丁度29日(私が中津に戻る日)からのようで……。

 まぁ、来月になってから来てみようと思いますが。


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 取り敢えず、主題歌の『なんしよーと?ドゲンジャーズ!』のCDを買ってきました。


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 夕食後にはマリナタウンのショッパーズモールに晩酌の酒とおつまみを買いに行きましたが、『装動』のアナザーディケイドもあったので購入。

 パケ写真だと「下半身白いなー」と思ってましたが、実際に組んでみるとそこまででもありませんでした。


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 それから昨日のライドブックとデミナーガスも、シールを貼ったり組み立てたりと。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 タイトル通り、明日から二連休なので、今日は約一か月ぶりに実家に帰って来ました。


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 夕食はソニック内で、冷やしぶっかけうどん。

 この時期には、大根おろしとおろし生姜の風味も相まって、冷たいうどんは絶品です。


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 んで、ふと見てみたら、ブログのサブジャンル、なんと48位になってました。

 これはおそらく最高記録かも知れません。(^_^)


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 さて、ここしばらくヤフオクでBWトイを色々落札したので、それらも今日、ようやく開封できました。


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 その内メタルスライノックスは『懐古堂』さんという中古ショップで買ったのですが、左前脚に破損を修理した跡がありまして……。商品説明には書いてなかったので、こういった部分はちゃんとして欲しいなぁと。

 ちなみに、このメタリックブラウンの部品、あの金プラみたいに経年劣化で脆くなる素材のようです。トンファーになる角も、ビーストモード頭部とのジョイントのピンがいつの間にか折れてました


 取り敢えず、レビュー記事の写真を撮るまではもたせないと……。


 因みにいずれも説明書は欠品だったのですが、『ビーストウォーズユニバース』の写真などを見ながら、何とか変形させることが出来ました。


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 さて、メタルスインフェルノやアメリカのハッピーミールBWトイを買った出品者さんからは、都合よくコンボイのスパイナル(脊髄)ソードが単品で出品されていたので、そちらも購入し……


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 ようやくウチのムチャゴリラも、フル武装出来るようになりました(ミサイル一本足りませんが)。


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 ウチに着いた後は、アピロスなダイエー福重だった元イオン福重店のMEGAドンキに行きまして、ライドブックの滅亡迅雷の奴と、アニマギアのデミナーガスを買ってきました。

 どちらも中津からの私の行動圏内では、早々に売り切れてまして……。


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 それから、アーツの迅(フライングファルコン)とスラッシュライザーも届いていました。

 スラッシュライザーは、明日にでも電池を買ってきて遊んでみようと思います。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今日はアメブロの方も更新しました。

『ぷちサンプル』の『ウィークエンドキャンプ』も、あと一つでコンプです。


 こちらの記事は『ホビー雑誌コーナー』で行きます。

 ではスタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『スタジオシリーズ』から、ロングハウルを紹介するぞ!」


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サンクラ「ロングハウルは、コンストラクティコンの一体だ。劇中ではデバステーターに合体した個体の他、ロボットモードで米軍と戦闘を行った個体が登場したぞ」


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サンクラ「バストアップ。初登場は、海底でメガトロンを復活させるシーンだ。ドクターに命じられて、ミックスマスターと共にスクラップメタルをパーツ取りのために解体したぞ」


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サンクラ「背中側。背負ってるのはダンプのバケットのひさし部分だ」


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サンクラ「腕にはミサイルらしきモールドがあるが、これはトイの視点で言えばビークルモードでパーツ同士を固定するためのジョイントとしても機能してるぞ」


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サンクラ「G1版のリメイクである、UW版と。G1版はバケットが脚部のスマートな体系だったが、UW版はこの実写版のずんぐりむっくりした体型が逆輸入された形になったぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはキャタピラー773Bの大型ダンプだ」


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サンクラ「後ろから。バケット部分には、ロボットモードの腕が露出してて、ビークルの完全再現、とはいってねえ」


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サンクラ「ビークルモードでUW版と。どちらもヴォイジャークラスのトイだが、サイズはUW版に圧倒的に軍配が上がるぞ」


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サンクラ「ロングハウルの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。

 今日は朝一で、電車に乗って出かけました。


 と言うのも、あるブロ友さんに、ちょっとお願いされてたアイテムを買うためでして。


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 という訳で、車内で朝食。

 今日もおにぎりにしてみました。


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 焼きさばは、中にほぐした焼きサバの身が入っています。

 個人的に、焼いたサバの身をご飯に混ぜて、パリパリの皮で包んで食べるのが好きです(笑)。


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 もう一つのポーク&玉子。

 こちらは新発売の商品です。


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 中にはツナマヨネーズと、具沢山な感じでした。


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 少し早く着いたので、駅のコンビニでアイスを買って食べました。


 んで、開店時間と同時にお店に行ったら……初めて見つけてから四日前まで、一か月の間あったのに、なんとまるで狙ったかのように売れてしまっていました……。(-_-;) モノが昔の商品の中古品なので、簡単に次が見つかるという訳も無く……。

 誰だよ横からかっさらっていった奴。正直言って、自分の買い物の時以上に(買った人物に対して)腹が立ちましたね……。


 前回、取り敢えずモノだけでも先に確保しておけば良かったか、そもそも最初に見つけた時に、詳細な画像を撮っておいて先方に送っておけば良かったかと、自分の迂闊さを呪いました。


 そういう訳で、着いて早々、一時間ほどで中津方面の列車に乗ることになった(何せ四日前に来たばかりなので、する事が無い)のですが、そのままノコノコと中津まで戻るのも癪だったので……。


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 行橋に寄りました。

 時間も午後1時ちょっとと、普段、ここに来る時の時間と大して変わらないですし。


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 お昼はゆめタウンのリンガーハットです(因みに『らぁめん研究所』のカルボナーラ豚骨は、相変わらず「近日発売」のままでした)。


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 小さい皿うどんのDセット(餃子・半チャーハン付き)にしようとしましたが、店員さんのお勧めで、同じ内容でちょっと安いランチタイムのセットにしました。


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 思えばここの炒飯は初めて食べた気がします。


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 餃子には柚子胡椒をたっぷり。

 少し皿うどんにも入れました。


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 夕食は、前回メニュー表で知ったほか弁の『野菜とチキンのスパイスカレー』です。

 画像では見えにくいですが、枝豆なんかも入っていました。


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 行橋のゆめタウンに入居しているホビーゾーンでは、『装動』のドードーマギアを買ってきました。

 改やアナザーライダーなどもいずれ買おうとは思ってます。


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 量産型のヒナと。

 ヒナの方は他のマギアと同型なのに対して、ドードーマギアは下半身が独自のデザインになっていて、『特殊なマギア』感があります。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 サイトを更新しました。今日は『ホビー雑誌コーナー』です。


 記事の方は、久々に『西遊記セレクション』で行きます。

 今回は、獨角兕の話の次で、最初に投稿した話の一つ前のお話になります。


 では、スタート!


第十五回 赤ちゃんを産む水



 冬が過ぎて、また春になった。
 日差しは一日ごとに伸びて、三蔵法師たちは陽炎の燃える野を過ぎたり、山中で春の虹を見上げたりして、うららかに進んでいった。すると、雪解け水を悠々と流している清らかな川に出た。
 向こう岸の柳は青々と芽を吹いて、その下に二、三軒の田舎家が見えている。
「あの家は、渡し守の家だろう」
 悟空が春の日差しの眩しさに目を細めながら言うと、八戒が大声をあげて向こう岸へ呼びかけた。
「おーい、船頭さん、舟を寄こしてくれよう」
 間もなく家の中から人が現れて、ぎっちら、ぎっちらとこちらの岸へ舟をこぎ出してきた。
「お待たせしました。さあ、お乗り下さい」
 一同が舟に乗ると、六十歳ぐらいの女の船頭さんである。
「旦那さんが留守で、おかみさんが漕いでくれるのかね」
 悟空が尋ねると、女の船頭さんは、愛想よく笑っただけで返事をしない。
 やがて向こう岸に着くと、悟空から渡し賃をもらって、家の中へ引っ込んでしまった。
 三蔵法師たちは川岸伝いに進んでいくうちに、法師は喉が渇いてきた。
「きれいな水だ。川の水を一杯汲んでくれないかね」
 三蔵法師は、馬の上から鉢を取り出して八戒に渡した。
「私も飲みたかった所です」
 八戒が鉢で川の水をくみ上げた。三蔵法師は少し飲んでのどを浸すと、残りの水を、八戒ががぶがぶと飲み干してしまった。
 一時間ほど過ぎると、急に三蔵法師と八戒の腹が痛み出した。
「ううむ、ううむ」
 と、二人が呻き始めた。
 その内に、どちらの腹も少しずつ大きく膨れ上がって来た。
「これは大変だ。どうした事だろう?」
「川の水が悪かったに違いない」
「どこかに休むところは無いか?」
 辺りを見回すと、入り口の横の大木に二本の草ぼうきを立てかけた一軒の家がある。
 悟空と悟浄は三蔵法師と八戒を助けながら家へ入ると、腰の曲がったお婆さんが糸を紡いでいる。
 悟空はお婆さんを拝んで頼んだ。
「しばらく、ここで休ませて頂けませんか。私達は唐土大唐国から来た旅の者ですが、ここにおられるお師匠様と、仲間の一人が急病を起こして困っているのです」
「何か悪い物でも食べなさったかね?」
「いいえ、この川の水を飲んでから痛み出しました」
「ええっ、お前さんがたは、この川の水を飲みなさったのか?」
「はい」
 お婆さんは、いきなり曲がった背中を伸ばすと、大声をあげて笑い転げた。
「あっはっは、あっはっは。これはおかしい。近所中に触れ回ってこようか。あっはっは」
「お婆さん、何がおかしいのかね?」
「訳を話すから、さあ、さあ、奥へ入りなさい」
 三蔵法師も八戒も、ますます大きく膨れ上がってくる腹を抱えて部屋に上がった。
 奥から二、三人の女たちが走り出てきたが、どの女も二人の話を聞くと、膨れ上がったその腹を見て、これも笑い転げた。悟空はとうとう、かんしゃく玉を破裂させた。
「やい、やい。オレ達が困り切ってるのに、貴様たちは何で笑うのか。二人に薬を飲ませるんだ。早く湯を持ってこい」
 お婆さんが、笑い声をおさめて悟空をなだめた。
「薬なんかのんだって、どうにもなるもんじゃない。まあまあ、話を聞きなさい。ここは女人国(にょにんこく)と言って、男は一人もいない国なんだよ。女が二十歳を過ぎると、あの川へ行って水を飲むんだよ。すると赤ちゃんが生まれるんだ」
「な、な、何だと。お師匠様と八戒が赤ちゃんを産むんだと。これは一体どうなるんだ?」
 三蔵法師も八戒も慌てた。布袋様のように膨れ上がった腹をなでると、腹の中で確かに赤ん坊が動いている。二人とも顔色を青くした。
「悟空、どうしたら良いのだ。今にも子供が生まれそうに痛くなってきた」
 三蔵法師が顔をしかめると、八戒も腰をくねらせて泣き出した。
「兄貴、どこからか、上手な産婆さんを二、三人連れて来てくれ。うわあ、痛いよう。生まれそうだよう」
「八戒、騒ぐな。お婆さん、この辺にお医者様は居ないのか。赤ん坊を腹から出すにはどうしたらいいんだ?」
 お婆さんが落ち着いて答えた。
「そう騒ぎなさんなよ。治すには、治す方法がある。後ろの山のてっぺんに、落胎泉(らくたいせん)という井戸がある。その井戸水を一口飲みさえすれば、お腹の子は溶けて、流れてしまう」
「じゃあ、行ってくる。お婆さん、茶碗を一つ貸して下さい」
「だがな、ただでは水をくれないぞ。井戸の側には如意真仙(にょいしんせん)という欲深い仙人が住んでいて、豚や米や、酒などを持って行って、丁寧にお辞儀をして頼まなければ駄目なんだ。お前さんがたは旅の坊さんたちだから、豚も酒も持っておるまい。諦めて赤ちゃんを産むんだね」
「男の坊さんが赤ん坊を生んでたまるものか。おい悟浄、水をくれなかったら、オレがその欲張り仙人と戦うから、その間にお前は井戸水を汲んで逃げろ。さあ、一緒に来い」
「よしきた」
 二人が行こうとすると、八戒が情けない声を出した。
「病人を残して、二人とも行ってしまうのか?」
「お前はもうすぐお産だから、力を付けてここで待ってるんだ」
 悟空はこう言い残して、お婆さんから大きな手桶を借りると、悟浄と裏山の頂上へ登っていった。
 頂上には、如意真仙が欲の深そうな目つきをして、井戸端に敷いた円いござの上にあぐらをかいていた。
 悟空は腰を低くして、丁寧に頼んだ。
「わたくしは唐土大唐から参った旅の者ですが、お師匠様がうっかりして、子母河(しぼが)の水を飲んでしまいました。どうぞ、井戸の水を一杯頂かしてくれませんか?」
「よろしい。お礼に豚や米や、酒を出しなさい」
「旅の事とて、何一つお礼の品を持っておりません」
「なに、何も持っていない? 図々しい奴だ。帰れ、帰れ。この水は、たとえ国王であっても、山のようにお礼の品物を持ってきて初めて少し分けてやるのだ。から手で来るとは何事だ」
「あなたには、困っている者を助けようと思う優しい心が無いのですか?」
「生意気を言うな。助けてやるから、帰って手土産を持ってこい」
「やい、貴様は、本当にくれないのか?」
「やいとはなんだ。貴様とはなんだ。やらないと言ったらやらないのだ。馬鹿者め!」
「馬鹿は貴様だ」
 悟空は鉄棒を振り上げた。如意真仙は井戸端に立てかけてあった如意槍をつかんで立ち向かってきた。どちらも如意棒と如意槍を伸ばしたり、縮めたりして戦っている内に、悟浄はさっさと井戸水をくみ上げて悟空に知らせた。
「兄貴、水は汲んだぞ。喧嘩は止めて逃げろ、逃げろ」
「ほいきた」
 逃げようとすると、真仙が如意槍を一丈も伸ばして悟空の足を払った。悟空は四つん這いになってつんのめると、体中の毛を逆立てて怒った。
「こいつめ、あしらっていれば、つけあがるな」
 相手の槍をつかんで、ぐいと手元に引いた。
 真仙の身体は槍と一緒にすっ飛んできて、悟空の足元にぶっ倒れた。その襟首をひっ捕まえて殴り倒すと、真仙は手足を伸ばしたまま力尽きて起き上がることが出来ない。
 悟空は槍を取り上げて二つにへし折った。それを重ねてまた四つに折り砕いて、地上へまき散らした。
「今すぐにでも、貴様の息の根を止めるところだが、大した罪を犯したわけではないから許してやろう。だが今後は、水を取りに来た者に土産物などせがんだら承知しないぞ。その時こそ、貴様の首は無いものと思え。悟浄、さあ帰ろう」
 二人は山を駆け下りて、お婆さんの家まで戻って来た。見ると、八戒が待ちきれずに、大きな腹を苦しそうにさすって、門口にうめいている。悟空は水を背中の後ろに隠してからかった。
「八戒、めでたくお産は済んだか?」
「兄貴、冗談はやめろ。苦しいんだ。早く水、水」
「井戸水はからからに枯れていて、水は一滴も無かった」
「こ、こ、この赤ん坊をどうする気だ」
「尻の穴からでも生んでしまえ」
「うわあ、兄貴の人殺しい。人殺しい」
 頭と腹を抱えてもがきまわる八戒の姿に、悟空も悟浄も笑いたいやら、気の毒やらで、隠していた水桶を差し出した。
「八戒、心配するな。水はこの通り汲んできたぞ。さあ、早く飲め」
 二人は茶碗に水をついで三蔵法師と八戒に飲ませると、空気が抜けたようにどちらの腹も小さくしぼんで、もとのすっきりとした姿に戻った。
「弟子たち、手数をかけてすまなかった」
 三蔵法師がようやく笑い顔を見せて礼を言うと、お婆さんが桶の中を覗き込んで頼んだ。
「残りの水を頂けませんか」
 悟空は桶を差し出した。
「水はもういらないから、欲しければあげるよ。部屋を借りたり騒がせたりしたお礼だよ」
「これは有難う。困った人にあげれば、どれほど喜ぶことだろう」
 お婆さんは、おけの水をかめに移すと、“御神水”と書いて神棚に飾った。
 一同は心も体も軽く、清々しくなって、またも西へ向かって出発した。
 幾日も旅を続けていくうちに、森ではホトトギスが飛び、ブッポウソウが声を響かせて、天地に爽やかな夏が巡って来た。
 前方に、頂上を雲の間に突っ込んだ一つの高山が見えてきた。
「よいしょ、よいしょ」
 と、悟空達は掛け声をそろえて一歩一歩登っていくと、西側の平地に紫の霧がたなびいて、しいんと静まったところがある。
 霧の中に、塔や広い屋根がいくつも重なり続いていて、お経の声が透き通るように涼しく聞こえ、鐘の音も微かに響いている。
 三蔵法師は思わず馬の上に立ち上がると、小手をかざしてその立派な寺院を眺めた。
「あれは一体どこだろうか?」
 悟空はじっと建物をにらんでいたが、やがて首を横に振ってこたえた。
「どうも怪しい。漂っている霧の中に、毒気が感じられる。景色も寺も、目指している雷音寺そっくりですが、道が違う。お師匠様、あそこへ着いても、決して中へ入ってはいけませんぞ」
「雷音寺の景色ならば、ようやく霊山に着いたのであろう。思えば、実に長い旅であった」
「いえ、いえ、霊山ではありません。わたくしはいくども参ったことがありますが、天竺への道はまだまだ遠く、ここはその途中で御座います」
 進むうちに、神々しい山門の前に着いた。門の上に雷音寺と書かれた額が掲げてある。
 三蔵法師は慌てて馬から飛び降りると、悟空を叱り飛ばした。
「何故、私をだますのだ。雷音寺とはっきり書かれてあるではないか」
「お師匠様、よくご覧なさい。その上に書かれた“小”の字を読まずに、私を叱っては困ります。あれには“小雷音寺”と書かれているのです」
「なるほど、だが、小雷音寺とあるからには、仏が祀られているのであろう。拝んでいきましょう」
 三蔵法師は、包みの中から袈裟と正式の坊さんの帽子を取り出していると、門の内側から声が響いた。
「唐の和尚よ、目的地に着いたのに、何をまごまごしておるか」
「ははっ」
 三蔵法師は飛び下がって地にひれ伏した。
 八戒も悟浄も慌てふためいて、がばりっと座り込んで頭を下げたが、悟空だけは知らん顔して、馬の鼻面をなでたり、荷物を結び直したりしている。
 やがて第二の門をくぐっていくと、大本堂があって、中には五百羅漢、三千羯諦(ぎゃてい)、四大金剛、八大菩薩などがずらりっと居並んで、正面の台の上には如来様が厳かにお座りになっている。
 三蔵法師と八戒、悟浄はまたも丁寧に拝んだが、悟空はそっぽを向いている。
「悟空、何故、拝まぬか?」
 本堂の中で太い声が響いた。
「ふん、貴様らに化かされる悟空様と思うのか」
 悟空は如意棒を力いっぱいどすんと地上に突き鳴らすと、いきなり頭の上から大釣り鐘が砂ぼこりを巻き上げて、降り落ちて来た。
 あっと言う間も無い。悟空は頭からすっぽりと鐘の中に閉じ込められてしまった。
 三蔵法師達は、肝をつぶして釣り鐘へ走り寄ると、力を合わせて跳ねのけようとしたが、鐘は大地に根が生えたように、びくとも動かない。
 その時、本堂の如来様が、眉毛の黄色い背の低い、ちんちくりんの化け物の大王に変わった。続いて五百羅漢も、四大金剛たちも、その手下の化け物に変わって、本堂から入り乱れて飛び出してきた。
 瞬く間に三蔵法師と、八戒、悟浄に踊りかかると、縄でぐるぐる巻きに縛り上げて、奥の部屋へ担ぎ込んでしまった。
「鐘の中の奴は、三日も経てば腐って死んでしまうわい。わっはっは」
 大王は笑い声を大きく本堂に響かせて、奥へ引っ込んで行った。
 悟空は鐘の中で、釣り鐘を突き破ろうと考えた。如意棒を振り回して、がむしゃらに叩き続けたが、鐘はへこみもしなければ、傷もつかない。
「差し上げて投げ飛ばしてやろう」
 身体を千丈ほど大きく伸ばすと、釣り鐘も千丈ほど大きく広がって、投げ飛ばすことが出来ない。今度は豆粒ほど小さく身を縮めると、釣り鐘も豆粒ほどに小さく縮まって、悟空はどうもがいても、釣り鐘の外へ逃げだすことが出来ない。
「こんなことを繰り返している内に、お師匠様は食い殺されてしまう」
 心配になるので、呪文を唱えて天の神から二十八人の星の大将を降ろしてもらった。
 大将たちは釣り鐘の周りに集まって、力を合わせて押し倒そうとしたが、鐘は動かない。
「どこかに小さな穴でもないか?」
 と、大将たちは鐘をなでたりさすったりして調べている内に、針の先でつついたような小さな穴が、一つぽつんと竜頭(釣り鐘の上についている、竜の頭の形をした部分)と鐘の継ぎ目にあった。
「この穴から、私の角を中へ差し込んで、中の様子を探ってみよう」
 星の大将の一人が、コンペイトウのように突き出た自分の角を針のように細くして、穴から釣り鐘の中へ差し込んだ。
 悟空は喜んだ。
(これは有難い)
 と、如意棒を小さな錐に変えた。
 外から伸びてきた細い角の先に錐で穴をあけて、その中へ身体を小さくして座り込んだ。
 そして、威勢よく外の大将へ声をかけた。
「大将、角を引き抜け」
 星の大将は角を引き抜いた。
 同時に悟空も角と一緒に釣り鐘の外へ出てきて、元の大きさになった。元気百倍である。急に目の前の釣り鐘が憎らしく思われた。
「えいっ、この釣り鐘め!」
 如意棒を打ちおろすと、釣り鐘はグワーン、と山が爆発するような大音響をあげて、粉々に砕け散った。
 その凄まじい物音に、眉毛の黄色いちんちくりんの魔王は、手下を連れて本堂の奥から飛び出してきた。
 悟空も星の大将たちも、ちんちくりんの魔王と手下を取り囲んで、四方から攻めかかった。
 ちんちくりんは右手で棒を振り回しながら、左手で腰に下げた白い木綿の袋を引き出した。
「それっ、どうだ」
 袋を悟空達目がけて投げつけた。
 すると、悟空も大将たちも、水が流れ込むようにどっと袋の中に吸い込まれた。大勢がいちどきに吸い込まれたので、頭や体を勢いよくぶつけ合って、揃って気が遠くなってしまった。
 悟空達が袋の中で死んだようにぶっ倒れていると、ちんちくりんは一人ずつつまみ出して、全部を縛り上げてしまった。裏庭へ放り出して、手下どもと勝ち戦の祝いの宴を開き始めた。そのままにぎやかに夜になって、宴会はますます盛んになっていったが、悟空は夜露の冷たさに、ふっと気が付いた。
 辺りを見回すと、星の大将達が、どれも手足を堅く縛られたまま、自分と同じように草の上に放り出されている。
 悟空は自分の失敗が情けなくなった。
 仰ぐと空には月が明るく照り輝いていて、二つ三つの雲が穏やかに浮かんでいる。その静けさに増々泣きたくなった。
(お師匠様は、一体どうしたろう。とにかく、あいつはすごい魔法の袋を持っている。取り上げなければ勝ち目がない)
 悟空はこう考えながら、身体を小さくして縄から抜け出した。
 気が付くと、お師匠様の泣き声がどこからか聞こえてくる。声を頼りにそっと進むと、台所の天井からお師匠様と八戒、悟浄が宙づりにされている。
「おう、悟空か。本当によく来てくれた。怪我は無いか。さあ、私達を早く助け降ろしてくれ。これからは、お前の言う事は必ず守るから、勘弁しておくれ。お願いする」
 悟空は三蔵法師達を抱きおろして、縄を解いた。続いて二十八人の星の大将達を揺り起こして自由の身体にさせた。
「さあ、みんな静かに裏門を乗り越えて逃げるんだ。私は奪い取られたお師匠様の荷物を取り返して、一足あとから追いかける」
 荷物の中には大切な関所の手形や、金襴の袈裟や、純金の鉢などが入れられている。むざむざと、ちんちくりんの化け物などの手に渡してたまるものではない。
 大将たちは三蔵法師を守りながら、門を乗り越え、塀から飛び降りたりして、月光に青く染まった街道目指して逃げ出した。
 たった一人残った悟空は、一匹のコウモリに身を変えて、部屋から部屋へ飛びまわって荷物を捜した。
 すると、祝いの席から酔いが回って引き上げてきたちんちくりんの部屋の机の上に、捜していた荷物が置かれている。
 悟空はコウモリから元の姿に変わると、荷物を担いで逃げ出した。
 ちんちくりんが見つけた。
 飛び上がって追いかけて来た。
 悟空は逃げながら、空中でわざとからかった。
「やい、黄色い眉毛のちんちくりん。貴様は卑怯にも、袋を使わなければこのオレ様に勝つことは出来ないだろう」
「えい、黙れ! 貴様のようなみそっかすの五人や十人、この棒で叩き伏せてくれるわい。大きなことを言うのは今の内だぞ」
「それはこっちの言う事だ。さあ来い」
「うむ、実力を見せてやるか、驚くな」
 ちんちくりんの化け物も、悟空も、ビュンビュンと鉄棒を唸らせて戦った。
 だが勝負はなかなか決まらない。
 その内に夜が明けかかって東の空が明るくなってきた。目の下に瓜畑が遠くまで広がっていて、その向こうの板の中に三蔵法師や星の大将たちが、悟空が追い付くのを待って一休みしている有様が見える。
 悟空は空中からいきなり地に飛び降りて姿を消した。ちんちくりんも追いかけてきて地上に降り立ったが、悟空の姿が見えない。
「うむ、どこへ逃がしたか、残念だ。とにかく疲れた。喉が渇いた」
 辺りを見回すと、瓜畑である。足元にすっかり熟れて美味しそうな瓜が一つ落ちている。
 ちんちくりんは拾い上げてかじろうとすると、瓜が飛び込むように喉にぶつかって、腹の中へ転がり落ちた。同時に腹の中で、悟空の勝ち誇った声が響いた。
「さあ、どうだ。参ったか。瓜に化けたとは気が付くまい。腹の中で貴様の胃袋と腸をひっくり返してやる、泣いて騒げ」
 ちんちくりんは、鉄棒を放り出して驚いた。
「待ってくれ」
「待つものか。それ、どうだ」
 悟空は腹の中で、胃袋を引っ掻くやら、腸をねじるやら、飛んだり跳ねたりして暴れ回った。
 ちんちくりんは泣き叫んだ。
「死ぬ、死ぬ。助けてくれ」
「死んでしまえ。助けるもんか」
「うわあ、うわあ」
 魔王は腹の痛さに目がくらんで、瓜畑の中を転げ回った。三蔵法師達が潜んでいる板の中まで、のたうち回って転がっていった。
「許してくれえ。降参だ、降参だ」
「許すもんか。いま腸を胃袋の中へたぐり寄せているんだ」
「苦しいよう、苦しいよう」
 三蔵法師が、気の毒そうに魔王へ近寄っていった。
「腹の中にいるのは悟空か」
「その声はお師匠様」
「命だけは助けてやりなさい」
「助けるもんか」
「頭の輪を締め付けますぞ」
「うわあ、それだけはやめて下さい。では腹から出ますから、こいつの腰に下がっている真っ白い袋を取り上げて下さい」
 八戒が魔王のほっぺたを一つぶん殴って、腰から袋を取り上げた。そして魔王の口を大きく両手で引き開けて、腹の中へ呼びかけた。
「おーい、腹ん中にいる兄貴よ、袋は取り上げたから安心しろ。もう一度、思う存分踊りまわってから出てきたらどうだ」
「ああ、分かったよ。それではと……。ステテケ、ステテケ、どっこいなあ。もう一つおまけに、どっこい、どっこい、どっこいなあ」
 悟空は思う存分腹の中で暴れ回って、八戒が引き開けているちんちくりんの口から飛び出した。
 ちんちくりんは、息もつけないほどの腹の痛さにひっくり返って、とうとう気を失ってしまった。
 悟空は八戒から魔法の袋を受け取ると、袋の中をちんちくりんに向けた。
 すると、ちんちくりんは小指程に小さくなって、袋の隅へ吸い込まれてしまった。
「お師匠様、手下どもはこれからも悪さを続ける事でしょうから、ちょっと行って、あの化け物寺を燃やしてきます」
 悟空は雲に乗って小雷音寺へ飛んで行った。大勢の手下どもを袋に入れ、寺と一緒に焼き払って戻って来た。
 星の大将達も、それぞれ戦いの塵を払って天上へ帰っていった。そして雲の上から手を振りながら、三蔵法師達を励ました。
「天竺は、もう間近です。元気を出して、気を付けて。では、さようなら、さようなら」




~つづく~


 ちなみに前半に登場した如意真仙は、実は牛魔王の弟で、後半に登場した“ちんちくりんの魔王”は、本名は『黄眉大王(こうびだいおう)』と言うそうで、正体は弥勒菩薩の従者の黄眉童子なんだそうです。


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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ディケイド「ディケイドだ。今日は『BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ08 仮面ライダービルド ラビットタンクスパークリングフォーム』を紹介するぞ!」


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ディケイド「ラビットタンクスパークリングは、ラビットタンクスパークリング缶で変身する、ビルドの強化フォームだ。発泡増強剤・ベストマッチリキッドによって、通常のベストマッチを越える力を持っているぞ」


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ディケイド「バストアップ。外見は、ラビットタンクに炭酸飲料のイメージを足したデザインだ」


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ディケイド「背中側。装甲はしゅわしゅわするイメージでトゲが付いているが、素体は通常のフォームとあまり変わらないぞ」


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ディケイド「ドリルクラッシャーなども持たせられる。劇中での、武器を使用した戦闘シーンも再現可能だ」


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ディケイド「劇中では、変身アイテムがラビットとタンクの成分を同時に内包しているから不可能だが、トイオリジナルのギミックとして、このフォームもハーフボディに分割出来るぞ」


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ディケイド「だから、画像のようにラビット側だけスパークリングフォームにしたり……」


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ディケイド「逆にタンク側だけスパークリングにする、といった事も可能だ」


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ディケイド「もちろん、他のハーフボディとの組み合わせだ。これはハリネズミタンクのスパークリング版。元々ハリネズミハーフボディがトゲトゲしてるから、親和性も高いな」


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ディケイド「今度はラビット掃除機のスパークリング版だ。どのハーフボディも、干渉することなく組み合わせられるぞ」


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ディケイド「通常のタンクボディやラビットボディのように、カラーリングを合わせたトライアルフォームも出来るぞ」


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ディケイド「『BCR』版ビルド ラビットタンクスパークリングの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、インジェクターを紹介するぞ!」


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サンクラ「インジェクターは、デストロンの航空指揮官だ。ミノカサゴとスズメバチのフューザーだぞ。有毒生物の組み合わせから分かるように、背びれと尻尾の毒針を武器としてるぞ」


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サンクラ「腹びれの部分を押すと、スプリングで頭部が前方に傾いて、背びれが展開するギミックがある」


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サンクラ「展開した後頭部の裏には、エナージョンチップ(シークレットエンブレム)が貼り付けてある」


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サンクラ「そんじゃ、インジェクター、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。アメリカのCMじゃ、シルバーボルトの対決キャラクターとして紹介された。初期には『アクアスティング』って名前でアナウンスされてたぞ」


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サンクラ「バストアップ。こいつのこの面構えを愛せるか、仲間のデストロンでも怪しいが、組織でもナンバーワンの自惚れ屋であるこいつ自身に言わせると、自分の顔はエネルゴン生成以来の最高傑作なんだそうだ。一方で、聡明にしてカリスマ性に溢れてるって一面も持ってるぞ」


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サンクラ「背中側。特徴的な頭部に対して、ボディ部分はあっさりした造りになってるぞ」


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サンクラ「武器はハチの腹が変形したランチャーだ。針はスプリングで発射可能だぞ」


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サンクラ「インジェクターの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。

 今日は休みだったので、ちょこちょこと出かけました。


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 BOOKOFFでは『マシーンズ』チータスのスプリーム版を見かけましたが、これがやっぱりデカいのなんの(TFのクラス解説の記事参照)。

 まぁ、昔だらけで海外版のメガサイズ版(のちに『リターンズ』期に日本でも販売された奴)持ってたのでスルーしましたが。(^ ^;)


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 その代わり……という訳でもないですが、『はめふら』のDNA版アンソロを買ってきました。

 この間ゲットした『百合姫コミックス』版と違い、オールキャラ本な感じです。作者の方も、百合姫版に書かれてる方は独りもいませんでした。


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 夕食は、久々にほか弁にしました。

 今日は期間限定の『~焦がしにんにく~黒カレー特から揚げ弁当』です。


 次回は同じく、今月からの期間限定メニュー『野菜とチキンのスパイスカレー』にしようと思っています。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今日は北欧民話、『ガラスの山のお姫様』です。

 では、さっそくスタート!


ガラスの山のお姫様



 昔、牧場を持っている一人の男がいた。牧場は高い丘の上にあって、そこには干し草をためておく小屋があった。
 ところで、その小屋にはこの一、二年というもの、干し草がちっともたまっていなかった。その辺りに、ためるような青草がまるっきり無くなっているからだった。
 どうして青草が無いのか? それがこの話の始まりだ。
 ヨハネの祭りと言うのは、一年中で夜が最も短い、六月の『夏至』と言う日の前の晩にあたる。毎年、草が青々と茂るのは、ちょうどその頃である。が、その祭りの晩になると、あくる朝までには、青草がすっかり根元まで無くなってしまっていた。その無くなり方と言ったら、何千、何万もの羊の群れが、まるで一晩のうちに草を食べつくしたかのような有様だった。
 一度、そのようなことがあってから、次の年にもまた、同じ事が起こった。
 そんなわけで、牧場を持っている男は、干し草の取入れも出来ないので、うんざりしていた。
 さて、その男には、三人の息子があった。そこで男は三人の息子たちを呼んで、
「みんなの内、誰かヨハネの祭りの晩に、牧場のあの小屋まで行って泊ってくれ。この二年の間に起こったように、草の根元まで食べられてはたまらないからな。小屋へ行ったら、よく見張っていろ」
 と言った。
「私が行こう」
 と、一番上の息子が答えた。
 一番上の息子は、人だか、獣だか悪魔だかが、草を盗みに来ても、見張りは自分一人で十分だと、そう考えたわけだった。
 そこで、その日の夕方になると、一番上の息子は遠い牧場まで出かけて行き、小屋の中に入って横になって休んだ。
 ところが、少し夜が更けたかと思うと、酷く騒がしい音が聞こえてきた。大きな地震が起こって、小屋の屋根も壁もグラグラ、ガタガタと揺れ出したのである。
 一番上の息子は、驚いて飛び上がるなり、一生懸命になって逃げだした。そして、家へ帰りつくまで、一度も後ろを振り返って見なかった。
 草の方は、一番上の息子がいなくなった間に、今までと同じように、すっかり食べられ尽くし、一本もなくなってしまっていた。
 次の年になった。ヨハネの祭りの晩になると、牧場を持っている男はまた、
「こんなに毎年、牧場の草を取られては駄目じゃないか。今度はよく気を付けて番をしてくれ」
 と、そう言った。
 すると二番目の息子が、
「運試しに私が行こう」
 と答えた。
 二番目の息子は、牧場の小屋へ出かけていくと、一番上の兄と同じように、小屋の中に入り、横になって休んだ。
 ところが夜更けになると、やはり大きな地震が起こった。この前の年の晩よりも、もっと酷いくらいだった。
 で、二番目の息子は、その物音を聞くなり、すっかり怖気づいて、飛ぶように走り続けて家へ帰って来た。
 そんなわけで、一番目の息子も、二番目の息子も、草の番がうまく出来なかった。
 そのあくる年になった。一番末の弟の番が来た。弟の名は、アシェラッドといった。
 アシェラッドが小屋へ出かけようとすると、二人の兄は笑い出し、
「干し草の番には、お前が丁度おあつらえ向きだな。いつも何にもしないで灰の中に座り込み、自分の身体を火で焦がしてばかりいるんだからな」
 と、からかうように言った。
 ところでアシェラッドと言うのは、兄たちと比べるまでもなく、薄黒くすすけていて、見るからに汚らしい息子だった。
 その事を、アシェラッドは自分で知っているのかいないのか、兄たちに何を言われても、少しも気にかけなかった。
 夜になると、アシェラッドはさっそく、小屋がある丘を目指してどんどん歩いて行った。そして、兄たちと同じように小屋の中に入って横になった。
 一時間も経ったとき、小屋がいきなりグラグラ、ガタガタ、ギイギイと唸り出した。地震だ。その物音と言ったら、ほんとに聞くも恐ろしいばかりだった。
 しかしアシェラッドは、
「これより酷くならなければ、我慢をするのは何でもないぞ」
 と独り言を言った。
 そう言った途端、地震はいくらか静かになった。が、しばらくするとまた、グラグラ、ガタガタ、ギイギイと、小屋は音を立てて揺れ、そこらにあった藁がアシェラッドの頭をかすめて飛び回った程だった。
「これより酷くならなければ、我慢をしてみせるぞ」
 アシェラッドはまた言った。
 そう言った途端、地震はまた、いくらか静かになりかけた。が、続いて三度目の地震がやって来た。
 今度の葉とても大きかった。あまりにひどいので、壁や屋根が、頭の上に落ちてくるのではないかと、アシェラッドはそう思ったくらいであった。
 ところがいつの間にかそれがやんで、辺りが急に、しいんと静まり返った。それでもアシェラッドは、きっとまた地震が起こるだろうと、じっと待ち構えていた。けれど地震はもう起こらず、辺りはひっそりと深く、ただ静まり返っているばかりだった。
 アシェラッドは横になった。しばらくすると、小屋のすぐ外で、馬が草を食べているような物音が聞こえた。アシェラッドは、そっと戸口まで歩いて行って、隙間から外を覗いてみた。
 やはり馬だった。それも、アシェラッドが今までに見たことも無いような、とても大きくて太った馬が一頭、盛んに草を食べていた。
 馬がいる横の草の上には、鞍と手綱が置いてあり、騎士が着る鎧が一揃い、ちゃんと並べられてある。鞍も鎧も、鎧の下に着る鎖帷子も、ぴかぴか光る真鍮で出来ていて、その辺りがキラキラと輝いて見える位だった。
「ほほう!」
 アシェラッドは馬に向かって、
「お前だったのかい、ウチの草を食べてしまうやつは! さっそくお前に草が食べられないように邪魔をしてやるから、見ているがよい」
 そう言うと、火打ち金を取り出して、馬の身体越しに向こう側へ投げつけた。火打ちカネは馬の身体に触りもしなかったが、馬はじっとして、すっかり大人しくなった。
 これで馬はアシェラッドの言う通りになったので、アシェラッドはその背中にまたがり、誰も人が行かない所へ連れて行って、繋いでおいた。
 アシェラッドが家へ帰ってくると、兄たちは相変わらず嘲笑って、
「小屋ではどんな具合だったかね?」
 と尋ね、
「牧場の丘までは行くだけの勇気はあっても、小屋の中ではとても寝られなかったろう」
 そう言った。
 それに応えてアシェラッドは、
「太陽が出るまで、小屋の中で寝ていたけれど、何も見なかったし、何も聞こえはしなかったよ」
 と、とぼけた事を言い、
「兄さんたちがあの小屋を怖がるわけが、私にはどうしても分からないね。一体、あの小屋に何があると言うんです?」
 そんな風に言った。
「こら! 出鱈目を言ったって、お前がどんなふうに見張りをしたか、すぐに分かる事だぞ!」
 兄たちは言った。
 そこで、兄たち二人が牧場へ出かけてみた。
 なんと、草は青々と深く茂っていた。草が無くなってはいないのである。
 おかげで牧場を持った男は、この年は久しぶりに干し草の取入れをすることが出来た。
 また、あくる年になった。ヨハネの祭りの晩になると、兄弟たちはまた、草の番が回って来た。
 けれど、兄たちはもう、草の番に行く気が無かった。で、アシェラッドが行くことになった。
 アシェラッドが小屋へ行くと、去年とそっくり同じように、グラグラ、ガタガタ、ギイギイ、地震が三度まで続いた。少し違っていたのは、この前よりも地震がずっと大きかったことぐらいで、後はまた、静かになった。
 すると、小屋の外で、馬が草を食べているような物音がした。アシェラッドが覗いてみると、やっぱり馬だった。少し違っていたのは、この前よりも、馬がもっと太った立派な馬だった事と、その背中に銀の鞍を付け、首には手綱を付けている事だった。馬の横の草の上には、やっぱり騎士が着る鎧が一揃い置いてある。今度の鎧は誰もがひと目見たいと思うような、銀で出来た立派なものであった。
 それを見てアシェラッドは、
「ほほう! お前だな、ウチの草を食べてしまうやつは! すぐに、お前に草を食べられないようにしてやるから、見ているがよい」
 そう言うと、火打ち金を取り出して、今度は馬のたてがみ越しに、向こう側へ投げつけた。火打ち金は馬のたてがみに触りもしなかったが、馬はじっとし、羊のように大人しくなった。
 そこでアシェラッドはまた、馬の背中にまたがり、人が行かない所に馬をつないで、それから家へ帰った。
「多分、お前の話では、丘の上の草は今年も立派に残っていると言うんだろう」
 家へ帰って来たアシェラッドを見て、兄たちは言った。
「ああ、そうだよ」
 兄たちはさっそく、牧場へ行ってみた。
 草は去年と同じように、青々と深く茂っていた。
 そんなことがあっても、兄たちは別段、アシェラッドを褒めもしなかった。
 さて、さらに次の年のヨハネの祭りがやって来た。しかし、兄たちはやっぱり草の番に行こうとしない。よっぽど地震の恐ろしさに懲りたのだろう。
 そこでまた、アシェラッドが小屋へ行くことになった。もうこれで三度目である。
 アシェラッドが小屋へ出かけると、何から何まで、またこれまでと同じような事が起こった。ただ、今度の地震はとても大きくて、アシェラッドはまるで、ダンスでもしているかのように、こちらの壁からあちらの壁へと、身体を叩きつけられた。
 その後は、辺りがしいんと静まり返ったことも、小屋の外で馬が草を食べている物音がしたことも、前とそっくり同じだった。
 アシェラッドが覗いてみると、今度の馬は、前の二頭の馬よりもいっそう大きくて、ずっと太っていた。おまけに馬の背中に置いてある鞍も、草の上にある鎧も、ぴかぴか、きらきら、金ずくめだった。
「ほほう! お前だね、ウチの草を食べてしまうやつは! すぐに、お前に草を食べられないようにしてやるから、見ていろ」
 そこでアシェラッドは、火打ち金を取り出して、この時は馬の頭越しに、向こう側へ投げつけた。火打ち金は馬の頭に触りもしなかったが、馬は土に貼り付けられでもしたかのように動かなくなった。アシェラッドは大人しくなった馬にまたがり、人が行かない所に馬をつないで家へ帰った。
 兄たちは、アシェラッドを見ると、また、
「お前はいつも、夢でも見ながらふらふらと歩いているように見える。だから今度も、さぞ草の番がよく出来たろう」
 そう言ってからかった。
 アシェラッドは何を言われても、相変わらず相手にならなかった。ただ、
「見れば分かるよ」
 と答えただけだった。
 兄たちが牧場へ出かけて見ると、草は立派に、青々と深く茂っていた。


 話変わって、アシェラッドが住んでいる国の王様には、一人のお姫様がいた。お姫様はたいへん美しかったので、一目見たものは、誰だってお姫様が好きになった。
 王様は、このお姫様の事で、少しばかり珍しい考えを持っていた。それと言うのは、王様の城の近くに、ガラスでできた高い山がある。そのガラスの山と言ったら、まるで氷のようにつるつるだった。が、王様は、この山に馬で登ることが出来た者へしか、お姫様をお嫁にやらない、と言うのであった。
 それには、お姫様がまず、膝の上に三つの金のリンゴを持って、山の頂に座っている。そこまで馬で登り切った者は、その三つの金のリンゴを受け取って帰ってくる。これが出来た者に王様の国の半分と、お姫様が与えられる、という決まりになっていた。
 王様は、その事を役人に書かせて、国中の教会の戸口に貼りつけさせた。また、よその国々へも、それを知らせた。
 これを見たり聞いたりした人々は、
「へえ、ガラスの山に、馬で登ることが出来たら、国の半分とお姫様がもらえるんだって。なんと素晴らしい話だろう」
 と噂をし合い、たちまち大評判になった。
 いよいよ、王様が決めた試験の日が来た。方々の国の王子たちや騎士たちが、ぞろぞろとガラスの山の下に集まった。誰もが立派な馬に乗り、綺麗な身なりをしていた。
 王子や騎士たちの他に、たくさんの見物人たちが来た。国中の者が、身体の動く者なら、全部と言ってよいほど山へと出かけた。競争に勝ち、お姫様の婿さんになることが出来る人を、是非ひと目見たいと思ったからだ。
 アシェラッドの二人の兄も、みんなと同じように、ガラスの山の下へ見物に行くことにした。でも、アシェラッドには、
「お前は来てはいけない」
 と言った。
 兄たちは、薄黒くすすけた汚らしいアシェラッドと一緒にいるところを皆に見られたら、馬鹿にされるから嫌だと、そう言うのだった。
「いいとも。僕は独りで行けるし、何だって一人で出来るんだからな」
 アシェラッドは言った。
 さて、二人の兄がガラスの山の下に着いてみると、王子や騎士たちが一生懸命になって山へ馬を上らせている最中だった。けれど、馬が山に一足でも上りかけたかと思うと、つるりと滑り落ちて、まるっきり駄目であった。ほんの一メートルか二メートルさえも、登れる者が無い。
 それも無理のない事であった。山は板ガラスのように滑らかなうえに、壁のように急で、険しかったからだ。
 それでも競争者たちは、お姫様と国の半分とが貰いたくて、馬に乗っては滑り、滑ってはまた馬に乗って、いつまでも同じことを繰り返していた。しまいには、どの馬もほとんど足を持ち上げることが出来ないほど、へとへとに疲れてしまった。馬は汗にまみれて荒い息をつき、その身体からは汗と泡をぽたぽたと滴らせた。
「みんな駄目だ」
 王様は、今日の試験はもうやめにして、明日またやり直しのふれを出そうかと考えた。
 すると、ちょうどその時、だしぬけに一人の見慣れない騎士が現れた。この騎士は、今までに誰も見たことが無いような元気な馬にまたがって、ぴかぴか光る真鍮でこしらえた鎧の下に着る鎖帷子を身に着けていた。馬のくつわも鞍も真鍮で出来ており、日の光が当たると、キラキラときらめく。
 これを見た人たちは、
「いくらどんな立派な馬に乗っても、どのような勇ましい身なりをしても、馬で山へ登ることは出来ない事だからやめた方が良い」
 と言って、騎士に呼び掛けた。
 けれど騎士は返事をしようともせず、山へと馬を進めた。
 見ていると、その騎士は易々と山の三分の一ぐらいの高さまで登っていった。
 お姫様はそれを見て、
(まあ、今までに見たことも無い位、綺麗な騎士だわ。あの人だけが、この山の上まで登れるかもしれない)
 そう思って、胸をワクワクさせた。
 ところが騎士は、山の三分の一ぐらいの辺りで馬を止めたきり、上まで登って来ようとはしない。そこからくるりと背を向けて、下へ降りていこうとした。
 そこで、お姫様は金のリンゴを一つ、騎士の後ろから投げ下ろした。リンゴは転げて行って、騎士の馬のひづめの下に隠れた。しかし、騎士は山を下りるなり、急いで馬を走らせて、どこかへ行ってしまった。で、一体なにごとが起こったのか、詳しい事は誰にもわからなかった。
 その晩、王子たちや騎士たちはみんな、王様の前に呼び出され、
「山に登った者で、誰か姫が投げた金のリンゴを持っている者はいないか? 持っている者がいたら、出して見せよ」
 王様は、みんなに向かって言った。
 けれど、王子や騎士たちの誰一人、金のリンゴを持った者は居なかった。
 一方、夕方になって、アシェラッドの兄たちはガラスの山から帰って来た。そして、二人は長々と今日の山での様子をアシェラッドに話して聞かせた。
「初めの内は、大勢集まった王子や騎士たちの中で、一足だって山に足をかけた者は居なかった。それが、一番おしまいに、真鍮の鎖帷子を着て、真鍮の鞍にまたがった騎士が出てきたんだ。その騎士こそ、実に馬乗りの名人だった! ガラスの山の三分の一まで登ったし、行きたければ山のてっぺんまで容易く登れるところだったんだ。が、引き返して降りてしまった。多分、まず初めはこれくらい登れば沢山だと、そうでも思ったんだろうよ」
 兄が言うと、
「ああ、そんな騎士なら、ほんとに僕も見たかったなあ」
 アシェラッドは火の側に腰を下ろし、いつもやるように、灰の中に両足を突っ込んだままそう言った。
「どうだ、見たいだろう。お前みたいな醜い奴が、そんな身分の高い人の側へでも行ったら、さぞ、良く似合うだろうがよ」
 兄がバカにしたみたいな言い方をした。
 あくる日、兄たちが今日もガラスの山へ出かけようとすると、アシェラッドが、
「僕も是非連れて行ってくれ」
 と頼んだ。
 けれど兄たちは、
「ダメだ」
 と言い、
「お前は余りにも醜くて汚らしいから、一緒に行くのは絶対お断りだよ」
 そのように言った。
「それではいいや、行くとしたら、一人で行くだけさ」
 アシェラッドは独り言を言った。
 兄たちがガラスの山へ着いた時、王子や騎士たちの山登りはもう始まっていた。みんなは馬のひづめを鋭く尖らせておいた。が、やっぱり駄目だった。全て昨日と同じことで、一メートルも山に登れたものはなかった。その内に、どの馬もすっかりくたびれて、足をあげる事さえできなくなった。仕方がなく、王子や騎士たちは山へ登ることを諦めるよりほかはなかった。
 その有様を見て、王様は、
(やっぱり駄目だ。明日を終わりにもう一日だけ試してみる事にして、今日はこれでおしまい、という事にしようか)
 と考えた。
 ところで王様は、昨日現れた真鍮の鎖帷子を着た騎士が、まだ姿を見せていないので、
(もしかしたら、今日もあの騎士が来るかもしれないから、もうしばらく待ってみようか)
 と、そう思った。
 王様が迷っている、ちょうどその時だった。突然に、一人の見慣れない騎士が現れた。昨日の真鍮の鎖帷子を着た騎士が乗っていたよりも、ずっと立派な、もっと元気のよい馬にまたがっていた。この騎士の身なりは、銀の鎖帷子を着て、馬に置いた鞍もくつわも、銀づくめであった。日の光に照らされて、人も馬もキラキラと銀に輝いている。
 これを見た見物人たちは、この前の時のように、
「いくらどんな立派な馬に乗っても、どのような勇ましい身なりをしても、馬でガラスの山へ登ろうというのは出来ない事なんだ。だからやめた方がいい」
 と、騎士に聞こえるような声で言った。
 けれど騎士は、返事をしようともせず、山へと馬を進めた。
 見ているとその騎士は、わけもなく山の三分の二ぐらいの高さまで登った。
 お姫様はそれを見て、
(まあ、素敵! 昨日、登ってきた騎士よりも、もっと素晴らしいわ。あの人だけが、この山の上まで登れるかもしれない)
 そう思い、胸をドキドキさせた。
 ところが騎士は、山の三分の二ぐらいの辺りで馬を止めたきり、上までは登って来ない。そこからくるりと背を向けて、下へ降りて行きかけた。
 そこで、お姫様は慌てて二つ目の金のリンゴを騎士の後ろから投げ降ろした。リンゴは転げて行って、騎士の馬のひづめの下に隠れた。岸は山を下りると、急いで馬を走らせて、どこかへ行ってしまった。
 その晩、王子や騎士たちはまた、王様の前に呼び出された。
「姫が投げたリンゴを持っている者は居ないか? 持っている者がいたら、出して見せよ」
 王様は言った。
 けれど、誰もリンゴを持ったものは居なかった。
 一方、昨日と同じように、アシェラッドの兄たちは家へ帰って、山での様子をアシェラッドに話して聞かせた。
「今日、一番後から出てきた騎士は、まったく素晴らしかったよ。その騎士は、銀の鎖帷子を着て、銀の鞍を置いた馬にまたがっていた。あの騎士こそ馬乗りの名人だった! 山の三分の二まで登ったんだが、そこでまた降りてしまったのさ。お姫様も感心したんだろう、金のリンゴを投げておやりになったよ」
 兄が言うと、
「ああ、そんな素晴らしい騎士なら、ほんとに僕も見たかったなあ」
 アシェラッドは言った。
「バカな事を言ってはいけない。お前はたぶん、自分がいつもかき回したり、ふるい分けたりしている灰がその騎士の銀の鎖帷子と同じくらい、ピカピカしてるとでも思っているんだろう。お前みたいに、煤汚れた汚らしいのと、あの騎士とでは雪と墨ほどまるっきり違うよ」
 兄たちは、アシェラッドを嘲った。
 三日目も、兄たちだけは見物に出かけた。が、アシェラッドはまた、連れて行ってもらえなかった。
「いいさ、行きたけりゃ、一人で行くさ」
 アシェラッドは独り言を言った。
 兄たちが山のふもとへ来た時、王子や騎士たちの山登りは、もう始まっていた。けれど、相変わらず、一メートルと山に登れる人はいなかった。
 見物人の何人かは、
「真鍮の鎖帷子を着た騎士が来ると面白いんだがな」
 と言った。
「いや、銀の鎖帷子を着た騎士が来る方が、ずっと面白いよ」
「そうだ、そうだ」
 そういう人の方が多かった。
 みんなは銀の鎖帷子を着た騎士が来るかと待った。でも、その馬の足音も聞こえなかったし、姿も見えなかった。
 見物人だけではなく、王様も待っていた。王様が待ちくたびれたころ、
「おや、おや!」
 さすがの王様も目をみはった。
 騎士が現れたのだ。それも、昨日の銀の鎖帷子を着た騎士が乗っていたよりも、もっと立派なこのうえなく元気な馬にまたがり、金の鎖帷子を身に着け、金の鞍を置いていた。
 金の鎖帷子も、金の鞍も、日の光に輝いて、キラキラ、ぴかぴか、その眩しいこと! この騎士と馬のきらびやかさは、一キロ向こうからだって、まぎれもなく見える位だった。
 新しく来た騎士の様子があまりにも立派なので、他の王子や騎士たちは、呆気にとられてしまった。
 見物人たちも、その騎士が全く立派なものだから、何も言う事は無く、ただ、ぽかんとして見ているばかりだった。騎士は真っ直ぐに山へと向かった。そして、あっと言う間に楽々と山の頂まで登り切った。で、お姫様がやきもきと気をもんでいる暇さえない程だった。
 騎士は山の頂に着くのが早いか、お姫様の膝の上から、一つ残った金のリンゴを取り上げた。と、すぐに馬の向きを変えて、山から下りた。降りてしまうと、騎士は急いで馬を走らせて、どこかへ行ってしまった。
 王様も家来も見物人たちも、慌てて一生懸命になってその騎士の行方を捜した。が、騎士はどこへ行ったものか、少しも分からなかった。
 さて、アシェラッドの兄たちは、ガラスの山から帰ってくると、その日の出来事を、やはりアシェラッドに話して聞かせた。
 何よりも、金の鎖帷子を着て、金の鞍を置いた馬に乗った、素晴らしい騎士の話を長々と続けた。その挙句に、
「あの騎士こそ、本当に馬乗りの名人だった! あんな立派な騎士は、世界中を探したって二人というものではない。それにしても、不思議な騎士がいたもんだ。あの騎士は、山の頂まで登り、お姫様から金のリンゴを受け取って来たんだから、約束通りに国の半分とお姫様が貰えるわけだ。それなのに、山を下りたきり、一体どこへ行ってしまったんだろう? 全く天から降りて来たみたいに立派な騎士だったんだがなあ」
 兄は言った。
「ああ、僕も本当に、その人を見たいなあ!」
 思わずアシェラッドが言うと、
「へえ! お前はたぶん、自分がいつもかき回したり、ほじくったりしている火が、その騎士の金の帷子と同じくらいピカピカしているとでも思っているんだろう。ところが金の鎖帷子は、火が燃える炎よりも、もっとキラキラと輝いていたよ。お前みたいにすすけ汚れた汚らしい奴が、あのような気高い騎士を見たって仕方がないさ」
 兄たちは、アシェラッドを蔑んだ。
 ところで王様の城では、その晩からあくる朝にかけて、金の鎖帷子を着た騎士捜しを相変わらず続けていた。
 王様が何べん調べて見ても、王子や騎士たちの中に、金のリンゴを持った者は居ないのだった。
「おかしいな。誰かがきっと金のリンゴを持っているはずなのに。あの騎士が、確かに山へ登ったのを、誰もがその目で見ていたのだし、金のリンゴを持ったものが居ないはずはないんだが……」
 王様は言った。そこで王様は、とうとう国中の男は全部、城に来るようにという命令を出した。
 みんなは次々に城へやって来た。誰もリンゴを持った者は居なかった。
 かなり遅れて、アシェラッドの兄たちも城へ来た。これが一番おしまいだった。で、王様は、
「国中で、来ていない者はもう無いか?」
 と尋ねた。
「はあ、いるにはいるんですが……」
 兄は答えて、
「私達に、弟が一人あるのです。けれど、金のリンゴなんか決して持ってはいません。この三日の間、炉の灰の中から出たことも無いもんで」
 そう言うと、
「そんな事は構わないから、他の者と同じように城へ来るがよい」
 王様は言った。
 間もなくアシェラッドが、王様の城に呼び出された。そこで王様はアシェラッドに向かって、
「お前は金のリンゴを持っていないか?」
 と尋ねた。
「はい、持っております」
 アシェラッドは答えた。
 そして、これが一番初めのリンゴ、これが二番目、これが三番目のリンゴと、三つのリンゴをポケットから次々と出して見せた。
 それを見せ終わると、アシェラッドは煤けてボロボロの自分が着ていた物をはらりと脱ぎ捨てた。と、その下から、輝く金の鎧を身に着けた、目覚めるばかりの姿が現れた。ガラスの山へ馬で登ったあの騎士こそ、アシェラッドだったのだ。
 そこで王様は、
「お前に私の娘と、国を半分あげよう。お前は娘にも、国にも、この上なくふさわしい、立派な騎士だ」
 と言った。
 盛んな結婚式が行われて、アシェラッドがお姫様をお嫁さんにしたことは言うまでもない。




~おしまい~

 今日はアメブロの方も更新しました。

 先月ほどではないですが、割と短いスパンで投稿するのは我ながら珍しいですね。


 さて、こちらの記事は『スタジオシリーズ』のコンストラクティコン第2回と行きます。

 ではスタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『スタジオシリーズ』から、ランページを紹介するぞ!」


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サンクラ「ランページは、コンストラクティコンの一体だ。案山子のようなロボットモードが特徴だぞ。今回商品化されたのは、劇中でバンブルビーと対決した赤い個体で、他にも黄色い同型(“スキップジャック”って名前で商品化予定だ)もいるぞ」


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サンクラ「バストアップ。首は前方に突き出てる。昆虫みたいな触覚が生えてるな」


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サンクラ「肩の部分には、実際の建機に書かれてるの注意書きが細かくプリントされて再現されてるぞ」


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サンクラ「背中側。ビークルモードのバケットや運転席が背部に集中してる」


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サンクラ「腰の部分には銃らしき武器がついてる。これは左右の手に持たせることが可能だぞ」


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サンクラ「見た目はシンプルな姿だが、可動箇所は多くて、腰を捻ったり、腕も下半分を前に向けたりが出来るんだぜ」


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サンクラ「G1でコイツのポジションにあたるボーンクラッシャーと。ランページの名前は動物型デストロン・アニマトロンのメンバーからで、ボーンクラッシャーの名前も前作でコンストラクティコンとは無関係のディセプティコン(地雷除去車に変形)に使用されたぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはキャタピラー製D9Lブルドーザーだ。映画劇中には、こいつのビークルモードは未登場に終わったぞ」


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サンクラ「後ろから。ロボットモードの爪が露出しちまってるが、それ以外は概ね実機らしい造りになってる」


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サンクラ「ビークルモードでボーンクラッシャーと。どっちもブルドーザーだが、デザインのアプローチが全然違うのが分かるな」


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サンクラ「ランページの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。

 今日は休みだったので、近所を色々と回りました。


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 お昼はココイチへ。

 テーブルにも飛沫感染ボードが設置されていました。


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 今日はビーフカレーの1辛。

 普段はポークソースですが、ココイチのビーフカレーは十数年単位で食べていません(昔はココイチでは甘口ばかり食べてたので)。


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 感染対策か、福神漬けはテーブルに着いた時に持ってこられました。

 今日は(普段と比べると)結構な量、福神漬けも食べました。この後も数回、カレーに混ぜ込んだりして。


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 ご馳走様でした。

 この後はゆめタウンやTSUTAYA、BOOKOFFなど、いつものコースでした。


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 夕食はかつや。

 今日は今月の限定メニュー、『鶏ちゃん焼きチキンカツ丼』とコロッケです。


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 鶏と鶏カツ、キャベツと千切りキャベツの組み合わせです(笑)。


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 フレスポのトキハでは、『装動』の雷(アーマー)の2個目を改造材料用に買いました。

 頭部が必要だったので。


 また、


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 折角なので、片面分しか付属していないヴァルクサーベルのシールを使って、雷の奴を両面シール貼りにしてみました。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今日はアメブロの方も更新しました。『はめふら』原作の2巻を買ってきまして……。


 今朝は二週ぶりにニチアサを見られたんですが、まさかのバテテモーダ、「中盤だけの強敵キャラ」ポジションだったとは……(今までもリーヴァ&グーラとかいましたが)。

 アスミは登場早々ポンコツ気味でしたが、バテテモーダを「これ」呼ばわりして「すぐ浄化する(殺る)から名前など覚える必要はない」的な事を発言したり、ちょっと完璧超人のガンマンを思い出しましたね……。(- -:)

 こういう「敵幹部を一人の存在として扱わない」的な描写は、『プリキュア5』シリーズ以来のような気もします。


 ゼロワン、先週は見ていないのですが、或人、復讐心にはとらわれていても、不破達には指一本降れなかったり(脳内チップ無効化して多少苦痛を与えたりはしてましたが)、迅を間違って破壊してしまった時は心底動揺したりと、完全に理性は失ってない感じですね……。つか、ラスボス、アズなんと違う……?


 キラメイは冒頭のガルザ(inクランチュラ)とスモークジョーキーが普段見せないコミカルな演技が笑えました。最初はクランチュラが化けてるのかと思ったら、まさか本当に入れ替わってたとは……。


 しかしリセットボタン邪面といい、邪面師は「現代の仮面怪人」って感じがいいですよね。このまま、このコンセプトは続けて行って欲しい所です。


 さて、今日はまた、『ファイクエIII』ボスのリデザインなのですが、今日は前回までとはちょっと毛色が違います。


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ツリーナイト(Tree Knight)

HP:500

MP:200

経験値:370

ゴールド:750

備考:植物系の魔界騎士で、一つ目のキラー城を護る『キラー四天王』の一番手。ダークトレント達の親玉のような存在であり、樹木で出来たボディは頑強さと高い再生能力を誇る。一方で、見た目の通り弱点は火であるが、多少の火属性の攻撃なら、負傷箇所を自ら切り離しての再生も可能。


 んで、このツリーナイト、今までとどこが違うのかと言うと……。


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 岡野こと岡ちゃんのモデルであるクラスメイトの作で、自由帳に直接(ステージ共々)書き込んでくれたおかげで、実際に手元に『原画』が残ってるんですよ。

 とは言え、設定や名前などは聞いていなかったので、外見以外の設定は、私が見た目から考えたんですが……。


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『スタジオシリーズ』から、スクラップメタルを紹介するぞ!」


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サンクラ「スクラップメタルは、コンストラクティコン(日本名ビルドロン)の一体だ。『TFリベンジ』序盤で、メガトロンを復活させるため、パーツ取りのために仲間から解体されちまったぞ」


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サンクラ「バストアップ。映画だと、頭部以外はスクラッパーのCGモデルを流用してたから、ボディ部分についてはトイオリジナルのデザインって事になるぞ」


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サンクラ「背中側。上記の経緯から、パッケージでも『組織内では小型のため、他の仲間から軽んじられてる』って紹介されてる」


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サンクラ「左腕には盾がついてる。何気にスタジオシリーズのコンストラクティコンで手持ち武器を持ってるのはコイツだけだぞ」


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サンクラ「それから、体型は一見すると人型だが、脚部は逆間接気味になってるぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはVOLVO製のショベルカーだ。劇中にはパーツ取りでバラされた個体の他、デバステーターに合体した個体がビークルモードで登場したぞ」


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サンクラ「裏から。キャタピラはもちろん無可動だが、底面のローラーでコロ走行が出来るぞ」


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サンクラ「ショベル部分はこの通り、広い可動範囲を持ってるぞ」


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サンクラ「後ろから。『映画のデザインを再現』をうたい文句にしてるだけあって、どっちの形態でもパーツには不自然さが少なくなってる」


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サンクラ「スクラップメタルの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

 この際「(海外版じゃ)ハッピーミール版があるじゃん」なんてツッコミは却下で。


 そう言えば、『シージ』の『ファントムストライク』のセットが無事、国内でも予約開始しましたね。私は速攻で予約しました。

 タカトミ公式はもったいぶって昨日までシルエットで告知してたようですが、今月のフィギュア王に思いっきり「今冬国内発売予定」って書いてあったので、フィギュア王を読んでたら「そんなのは前もってわかることだが。」でしたが。


 とは言え、これで国内でもスピニスターを名実ともにダブルターゲットマスターに出来たり、LG版スカージに現行規格のフレイカスを持たせられるかと思うと有難いです。


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、メタルステラザウラーを紹介するぞ!」


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サンクラ「メタルステラザウラーは、テラザウラーがメタルス化した姿だ。アニメ版じゃ、第1話でメタルス化の途中でスコルポス共々溶岩に転落して敢え無い最期を遂げたが、トイやコミック版の世界では、御覧の通りメタルス化してるぞ」


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サンクラ「頭部アップ。赤いカラーリングだったリアルビースト版に比べて、紫主体のカラーになってる。嘴は開閉可能だぞ」


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サンクラ「翼の基部のカバーと、後部のエンジンを露出させて、ビークルモードになるぞ」


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サンクラ「後ろから。脚部もボディに折りたたまれてる」


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サンクラ「そんじゃ、テラザウラー、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。リアルビースト版のレギュラーサイズからデラックスにランクアップしてるが、テックスペックは速度と勇気がアップしているのに対して、知力、体力、技能、火力、地位は下がっちまってる」


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サンクラ「バストアップ。頭部はヒーローっぽいデザインだった以前に比べて、団子っ鼻の荒々しいイメージに変化してるぞ」


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サンクラ「背中側。メッキ部分が集中してるぞ」


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サンクラ「腕のブレークカッターは取り外して手に持たせることが可能だ」


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サンクラ「メタルステラザウラーの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

 サイトを更新しました。今日は『文庫本コーナー』です。


 それから、アメブロの方も記事を書いています。普段はあまり書くことの無い、昼食単独記事だったり。


 こちらは『ホビー雑誌コーナー』記事です。

 では、スタート!


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ディケイド「ディケイドだ。今日は『S.H.Figuarts 仮面ライダーパラドクス パーフェクトノックアウトゲーマーレベル99』を紹介するぞ」


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ディケイド「パラドクスレベル99は、パラドがゲーマドライバーとガシャットギアデュアルでマザルアップして変身した仮面ライダーだ。本来ゲーマドライバーは人間でないと使うことができないが、パラドがエグセイドのリプログラミング攻撃を受け、共有していた永夢=人間の遺伝子を手に入れたことで使用可能になったぞ」


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ディケイド「バストアップ。パーフェクトパズルの青と、ノックアウトファイターの赤が混じったカラーリングが特徴だ。また、レベル50時代と違って胸部にはライダーゲージが表示されるようになったぞ」


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ディケイド「背中側。デザイナーによると、特徴的なダイヤルはあえて残されたんだそうだ」


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ディケイド「ゲーマドライバーにはガシャットギアデュアルがささってる。格闘ゲームとパズルゲームの達人→師範→マスターって連想で、中国拳法の師範的なイメージでチャイナスーツ状のデザインになったんだそうだ」


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ディケイド「付属品はこちら。専用ウェポン・ガシャコンパラブレイガンと各種交換用手首だ」


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ディケイド「パラブレイガンは設定どおり、アックスモードと……」


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ディケイド「ガンモードに、設定どおり差し替えなしで変形が出来るぞ」


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ディケイド「もちろん、付属のガシャットをさすことも可能だ」


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ディケイド「パラドクス パーフェクトノックアウトゲーマーレベル99の紹介は以上だ! それじゃ、またな」

2020.08.12 争いはStop it♪

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 今晩は、アカサカです。

 今日はお休みだったので、ちょっと出かけてきました。


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 電車の中で朝食。

 いつもサンドイッチなのも……なので、今日はおにぎりにしてみました。


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 まずは行橋。

 つい先日も来ましたが、今日は明確な目的がありまして。


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 まずはBOOKOFF。


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 ここのホビーオフのゾーンは、私の行動圏内では一番広いです。

 ぶっちゃけ、小倉のBOOKOFFよりも大規模。半面、BOOKOFFゾーンは並ですが。


 ここでお目当ての物を購入し、お次はゆめタウンへ。


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 いつも通りペリカンやらホビーゾーンを覗きましたが、今日は昼食はここではとりません。


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 続いてやって来たのは下曽根。

 気分的には小倉まで行きたいのですが、このコロナの第2波な状況ですし、ここは我慢して……。


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 来る前に調べていて知ってはいたのですが、去年に二回行ったアメリカンポテートは、閉店してしまっていました……。(- -;)


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 とは言え、今日のお目当てはコチラ。

 6月にここに来た時に見つけた『Namaste TajMahal』です。


 ……どうでもいいですが、このお店の向かいは小倉駅のエキナカグルメにもある『天ぷら ふそう』でした。チェーン店だったのね、あそこ……。


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 ここはチェーン店ながらも本場の方がシェフをやってて、カレーだけでなく色々なインド料理がありました。


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 ドリンク類も色々と。

 ウイスキーもありますが、私が持ってる『ウイスキーの基本』って本によると、ウイスキーの消費量世界一の国はインドなんだそうな。


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 カレールーや辛さも様々なものを選べます。


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 私はプレーンナンランチにしてみました。

 スープバー付きです。スープはコンソメっぽい感じで、具は輪切りの豆、賽の目切りの玉ネギと人参、短く切ったエノキなどでした。


 最初「サラダはトマト抜きで」と頼んだら、「サラダは抜きで」と勘違いされてしまいました(苦笑)。因みにサラダのドレッシングもカレー味っぽい感じでした。


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 ルーは2倍で玉ネギソースの野菜カレー。

「辛口」との事ですが、言うほどではありませんでした。次は3倍にしてみるかなぁ……。


 一応、「後から辛いのが来る」って感じで、美味しい事には美味しかったですけどね。


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 去年に実家近くの本場カレー屋に行った時もでしたが、ナンがかなり大きかったです。

 上は比較用の、今日、私がつけてたマスク(笑)。


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 これは『パーパル』といって、インド豆が材料のせんべいなんだそうです。

 味と触感はえびせんに近い感じでした。


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 ご馳走様でした。

 行橋にいた時は晴れていたのですが、ちょうどこの時、外はかなり雨が降って、雷もかなり派手に鳴っていました。


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 このお店、山口県を中心に展開してるようですね。


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 この後はトイザらスをちょっと覗いて外へ。


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 幸い、この時には雨は止んだり小康状態になっていました。


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 山には雲がかかっています。

 この時、またちょっと振り出しました(傘がいるほどでもありませんでしたが)。


 んで、ベスト電器の後、姪っ子のプレゼントを捜しにヤマダ電機へ。

 最初の希望の品は無かったものの、第二希望がラス1だったので、その場で配送をお願いしました。


 ……本当だったら、今頃実家に帰って、同じくウチに帰省しているはずだった姪っ子甥っ子達を思う存分可愛がってるはずだったんですが……汚ねえコロナウイルスは滅びろ。(←MCチェケラっぽく)


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 さて、最初はヤマダ電機のあとはいつも通りサンリブシティなどにも行こうかと思っていたのですが、天気が天気だったので、サニーサイドモール小倉に引き返した後、トイザらスで買い物をして、下曽根から電車に乗って帰りました。

 下曽根で帰りの電車に乗るのは久々じゃなかろうか。


 トイザらスで買い物をした際、グルメ抽選の応募用紙をもらいました。

 まあ当たらないでしょうけど(毎月のドラモリのガラポン抽選会のダブルチャンスにも当たったためしが無い)、一応出すだけ出してきました。


 話は逸れますが、私、下曽根に来るたびに『ツインビー』を思い出します。

 と言うのも、かつてここには『マンガ倉庫』がありまして、そこにOVA版『ツインビーPARADISE』の2巻(DVD版)があったんですよ。

 私はビデオテープ版を持ってた上にディスクにも傷があるという事で買わなかったんですが、今思えば、買っておけば良かったかなァ……。


 帰りの電車は、先行列車が中津駅で故障対応してたとかで、途中で長時間、宇島駅に停車することになったんですが、まあ、急ぎの旅でも無かったですし、いつもより早めの列車に乗ってたので、特に問題はありませんでした。


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 夕食は久々に『かつや』の普通のカツ丼。

 本当はポテトコロッケも買おうかと思ってたのですが、今日は売り切れでした。


 それでは、本日の戦利品はと言うと……。


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 まずはコチラ。

 BOOKOFFでは『ビーストウォーズ』のコンボイ(2000万体突破記念のグレー版)です。


 これまでも見かけてて、ジャンク扱いなのは承知してました。ミサイルが一本と、スパイナルソードが二本とも欠品でしたが、ソードの方はゲットのアテが出来たので、今回購入に踏み切りました。

 本放送から23年、ようやく『無印BW』のサイバトロン側(のTV登場メンバー)をコンプできました(因みにデストロン側は『BWII』放映中までに全部そろえた)。


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 ビーストモードの目も、アニメに合わせてブラウンに塗られています(通常版は黒い体毛に青い目)。

 思えばこの頃は「イボンコ」はもとより、「ムチャゴリラ」とすら呼ばれていませんでした(「ムチャゴリラ」と呼ばれるようになったのは『メタルス』以降)。


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「やあ、ゴリラマンだよ♪」


 ……ゴリラ状態ではアニメと違って直立出来ないのがちょっと残念です(マスターピース版は流石に可能らしいですけど)。


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 他にも首がユルユルだったので、瞬着で補強しようと思って分解したところ。

 ドラミング(+前腕回転)ギミック用の歯車がギッシリです。


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 オマケ。こちらは背中パーツ。

 これがほんとのシルバーバック(ゴリラの背中の銀色の体毛の事)なんつって……。


 折角なので、コンボイの海外版のバイオ&テックスペックを掲載しておこうと思います。


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コンボイ(サイバトロン将軍)

 道を開けろ、キングコング、コンボイのお通りだ! この英雄的リーダーは、遺伝子工学技術を駆使し、己の身体構造を超巨大なロボット・ゴリラに再構築した! サイバネティックな処置が施された筋肉組織は超絶的なパワーを発揮し、肩にマウントされたメガ・ブラストミサイル砲は愚かなデストロンの侵略者たちに致命的な一撃を与える。彼に戦いを強いるという事は、すなわち彼に勝利を強いるという事に他ならないのだ!


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 サニーサイドモール小倉のザらスでは、RKFのアークワン/アークゼロを。

 今週の『ゼロワン』は未視聴なのですが、ネタバレを見たら欲しくなりまして……。


 もしアーツで出るなら、エボルのフェーズ1~3やゲイツリバイブ同様、フォームチェンジ出来る仕様になるんでしょうね。


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 アークゼロ状態。

 てっきりアークがバックアップか何かで復活、強化されてアークゼロになるのかと思っていたので、まさかの正体には驚きました。


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 こちらに戻ってきた後は、TSUTAYAで『はめふら』のアンソロジーを購入。

『百合姫コミックス』のレーベルだけに、カタリナの他はメアリやソフィア、マリアなど、女性キャラ中心の作品が収められていました。

 もう一つあるらしいので、そっちも探してはいるんですが……。


 あと、『破滅寸前』の方も機会があれば。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

2020.08.11 星のむすめ

 今日はトペリウスの童話から、『星のむすめ』です。

 では、さっそくスタート!


星のむすめ



 クリスマスの前の夜の事でした。
 フィンランドの北の雪の山を、トナカイの引く二台のソリが滑っていました。
 先へ行くソリには、ラプランド人の若い男が乗っていました。後ろのソリには、トナカイの皮でくるんだ赤ちゃんを抱いた奥さんが乗っていました。
「もう一つの山を越えれば、町へ着くよ」
 若い男は、鞭をビュウビュウ振り回しながら、後から滑って来るソリの奥さんに声をかけました。
 奥さんはにっこりして、胸に抱いている赤ちゃんの顔を覗き込みました。
 空には、数え切れぬほどの星が光っていました。そしてオーロラが、炎のカーテンのように燃えていました。雪の山は、星やオーロラの光の下で、ちかちかと輝きました。
 ラプランド人の若い夫婦のソリは、雪の上を気持ちよく滑っていきました。
 ピシリ!
 鞭が鳴りました。
 ラプランド人の夫婦は、美しい星やオーロラを眺めてうっとりとしていました。トナカイは、ときどき耳をぷるると震わせ、硬い雪の上にカッカッと足音を立てました。
 突然、後ろで獣の唸り声がしました。
 ラプランドの夫婦は振り返りました。
「あっ……」
 白い雪の上に、真っ黒な獣の影が、いくつも見えました。
「狼だっ! 逃げろ!」
 夫が叫びました。
 数十匹の狼が、ソリの後を追ってくるのです。雪の山では、飢えた狼が四、五十匹でソリを引くトナカイを襲うことが度々あるのでした。
「お前! いいかい! 鞭を力いっぱい振るんだ! 麓まで逃げるんだ!」
 ピシリ! ピシリ!
 鞭が鳴りました。
 トナカイは、狂ったように駆けだしました。トナカイも狼の唸り声を聞いて、危険が迫った事を悟ったのです。
 ソリは、雪の上を激しく揺れながら滑っていきました。
 奥さんのソリが、こんもりと高い雪の上に乗りあげ、がくんと跳ね上がりました。奥さんの身体が大きく傾きました。そのはずみに、胸に抱いていた赤ちゃんが、腕から離れました。
「ああっ!」
 赤ちゃんは、雪の上に投げ出されてしまったのです。
 奥さんは悲鳴を上げて、ソリを止めようとしました。けれども狼の足音におびえたトナカイは、長い角を振り立てて、全速力で走り続けました。
「赤ちゃんが。……赤ちゃんが!」
 奥さんの叫びを乗せたまま、ソリは雪の斜面を矢のように滑り降りていきました。そして、深い谷へ下っていってしまったのです。


 ソリから雪の上に投げ出された赤ん坊は、トナカイの皮にすっぽりと身体を包まれて、小さな顔だけを出していました。
 赤ん坊は、雪の上にちょこんと大人しく寝ていました。泣きもせずに、茶色の丸い目で、じっと上を見ていました。
 ソリを追って来た狼の群れは、赤ん坊の周りを囲みました。赤ん坊は、ちっとも怖がらずに、可愛い目をみはっていました。
 狼たちは、赤ん坊があまりに大人しいので、気味が悪くなったのか、くるりと向きを変えると、ソリを追いかけて行ってしまいました。
 雪の山は、しんと静かになりました。
 オーロラの炎のカーテンは燃え続け、星は震えながら光りました。赤ん坊は、澄んだ目で、星の光を見つめていました。
 空にきらめくたくさんの星も、雪の上にたった一人で横たわっている赤ん坊を、瞬きながら見下ろしました。
 空の星は、誰もいない雪の山で、泣きもせずに大人しく寝ているラプランド人の赤ん坊を、とても可哀想に思いました。
 星は、赤ん坊を慰めるように、ちかちかと輝きました。やがて、その光は静かに下りてきて、小さな赤ちゃんの目に入りました。赤ちゃんの可愛い丸い目は、星のように光りました。


 エナーレの村に住んでいるお百姓のシモンは、クリスマスのご馳走を買いに、雪の山を越えて、遠くの町へ行ってきました。
 シモンは酒やニシンや小麦粉や、塩をソリに積んで、夜の雪の山を帰って来ました。クリスマスの朝の礼拝の鐘が鳴る前に村について、三人の子供たちに贈り物をやりたいと、ソリを急がせました。
 夜中、雪の山で、シモンは驚いてソリを止めました。
 輝く白い雪の上に、トナカイの皮に包まれた小さな赤ん坊が、たった一人横たわっていました。
(この赤ん坊は、一体どうしたんだ)
 シモンはソリから飛び降りて、赤ん坊を抱き上げました。
「よしよし、よしよし、可愛そうにな……。誰がお前をここに連れてきたんだい……」
 シモンは赤ん坊が寝ていた周りの雪を調べました。二台のソリの跡や、たくさんの狼の足跡がありました。
 シモンは赤ん坊を、自分のソリに乗せて、村へ帰っていきました。
 シモンのソリが家に着いた時、エナーレの教会からクリスマスの朝の礼拝を知らせる鐘の音が響いてきました。
「あっ、父ちゃんだ!」
「父ちゃんが帰って来た!」
 シモンの三人の子供たちが、ソリから降りた父親に飛びつきました。
「父ちゃん、お菓子を買ってきてくれた?」
「クリスマスの贈り物は?」
 三人の男の子は、父親の上着に飛びついたり、袖を引っ張ったりしました。
「ああ、お土産をいっぱい買ってきたぞ。だが、ちょっと待っておいで……」
 シモンは三人の男の子にそう言うと、ソリに乗せて来た赤ん坊を抱き上げて、暖炉の火が赤々と燃えている居間に入りました。
「どうだい、可愛いだろう。この子が、クリスマスの一番素晴らしい贈り物だよ」
 シモンは奥さんに赤ん坊を渡して、雪の山で子供を拾った事を話しました。
 奥さんは赤ん坊の顔を覗き込んで、
「まあ、可愛い事!」
 とにっこりしました。
「髪が黒くて、目が茶色で、ラプランド人の子ですね。一体どうして、そんな夜中に雪の山に落ちていたのでしょうね」
「多分、狼に襲われたソリから落ちたのだろうな。周りにソリや狼の足跡があったから……」
 と、シモンは答えました。
「可哀そうに……。うちには女の子がいないから、育ててあげてもいいけれど……。でもラプランド人は、なんだか怖くって……。魔法を使うそうじゃありませんか」
 と、奥さんは言いました。
「そんなことがあるもんか! ラプランド人は、寒くて不便な土地に住んでいるから、わしらとは暮らし方やしきたりが違うだけだ。魔法など使うものか。下らない噂を信じてはいけないよ」
 と、シモンは言いました。
「そうね。迷信ですわね……。まあ、なんて可愛い子でしょう。いいわ、クリスマスの前の晩に拾われたのも、神様の思し召しかも知れませんね。私達の子供にして、育ててあげましょう」
 奥さんは、赤ん坊の身体にまいてあったトナカイの皮を脱がせました。そして、パチパチと薪が燃えている暖炉の側に連れて行って、ミルクを飲ませました。
「今日からお前はうちの子ですよ。お父ちゃんの名前はシモン・ソルサですよ。お母ちゃんはエリザベートだよ。それから、お前のお兄ちゃんたちの名前はシームとパッテとマッテですよ」
 シモンの奥さんは、赤ん坊をあやしながら言いました。
 シモンの一家は、赤ん坊を連れて教会へ行きました。
 シモンは牧師さんに頼みました。
「この子に洗礼を授けてやって下さいまし。町からの帰り道、雪の上で拾った赤ん坊で……。ラプランド人は、不便な所に住んでいるせいか、子供が生まれてもすぐに教会へ連れて行かないそうですからね。この子は、まだ、洗礼を受けていないと思いますんで……」
 牧師さんは、シモンの頼みを承知しました。そして、髪の黒い茶色の目をしたラプランド人の赤ん坊に、洗礼を授けました。赤ん坊は、シモンの奥さんの名前をもらってエリザベートと呼ばれることになりました。
 牧師さんは洗礼を授ける時、赤ん坊の瞳が星のようにキラキラ光っているのに驚きました。
 牧師さんは、式が終わってから、シモン夫婦に言いました。
「星のような目をした子だな。エリザベートよりも『星の娘』と呼んだ方が良いくらいだ」
 シモンは嬉しそうに、
「全く、その通りで……。この子の目は、見た事が無いほど綺麗です!」
 と言いました。
 そばで聞いていたシモンの奥さんは、つまらなそうな顔をしました。――牧師さんは、自分の三人の男の子を今まで一度も褒めてくれたことが無かったからです。
 奥さんは、
「牧師様、シームやパッテやマッテの目も、灰色の海のように澄んでいますよ。この赤ん坊が、それほどいい目をしているとは思いません。ちょっと光り過ぎて、猫の目のようですわ。あだ名をつけるなら、猫目ちゃんと呼んだ方が可愛く聞こえます。……でもね、妙なあだ名は付けたくありません。何しろラプランド人ですから……。変なあだ名で呼ばれている内、魔法を使うようになったら困りますわ」
 と言いました。
 けれども牧師さんは、シモンの奥さんの言葉など気にしないで、
「シモンさんとこの星の娘は、本当にいい子だ」
 と、村中の人に話しました。
 それで村の人たちも、この赤ん坊を星の娘と呼ぶようになりました。
 シモンの奥さんも諦めて、機嫌のいい時は、
「星の娘ちゃんや」
 と呼んだりしました。
 星の娘は、お父さんやお母さんから可愛がられて、三人の兄さんと一緒に、すくすくと大きくなりました。
 星の娘は、とても大人しい子供でした。兄さんに転がされても、おもちゃを取り上げられても、決して泣いたりしませんでした。
 いつも喧嘩をするのは三人の男の子たちでした。シームとパッテとマッテは、髪の毛をつかみ合ったり、お菓子を取りっこしたりして、年中、騒いでいました。奥さんはかんしゃくを起こして男の子たちを叱りましたが、星の娘を怒る事はほとんどありませんでした。星の娘が、とてもいい子だったからです。
 星の娘が来てから、シモンの家の暮らしは驚くほど楽になりました。
 それまでは、狼に羊を取られたり、牝牛がクマに食われたり、畑の野菜が霜でやられたりしましたが、そんな事が全くなくなりました。病気がちだった三人の男の子も元気になり、見違えるほど太りました。
 シモンも奥さんも、毎日、機嫌よく暮らしました。いたずらっ子のシームとパッテとマッテも、大人しい小さな妹を可愛がりました。
 星の娘がシモンの家へ来てから、三年の月日が流れました。星の娘は三つになりました。
 髪の毛は黒々として、茶色の目は、いつも星のように輝いていました。大人しく、優しく、そして明るい心の子でした。
 星の娘は、村の他の子供たちと、どことなく違っていました。
 村のいたずらっ子が星の娘に石を投げつけても、星の娘は泣きもせずに、悲しそうにその子の顔を見つめるだけでした。すると、いたずらっ子は、自分のやった事が恥ずかしくなって、逃げていきました。
 暴れ犬のケティも、わんわん、吠えかかって、噛みつこうとしますが、星のような目で見られると、大人しくなってしまいます。誰でも引っ掻く野良猫も、星の娘に抱かれて喉を鳴らしました。
 ある晩、シモンの奥さんが外へ出ると、家の前で星の娘が遊んでいました。
「もう遅いから、お家へお入り」
 と、奥さんが声をかけると、星の娘は、
「はあい、母ちゃん」
 と、返事をしました。
 その時、奥さんは、星の娘の瞳が暗い所でちかちかと光ったような気がしました。まるで夜空に瞬く星のようでした。
 奥さんは恐ろしくなって、星の娘の手をぎゅと引っ張ると、家の中へ駈け込みました。
 また、ある日の事です。
 朝から山に吹雪が荒れていたので、山の向こうへ行く用事があったシモンはイライラしていました。
「吹雪が止んでくれればなあ。これでは用事が済みゃしない……」
 星の娘は、不機嫌そうなお父さんを心配そうに見上げていましたが、家の人たちがちょっと目を離したすきに、外へ出ました。星の娘はすぐに戻って来ましたが、山の上で吹き荒れていた吹雪はやんでしまったのです。
 シモンはソリの用意をして、急いで山を越えていきました。
 奥さんは星の娘が、輝く目で山を見つめて、吹雪を止めたような気がしました。
(あの子の目は、妙な力を持っている……。ラプランド人の魔法かしら……)
 奥さんはラプランド人の娘を、自分の子として育てているのが、なんだか気になってきました。


 ある日、シモンが馬に乗って隣村へ行きました。奥さんは居間の窓の側に座って、糸車を回しながら、シモンの馬の事を考えていました。
(……あの馬は、左の後足の金靴を落とす癖があるけれど、今日は大丈夫かしら……。鍛冶屋さんから離れたところで、金靴が落ちたら、あの人が困るでしょうねえ……)
 奥さんは糸車を回しながら、
(馬の金靴が落ちなければいいけどねえ)
 と、考えていました。
 そばでは、シームとパッテとマッテが、猫のヒゲを切ったり、尻尾を引っ張ったりして遊んでいました。
 星の娘は、部屋の隅の小さな椅子にまたがって、
「走れ! 走れ!」
 とお馬ごっこをしていました。
 奥さんが、シモンの馬の金靴の事を心配していた時です。
 星の娘は、自分のまたがっている椅子に向かって、
「後足の金靴を落としちゃだめよ。母ちゃんが心配しているからね!」
 と言いました。
 奥さんは顔色を変えました。
「お、お、お前は、どうして、そんなことが分かるんだい!」
 奥さんは、険しい顔をして訊きました。
「母ちゃんが、馬の金靴の事を考えてるのが、どうして分かったの、お前は!」
「だって、あたし、見えちゃったもの。母ちゃん」
 星の娘は、輝く目で母親を見つめて、嬉しそうに言いました。
「母ちゃん、父ちゃんの馬が、金靴を落とさなければいいわねえ」
「何を言うんだよ、この子は!」
 奥さんは身震いして立ち上がりました。
「おう、嫌だ! この子の目は、人の心まで見透かしてしまう。こんな子と一緒に暮らすのはごめんだよ!」
 奥さんは、すがりつきそうな目で自分を見つめている星の娘に向かって、
「そんな目で母ちゃんを見るんじゃない! 向こうをお向き!」
 と、怒鳴りました。
 星の娘は、泣きそうな顔をしてうつむきました。
 それを見ると、シモンの奥さんは自分が怒鳴った事を恥ずかしく思いました。
 奥さんは、星の娘の髪をなでながら、
「泣くんじゃないよ。母ちゃんが悪かったね……。お前は母ちゃんの可愛い娘だもの、ラプランド人に生まれたのは、お前のせいじゃないよねえ」
 と、言いました。
 けれども、それからまたしばらくして、シモンの奥さんを、酷く気味悪がらせる事が起こりました。
 ある夕方、旅の男がシモンの家の前を通りかかり、一晩、泊めてもらいたいと頼みました。シモンは男を家へ入れて、奥さんにベッドの用意をさせました。
 あくる朝、シモン夫婦が目を覚ますと、暖炉の上に置いてあった奥さんの指輪が見えませんでした。
 シモンと奥さんは、暖炉の灰の中まで探しましたが、見つからないので、泊めてやった旅の男に訊きました。
「あんたは暖炉の上に置いてあった指輪を知りませんかね」
「何だって! 変な事を聞くじゃないか。オレが指輪を盗ったと言うのか!」
 旅の男を、自分の荷物をシモン夫婦の前に投げ出して怒鳴りました。
「さあ、調べてくれ。オレの服でもズボンでも、捜すがいいや。だがな、指輪が無かったらどうしてくれるんだ」
 シモン夫婦は、男の荷物や服を調べましたが、指輪は出てきませんでした。
 その時、星の娘は、旅の男の顔を不思議そうに見上げながら訊きました。
「おじちゃん、どうして口の中に指輪をしまっておくの!」
 男は慌てて口から指輪を吐き出しました。旅の男は盗んだ指輪を口の中に隠しておいたのでした。
 指輪は無事に戻りましたが、シモンの奥さんは、ますます星の娘を気味悪く思いました。
(……あんなに何もかも見抜くのは、ラプランドの魔法に違いない。ああ、ラプランド人の子なんか育てるんじゃなかった……)
 今まで、三人の男の子と同じくらい可愛く思った星の娘が、急に嫌いになりました。
 けれども、奥さんは自分の気持ちをシモンには話しませんでした。
 シモンはラプランド人が魔法を使う噂など信じていないので、奥さんの心配を聞いても、馬鹿にして笑うだけだろうと思ったからです。


 星の娘がシモンの家へ来てから、三年目の冬が来ました。
 シモンはソリに乗って、何日もかかる旅に出ました。クリスマスの前に家へ帰ってくるはずでした。
 その留守中に、パッテがはしかにかかりました。
 奥さんはエナーレの教会の牧師さんを家へ連れてきて、パッテの病気を見てもらいました。お医者のいない村では、牧師さんが病人の手当てをしてくれるのでした。
 パッテのはしかは軽く済みそうでした。牧師さんが帰る支度を始めた時、シモンの奥さんは、
(牧師様にお礼をあげなければならないけれど、何をやったらいいだろうねえ……。そうそう、戸棚に塩鮭が二匹しまってあるから、その中の一匹をあげよう。大きいのと小さいのと、どちらにしようかね……)
 と、考えました。
 奥さんは、牧師さんを横目でチラチラ見ながら、大きい鮭をやった方がいいか、小さい方にしようかと、ちょっとのあいだ迷いました。
(そうだわ……。大きい鮭はクリスマスのご馳走にとっておきたいから、小さいのにしよう)
 奥さんは小さい鮭をやることに決めて、戸棚を開けました。
 その時、星の娘は、部屋の隅で遊んでいました。ほうきやはけを、牧師さんと病気の兄さんの代わりにして、お医者ごっこをしていました。
 星の娘は、シモンの奥さんが小さい鮭をやろうと決心して戸棚を開けた時に、楽しそうに大きな声で言いました。
「牧師様には大きい鮭より小さい鮭をあげましょうね。だって、大きい鮭は、クリスマスのご馳走にとっておくのよ」
 戸棚から小さい鮭を出していたシモンの奥さんは真っ赤になりました。奥さんは牧師さんに、どぎまぎしながらお礼を言って、小さな鮭を渡しました。
 牧師さんが帰ってから、シモンの奥さんはかんしゃくを爆発させました。
「この恩知らずめ! お前を育ててやった母ちゃんに、恥をかかせていいのかい! その目が悪いんだ! 人の秘密を見抜く魔法の目がいけないんだ! ラプランドの魔法使いめ!」
 奥さんは部屋の隅の床板を跳ね上げ、下の穴倉に星の娘を突き飛ばしました。
「そこに入っておいで! もう、上がって来るんじゃないよ。お前と一緒にいると、こっちの命が縮まりそうだよ」
 シモンの奥さんは穴倉の戸をバタンと閉めてしまいました。
 星の娘は暗い穴倉の中で、じっとしていました。泣いたりしませんでした。優しい母ちゃんが、自分を酷い目に遭わせるはずがないと思っていました。母ちゃんは怒っても、またご機嫌がよくなるでしょう。だから、穴倉の中でじっと大人しくしていましょうと、幼い心で考えました。
 シモンの奥さんは、悪い人ではありませんでした。けれども迷信深いので、ラプランド人の魔法が怖くてたまらなかったのでした。
 奥さんは、穴倉に娘の寝床を作りました。風邪をひかないように服を着せ、食事も十分にやりました。
 けれども、星の娘を穴倉から出そうとはしませんでした。星の娘の何もかも見通す目が怖かったからです。
 星の娘は、穴倉の中で一人で遊んでいました。穴倉にあったガラクタの中から、遊び相手を選びました。棒切れや、壊れたお鍋や、口の欠けた土瓶や、古い糸巻きでした。
「棒切れは父ちゃんよ。お鍋は母ちゃんよ。土瓶と、糸巻きと、板切れは兄ちゃん……」
 星の娘は独り言を言いながら、空き箱にお鍋や土瓶や板切れなどを入れました。
「父ちゃんは旅に出ているのよ。だから、箱のおうちにはいないのよ」
 星の娘は、棒切れの父ちゃんを箱から離したところに置きました。
「母ちゃんと兄ちゃんに、あたし、歌を歌ってあげるわ」
 星の娘は、空き箱をゆすぶりながら、歌を歌いました。
 それを聞いているのは、穴倉のネズミだけでした。
 優しいシモンは、その頃、遠い土地を旅していました。


 クリスマスの前の日になりました。
 シモンの三人の男の子は、明日は父ちゃんが帰ってくると言うので、はしゃぎまわっていました。星の娘は穴倉の中で、土瓶や棒切れを相手にして、遊んでいました。
 シモンの奥さんは、暖炉の側に座ってショールを編んでいました。
 昼過ぎ、隣の家のムーラおばさんが来て、世間話を始めました。
 ムーラおばさんはラプランド人が、恐ろしい魔法を使った噂をしました。
 その後、ムーラおばさんは部屋の中を見回して、
「ところで、あんたの家のラプランドの娘の姿が見えないじゃないの。どこへ行ったのさ」
 と、訊きました。
 シモンの奥さんは、
「床下の穴倉に入れてあるんだよ。私、気味が悪くてねえ……」
 と言って星の娘が、何でも見通してしまうのが、嫌でたまらないと愚痴をこぼしました。
「ラプランドの魔法に違いないよ」
 と、ムーラおばさんは言いました。
「小さな子供でも魔法を使うんだから、ラプランド人は恐ろしいよ。あんたはよくあの子を育てたわねえ」
 その時、穴倉から、星の娘の歌う声が聞こえてきました。
「あの子は何をしているんだい」
 と、ムーラおばさんが訊きました。
「ままごとをしているのさ。鍋や棒切れに、歌を聞かせて喜んでいるのさ」
 と、シモンの奥さんはつまらなそうに言いました。
「ちょっと、あの歌の文句をお聞きよ」
 ムーラおばさんが、シモンの奥さんの膝をつつきました。


  母ちゃんはショールを 編んでるの
  シームはお金を いじってる
  パッテはレンガを カアンカン
  マッテは子猫と ニャアンニャン
  あたしは糸巻き 寝かせてる
  お日様キラキラ いい天気


「ちょっと、ちょっと、あの子は穴倉にいても、上の事が分かるんだね」
 ムーラおばさんは目を丸くしました。歌の文句の通り、シモンの奥さんはショールを編みながらムーラと話していたのだし、シームはお金を弄っていました。パッテはレンガを叩き、マッテは猫の尻尾を引っ張っていたのです。家の外には太陽が輝いていました。
「何て怖い目だろう。床板を通してお日様が照ってることまで分かるんだから……」
 ムーラおばさんは、大げさに身震いしてみせました。
「ああ、恐ろしい。あんたは魔法使いと一緒に暮らしているんだね。私なら、あんな子は一日も家に置いとかないよ」
 と、ムーラおばさんは言いました。
「だから、嫌でたまらないんだよ」
 シモンの奥さんは顔をしかめました。
「でもね、うちの人があの子を可愛がっているから、追い出すことも出来ないんだよ」
「じゃあ、こうしたらどう。あの子に目隠しをするんだよ。薄い布ではだめ。厚いのをね。そして、一枚では見通してしまうから、七枚あててごらん。穴倉の蓋の上にも、毛布を七枚重ねるんだよ。そうすれば、いくら魔法の目でも、見えなくなるだろうよ」
 ムーラおばさんが勧めるので、シモンの奥さんは布を七枚用意し、穴倉へ降りていきました。
「いいかい、母ちゃんが外してあげるまで、目隠しを取ってはいけないよ」
 シモンの奥さんは、七枚の布を星の娘の目にあてて、後ろでしっかりと縛りました。
 それから穴倉の入り口の床板の上に、七枚の毛布を重ねました。
「魔法の目でも、これで見通すことが出来ないだろうよ」
 ムーラおばさんは、意地悪そうにニヤニヤしました。
 夕方になって、空には星が輝き始めました。虹のような二つのオーロラが、山にかかりました。
「話し込んでいる内に、日が暮れてしまったわ。クリスマスのご馳走を用意しなくちゃ」
 ムーラおばさんは慌てて立ち上がりました。
 その時、穴倉から、星の娘の歌が聞こえてきました。


  お山の上に オーロラ二つ
  そばでお星さま きいらきら
  赤いオーロラ こんばんは
  空のお星さま こんばんは
  明日は楽しい クリスマス


「ちょっと、あの子は山の上に、赤いオーロラが二つかかって、そばに星が光っていることが分かるんだよ。ああ、恐ろしい!」
 ムーラが叫びました。
「あの子、目隠しを取ったのかも知れないわ。見てこよう」
 シモンの奥さんは七枚の毛布をあげて、穴倉へ降りていきました。
 星の娘は七枚の目隠しを取らずに遊んでいました。
「お前、目隠しを外さなかったかい?」
 と、奥さんは聞きました。
「母ちゃん、あたし、この布とらなかったわよ」
 星の娘は無邪気に答えました。
「お前、山の上にオーロラがかかっているのが見えるの?」
 と、シモンの奥さんは震え声で聞きました。
「赤いオーロラはとても綺麗ね。二つ並んだ虹みたい……。母ちゃん、明日はクリスマスね。父ちゃんが帰ってくるのね」
 目隠しをされたまま、星の娘はにっこりしました。
 奥さんは穴倉から這い出ると、床にぺたんと座り込みました。
「もう、恐ろしくて、どうしていいか分からない……。あの子の目は、七枚の布と七枚の毛布を通しても外が見えるんだよ。あたしは気が狂いそうだよ」
 シモンの奥さんが泣き声をあげると、ムーラおばさんが言いました。
「私なら、深い穴を掘ってあの子を埋めてしまうね。上からどっさり土をかけてね。あんたも、そうしたらどう?」
「うちの人に怒られるわ。うちの人はラプランド人の魔法を信じていないんだから……。あの子の目が何でも見通せるのは、星のように綺麗な心を持っているからだなんて言うんだよ」
 シモンの奥さんはタメ息をつきました。ムーラおばさんが言いました。
「でも、あの子は放ってはおけないよ。大きくなったらもっと恐ろしい魔法を使うようになるかもしれないから……。今の内に追い払った方がいいね。こうしたらどう? あの子が元居たところへ帰してやったら……」
「私達は、あの子がラプランド人という事は分かっていても、どこで生まれたのか知らないんだよ」
「大丈夫。私に任せておくれ。元の所へ帰してやるから……」
「ムーラおばさん、もし、そう出来たら助かるわ」
「そうともさ。シモンさんも文句を言えないだろう。元の場所へ戻せば……」
 ムーラおばさんは、星の娘を穴倉から連れてきました。
 そして、三年前、星の娘が拾われた時、包まれていたトナカイの皮で、身体をぐるぐる巻きました。
「さあ、お前を三年前と同じようにしてやったよ。そして、三年前と同じ所へ帰してやるよ」
 ムーラおばさんは、星の娘を抱いて、山へ登っていきました。
 山は深い雪に覆われていました。
 ムーラおばさんは、トナカイの皮で包んだ星の娘を雪の上に寝かせました。
「お前は、ここに居たんだからね。元の所に、大人しくしておいで……」
 ムーラおばさんは身動きできない星の娘を山に置き去りにして、家へ戻りました。
 星の娘は、トナカイの皮に包まれて、三年前と同じように雪の上に横たわっていました。星の娘はつぶらな茶色の目で、空の星を見上げました。その目には、シモンの奥さんやムーラおばさんを恨む色は、少しもありませんでした。
 空の星は瞬きながら、可哀想な子供を見下ろしました。星は三年前と同じように、優しくちかちかと震えていました。その美しい光が、星の娘の二つの瞳に映りました。
 すると、星の娘の目は、前よりももっともっと輝き、遠くのものまで見通すことが出来るようになりました。
 星の娘は、遥か彼方の神様の国を眺めました。そこでは、白い翼の天使が神様を褒め称えながら、ひらひらと飛び回っていました。
 オーロラは炎のように燃え、星の娘の横たわる山の上に、美しい光の虹をかけました。


 エナーレの教会のクリスマスの礼拝の鐘が鳴る前に、シモンが旅から帰って来ました。朝早いので、子供たちはまだ眠っていました。
 シモンはソリから降りると、髪にかかった霜を落とし、白い息を吐きながら、
「子供たちは元気かい?」
 と、奥さんに訊きました。
「パッテがはしかにかかったけれど、牧師様に手当てして頂いたので、軽く済みましたよ。子供たちは三人とも、パン菓子のように太っていますわ」
 と、奥さんは答えました。
「星の娘はどうだい」
 と、シモンが訊きました。
「あの子も変わりがありませんよ」
 と、奥さんは答えました。
 奥さんは星の娘を追い出した事を気にしていました。後で訳を話して謝ろうと思っていましたが、旅から帰ったばかりのシモンに、嫌な事を聞かせたくなかったので、つい、嘘をついてしまいました。
 シモンは居間に入りながら、
「それは良かった……。わしは旅をしている間、何となく星の娘の事が気になってね……。夕べもソリを走らせながら、うとうと眠ってしまったが、その時、不思議な夢を見たのだよ。空の星が一つ、すうっと落ちてきて、わしのひざ掛けの上に乗った。そして、こんな声が聞こえた……。『私を拾って下さった方には、神様のお恵みがあるでしょう』とな。わしは考えた。あの子がうちに来てから、わしらには神様のお恵みがたくさんあった事をな。あの子が来るまでは、牝牛は熊に取られるし、羊は狼にさらわれた。畑の野菜は霜にやられ、子供たちは病気ばかりしてろくなことが無かった……。ところがあの子が来てからは、良い事ばかりだ。あの子を拾って育てていることを、神様が喜んで下さるからだろう。わしらはこれからも、星の娘を大事にしなければならないよ。あの子の目が星のように輝いて、何でも見通せるのは、とてもきれいな心を持っているからだよ」
 シモンの奥さんは、鋭いナイフで胸をぎりぎりとえぐられているような気がしました。本当に星の娘が来てから、シモン一家はとても幸せになったのです!
 奥さんは星の娘をムーラに渡したことが、ますます言いにくくなりました。
 父親の声に目を覚ました子供たちが起きてきて、にぎやかに飛びつきました。
「あっ、父ちゃんだ!」
「お帰りなさあい!」
 シモンは子供たちの頭をなでながら、
「星の娘はどうしたんだい。珍しくお寝坊だな」
 と言いました。
「星の娘はうちにいないよ。母ちゃんがムーラおばさんにやっちゃったから」
 と、シームが言いました。
「母ちゃんは星の娘を穴倉に入れて、七枚の布で目隠ししたよ。それから穴倉の入り口に、毛布を七枚敷いたんだ」
 と、パッテが言いました。今度はマッテが、
「その後、母ちゃんは星の娘をムーラおばさんにやっちゃったの。ムーラおばさんは星の娘を、山へ連れてったよ」
 と、教えました。
 シモンは顔を真っ赤にして立ち上がりました。奥さんは真っ青になりました。
「後でわけを話そうと思ったんですよ。あんた。あの子は人の心の奥まで見抜いて……。ラプランドの魔法を使うんですもの」
 奥さんは震えながら言いました。
 シモンは奥さんの身体を突き飛ばして、家の外へ走り出ました。とても疲れていましたが、馬小屋に行って、馬にソリを付け、ムーラの家まで走っていきました。
「あの子をどこへやったんだ。悪魔のような奴め! 案内しろっ!」
 シモンはムーラを自分のソリに引きずり込みました。それから鞭をビュウビュウ振り回して、山の方へ急ぎました。
 山に着くと、ソリを降りて、スキーを付けました。ムーラにもスキーを履かせました。
 シモンの剣幕に驚いたムーラは、びくびくしながら雪の割れ目を越えて滑っていきました。
「ここらに、あの子を置いたのだけれどねえ……」
 と、山の上の深く雪の積もったところを指さしました。
 そこには星の娘の姿は見えませんでした。シモンは目を皿のようにして、周りを調べました。雪の上には星の娘が寝ていたらしい、微かな窪みがありました。けれどもトナカイの皮に包まれた子供を見つけ出すことは出来ませんでした。
 シモンはそこらじゅうを捜し回りましたが、窪みの側にうっすらとスキーの跡があるのが見つかっただけでした。
 シモンはがっかりして、山を下りかけました。すると、うしろで、
 ぎゃあっ!
 と悲鳴が上がりました。
 シモンよりもだいぶ遅れて滑っていたムーラが、数十匹の狼に襲われたのです。
 シモンは急いで引き返しました。しかし、そこへ着いた時、ムーラも狼の群れも見えませんでした。
 シモンは震えながら、村へ帰りました。エナーレの教会の朝のお祈りを知らせる鐘が鳴り終わったところでした。
 家へ着くと、シモンの奥さんが泣き叫んでいました。餌をやりに行ってみると、羊小屋の羊が全滅していたのです。羊小屋が、昨夜、狼に襲われたのでした。
 シモンは悲しみをこらえて言いました。
「みんな揃って教会へ行こう。わしらは疑う事を知らない優しい娘に、とんでもない事をしてしまったのだ。神様の罰を受けても仕方がない。さあ、神様にお詫びしてこよう!」


 星の娘は、どこへ行ったのでしょうか――。
 酷い目に遭わされても、誰も恨まずに、汚れない目で空の星を見上げていたラプランドの子供は、どこへ行ったのでしょう――。
 星の娘が寝ていた窪みの近くに、スキーの跡があった事から考えると、親切な人が拾い上げて、家へ連れて帰ったのかも知れません。――三年前に、シモンがそうしたように――。
 星の娘は、優しい心の人に助けられて、きっと幸せに暮らしているのでしょう。そして、澄み切った目で、この世の人々を見つめ、薄くしい神の国まで見通しているのでしょう。




~おしまい~

 はい、という訳で、『ファイクエ』未登場キャラリメイク第2回と行きます。

 今回は『ファイクエIII』二人目のボス、ダイヤナイトです。


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ダイヤナイト(Dia Knight)

HP:250

MP:120

経験値:300

ゴールド:550

備考:『III』における二つ目のダンジョン、『ダイヤ城』のボス。名前と外見の通り、宝石型モンスター出身の魔界騎士。一人称は「オレ様」。宝石であるがゆえか、ナルシストで自信過剰。堅物なメタルアーマーからは度々ツッコミを入れられるが、本人はノーテンキな性格であることもあり、全く気にしない。見た目通りの高い防御力を持ち、実力はそれなりに高いのだが……。


 ちなみに彼のおおもとの名前とデザインはテッちゃんで、デザインはこんな感じ↓でした。


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 当時テッちゃんにもらった、彼や他のモンスターを描いた折り紙をどこにしまったか分からなくなってしまった(さすがに捨ててはいないはずですが)ので、記憶を頼りに書いてます。

 私が『ファイクエIII』にてクリンナップした際に宝石の要素を足しましたが、もしかしたら単に「記号としてのダイヤ」のモンスターだったのかも知れません。


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、バズクロウを紹介するぞ!」


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サンクラ「バズクロウは、デストロンの妨害工作兵/奇襲スペシャリストだ。カマキリとトカゲのフューザーだぞ。強力な尾の一撃で敵を打ち倒し、トゲだらけのハサミと毒にまみれた大顎を突き立てるぞ。一方で普段は寡黙で禁欲的な性格だ」


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サンクラ「横から。どっちかと言うとトカゲの要素は弱めだな。強いて言えばカマキリと違って足が二本だったり、表皮にその要素があるくらいか」


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サンクラ「背中のレバーを押すと、スプリングで両腕を開くギミックがあるぞ」


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サンクラ「それじゃあ、バズクロウ、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。テックスペックによれば、飛行能力を持つフライヤーだぞ」


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サンクラ「バストアップ。頭部はクリアパーツに、顔の部分にスプレー塗装が施されてる。頭部全体がクリアだから、集光ギミックで目が光るぞ」


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サンクラ「背中側。上で書いた鎌の開閉ギミックを持つユニットが、そのままバックパックになってるぞ」


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サンクラ「手首にはスティレット(短剣)を装備してる。設定では、ここから麻痺性のあるイオン・ディスクを発射可能だ」


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サンクラ「背中のユニットと尾羽は外して、それぞれ手持ち武器とシールドとして装備可能だぞ」


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サンクラ「バズクロウの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

 今晩は、アカサカです。


 今回からタイトル通り、小説版『ファイクエ』で今の所リメイクしていないキャラクターを、今の絵柄で描き直す、といった企画を始めてみようと思います。

 今の所小説版は『II』のラスト~『III』のアバンで終わってるので、『III』以降のボスキャラなどがまだ未登場でして。以前の記事でも当時版を紹介した事はありましたが、彼らを一人ずつ描いてみたいと思います。


 という訳で、今回は彼。


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メタルアーマー(Metal Armor)

HP:200

MP:0

経験値:150

ゴールド:210

備考:『鎧城』のボスで、『ファイクエIII』における「1面のボス」。リビングアーマー系の魔界騎士で、いわゆる『さまよう鎧』の親玉的モンスター(と言っても、当時私はさまよう鎧の事は知りませんでしたが)。ひたすら通常攻撃や痛恨の一撃を繰り出してくる正統派のボス。性格も堅物で、時代がかった口調で話し、一人称は「拙者」、「~でゴザル」が口癖。2面のボスであるダイヤナイトの相方兼ツッコミ役。よく似た姿の『影の鎧』という影武者モンスターがおり、こちらを倒してしまうと城の最初からやり直しになってしまう。


 なお、性格などについては小説版で描写する予定だったものを掲載しています。


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 こんにちは、アカサカです。

 サイトを更新しました。今日は『テレビ雑誌コーナー』です。


 それから今日更新したアメブロの方にも書いたのですが、今年の唐津くんちの曳山巡業中止のニュースはかなり衝撃的でした。

 去年行っておいて良かった……。


 さて、本文の方は今回も『ビーストウォーズメタルス』ネタで行きます。

 ぼちぼちPOTPや先日勢ぞろいしたSSコンストラクティコンなんかも取り扱っていきたいところですが……。


 では、スタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、メタルスワスピーターを紹介するぞ!」


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サンクラ「メタルスワスピーターは、ワスピーターがメタルス化した姿だ。TVだとクォンタム・サージ発生時に再生プールに転落していたせいでメタルス化し損ねたが、トイやコミック版(ついでに言うとゲーム版)の世界では、御覧の通りメタルス化を遂げてるぞ」


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サンクラ「上から。リアルビースト版や後の『ジェネレーションズ』版では翅は二枚だが、こっちは実際のハチと同じく四枚になってる(ジェネレーションズ版も一応後ろ翅が一体化して造形はされてるが)」


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サンクラ「ビークルモードは『無印』でスタースクリームに取り憑かれたからって訳でもないだろうが、F-15風のジェット機スタイルだ」


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サンクラ「それじゃ、ワスピーター、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。全体的なスタイルはリアルビースト版のイメージを受け継いでるが、カラーリングは緑から黒に変わってるぞ」


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サンクラ「バストアップ。リアルビースト版のミュータントヘッドを受け継いだデザインだ」


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サンクラ「背中側。ハチの腹部や翅脈には、金メッキが施されてるぞ」


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サンクラ「武器はリアルビースト版と同じく、針が変化した銃だ。ただし、こっちには発射ギミックはねえ」


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サンクラ「メタルスワスピーターの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。


 今日は……広島に原爆が投下された日ですね。

 それに関連して、実は私、4月頃にpixivでとあるオリジナルコミックを見つけまして。


 URLはコチラ↓です。


https://www.pixiv.net/users/1640676/artworks/%E5%BA%83%E5%B3%B6


『ヨゾラノ星』っていうシリーズで、作者の方は三十数年かけて資料を集められたんだそうです。

 原爆漫画の代表と言えば『はだしのゲン』でしょうけど、『はだしのゲン』よりも絵柄が現代的で(ある意味当たり前ですが)、『はだしのゲン』より読みやすく、そして、『はだしのゲン』よりも痛々しい、そんな感想を抱きました。


 軽くネタバレをすると、主人公は今でいう中一の女学生で、『はだしのゲン』はストーリーのごく序盤に原爆の投下シーンがあり、戦後が主な舞台でしたが、こちらは物語の中盤で原爆が投下され、主人公のクラスメイトは、彼女を除いて全滅、彼女も顔の左半分にケロイドを負うという悲劇に見舞われます。

 つまり、ストーリーの前半部のメインキャラのほとんどが中盤で死亡してしまう、という訳です。

 こういう喩えを持ち出すと不謹慎かも知れませんが、ある種『ウルトラマンレオ』や、『TFザ・ムービー』と共通したショッキングさがあるのではないかと思いました。


 それから、話は逸れますが、この方のマンガを見ていると、何となくかぷちぃのさんを思い出しました(かぷちぃのさんも戦争とは全く無関係とは言え、以前、昭和初期を題材にしたシリアスなマンガを描かれていた事がありましたし)。

 


 さて、本題に戻りますが、今日は休みで、出来たら下曽根にでも行きたかったのですが、コロナがまた増えて来ていて、北九州の感染状況も私が最後に行った頃に比べると段違いになっていたので、涙を呑んで断念しました。


 因みに北九州市も『福岡県』ではありますが、“福岡県民”に対して『北九州市』もひとまとめで「福岡」と言うと、多分、こういう反応をされます(画像はクリックで元サイズが出ます)。


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 んで、今日は中津の方で過ごしました。


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 お昼はゆめタウンに入居してるロッテリアで。

 画像のスパイシーホットチキンフィレバーガーのセットにしました。


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 サイドはふるポテの和牛すき焼き風味、飲み物はバニラシェイクにしました。


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 バンズは絶品チーズにも使われてる、ちょっと良い奴でした。


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 チキンフィレの上にはチリソースが塗ってあります。

 いつかのマックのと違って、こちらは多少はスパイシーでした。


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 断面図。

 チキンフィレの下のレタスの下にはマヨネーズが塗ってあります。


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 夕食は近所のスーパーで買ったハンバーグ弁当と、大分産のニラを使用した餃子です。


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 BOOKOFFにも行きまして、『はめふら』原作の4巻も買ってきました。

 2~4巻と7巻(の後半)は今日も含めて立ち読みしまして。


 3巻は丁度今、コミカライズ版で展開中のカタリナ誘拐事件で、一応オチの部分まで原作で読みました。

 コミカライズ版は基本的にカタリナの視点中心なのに対して、原作では他のキャラの視点もそれなりに描写されてるので、より心理描写などが分かりますね。


 でもって……


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 スタジオシリーズのコンストラクティコン、とうとうデバステーターに合体させました。


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 私のアーツ版アバターボディと比べて頂ければ、その巨大さがお分かりいただけるかと思います。


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 ヴォイジャークラス×4、リーダークラス×2、デラックスクラス×2が合体してるだけあって、かなりボリューミーです。


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 モデルとなったデバスター(UW版)と。

 全高ではストレートに人型なG1版が上ですが、重厚さは段違いでSSの実写版デバステーターに軍配が上がります。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今晩は、アカサカです。


 大阪府の吉村知事の会見で、うがい薬が姿を消したようで、この「すぐ扇動される大衆」って状況を見て、私が大学の頃から愛読してる本の、このシーンを思い出しました(四行目~九行目)。


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 取り敢えず、人の弱みに付け込むようなクソ転売屋共はこの機に取っ捕まるか大損すればいいと思います(特に今回の物品に関しては買いだめや免許の無い販売は薬事法違反)。理想は趣味の物品に関しても転売屋を取り締まる法律を整えて欲しい所ですが。

 それはそれとして、記事の方は『ホビー雑誌コーナー』です。


 では、スタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、テラゲーターを紹介するぞ!」


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サンクラ「テラゲーターは、デストロンの沼地/上陸攻撃兵だ。クロコダイルと亀のフューザーだぞ。沼地や下水道を得意なフィールドとしてて、陸上でも水中でも変わらねえ戦闘力を発揮するぞ」


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サンクラ「ビーストモードで尻尾を押し込むと……」


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サンクラ「連動して顎が可動するギミックが仕込まれてる」


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サンクラ「それじゃ、テラゲーター、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。きわめて堅牢なシールドと、右腕の銃が武器だ。ネーミングは北米最大の淡水亀であるワニガメの英名“Alligator Terrapin”の変形で、初期には“Instigator(扇動者)”って名前でアナウンスされた事もあるぞ」


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サンクラ「バストアップ。どういう訳か、頭部はサイバトロンのライノックス(顔つきはメガリゲーター)にどことなく似てるよな」


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サンクラ「背中側。リアルビーストの路線を汲んで、ロボットモードで機械的要素が現れるデザインだぞ。盾の裏には、シークレットエンブレムが貼ってある」


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サンクラ「因みに説明書にはねえが、武器は取り外し可能だ。……素体状態だと、一気に貧弱になるな。ちなみにワニ顎の開閉ギミックは、この状態でも右腕を横に動かせば使用可能だ(あんまり意味はねえけどな)」


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サンクラ「テラゲーターの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

 今日は久々に『文庫本コーナー』の記事で行きます。

 内容は、オーストリアの民話、『お婆さんのお医者さん』です。


 ではスタート!


お婆さんのお医者さん



 昔、ザルツブルグに、一人のお婆さんが住んでいました。このお婆さんは勉強もしたことが無いのに、お医者さんの仕事が出来るのでした。
 畑の仕事や山の仕事で、足の骨を折ったり、くじいたり、肩の骨が外れたりすると、人々は決まってこのお婆さんの所へやって来ました。
「お願いだよ、足の骨が折れたのを治しておくれ」
「おらは、手がぶらぶらだ」
「私は手が動かないのだ」
 お婆さんは怪我をした人が来ると、ベッドに寝かせてすぐ治療してやります。治りが早く、治った後も痛まないというので、お婆さんの家はお医者さんの所のように、いつも賑わっていました。
 それは秋の事でした。今、取り入れの真っ最中。お婆さんもお百姓仕事が忙しくて、一日中働いてから帰ってくると、ぐったり疲れてすぐベッドに飛び込みました。
「また、明日も取り入れだ」
 早く寝て身体を休めておこうと、夕方から寝込んでいると、真夜中になって、表の戸をコツコツ、コツコツと叩くものがありました。
「誰だね、せっかく寝込んでいるのに」
 コツコツ、コツコツ戸を叩き続けているので、窓の外を覗いてみると、そこに中くらいの背丈の小人が立っていました。
 そして、虫の鳴くような小さな声で、
「早く来てください。今夜のダンスの会で、足を踏み違えて困っている人がいるのです」
「駄目、駄目、私も人並みに夜は眠りたいのだよ」
「お婆さん、来て下されば、お礼はたっぷり致しますよ」
 お礼の話を聞くと、お婆さんは飛び起きて、もう身支度を始めていました。
「で、行く先はどこだね」
「ウンテルスベルクを通っていくのさ」
「じゃあ、ベルヒテスガーデンの方だね。やれ、やれ、遠い道を歩かねばならない」
 と、お婆さんは少しプリプリしながら、それでもたっぷりお礼をするというので、小人の後についてゆく事にしました。
 小人は小さな体なのに、お婆さんの先に立って飛ぶように走っていきます。見失っては大変と、お婆さんも後からよろよろついていくと、やがてウンテルスベルクの近くの森にやって来ました。
 すると、急に空が曇ってきて、明るく照らしていた月が隠れ、嵐の前のように辺りが真っ暗になりました。その暗い中を、小人はお婆さんの手を引っ張りながらずんずん歩いて行きます。
(この小人は、フクロウの目でも持っているのかな)
 お婆さんがふっとそう思った時、暗闇の中にパッと明かりがさしてきました。目の前で扉が開いたのです。扉の中は、赤々と蝋燭がともり、そこは立派な大広間で、大勢の小人が並んで出迎えました。みんなはキラキラ輝く金色の服を着ていました。
「お婆さん、こちらへ早く来てください」
 大きな衝立の陰にベッドがあって、そこに人形のような手足をした、女の小人が横になっていました。さも痛いと言うように、片足をベッドの外に突き出して寝ていました。
 その時、奥の扉が開きました。
 頭に金の冠を被り、赤いマントを付けた小人が大勢の家来を連れて出てきました。
 それは、小人の国の王様でした。
「夕べのダンスの会で、コオロギがとても滑稽な音楽を演奏した。そのために女王が足を踏み違え、筋を痛めた。お前は骨接ぎの名人だと聞いていたので、大急ぎで来てもらったのだ」
 ゆりかごのような小さなベッドで、小人の女王様はお医者を待っていたのでした。
 お婆さんは、なんだか気味が悪いのです。しかし、王様から直々の頼みなので、女王の小さな足を握ると、訳の分からぬ呪文を唱え、伸ばしたり、伸ばしたり、こすったり、さすったりしていました。
 すると、女王様はにっこり笑って、ベッドに起き上がりました。
「私の踏み違えた足は、よくなったようです」
 それを聞くと、王様も大変お喜びになってすぐ、家来の一人に命令しました。
「お婆さんを家へ連れて帰ってあげるのだ。たっぷり褒美を差し上げるのだよ」
 お婆さんが小人に案内されて、元来た道に出てくると、
「さあ、約束の褒美だよ。前掛けを広げてごらん」
 そう言って、広げた前掛けの上に、ごろごろした小石のようなものを、山盛りに入れてくれました。前掛けの下の袋にも、ぎっしりと詰めてくれたのですが、その重い事と言ったら、
「もう、やめておくれ。重くて重くて、前掛けのひもが切れてしまうよ」
 お婆さんは触ってみました。
「なんだ、褒美だと言って、暗くて分からない物だから、石をくれている」
 その時、小人は出口の門をコツンと叩きました。お婆さんが、
「あっ」
 と叫んだ時、もう、自分の家の入口の前に立っていました。
 お婆さんは灯りの側へ行って、前掛けの中を覗き込みました。
「まあ、何て酷い事をするのだろう。石が褒美だなんて、あの小人たちは私を馬鹿にしている」
 ぶつぶつ言いながら、前掛けの石を道ばたに捨てると、家に入って寝込んでしまいました。
 あくる朝、目を覚ますと、小人の女王様の足を治した事など夢でも見たように忘れていました。
「さあ、今日も畑へ行って取り入れだ」
 大急ぎで服を着こんで、袋を腰に括りつけようとすると、
「おや、どうした事だ」
 ずっしり重いのです。袋を逆さにして、テーブルの上に広げてみると、さあ大変、中から金の塊がごろごろ出てきます。
「しまった、しまった。夕べ小人の女王の足を治してやったのは、本当だった。あの時、前掛けに貰った石は道端に捨ててしまったが、どうなっているだろう」
 戸を押し開けて表に飛び出してみましたけれど、捨てられた小石はそのままで、一山に積み上げられていました。
「やっぱり、人を疑ってはいけない」
 お婆さんは、袋に残った金の塊を大切に壺の中にしまい込みました。
 それからは、お婆さんはもうお医者をやめて、褒美の金の塊で幸せに暮らしたという事です。
 でも時々、思い出したように、
「もう一度小人の国から呼びに来ないかな。今度は石ころ一つだって大切にするのだがね」
 と、呟きました。けれど、いつまで待っても小人の国からお婆さんを呼びには来ませんでした。




~おしまい~

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 今晩は、アカサカです。

 今日はお休みでしたので、とある調査を入念に(大げさ)行ったうえで出かけました。


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 やって来たのは行橋。

 目的地はゆめタウンに入居している……


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 こちら。

 玩具チェーンのペリカンです。こちらで……。


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 スタジオシリーズのオーバーロード、ついにゲットしました。丁度ボーナスも支給されていたので、ナイスタイミングでした。

 あらかじめ電話で中津や下曽根のヤマダ電機に電話してみたものの入荷しておらず、スクラッパーの事もあってこちらに問い合わせたところ、一つだけ入荷していたので、速攻で取り置きをお願いしました。

 何気にここ、優秀かも知れない……。中津のゆめタウンのペリカンは、TF自体取り扱ってないし。


 記事タイトルにも書きましたが、上のスクラッパーの時といい、オーズコンボチェンジの時といい、『はめふら』の4巻の時といい、今回といい、最近、捜してたり欲しい物は行橋に行くと大概見つかるというジンクスがあります(笑)。


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 さて、お昼は件の『らぁめん研究所』が未だにカルボナーラ豚骨を発売していなかったので、マックにしました。


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 そんでもって、ただいま絶賛キャンペーン中の世界のメニューの……


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 オーストラリアの『ベーコンラバーズ』にしました。


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 ベーコンが三枚入っています。


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 オープン。

 ベーコンのほか、細切りにした玉ネギが、甘辛いバーベキューソースで和えてあります。


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 今日は飲み物はストレートティーにしました。

 ガムシロップは二つ入れます(笑)。


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 その後は、電車まで微妙に時間が余っていたので、コスタ行橋に行ってからBOOKOFFに立ち寄り、帰って来ました。


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 夕食は、この間、実家に帰った時に、親父から割引クーポンをもらったので、吉野家のスタミナ超特盛丼にしてみました。

 それと、カップの豚汁です。


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 店舗では生卵が乗っているのですが、季節柄、テイクアウトでは半熟卵に変更されています。


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 スタミナ超特盛の名前の通り、牛肉、豚肉、鶏肉の三種類のお肉が乗ってます。


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 さて、今日買ったオーバーロード、ビークルモードは六輪の大型特殊ダンプトラックです。


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 説明書で『本体パーツ』と書かれている謎の物体(合体時のパーツ)は、取り外し可能です。

 こうすると実機に近いイメージになりますね。


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 説明書はオーバーロードの物と、合体用の物が別個に入っていました。


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 我が家でも、実写版コンストラクティコンがついに集結!

 デバステーターへの合体はまた後日……。


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 ホビーゾーンでは『素材ちゃんS』を捜したのですが、中津の方同様入荷しておらず……。

 代わりに二つ目の『装動』ドードー・ヒナを買ってきました。


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 コスタ行橋の2nd STREETでは、アーツのクローズチャージをゲットしました。

 ……が。


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 ツインブレイカーに取り付けるクローズドラゴンとドラゴンボトルが欠品でした。ド畜生。


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 こちらに戻って来てからは、中津ゆめタウンのホビーゾーンでぷちサンプルのウィークエンドキャンプと居酒屋のんべえを一つずつ購入。

 前者はまだ持ってない上に、私が欲しかったコーヒーの奴(くれはと絡ませたかったので)、『のんべえ』の方もダブりではありましたが、まだ二つ目だったのでラッキーでした。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、メタルスラットルを紹介するぞ!」


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サンクラ「メタルスラットルは、ラットルがクォンタム・サージを浴びてメタルス化した姿だ。アニメではチータスやメガトロンと共に、最初に登場したメタルス戦士だぞ」


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サンクラ「ビークルモードはドラッグスター型だ。アニメじゃ、ダイノボットを背中に乗せて走る場面もしばしば描かれたぞ。因みに元ネタは、アメリカのTVアニメに出てくる『ゼンマイで走るネズミの玩具』なんだそうだ」


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サンクラ「それじゃ、ラットル、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。ネズミの胴体が割れてロボットのボディが出てくるってスタイルはリアルビースト版と同様だが、ネズミの顔は肩アーマーに変更されてる」


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サンクラ「バストアップ。脳髄を思わせる頭部デザインは、以前の物を引き継いでる。腹部の内臓状のモールドは、アニメ版じゃ省略されてるぞ」


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サンクラ「背中側。アニメでは背中が半回転して、後輪部分が上に来てたが、トイでは再現できねえ。因みにアニメじゃ、後輪部分を盾としても使用してたが、これもやっぱり再現は不可能だ」


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サンクラ「武器は尻尾が変形したラット・サーベル(原語名:テイルウイップ)だ。アニメで使ってたラットビームガン・ネオ(原語名:フュージョン・ライフル)は付属してねえ。因みに旧版やLG版のビームガンも、残念ながらグリップのサイズが合わなくて持たせられねえぞ」


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サンクラ「国内外とも説明書にはねえが、後輪にはどの変形でも使用しねえ、謎の変形機構がある。これと前足を寝かせた状態を組み合わせると、(脹脛のタイヤ状のモールドが丁度設置して)ゴーカートっぽい形態になるぜ」


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サンクラ「メタルスラットルの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『ビーストウォーズメタルス』から、ノクトロを紹介するぞ!」


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サンクラ「ノクトロは、サイバトロンの空挺戦士だ。コウモリとインド水牛のフューザーだぞ。雄牛のごとき剛力とコウモリのスピードを併せ持つ、獰猛にして有能な戦士で、サイバトロン基地の警備と偵察任務に飛びまわるぞ。名前は『夜行性の』って意味の“Noctual”と、スペイン語で闘牛用の雄牛を意味する“Toro”の掛け合せだ」


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サンクラ「背中にはスイッチがついてる。これを押すと……」


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サンクラ「スプリングで、翼を素早く閉じるギミックがあるぞ」


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サンクラ「それじゃあ、ノクトロ、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。並々ならぬ剛力とスピードを誇るコイツにゃ、重火器なんて必要なくて、角と腕力と爪に物を言わせて戦場を駆け巡るぞ」


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サンクラ「バストアップ。黒いボディに赤い頭部がアクセントになってるな。高感度のソナートラッキングシステムを内蔵してて(これはコウモリ由来の能力か?)、デストロンを探知するだけでなく、レーダーの妨害も可能だ」


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サンクラ「背中側。ビーストモードの皮膜は、後ろに畳むようになってる」


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サンクラ「説明書にはねえが、腕の付け根の部分には丁度いい凹部分があって……」


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サンクラ「皮膜をひっかけて、スプリングギミックが暴発しないように固定が出来るようになってるぞ」


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サンクラ「ノクトロの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」