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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、グレートショットを紹介するぞ!」


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サンクラ「グレートショットは、『トランスフォーマーV』に登場したシックス一族を抜けた一匹狼の隠密戦士だ。自分が正義にはふさわしいとは思ってないが、こいつを戦士として、友として認めたスターセイバーの人柄に惚れて、サイバトロンに味方してるぞ。トイはG1と同じく、シックスショットのリデコだ」


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サンクラ「バストアップ。胸部のデザインがもろに和製TFって感じのラインだな。アニメじゃクロスフォーマーと組んで裏切られた過去があったり、ブレストフォースのガイホークと旧友同士だったりと、交友関係も、デストロンの方が多かったな」


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サンクラ「ヘッドギアを開けると、ヘッドマスターの頭部が露出する。何故か某勇者警察みたいなデザインになってるぞ」


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サンクラ「背中側。赤いカラーが強めの正面に対して、こっちは青が強いな」


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サンクラ「ヘッドマスターはクロームドームの親友ジャックだ。『ザ☆ヘッドマスターズ』のアニメに登場したゲストで、シックスショットから拷問を受けた末、人間(TF)爆弾に改造され、クロームドームに苦悩の末に射殺されちまった。その後、自分を友の仇と分かっていながら匿ってくれたクロームドームに恩を返すため、シックスショットが自分のボディと引き換えに、オーバーロードの手で復活を遂げたぞ」


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サンクラ「各ヘッドマスター(タイタンマスター)の比較だ。右からジャック(グレートショット)、シックスショット、リボルバー(TR版シックスショット)だ。元々リボルバーがジャックを意識したデザインだから、ジャックのHM素体にはリボルバーのものが使われてるぞ」


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サンクラ「さて、G1当時は無かった設定だが、『レジェンズ』では、シックスショットとグレートショットの声や一人称が同じ、トイもリデコ関係といった点から、『グレートショットは改心したシックスショットの転生体』って設定になってる。レジェンズ世界でジャックを復活させるシーンでは、シックスショットのヘッドマスターがグレートショットのボディに合体してるシーンがあるが、残念ながらトイではヘルメットが引っかかっちまって再現不可能だ


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サンクラ「因みにTR版のシックスショット頭部を使えば、再現は出来るぞ」


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サンクラ「アニメじゃ二刀流で戦ってたが、G1版トイと同じく、残念ながらこのLG版にも刀は付属してねえ。その代わり、(やっぱりG1版トイと同じく)シックスショットと同じ二挺ライフルが付属してるぞ」


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サンクラ「ライフルは、シックスショットと同じく合体させてヘッドマスター用のビークルに出来るぜ」


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サンクラ「リデコ元のシックスショットと。元々シックスショットは海外でも発売されてたアイテムだから、デザインは比較的控えめなのに対して、グレートショットはカラーリングもデザインも、後の『勇者シリーズ』に通じる派手なものになってるな」


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サンクラ「特に上半身にリデコか所が集中してる。ここだけ見たら、ほとんど別人(というか当時は実際別人だったが)だな」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「G1版と同じく、グレートショットも六弾変形のトランスフォーマーだ。まずはタンクモード。シックスショットと違って、キャタピラ先端にも銃口があるぞ」


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サンクラ「もちろん、コクピットにはヘッドマスターが搭乗できるぞ」


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サンクラ「続いてはジェットモード。尾翼がより大きくアレンジされてる」


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サンクラ「バトルカーモード。この形態は、リデコか所が後部に集中してっから、ぱっと見は色以外はシックスショットとあまり変わらねえな」


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サンクラ「怪獣モード。唯一、シックスショットとはモチーフが違うビーストモードだ」


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サンクラ「頭部アップ。下あごはシックスショットのオオカミモードのパーツと共通だ。ちなみにG1版は頭部は黒かったが、LG版はアニメ設定を反映して、青い頭部になってるぞ」


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サンクラ「サブマリンモード。これもシックスショットと同じように、G1版には無かった形態だ」


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サンクラ「ただし、シックスショットと同じく、上下逆にすればレーザーガンモードに見立てる事は出来るぜ」


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サンクラ「レジェンズ版グレートショットの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今日は昨日に続いて、アメブロの方にも記事を書いています。


 こちらの方は、久々に『西遊記セレクション』で行こうと思います。

 ストーリー的には、この話の次の回にあたります。


 個人的に、今回の話は今までの中でも結構コメディ色が強めのような気がしてますが……どうでしょう?


 では、さっそくスタート!


第七回 赤ん坊に似た木の実



 三蔵法師と悟空の二人連れの旅は、八戒を加えて少し賑やかになった。けれども八戒は、ときどき家へ戻りたいと情けない愚痴を言い出すので、悟空に怒鳴られ、怒鳴られ、荷物を担いで歩いていた。
 春も過ぎ、夏も過ぎて、涼しい秋を迎えた。流れる雲も光を増して、一日ごとに、空は青く澄み渡って、前の山、後ろの森で鳴き立てていたセミの声も、もう聞こえない。
 ある日三人は、大河の流れる岸に着いた。波はゴウゴウと逆巻き流れていて、向こう岸はどこにあるのか、空と皮が重なり合って、かすんでいて見えない。
 岸の立て石には“流沙河(りゅうさが)”と書かれてある。
「なんという広い川だろう。渡る舟も無い」
 三人ともどうしたら良いのか、腕組みをして大河を見渡していると、岸近くの波が山のように高く膨れ上がった。驚いて見守っている内に、波の中から一人の魔物が現れた。
 魔物は首につるした九つのしゃれこうべをからからと振りながら、宝杖を振り上げて、三蔵法師に打ちかかってきた。
 悟空は飛び出して、お師匠様を抱えるようにして、大急ぎで後ろの丘の上へ移した。
 八戒も荷物を投げ捨てて、鉄の熊手を振りかざして魔物に立ち向かった。
「えいや、えいや」
 と、どちらも気合激しく打ち合ったが、力も腕も同じで、果てしがない。
 悟空は三蔵法師を守って見物していたが、今は我慢がしきれなくなった。如意棒を握って魔物の後ろへ飛んで振り下ろした。
 魔物はそれより早く、吸い込まれるように川の中へガボガボと沈んで逃げた。
 八戒は悟空に怒鳴りつけた。
「頼みもしないのに、助太刀なんかするからだぞ」
「そう怒るな。へっぽこ同士で見ちゃいられない」
「オレは元天の川の司令長官だったから、水の底へもぐって、おびき出して来ようか」
「よかろう。出てきたら、オレが岸の上から殴りつける」
 八戒は衣も靴も脱ぎ捨てて、素っ裸の手に熊手を握って飛び込んだ。
 悟空は如意棒を出来るだけ長く伸ばすと、肩に担いで水面をにらんだ。
 間もなく、八戒が負けたふりをして水中から岸へ飛び上がって来た。魔物はいい気になって追いかけてきて、流れから頭を突き出した。
「それきた、こいつめ」
 悟空は力いっぱい岸から如意棒を振り下ろした。そのはずみに、長くし過ぎた如意棒の重さに引っ張られて、棒ごと川の中へ真っ逆さまに転がり落ちた。
 魔物は水底深く逃げてしまった。
 悟空はぬれねずみになって、棒を小さくして、岸へ這いあがって来た。
「あの野郎、酷い目に遭わせやがった」
 八戒は笑った。
「お前が勝手に飛び込んだのだ」
「こうなったら、どうしてもひっ捕まえてやる。だが、腹が減っては戦が出来ぬ。お師匠様もお待ちかねだろうから、ご飯を差し上げよう。ちょっと行ってもらってくる」
「どこまで行っても家なんかあるものか」
「まあ、黙って待ってろ」
 觔斗雲に乗って、北の方へ飛んだかと見る間に、早くも鉢に食べ物を入れて戻って来た。
 八戒は目を丸くした。
「どこまで行ってきたんだ?」
「五千里ぐらい飛んだかな。人家があったから、頂いてきた」
「それほど一気に飛べるなら、お師匠様を乗せて、向こう岸へ飛んだらどうだ。何も、あんな化け物と喧嘩する必要はないんだ」
「お前も雲に乗れるんだろう。何故お師匠様をおぶって、この川を渡らないんだ?」
「オレは身を軽くして乗るから飛べるんだ。お師匠様は人間で、それが出来ない。だから雲にも乗せられないんだ」
「こっちも同じことだ。オレたちは、お師匠様をお守りしながらついて行けばいいんだ。簡単に空を飛んでったって、お経はくださらない。苦しみを重ねていくから、頂くお経も尊くなるんだ」
「さすがは兄貴だ。お師匠様の教えをオレより長く受けたせいか、巧い事を言うわい」
 この時、魔物が様子を窺いに、ガバリと川から首を突き出した。
「それ、出たあ」
 二人は如意棒と熊手を振り上げたが、魔物はまたもぶくぶくと沈んでしまった。
 間もなく、からかうように、またまた首を出したが、へらへらと笑いながら沈んでしまった。それが何回も続く。
 悟空はいらいらして、頭を抱え込んだ。とうとう空へ上がって、観音様の所にお願いに走った。
 観音様はお弟子の恵岸(えがん)を呼ぶと、袖の中から一つの赤い瓢箪を取り出して渡した。
「恵岸、これを持って悟空と一緒に、流沙河へ行きなさい。呼べば川の中から沙悟浄が出てきますから、三蔵の弟子にさせなさい。そして沙悟浄が首に下げた九つのしゃれこうべをつないで、その真ん中へこの瓢箪を置けば川を横切る船が出来るでしょう」
「かしこまりました」
 恵岸は悟空と一緒に雲を飛ばして、流沙河の上に来た。川へ向かって厳かに声をかけた。
「沙悟浄、経を取る人がここに来ておるのに、なぜ心を改めて出てこないのか?」
 ザブザブと水が大きく動いて、魔物がぽっかりと姿を見せた。恵岸を見ると、さも嬉しそうにニコニコ笑って、礼をしながら進んできた。
「お経を取る人は、どこにおられますか」
「そこの丘に座っておられる」
「ははっ」
 沙悟浄は、悟空と八戒を横目でにらみながら、三蔵法師の前に両手をついて挨拶をした。
「お経を取るお方とは知らずに、先ほどからの失礼、どうぞお許しください。長い間川の底でお待ちいたしておりました。何卒、西方へのお供をさせて下さい」
「今までの悪さをやめ、心から仏様の弟子になるか」
「教えに従います」
「あそこにいる二人は、右が孫悟空、左が猪八戒という、私と一緒に経を取りに行く弟子である。ただいまから兄弟の約束をして、ともに仲良く心を合わせて、私の力となってほしい」
「ははっ」
 三蔵法師は、這いつくばっている沙悟浄のざんばら髪をくりくり坊主にそり落として、お弟子にした。
「その首輪を外して、早く船を作りなさい」
 悟浄は首にかけたしゃれこうべを取り外して、縄でつないだ。その中に真っ赤な瓢箪を置くと、たちまち広がって、幾人も乗れる大きな船のようなものになった。
 三蔵法師は岸へ下って、瓢箪の上に身を乗せると、ふわりっと浮いて気持ちが良い。
 八戒と悟浄は、三蔵法師の両側に付き添った。
 悟空は馬を引いて、法師の後ろに従った。
 恵岸は雲の上から守って、船は流沙河に乗り出した。見る見るうちに矢のように走って、たちまち向こう岸に着いた。
「では、さらばじゃ」
 恵岸は全部の者が無事に岸へ上がるのを見届けると、川の流れから瓢箪を取り上げた。途端に九つのしゃれこうべは、溶けて崩れて、川から舞い上がった埃のようになって吹き飛んでしまった。
 恵岸は雲に乗って遠く帰っていった。
 三蔵法師達は、その後姿を拝んで、いつまでも岸辺に立ち尽くしていた。
 こうして、旅は四人になった。
 西へ西へと進むうちに、月日は目に見えない風のように流れて、落ち葉が散り、雪が降り、花が咲き、夕立の後に七色の虹が、山から山へ大きくかかったりした。
 ある日の夕暮れ。山は青く、水は清く、絵にかいたような美しい峠にたどり着いた。
 峰伝いに登っていくと、林の中に、高く低く屋根を並べて、厳かに広がった大きな寺が見えてきた。万寿山五荘観(まんじゅさん・ごそうかん)という名高い寺である。
 寺の和尚さんは鎮元大仙(ちんげんたいせん)と呼ばれている仙人で、その日の朝、用事があって四十八人の弟子たちを連れて寺を出た。出る前に、二人の小坊主を呼んで注意した。
「留守中に、大唐の三蔵法師が尋ねてくると思う。丁寧にもてなしなさい。だが、弟子の中にいたずら者がいるから気を付けよ」
「はい、承知いたしました」
 日暮れの頃、その三蔵法師達の一行が、一晩泊めて頂きたいと現れた。二人の小坊主は、三蔵法師を大広間に案内して、悟空達三人をつぎの間に通した。そして法師の所へ、お茶とお菓子を運んできた。
 法師は盆に乗せられてきた二つのお菓子を一目見ると、腰を上げて驚いた。
「ややっ、これは、赤ん坊の蒸し焼き。寺で人間を喰わせるとは恐ろしい」
 小坊主たちは笑った。
「いいえ、違います。これは人参果と申しまして、木の枝に実る果物で御座います。この万寿山だけに実るもので、三千年目に一度花を開き、また三千年目に実を結び、次の三千年目に、ようやく熟してこのように食べられるものになります。けれども、実は、たった三十個しかなりません。形は御覧の通り生まれたての赤ん坊の姿とそっくりですが、一つ食べれば四万七千年も長生きが出来る宝の果物で御座います。召し上がって下さい」
 小坊主たちがどう勧めても、三蔵法師には、その形がむごたらしくて食べる気が起こらない。
「では、わたくし達が頂いてもよろしゅう御座いますか」
「どうぞ」
 二人の小坊主は喜んで、人参果をうまそうに一つずつ食べてしまった。
 隣の部屋で、悟空達がこの話を聞いたり、人参果をのぞき見してしまった。
「我々も、一つずつ食べようじゃないか」
「待ってろ。期から叩き落してくる」
 悟空は庭へ忍び出ると、野菜畑の向こうに小さな門がある。門を入ると、高さ千尺、太さ七、八丈もある一本の大木が、天に枝葉を茂らせている。
 悟空は木の下に立って見上げると、実の形は全く赤ん坊がぶら下がっているようで、尻の所にヘタがついている。風が吹くと頭や手足を動かして、踊り遊んでいるように見える。
 悟空は木の根元に立てかけてある金の棒を握って、幹へよじ登った。その棒で人参果を三つ叩き落して、抱えて部屋へ逃げ戻って来た。
「これが宝の人参果だ。さあ食ってしまえ」
 三人はかぶりついた。同時にひと声叫んだ。
「うまい!」
 声が大きすぎた。隣の部屋の小坊主たちの耳に入った。
「はてな、まだ何も差し上げていないのに」
 と、隣の部屋を覗くと、人参果の香りがプンプンと漂っている。しかも三人が満足そうに口を拭っている。
 これは怪しいと、二人の小坊主は人参果園へ走った。人参果取りの棒が倒れていて、実の数が三つ足りない。
 小坊主達は青くなって震えた。走り戻ってきて、三蔵法師を囲んで罵った。
「お前さんの弟子たちは大泥棒だ」
 三蔵法師は、何のことやら訳が分からない。そこで弟子たちを呼んで聞きただしたが、三人とも最初の内は、食べぬ、知らぬと言い張っていたが、ついに悟空が白状した。
「三人が、一つずつ人参果を食べました」
 小坊主たちは、部屋の床板を踏み鳴らして怒った。
 三蔵法師がいくど詫びても許さない。
 悟空は小坊主たちの怒鳴り声に、耳が痛くなってきた。果物の三つぐらいで大騒ぎするなら、いっそのことどれも食べられないように、人参果の大木を押し倒してしまえと考えた。
 そっと一本の胸毛を抜き取ると、自分の身代わりに座らせておいて、人参果園に走った。如意棒で、根こそぎ人参果の木を突き倒してしまった。
「どんなもんだい。小坊主め、これで諦めがつくだろう」
 部屋へ戻って、身代わりの毛を胸に差し込んで、しおらしい顔つきをして座っていた。
 小坊主たちは怒鳴り疲れた。先ほどから悟空達が黙り込んだまま、うんともすんとも言わずにじっと座り込んでいるので、自分たちの実の数え方が悪かったのかと、心配になって来た。
「枝は高く、葉は茂っているから、数え違いかもしれない。もう一度、確かめに行こう」
 行ってみると、世界に二つとない宝の木は、ああ、痛ましや、情けなや、太い根っこが上向きに、空を蹴り上げてぶっ倒れている。
 小坊主たちも、倒れて死にたくなった。
「この気ち○い共、ここへ入っていろ」
 三蔵法師をはじめ、三人の弟子たちを薄暗い一部屋に押し込めると、外から錠をかけて、泣きながら自分たちの部屋へ行ってしまった。
 三蔵法師は悟空を恨んだ。
「お前は、なぜ大事件ばかり起こすのだ。宝の木まで倒すとは」
 騒ぎの内に、その夜の十五夜の月が、万寿山の上にゆらゆらと大きく昇った。
 悟空は立ち上がった。
「お師匠様、このままではお経を取りに行くことはとても出来ません。幸いに外は明るいお月夜。逃げるんです。さあ早く」
 口の中で呪文を唱えると、錠はかたりと落ちて、部屋の扉がぱかりと開いた。
「私は後から追いかけますから、西へまっすぐに馬で走って下さい。悟浄と八戒は、お守りしてつづけ」
 三人を逃がして、小坊主たちの部屋を覗いた。
 小坊主たちは、泣きくたびれて、二人とも机にもたれて眠っている。
 悟空は胸毛を抜き取ってかみ砕いた。ぷうと吹くと、眠り虫に変わった。ブンブンと小さく羽を鳴らして、小坊主たちの頭や背中に飛びついた。
「これで良し、逃げろ」
 自分に号令をかけて、お師匠様の後をまっしぐらに追った。
 十五夜のまん丸い月が、万寿山の頂上に上がった。その頃、鎮元大仙は、四十八人の弟子たちを連れて寺に戻って来た。
 見ると、山門は開けっ放しで、仏壇の線香は消え、留守番の小坊主たち二人は、机にもたれて眠りこけている。ゆすっても起きない。
「ははあ、誰かに術をかけられたな」
 大仙は呪文を唱えて、口に水を含むと、小坊主たちの頭の上にぱっと吹っ掛けた。
 二人は目を覚ました。きょろきょろしながら、大仙や兄弟子たちに囲まれているのに気が付くと、わっと大声をあげて泣き始めた。
「お師匠様、お友達のお方は、大泥棒の大変な奴で御座います」
 と、今日の出来事を悔しがって話した。
「そうか、そうか。泣かんでもよい。その猿のような奴は孫悟空と言って、天上を騒がした大変な奴だ。しかし、人参果の木を根こそぎ倒して逃げるとは、このままでは済まされぬ」
 大仙は雲に乗って、三蔵法師の後を追いかけた。
 間もなく、青い月あかりの並木道を、西へ西へと走り逃げていく四人の姿が、空の上から小さく見下ろせた。
 大仙はその前へ飛び降りて、道をふさいだ。
「宝の木を押し倒して逃げていくのは、お前たちか?」
 悟空は返事もしないで如意棒で打ちかかった。
 大仙は身をかわすと眉を吊り上げて、袖裡乾坤(しゅうりけんこん)という難しい術を使った。その術は、天地さえも小さくして袖の中に隠し入れてしまうという大変な術である。
 悟空達は、あっと叫ぶ暇もない。
 見る間に五寸ほどの人形のような小さな姿に変えられて、四人とも大仙の袖の中にさらわれてしまった。
 大仙はそのまま雲に乗って寺へ戻ると、悟空達を袖の中からつまみ出して、一人一人柱に縛り上げた。そして元の大きさに戻して、弟子たちに命令した。
「思い切り鞭で打て」
 一人の弟子が、竜の皮で作った鞭を振り上げて、大仙の顔を見た。
「誰から打ちますか?」
「師である三蔵法師から打て」
 悟空が慌てて遮った。
「先生ともあろう者が、それはおかしい。果実を盗んだのも、木を倒したのも、この私である。何で私を先に打たないのか」
「盗人のくせに、言う事だけはしっかりしておるな。では、こやつから打て。人参果の数だけ、思い切り三十打て」
 弟子が悟空のももを狙った。
 悟空は狙われた足に、素早く呪文をかけて、鉄に変えた。ビュウビュウと打ち下ろす三十の鞭を受けたが、痛さは少しも感じない。
「次に三蔵を打て、弟子の躾は師の責任だ」
 悟空がまた口をはさんだ。
「これもおかしい。果物を盗んだのは、お師匠様の教えを破って、私達三人が勝手に相談してやった事だ。お師匠様が知らない内に、私が叩き落したのだ。この私から打て」
「この猿め、ずる賢いわりに、師を守る礼儀だけは知っておるな。では、またこいつを打て」
 再び悟空のももに鞭が振り下ろされた。
 やはり、痛くもかゆくも感じない。
「こいつめ、我慢強い奴だ。三十ずつ、一人一人打っていては時間がかかる。油を煮立てて、四人一緒に放り込んでしまえ」
 大なべが庭に運び出されて、ぐらぐらと油が煮えくり返った。
 弟子がまた尋ねた。
「まず、誰から投げ込みましょうか?」
「三蔵から放り込め」
 悟空が大笑いしてからかった。
「わっはっは、油鍋ぐらいで死ぬような我々と思うか。抜き手を切って泳いでみせるぞ。やい、信じられまい。嘘だと思うなら、オレ様を先に放り込んでみろ」
「そうか、泳ぐというのか。では泳いでみせろ」
「じゃあ、縄を解いてくれ。それから、素っ裸になるから、ちょっとの間後ろを向いてくれ」
 弟子たちが綱を解いて、後ろを向いた。
 悟空は身代わりに、石の狛犬を置いた。
「さあ、オレを担いで放り込め」
 叫んで空中へ飛び上がって、様子を眺めていた。
「ややっ、小さいくせに、こいつは重いぞ」
 五人、十人、十五人、二十人がかりで、ようやく悟空を担ぎ上げ、鍋の中へ放り込んだ。
 ザブーン、ゴゴ、ゴゴ、ゴゴウ。
 鍋の底は抜け落ちて、油が燃え広がった中に、大きな石の狛犬が一つひっくり返っている。
 大仙が笑って、見えない悟空に呼び掛けた。
「悟空、見事だ。出てこい。師を思うお前の心はまことに立派である。褒美として皆の縄を解いてやろう。だが、今度の悪戯は、少し乱暴すぎやしないか。人参果の木は枯れたぞ。あの木を元通りにしてくれさえすれば、仲直りをして兄弟の約束をしても良いぞ」
 悟空が空中から飛び降りてきて、かしこまった。
「先生が、お師匠様の縄さえ解いて下されば、木を元通りに致します。三日間の内に、必ず治してお目にかけます」
 大仙は頷いて、三蔵法師達の縄を解いた。
 悟空はお師匠様に、二日間のお暇を頂きたいと願うと、三蔵法師が尋ねた。
「お前はどこへ行って、枯れた木を治す薬を捜すつもりだ?」
「はい、東洋大海の三つの島には、良い薬があると昔から言われています。その島々にある十か国を走り回って捜します」
「気を付けて行けよ。悪さをするなよ」
「はい」
 悟空は觔斗雲に乗ると、流れ星よりも速く飛び出した。
「まず、福、禄、寿という三人の年をとった神様がいる、蓬莱山へ行って尋ねよう」
 蓬莱山では、景色のいい松の木の下で、三人の神様が碁を打って遊んでいた。
 悟空はさっそく尋ねたが返事は悲しかった。
「私達は、鳥、獣、虫、魚などを生き返らせる薬は持っているが、人参果の木は世界一の宝の木で、一度枯れたら生かす方法は無い」
 悟空は仕方なくまた雲を飛ばして、方丈山(ほうじょうざん)へ走った。ここには東華帝君(とうかていくん)という偉い神様がおいでになる。
 悟空は東華帝君に尋ねたが、やはり薬は無かった。
「私は人間の魂を生き返らせる薬や、普通の木なら、どのような木でも生き返す薬は持っている。だが万寿山のあの木は、天地が出来始めると同時に生まれた木で、それを生き返らせる薬は無い。どこを捜しても無いだろう」
 悟空は二日の間食事もとらないで飛び回っている内に、三日目の朝になった。
 薬はどこを捜しても、全く無かった。もうだめだと、觔斗雲の上にぼんやりと腰を下ろしている内に、観音様がお持ちになっている甘露水の事が思い浮かんだ。
「甘露水をかけたら、黒焦げになった木が生き返ったという話がある。そうだ。こうなったら、甘露水をお願いしてみよう」
 悟空は疲れ切って、よたよたと雲を飛ばして観音様にお目にかかった。訳を話して甘露水をお願いした。
「そのような事なら、島々などを飛び歩かずに、早く来れば良かったのに」
 と、観音様は悟空を慰めると、一緒に雲に乗って、五荘観の上に飛んでこられた。
 悟空は雲の上から大声で知らせた。
「観音菩薩がおいでになりました。謹んでお迎えを」
 大仙も、寺中のお弟子も、三蔵も、悟浄も、八戒も、寺の内から転がり出るようにしてお迎えした。
 倒れた人参果の木を、悟空、八戒、悟浄の三人が、力を合わせて抱え起こし、元の場所へ埋め直した。
 観音様はその上から、瓶の中の甘露水を、楊柳の枝につけて、さらさらさらりとおかけになった。
 見る見るうちに、しおれた葉は緑に生き返って、地に落ちたしなびた人参果も、つやつやと枝に実った。
「ああ、ありがたや。生き返った」
 大仙は大喜びである。いくつかの実を弟子たちに打ち落とさせて、観音様はじめ、その場にいた人々にご馳走をした。
 三蔵法師は、今度は宝の実と知って、有難く一つ頂いた。
 まもなく一同は、観音様のお帰りを見送って、寺の者も、三蔵たちも一緒になって、人参果祭りの大宴会が開かれた。




~つづく~

 今日はアメブロの方に、昨日届いたアースライズ版スタスクとヘケヘケ版スタスクの比較記事を書いてきました。


 こちらの方は、『ホビー雑誌コーナー』の記事で行きます。

 では、さっそくスタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、シースプレー&リオーネを紹介するぞ!」


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サンクラ「シースプレーは、サイバトロン・ミニボットの海上防衛員だ。海とその生き物を愛していて、陸に帰ったりロボットモードに戻る時は悲しげだぞ。アニメの第43話『変身の泉』じゃ、トララカン人のアラナって宇宙人とのロマンスが描かれたぞ」


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サンクラ「バストアップ。G1版トイをそのままリメイクした感じだ。余談だが、説明書のコミックにはアラナも登場してて、アニメ版に続いて変身の泉の水でウーマンサイバトロンの姿に変身したぞ」


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サンクラ「背中側。プロペラは手動で回転可能だ」


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サンクラ「このLG版には、G1には無かった手持ち武器がついてる。説明書コミックじゃ放水銃で、ウォーターシュートって呼ばれてたぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはホバークラフトだ。120ノットで航行し、6,437kmの航続距離を持ってる。各種のソナーとレーダー、水中及び地対空レーザーを備えてるぞ。また、車輪での陸上移動も可能だ」


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サンクラ「ウォーターシュートを外すと、G1版トイに近いフォルムになるぞ」


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サンクラ「続いてはリオーネだ。もともとは『ザ☆ヘッドマスターズ』の頃に発売されたヘッドマスタ・ティーンズの一人で、当時はライオンから頭部に変形していたトイオリジナルのキャラだ」


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サンクラ「背中側。今回は人型になってるから、ギミック自体は他のヘッドマスターと同一だ。コミックじゃ、『ビーストフォーマー』に登場したレーザービーストの大帝タイガーバーンに身体を乗っ取られて、この姿に変化したぞ」


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サンクラ「ヘッドモードでは、他のヘッドマスターのトランステクターにヘッドオンが可能だ」


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サンクラ「海外版であるTR版と。TR版の方が原色を使っていて派手だな」


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サンクラ「TR版じゃ、G1での変形モードであるライオンになるためのドローンとセットだったが、このライオン型のドローンは、結局日本版では未発売に終わったぞ」


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サンクラ「ビークルモードのシースプレーは、後部が開いてリオーネを搭乗可能だ。もちろん、他のヘッドマスター達も乗せられるぞ」


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サンクラ「レジェンズ版シースプレー&リオーネの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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When does a dream begin?
(夢はいつ始まるの?)
Does it start with a goodnight kiss?
(お休みのキスをした時から?)
Is it conceived or simply achieved?
(天から降ってくるみたいだね)
When does a dream begin?
(いつ始まるんだろう)


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バジりん「あの、マスター、どうなさったんですか? いきなり歌い出して……」


アカサカ「いやぁ、サースィさんの『歌ってみた』動画見てたら、オレも歌ってみたくなって……」


バジりん「はあ」


アカサカ「オレに動画を作る技術があったら、福岡県民らしく『ドゲンジャーズ』の主題歌でも歌ってみたいところだけどね」


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 サイトを更新しました。

 今回も『文庫本コーナー』です。


 さて、今日は朝は大雨でしたが、午前中にはカラッと晴れたので、予定通りに出かけてきました。

 お昼はこちら、『玄石ラーメン』です。


 ここ、何年も前に出来てたんですが、一度閉店して、それから数年間、そのままでした。んで、最近になって営業再開したんですけども、それまでも時々夜に通りかかったりすると厨房の電気がついていたので、おそらく店主さんがずっと研究してたんだと思います。


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 こちらは職権で注文します。おにぎりと餃子の他は、この『玄石ラーメン』と『肉味噌ラーメン』しかありませんでしたので、玄石ラーメンの“バリかた”で。


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 博多ラーメン(多分)らしく、細麺に豚骨スープです。スープは結構味が濃かったので、お冷を足しました


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 チャーシューは分厚いのが三枚。

 しっかり味が付いていました。


 それから後は、いつも通りのコースで天神へ。


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 前回来た時からですが、ショッパーズのBOOKOFFには、結構状態が良さそうなスターセイバーが置いてあります(中身の状態は分かりませんけど)。


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 気になるお値段は3万6千円! そりゃまあそうでしょうねぇ。中身の状態が良いのであれば


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 道中、喉が渇いたので、久々にオランジーナを買いました。

 缶のデザイン、変わってたんだな……。


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 まんだらけでは珍妙な光景を発見。スーパーライジンて誰やねん……。(^ ^;)

 まんだらけにしては珍しい表記ミスだなぁと思いました(正しくはジンライ)。


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 丁度帰宅時に再び雨が降り始めたのですが、夕食後はやんでいたので、マリナタウンのショッパーズモールに行ってきました。

 目的は晩酌のお酒とおつまみの他、この間買えなかったアメイジングヘラクレスのプログライズキーだったのですが、ラッシングチーター共々売り切れちゃってました……。


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 まんだらけでは、未使用のゴウプライムがあったので買ってきました。

 当時はそうでもなかったんですが、LGデッドロックや最近のジェネレーションズセレクトのコミックを読んでいたら欲しくなりまして……(苦笑)。


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 私はレオプライムもサンダートロンも買わなかったので、この型を触るのはこれが初めてになります。


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 UWグランドスカージと。

 デッドロックの封入コミックでは、こいつに足を切り落とされていました。


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 木の葉モールに入居してるホビーゾーンでは、ぷちサンプルDXの焼肉の奴を買いました。初回版なのでオマケが入っているうえ、1,200円以上購入のオマケも、2つもらえました。


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 でもって、ウチに帰った時には、今月分のアースライズが届いていました。

 マイクロマスター、ボムショック(緑)はかかとがあるので立たせやすいですが、グラウル(茶色)はかかとが無いのですっげぇバランスとりづらいです。


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 スタスクはヘケヘケ版とMP版を折半したような感じ。

 約35年でここまで進化しました。


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 今度はビークルモードで。

 ヘケヘケスタスクは寮にあるので、比較記事は明日にでも書きたいと思っています。


 ところで、私のスタスクですが……


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 頭部パーツの張り合わせ部分、まず額の凹穴に塗装が流れ込んでいて、また、両耳の辺りの凸ピンも塗装で太っていたので、綺麗にはまらず……


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 製品状態では、この通り、どう頑張っても頭部に隙間が空いてしまってました


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 なので、ピンバイスで穴の方を太くして、おさまりが良くなるようにしました。

 こんなこともあろうかと、常に工作ツールを持ち歩いてて良かった……(笑)。


 さて、スタスクとクリフが同時発売という事で、ここからはオマケを少々。


初代・第13話:『リジェの裏切り』より


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スタスク「馬鹿め。人様の物に勝手に手を出したらどうなるか、たっぷり教えてやるぜ!」


クリフ「コンボイ司令官! 今です! 早く!」


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スタスク「なにっ、コンボイだと!? ど、どこだ!」


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クリフ「どこでもないのさ!」


ドウッ!


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ドガァァァァン!


スタスク「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!」


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クリフ「相変わらず馬鹿な奴だよ。まだこんな古臭いトリックに引っかかるのは、お前ぐらいしかいないぜ!」


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前回(※)ギアーズにやられたので慎重になったスタースクリーム。

今回は逆の手でクリフに倒される。

※第12話:『ソーラーエネルギーを盗め!』のこと。


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When does a dream begin?
(夢はいつ始まるの?)
When reality is dismissed?
(現実が遠のいていく)
Or does it commence
(自分の心に)
When we lose all pretense?
(素直になれた時)


When does a dream begin?
(きっと夢が芽生えるんだ)


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は。アカサカです。

 例によって休み前なので、今日は実家に帰ってきました。


(恐らく)明日も届くものがあると思いますが、今日までに届いていた物が二つ。


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 まずはアーツの仮面ライダー滅。

 とある事情で、二つ目を捜そうと思っています。(^ ^;)


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 開閉は出来ませんが、プログライズキーは脱着可能です。しかも、エンブレムまでこの小サイズで描き込まれています


 左腕の前腕と上腕のアーマーをつなぐコードは軟質パーツ製で、腕を深く曲げると外れますが、下手に接着されてて千切れるよりは良いかと。


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 もう一つはやはりアーツのエグゼイド・ムテキゲーマーです。

 ぶっちゃけ、触ってるとトゲトゲして痛いです(苦笑)。


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 終盤の味方ライダー達と。

 ……レガシーゲーマーと艦これシュミレーションゲーマーを持っていないので、見事にバグスターのライダーばっかりです(爆)。

 因みにパラドクスがいない事に、写真を撮った後で気づきました(おい)。


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 さて、今日は帰ったら発掘しようと思っていた物が二つありまして。

 その内の一つはあっさり見つかりました。こちらです。


 1992年に展開したトランスフォーマー『合体大作戦』の、マッハロードvsフレアジェットのパッケージその他諸々。


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 封入カタログ。

 表には、ジオラマとロボットポイントアイテム(商品パッケージについてるクーポンを送ると買える通販アイテム)が載っています。この頃のやつは、初代に登場したダイノボット(の海外版)になってます。


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 裏面はこのシリーズの商品一覧。ちょっと画像がブレてしまいました……


 ガードシティが載ってる一方、バトルガイアーは未掲載です。


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 んで、説明書。

 マッハロードとフレアジェットで共用になっています。


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 でもって、そのマッハロード(左)とフレアジェット(右)。

 アイテム自体は同時期の海外版と同じですが、名前からキャラ設定から全く異なっています。


 例えばフレアジェットは、国内版では元サイバトロンでマッハロードの旧友という設定ですが、海外版はスネアーという名前で、恐怖を感じぬ孤独なサイコソルジャー、てな設定だったり。


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 で、何でこれを発掘しようかと思ったのかと言いますと、付属してるシールです。

 勿体なくて今まで貼っていなかったのですが、フレアジェットは青があった方が良いかなぁと思い、シールを貼ろうかと思ったものの……結局、いまだに貼れてません(意気地なし)。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

2020.06.25 『円』の雑学

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アカサカ「今日の純利益は18万5千4百円……っと。ハッピー、これ金庫にしまっといて」


ハッピー「は~い。所で店長、何で日本のお金の単位って『円』って言うの?」


アカサカ「それは明治4年の『新貨条例』で決められたんだ。それまで時代劇なんかでおなじみの『両』が使われてたわけだが、両は方形で持ちづらかったうえ、1両の四分の一が1分、十六分の一が1朱というように計算しづらかった。そこで、明治政府が新しい貨幣制度を作る時に、通貨の改善が必要だっつって十進法に基づく『円』が作られた」


ハッピー「確かに、4倍の計算だと分かりづらいね……。でも、それと『円』って呼ぶことと関係あるの?」


アカサカ「話は最後まで聞けって。で、何で『円』って言うのかって言うと、大隈重信が親指と人差し指で円を作って、そこから通貨の形を丸くして、『エン』って呼ぶことに決めたってわけ」


ハッピー「へ~、そうなんだ。結構単純な事で決めてたんだね……」


アカサカ「下手に複雑な理由よか、シンプルでいいんじゃねえの?」

2020.06.24 いのちの綱

 今日はポリネシアの民話、『いのちの綱』です。

 では、さっそくスタート!


いのちの綱



 むかし、南の方のある島に、とても仲のいい若い夫婦がいました。
 貧しい暮らしでしたが、夫のエネエネも、妻のクララも、正直者で誰からも好かれていました。
 ある日の事……。妻のクララが、ヤシの実を捕ろうと大きな木に登りました。が、ちょっとの油断で足を滑らせ、真っ逆さまに落ちてしまいました。
 と、その途端です。地面が二つに割れて、その割れ目に入ったクララの身体は下へ下へと落ちていきました。
 どれだけ深く落ち込んだのか、止まったところは、地の底の死人たちの集まっている世界でした。
「おい、いい物が転がり込んできたぞ。久しぶりのご馳走だな。早く食べようよ!」
 と、死人たちは喜びました。が、
「でも、閻魔大王の許しをもらってから出ないと怒られるぞ!」
「それもそうだな。だったら逃げられないように、家の中に入れて、柱に縛り付けておこう!」
 という事で、死人たちはクララを家の中に運び込み、柱に縛り付けました。そして、盲目の老人に、見張り番をさせる事にしました。
 一方、地上の夫は、急に見えなくなった妻を捜して、あっちこっちと捜し回っている内に、地面の割れ目から死人の世界に落ちて言った事が分かりました。
(――これは大変なことになった。早く助けに行かないと、そのまま死んでしまうかも知れない)
 しかし、エネエネには、どうして死人の世界まで下りていけばいいのか見当もつきません。思い余ったエネエネは、村の人たちにわけを話して、力を貸してくれるように頼みました。
「そうか、それは気の毒な事だな。みんなで何とか、その方法を考えよう」
 そして、結局、村の人たちはみんなで、長い長い綱を作ることにしました。
 綱が出来ると、それを地面の割れ目から、下へ下へと垂らしてやりました。
「さ、もう死人の世界まで届いたろう。――いいかい、エネエネ! 登ろうと思う時は、この綱をぐいっと引いて合図をするんだよ!」
「はい、分かりました。では、お願いします!」
 どうしても妻を助けたいエネエネは、綱を伝わってどんどん下へ降りていきました。
 長い長い綱ですが、やっとのこと、死人の世界に降りることが出来ました。
 けれども死人の世界は、暗い迷路になっていました。どの道を行けばいいのか、妻がどこにいるのか、見当もつかないエネエネは、足に任せて歩きました。でも、帰る時の目印に、用意に持ってきた綿をちぎって、所々に置いて歩いました。
 どれだけ歩いた事でしょうか……。やがて、ほんのりと明るくなっている場所に出ました。
 と、どこからともなく人の声らしいものが聞こえてきました。
「クララ、いるだろうな!」
 と、妻の名前を呼んでいる声です。そして、
「ええ、いますよ」
 と答えているのは、確かに妻の声でした。
 喜んだエネエネは、足音を忍ばせて、声の方へ行きました。と、大きな家があって、入口の戸は開いていました。
 エネエネはそっと、家の中を窺ってみました。すると、太い柱に縛り付けられている妻の姿が見えました。
(――やっと見つけたぞ!)
 けれども、少し離れたところに、盲目の老人が番をしています。
 盲目だから、時々名前を呼んで、いるのかいないのかを確かめているのでした。
(よし、番人は盲目なんだから……)
 エネエネは考えました。いったん家を出ると、そばにあるヤシの木に登って、たくさんの実を落としました。その実をいくつもいくつも老人の側に転がしてやりました。
 すると間もなく、たくさんのネズミが集まってきて、その実をガリガリとかじり始めました。その音がやかましいので、エネエネが少しぐらいの音を立てても、盲目の番人には悟られずに済みます。
「ちえっ、やかましいネズミどもだよ。――クララ、いるだろうな!」
 盲目の老人は顔をしかめながら、また、クララの名前を呼んで確かめました。
「ええ、いますよ」
 クララは答えています。
 エネエネは、そっと妻の側に行きました。
 妻は驚いて、危なく声を出しそうになりました。が、エネエネは素早くそのお口を押さえつけてから、耳へ口を寄せて言いました。
「助けに来たんだよ! ここから逃げ出すんだけど、お前は体が弱っていて、早く歩けないだろう。だから、二人が一緒に逃げだせば、すぐに捕まってしまうよ。それで考えたんだ。まずお前だけが出口の所まで行っていなさい。白い綿の落ちている道を辿って行けばいいからな!」
「あんたは、どうするの?」
「おれは、お前が出口に着いたと思う頃まで、ここにいるよ。そして、呼ばれたらお前の声を真似て、返事をしていて、その後、お前を追いかけるよ。いいな、早く!」
 柱の綱を切ってもらったクララは、弱っている身体でよろめきながらも、先に逃げ出しました。
 しばらく経って、
「クララ、いるだろうな!」
 盲目の番人は、また名前を呼びました。
「ええ、いますよ」
 エネエネは、クララの声を真似て答えました。
 それから、またしばらく経って……もうクララが出口のそばまで行った頃です。
 エネエネは、そっと家を出ると、後は夢中で走り出しました。
 綱のある出口の所に来ると、妻の方も、今やっと着いたばかりの所でした。
「いいかい。痛くても我慢するんだよ!」
 エネエネは、自分の身体と妻の身体を綱の端に結び付けると、その綱をぐいっと引きました。
 地上で待ち構えていた村の人々は叫びました。
「おいっ、合図があったぞ! さ、早く引き上げろ!」
 掛け声を合わせて、みんなで引っ張り始めました。
 一方、盲目の番人は、クララの声がしないので、その後は大騒ぎになりました。みんなで出口まで来た時は、二人の身体が見る見る上に登っていて、もうどうすることも出来ませんでした。
「お前が、とんまだからだぞ!」
 みんなで盲目の番人を叱りつけている所に、閻魔大王も来ました。
「なにっ、せっかくのご馳走を逃がしてしまったんだとっ!」
 大王は大声で怒鳴りました。
「へえ、こいつがとんまなもんで……」
「馬鹿もん! 大体、盲目に番人をさせておくお前たちがとんまなんだぞ! それにいつも、ここの大門を開けておくのがいけないんだ。生きている人間どもは頭がいいから、いつ、どんな奴が下りてくるか分からないぞ。この大門を閉めてしまえ!」
 閻魔大王の言葉で、死人の世界の大門は固く閉められてしまいました。
 ですから、その後、生きたままで死人の世界に入って行った人はいなくなりました。
 また、長い綱のおかげで夫婦の命を助けることが出来た村の人たちは、その綱を、いつまでも村の宝物にしていました。




~おしまい~

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 今晩は、アカサカです。

 今日は休みでして、最初は行橋にでも行こうかと考えていたのですが、起きたのがお昼ごろだったのと、節約も兼ねて、こちらで過ごしました。


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 お昼は久々に食べたくなったのでココイチへ。

 しばらく来ない間に、『スタミナポークレバーカレー』なるものも登場していたようですが……。


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 今日はきのこカレーにしました。


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 具材のキノコ。


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 とび辛スパイスも足します。


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 私は普段、福神漬けは食べない(あの真っ赤に着色してあるのが何か嫌)のですが、ココイチのは無着色なので、たまに食べる事もあったり。


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 ご馳走様でした

 この後はTSUTAYAやゆめタウン、BOOKOFFなどに行ってきました。


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 TSUTAYAでは『ホット・ショット』の一作目があったので、レンタルしてきました。

 2作目は水曜ロードショーだったか金曜ロードショーで子供の頃に見たことがあり、DVDも持っているのですが、こちらは初めて視聴します。


 他には実写TF第2作の、『トランスフォーマー リベンジ』も借りてきました。


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 夕食はこれまた久々に、かつやの普通のカツ丼弁当です。


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 映画館で見た時は見分ける余裕はなかった(一応当時、字幕版と吹き替え版、どっちも見たんですけどね)んですが、今回見直してみたら、確かに冒頭でメガトロンを復活させるシーンや、終盤のエジプトの戦闘にこいつら(+スクラップメタル、ボーンクラッシャー)がいましたね。

 あ、因みに本来デバステーターの左足に合体してるスキップジャックも予約しましたよ?


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 BOOKOFFではトラッピングスパイダーのプログライズキーがあったので購入。

 購入方法は知りませんでした(調べたところ、てれびくんの増刊号の付録だったとかで)。


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 毎度お馴染み、フォースライザーで。

 サウンドプログライズキー仕様なので、『トラッピングディストピア』や『トラッピングユートピア』といった音声は聞けません。


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 直近のクモライダーであるキルバスと。

 エボルブラックホールやメタルビルドも出た事ですし、是非キルバスもアーツで出て欲しい所です。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今晩は。アカサカです。


 先日、10,000Hitいった記事を書きましたが、なんと、それについてブロ友さんのサースィさん、お祝いイラストを描いて下さいました。

 こちらです。


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 ウチのブログのヒロインである、バジリスクフルボトルことバジりんです。

 T2さんの元設定イラストより、私が制作したfigma版に近いデザインで描いて下さいました。


 こういうお祝いイラストを頂ける機会ってほとんど無いので、本当に有難い限りです。m(_ _)m


 サースィさん、この度は素敵なお祝いイラストを、有難う御座いました!



 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 サイトを更新しました。

 今日は『文庫本コーナー』です。


 記事の方はBCRの続きで行きます。

 では、スタート!


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ディケイド「ディケイドだ。今日は『BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ06 仮面ライダービルド ライオンクリーナーフォーム』を紹介するぞ!」


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ディケイド「ライオンクリーナーは、ライオンと掃除機のフルボトルで変身する、仮面ライダービルドのベストマッチフォームの一つだ。ライオンフルボトルがマシンビルダーの起動に必要だからか、本編では登場回数が少ない形態になってるぞ」


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ディケイド「バストアップ。左の複眼はライオン、右の複眼は掃除機と言う、分かりやすいデザインだ。左腕と肩をつなぐホースは軟質パーツ製だぞ」


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ディケイド「背中側。このフォームも、背中側には分離スイッチ以外は特にギミックは無いぞ」


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ディケイド「右腕に装備された『ゴルドライオガントレット』は、強力なライオン型のエネルギー弾を放つことが出来るぞ」


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ディケイド「左腕の『ロングレンジクリーナー』は物体はおろか火や水まで吸収が可能。さらにそれらを肩の『BLDトラッシュコンバーター』で自身のエネルギーに変換できるぞ。さらに先端部が伸縮可能なギミックも再現されてる」


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ディケイド「ハーフボディ。ライオンハーフボディは、胸部分のライアチェストアーマーはなんと武器を使った物理攻撃をほぼ通さず、ダメージを与えられるのは自身の爪『レオメタルクロー』のみだ。掃除機ハーフボディは、視覚センサーは汚染の原因となっている対象を特定する他、アンテナのノズルで花粉などの微粒子を取り込んでしまえる。身体を覆う装甲は特殊コーティングにより汚れに強く、敵に汚されてもすぐ落ちてしまうほどだぞ」


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ディケイド「今度はトライアルフォームの紹介だ。まずはライオンコミック。本編にも登場した形態だ。四コマ忍法刀を使って、忍法を使用できるぞ」


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ディケイド「次はライオンガトリング。ライオンと機関銃といった、強力なパワーを持つ者同士の組み合わせだ」


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ディケイド「ライオンタンク。補色関係にあるボディ同士の組み合わせになってるぞ」


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ディケイド「タカ掃除機。どちらも風と相性がよさそうなボディ同士の組み合わせだ」


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ディケイド「『BCR』版ビルド ライオンクリーナーの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

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 今日はフィンランドの作家、トペリウスの童話から、『海から来た牝牛』です。

 では、さっそくスタート!


海から来た牝牛



 マッテ爺さんとマーヤ婆さんの家は、海岸の側に建っていました。
 二人は冬の間はそこで暮らしていましたが、春になると、もう一つの家へ出かけていきました。
 もう一つの家は、海の真ん中の小さな小さな島の上にありました。その島はアトラ島と呼ばれていましたが、“島”というよりは“大岩”と言った方がいいくらいでした。何しろ、あっと言う間に島を一回りできました。島に生えている木は、全部で四本でした。それから岩の割れ目に、ちょぼちょぼと、草が茂っていました。畑には、マーヤ婆さんが植えたネギが三本あるだけでした。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんのこの家は、小さな島の真ん中にありました。家と言うよりは、小屋と呼んだ方がいいでしょう。ドアには鍵がありません。長い木の枝をつっかい棒にして、戸締りをしました。小さな島の上の小さな小屋には、波が荒い日は、小屋のてっぺんに取り付けた風見がくるくる、くるくると回りました。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは、春から秋にかけて、この小屋に住んで、毎日、漁をしました。この付近では、魚がよく捕れるからです。春は鮭、夏はニシン、秋はワカサギが網にかかりました。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは土曜日になると、舟に乗って、町へ魚を売りに行きました。また、自分たちが冬の間、食べるために、鮭やニシンを塩漬けにしました。
 島は青い海の中に、ただ一つ、ポツンと浮かんでいました。波が荒い時には、何週間も舟を出すことが出来ません。目に見えるものは、海と空ばかりでした。訪ねてくる人もありません。
 それでもマッテ爺さんとマーヤ婆さんは、不平を言わずに暮らしていました。
 塩漬けの魚のタルが増え、お爺さんがパイプに詰めるほんの少しのタバコの葉と、お婆さんが飲むコーヒーがちょっぴりあれば、それで満足していました。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは、プリンスという、名前だけは凄く立派な、やせた犬を飼っていました。
 プリンスは、お爺さんやお婆さんが魚を塩漬けにする時、それをカモメにさらわれないように番をしました。そして、ご褒美にはニシンの塩漬けをもらいました。プリンスは、ニシンの塩漬けが大好きでした。
 お爺さんとお婆さんと犬のプリンスは、小さな小さなアトラ島で、平和に暮らしていたのです。


 マーヤ婆さんは、アトラ島の暮らしに大体満足していましたが、一つだけ不満がありました。それで、時々つまらなそうな顔をしていることがありました。
(牝牛がいればねえ……。コーヒーに新しいミルクをたっぷり入れる事が出来るのにねえ……)
 マーヤ婆さんが、いつもコーヒーに入れて飲むミルクは、たまに町から買ってくるもので、古くなって、味が変わっていました。
 牝牛が一匹いれば、コーヒーに美味しいミルクを入れることが出来ます。甘いクリームも作れます。舌がとろけそうなバターも出来ます。
 マーヤ婆さんは、ミルクやクリームやバターが、この世で一番素晴らしいご馳走だと思っていました。
「ああ、牝牛が欲しいねえ」
 マーヤ婆さんは時々、独り言を言います。
「牝牛が一匹買えるくらいの金持ちになりたいねえ」
 すると、そばで網を繕っているお爺さんが言うのでした。
「町で牝牛を買うことが出来ても、どんな風にしてこの島へ連れてくるつもりだねわしらの小舟に牝牛を乗せてみろ。ひっくり返ってしまうぞ。それに、この小さな島で牝牛を飼うことが出来るかどうか、考えてごらん。岩の割れ目に生えている草など、一時間で無くなってしまうぞ」
「だって、この島には木が四本もあるじゃありませんか」
 と、マーヤ婆さんは言いました。
「ふふん、四本の木を食べさせて、それからお前が大事にしている三本のネギを食べさせるのかい。だが、その後はどうする」
「ニシンがあるじゃないの。ニシンで牛を飼えばいいんです。プリンスはニシンが好きですよ」
「牛にニシンをもりもり食われたら、わしがいくら網をうっても間に合わん。プリンスは、カモメに魚を捕られないように番をするし、牛ほどは食べないからね。婆さんや、もう、牝牛の事を言うのはやめなさいよ」
 マーヤ婆さんは黙りましたが、牝牛をあきらめきれませんでした。
(ああ、牝牛が欲しい……)
 いつもそう思っているマーヤ婆さんの心を、ますます掻き立てるような事が起こりました。
 ある日曜日の午後の事です。マッテ爺さんとマーヤ婆さんが、小屋の前の石段に腰を下ろしていると、そばにいたプリンスが沖の方を見て、わんわん、吠えました。
 綺麗な色に塗ったヨットが、帆をいっぱい張って、島に近づいてくるのでした。


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 ヨットの上には三人の若者が乗っていました。若者たちは、お爺さんやお婆さんを見つけると、何か叫びながら手を振りました。
 ヨットが島に着くと、三人の若者は飛び降りて、お爺さんやお婆さんの側へやって来ました。
「こんにちは。嬉しいですね。こんな小さな島にも家があるなんて……」
 白い帽子をかぶった若者たちは、人懐っこく笑いかけました。
「僕たち、学生です。夏休みにヨットに乗って、海を回っているんです。でも、食料が足りなくなったので、分けてもらおうと思ってこの島へ来たんです」
 一人の学生が、
「お婆さん、僕たち、牛乳を飲みたいんだけれど……。少し、分けてもらえませんか」
 と頼みました。
 お婆さんは、つまらなそうな顔で手を振りました。
「この島には、牛乳はありません」
「じゃあ、クリームを譲って下さい」
「クリームもありません」
 学生は島を見回して、
「そうか、この島には牛がいないんですね」
 と言いました。
 それを聞いたマーヤ婆さんは顔色を変えました。牝牛を持っていない事を馬鹿にされたような気がして、小屋に駆け込むとドアを閉めてしまいました。
 代わりにマッテ爺さんが返事をしました。
「牛はいないが、ニシンはあるぞ。どうだ、ニシンの塩焼きは……」
 学生たちは、
「すごいぞ!」
「お爺さん、それを下さい!」
 と頼みました。
 マッテ爺さんは火を起こすと、ニシンを五十匹くらい持ってきて焼きました。
 学生たちは、焼きあがったばかりの熱いニシンを、ふうふう言いながら食べました。
 五十匹のニシンは、学生たちのお腹の中に、一匹残らず収まりました。
 学生は、マッテ爺さんに、自分たちの持ってきたタバコの葉を勧めました。上等なタバコでしたから、お爺さんは大喜びで、自分のパイプが割れるほど、ぎゅうぎゅうと詰め込みました。
「お爺さん、この島は、なんという名前ですか」
 と、一人の学生が訊きました。
 マッテ爺さんはパイプをふかしながら、上機嫌で、
「アトラ島だよ」
 と答えました。
「へえっ、アトラ島! じゃあ、お爺さんは海の宮殿に住んでいることになりますね」
「どうして、アトラ島が海の宮殿かね」
 と、マッテ爺さんは訊きました。
「僕たちはフィンランドの古い伝説の本を読みましたがね、海の王が住んでいる海底の宮殿の名前がアトラというのですよ」
 学生たちは、海の王の話をしました。


 ――フィンランドの古い伝説に、アーティという海の王の話があります。アーティ王は海の底のアトラ宮殿に住んでいて、海の生物を支配しています。アトラ宮殿には珍しい宝物があり、美しい召使がいます。
 召使はアーティ王や、海の女王エラモーに仕えています。また、アーティ王はたくさんの牝牛と馬を持っています。牛も馬も海草を食べて、とても太っています。
 アーティ王は音楽が好きで、人間が舟の上で楽器を鳴らすと海底から上がってきて、じっと聞いているそうです。そして、気に入った人間には何でも気前よくくれます。しかし、ちょっとでも嫌なことがあると、人間を舟もろとも海の底に引きずり込んでしまうそうです――。


 学生たちは、こんな風にアーティ王の話をしました。
「アーティ王にうまく頼めば、何でももらえるそうですよ。本にそう書いてありましたよ」
「ふふん、それは昔々の話だろう。漁師仲間でアーティ王など見た人はいないよ」
 マッテ爺さんは信じられないといった顔つきで首を振りました。
「でも、ちゃんと本に書いてありましたよ」
 と、学生はまた言いました。
 それから学生たちは、お爺さんに塩ニシンのお礼を言い、銀貨を一枚渡しました。島に渡ってきた時と同じように、元気に手を振りながら、またヨットに乗り込みました。
 学生たちは、ヨットに残っていた小さな肉切れをプリンスに投げてやってから、島を出発しました。
 プリンスは肉切れを一口で飲み込んでしまい、遠ざかっていくヨットを名残惜しそうに見送っていました。
 さて、マーヤ婆さんは小屋の中で、お爺さんと学生たちの話を聞いていました。
(海の底の宮殿に、牝牛がいるんだって……? 本当かねえ……)
 マーヤ婆さんは、狭い部屋の中で立ったり座ったり、落ち着きませんでした。
(ああ……。もし、海の底の牝牛をもらえたら!)
 マーヤ婆さんは、学生たちが、海の王のアーティは気に入った人には何でもくれると言った事を思い出しました。マーヤ婆さんだって、牝牛をもらえないとも限りません。
(そうだ! 海へ出て、頼んでみよう。物は試しだ)
 マーヤ婆さんは、自分が子供の頃、近所の年寄りに教わった呪文を思い出しました。その呪文を唱えれば、船から投げた網に、たくさんの魚がかかるのだそうです。うまくいけば、魚の代わりに海の底の牝牛が捕れるかもしれません。
(とにかく、やってみよう)
 マーヤ婆さんは小屋に入って来たマッテ爺さんに言いました。
「お爺さん、今夜、舟を出しましょうよ」
 マッテ爺さんは驚きました。
「婆さんや、今日は日曜日だよ。日曜には仕事を休むものだ。欲張って働けば、ろくなことは無いぞ」
「でも、昨日は魚が取れなかったんですよ。今日は波が静かだし、こんな晩に網を降ろせばニシンがいっぱい捕れますよ。一回だけやりましょう。泥棒するわけではなし、日曜日に働いても、構うもんですか」
 マーヤ婆さんにせがまれて、マッテ爺さんは舟を出す事にしました。
 マッテ爺さんは島からだいぶ離れたところまで舟をこいでいくと、そこに網をうちました。
 マーヤ婆さんは口の中で、妙な文句をぶつぶつと呟きました。小さなときに覚えた呪文です。


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 マーヤ婆さんは呪文を唱え終わると、歌を歌いました。


   お恵み深い アーティ様
   お願いします アーティ様
   牝牛を一匹 くださいな
   太った牛を くださいな

   大金持ちの アーティ様
   お情け深い アーティ様
   宝は何も いりません
   私が欲しいのは 牝牛だけ


 これを聞いたマッテ爺さんは、
「何をブツブツ歌っているんだ」
 と、訊きました。
「放っておいてください。今が大事な時だから……」
 マーヤ婆さんは、舟の上から身体を半分乗り出して、海の底に聞こえるように歌い続けました。


   海の王様 アーティ様
   もしも牝牛を くださるなら
   お礼に上げます 銀の月
   金の太陽も あげましょう


「何を馬鹿な事を言うんだ」
 マッテ爺さんは、マーヤ婆さんの身体を舟の上に引き戻しました。
「日曜日の番、漁に出た事さえ恐ろしいのに、罰当たりな歌を歌って! もう、わしは嫌だ。網をあげて帰るぞ」
 マッテ爺さんは網を引き揚げました。網にはニシンがちょっぴりしかかかっていませんでしたが、マッテ爺さんは島へ舟をこぎ戻しました。
 マーヤ婆さんは網にニシンが少し入っているだけなのでがっかりしました。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは島に戻ると、舟を岩の上に引き上げ、網をしまうのは明日にして、小屋に入りました。そしてベッドにもぐりこみましたが、二人はなかなか寝付かれませんでした。
 マッテ爺さんは、誰でも休む日曜日に働いてしまった事をくよくよ後悔していました。
 マーヤ婆さんは、呪文を唱えたり、歌を歌ったりしたのに、無駄骨折になったのが悔しくて眠れませんでした。
(どうしても、牝牛が欲しいんだが……)
 いらいらして、目がさえるばかりでした。
 その内に、小屋のてっぺんの風見がきいきいと軋み始めました。強い風が出て来たようです。
「婆さんや、風見がきいきい言っているよ」
 と、マッテ爺さんは言いました。
「波の音も強くなった……。どうやら嵐になるらしい」
「お爺さん、どうしましょう。波打ち際に網を置きっぱなしにしてきましたよ」
「早く引き上げよう。ぐずぐずしていると、波にさらわれるから」
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは、身支度をして外へ出ました。
 ビューッ――
 雨交じりの強い風が、二人の身体を壁に叩きつけました。お爺さんとお婆さんは慌てて柱にしがみつきました。
 海は荒れ狂っていました。波は夜目にも白い牙をむき、アトラ島にドシン、ドシンと寄せてきました。水しぶきは高く上がって、小屋の屋根にまでかかりました。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは、頭からびしょ濡れになりました。網を取りに行くどころではありません。柱にしがみついていないと、波にさらわれそうでした。
「婆さんや、やっぱり罰が当たったじゃないか。日曜日に魚を捕ったりしたからだ。言わんこっちゃない!」
 お爺さんは恨めしげに叫びました。けれども、その声も雨と風と波の音に消されそうでした。
 マーヤ婆さんも牝牛どころではなくなって、
「お爺さん、お爺さん、もう、網の事は諦めて小屋の中へ入りましょうよ!」
 と、金切り声をあげました。
 二人は小屋の中に転がり込むと、ドアをしっかりと閉めました。
 小屋は風が吹くたびに、ぐらぐらと揺れました。
 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは、ベッドにもぐりこみ、島の周りで荒れ狂う波の音を聞いていました。今にも屋根の風見をむしり取ろうとするように、吹きまくる風の音に耳を澄ませていました。小さなアトラ島は、泡立つ波の中に沈んでしまいそうでした。
 その内に、マッテ爺さんとマーヤ婆さんは、色んな事で気をもんだ疲れが出てきました。ゴウゴウと唸る荒らしの音を聞きながら、いつの間にか眠ってしまったのです。


 あくる朝、マッテ爺さんとマーヤ婆さんが目を覚ますと、空は晴れ渡り、太陽がまぶしく光っていました。昨夜の嵐が嘘のようでした。
 青い海の向こうから、白い波がしらが後から後から寄せてきました。
「あれは何かしら……」
 マーヤ婆さんは不思議なものを見つけました。
 沖から寄せてくる波に乗って、茶色の獣らしいものが島に近づいてくるのでした。
「アザラシかな……」
 マッテ爺さんは、額に手をかざして眺めました。
 茶色の獣は波と一緒に岸に打ち上げられました。そして、水の中から全身を現しました。
 マーヤ婆さんは、自分の目がどうかしたのではないかと思いました。身体から海水を滴らせながら、一匹の牝牛がのしのしと島に上がって来たのです。
「牝牛だ、牝牛だ! どうしよう! どうしよう!」
 と、マーヤ婆さんは叫びました。
 水に濡れた毛がつやつやと光り、よく肥えた立派な牝牛でした。牝牛はゆっくりと歩いてきて、マーヤ婆さんの前に立ち止まりました。
 マーヤ婆さんは椅子にぶつかったり、テーブルをひっくり返したりしながら、バケツを持ってきました。そして、牝牛のお乳を搾りました。

   シュッ シュッ
        シュッ シュッ

 白いお乳が、バケツにほとばしりました。お乳はいくらでも出ました。マーヤ婆さんは鍋やボウルやコーヒーのコップまで持ち出しました。家じゅうの入れ物をいっぱいにしても、まだお乳は出ました。


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 マッテ爺さんとマーヤ婆さんは搾りたての牛乳を飲みました。とろりとした、濃い牛乳でした。その美味しい事!
「有難い! 有難い!」
 マーヤ婆さんは牝牛の背中をなでたり、泣いたり笑ったりしました。
 マッテ爺さんは、牝牛がどこから来たのかと首をひねりながら、波打ち際に行ってみました。
 すると、昨夜、嵐のために流されたとばかり思っていた網が、元の所にありました。網の中にはたくさんのニシンが入っていました。
 アトラ島に牝牛が来てから、いい事ばかりが続きました。
 マッテ爺さんが舟を出すたびに、網が破れるほどのニシンが捕れました。マッテ爺さんは手伝いの男を二人雇ったほどでした。いつも舟が沈みそうなほど、ニシンをいっぱい積んで島に帰ってきました。それを町へ持って行って売って、たくさんのお金を儲けることが出来ました。
 マーヤ婆さんは幸せそうにニコニコして、牝牛のお乳を搾り、クリームやバターを作りました。コーヒーに、美味しいミルクをたっぷり入れて飲みました。
 牝牛は海の中へ入って行って、海草を食べ、また島へ戻ってきました。餌の心配を全然しなくても済みました。
 秋の終わりに、マッテ爺さんとマーヤ婆さんが海岸の家へ引き上げようとすると、牝牛は海の中へ入って行きました。春が来て、アトラ島へ戻ると、牝牛も帰ってきました。


 次の年も、アトラ島では魚がたくさん捕れました。マッテ爺さんは去年と同じように、召使を二人雇って忙しく漁をしました。魚の塩漬けがいっぱいになり、しまう所も無いほどでした。
「お爺さん、召使もいる事だし、もっと大きな家を建てましょうよ。そして、魚をしまう小屋を作りましょう」
 と、マーヤ婆さんが言いました。
 マッテ爺さんは、今までの倍ほどの家を建てました。側に魚をしまう小屋も作りました。
 魚はますますたくさん捕れたので、召使を四人に増やしました。魚の塩漬けを方々の町で売ったうえ、遠い外国まで送り出しました。
「ねえお爺さん、お手伝いさんを一人、雇いたいのだけれど……」
 と、マーヤ婆さんは言いました。
「家も広くなったし、召使のぶんだけ、余計に牛乳を搾らなければならないんですからね。私一人では忙しすぎますよ」
 マッテ爺さんが承知したので、マーヤ婆さんは、町からお手伝いさんを一人連れてきました。
 お手伝いさんがよく働くので、お婆さんは仕事がとても楽になりました。
 けれども召使が増えたので、今度は、朝みんなで飲む牛乳が足りなくなりました。
「お爺さん、牝牛を四匹に増やしたいですね。一匹の牛のお乳では足りませんよ。一匹飼うのも、あと三匹増やして世話するのも、手間は同じですからね」
「お婆さんの好きなようにしなさい」
 と、マッテ爺さんは言いました。
 マーヤ婆さんは日曜日の夜、沖へ小舟をこぎ出しました。そして、呪文を唱えてから歌いました。


   お情け深い アーティ様
   今度も 牛を くださいな
   あなたは千匹 牛を持つ
   私は三匹 欲しいだけ


 あくる朝、マーヤ婆さんが外へ出てみると、海から三匹の牝牛が出てきました。
 それからは、朝の牛乳を、みんなでたっぷりと飲むことが出来ました。
「婆さんや、これで文句はないだろう」
 と、マッテ爺さんはからかいました。
「私は牝牛を四匹持つ金持ちの奥様らしい身なりをしているでしょうか。町で立派な服を買ってきたいんですよ。お手伝いさんも、あと五人ほど頼んでみますよ」
 マーヤ婆さんは町へ行って、飾りのついた服を買い、新しいお手伝いさんを五人連れて帰りました。
「召使が増えたので、この家も狭くなりましたね。二階建ての家を作りましょう。そして離れも建てましょう。町から音楽家を連れてきて、バイオリンを弾かせながら食事をしましょう。それからね、町へ買い物に行くときは、モーターボートに乗って行きたいわ」
 マッテ爺さんはマーヤ婆さんの言う通りにしました。


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 マーヤ婆さんは海の見えるソファーに座って、音楽家にバイオリンを弾かせながら食事をしました。犬のプリンスにも、上等の肉をやりました。プリンスはニシンの樽のように丸々と太りました。
 マーヤ婆さんは、またこんなことを言い出しました。
「こんな立派な家に住んでいるのに、牛が四匹とは情けないわ。あと三十匹は欲しいわね」
 マーヤ婆さんは日曜日の夜、モーターボートに乗って、沖へ行きました。
 そして呪文を唱えながら、歌いました。


   お礼に上げます 月の銀
   太陽の金も あげましょう
   私が今度 欲しいのは
   三十匹の 牝牛です


 マーヤ婆さんは、深い海の底のアーティ王に聞こえるように、繰り返して歌いました。
 あくる朝、外へ出てみると、アトラ島は牛で一杯でした。三十匹の牝牛が海から上がって来たのです。
 ところが困ったことになりました。小さなアトラ島に、人間とたくさんの牝牛がギュウギュウ詰めになりました。誰かが動けば、岸にいた人がこぼれ落ちそうでした。
 マーヤ婆さんは、マッテ爺さんに相談しました。
「この島は狭すぎますね。もっと広げたいのだけれど」
「海の水を、ポンプで汲みでしたらどうだい。嫌と言うほど広くなるよ。わしの舟に積んであるポンプを使ってもいいよ」
 と、お爺さんはからかいました。
「お爺さん、冗談を言わないで下さい。一生ポンプで汲み出しても海の水は無くならないでしょうよ。私は自分でやります。島の周りに石や土を投げ込めば、陸になって、島が広くなりますからね。おじいさんが手伝ってくれなくても、召使たちにさせますよ」
 マーヤ婆さんは、召使たちを指図して、舟にたくさんの石を積み込みました。
 贅沢な癖がついたマーヤ婆さんは、音楽家も一緒に乗せて、バイオリンを弾かせながら、舟を沖に出しました。


 舟の上の音楽家が弾くバイオリンの調べは、海の底のアトラ宮殿まで届き、音楽の好きな海の王のアーティ王や、エラモー女王の耳に入りました。
 アーティ王とエラモー女王は召使を連れて、海面近くまで上がってきて、バイオリンの調べを聞きました。
 アーティ王や、エラモー女王の金の冠は、水の中で日光に輝きました。
「おや、水の中でキラキラ光っているのは何だろう」
 マーヤ婆さんが見つけました。
「波が日光に輝いているので御座います」
 と、音楽家は答えました。
「そうかも知れないね。さあ、この辺に石を投げ込んでおくれ。どんどん、沈めておくれ」
 マーヤ婆さんは、召使たちに言いつけました。
 召使たちは大きな石を、
 ドボン、ドボン、ドボン。
 と、舟から海の中へ投げ込みました。
 波の下でバイオリンを聞いていた海の王や女王や、召使の上に、石が落ちました。海の王も女王も、石を避けることが出来ませんでした。
 一つの石は、海の女王のほっぺたに当たりました。もう一つの石は、召使の鼻をもぎ取りました。特別大きな石が海の王の顎にぶつかり、ひげの半分をむしり取って沈んでいきました。
 海はぐらぐらとお湯が煮立ったような騒ぎになりました。
 大きな波が、マーヤ婆さんが乗っている舟を揺すぶりました。
「おや、どうしたんだろう。どこから風が吹いてくるのかしら」
  マーヤ婆さんは船べりにつかまって、ぐらぐら波がたっている海を覗きました。すると、悪魔の舌のような大波が巻き上がり、マーヤ婆さんの乗った舟を飲み込んでしまいました。
 マーヤ婆さんの身体は、海の底へ底へと、ぐんぐん沈みました。
 マーヤ婆さんは夢中でもがいて、海の上へ浮かび上がりました。棒切れのようなものが手に触ったので、それにつかまりました。音楽家が海に落ちた時に放り出したバイオリンでした。
 マーヤ婆さんはバイオリンにつかまって、浮いたり沈んだりしていました。
 すると、そばの海面から、ひげが片っぽ取れてしまった妙な男が顔を出して、マーヤ婆さんを睨みつけました。
「恩知らずめ、なぜ海に石を投げ込んだ! わしはお前が欲しいと言うだけ、牝牛をやったではないか!」
 と、ひげが半分の男は怒鳴りました。
「あなたはどなたですか!」
 マーヤ婆さんは、バイオリンにつかまったまま訊きました。
「海の王アーティだ。お前が投げ込んだ石が、わしのひげを半分むしり取ったぞ。悪い奴め!」
「アーティ様、お許しくださいまし。あなたがこんな所にいらっしゃるとは存じませんでした。おひげの取れたところには、熊の脂をお付け下さいまし。おひげは熊のように、ふさふさと生えましょう」
「バカめ! 牝牛もやったし、魚も捕れるようにしてやったのに、太陽の金と、月の銀を寄こさぬではないか。どうしたのだ!」
「まあ、アーティ様、月の銀と太陽の金は、もうお届けしてあります。朝になれば太陽が昇って、金の光を海に投げます。夜は月の銀の光が海に落ちます。それが、太陽の金と月の銀です」
「よくも、わしを騙したな!」
 アーティ王は、マーヤ婆さんがつかまっていたバイオリンを、力いっぱい突き飛ばしました。
 バイオリンは、お婆さんを引っ張って、ロケットのように、波の上をすっ飛んでいきました。そして、アトラ島にどかんとぶつかりました。


 お婆さんはびしょ濡れになって島へ上がりました。
「おや、プリンス、どうしたの」
 犬のプリンスが波打ち際で、がつがつとカラスの骨をかじっていました。酷く痩せこけていました。
「あっ、お爺さん!」
 マッテ爺さんは、風見がくるくる回っているぼろ小屋の前の石段に座って、破れた網を繕っていました。擦り切れて、継ぎだらけの服を着ていました。
 マーヤ婆さんは、バイオリンを持ったまま、マッテ爺さんの側へ行って、
「お爺さん、二階建ての家はどうしたの? 召使は? それから、牝牛たちは……」
 と訊きました。
 網を繕っていたマッテ爺さんは顔をあげると、
「婆さんや、どうしたんだ。ずぶ濡れになって」
 と訊きました。


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「それより、二階建ての家はどこへ行ったの。それから、牝牛は……」
 マッテ爺さんは気の毒そうにお婆さんを見つめました。
「婆さんや、もう朝だ。寝ぼけてはいけないよ。わしはお前よりも早く起きて、網を繕っているんだ。昨夜の嵐で網が破れたからね」
「お爺さん、私の牝牛はどうしたんですよう」
「お婆さん、もう、牝牛の事は諦めなさい。昨日、学生さんの話を聞いてから、お前は少し変になったよ。無理やり舟を沖へ出させて、妙な歌を歌ったりして……。昨夜はまた、牝牛の夢でも見たらしいな」
「夢じゃありません。この島に牝牛がいっぱい居たんです。アーティ王にもらったんです。私、アーティ王に会いましたよ。ご覧なさい。私の服は濡れています。海の底へ行った証拠ですよ。そして私が雇っていた音楽家のバイオリンも持っているし……」
「とんだバイオリンだな。棒切れじゃないか。お婆さんは寝ぼけて、海へ入ってびしょ濡れになったんだよ。溺れなくて良かった! 日曜日に魚を捕ると、ろくなことが無い。もう、二度とあんなことはしない方がいいな」
 と、マッテ爺さんは言いました。




~おしまい~

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 どうも、今晩は、アカサカです。

 今日は休みでしたが、天気も天気なので、ほとんど部屋で過ごしていました……。(^ ^;)


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 起きたのは昼近く。

 ウチのお店、営業再開してから、弁当業者が変わりまして、今の業者はカップ麺(日によってはサラダだったりデザートだったり)を追加してくれるので、結構な量のカップ麺が部屋にあったり(画像には自分で買ったのや、この間実家に帰った時に親父にもらったのも含まれていますが)。


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 だもんで、ブランチは『ごつ盛り』のソース焼きそばにしました。


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 飲み物はモンスターエナジーのパイプラインパンチをば。


 その後は午後3時くらいまで部屋にいましたが、ゆめタウンやTSUTAYAなどちょこちょこと。


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 夕食は色々考えましたが、ホカ弁のプラスベジ旨辛唐あげ弁当にしました。


 さて、部屋にいた間は、ちょっとばかり整理などもしてまして……。


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 久々に掘り出しました。2012年に展開していた『TFユナイテッドEX』です。

 コアロボとなるTFに、ゼンマイやスプリングにより半自動変形して手足になるビークル型ドローンと合体してスーパーロボットモードである『プライムモード』になる、というシリーズで、キャラクターは敵味方全て『○○マスター』という名前(コードネーム)になっています(画像は左からビルドマスター、コンバットマスター、ロードマスター)。


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 海外版はコチラ。2010年に展開していた『パワーコアコンバイナー(PCC)』の国内展開版になります。

 海外版の手足ドローンが、基本的にカラーリングがバラバラなのに対して、日本版は(統一性を重視してる日本版らしく)コアロボと手足ドローンのカラーが統一されています。


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 このシリーズ、ジョイント規格が共通なので、どのコアロボにもどんなドローンを合体させることも可能になっています(画像は海外版のスモールダーに、右手足がロードマスター、左腕がコンバットマスター、左足にビルドマスターのドローンを付けたもの)。


 ただし、腕ドローンは腕、脚ドローンは脚にしか変形しないので(左右の入れ替えは出来ますが)、どちらかと言うとプレダキングや『合体大作戦』の『シックス○○』に近い合体ギミックです(ジョイントは手足で共通なので、肩から脚が生えてたり、膝から下が腕といった妙ちきりんな姿にする事も出来ますが)。


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 私は『レジェンズ』のシリーズになるまで、あまり積極的にサイバトロンを買っていなかったので、海外版含めてこのシリーズはウチにおけるサイバトロンの補強になってました(笑)。まぁ、珍しくVSセットはコンプしてましたが。


 なお、彼らが皆どこか人型から外れたデザインをしているのは、元々PCC版では実写映画版の世界観の商品だったからなんだとか。


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 ところでこれ、プライムモードのサイズはヴォイジャークラスのTFよりちょっと小さいくらいなんですが、国内版の税込価格はなんと6,090円(当時)でした。

 そう、現在のヴォイジャークラスのTF(相場は大体4,860~5,940円くらい)よりも高額なんです。ギミックを差し引いても、本体がスカウトクラス(EZコレクションを除けば最小クラス)相当のTFでこれはボッタクリなんじゃないかと……。


 結局私も、展開が終了した後にだらけとかで買ったのが大半、ついでに言うとサイバトロン側の合体商品は未だに一つも持ってない、てな状況ですし……。(^ ^;)


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 因みに画像のスタジオシリーズ・スカベンジャーはリーダークラスで6,800円。そう、時代背景を色々考慮したとしても、ほぼ同じ値段でこれだけのボリューム差があるのです(G1期~BW期は今で言うスカウトクラスが千円しなかったりと、年月に比例して商品価格も高騰化してる印象があるんですが)。



 値段に対する不満はだいたいどこに行っても見かけるんですが(苦笑)、個人的に我慢がならなかったのがパッケージ裏に書かれてるストーリーでした。


 と言うのも、例えばアサルトマスターのパイロットが『マスターフォース』に登場したクラウダーだったり、グリムマスターの正体が『V』に登場したカクリュウ(らしい)だったりと、かなり和製G1を意識している展開(舞台は『合体大作戦』~『G2』の間の時間軸の模様)にもかかわらず、名称は『オートボット』や『オプティマスプライム』など、徹底して海外名称を使ってたんですよね。まるで「日本名など存在しなかった」とでも言いたいかのように。


 という訳で、私にとってこのシリーズは「トイの出来自体は大満足だけど、それ以外の要素で物凄く足を引っ張られてる印象」なシリーズでした。


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 劇中の時代設定的に、それこそ今展開してる『シージ』や『アースライズ』のマイクロTFや基地TFと絡めるといい感じに遊べそうなんですけどねぇ……。


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 余談その1。

 私が持ってるマリンマスター、実はターゲットマスターであるローターボルトのウイングが、両方右側というエラー品でした……。(- -;)


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 余談その2。

 海外版のアイテムであるダークストリーム(ジェットマスターのリカラー)&レーザービーム(スモールダー付属のチョップスターのリカラー)なんですが、本来は武器モードのレーザービームをダークストリームに持たせることが出来ないという、「何でこんな組み合わせにしたんや?」と言いたくなる組み合わせでした。

 なので、私は5mmプラ棒を加工して、ガンモード(本来はスモールダーの消防車形態の屋根に合体する火炎放射器形態)で手に持てるようにしてみました。


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 余談その3。

 私がTFトイを収納してるクリアケースの中には、『TFジェネレーション2013』に掲載された『メトロ大戦』にて、マスタークラスTF達と共演したフレアジェットも収納してたり。


 これは『合体大作戦』の時に、サイバトロンのマッハロードと対決セットとして発売されたアイテム(同じ仕様のものが他に3つある)でして、数年前に何故か未開封品がまんだらけでべらぼうに安く売っていたので購入していました。

 シールは未使用なんですが、今度実家に帰ったら探して貼ろうかなぁ……。


 因みに銃は悪名高き『金プラ』でして、実は私のもグリップ部分がへし折れてたり……


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 あと、PCC系のトイと言えば、実はこんなのも持ってます。

 はい、かなり前に購入記事を書いたことがありますが、いわゆる『非正規品のTFっぽいモノ』で、某13人目の堕落せし者に似せてあるロボット『パラディン/カオス』です。


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 なんでコレを出したかと言うと、手足のジョイントがPCCの規格に合わせてあって、これらの手足ドローンを合体させることが出来るんですよ。


 因みにカオスの手足自体は合体してタンクになったり、手足を組み替えたりと、PCC系とは違ったギミックを持っています。



 ……非正規品と言えば、私が時々なりきり系のDX玩具を調べる時に使ってる某YouTubeチャンネルの人が炎上してるようで。


 まー個人的には非正規品だろうと個人で買って個人で楽しむ分にはそのユーザーの勝手、と思うんですよね。正規品の転売とかと違って、言うなれば同人誌みたいなモンですし(同人誌も嫌いな方からすればどっちも同じでしょうけど)。

 上に書いたような『公式がまず出しそうにないようなニッチな商品』なら尚の事(厳密に言えば『堕落せし者』はタイタニウムで出てるっちゃあ出てますが)。


 そりゃもちろん、キャラホビみたいな『当日版権』商品が、非公式商品の在り方としては一番ベストですがね。

 何にしても、それ(非正規品)を収入が入る動画で紹介してたら(=商用利用してたら)完全にアウトでしょうけど(因みに私はYouTubeで動画収入がある、という事すら知らなかったって言うね……)。


 私は別にその方のファンでもなければアンチでもないんですが、「いくらマズイっつっても、非正規品のレビューでここまで炎上するもんなの?」と思って色々調べて見たところ、非正規品のレビューで炎上したって言うよりは、今までのが積もりに積もって……て感じではあるんですねぇ(あるレビュー動画を見た時は、私も「あーこりゃ反感買うわな」とは思った)。非正規品のレビュー自体はきっかけに過ぎなかったと言うか。



 重ねて言いますが、私は別にその方のファンでもアンチでもないので、今回の件は「ふ~ん、そうなんだ」程度の認識です、という事を言っておきます、念のため。


 ……どーでもいいけどライダー系のフィギュアでもそう言った非正規商品ってあるのね。今までTFのしか見た事なかったから、(そういう意味では)逆に新鮮でした。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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ギャギャ~~~ン!


アキバ「隣の家に囲いが出来たってねぇ!? Heeeeeeeey!」


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バジりん「……ノリノリですねぇ、アキバ殿」


アカサカ「まぁ、理由は分かるけどね」


アキバ「…………」


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 まずはお知らせから。

 昨日、ウチのカウンター(サイトとブログ兼用)が、ついに10,000hit行きました!


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バジりん「まぁ、1万ですか。おめでとう御座います」


アカサカ「サイト始めて2ケ月でカウンター(と掲示板)を変更する羽目になって、そこからのカウントだから、本当はもうちょっと早く到達してたはずなんだけどね」


バジりん「とは言え、これも毎日ご訪問下さる皆様のおかげですね」


アカサカ「だな。こんなニッチなサイトに来て下さるお客様には、感謝しかないよ(たまに頭が湧いてるのも来ますが)」


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アカサカ「そして今日は……」


アキバ「そう! 今日、6月18日は、ボクのTくんの誕生日なんだよ! Tく~ん、見てる~!? 誕生日おめでと~~~!」


バジりん「……言われてしまいましたね」


アカサカ「まぁ、いいけどね。アキバさんに言われた方がT2さんも嬉しいだろうし」


 という訳で、今日は私のブロ友さん、T2さんのお誕生日なのでした。

 T2さん、誕生日おめでとう御座います


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 サイトを更新しました。

 今日は前回に続いて『テレビ雑誌コーナー』の、『超特急ヒカリアン ストーリーダイジェスト』に、16、17話分を追加しています。


 記事の方はホビー雑誌コーナーです。

 では、スタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、ブルービッグコンボイを紹介するぞ!


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サンクラ「ブルービッグコンボイは、サイバトロンの司令官だ。モノは『BWネオ』に登場したビッグコンボイのリカラーで、当時の雑誌の懸賞品が元になってるぞ」


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サンクラ「横から。前作『BWII』には、ゾウに変形するサントン(海外版・アイアンハイド)がいたが、マンモスに変形するキャラクターは、G1のシャフラー以来だぞ」


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サンクラ「頭部にはボタンがついてる。これを押すと……」


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サンクラ「軟質パーツ製の鼻を持ち上げるギミックがある」


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サンクラ「もういっちょ、耳を引っ張ると、牙が稼働するギミックを備えてるぞ」


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サンクラ「元がBWネオのトイだから、この時期のトイにあった第3形態は、当然こいつも備えてる。ビッグコンボイ型のこいつはマンモスタンクモードに変形するぞ」


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サンクラ「ビーストの脇腹部分にはスプリングギミックがあって、マンモスハーケンを発射可能だ」


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サンクラ「それじゃあ、ブルービッグコンボイ、変身!」


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サンクラ「ロボットモード。こいつには同時進行で二つのキャラクター設定があって、説明書コミックじゃ、『ビッグコンボイの父親で、コンボイ型TFが評議会の上層部を決める現在のセイバートロン星の在り方には否定的、“人を守るために戦って初めてコンボイになる”という信念を持ち、最後は息子を守ってブレントロン(?)との戦いで死亡、左腕と自身の名を息子に託す』って設定だ」


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サンクラ「バストアップ。赤いパーツが多かったビッグコンボイに対して、ブルー系のカラーリングでまとめられてる。胸部はクリアパーツだぞ」


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サンクラ「背中には必殺武器であるビッグキャノンを背負ってるぞ」


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サンクラ「両腕には、マンモストンファーが収納されてる」


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サンクラ「もちろん、ビッグキャノンは手に保持して構える事も出来るぞ」


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サンクラ「上部の青いツマミを回すと、スプリングで二連ミサイルが発射されるぞ」


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サンクラ「胸部にはαマトリクスが輝いてる。余談だが、実際に着脱可能なマトリクスが造形されたコンボイは、コイツ(のリカラー元であるビッグコンボイ)が初だ」


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サンクラ「マトリクスは両手に持たせることが出来るぞ」


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サンクラ「マトリクスを外した下にも、メカのモールドが入ってる。胸部のエンブレムは、クリアレッドのパーツにゴールドメッキで抜いてあるぞ」


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サンクラ「『ジェネレーションズセレクト』などでは、今の宇宙よりも前の宇宙い存在したプライマス直属の部隊『プライマスヴァンガード』の司令官として登場したぞ。歴代の青いTFを率いて青の星を守ってたが、ストラクサス兄弟の裏切りで暴走、仲間を手にかけないために自害したが、その後もマトリクスソードに残留思念が存在して、マグナコンボイや自身のクローンであるコンボバットを導いたぞ」


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サンクラ「レジェンズ版ブルービッグコンボイの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。

 どういう訳か、投稿したはずの記事が投稿完了画面になった直後、跡形もなく消えました(汗)。


 おもっくそ気力が萎えたので、取り敢えず今日の購入物だけ……。


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 天神のボークスでは、figmaのリョウとエミリのブレザー版が揃っていたので購入。

 近々『店舗日誌』で使用する予定です。


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 こちらのヤマダ電機では、改造素体用に二つ目のRKFバルキリーを購入。

 セール中なので千円かと思ったら、なんと五百円でした。


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 夕食後に行ったマリナタウンのショッパーズモールでは、この間買い損ねたパンチングコングのプログライズキーを購入。

 考えていた通り、三光のイオンモールと同じように、リュウソウル共々同じものが割引になっていました(ライトニングホーネットキーは無かったですが)。


 ここ数日、ストレスがたまる事ばっかりだったので(今日は今日で、別々の場所で変なジジイに遭遇して、特に前者は実害があった)、今日の買い物で少しは気分転換できました。


 冒頭に書いた通り、最後の最後で記事がぶっ飛ぶというとんでもない爆弾を喰らいましたが……。(-_-;)


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 明日はお休みなので、今日は実家に帰ってきました。


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 帰ってくる途中に撮った一枚。

 本州の方は信じられないかも知れませんが、今日のちょうど20時頃です。

 ああもう夏だ……。


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 実家に到着した後は、いつものMEGAドンキで、前から興味のあったこんなDVDを買ってきました。

 この後、視聴してみたいと思います。


 ところでだいぶ前に買った『ジェネレーションズセレクト』のスターコンボイを見ていて、ふと思いついた事が。


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 結構誰でもやってるかもしれませんが、スターコンボイのオリジナル玩具にはマイクロマスター版のホットロディマスがついてましたよね。

 で、EZコレクションのロディマスと並べてみたらどうかなぁと思いまして。


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 書籍『TFジェネレーション2020』や、webコミックで登場しているスターコンボイの基地モードと。

 マイクロマスターは、EZコレクションよりも一回りほど小さいですが、雰囲気は出てるかなと。


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 基地モードのタラップに、ロディマスを立たせてみました。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は海外版『TF ユニバース/クラシック』から、ネメシスプライムを紹介するぞ!


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サンクラ「ネメシスプライムは、ストラクサスによる拷問と改造によって、コンボイをイメージして再建された兵士だ。その悪夢のような拷問によって、この姿になるより以前の事は覚えてねえ。恐るべき力を持ってるが、酷く不安定で、デストロンとサイバトロンともに、同じように脅威になってるぞ」


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サンクラ「バストアップ。トイは海外のイベント、コミコン限定品で、『変形!ヘンケイ!』版コンボイのリカラーだ。最近では『ユニクロンに作られたコンボイのクローン』ってパターンが多いネメシスプライムの中では、珍しくユニクロンによる関与が全くない例だぞ(他は『プライム』に登場するメックの遠隔操作ロボくらいか)」


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サンクラ「背中側。カラーリングは黒・青竹色といったブラックコンボイ系のカラーだが、珍しく赤は入ってねえ。脚部のカラーリングは、後のSGオプティマスにも似てるな」


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サンクラ「武器は右手のスターコンバーターキャノンと、左手のディスラプターキャノンだ」


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サンクラ「これら二つの武器は、合体させてショルダーキャノンモードにもなるぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはトレーラーキャブだ。フロントガラスが青いのが、他のブラックコンボイ系のTFとの違いだな」


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サンクラ「ビークルモードを横から。車体下部のブラックグリーンと、ダークシルバーのラインがアクセントになってるな」


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サンクラ「ユニバース版ネメシスプライムの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 今晩は、アカサカです。

 今日は休みだったので、遅めの朝食の後(起きた時間自体が遅めだった)久々に三光のイオンモールに行ってみました。


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 過去の記事を探ってみましたが、どうも、最後に来たのは去年の十月だったようで……

 しばらく来てないとは思ってましたが、まさか半年以上、間が空いていたとは……


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 セントラルシネマ。

 完成したのは広告で読んで知ってました。確かに前に来た時は、まだ建設中でしたが……。


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 かつて駄菓子屋があったスペースは、フードコートの新たな区画になっていました。

『ペッパーランチ』や『辛麺屋 桝元』もあったので、今度はここでランチにでもしてみようかなぁ……。


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 駄菓子屋も反対側の端に再オープンしてました。


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 んで、玩具売り場ではなんと、プログライズキーが一つ五百円に!

 これを逃す手はないと、一気に買ってきました。本当はパンチングコングも欲しかったのですが、さすがに予算オーバーなのと、これら三つに比べて在庫が多かったので、取り敢えずこの三つを……。


 誤算はプログライズホルダーが千円だった事でした。ちいっ、この間ヤマダで買ったより安い上に、ポイントもついてたとは(ヤマダの場合は割引だとポイントが付かない)……。


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 これでウチにあるDX版のプログライズキーも8個。

 ……なんか、雷のアーク接続状態を再現するのも、案外あっさり出来たりして(問題はプログライズホルダーですが)。


 その後はBOOKOFFで立ち読みなどしたのですが、雨が降り出したので、その後行こうと思っていたヤマダはキャンセルし、いったん寮に戻った後、夕食の買い物に行きました。


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 夕食は納豆巻きとサラダでも買って、後は部屋にため込んでるカップ麺にでもしようかと思ったのですが、買い物に行った時間が7時過ぎで売り切れていたのと、ちょうどBOOKOFFで美味しんぼの冷やし中華のエピソードを立ち読みしたので、冷やし中華を買ってきました。(^ ^;)


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今日はオーストリアの民話、『テオフラストウスと悪魔』です。

 では、さっそくスタート!


テオフラストウスと悪魔



「やあ、君は、今日も散歩だね」
 友達の一人に呼び止められて、テオフラストウス君は振り返りました。
「君も一緒に行かないかい。僕がこれから出かけるインスブルクの森は、素晴らしい所なんだがね」
 すると友達は、とんでもない、と言うように、慌てて手を振って言いました。
「だめ、だめ。君はあの森に悪魔がいるって事を知らないのかね」
「僕は聞いた事が無いよ」
「この間の事だ。ある人が、森を通り抜けているとね、変な声で呼び止められたという事さ。テオフラストウス君、君は散歩好きだが、あの森には近寄らない方がいいよ」
 そう言い残すと、友達は、テオフラストウス君に背を向けて、そのまま大通りの方に行ってしまいました。
「あんな意地悪を言って、僕をからかっているのだな」
 テオフラストウス君は、気にも留めないで、森へ続く道を歩いて行きました。そこは、毎日通っている学校の裏の森でした。
 丈の高いもみの木が、背比べするように両側から覆いかぶさっていました。
 テオフラストウス君は、今お医者様になる勉強をしています。悪魔がいるって事など、とても信じられないのです。
「もし僕に用があるのなら、悪魔くん、いつでも僕を呼び止めるがいいよ」
 森の中に入ると、一本のもみの大木の下に腰を下ろして、本を読み始めました。
 と、後ろで声がします。
「テオフラストウス君」
 と、自分の名を呼んでいるのです。
 まだ朝の時間なのに、森の中は薄暗いようです。
 テオフラストウス君は、その声のする木陰をそっと覗いてみました。
「誰かが悪戯をして、僕の名を呼んでいるのだな」
 あちらこちらと探してみても、人の影は見当たりません。
「おい、誰だ、僕の名を呼ぶのは」
 すると、後ろのもみの木の中から、声が聞こえているのでした。
「どうかお願いだ。僕をこの中から救い出してくれないか。この木の中に閉じ込められているのだよ」
「ところで一体、君は誰なんだい」
「僕の事を、みんなは悪魔と呼んでいる。が、本当はそんなものじゃない。救い出してくれれば、僕が誰だか分かるだろう」
 テオフラストウス君は、そこで考えました。
(木の中から救い出しても、僕に酷い事をしないだろうか)
 そこで、
「君を助けるには、どうするのかね」
 と、たずねてみました。
「君の右側にある、もみの木を見上げると、ほら、そこに十字架が三つついた、丸い小さな栓があるだろう。悪魔よけをするという男が、僕をこの中に押し込めてしまったのさ。そこに十字架がついているので、中からはその栓を外せないのだよ」
 テオフラストウス君は、右側にあるもみの木を見上げると、十字架の三つついた、丸い小さな栓がありました。
「なーるほど、確かに君の言う通りだよ。で、君を救い出すと、僕に何のお礼をしようと言うのだね」
「君の欲しい物を進呈しよう」
「僕は医者になろうと思っている。そこで、どんな病気にでも効く薬が欲しいね」
「よーし、承知した」
「もう一つは、なんでも好きなものを金に変える薬があるなら、それも欲しいね」
「いいとも、二つとも引き受けた」
「じゃあ、すぐ栓を抜いて、救い出してやろう」
 テオフラストウス君は、小刀を取り出して、もみの木の栓をぐらぐら動かし始めました。が、なかなか抜き取れません。
 ずいぶん時間をかけて、やっと、丸い小さな栓をほじくり出しました。
 すると、その穴から、一匹の真っ黒な蜘蛛がのろのろ這い出して、すーっと下に降りてきました。
 蜘蛛が地面に着くと、そこに、ひょろひょろした背の高い男が立っていました。
 男はテオフラストウス君に命令しました。
「さあ、後について来るのだよ」
(なるほど、こいつが悪魔なんだな)
 と思いながら、テオフラストウス君は、黙って後についていきました。
 やがて岩山の前に来ると、悪魔は手に持っていたはんの木の枝で、岩の表を叩きました。まるで扉の仕掛けがあるように、岩が両側に開いて、そこに入り口が出来ました。
「すぐ戻って来るからね。この入り口で待っていて欲しい」
 悪魔は岩の中に入って行きました。
 ところがいくら待っても出てきません。日が暮れてきて、日が出始めた頃、悪魔が岩の入り口から顔を出しました。
 両手に一つずつ小さな瓶を持っていました。


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「さあ、この右手の瓶の水が、何でも金に変えられる薬」
 その薬は、金色に輝いていました。
「こちらの左手の瓶の水が、どんな病気にも効く薬」
 その薬は、白い色をしていました。
「これで、君へのお礼は済んだ。今度は僕をもみの木に閉じ込めて、魔よけをした男をとっ捕まえて、仕返しをしてやらなきゃいけない。君も僕の後について、すぐインスブルクへ引っ返すかね」
 テオフラストウス君は、
(僕は悪魔を助けてやったために、悪魔を閉じ込めてくれた男が酷い目に遭うかも知れない)
 そう考えると心配です。
(そうだ、悪魔の力を利用して、あいつをふんづかまえてやろう)
 テオフラストウス君はこっそり計画を立てると、一緒にインスブルクへ戻りました。あのもみの木の前に来ると悪魔に言いました。
「君をもみの木に閉じ込めた魔よけの男は、よっぽど強いのだろうね。こんな小さな穴の中に、君の身体を押し込んだのだからね。それとも、君は蜘蛛の姿になれば、一人でこの穴に入れるのかい」
「悪魔の僕に、出来ない事は無いさ。ひとつ手並みを見せてやろう。小さな蜘蛛に姿を変えて、この穴に入るからね」
「君にそんな魔法が出来るなら、僕が貰った薬を二つとも返していいよ」
 悪魔はそれに返事もしないで、口の中でぶつぶつ呪文を唱えていましたが、
「さあ、見ていてくれ」
 と叫んだ途端、一匹の蜘蛛に姿を変えていました。
 蜘蛛はのろのろともみの木に這い登り、小さな穴に入って行きました。
 テオフラストウス君は、もみの木の側にあった栓を力任せにグイと穴に差し込みました。
 悪魔が騙されたと知った時には、もう出てくるわけにはいきません。
 テオフラストウス君は、線の上に十字架のしるしを書くと、もみの木を離れました。
「悪魔のくれたこの水は、魔法の薬なのか、一つ試してやろう」
 金の水を一滴、掌に垂らしてみました。手の上に金の塊が乗っていました。
 テオフラストウス君は、今度は帰り道で、道端にある一軒の小屋を見つけました。
 ベッドの上に一人の年寄りがいて、重い病気で寝込んでいました。
「お爺さん、僕はいい薬を持っていますよ。さあ、飲んでみて下さい」
 どんな病気にでも効くという白い水を、お爺さんの口の中に二、三滴たらしてやりました。
「ああ、とてもおいしい水だ」
 お爺さんはそう言ったと思うと、急にベッドに起き上がりました。今まで病気で寝ていたのが嘘のように、テオフラストウス君の所へ駆けよって、手を握りました。
「これで、私の病気はすっかりよくなりました」
 悪魔のくれた薬は、二つとも魔法の水でした。
 テオフラストウス君は、そののち学校を卒業すると、お医者さんになりました。そして時々、治りにくい病気にかかった人には、どんな病気にでも効く魔法の水で、病人を治してやっていました。
 もみの木に閉じ込められた悪魔はどうなっているのでしょう。
 あの辺りは、木を切ると雪崩が起こるというので、一度も木が切り出されたことはありません。
 蜘蛛の姿になった悪魔は、もみの木の中で、今でも
「ここから出してくれ」
 と叫び続けている事でしょう。




~おしまい~


 いかがでしたか?


 私はこれ、「どっちが悪魔やねん」てな感想でした。(^ ^;)

 悪魔もまた素直と言うかお人よしと言うか……。「悪魔は契約を重んじる」という事から騙されたのかも知れませんが、そもそも悪魔は『キリスト教以外の神』も含まれるので、彼もそんななかの一人だったのかな……とちょっと思いました。



 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 サイトを更新しました。

 今日は『テレビ雑誌コーナー』に、『超特急ヒカリアン ストーリーダイジェスト』の14、15話を追加しています。


 本文の方はホビー雑誌コーナーの記事です。

 ではスタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF ユナイテッド』から、ストラクサスを紹介するぞ!


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サンクラ「ストラクサスは、元々はマーベルコミック版に登場した、コミックオリジナルのデストロン幹部だ。セイバートロン星のポリヘックス地区を支配してて、要塞ダークマウントで、捕らえたサイバトロンや、エンプティーズと呼ばれるスラム街で暮らすロボット達を溶解し、新しいデストロンのボディを作ってたぞ」


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サンクラ「バストアップ。コミックじゃ、ブロードキャスト(こいつもスクラウンジって名前のダチを、ストラクサスに殺されてる)にスペースブリッジで次元の狭間に飛ばされて消滅したが、イギリス版では頭部だけで生き延びてて再登場を果たしたぞ」


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サンクラ「背中側。一方で日本版では、『レジェンズ』と並行して展開してた『ブルーオーダー』のシリーズで、青の軍団・プライマスヴァンガードを裏切ったキャラクターとして設定された。その際に、日本版カラーと海外版カラーの双子キャラになってて、日本版は兄で冷徹な性格、海外版は弟で粗暴な性格として描かれたぞ。後に兄はメガリゲーターの自爆攻撃で頭だけになっちまうが、それもイギリス版コミックのオマージュだろうな」


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サンクラ「武器はツルハシ型のエナジーアックスだ。これはコミック版でこいつが持ってた武器がモデルだぞ」


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サンクラ「エナジーアックスはこんな風に、背中に収納しておくことも可能だ」


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サンクラ「さらに、商品にはオプションの武器が付属してる。これは……」


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サンクラ「Cジョイントと呼ばれる連結パーツで、ボディのあちこちにマウントできるほか、別の商品との連動も出来るようになってるぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはターレットを備えたハーフトラックだ。車体の『M17』は、コイツが初登場したマーベルコミックの17号に由来してるぞ」


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サンクラ「横から。車体に対して、砲塔部分はかなり巨大な事が分かるな」


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サンクラ「もいっちょ、トランスフォーム!」


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サンクラ「第二の変形モードは砲台だ。これは、コミックでコイツが浮遊砲台に変形していた事のオマージュだ」


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サンクラ「砲台モードを横から。この状態では完全に固定砲台(あるいは元ネタ通りの浮遊砲台)になるらしく、コロ走行は出来ねえ」


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サンクラ「後ろから。トリガー部分は、平手になってるキャラクターになら掴ませることが出来るぞ」


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サンクラ「ユナイテッド版ストラクサスの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

 今日はアメブロの方も更新しました。

 私の歌謡曲の趣味について少々……。


 こちらの方は、『ホビー雑誌コーナー』の記事です。

 では、さっそくスタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、ゴッドジンライを紹介するぞ! それじゃ……」


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ジンライ「超神合体!」


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ジンライ「ゴッドジンライ!」


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サンクラ「ゴッドジンライは、スーパージンライとゴッドボンバーが『超神合体』して完成する、サイバトロンの最高総司令官だ。スーパージンライの5倍の超魂パワーを発揮できるぞ。必殺技は、超魂パワーで自分を火の玉に変えて敵に体当たりする『超魂ゴッドファイヤーガッツ』だ」


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サンクラ「バストアップ。頭部や肩はスーパージンライの時と変化はないが、胸部や腕部、背中に追加装甲が施されてる。腕装甲のゴッドパンチに、超魂パワーを込めて放つ『超魂ゴッドパンチシュート』って技もあるぞ」


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サンクラ「背中側。元々が宇宙から来るデストロン達を、地球到達前に食い止めるという状況を想定して作られてっから、背中に備えられた翼ゴッドウイングで、単機で宇宙に飛び立つ事も可能となったぞ」


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サンクラ「このレジェンズ版じゃ、背中のユニットにゴッドボンバーのメットも含まれてる」


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サンクラ「武器として、ゴッドボンバーに付属してた刀を装備できるぞ(と言うか、元々ゴッドジンライが『V』に登場した時に持ってた武器なんだが)」


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サンクラ「ゴッドキャノンには、引き続きゴッドボンバーのヘッドマスターを収納できる。これによって、余剰なしの合体が可能だぞ」


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サンクラ「リーダークラス同士のロボットが合体してるから、サイズはUW仕様の合体戦士にも匹敵するぞ」


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サンクラ「スーパージンライのリデコ元である、パワーマスターコンボイと。ゴッドボンバーとの合体には、ジンライでリデコされたパーツを使ってるから、コンボイとゴッドボンバーの合体は不可能だ」


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サンクラ「腕の構造はこんな感じだ。もともとの変形機構を活かして、伸長させたジンライの腕にゴッドパンチを付ける方式になってる。だから、G1版はゴッドボンバーの拳がゴッドジンライの拳になってたが、LG版じゃ、ジンライ本人の拳が引き続き使われてるぞ」


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サンクラ「足首も、ジンライの足の下に、ゴッドボンバーの脚部をジョイントで接続する方式だ。ただし……」


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サンクラ「ジンライの足首のロールは生きたままだから、特にここがヘタレてると……」


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サンクラ「こんな風に、自分の後部重量に耐えられなくて、のけぞるように後ろに倒れちまうぞ」


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サンクラ「このロール軸はピン打ちされたこの部分だから、ここを強化しておけば、何とか自立が出来るぞ(画像は分かりやすいように、ジンライの足首パーツを取り外してる)」

注:毎度言ってますが、改造はあくまで自己責任でお願いします。


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サンクラ「レジェンズ版ゴッドジンライの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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 ども、今晩は。

 アカサカです。


 今日は休みだったので、ちょっと出かけてきました。


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 まずは行橋。

 BOOKOFFをちょっと見た後……


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 時間短縮ではありつつも、専門店街も営業再開したゆめタウンに行きました。


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 そこに入居してるペリカン(玩具屋チェーン)にて、ついにスタジオシリーズのスクラッパーを発見!

 いよぉし、やったぜベイビー!


 因みに、昨日、中津にある三光のイオンモールにも電話してみましたが、置いてないとの事で、ここに来て無ければ詰んでました。(^ ^;)


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 ホビーゾーンも営業再開してたので、ここでも買い物を少々。


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 お昼はこれまた営業再開してたフードコートです(実は、最初からお昼はここにしようと考えてました)。


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 という訳で、ペッパーランチの『ベーコンチーズペッパーライス(S)』です。

 因みにテーブルに「この席のご使用は・・・」と書かれてますが、私が座ってる向かいの椅子が使用不可、という事ですので、念のため。


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 ニンニクもたっぷりかけます。


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 冷めない内によ~く混ぜまして……


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 辛口ソースも足します。


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 ジュースは例によって、食後のデザート感覚で。


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 ご馳走様でした。

 いつもなら、この後コスタ行橋に行くのですが、今日はそちらには行かず、さらに電車に乗って……


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 下曽根にやって来ました。


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 こちらでもいつも通り、最初にサニーサイドモール小倉を軽く回ります。


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 こんなインド料理店が出来てたのは初めて知りました。

 今度、下曽根単独で来た時には利用してみたいと思います。


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 一方で、こちらではまだ閉まってるお店もあったり。


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 トイザらスも覗きましたが、特にこの間来た時と代り映えはしてませんでした。


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 喉が渇いたので、1階のハローディでかき氷を買いました。

『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』で知ったんですが、これ、九州以外だと売ってないらしいですね……


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 ベスト電器のGEOで中古DVDを買った後、ヤマダ電機でもセール中の『ゼロワン』玩具をちょこちょこと。


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 それからいつも通りサンリブシティに向かいましたが、またまた喉が渇いたので、ドラモリでモンスターエナジーのパイプラインパンチを買いましたよ。

 私はこのシリーズ、この『パイプラインパンチ』や『カオス』と言った、果汁が入ってるやつをよく飲んでます(前は『ウルトラ』とかも飲んでた)。普通の奴はエナジードリンク味が個人的にちょっとキツくて。


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 ついでに道路を挟んで向かいにあるゆめマートにも寄ってみたり。


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 そんで、サンリブシティにコジマ電気、と……。


 この後はいつも通り、BOOKOFFから安部山公園駅で電車に乗って帰ってきたのですが、今日は時間に余裕があったので、ちょっと寄り道をしました。


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 この曽根~葛原のあたり、そこそこ発展しつつもすぐ近くに大きな山があるという、ちょっとアンバランスな風景が好きなのですが、BOOKOFFの手前、大通りから横道に入ったところに『葛原八幡神社』という神社がありまして。


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 横道に入ってすぐ、こんな自販機の残骸が。

 かつてはどんな商品を売っていたのか、想像が掻き立てられます。


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 という訳で、葛原八幡神社。

 足腰・リハビリのご利益があるそうです。


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 鳥居の下には、「リハビリ参道 起点」の文字が。成程……。(^ ^;)


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 石橋とため池です。


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 泳ぐのはちょっとやめておいた方がよさそうな感じです。

 まぁ近くのフェンスにも「泳ぐな」って看板が貼ってありますが。


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 思ったよりも長い参道でした。


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 段数が少ない石段を上がった後は、この葛原八幡神社にまつわる昔話が、看板形式で紹介されていました。


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 拝殿です。


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 手水舎がありましたが、柄杓は無かったので、素手で手を洗って口を漱ぎました。

 まぁ、最近は碌に柄杓の使い方も分かってない連中が多いですからねぇ。直接口付けたり、使った後に柄を洗わなかったり。

 最近の訳の分からない出鱈目なマナーはともかく、こんな基本的なマナーも知らなくて恥ずかしくないんでしょーか。


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 御神水は……枯れていました

 ちなみに、上の画像でこの神社の後ろに写っていた山は『足立山』といいます。


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 ちょこっとだけお賽銭を入れて手を合わせてきました。


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 ここで祀られているのは和気清麻呂。

 日本史でも習う事があったと思いますが、“宇佐八幡宮神託事件”で、「道鏡を天皇にしろと言う信託がインチキだった」と報告したため、左遷された上に『別部穢麻呂(わけべ の きたなまろ)』という有難くない名前に改称させられてしまったという悲劇の人です。

 人物的には高直な人柄で、一身の利益を顧みずに忠節を尽くしたんだそうで。


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 という訳で、葛原のブックオフです。

 ここでは特に収穫はナシ。


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 安部山公園駅から電車に乗って帰ります。


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 夕食はかつやのソースカツ丼と、こちらのゆめタウンで買ったポテトサラダ、自前の『こだわり酒場のレモンサワー』です。


 それでは、本日の戦利品を。


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 行橋でゲットしたスクラッパー。

 モデルであるG1版スクラッパーと並べてみました。


 脚部のタイヤなどは共通点がある……? なお、左腕のは泡だて器です(ウソ)。


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 ビークルモードで。

 どちらもショベルドーザーですが、実写版はより実機に近いディテールです。


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『スタジオシリーズ』のコンストラクティコンも、今夏発売予定のオーバーロードでとうとう8体揃います。


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 ゆめタウン行橋のホビーゾーンには、最近アーマーの方はとんと見かけなくなったファントムビルドが(ボディとセット売りで)あったので購入。

 思うに、営業自粛で休業していたおかげで狩られることが無かったのかなと。


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 因縁の相手である、グリス・パーフェクトキングダムと。


 しかしファントムビルドは、パーツ流用したらファントムクラッシャーも出せそうですよね。

 変態的なラインナップ(誉め言葉)の『装動』なら、あるいはワンチャンあるか……?


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 下曽根のヤマダ電機では、セール中だったラッシングチーターキー&プログライズホルダーとRKFの滅を。

 迅を改造素体にしようと思ってるってのは以前書きましたが、左腕を滅にしたらどうだろう……と、ちょっと思って、試しに買ってみました。


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 息子と一緒に。

 因みに素体は共通ですが、頭部の他、滅には左腕にスティンガー状の装甲が、迅には背中に畳んだ翼パーツが付いています(正面からだと分かりませんが)。


『装動』で雷も出るし、RKFでも是非……。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、ゴッドボンバーを紹介するぞ!」


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サンクラ「ゴッドボンバーは、『超神マスターフォース』に登場した、地球製の人造TFだ。オーバーロードやブラックザラックの登場などに対抗するため、ジンライを強化する『ボンバー計画』で開発されたぞ。基本的にはジンライの超魂パワーを受けて稼働するが、秀太、キャブ、ミネルバの三人が力を合わせる事でも行動可能だ」


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サンクラ「バストアップ。劇中じゃ、明確な自我は無かったが、コミック版では最終回で、他のトランステクターが独立したTFに進化したのと同じく、自我を得たぞ。レジェンズでは逆に、ジンライがTFとして転生した際に、コイツの意思も消滅したって設定になってる」


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サンクラ「メットを外したところ。メットも込みで完成する前提だから、その下はシンプルだ」


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サンクラ「背中側。それまで旧製品や海外ジェネレーションズ製品をリカラー・リデコしてた他の『レジェンズ』製品と違って、こいつは日本展開のために完全新規作成されたアイテムだ」


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サンクラ「武器は肩のゴッドキャノンだ。先端の砲塔は分離させることも出来るぞ」


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サンクラ「ゴッドキャノンの内部には刀も収納されてる。これは『V』でゴッドジンライが客演した時に使ってた刀のオマージュだ」


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サンクラ「ゴッドキャノンは展開して、ヘッドマスターを搭乗させることも出来るぞ」


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サンクラ「ヘッドマスター。レジェンズ世界で復活したゴッドボンバーの魂ともいえる存在だ。秀太たちの超魂パワーで再起動したぞ。デザインは、コイツのための完全新規で、意図的にそれまでのキャラクターのオマージュ要素はねえ」


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サンクラ「余談だが、脚部関節はCW/UWの合体戦士と同じ仕様になってるから……」


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サンクラ「御覧の通り、CW/UWの合体戦士の脚部を合体させることが可能だ。コミックでは、ゴッドボンバーのパーツを盗み出したカースアルマダスラストとトリックダイヤ、ナイトビート(レジェンズ世界のミネルバ)が合体して、スーパージンライと交戦したぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードは武装コンテナだ。G1版は一旦バラバラになって変形するって方式だったが、このレジェンズ版は差し替えなしの完全変形が可能だぞ」


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サンクラ「横から。デザインはジンライのコンテナに似せてある。コロ走行も可能だ」


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サンクラ「後部。メットパーツ含めて、余剰になるパーツはねえぞ」


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サンクラ「コクピット(?)にはアニメ版での設定どおり、ヘッドマスターを三人乗せる事ができるんだぜ」


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サンクラ「パーツは濃いが、一応フロントガラスはクリア素材になってる」


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サンクラ「さらに先端からは、連結器を展開して……」


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サンクラ「設定どおり、ジンライの二両目のコンテナとして牽引できるぞ」


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サンクラ「もいっちょ、トランスフォーム!」


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サンクラ「さらにレジェンズ版には、G1版には無かった基地モードが追加されてる。こっちは一部差し換え変形になってるぞ」


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サンクラ「レジェンズ版ゴッドボンバーの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

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ディケイド「ディケイドだ。今日は『BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ05 仮面ライダービルド ファイヤーヘッジホッグフォーム』を紹介するぞ!」


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ディケイド「ファイヤーヘッジホッグは、ハリネズミと消防車のフルボトルで変身する、仮面ライダービルドのベストマッチフォームの一つだ。実はベストマッチフォームの中では、ネーミングが唯一両者ともフルボトルの名前と異なっているぞ」


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ディケイド「バストアップ。左の複眼は横を向いたハリネズミ、右の複眼はラダーを伸ばした消防車になってる」


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ディケイド「背中側。ホークガトリングやニンニンコミックと違って、特に特殊なパーツはついていない」


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ディケイド「左腕にはマルチデリュージガンが装備されてる。ラダーを伸ばす、放水、火炎放射など多くの用途があるぞ」


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ディケイド「マルチデリュージガンは、矢印に示した角度の間で可動が可能だ」


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ディケイド「ハーフボディ。ハリネズミハーフボディは針の並んだナックルパーツBLDスパインナックルを装備し鋭い針で攻撃する。また、地中に潜んだ敵を特定する事もできる。消防車ハーフボディは然るべき機関へ応援要請を行う他、災害現場の図面を取得し、要救助者を特定して救助する能力に長けている。足にはアンカーパイル射出装置があり、これで相手に穴を開け、可燃性物質を流し込んで燃やす事も出来るぞ」


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ディケイド「今度はトライアルフォームの紹介だ。まずはラビット消防車。BCRシリーズでは左右それぞれ、唯一の赤い通常ハーフボディ同士の組み合わせだ」


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ディケイド「次はハリネズミ掃除機。どちらも“ベストマッチよりもトライアルフォームが先にデザインされたハーフボディ”って共通点がある組み合わせだ」


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ディケイド「ゴリラ消防車。ゴリラの力強さと、消防車のパワーを併せ持った形態だ」


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ディケイド「ハリネズミガトリング。ハリネズミの針と、機関銃っていう、いかにも攻撃的なフォームだな」


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ディケイド「『BCR』版ビルド ファイヤーヘッジホッグの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

 今日は中津に戻って来てから、ヤマダ電機で『装動』の滅(二セット目)とSGプログライズキーのスティングスコーピオンを買って来ました。


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 何に使うかは、分かる人には分かって頂けると思います(笑)。


 それから、アメブロの方にもゼツメライズキーの簡単なまとめ記事を投稿してきましたので宜しければ、そちらも是非。


 さて、本文の方は西遊記セレクションの続きです。

 なお、前回はコチラ


 では、本文スタート!


第十二回 術くらべ



 大仙は、宝剣を風車のように振り回すと、呪文を唱えながら一枚のお札を燭台の火で焼き捨てた。続いて宝剣のつかで、カーンと勢いよく板を叩いた。
 見る見るうちに空の中ほどから、ヒュウヒュウと風が吹き始めた。
(この仙人め、本当に術を心得ているな)
 悟空はこう考えると、一本の胸毛を抜き取って身代わりを作った。三蔵法師の側に座らせておいて、自分は天上へ飛び上がって叫んだ。
「この辺の風の神は誰だ?」
 痩せこけた風婆が、まごつきながら風袋の口を押さえて出てきた。
 悟空は怒鳴りつけた。
「オレは斉天大聖だ。あの仙人と雨ごいの術くらべをしている所だ。あいつに力を貸してはいかん。あの仙人のひげ一本でも、風で動かしてみろ。オレの鉄棒を二十ぺんくらわすぞ」
「そんな事をされては、この細い腰の骨がすっ飛んでしまいます。もう吹きません」
「オレたちの番になって、オレが鉄棒を一度振り上げて合図をしたら吹くんだぞ」
「へい、へい、かしこまりました」
 ふと見ると、今度は雲の神が黒雲をばらまいている。
「やい、やい、何だってそんなものをまき散らすんだ」
「へえ、虎力大仙からのご命令が御座いました」
「やめろ。オレは天上で暴れ回った斉天大聖だ」
「ひゃあ、どうぞお許しください」
「オレが合図したら、黒雲をぶちまくんだ」
 下では八戒が、長い口を一層長くして、壇上の大仙をやじり始めた。
「おうい、大先生、降りろ、降りろ。風がひょいと吹いて、もう止まったぞ。雲がひょいと出て、もう消えたぞ」
 悟空は天上を飛び回って、雷神を呼び、雨の神を呼んで、竜王に大雨を降らしてもらう事までも打ち合わせをすまして、雲の上から地上に降りた。
 そして胸毛を元の場所に収めて、八戒と一緒に、代わる代わる大仙をやじり始めた。
「先生、どうした。雲もわかないし、雷も響かんぞ」
「そうだ、そうだ、全くだ。国王を騙していた、まやかし者だ。壇から降りたらどうだ、どうだ」
 虎力大仙は、今や汗まみれである。髪を振り乱してやたらと板を叩き続けているが、頭の上に太陽はかんかんと照り付けていて、仰ぐたびに眩しくて、くらくらと目眩がする。
「どうも、今日は竜神が留守のようでござる」
 はだけた着物を直しながら、きまり悪そうに壇上から降りて来た。
 悟空は三蔵法師の袖を引いて促した。
「お師匠様、壇の上にお上がり下さい」
「私は雨ごいの術など知りません」
「あの上でお経を読んでいればいいのですよ。後は私が引き受けます」
 三蔵法師は壇の上へ上がった。心を落ち着けて爽やかにお経を読み始めた。
 その声が静まり返った五鳳楼に朗々と響き渡って、天上では風婆達が聞きほれながら、斉天大聖から合図のあるのを待っていた。
(もう良かろう)
 と、悟空は合図の如意棒を振り上げた。
 ゴゴゴウ、ゴゴゴウと風が吹き始めた。
 壇上の旗がはためき、燭台も吹き飛ばされそうである。
 悟空は再び棒を振り上げた。
 西の空から渦を巻いて、飛ぶように黒雲が押し寄せてきた。
 悟空はまたも棒を振り上げた。続いて、もう一度振り上げた。雷が轟いて、天の底が抜け落ちたような大雨となった。


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「竜王どの、お姿を現したまえ」
 悟空は天に向かって大声で叫んだ。
 とどろく雷鳴、飛び散る稲妻と大雨の中に、竜王が身をくねらし、ひげを八方に振り立てて空中狭しと舞い始めた。
 国王も家来たちも、事の不思議さに、香を焚いて、がばりっとひれ伏して拝んでいたが、余りの恐ろしさに国王は、鳴き声に近い声をあげた。
「分かりました。竜王様、どうぞお引き取り下さい。日を改めて必ず祭礼を致して、お礼を申し上げまする」
 竜王は、空の奥へ消えていった。
 車遅国の城内は水浸しである。
 国王は、三蔵法師に謝った。
「これ以上降られては国が沈む。作物も流される。もうやめて下され」
 悟空が天上に合図をすると、全てのものがぴたりっと収まって、太陽がまぶしく照り始めた。
 それまで声一つ出さずに空を見上げていた虎力大仙が、ほっと溜息をついて、国王に申し上げた。
「坊主どもが、わずかな術を見せたからと言って、罪を許してはなりませんぞ。あの術が本物であるかどうかを、もう二つ三つ、術くらべをさせてお決めください」
「では、どのような術くらべが良いか?」
「五十ずつ二組に机を積み重ねて、机のてっぺんで座禅くらべをするのです。幾時間でも動かずに長く座っていた方が勝ちです。机のてっぺんに登るのには、手を使っても、はしごを使ってもいけません。どちらも、雲に乗って登るのです」
「それは面白かろう。やってみなさい」
 悟空は困った。
「お師匠様、わたくしは座禅が苦手です」
「そうか、私は二年でも三年でも平気だよ」
「では、わたくしが、そっと雲になって、お師匠様を机の上にお乗せしますから、お願い致します」
 家来たちが、机を五十ずつ右と左に高く積み上げた。
 虎力大仙は身をひるがえすと、雲を踏んで右側の机の上に座った。悟空は身代わりを置くと、五色の雲になって、三蔵法師を左側の机の上に乗せた。
 虎力大仙も三蔵法師も座ったまま、銅像のようにどちらも動かない。
「ひとつ、兄貴に加勢してやろう」
 こう言ったのは下から両方をじっと眺めていた鹿力大仙である、頭の毛を一本引き抜くと、指先でそっと弾き飛ばした。それが三蔵法師の頭の上に落ちると一匹の南京虫に変わって、法師のつるつる頭を噛み始めた。
 法師は痛いやら痒いやらで我慢が出来ない。けれども手を動かしたら負けである。首を縮めては、襟でこすり始めた。
(はて、お師匠様の様子が変だ)
 悟空は小さなハエに身を変えて飛び上がった。見ればお師匠様の頭に一匹の南京虫が食らいついている。摘まみ上げて、ひねりつぶして考えた。
(下の仲間の仕業だな。よし、こちらにも考えがある)
 急いで身体を七寸ほどのムカデに変えると、虎力大仙の鼻の穴にぶら下がった。力いっぱい鼻の穴を突き刺した。
「ひゃあ」
 虎力大仙はとんでもない大声をあげると、高く積み上げた机の上から、くるくるともんどりうって落ちてしまった。


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「それっ、大仙様が気絶なさった」
 役人たちが走り寄って、つぎの部屋へ担ぎ込んでいった。
 悟空は、また雲になって三蔵法師を降ろした。
「坊さまの勝ちだな」
 と、国王が声をあげた。
 すると鹿力大仙が進み出た。
「王様、虎力大仙は昔から血圧が高いので、目がくらんで落ちた事と思います。わたくしが代わって坊主どもの相手を致しましょう。恐れ入りますが、長持ちの中へ、どんな品物でも宜しゅう御座いますからお入れになって、わたくしと坊主どもの間に置いて下さいませんか。中の品物を当てましょう」
 国王は、お妃に何か入れさせて、その長持ちを家来たちが運んできた。
 悟空はさっそく小虫に身を変えると、板の合わせ目の隙間から長持ちの中へ忍び込んだ。中には朱塗りのお盆の上に、お妃の見事な着物と袴が乗せられてある。
 悟空はそれをくしゃくしゃに丸めて、つぎはぎだらけのマントに変えると、その上から小便をひっかけて這い出してきた。
 そして、三蔵法師の耳元へ飛んで行って知らせた。
「しわくちゃのおんぼろマント、と言って下さい」
 三蔵法師は頷いて、国王に答えようとすると、鹿力大仙が先に声をあげた。
「えへん、長持ちの中の品は、まことにきらびやかな着物と袴でござる」
「いえいえ、しわくちゃのおんぼろマントで御座います」
 三蔵法師の答えに、国王は怒った。
「我が宮中に宝物は山ほどあるが、ぼろマントなどは一着も無い。言葉を慎めっ!」
 だが、長持ちの蓋を開けてみると、ぷーんと嫌な臭いがする、ぼろマントが出てきた。
「誰だ。このような、むさくるしい物を入れたのは。よろしい。今度は私が入れよう」
 国王は奥へ入ると、辺りを見回しながら庭へ出て、ふっくらと実った桃の実を一つもぎ取って、長持ちの中へ入れた。
 悟空はまたも長持ちの中へ忍び込んで見ると、大好きな桃の実が、ぷんぷんと美味しそうに匂っている。
「これは美味そうだ。食べてしまえ」
 大急ぎで食べ終えて、種だけを残して這い出してきた。そして、またも三蔵法師の耳元へ飛び知らせた。
「桃の種とおっしゃって下さい」
 三蔵法師が答えようとすると、横から羊力大仙が先に答えた。
「おほん、中はお庭の桃の実でござる」
「いえいえ、食べ残された桃の種です」
 三蔵法師の答えに、国王はまた怒った。
「桃の種とは何事だ。長持ちの中には、いま私が庭からもぎたての、大きな桃が入っておるのじゃ」
 だが蓋を開けて見ると、桃の種がぽつんと一つ、長持ちのすみに転がっていた。
 国王は気味が悪くなった。何か目に見えない怪しいものが、坊さんたちに加勢しているように思われて、がくがくと膝が震えてきた。
 この時、息を吹き返した虎力大仙が、隣の部屋からのこのこと現れた。
「王様、あの坊主どもは、品物をすり替える術を知っているようです。今度は生きた人間を入れましょう。人間なら、すり替える事は出来ますまい」
 虎力大仙は、長持ちを隣の部屋へ運ぶと、仙人見習いの小さな子供を一人入れた。それを国王の前に担ぎ出して、いよいよ三度目の勝負を決めることになった。
 悟空はまたも長持ちの中へ虫になって入り込んだ。見れば、仙人見習いの子供が座っている。
 悟空は虎力大仙の姿に身を変えた。
 子供は、大仙がそばにいるので驚いた。
「先生、どこからお入りになりましたか?」
「こんなことは訳ない事だが。それよりも、あの坊主たちは、お前がここに入るところを見たらしい。すぐに当てられてしまうからこちらの負けだ。負けては困る。お前は髪の毛を剃って坊主になれ。あっちは仙人と言うし、こっちは坊さんと言うから勝ちだ」
 悟空は如意棒を剃刀に変えると、子供の髪の毛をジャリジャリとそり落としてしまった。着ている浅黄色の着物にぷっと息を吹きかけて、白い衣に変えてしまった。
 胸毛を二本引き抜いて、一本を木魚にして、一本をお経の本に変えた。
「これで立派に小坊主が出来上がったわい。仙人見習いと言われても出て来てはならんぞ。小坊主と言われたら、なんまいだぶ、なんまいだぶ、とお経の本を読みながら、木魚を叩いて出てくるのだぞ」
「はい」
 悟空はまたも小虫になって箱を出ると、三蔵法師の耳へ寄ってささやいた。
「小坊主とおっしゃって下さい」
 と言い終わった時、虎力大仙が大声で答えた。
「えへん、長持ちの中は、仙人見習いの子供である」
 続いて三蔵法師も答えた。
「長持ちの中は、お寺の可愛い小坊主です」
 答えと一緒に、長持ちの蓋を頭で押し開けて、小さな坊さんがなんまいだぶ、なんまいだぶとお経の本を片手に持って、ポクポクと木魚を叩きながら出てきた。
 国王も、並んでいた大勢の家来たちも、どっと声をあげて手を叩いた。
 三人の大臣たちはぽかんと口を開けたまま、呆れかえって声が出ない。その内に、虎力大仙がまたも申し出た。
「中身をすり替える事は、誰にも簡単に出来る事だ。今度は自分の首を斬り、腹を裂き、煮えくり返った油釜に身を投げ込まれても、笑っていられる術くらべをしたい」
「それだ、それだ。待ってました!」
 悟空が立ち上がって踊り出した。
 国王は気味悪くなって、もうやめたがよかろうと言ったが、三大臣たちは承知しない。仕方なく庭へ首切り台を置かせて、腹を裂く太刀を並べ、油釜を煮えくりかえさせた。
「では、まず、わたくしからやりましょう」


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 悟空は進み出て、首切り台の上に首を載せた。首切り役人が刀を振り上げて、やっと一声振り下ろした。
 悟空の首がころりっと落ちた。落ちた首を首切り役人がポーンと足で蹴ったので、首はスイカのようにころころと転がって、二、三尺先で止まった。けれども、首からも、胴体からも血は一滴も垂れない。
 まもなく、悟空の胴体から声がした。
「首よ、こいこい」
 この声を聞くと、鹿力大仙は大急ぎで、土地神に首を押さえつける事を命令した。
「首よ、こいこい」
 胴体がもう一度呼んだが、首は土地神に押さえつけられていて、根が生えたように動かなかった。
 悟空の胴体が苦しそうにもがいた。しばらくして、また声がした。
「伸びろ」
 声と同時に、首の切り口から同じ首が生まれて、悟空の胴体に伸びてきた。そして、ぴたりっと身体と首がくっついた。
 悟空はにっこり笑って、塵を払って立ち上がった。
「さあ、今度はお前さんの番だ」
 国王も首切り役人も、肝をつぶすほどぶったまげた。
「よろしい、わしがやろう」
 虎力大仙が、腕を振り振り出てきた。
 首切り役人が、またも一声叫んで切り下した。
 大仙の首が転がった。それを、ポーンと二、三尺先へ蹴り飛ばした。
 大仙の首からも、やはり一滴の血も出ない。
「首よ、こいこい」
 大仙の胴体もこう叫んだ。
 悟空は胸毛を抜き取ると、一匹の赤犬に変えた。
 犬は走っていって大仙の首をパクリッとくわえると、そのまま走って、宮中の堀の中へ、ザブーンと放り込んでしまった。
 いくど呼んでも首は戻って来ない。ついに大仙の胴体から、ぱっと真っ赤な血が吹きあがった。途端に見るも恐ろしい首の無い虎の姿に変わって死んでしまった。
 鹿力大仙が立ち上がって喚いた。
「あの坊主どもが魔法を使って親友を虎にしたのだ。さあ仇討ちだ。腹を裂いて、はらわたを引き出す術くらべをしよう」
「はい、はい。お待ちかねだ」
 悟空が上着を脱ぎ棄てて腹を突き出した。
 刀を持った役人が、さっと腹の上から下へ切り裂いた。腹にぽっかりと穴が空いた。
 悟空は両手を突っ込んではらわたを取り出すと、裏表を太陽にゆっくりとあぶって、元通り腹の中へ収めた。
 そして気合をかけた。
「伸びよ」
 切り口は両方から寄り集まって、切り傷も無く、元の腹になった。
 国王は恐ろしさに、もう耐えられなくなった。
「国内通過の手形を出すから、立ち去ってくれ」
「それは有難いが、相手の術も見せて頂きたい」
 鹿力大仙が、腹を突き出して進み出た。
「さあ、切れ」
 役人が、さっと切り裂いた。
 大仙は切り口に両手を突っ込んで、はらわたをつかみ出した。
 悟空は胸毛を一本抜いて、一羽の鷹に変えて放した。
 鷹は大仙の手の上にあるはらわたを爪に引っ掛けると、天空高く飛び去って行った。
 大仙の腹は空っぽのまま息が止まってしまった。そしてはらわたの無い一匹の鹿に変わって死んでしまった。
 一人残った羊力大仙が、喧嘩腰になって進み出た。
「またも魔法でオレの兄貴を鹿などに変えたな。もう許さぬぞ。釜に油を煮えくり返せ」
 役人が、大釜を指さした。
「はい、あのように、ぐらぐらと煮えくり返っております」
 悟空が大釜に近づいて、虎の皮のふんどしも何もかも脱ぎ捨てた。
「また、また、お先にごめん」
 ザブーン。
 泡を吹き上げてぶくぶくと煮えたぎっている油釜へ飛び込んだ。にこにこ笑いながら泳ぎ回っている。その内に悟空の身体が沈んで見えなくなってしまった。
 羊力大仙は大喜びである。
「馬鹿者め、とうとう溶けて消えたか。役人ども、何か残っていないか、ざるを入れてすくい上げてみろ」
 役人が、目の粗い鉄のざるを入れて、いくども釜の中を引っ掻き回したが、何も出てこない。
 三蔵法師や八戒たちは、目の色を変えてうろたえた。
「悟空はどうしたんだろう?」
「ついに、溶けてしまったのか?」
 心配しあっていると、釜の中のざるが跳ね上がって、その下から悟空が現れた。
「久しぶりにいい風呂につかったわい。少し泳ぎ疲れたので、釘になって釜の底で昼寝してきたよ」
 釜から飛び出して、ふんどしなどを身に着けだした。
「さあ今度は、仙人様の番だよ」
 羊力大仙が、勢いよく油釜に飛び込んだ。
「なるほど、ちょうどよい湯加減だ」
 中でジャブジャブ顔を洗い出した。
 悟空は不思議に思ってそっと油の中へ手を突っ込んで見ると、まるで水のように冷たい。
(ははあ、竜王の誰かに頼んだな)
 空中へ飛び上がって呪文を唱えると、北海竜王が現れたので、怒鳴りつけた。
「こりゃ、北海、貴様は髭を生やしたウナギかドジョウか。何だって羊力大仙などに味方をするんだ。油をもとの熱さにしないと、鱗を剥いでミミズにしてしまうぞ」
「はい、ただいま。斉天大聖様」
 釜の油は、いきなり煮えくり返った。
 羊力大仙は、あっと叫んで飛び出そうとしたが、油で手足が滑って釜から這い出すことが出来ない。油揚げになって死んでしまうと、一匹の羊に変わってしまった。
 国王は、三大臣がそれぞれ、みっともない、けだものの姿に変わって死んだのを嘆いていると、悟空が慰めた。
「王様、涙をお拭きなさい。嘆くよりも、お祝いの宴会の支度でもなさって下さい。御覧の通り三大臣は、虎の化け物、鹿の化け物、羊の化け物で、いずれも何百年と年をとった恐ろしいけだもので御座います。三匹が話し合って、王様のこの車遅国を奪い取ろうとして乗り込んできたものです。それをわたくし達が見破って退治したのです。あの三匹が坊さんを滅ぼそうとしたのも、仏様の正しい教えが怖くて、仕方がなかったからです」
 国王は、ようやく目が醒めたように、心がからりっと明るくなった。すぐに大臣、大将、長官など三千人を呼び集めて三蔵法師達を囲んで大宴会を開いた。そして告げた。
「皆の者、よく聞くがよい。先ほどの術くらべで、仙人よりも坊さんの偉い事がよく分かったであろう。今日からは坊さんを大事にして、仙人たちを一人残らず車引きにする。さよう心得よ」
 間もなくこの知らせを聞いて、坊さん達はばんざい、ばんざいと声を張り上げながら、宮中にいる悟空の所へ押し寄せてきた。どの坊さんも悟空の胸毛を巻き付けた薬指を高々と差し上げて振り回している。
 悟空は宮中の庭に溢れてき○がいのように踊り騒いでいる坊さんたちの前に立った。
「いく人集まったか?」
「はい、五百人全部です。一人も欠けておりません」
「化け物仙人は滅びた。私の胸毛を返してもらおう」
 坊さんたちは名残惜しそうに、薬指から悟空の胸毛を外すと、何回も撫でさすって胸毛にもお礼を言って悟空の手に戻した。
 翌日、悟空達は国王はじめ、車遅国の都じゅうの人に見送られて、手形を持って出発した。
 空は晴れ渡って、風さわやかな朝であった。




~つづく~


 という訳で、前後編でお送りしました。


 私が持ってるので、他に前後編になってるのは、妖怪の策略(と八戒の逆恨み)のせいで人殺しの濡れ衣を着せられた悟空が破門されてしまうエピソードがあります。


 ところで今回登場した虎力大仙たち、分類上は『封神演義』で言う所の『妖怪仙人』のようですね(詳細はこちらの一番下を参照)。

 封神演義と西遊記で、共通する登場人物も何人かいますし。


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 こんばんは。アカサカです。

 サイトを更新しました。今日は『情報雑誌コーナー』です。


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アカサカ「で、だ、ギリアム。熱ゴジラさんの所の、喫茶店エボルはどうだったよ」


ギリアム「あ、はい。なかなかで御座いました


アカサカ「あ、そう……」


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 さて今日は、地元の方で久々な所をめぐってきました。

 まずはマークイズももち。こちらも休業していたようですが、営業再開してたのを確認してやって来ました。

 前に来たのはどうやら初詣の時だったらしく、ちょうど5か月ぶりでした


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 トイザらス。

 やっぱりスタジオシリーズのスクラッパー、ねえんでやんの……。


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 その後はユニードな原ダイエーだった元原SATYのイオン原店跡地に行ってみました。

 新しい建物の建設は進んでいましたが、なんと西日本シティ銀行の建物が建て替えとの事で、取り壊されていました……。(- -;)

 これでこの場所は、以前の面影が完全になくなっちゃうなぁ……。


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 さらに、今日はまともに食事をしていなかったので、途中のファミマで燻製合鴨串を買いましたよ。


 その後はヤマダ電機→木の葉モール→コジマ電気……といったルートで帰ってきました。


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 コジマでは、甥っ子の誕生日プレゼントを購入。

 最初のマークイズのザらスで店員さんに聞いたところ、販売終了品らしくて、ヤマダ電機などにも無かったので、買えてラッキーでした(しかもこれがラス1だった)。


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 木の葉モールのホビーゾーンでは、『ぷちサンプル』の『富士丸酒店』を二つ購入。

 一つはまだ持っていないホテイビール(ものとしては1番の『マダイビール』の仕様変更品)で、もう一つは前に出た焼酎のやつでした。


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 んで、「1,200円以上でおまけ(以前サンプル品になってた奴)つき」との事だったので、『洋食すずらん』のやつを一つもらってきました。

 このシリーズはカレーが垂れてたり、コロッケが切られて中身が出ていたりといわゆる「動きのあるサンプル」系がいくつかあったので、今まで手を出していませんでした。


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 それともう一つ、発売されていた『装動』の仮面ライダー1型もあったので、こちらも購入。

 ……その内リカラー(もしくはリデコ)で新ライダーとかになったりして。それこそ新1号カラーとかになって。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 タイトル通り、今日は久々に天神に行ってきました。


 最後に行ったのは三か月前、ちょうど昨日の記事の冒頭でリンク貼った記事の翌日だったようです。


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 久しぶりに七隈線で天神に向かいますが、後部運転席は使用中止になっていました。


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 天神に到着後、お昼は市役所の食堂へ行きました。

 と……


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 なんと、入ってすぐ右側にある喫茶レストラン『ばん』が閉店していました……

 私が物心ついたころからあったので、おそらく三十年は営業していたはずですが……。


 お袋に聞いたところ、一回ほどは行った事があったようです。


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 さて、今日は何にしようかと考えましたが……。


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 カツカレーにしてみました。

 考えてみたら、カツカレー自体食べるのも久しぶりだったかも。


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 カツはそんなに厚くはないですが、まぁ、丁度いいくらいかなと。

 ルーもまぁ、可もなく不可もなくな感じでした。(^ ^;)


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 この光景は三十数年変わりません。

 先ほどの『ばん』を見た後だと、尚の事このままいつまでも……と思ってしまいます。


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 一方で、天神コアの解体がとうとう始まっていました。

 あの屋上の四角い立体看板は、もうありません。


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 食事の後は、右側に映ってるベスト電器(に入居してる『らしんばん』と『メロンブックス』)に行きました。


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 んでもって、博多のヨドバシにも。

 玩具コーナーが地下一階に移ってたの忘れてたよ……(苦笑)。


 玩具コーナーの後は、4階のキャン★ドゥなども覗いてみました。

 レストラン街も基本的に営業は再開していましたが、一部、まだ休業している店舗もありました。


 BOOKOFFで立ち読みなどした後、再び天神へ。


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 まんだらけにはG1ビッグパワードがありましたが、値段は驚きの20万!Σ(°Д°)

 以前、『シャッタードグラス』のBOXセット(SGオプなどが入ってる2008年のやつ)が同じ値段で売られてましたが、それと同等か……。


 まぁ、確かにG1時代で箱もちょっとダメージがあったものの、ほぼ新古品なのでそんな額もつくんでしょうけど……。

 私はLG版で十分やね(苦笑)。


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 こっちに戻ってきた後は、ヤマダ電機と木の葉モールに行ってきました。

 スタジオシリーズのスクラッパーがどこ行っても売ってねぇ……


 それはさておき、御覧の通り、木の葉モールも(短縮営業とは言え)全館営業再開していました。


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 もちろん、ホビーゾーンも。

 figmaの環いろはを予約したかったのですが、「入荷するか分からないので、まずそこの確認からになります」と言われました。

 まぁ、最悪、ボークスとかには入荷するだろう……と信じたい。


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 夕食の後は、マリナタウンのショッパーズモールで晩酌のお酒とおつまみを買ってきました。

 画像は撮ってませんが、今日は合鴨のローストと豚ホルモンの唐揚げにしました。


 それでは、今日の戦利品をば。


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 まずはヨドバシでは、ちょっと前に新発売されたHアイズの青を。

 九年ほど前から作りかけで放置してる、とあるガンプラのパーツにちょうど良かったので。


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 天神のショッパーズに入居してるBOOKOFFでは、DX版のライジングホッパーキーが単体であったので買ってきました。

 これで001の変身遊びもちゃんと出来るようになりました。


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 DX版であるという証拠に(笑)。


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 とは言え、フォースライザーは寮に置いてるので、取り敢えずゼツメライザーで(爆)。


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 ヤマダ電機では、先日下曽根に行った時のように、ゼロワン関連で期間限定の割引セールをやってました。

 中津のヤマダ電機ではやってなかったので、福岡限定のセールなのかな……?


 プログライズキーや滅があったら買ってきたかったのですが、それらは無かったので取り敢えずバルキリーを。


 実はオレンジの部分を黒なり紫系統なりの色にして、この間ふと思いついた『あるキャラ』のライダー形態に出来ないかと思案中でして……(キーもラッシングチーターのリカラーで『タイミングパンサー』とか)。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 コロナもようやく落ち着いてきて、明日から二連休なので、今日は久々に実家に帰ってきました。

 まともに帰ったのは3月の半ば以来だなぁ……。


 ここ数日、仕事でクソのようにストレスがたまりまくっていたので、明日からはせいぜいリフレッシュしたいと思います。


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 アピロスなダイエー福重だった元イオン福重店のMEGAドンキも久々です。


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 晩酌のお酒とおつまみに餃子を買ってきました。

 にんにく肉餃子は今まで見なかったので、多分、新発売商品です。


 さて、今回も留守の間に、色々と届いていました。


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 まずは『アースライズ』の新製品。

 今回もタカトミのセットで、通販限定品と共に買いました。


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 ホイルジャック。『初代』に登場した、サイバトロンのトラブルメーカーな技術者です。

 多くの『初代』キャラが退場した『ザ・ムービー』では、チャージャーと共に死体が一瞬映るだけでしたが、カットされたシーンによると「発明品が暴走し、周囲を巻き込んで自爆。それに巻き込まれて死亡」だったんだそうで。

 後年、『トランスフォーマーV』に登場した際には外見だけ同じな別人になってましたが、後年、「実は『バイナルテック』の世界のホイルジャックで、スパーク(TFの魂みたいな物質)を取り出す実験の失敗で人格データが初期化されてしまったから」と後付け設定されました


 因みに『トランスフォーマー』のアニメで初めて喋ったのは彼だったりします(厳密にはその前に正宗氏のナレーションが入ってますが)。


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『ユナイトウォリアーズ』版(左)、『ユナイテッド』版(右)と。

 ユナイテッド版も初めて出た時は「おおっ!」と思ったのですが、アーズライズ版を見るとやっぱり「う~ん」ってなっちゃいます。モノの出来自体はいいんですけどねぇ。

 UW版も顔はアニメそっくりですが、今回のアースライズ版の登場で、LGアストロトレイン同様、早々にお役御免になってしまいました……。(^ ^;)


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 アイアンワークス。

「リメイクキャラであり『アースライズ』の新キャラでもある」というちょっとややこしいキャラです。詳細は後程。


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 マイクロマスターのトリップアップ(白)&ダディーオー(黒)。

 日本ではタカトミモール限定です。


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 さて、上記のアイアンワークスは、建設基地に変形します。

 G1版は、日本では『TFゾーン』期に『ビルドベース』の名で発売されてて、当時は建築現場からバトルベースに変形する(要するに施設から戦闘基地に変形する)『基地』玩具で、アイアンワークスの名はそれを管理するマイクロマスター(トラックに変形)の物でした。

 今回アースライズ版で設定されたロボットモードのデザインは、どうもこのG1アイアンワークスをオマージュしてるようですね。


 ああでも、こういう基地玩具って個人的に燃えるので、TRフォートレスやLGダイナザウラー買っておいて良かったなぁ、なんて(笑)。


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 アーツの真骨頂ディエンド。

 実家に到着してから届いてるのを見て、「ああ、そう言えば今月だったっけ」と思い出しました(オイ)。


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 ディエンドライバーは新旧二つとも付属しているので、『ディケイド』版と『ジオウ』版、どちらの設定でも遊ぶことが出来ます。


 ちなみに今回のディエンド、肘関節が割れてる個体(しかも送り返された商品すら不具合が直ってない)があったそうで。

 ラビットドラゴンの対応の件の時といい、真骨頂タジャドルやモモタロスが転売屋どもに早々に狩られた案件といい(私はこっちは特に買う気無いので直接的な被害は無かったですけど)、バンダイは顧客に対する対応がちょっとばかり杜撰なのと違いますかね。


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 昔、こんなコラ画像作って記事書いた事がありますが、これ、最近はバンダイにも言えますよね。


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 さて、最後はゼツメライズキーセット2。

 食玩版を持ってるオニコ以外は初めて触りました。


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 もちろんひび割れパーツもそれぞれ付属しているので、ゼツメライザーと組み合わせて遊べます。

 これでウチでも、ついに十種類のゼツメライズキーが全て揃いました。(^_^)


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 ジェネレーションズセレクト、次のキャラは何だろう。

 野獣で5体合体……プレダキングやオボミナスはもうPOTPで出てるしなぁ。

 ライオカイザーやダイノキングは6体合体だし……。いやまぁ、CWライオカイザーは5体合体(+武器)になってますが。


 まさかボットコンのプレダカスみたく、(プライマス=オラクル)つながりで『BWリターンズ』の初期メンバー(コンボイ、チータス、ラットル、ブラックウィドー、ナイトスクリーム)が既存UW/CWシステムキャラの流用で再現じゃあるまいな……。まぁ、『合体戦士』と明言されてるわけではないですけども。


 てか、ここにきてBWIIシーコンズにロブクロウ型のメンバーが追加されるとは(笑)。

 まぁ、出てきた途端に瀕死でアレでしたが……。やっぱり合体時はターゲットマスターになるんでしょうかね。


 ハーフシェルは自業自得と言え、タートラー共々ちょっと可哀想でしたね……。

 タートラーは、見ていて『リュウソウ』のクレオンを思い出しました。つまり「誰かに…認めて欲しかったんだと思う。ただ…『タートラーは偉いね』って、言われたかったんだ」的な。


 さて、本文の方は『西遊記セレクション』の第3回です。

 今回は前後編でお送りしますが、後編はまた数日挟むと思います。


 では、スタート!


第十一回 坊さんの車引き



 争いごとを続けている人間には、自然が恵んでくれた美しい風景を暖かく眺めることが出来ない。ようやく心が穏やかに収まった時に、小鳥の愛らしいさえずりや、花の麗しさに、はっと心を打たれて、争っていた間の醜さをつくづく恥ずかしく後悔するものである。
 三蔵法師はこう思いながら、今更に春の山河の美しさに目をみはって、夜となく昼となく旅を続けていった。
「険しい下り坂だ。気を付けて」
 悟空達に注意しながら山を下っていくと、風も無い穏やかな空に、いきなり何千何万人の軍隊が攻め込んでくるような、ときの声が、わっと湧き上がった。
 三蔵法師は早くも馬の上から落ち着きを失って、そわそわとして辺りを見回した。
「悟空、あのどよめきはなんだろう?」
「地面が避けて、山が崩れ落ちる音でしたね」
 と、八戒が答えた。
「いや、違う。雷様の轟きだよ」
 と、悟浄が答えた。
「そうではない。やっぱり、大勢の人の叫び声のようだ。様子を見てこよう」
 悟空は空へ飛び上がった。
 空中に立って見下ろすと、山の下に平野がひらけていて、立派な城がそびえ立っている。
 その城を中心に、大きな町が八方に広がって、うららかに春の日差しを浴びている。
「はてな、別に戦争も無いようだが」
 と、山の下を眺めると、大変な人の列が、幾台もの車に蟻のように群がっている。
「大力王菩薩(釈迦仏)。えいさ、よいや」
 と声を合わせながら、険しい山道に車を引き上げていた。
 車の上にはレンガ、石ころ、材木などが山と積まれて、車を引きずり上げていく人たちは、春とは言いながら、一重物のぼろをまとった坊さんばかりである。しかも玉のような汗を垂らしている。
(山の上に、坊さんたちがお寺でも立てるのかな?)
 悟空はこう思って見下ろしていると、城の中から若い二人の仙人が、鞭をピュウピュウと振り鳴らしながら出てきた。
 これを見ると、坊さんたちは怯え切って、いっそう高く声を張り上げ、力を振り絞って車を引き出した。
「大力王菩薩、えいさ、よいや」
 その掛け声が、まるでときの声をあげるように大空へ響き渡るのであった。
 悟空は仙人の姿に身を変えて地上に降り立つと、一人の坊さんに尋ねた。
「わたくしは旅の者ですが、皆さんは、お寺でも建てるのですか?」
 坊さんは、みっともないぼろ姿を隠すようにして、身体を小さく縮め、おどおどしながら答えた。
「あなたは、よその国からおいでになられたので、事情をご存じないようですが、この国は車遅国(しゃちこく)と申します。わたくし達は喜んでお寺を立てるのではなく、仙人たちに鞭で打たれながら、仙人たちの屋敷を造る仕事にこき使われているのです」
「何故、坊さんだけが働かされているのですか?」
「はい、今から二十年ほど前に、ちょうど今年のように雨が一粒も降らず、大日照りが続きました。国王様は、わたくしたち寺の者を呼び集めて『雨を祈れ』と命令なされました。けれども、わたくし共が集まってお経を唱えましても、空は晴れ渡っていて、雨は降りません。その時、虎力大仙(こりきたいせん)、鹿力大仙(ろくりきたいせん)、羊力大仙(ようりきたいせん)という三人の仙人が現れまして、術を使って雨を降らし、枯れかかった穀物を生き返らせ、百万の国民を飢え死にから救ったので御座います。それからというものは、国王様はその三人を大臣に取り立てて、国中の寺は一つ残らず取り壊して、寺の土地も三人に与えられてしまいました。三人の仙人は、あちらこちらに建てる別荘の石や材木などを、このように運ばせているので御座います」
「では、坊さんたちは揃って逃げだしたら良いでしょう」
「それが駄目なので御座います。三人の仙人はわたくし達の絵姿を国中の出入り口に貼り出しまして、逃げる坊主を捕まえた者には、坊主一人について銀五十両の褒美を出す、と書かれてあるのです」
「ううむ、酷い仙人野郎だ」
「はい、この国は、仙人様の極楽浄土で御座います。わたくし達は、初めの内は二千人もおりましたが、苦しみに負けて六、七百人は病気で死にました。また七、八百人は哀れな事に自殺してしまいました。いま生き残っている者は、わたくし達五百人ほどで毎日一度だけ、湯のようなお粥をすすり、夜は砂原に寝て、このようなヒョロヒョロ姿で働かされております」
 悟空の頭の中が、仙人に対する怒りでかっかと熱く燃え上がって来た。
「よしきた。俺がその仙人どもをやっつけてやろう。見ちゃいられない」
「ところが、嬉しい事が御座いますので」
「嬉しい事とは、何だ?」
「わたくし達五百人、揃って夢を見ました。夢の中に天上の太白星が現れまして、有難いお告げが御座いました。唐の国から天竺へお経を取りに行く坊さんがおられまして、そのお供の方に、斉天大聖という人がおられるのです。この斉天大聖は、人の難儀を救う事を喜びとしておられるお方で……」
「ちょっと待て。本当に嬉しい事を言うじゃないか。そこを、もう一度聞かせてくれ」
「はい、この斉天大聖は、人の難儀を救う事を喜びとしておられるお方で」
「よしよし、それからどうした?」
「そのお方が、近い内にこの国に現れまして、その仙人たちを必ず滅ぼすから、今しばらく、お前がたは辛抱せよ、との夢のお告げで御座いました」
「だが、その斉天大聖がここに現れても、君たちはまだ会ったことが無いので分かるまい」
「大丈夫で御座います。顔かたちも、太白星が教えて下さいました。斉天大聖は、石の額、金の瞳、丸い頭にひげっつら。頭には金のタガをはめて、手には如意棒と言う魔法の棒を携えております」
「では、こんな姿か?」
 悟空はぶるるっと身体を揺すると、仙人の姿はたちまち如意棒を携えた、ひげっつらの悟空に変わった。


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「ややっ、あなた様が斉天大聖様」
 坊さんは、でんぐり返しを打つようにお辞儀をし、今度は飛んで上がって仲間へ知らせるために叫びながら走った。
「現れたあ、現れたあ。斉天大聖様が現れたあ、現れたあ」
 坊さんは掛け声をやめて、坂の途中で車を休めた。
 悟空も、車の先頭へ走って声を響かせた。
「さあ、君たち坊さんを救いに来た斉天大聖だ。仙人どもを一人残らず滅ぼしてやるから、車もろとも、石も材木も崖下へ投げ下ろせ」
「うわあい」
 坊さんたちの喜びの声が一時に沸き上がった。同時に荷車も材木も大音響と土煙をあげて、坂道から崖下へ転がり落ちて行った。
 仙人の監督たちは、上ずった声をあげて驚いた。
「それっ、乱暴者だ。捕まえろ」
 鞭を振り上げて悟空に襲い掛かったが、たちまち監督は手づかみにされて、崖下へ放り飛ばされてしまった。
 五百人の坊さんたちは駆け集まって、悟空の前にひれ伏して幾度もお辞儀をした。
 悟空はそれを見渡しながら、一掴みの胸毛を引き抜いた。
「この毛を一本ずつ薬指に巻き付けろ。そしてしばらく、どこにでも隠れていてくれ。危ない時は一声『斉天大聖』と呼べば、いつでも私が側へ現れる。これから私は城へ入って、仙人たちを退治する。退治したら君たちをすぐ呼ぶから集まってくれ。その時、その毛を必ず返して欲しい。胸毛として植え込むんだからな。なくしてはいけないぞ。では、どこへでも行って、しばらく隠れていなさい」
 坊さんたちは、山の上へ走って、大木の上に身を隠すやら、谷底へ滑り降りて岩陰に隠れたりした。
 まもなく三蔵法師達が、悟空の帰りの遅いのを心配しながら、山から下りて来た。
「悟空、坊さんたちが先を争って山上へ逃げていくし、今また大地が崩れ落ちるほどの轟きがしたが、何だろう?」
「あの音は、百台の車と、車に積んだレンガ、材木などがこの谷底へ落ち込んだ音です」
 悟空は坊さんたちから聞いたその哀れな生活を語って、仙人たちを懲らしめたいと三蔵法師に話した。
 話している所へ、車の落ちるすさまじい物音を聞いて、虎力大仙、鹿力大仙、羊力大仙たちが、七百人ほどの仙人を従えて城内から飛び出してきた。山道を駆け上って、三蔵法師たちを取り巻いた。
 悟空は仙人たちをにらみつけた。
「我々を取り囲んで、なんとする気だ?」
 虎力大仙が進み出た。
「この無礼者、あれを見ろ。谷へ車を投げ落とし、坊主どもをどこへ隠したか?」
「それは何の話だ。我々は、唐土から天竺へ経を取りに行くもので、ただいま、この国に着いたばかりだ。五百人の坊さんを逃がすわけも無いし、逃がせる方法も無い。国王にご挨拶申し上げたいから、ご案内願いたい」
「よし、一緒に来い。国王にお前たちの乱暴を申し上げて、裁いて頂こう。そのうえで坊主どもをどこへ隠したか白状させよう」
「何のことだか、話が一向に分からん。分からん」
 悟空は大手を振って歩きだした。三蔵法師達も成り行きを悟空に任せて、その後ろから続いた。
 間もなく悟空達は、国王の前に連れ出された。国王は、三人の大仙人の話を聞くと、額に青筋を立てて怒った。
「こやつら四人んを死刑にせい」
 悟空は穏やかになだめた。
「王様、しばらくお心をお沈め下さい。わたくしたちは遠い唐土の国から参りました。遥かな天竺へお経を取りに行く者です。王様から、国内を通る手形を頂きたいと存じまして、ただいまこの国に着いたばかりで御座います。それなのに、あの三大臣からありもしない嘘を申されまして、まことに迷惑千万です。わたくし達が車を投げ壊し、五百人とかの坊さんを逃がしたという証拠を、どうぞお見せ下さい」
「なるほど、それもそうである。三大臣、証拠をあげなさい」
「証拠ですか?」
 証拠は何一つない。困り切って首を寄せ合って相談をしている所へ、城の門から役人が知らせに来た。
「国王様、申し上げます。ただいま門の外に、大勢の農民が参りました。春先から未だに一滴の雨が無く、田畑はひび割れてしまいましたので、三大臣様に雨を降らして頂きたいと願っております」
「そうか、しばらく待たせておけ。さて、旅の坊さん方に、この国の話を聞かせよう。ここは車遅国と言って、仙人を敬い、坊さんを憎んでいる。そのわけは、ずっと以前の事だが、日照りが続いて仙人と坊さんに雨ごいを願った事がある。その時坊主どもの祈りは何の役にも立たず、幸いに天が、ここにおられる虎力大仙、鹿力大仙、羊力大仙の三大仙人をお下しになられて、たちまち雨を降らせたからだ。所がお前たちは遠方からきて、この三人の大仙人を怒らしてしまった。まことに不届きな奴だ。だが改めて、三大仙人と術くらべをしたらどうか。もしも、お前たちが雨を降らせたら罪を許してやろう。また、車遅国を通れる手形も喜んで渡そう」
 悟空がニッコリ笑って引き受けた。
「私達も、雨ごいの法を心得ております」
「では、祭壇の用意を致せ」
 係の者が旗を立てたり清めたりしている内に、国王は五鳳楼(ごほうろう)という高台に登って、天を見守ることにした。
 家来たちも、その左右にずらりと控えて、三大臣も国王と並んで座った。
 三蔵法師達は楼の下に控えた。
 祭壇の支度が整った。
 高さ三丈余りもある高い台である。台の両側には星座を描いた三角旗が立てられていて、机が一つ。机の上に燭台と香炉が置かれて、そばに雷神の名を書き記した金塗りの板が飾られてある。
 虎力大仙が、つかつかと祭壇に近づいた。
 足を止めて悟空達を見下ろして威張った。
「まず最初に私がやる。この金塗りの板を一つ叩けば風が起こり、次に叩けば雲が飛び来たり、第三で雷が轟き、四番目で雨が降り、五番目で雨が止む。分かったか」
「ほう、大変な法力ですな。わたくし達坊主は見た事が無い。さあ、どうぞ」
 虎力大仙は、ゆうゆうと高い壇にのぼると、両足を踏ん張って突っ立った。
 そばに控えていた一人の弟子が、大仙に宝剣を渡した。




~つづく~

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ディケイド「ディケイドだ。今日は『S.H.Figuarts 仮面ライダーゲンム アクションゲーマーレベル2』を紹介するぞ」


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ディケイド「仮面ライダーゲンムは、檀黎斗がプロトマイティアクションXガシャット変身する仮面ライダーだ。ジャンルはエグゼイドと同じくアクションゲームだぞ。当初は正体、目的共に不明で、そのため素性を知らない者たちからは『黒いエグゼイド』と称されていたぞ」


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ディケイド「バストアップ。目つきはエグゼイドに比べて鋭くなってる」


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ディケイド「背中側。エグゼイド達と同じく、フィギュアーツ版では劇中通り、レベル1形態の目は消えてるぞ」


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ディケイド「ゲーマドライバーにはプロトマイティアクションXガシャットが挿さってる。正面のパネル表示もゲンムになってるぞ。勿論、ガシャットは脱着可能だ」


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ディケイド「付属品はこちら。専用ウェポン・ガシャコンバグヴァイザーと各種交換用手首、バグヴァイザーの交換用パーツだ」


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ディケイド「バグヴァイザーは、設定どおりビームガンモードと……」


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ディケイド「差し替えでチェーンソーモードに変形可能だ」


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ディケイド「エグゼイドと比較してみた。カラーリングと目つき以外は、基本的に同型になってるぞ


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ディケイド「ゲンム アクションゲーマーレベル2の紹介は以上だ! それじゃ、またな」