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 サイトを更新しました。

 今日は『画廊コーナー』に、先日サースィさんから頂いたイラストを掲載しています。


 記事の方は『ホビー雑誌コーナー』です。

 では、スタート!


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ディケイド「ディケイドだ。今日は『BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ03 仮面ライダービルド ホークガトリングフォーム』を紹介するぞ!」


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ディケイド「ホークガトリングは、ビルドドライバーにタカとガトリングのフルボトルを装填することで変身する、仮面ライダービルドのベストマッチフォームの一つだ。タカの飛行能力とガトリングの連射機能が合わさっているぞ」


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ディケイド「バストアップ。左の複眼はタカの頭部、右の複眼はそのままガトリングを模してる。ガトリング部分の胸部は胸部には弾丸が並んで弾帯になっているぞ」


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ディケイド「背中側。高い飛行能力を誇り、飛行能力を持っている敵に対してはこのフォームで対処して空中戦を繰り広げることが多い……んだが」


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ディケイド「画像の通り、翼を装着する穴はこのフォームにしか設けられてない。よって、『装動』のようにタカハーフボディを使ったトライアルフォームで翼を付ける、て事は不可能だ


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ディケイド「武器のホークガトリンガーも付属してる。中央のリボルマガジンを回転することで10発ずつ弾丸を装填でき、最高で100発放つことが出来るぞ」


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ディケイド「ハーフボディ状態。タカハーフボディは鷹の目の如き高度な視覚と飛行中の高度や天気を予測する機能を備えてて、背中には『ソレスタルウィング』という翼を持ち高い飛行能力を見せる、スピード戦法が得意なボディだ。ガトリングハーフボディは武器の照準センサーとリンクさせて命中率をあげる他、マズルフラッシュで目くらましをする能力、銃撃音を音響兵器として扱う機能が搭載されている。また、グローブ表面を特殊火薬で覆って殴った対象を爆破する事も出来るぞ」


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ディケイド「ここからは、トライアルフォームを紹介していくぞ。まずはラビットガトリング。ホークガトリンガーとドリルクラッシャーの二丁拳銃で、巨大化したスマッシュと戦ったぞ」


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ディケイド「次はタカタンク。上記のラビットガトリングとは逆の組み合わせだが、本編には未登場だ」


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ディケイド「ゴリラガトリング。ゴリラのパワーとガトリングボディの重装甲を併せ持つぞ。これも本編には登場していない」


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ディケイド「タカダイヤモンド。タカフルボトルは視力、ダイヤモンドフルボトルは幻覚と、視覚に関係する能力を持ったボディ同士の組み合わせだ。これも本編には未登場だぞ」


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ディケイドBCR』版ビルド ホークガトリングの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、マグナコンボイを紹介するぞ!」


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サンクラ「マグナコンボイは、web展開に登場する『青の軍団・プライマスヴァンガード』の最後の一人だ。元は自我がねえ戦闘支援ロボットだったが、リーダーの最後の力で命を得たぞ。奪われたマトリクスソードの奪還と、裏切り者ストラクサスへの復讐がこいつの目的だ」


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サンクラ「バストアップ。トイは『変形!ヘンケイ!』版コンボイのリカラーで、TFの前身である『ダイアクロン』のパワードコンボイ(ウルトラマグナスの元だ)のコアロボカラーに塗り替えたものだぞ」


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サンクラ「背中にはシールドにもなるエネルギーユニットを背負っておく事が出来るぞ」


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サンクラ「肩書の銃士に違わず、武器はコンボイガンと、エネルギーユニットが変形したイオンブラスターだ。どっちも過去のコンボイの武器と同じ名前だぞ。コンボイガンにはメッキもされてる」


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サンクラ「エネルギーユニットとコンボイガンは、合体させてショルダーキャノンにする事も出来るぜ」


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サンクラ「トイには、さらにマトリクスソードブレストクローが追加されてる。モノはそれぞれLGレオプライム(TRアルファートリン)とワイプの武器のリカラーだ」


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サンクラ「マトリクスソードとブレストクローは、合体させることも出来るぞ」


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サンクラ「商品付属のコミックではこの状態で、こいつらのリーダーが手にしているシーンも描かれたぞ」


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サンクラ「さらに付属コミックじゃ、ブレストクローにコンボバットのソードを合体させて、コンボバットが搭乗するシーンがある。ただし、この状態だと綺麗に着座できねえ


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「ビークルモードはトレーラーキャブだ。青い金属ナイトニウムで包まれているぞ」


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サンクラ「ビークルモードじゃ、バンパーとプロントグリルにメッキがされてる。ある意味、『ヘケヘケ』の新商品ともとれる仕様だな」


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サンクラ「ビークルモードを横から。青+黒といった寒色系のカラーリングは、実は今までのヘケヘケコンボイ型には無かったんだぜ」


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サンクラ「マグナコンボイの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

2020.04.28 もの言う鳥

 今日は北欧の民話、『もの言う鳥』です。

 では、さっそくスタート!


もの言う鳥



 王様のお城の近くに、あまり広くも無い畑があった。この畑を耕していた男とそのおかみさんは死んでしまったので、残った三人の可愛い娘が後を継ぐことになった。
 ヨハネの祭りと言って、一年中で夜が最も短い、六月の『夏至』と言う日の前の晩が来た。何と言っても三人の娘たちは、いつかは自分のお婿さんになる人が気になるもので、それぞれの望みを話し合ってみた。
「私は、王様のパンを焼く人をお婿さんに欲しいわ。そうなれば、一生、真っ白なパンが食べられるものね」
 一番上の姉が言った。
「私は王様がお酒を飲む時の、お相手役をする人を、婿さんに持ちたいわ。そういう人なら、一緒にいても飽きるという事が無いと思うの」
 次の姉が言った。
「私の望みは、若い王様が、私の婿さんであればいい、という事だけだわ。ヨハネの祭りの晩に、何か願い事をすると、それが本当に思った通りになるという事だけれど、私の願いはとてもかなえられそうもないわね」
 一番下の妹は言った。
 ところで、この若い王様がその時、そっと娘たちの話を聞いていた。
 話を聞き終わると、若い王様は、娘たちがいる部屋の中に入ってきて、一番上の娘と、二番目の娘に、それぞれ、
「お前は、私のパンを焼く男を夫にしなさい。それからお前は、私が酒を飲む時に相手役をする者を夫にしなさい」
 そう言い、一番下の妹には、
「お前は、お前の望み通りに、私の妻におなり」
 と言った。
 そんなわけで、三人の娘たちは、三人とも自分が願った通りの結婚をすることが出来た。そして、その事が、人々の大変な評判にもなった。
 それなのに、一番上の姉も、次の姉も、まだ満足してはいなかった。
「もしも……」
 と、一番上の姉が、二番目の姉に、
「願い事がかなうと始めからわかっていたら、私だって若い王様のお妃になるように望んだのにね」
 そのように言った。
「それは、私だってそうだわ」
 二番目の姉が答えた。
 そうなると、上の姉たちは王様の妃の妹が憎らしいやら羨ましいやらで、たまらない気持ちになった。
 ちょうどその頃に、戦いが始まった。そこで王様は、戦場へ出かけることになった。お妃には、間もなく赤ん坊が生まれようとしていた。王様の出発する時、妃の姉たちに、妃の面倒をよく見てくれるようにと言った。
 王様の留守中に、妃は立派な男の子を生んだ。二人の姉たちが、色々世話をしてくれた。
 しかし、姉たちはやはり、妹を妬んでいた。それで、生まれたばかりの男の子を、豚のかごに入れ、川に捨てて流してしまった。その代わりに、猫の子を赤ちゃんのベッドへ持ってきて、
「お前はこんな子を産んだのだ」
 と、酷い嘘をついた。
 やがて王様は戦場から帰ってきて、お妃が猫の子を産んだと知らされた。それを聞くなり、王様はたいそう怒りはしたが、お妃をとがめるようなことは無かった。
 その内に、お妃にはまた男の子が生まれた。心の良くない姉たちは、今度は犬の子を赤ちゃんのベッドに連れてきて、生まれた赤ん坊の方は、やっぱり川に投げ捨てた。
 お妃に三番目の女の子が生まれた。が、あくまでも妬み深い姉たちは、この時もまた犬の子を替わりに連れてきて、生まれた赤ん坊はまたしても川へ捨ててしまった。
 二人の姉たちがやる仕業なので、妃もあっけないほどに上手く騙された。
 姉たちは、そういう酷い事をした挙句に、王様に向かって、
「こんなおかしな子供ばかり生む女をお妃にしておくのは、良くないと思います。石の壁に囲まれた教会の控室に閉じ込めてしまわないといけません」
 と言うのだった。
 王様は、三度、人の子ではない者を産んだ妃にすっかり腹を立てていたので、姉たちの告げ口を聞き入れて、妃を教会の一部屋に押し込めた。この部屋には、壁に小さな穴があるだけだった。そして、その部屋に入れられた不幸な妃は、その穴から食べ物を与えられた。
 ところで、川に投げ込まれた子供たちは、不思議に死ぬことも無く、元気でいた。それと言うのは、捨てられた三人が三人とも、庭造りの男に、川の岸辺で拾われて、その家で育てられていたからだった。
 その庭造りには子供が無かった。だから、拾われた男の子も女の子も、自分の子供のようにかわいがられて大きくなった。
 月日がたった。子供たちを育ててくれた親が亡くなった。親が死んだあと、立派な大人になった子供たちには、その家と庭と財産が残された。
 三人の子供たちは、親が生きていたころに庭造りの仕事を教わって、習い覚えていた。だから、残された庭はいつも美しく手入れがしてあった。
 その庭が美しいと聞いて、方々の国からお客が庭を見に来た。娘がお客たちに庭を見せると、誰でもその美しさに驚き、ほめない者は無かった。
 ある日、二人の兄が狩りに出かけた。その留守に、一人のお婆さんが庭を見に来た。娘が案内をすると、お婆さんは庭の隅々まで丁寧に見て回り、遠い国から運んできた珍しい木の下などでは、
「ほほう!」
 と嬉しそうに、何度も頷いてさえいた。
 ところが、お婆さんはすっかり見終わってから、
「この庭はとても立派だけれど、三つの物が足りないね」
 と、そう言った。
 娘がお婆さんに、
「一体、何が足りないのですか?」
 と尋ねると、
「この庭に、もの言う鳥と、命の水の泉と、金のリンゴを実らせる木があれば良いのだがね。この三つを探して手に入れさえすれば、この庭は本当に申し分が無い物になる」
 と答えた。
 そう言うなり、お婆さんはどこかへ行ってしまった。
 それを聞いた娘は、どこからその三つの物を手に入れることが出来るのだろうかと気にした。
 気にすると、きりが無かった。娘は気がかりのあまり、だんだん水が足りない草木のように弱ってきた。
 兄たちは、妹の様子がおかしい事に気が付いて、
「一体どうしたのだ?」
 と尋ねた。
 妹は、お婆さんから聞いた、もの言う鳥と、命の水の泉と金のリンゴの話をして、
「私達の庭に、その三つの物が足りないと言われたことが、気になってならないのです」
 と言った。
 妹思いの兄たちは、妹を慰めた。そして、
「お前がそんなに気になるのなら、その三つの物を探しに、世界の果てまでも行ってやろう」
 と約束をした。


 さて、上の兄が、始めに出かけることになった。兄は旅をするのに、まず一頭の馬を手に入れた。
 いよいよ出かける時、兄は、壁にかかったプコというよく磨かれた鋭い刀を差して、弟と妹にこう言った。
「これから出かける私の旅は、きっと長くなるだろうし、危ない目にも遭うだろう。だから、あのプコによく注意をしていてくれ。あのプコの刃が赤く錆つき出したら、私の命も危ないという印なのだからね」
 兄は旅に出発した。馬は力強く、蹄の音を響かせた。兄は、目当ての三つの物を探して長い道のりを進んだ。
 旅は兄を利口にした。兄は、とうとうその三つの物があるという、魔法の庭の在処を突き止めた。そして、胸を躍らせながらそこに言った。
 兄を見ると、その庭の番をしている老人が、
「こんにちは、王子様」
 と言った。
「私は王子ではありません。ただの庭造りの息子です」
 兄は答えて、自分が何故ここへ来たかを詳しく話して聞かせた。
 老人は話を聞くと、
「あなたが探しているものは、あの庭の真ん中にあります。そこには金のリンゴの生る木が生えていて、その枝に、もの言う鳥がとまっていますよ。命の水は、その木の下にひっそりと光を映しています。今までにも、この三つの宝を手に入れようとして、大勢の人がやって来ました。でも、誰一人うまくいかないばかりではなく、無事戻ってきた者もいません。宝物を取られまいとして守る、恐ろしい魔法の力にかかかって負けてしまうのです。もしあなたが宝物を手に入れようとなさるなら、後ろの方でどのような声がしても、決して振り向いて見てはいけません。振り向いたりしたら、あなたも宝を探しに来た他の人たちと同じように、灰色の石になってしまうのですよ」
 そのように言った。
 兄は老人の真心がこもった言葉にお礼を言った。そこで、馬を門の所につなぐと、三つの宝を手に入れようとして、庭の中へ入っていった。
 教えられた金のリンゴの木はすぐに見つかった。その枝に、金のリンゴが輝いていた。
 丁度その時、兄が立っている後ろの方で、小鹿の鳴き声と物凄く恐ろしい唸り声が聞こえた。兄は老人に言われたことを忘れ、思わす後ろを振り返って見た。その途端に兄は、そこらにたくさんごろごろしている灰色の石の一つになってしまった。
 兄はとうとう三つの宝を手に入れる事に失敗してしまったのである。
 一方、家にいた弟は、ある日、壁にかけてあるプコが赤く錆びついているのに気が付いた。
「おや、プコが錆びついているところを見ると、兄さんの身の上に、きっと何か良くない事が起こったのに違いない。兄さんがどうなったか、私はこれから調べに行くことにしよう」
 弟は妹に言った。
 弟は出かける時に、自分のプコを家に残して、やはりプコに注意するようにと妹に頼んだ。
 弟も兄と同じように、一頭の馬を手に入れ、その馬に乗って出発した。旅の途中での苦労は、弟も兄に負けないくらいだった。
 上手い事に、弟もとうとう、その魔法の庭へたどり着いた。門番の老人に尋ねると、兄がどうなったか、そのわけを残らず話してくれた。しかし、弟はそれを聞いても別段怖がりもせず、
「今度は私がやってみましょう」
 と、庭の真ん中へ入って行った。
 金のリンゴの側へ来た。弟は、決して後ろを見ないつもりだった。が、後ろの方では、何か美しい声がしたかと思うと、続いて唸り声が聞こえてきた。
(振り返ってたまるものか)
 弟は頑張り通そうとした。けれど、唸り声はだんだん大きくなるばかりで、弟の耳は今にも破れそうになった。
 弟はとうとう我慢をしきれずに、後ろを見た。途端に弟もまた、兄と同じように、そこらにある、たくさんの灰色の石の一つになってしまった。
 家にいた妹は、プコが赤く錆びついているのに気が付いた。そこで、下の兄の身の上にも、また何か悪い事が起こったのを知った。
 それでも妹は気を落とさなかった。こうなったうえは、兄たちがどうなったか、自分で出かけて確かめるよりほかは無いと決めたのである。
 妹は、さっそく出発の支度にかかった。そして、一頭の馬を用意し、鞍にまたがると、兄たちが行った道を兄たちと同じように進んだ。
 妹もとうとう、魔法の庭に行き着くことが出来た。そこで妹は、門から出てきた老人に、自分がはるばるここまで旅してきたわけを話し、
「いったい、兄たちはどうなったのでしょう?」
 と尋ねた。
 老人は、兄たちについて詳しい話を聞かせてくれた。そして、
「お前さんも、兄さんたちみたいにならないように、よく気を付けないといけないよ」
 そう教えた。
 妹は、たいへん利口だった。で、庭へ入っていくときに、耳に蝋を詰めて何も聞こえないようにした。だから庭へ入って行っても、妹には小鹿の声も聞こえなかったし、恐ろしい唸り声も、少しも気にならなかった。
 妹は、無事にリンゴの木の下へ行った。そして、まず初めに、その木の梢にとまっていたもの言う鳥を捕まえた。それから持ち帰って自分の庭に植えるつもりで、金のリンゴの木の若枝を、一本折り取り、持ってきた壺には命の泉の水を汲み入れた。
 引き返すときに、妹はたくさんの石が転がっている所へ来た。そこで妹は立ち止まり、
「どうすれば、私の兄たちの命を蘇らせることが出来るのでしょうか?」
 と言った。
 すると、もの言う鳥がそれに答えて、
「石に、命の水をかけなさい」
 そう言った。
 不思議な事に、もの言う鳥の声は、蝋を詰めた妹の耳にもはっきりと聞こえた。


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 妹は石に水をかけた。と、生き返ったたくさんの若者たちが、元気そうに飛び出してきた。兄たちの他に、知らない若者が大勢いた。みんな、この庭の宝探しに来て石にされた者たちだった。妹のおかげで、誰もが命を取り戻したのだ。
 兄や妹達と一緒に、その若者たちもみんな、ぞろぞろと庭造りの家へ帰ってきた。そして、金のリンゴの木の若枝は、みんなの手で庭の真ん中に植えられた。それから、その木の下に泉が掘られて、底の方に命の水が入った壺が置かれた。
 庭造りの家の庭は、これまでにも増して、大変な評判になった。
 王様も、三つの宝が揃ったその庭を見においでになり、ひどく感心された。そこで王様は、健気なこの三人兄妹のために宴会を開くことにし、庭にたくさんのテーブルやいすを運ばせて、城の者たちも、お祝いの席へ招いた。
 話を聞いてみると、王様には、この兄妹達が庭造りの本当の子供ではない事がだんだん分かってきた。で、王様は、いったい誰がこの兄妹達の生みの親なのか、それが知りたいと思った。が、それは、本人の兄妹たちにも分からない事だった。
「誰か、本当のことを知らないものかなあ?」
 王様がそう言った時であった。
 もの言う鳥が、くちばしを開けた。そして、この兄妹が庭造りに育てられるようになったわけを詳しく喋った。おかげで、産まれたばかりの赤ん坊を川に投げ込み、その代わりに猫や犬の子を連れてきた悪い姉たちの行いも、すっかり知れてしまった。
 王様はこれを聞くと、飛び上がるほど驚いた。そして、教会の控室に罪もなく閉じ込められていたお妃を気の毒がり、
「すぐに救い出せ!」
 と、家来に言いつけた。
 間もなくお妃は救い出された。その代わりには、同じ部屋に二人の悪い姉たちが閉じ込められた。
 こうして、お妃はやっと自分が産んだ王子や王女に巡り合うことが出来た。その喜びがどんなだったかは、言うまでもないだろう。
 この後、王様の一家には、長い幸せが続いた。
 庭は相変わらず美しかった。王様は一家中でたびたびこの庭へやってきた。そこでは庭の真ん中に金のリンゴが実った木が茂り、その枝には、いつもものいう鳥がさえずっていた。また、木陰には命の水の泉が尽きることなく湧き出ていたのである。




~おしまい~

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 今晩は、アカサカです。

 てなわけで、明日から仕事が再開(お店は閉まったままですが)となります。


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 お昼はゆめタウンのロッテリアに買いに行ったのですが、3階の専門店街はほぼ閉鎖になってました(ガチャポンコーナーと通路・エスカレーターなどは動いてた)。明林堂書店やDaisoまで閉鎖になっていたのはちょっと驚きです。


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 んで、お昼を買うついでに、お菓子売り場でアニマギアのブレイズドラギアスを購入。

 まぁどっちみち、ホビーゾーンのは休業前に売り切れてたんですが。


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 基本的にこの間買ったドラギアスヘルの色違いです。

 しかしこの『赤い竜』と言った姿、どことなくヒカリアンXを思い出します。


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 公式サイトのストーリーでは、大会に勝ち残ったアニマギアの奪取を目的として送り込まれたものの、「このような弱者の戯れ合い、もはや見るに堪えぬ」と豪語する自信家として描かれています。

 ……まぁ、試合(スポーツ)と実戦(戦争)を同列に扱うのも相当アレだと思いますが(爆)。


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 ドラギアスヘルと。

 シールは絵柄以外、番号・貼る位置なども全く同じです。


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 何となく、この四連休中に買った「赤くて小さいロボット」つながりで、EZコレクション版ロディマスと。


 んで、上述のコイツの性格を見ていたら、とあるパロディを思いつきました。


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ドラギアスとドラギアスヘルは、超現実的な精神世界の中で対峙する。実際の荒れ地より荒涼として、より歪んだ場所。ドラギアスヘルは、「名誉」や「誇り」といった言葉をあざ笑い、そうした概念には一切興味を示さない。だが、彼らはただ一つの点において意見の一致を見た。それは「力とは継続なり」という点だった。力ある者だけが生き残る。かくして二人は己自信を相手に、究極の死闘に身を投じた。


 ……はい、あんまりマイナーなんで、元ネタが分かる方もほとんどいないでしょうからバラしますと、『ビーストウォーズ メタルス』の没エピソード、『DARK GLASS』のプロットから流用しました。

 ここで戦うのは、旧ダイノボットとメタルスダイノボットの人格(日本版ではそこまで意識されていませんが、原語版ではメタルスダイノボットはあくまで「旧ダイノボットのDNAを持つだけの別人」扱い)ですが、「自分同士の戦い」という事で(笑)。


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 四連休の〆の夕食は、かつやのカツ丼(梅)とポテトコロッケです。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 例によって、今日もほとんど部屋で大人しくしていましたが、昼食の買い出しのついでに買い物なんぞも行ってきました。


 戦利品についてはアメブロの方に書いていますので、こちらもご覧頂ければ幸いです。


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 さて、お昼はマックで新しくなったというスパチキのセットにしました。


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 オープン。

 ……どの辺が新しくなったんでしょう?


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 ドリンクは限定のプッチンプリン味のやつにしてみました。

 カップも専用です。


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 夕食は、本当に久しぶりに吉野家でテイクアウトしてきました。

 今日は新登場のチーズカルボ丼。


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 生卵を乗せて完成です。

 牛丼とチーズ、カルボナーラの風味が意外にあいますねぇ。まぁ、前にすき家でもカルボナーラ牛丼なんてありましたけども。


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 という訳で本題ですが、記事タイトルの通り、塗装追加したRKFビルドが完成しました。


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 製品状態そのままのと比較。

 以下は全て、右側が製品版です。


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 まず頭部。

 額の銀色の部分を追加塗装しています。


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 腕も製品版では、本来青や赤のラインの部分まで塗りつぶされているのですが、こちらでは一度余分な部分の塗料を落とした後、Mr.カラーで塗りなおしました。

 それから、上腕の関節部も製品そのままだと黒いのですが、それぞれのカラーで塗っています。


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 ビルドドライバー。

 御覧の通り、製品版は回転部のシルバー以外真っ黒ですが、こちらはフルボトル部分を始め、可能な限り塗分けました。


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 背中側は差が顕著ですね(笑)。

 こうしてみると、ベルト部分だけでも色が付くとかなり変わる印象です。


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 続いては、BCR版との比較。

 BCR版も、額やドライバーのフルボトル部分が塗られている以外はRKF版と塗装個所はそんなに差はありません(前腕部の余計なところまで黒く塗られているのも同じ)。


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 背中側。

 BCR版もベルト部分こそ塗られているものの、塗装はかなり省略されているのがおお分かり頂けるかと。


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 お次はアーツ版との比較。

 今回の追加塗装は、基本的にアーツを見ながら塗りました。


 ただし、ビルドドライバーについては私の改造品の方が塗り分けレベルは上です(笑)。


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 背中側。

 さすがにアーツは、こちらもしっかりと塗装されています。


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 余談ですが、アーツのビルドドライバーもスパークリング以降は赤部分の塗装が追加されました(スパークリングは持っていないので、参考はハザードフォームのベルトで)。

 ちなみにこちらでも、(今回、私が塗った)ドライバー回転部横の、シルバーのパイプ部分は塗られていなかったり。


 何故、今回RKFのビルドの塗装追加版を作ったのかと言うと、ある事情で“このサイズの”ビルドが欲しかったから、という理由があります(同じ理由でRKFゲンムのLV2バージョンも製作予定)。


 しかし今日はアメブロで書いた記事といい、ビルド三昧になりました。(^ ^;)


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 タイトル通り、昨日サースィさんに誕生日のお祝いイラストを頂きました!


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 こちらです。

 画像クリックで、元サイズで出ます。


 今、サースィさんがブログで度々アップされてるオリモン(オリジナルモンスター)風のポージングにもなっているようです。 


 誕生日にイラストを頂いたのは、今年は初(と言うか、そもそも貰うこと自体、滅多に無い)なので、凄く嬉しかったです!

 サースィさん、この度は素敵なイラストを有難う御座いました!


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。


 サイトを更新しました。

 今日は久々に『ホビー雑誌コーナー』です。


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 さて、タイトルですが、ついにウチの職場(店)も、今日~5月6日まで、臨時休業になりました。

 んで、私は今日から四日間、お休みです。


 有休消化も含めてるとは言え、4連休出来る機会なんてそうそう無いので、せいぜいリフレッシュさせてもらおうと思ってます(苦笑)。


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 さて、一応必要な外出という事で、今日は銀行に行ってきたのですが、その途中にあるTSUTAYAでDVDをレンタルしました。

 以前も借りた事がある『平ジェネFINAL』と、まだ見た事が無かった『OOO』の『将軍と21のコアメダル』です。暴れん坊将軍とのコラボが、いつか見てみたいと思ってたので。


 奇しくもどちらもオーズとフォーゼが登場してたり。


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 それから、やっぱり通り道にあるゆめタウンに寄ってみたところ、入居してるホビーゾーンが明日から当面の間、臨時休業との事。

 折角なので、ぷちサンプルの『俺んち来る?』を初めて買ってみました。


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 テレビは以前発売された『やっぱりわたしんち』の奴(左)の使いまわしかと思ったのですが、新規造形だったので驚きました。


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 それと、『RKF』のビルドの重塗装版をちまちま作っています。

 後はベルトや手足の細部を塗れば完成なので、出来上がったらまた製品状態そのままの奴や、アーツ、BCR版とも比較した写真を載せたいと思います。


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 夕食はほか弁で、久々に肉野菜炒め弁当を買ってきました。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今日はアメブロの方もちょっと更新しました。

 FZコレクションのロディマスを買ってきたので、その簡易レビューです。


 こちらの記事は、『BCR』の第二弾と行きます。

 では、スタート!


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ディケイド「ディケイドだ。今日は『BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ02 仮面ライダービルド ゴリラモンドフォーム』を紹介するぞ!」


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ディケイド「ゴリラモンドは、ゴリラのパワーとダイヤモンドの防御力を兼ね備えたベストマッチフォームだ。『パンチ特化』と『防御特化』の組み合わせにより、近接戦闘に特化したベストマッチとなっているぞ。欠点としては機動力が低く、遠距離戦には向いていない事だな


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ディケイド「バストアップ。左の複眼はゴリラの頭部を模してて、左腕がアンテナ風になってる。右の複眼はダイヤモンドを模してて、反射した光のエフェクトがアンテナ風になってるぞ」


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ディケイド「背中側。塗装が簡略化されてるのは、ラビットタンクフォームと同様だ」


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ディケイド「ゴリラハーフボディの巨大な右腕は『サドンデストロイヤー』って呼ばれてて、パンチの威力を2倍に引き上げる炸裂パワーユニットが内蔵されており、低確率で敵を即死させる効果を持つぞ」


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ディケイド「それから武器として、ガンモードのドリルクラッシャーも付属してるぞ」


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ディケイド「もちろん、他のフォームに持たせることも可能だ」


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ディケイド「ハーフボディ状態。ゴリラハーフボディはサドンデストロイヤーの他、脚部筋力と関節も強化され、必殺パンチを放つための強靭な足腰を作り上げる。ダイヤモンドハーフボディは、複眼を発光させて敵の目を眩ませたり、幻影を作り出す能力を持っている。装甲はダイヤモンドのように硬く、物理攻撃を受けても傷つくことはない。肩のダイヤモンドから展開した光の防壁で敵のエネルギー攻撃を反射することも可能だ」


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ディケイド「ここからは、トライアルフォームを紹介していくぞ。まずはゴリラ掃除機。本編に出たゴリラハーフボディを使ったトライアルフォームでは、唯一BCRで再現できる形態だ。フライングスマッシュと交戦したぞ」


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ディケイド「次はゴリラタンク。パワーと重装甲同士のトライアルフォームだ」


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ディケイド「続いてラビットダイヤモンド。スピードと防御に特化した形態だ」


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ディケイド「それからハリネズミダイヤモンド。淡い色合いと、各部にエッジが利いているという共通点を持つハーフボディ同士の組み合わせだ」


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ディケイド「『BCR』版ビルド ゴリラモンドの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

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 今晩は、アカサカです。

 今日は休みでしたが、例によって極力部屋の中にいました。


 ……次の休みくらいはちょこっと遠出するかなぁ……。全然外出できないとストレスもたまるし。


 部屋では、『情報雑誌コーナー』や『ホビー雑誌コーナー』など、最近更新できていないコンテンツのサイト用ページをちょこちょこ作ってました(一応言っておきますが、サイト用のページは全部手作業でブログから画像も文章も一行一行書き写しています)。


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 お昼はゆめタウンのロッテリアで、チーズバーガーのセットをテイクアウトしました。

 前回、マックに行ったというのもあるんですが。


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 正真正銘、何の変哲もないチーズバーガーです。


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 夕食は、これまたいつもは『かつや』なので、今日は『すき家』のかつぶしオクラ牛丼のテイクアウトにしました。


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 持ち帰りの七味もたっぷり入れます。


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 ドリンクは手製のハイボール。

 今日はちょっと濃いめです(炭酸水が足りなかったので)。


 で、いつもお店で食べる時は豚汁サラダセットにするので、ちょっと物足りず……


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 先日買っておいたカップ麺を作ってみました。

「高菜食べてしまったんですか!?」のコピペ元のラーメン店の味を再現したもの(長い)らしいですが、私も最近、これを買ってだいぶ経ってから知りました。(^ ^;)


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 スープが謳い文句の通りクリーミーで、豚骨の匂いも強めで、カップ麺にしては、お店の豚骨ラーメンに結構近い感じですね。


 ……と、それだけでも味気ないので(食べ物ネタだけに)、


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 この間、即席で作ってみたヘッドマスタージンライとキングポセイドンを並べてみました。

 うん、なかなかいい感じ。


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 スーパージンライ初登場話の、キングポセイドンに苦戦するジンライのシーンもいい感じで再現できます。

 ……ちなみにこの構図、キングポセイドンがなかなか思い通りに立たずに、かなり長時間四苦八苦しました(苦笑)。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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ディケイド「ディケイドだ。今日は『S.H.Figuarts 仮面ライダーレーザー チャンバラバイクゲーマー レベル3』を紹介するぞ」


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ディケイド「仮面ライダーレーザー チャンバラバイクゲーマーは、レーザーがギリギリチャンバラガシャットを使用して召喚した『チャンバラゲーマ』と合体し、レベルアップした姿だ。『三速』の掛け声で変身するぞ」


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ディケイド「バストアップ。他のライダーのレベル3形態と同じく、顔は追加のマスクパーツで覆われてる。他のライダーから1段階遅れで通常の人間体型になる為、レベル1からこの形態に直接レベルアップすることも多いぞ」


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ディケイド「背中から。ボディが他のライダーよりも厚みがあるから、キメワザスロットホルダーは他のライダーと違い、腰の真横じゃなくて後ろ側についてる」


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ディケイド「横から見ると、ボリューミーなボディをしているのがよく分かるな」


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ディケイド「ゲーマドライバーに刺さってる『爆走バイク』と『ギリギリチャンバラ』のガシャットは脱着可能だ。バックル部には、レーザーレベル3の姿もプリントされてるぞ」


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ディケイド「他のライダーのレベル3が各部に装甲を纏う形式であるのに対し、レーザーはチャンバラゲーマがそのまま腕部と脚部になってる」


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ディケイド「ただしよく見ると、鎧の下にはエグゼイドらと同じ素体の腕がある事がわかるぞ。これは脚部部分も同様だ」


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ディケイド「付属品はこちら。交換用手首に武器であるガシャコンスパロー、それからガシャコンスパロー用の接続パーツと、ガシャコンスパロー用のギリギリチャンバラガシャットだ」


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ディケイド「弓モードは、ガシャコンスパローの基本形態だ。エネルギーの矢を発射するぞ。Bボタンを押す事でチャージ攻撃が可能だ」


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ディケイド「そして鎌モードは、弓モードでAボタンを押す事で変形する形態だ。一対の鎌に分離し、斬りつけたバグスターウイルスを分離・無力化させるぞ」


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ディケイド「設定の通り、ガシャットを装填することも可能だ」


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ディケイド「それから仮面は頭部に接着されているが、これを外すと、下には通常のレーザーの顔がちゃんと造形されているぞ」

注:改造する場合はくれぐれも自己責任お願い致します。


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ディケイド「仮面ライダーレーザー レベル3の紹介は以上だ! それじゃ、またな」

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 今晩は、アカサカです。

 今日は休みでしたが、例によって外出は控えていました。


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 とは言え、食料調達には出かけたりして……。


 この間と同じく、クーポンを持っていたので、今日はマックの『炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ』のセットにしてみました。


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 名前の通り、ミートパテが二枚入っていてボリューミー。

 バンズの上には胡麻ではなく『チョコあ~んぱん』などにも乗っているケシ粒が。


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 中には細切りの玉ネギも入っています。


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 で、夕食の方は『かつや』の今月限定メニュー、タレカツ丼にしました。

 ちなみにかつやとマックは道路を挟んで向かい合ってるので、先にこちらで予約をしてから、マックに行きました。


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 真ん中には千切りのキャベツがたっぷり乗っています。


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 でもって、結構なサイズのササミカツが四枚入っています。


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 夕食の後は、昨日、仕事の後にセブンイレブンで買っておいた『苺とチョコの欲張りパフェ!』を。

 こういうの、普段は買わないのですが、今日は特別でして……。


 はい、今日で私、35歳になりました。(^ ^;)

 何のかんので30台も半ばですよ奥さん(爆)。要は自分用の誕生日ケーキって事です(苦笑)。


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 さて、外出は控えていたとは言っても、用事もあったので、その通り道でちょくちょくお店に寄ったりもしました。

 ヤマダ電機では、今更ながら『シージ』のランブル&ラットバットを購入。


 海外の限定版ではフレンジー&ウイングシングと、リデコでノック&スカーも出るんですよねぇ……日本でもタカトミモール限定とかで出さないかな。あとアースライズ版サンクラ&スカワーのセットも。


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 ランブル。

 これまでになく寸胴体型だったので、今まで購入を何となく躊躇していました(苦笑)。


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 ラットバット。

 ランブルに対してこっちはマスピ版を彷彿とさせる出来です。


 アニメではあくまでカセットロンの一員でしたが、マーベルコミック版ではなんとスコーポノック(メガザラック)が登場するまでデストロン地球軍のリーダーだった事もあります。


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 カセットモード。

 ラットバットは微妙に箱型にならないのがちょっと残念かな……。


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 カセットモードを裏から。

 ……こっち見んな。


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 カセットロン第1弾のコンドル&ジャガーと同じく、彼らもサウンドウェーブに収納したり、盾として合体することが可能です。


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 第1弾のジャガー&コンドルと。

 コンドルらがセイバートロンモードを前面に押し出したデザインなのに対して、今回のランブル達は比較的アニメ版に近いデザインで立体化されています(ロボットモードは)。


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 みんな揃ってカセットモードで。

 当然、規格は同じです。


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 あと、アニマギアのヴラドリリアークも買ってきました。

 コイツは発売前からドラギアスと並んで買いたいなと思っていました。コウモリキャラ好きだし


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 フレームの、腰の後ろの穴が空いているので、食玩ベースのピンをさしての空中ポーズも可能です。

 公式サイトのストーリーでは、紳士的な性格ながらも強者との戦いを望むという、騎士のようなキャラ付けがされています。でもってバルク(コングバルクラッシャー)からは「ヴラド卿」って呼ばれてたり。


 まぁ、コウモリモチーフのキャラでもいわゆる『善側』キャラって結構いますしね。古くはバットマンに、仮面ライダーナイト(ブラド同様ヴァンパイアモチーフも含めれば仮面ライダーキバも)、コンボバット、BWRナイトスクリームetc...


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 頭部を前後逆にして足を畳めば、アニマルモードへと変形します。

 ……これであと、腕も組み換えでいいから収納出来てたら完璧だったと思うのですが。


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 この間買ったブレイズドラギアス ヘルと。

 現時点での公式ストーリーでは、大会に乱入したノーマルモードのドラギアスに、ガオーや他の大会参加者たちと共に挑もうとしていますが……。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 サイトを更新しました。

 今日は『文庫本コーナー』です。


 いい加減、他のコーナーも更新しないとなぁ……。


 最近、ちょこちょこ「頭わいてる」ようなコメント(具体例:ヤフブロ時代からちょくちょく見かけた、親しい間柄でもないのに「○○の画像(動画)をお持ちでしたらなるべく早くブログに載せて下さい」などと厚かましい事をほざいてくる奴、記事を掲載して1分ほどで「面白かったです!!」の一言だけ書き込んでくる「お前中身読んでねえだろ」な奴)が来るので、あらかじめ書いておきます。

 そういうコメントは見 つ け 次 第 ス パ ム 報 告 & ブ ラ ッ ク リ ス ト に 追 加 し ま す ので悪しからず。


 さて、記事の方は『ホビー雑誌コーナー』です。

 では、スタート!


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サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、クローントロンを紹介するぞ!」


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サンクラ「クローンボットは、デストロンに所属する双子の兄弟だ。クローンボットと同じく、全く同じ外見のロボットモードから、完全に異なるビーストモードに変形するのが特徴だぞ」


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サンクラ「まずはウイングスパン。クローントロンの空中兵士だ。知らない場所に嘴を突っ込むのが好きな詮索好きで、常に分析すべきデータに対しての飽くなき欲求を持ってる。敵兵をスパイするのと同じように、いつも人々の家の窓をのぞき込んでるぞ。名前は『翼幅、飛行機の左右両翼端の間の距離』って意味だ」


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サンクラ「お次はパウンス。クローントロンの地上兵士だ。ずる賢く、無口で獰猛で、犠牲者たちの懇願に聞く耳を持たねえ。視覚センサーに装備したレーザー距離測定器で、2挺の対人ミサイル付銃剣の99.4%って照準能力を持つぞ。名前は『動物などが上方から突然飛びかかる(襲い掛かる)』事だ


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サンクラ「背中側。クローンボットと同じく、共通のパーツが数多く使われてるぞ」


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サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」


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サンクラ「クローンボットがビークルなのに対し、クローントロンは空陸のビーストモードに変形するぞ」


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サンクラ「ウイングスパンのビーストモードはタカ型ロボットだ。強力な視力を持ち、科学および赤外線センサーで地形情報を収集、分析し、エネルギー源を発見するぞ」


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サンクラ「パウンスのビーストモードはピューマ型ロボットだ。11kmのジャンプ力を持ってて、優れた視力と嗅覚を併せ持つぞ」


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サンクラ「それからクローントロンも、ビーストモードで背中にヘッドマスター/タイタンマスターを搭乗可能だ」


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サンクラ「レジェンズ版クローントロンの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」

2020.04.18 小麦のたたり

 今日はオランダの民話、『小麦のたたり』をお送りします。

 今回の話は割と有名かな……?


 では、さっそくスタート!


小麦のたたり



 昔、オランダに、スタフォレンという町がありました。この町に、心の優しい一人の金持ちが住んでいましたが、奥さんはたいそう欲深な、怒りっぽい人でした。
 お金持ちの男は船をたくさん持っていて、船に品物を積んで方々の国へ行っては、品物を売ったり、また、向こうから品物を買い入れてきたりして、商売をしていました。
 船が荷物を積んで、スタフォレンの町から出ていくとき、金持ちの男は、その船の船長に必ず、
「向こうから帰る時、何か珍しい物や、美しい物を持ってきておくれ。妻に贈ろうと思うから」
 と頼みました。
 そこで船長は忘れずに、行った先の国の美しい絵や、彫り物や、素晴らしい布地や宝石など、また、自分の国では見られない珍しい鳥や獣を持って帰りました。
 船が帰ってくると、金持ちの男は早く奥さんを喜ばそうと、すぐにそれらの品物を奥さんの目の前に並べてみせました。ところが奥さんは、これまでたったの一度も、嬉しそうな顔をしたことが無いのです。
「全く、張り合いがないったらありゃしない。何をやったら喜ぶのだろうか」
 と、金持ちの男はがっかりしていました。
 ある時、金持ちの男の船が、ドンチヒという所へ商売をしに行くことになりました。金持ちの男は、今度こそ奥さんを喜ばそうと、奥さんに、
「お前が欲しいと思う物をなんでも言ってごらん。そうしたら、船長に頼んで、それをダンチヒで見つけてもらうから」
 と聞きました。すると奥さんは、
「私の好きなものは、世界中で一番素晴らしい物ですわ。世界中で一番の物なら、何でもいいのです」
 と答えました。
(妻の好きなものが分かったので、今度こそは妻を喜ばせることが出来るだろう)
 と、金持ちの男は大喜びで、すぐに船長を呼ぶと、
「妻へ贈り物にするから、ダンチヒへ行ったら世界で一番素晴らしいと思う物を見つけて来てくれ。それから小麦をたくさん買い込んでくることを忘れないように」
 と頼みました。
 まもなく船は、スタフォレンの町から離れていきましたが、船の中で船長は、
(はて、世界中で一番素晴らしい物って、何だろう)
 と考えましたが、なかなか思い当たりません。
(うーん、困ったなあ。さっぱり分からないぞ。だが、待てよ、主人は小麦を買うのを忘れるなと言っていたが、その小麦が世界で一番いい物ではなかろうか。だって小麦は人間の命をつなぐパンのもとになるのだから、世の中にこれほど良い物は無いだろう)
 と、船長は考え付きました。
 でも、自分だけの考えでは心配だったので、水夫たちにも聞いてみる事にしました。
「出かけてくるとき、わしは主人から、世界で一番いい物を見つけて持ってきてくれと言われたのだが、それは何だと思う」
「さあ、何でしょう。なかなか分からないですねえ」
 水夫たちも、やはり首をかしげるばかりで、何も思い当たりません。船長は困ったように、
「本当に、何を持って帰ったらいいだろうね。ところで主人は小麦を買うのを忘れるなと言っていた」
 と言ったところ、水夫たちはポンと膝を打って、
「あっ、それ、それ、それですよ。世界で一番いい物は小麦ですよ。何しろ小麦は、人間の命をつなぐパンになるものなんですからね」
 と、みんなが言いました。
「ああ、これで安心した。みんなの考えも私とすっかりおんなじだった。だから、世界で一番いい物は、もう、小麦で間違いない。小麦なら、捜さなくてもどこにでもあるからすぐ手に入る」
 と喜びました。
 船は間もなくダンチヒに着きました。船長は、積んでいったいろいろの品物を全部売りつくしてしまうと、今度はたくさんの小麦を買い込みました。それからすぐに、スタフォレンの町へと戻ったのです。
 帰ってくると船長は、
「持って行った品物は高い値段でみんな売れました。それから、世界で一番いい物を見つけてきました」
 と、主人の金持ちの男に知らせました。
 金持ちの男はとても喜んで、いつもは滅多に喋らない無口な人なのに、その日はニコニコしてよく喋りました。奥さんが驚いて、
「あなた、今日はどうなさったのです、ばかに楽しそうですね」
 と尋ねると、
「ああ、お前がどんなに喜ぶかと思ってね……。まあ、それは後のお楽しみだ。昼ご飯が済んだら私についてきなさい」
 と、嬉しそうに言いました。
 お昼ご飯が済むと、金持ちの男は、
(今度こそ、妻の喜ぶ顔が見られる!)
 と、胸をワクワクさせながら奥さんをダンチヒから帰ってきたばかりの船に連れて行きました。すると、船長が二人を出迎えて、二人を船の倉に案内していき、水夫に倉の戸を開かせました。船倉の中には、小麦が山のように積まれているだけで、別に変ったものも見られません。奥さんは不思議そうに、
「これはただの小麦じゃありませんか。これがどうしたのです?」
 と聞きました。
「ああ、小麦だよ。これこそ世界で一番いい物じゃないか」
 金持ちの男は、奥さんの顔を見ながら得意そうに言いました。
 ところが奥さんは、喜ぶどころかぷんぷん怒って、
「なんですって、世界で一番いい物ですって? 冗談じゃありません。あなたは私を騙しましたね。そんな小麦なんかみんな海へ投げ捨ててしまうといい」
 と、大声で文句を言いました。
 すると、波止場に集まっていた乞食たちが、奥さんの大きな声を聞きつけ、船の側へ寄ってきて、みんな地面にひざまずきながら、
「どうか奥様、その小麦を海なんか捨てないで、私達に恵んで下さい。私達はお腹が空いてペコペコなのです」
 と、一生懸命頼みました、
 それを聞くと船長も、
「小麦が気に入らないとおっしゃるのでしたら、それを可哀想な人たちに分けてやってください。そうすれば、人々は奥様をご立派な方だと褒め称える事でしょう。是非、お願いします。その代わり、この次の商売の時は、どんな遠くにでも出かけて、奥様のお気に召すものを必ず持って帰りますから……」
 と、奥さんに頼みました。
 けれども、物凄く腹を立てている奥さんは、誰の頼みも聞き入れず、水夫たちをにらみながら、
「さっさと小麦を海へ放り込んでおしまい」
 と命令しました。


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 水夫たちは勿体ないと思いましたが、命令なので仕方なく、小麦をザブン、ザブンと海の中へ投げ込みました。奥さんはせいせいしたという顔で、一粒残らず全部水の底に沈むまで船の上に突っ立ってみていました。
 これには、さすがの優しい金持ちの男も、顔色を変えて、
「もう、これから先、私は決してお前を喜ばせようとは思わない。それに、お腹が空いて食べる物も無い可哀想な人たちは、みんなお前を憎むだろうし、お前はこんな酷い事をした罰が当たって、きっと食べ物に困るようになるに違いない」
 と、奥さんを怒りました。
 奥さんは、ぷいと横を向いたまま、心の中で、
(ふん、私が食べ物に困るだなんて、何を馬鹿げた事を言っている。私には使い切れないほどのお金があるのに……)
 と思っていました。そして奥さんは、自分の手の指から指輪を外して海の中へ投げ込みながら、大声で、
「みんなよくお聞き! もしも、いま沈めた私の指輪が、また私のところへ戻るようなことがあれば、私は食べる物に困るかも知れない。だが、そんな事が起こらない限り、決して食べ物に困る事はありませんよ」
 と言いました。それだけ言うと奥さんは、一人で船を降りていき、乞食たちの間を通り抜けて、さっさと自分の屋敷へ帰ってしまいました。
 家に帰った奥さんは、夫の言った言葉が癪に触ってたまりませんでした。そこで奥さんは、自分はどんなに金持ちであるかという事や、外国から買い入れたいろいろの珍しい品物を友達に見せびらかして気晴らしをしようと、次の日おおぜいのお客を招きました。
 みんなが席についてご馳走を食べていると、召使が奥さんの側へ来て、
「今コック長が、魚を料理しようとしたところ、魚の口から珍しい物が出てきました。それでコック長がそれを奥様にお見せしたいと申しております」
 と告げました。
 奥さんは飛び上がるほど喜んで、お客たちに、
「私は、いつも世界中で一番素晴らしい物を自分の物にしたいと思っていましたが、どうやらその願いがかなったようです。今、その品物をここへ持ってくるそうです」
 と言いました。
 お客たちも喜んで、
「まあ、どんなものでしょう、早く見たいわ」
 と待っていました。
 間もなくコック長が、金のお盆を恭しくささげて宴会場へ入ってきました。コック長は、奥さんの前に行くと、丁寧にお辞儀をしてからお盆を差し出しました。
 お盆の上の品物をひと目見た途端、奥さんの顔は見る見る真っ青になりました。
 そのはずです。それは昨日、自分が夫の言った事に腹を立てて、
「この指輪か戻って来ない限り、私は絶対に困るようなことは無い」
 と言いながら、船の上から海に投げ捨てた、その指輪だったのです。
 金持ちの男は、奥さんにあんな酷い事をされて、悲しみのために床についていましたが、指輪が戻った夜、とうとう死んでしまいました。その次の日には、無い物は無いほどいろいろの、値段の高い商品をしまっておいた倉が火事になって、あっと言う間に全部灰になってしまいました。
 そればかりではありません。まだ夫の葬式も済まないというのに、商売をしに出ていた四艘の船が大嵐に遭って、みな沈んでしまったという知らせが、奥さんの所に入りました。
 こうして、あれほど金持ちを自慢して威張り散らしていた奥さんは、たちまちの内に貧乏人になってしまったのです。家や道具を売り払い、住むところもなくなった奥さんは、乞食のようになって、食べ物をもらおうと町中を歩き回りました。
 けれども人々は、可愛そうな者に何も恵まなかった奥さんを憎んでいたので、食べ物を恵んでくれる人は一人もいませんでした。奥さんの身体はすっかり弱って、一年と経たない内にある馬小屋で、ボロボロの服を着た可哀想な姿で死んでしまったのでした。
 そんな事があってしばらくの後に、スタフォレンの漁師たちは、潮が引いて海面が低くなった時、水の底に何か青い物が一面に生えているのを見つけました。その青い物は小麦だったのです。そこはまるで野原のようで、小麦は波にもまれてゆらゆらと揺れ動いていました。
 小麦と言っても、そこは砂地ですし、塩水に浸かっているので実は一つもつきませんでした。それどころか、そんなものがあるために、船の出入りが出来なくなってしまったのです。そうなれば、もう、商売も出来ません。
 町の人たちは日増しに貧しくなっていき、あれほど豊かで栄えたスタフォレンの町は、すっかり寂れてしまったという事です。




~おしまい~

 こんにちは、アカサカです。

 今日はアメブロの方もちょこっと更新しました。


 さて、昨日記事用にアーツのレーザーLV3の画像を撮ったんですが、今日、いざアップしようとしたら既に撮っていたばかりか、ブログの画像フォルダにもアップしてました……。orz


 まぁ、以前の写真では撮ってない構図もあったので、その分だけ追加でアップしましたが……。


 さて、記事の方は『ホビー雑誌コーナー』です。

 では、さっそくスタート!


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ディケイド「ディケイドだ。今日は『BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ01 仮面ライダービルド ラビットタンクフォーム』を紹介するぞ!」


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ディケイド「このシリーズは、劇中のフォームチェンジを再現した、低年齢向けのアクションフィギュアシリーズだ。まずはラビットタンクフォームを紹介していくぞ」


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ディケイド「バストアップ。複眼パーツやビルドドライバー、それから左胸の突起部分は軟質パーツ製だ」


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ディケイド「背中側。低年齢向け玩具だから、塗装はフィギュアーツに比べるとだいぶ簡略化されてるぞ」


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ディケイド「拳は今までの低年齢シリーズと同じく、指が二本ずつつながって可動する仕様だ」


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ディケイド「武器としてブレードモードのドリルクラッシャーが付属してる。軟質パーツ製で、未塗装だぞ」


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ディケイド「さて、ここからはギミックの説明だ。腰の後ろのこのボタンを押すと……」


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ディケイド「ボディが有機物サイドと無機物サイドに分かれる。これはハーフボディって呼ばれてて、それぞれのフルボトルの成分トランジェルソリッドで作られたスーツだ。フィギュアは見ての通り特殊な分割になってるから、首が動かせないって欠点もあるぞ」


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ディケイド「このBCRシリーズは、様々なハーフボディを組み合わせて、ベストマッチ以外のフォーム、トライアルフォームを再現できるぞ。まずはハリネズミタンク。第1話から登場したトライアルフォームだ」


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ディケイド「お次はラビット掃除機。ハリネズミタンクと同じく、本来のベストマッチよりも先に劇中にハーフボディが登場した組み合わせだ。余談だが、デザインもその関係でファイヤーヘッジホッグやライオンクリーナーよりも先に作られたそうだ」


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ディケイド「今度はフィギュアーツ版と比べてみた。サイズはほぼ同じだが、造形の違いなんかがよく分かるな」


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ディケイド「背中から。アーツ版はフォームチェンジギミックが無い分、造形や塗装がしっかりしてる。一方でBCR版は塗装や造型が簡略化されてる代わりに、ビルドアップのギミックや、アーツ版では別売りになった武器が付属してるぞ」


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ディケイド「『BCR』版ビルド ラビットタンクの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

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 今晩は、アカサカです。

 藤原啓治さんが亡くなったって聞いてビックリしました。まだ55歳でいらっしゃったのに……。


 個人的にはひろしもですけど、やっぱり『BW』のダイノボットが印象深いですねぇ……。


 今年はテリー・ジョーンズ氏に始まって、増岡弘さんや志村けんさんと……次々に名優の方々が逝ってしまわれていますね……。

 2006年、やっぱり鈴置さんや曽我部さんらが亡くなった時に、アワーズの作者コメントで平野耕太氏が「声優は死ぬな。死ぬの禁止(涙)」ってコメントされていたのを思い出しました。


 この場を借りて、藤原さんのご冥福をお祈り申し上げます。


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 さて、今日もちょっと用事があって、少し出かけました。


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 木の葉モールに立ち寄ってビックリ。

 画像の先の区画が当面の間の営業休止で閉鎖になっていました。

 具体的に地図で表すと……。


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 赤い線で囲っている区画が、ATM以外全部閉鎖です。

 ちなみに2階も同じ状況でした。


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 その後はヤマダ電機で甥っ子のプレゼントを買いに行ったのですが、この間行った時から『サイバーバース』のトイが(何年も前からある)『TFアドベンチャー』のマイクロンともども投げ売りになってました。

 個人的にはまぁ、むべなるかなと思わんでもないですが……。(- -;)


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 で、このヤマダ電機でPOTPのムーンレーサーを買ってきたんですが……。


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 なんと、前腕が両方右腕というエラー品でした(上の画像は交換してもらった後のやつ)

 ウチに帰った後に気づいて交換してもらいましたが(幸い売り場にもう一個残ってた)、手続きに30分くらいかかって、正直しんどかったです(苦笑)。


 まぁ、中津に帰る前に気づけただけまだマシですし、ボットコンやTCCみたいな、手の打ちようがないアイテムじゃなくて良かったと思っておきますが……。


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 ちなみに彼女を今更ながら買った理由は、テンタキルのリデコ元が彼女だという事を知ったからだったり(爆)。

 これでジェネレーションズセレクト版シーコンズのレビューをする時、全員リデコ元との比較ができるというものです(笑)。


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 それから、昨日に続いてMEGAドンキにも寄りました。


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 ミックスジュースが割引中だったので……。


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 あっさり乗って注文。

 となりのキッズスペースは、やはり閉鎖されていましたが、『トムジェリ』のDVDは流されていました。


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 で、3階のダイソーではこんな物を買ってみたり。

 今までのパチTFとは違う感じです。


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 見て下さい、このパッケージ画像と実物の違い(苦笑)。ここまで実物と剥離してるといっそ清々しいです。

 まるでトレイルブレイカーかスロットルボットのチェイスみたいな顔になってます。(^ ^;)


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 種類は左から『ブルーA』『グレーS』『ホワイトO』とありますが、クリアパーツは全員同型です。


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 ビークルモード。

 上に書いた通り、フレームでもあるクリアパーツは全員共通なので、変形パターンも全く同じです(それで全く違う車種に変形できるのも、それはそれですごい気がしますが)。変形難度はEZコレクションやG1のミニボットレベルです。

 変形ギミックは……(全く同じではないですが)G1ランボルが近いかなぁ……?


 ただ胸部(ビークル時のボンネット)は金属が使われていたりと、それなりに豪華。

 値段が300円なのも、そう言った事情があるのかも知れません。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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 今晩は、アカサカです。

 コロナ対策のため、デュアルゼノンに潤動しています(ウソ)。


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 さて、今日明日が連休なので、今日は(諸事情もあって)始発で福岡に帰ってきました。

 ちなみに、今回の帰省が終わったら向こう一か月は帰省を控えておこうと思ってます。(^ ^;)


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 朝食はソニックの中で。

「スパイスに何となく殺菌作用がありそう」という精神論的な理由でカレーにしました(笑)。


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 ウチに帰った後は、一眠りして銀行に行ったり、昼食にしました。

 クーポンを持ってたので、マックのベーコンチーズバーガーのセットと、お袋が作ってくれた煮込みラーメンです。


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 さて、シージ版を買ったうえ、今度アースライズも出るのでお役御免になって(と言ってもウチでコンボイが最後に出たのは『店舗日誌』の第50話ですが……)実家に持って帰っていたクラシック・アルティメイトバトル版コンボイなんですが……。


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 ちょっとした改造を思いつきました。

 まず、首を外します。


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 でもって、首の軸を収納し……


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 LG版ジンライをヘッドオンさせて、こうじゃ!(笑)

 いや、もしかしたらすでにやってる方もいるかもしれませんが、LG版ジンライはいきなりスーパーロボットモードになるので、通常形態のジンライとしてこんなのはどうかなと。


 これならジェネレーションズセレクト版のキングポセイドンと並べてもいい感じになるでしょうし。


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 上から。

 ただ乗っけてるだけですが、クラシック版コンボイの胴体上部にはちょうどいい空洞があるので、ジェネ版ゴーシューター+LG版秀太の改造のように、径のいいポリキャップなどを仕込めば完全にヘッドマスター仕様のジンライも作れそうです。


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 さて、普段よりは控えたものの、外出の機会もあったのでRKFの迅を買ってきました。

 実はちょっと、改造の案があったりします。


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 それから、いつものMEGAドンキでガイソーケンが2,000円になってたので、買っちゃいました。(^ ^;)


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 この通り、大人が持つと小太刀っつーか脇差みたいですが、こっちは今プレバンで受注してるリュウソウケンみたいなメモリアルエディションみたいなのは出ないでしょうし。


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 本品には変身用のガイソウルと番組未登場のキョウリュウジャーソウルが付属しています。


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 何故かパッケージには、ガイソウルの『顔』は映ってませんが、予想通りガイソーグの顔でした。

 ただ、銀一色で塗り分けが無かったのは意外でしたが……。


 これにキョウリュウジャーソウルが付属していたので、ゆくゆくはジュウレンジャーソウルやアバレンジャーソウル、さらに他のレジェンド戦隊のリュウソウルも出るのかと思っていましたが、結局出ませんでしたね(ルパンレンジャーソウルは『vs』で出ましたけど)。


 キョウリュウジャーだけ出たのは、ガイソーケンやリュウソウケンのギミックが「ガブリンチョ」ギミックに酷似してたからなんでしょうね。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

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ウエストハッピー「最初はグー! ジャンケンポン!」


アカサカ「あいつら、何やってんだ?」


ディケイド「何でも、最後に残ったプリンをどっちが食べるかジャンケンで決めてるんだと」


アカサカ「ふーん。……ジャンケンと言えば、ディケイド、『ジャンケンポン』の語源は仏教用語だったって知ってるか?」


ディケイド「そうなのか?」


アカサカ「ああ。この言葉は仏教用語の『料簡法意(りゃけんほうい)』が元になってるって言われてる。『料簡法意』ってのは、法の意思を料簡するって意味で、何か事を決定する時にこれを用いるって言われてる。つまりジャンケンポンってのは、天の意思を拳の勝負で推し量る方法なんだってさ」


ディケイド「成程……。大体わかった」


アカサカ「因みに、大阪や鹿児島だと、語源に近い『ホイ』が使われてるんだと」


ディケイド「ところで店長、ヒカリアンはどうやってチョキを出すんだ?」


アカサカ「さあ……。男チョキじゃねえの?」

 サイトを更新しました。

 最近多いですが、今日も『文庫本コーナー』です。『ホビー雑誌コーナー』の記事も、サイト用に作り直さないとなぁ……。


 あと、今日はアメブロの方にも記事を書いてます。

 誕生日占い系の本の話ですが、結構当たってて笑いました(笑)。


 さて、本文の方は『にせ王子』の完結編です。

 では、スタート!


 王様は、一言も言いません。
 お妃とラパカーンの顔を、代わる代わる見比べていました。
 とうとう、お妃に向かって言いました。
「なるほど、お前の言う事はもっともだ。しかし、お前が王子だという若者は、証拠の剣を持っていないではないか。どちらが本当の王子か、これは困った事になった。こうなったら、本当の王子を知る方法は、一つしかない。森の仙女に会って、たずねてみる事だ。すぐ、一番速く走る馬を連れてこい」
 王様は、さっそくただ一人で、馬にまたがって仙女のいる森へ出かけていきました。
 その森は、都からあまり遠くない所にありました。そこにはアルトザイデという仙女が住んでいて、代々の王様が難儀にあった時に、助けてくれると言われていました。
 森の真ん中に広い空き地があって、その周りに高いシダーの木が生えています。そこには仙女が住んでいるという噂があるので、誰も恐れて近寄りません。
 王様は、馬を木につないで、空地の真ん中に立ちました。そして大声で言いました。
「親切な仙女様。私の先祖は、危ない目に遭った時、度々あなたに助けてもらいました。私も今、困った事が起こっています。どうか、良い知恵を授けて下さい」
 すると、大きなシダーの木がぱっと開いて、中から頭巾で顔を隠した長い白い服の女が現れました。
「あなたはサーアウド王ですね。あなたがここへ来たわけは、よく知っています。さあ、この二つの箱を持ってお帰りなさい。そして、二人の者に好きな箱を取らせなさい。そうすれば、本当の王子が分かりますよ」


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 こう言って、金や宝石の飾りのついた美しい象牙の箱を渡しました。
 王様はお礼を言って顔をあげると、もう仙女の姿は消えていました。
 王様は二つの箱を持って、お城へ向かいました。帰る道で箱のふたを開けてみようとしましたが、どうしても開きません。蓋の上にはダイヤモンドを散りばめた字が書いてあります。一つの箱には“しあわせと宝”もう一つの箱には“名誉と徳”と書いてあるのです。
「なるほど、どちらも人の欲しがるものだ。私でも、どちらを取って良いか分からないな」
 王様は、独り言を言いました。
 御殿に帰ると、王様は自分の前に台を置いて、二つの箱を並べました。それからお妃を始め、大臣や女官たちを広間に集めました。
 一同が両側にずらりと並ぶと、王様は、
「新しい王子を、ここへ連れてきなさい」
 と、お側の者に言いつけました。
 ラパカーンは、高慢な顔で広間へ入ってきて、王様の前にひざまずきました。
「お父様、何の御用で御座いますか」
 王様は、椅子から立ち上がって言いました。
「お前が私の本当の息子かどうか、分からないという者があるのだ。それで、今日はみんなの前で、お前が本当の王子だという証拠を見せてもらいたい。ここに、箱が二つある。どちらでも、お前の好きな方を取りなさい。そうすれば、お前の本当の身分が分かるのだから」
 ラパカーンは、立って、箱の前に行きました。どちらを取ろうかとしばらく考えていましたが、とうとう“しあわせと宝”の箱を取ることにしました。
「お父様、私は、あなたの息子に生まれて本当に幸せです。これからも、ずっと幸せで、お金や宝をたくさん持って、楽しく暮らしたいと思います。ですから、この箱を頂きます」
「よろしい。お前が本当の王子かどうか、後で分かるだろう。しばらく向こうで待っていなさい」
 と、王様は言って、今度は狭い部屋に閉じ込めてある若者を連れて来させました。オーマールはやせ細って、悲しそうな顔をしています。
「あのき○がいも、すっかり弱っているらしいね」
 と、家来たちも可哀想に思いました。
 王様は、オーマールにも、
「二つの箱の内、お前の好きな方を取りなさい」
 と言いました。
 オーマールはよく気を付けて、箱の上の字を読みました。そして“名誉と徳”と書いた箱の上に手を置いて言いました。
「王様、私は今度の旅で、酷い目に遭いました。そのおかげで、幸せはすぐなくなることが分かりました。また、大切な宝も人に盗られたり、無くなったりすることを知りました。それで、どんなことがあっても無くならない物が欲しいと思います。それは、名誉と徳です。名誉は泥棒も盗ることが出来ません。また、勇気や親切や、正直などの徳は、私の心の中にあるので、死ぬまで無くなりません。ですから、私は“名誉と徳”の箱を頂きたいと思います」
「よろしい。それでは、二人とも、自分の好きな箱の上に手を置きなさい」
 と、王様は言いました。
 それから王様は、東の方を向いて祈りました。
「神様、どうぞ、本当の王子をお教え下さい」
 お祈りを済ますと、王様は段の上に立ちました。並んでいる人々は、息をつめて箱の方を見守りました。
 広間はしいんとして、ネズミの走る足音も聞こえる位です。
 王様は、厳かに言いました。
「箱を開けなさい」
 すると、今までどうしても開かなかった箱が、ひとりでにぱっと開きました。
 オーマールの箱の中には、ビロードのきれの上に小さな金の王冠と、笏(しゃく)が入っていました。ラパカーンの箱には、大きな針と糸が入っていました。
「めいめい箱を持って、ここへ来なさい」
 王様は言いました。そして、オーマールの箱から小さな冠を出して、掌に載せて眺めました。すると不思議、冠は見る見る大きくなって、とうとう普通の冠の大きさになりました。
 王様はオーマールの頭にその冠を置いて、額に接吻しました。
「お前こそ、本当の王子だ。今まで偽物に騙されていた、愚かな私を許しておくれ」
 王様はこう言って、心から王子に謝りました。
 それからラパカーンに向かって、厳しく言いました。
「この大嘘つきめ。卑しい仕立て職人の分際で、まんまと王子に成りすまして、この私を騙しおったな。切り刻んでも飽き足らないほど憎い奴だが、命だけは助けてやる。さっさと消え失せるがよい。お前は、腕の良い職人だ。これに懲りて、これからは、真面目に洋服屋で働くがよい」
 ラパカーンはウソがばれたので、恥ずかしいやら、情けないやら、両手で顔を隠して一言も言えません。
 オーマール王子の前に、ぺたりと額を付けて、涙を滝のように流して謝りました。
「王子様、どうぞお許し下さい」
「よし、許してやる。このアパシッド王家は、代々、友達には親切にし、敵は許してやることになっている。だから、安心して帰っていきなさい」
 王子様は、自分を苦しめたラパカーンを、快く許してやりました。
 王様はそれを見て、心から喜びました。
「おう、心の広い、優しい子じゃ。お前こそ、私の本当の息子じゃ」
 と、両手を広げて、力いっぱい王子を抱きしめました。王妃も駆け寄って、うれし泣きをしながら接吻をしました。
 大臣や女官たちは、それを見て叫びました。
「アパシッド王家、ばんざい。新しい王子様、ばんざい」


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 喜びに沸き返っている広間から、ラパカーンは、こそこそと自分の箱を抱えて出ていきました。
 王様の厩(うまや)には、ムルパアがつないでありました。これはラパカーンが、自分のお金で買った馬ですから、それに乗ってお城から出ていきました。
「オレはとうとう、王子様になったと思ったけど、あれは夢だったのかなあ。でも、ここに、金やダイヤモンドを散りばめた象牙の箱を持っている。やっぱり、王子様になったのは夢じゃなかったのだ。でも、もう、何もかもおしまいだ」
 ラパカーンはとぼとぼと、アレキサンドリアの町へ帰っていきました。
 他に行く所も無いので、前に働いていた洋服屋へ行ってみました。昔の仲間がせっせと働いています。
「こんにちは」
 ラパカーンは、恐る恐る店へ入りました。
 立派な身なりをしているので、主人は金持ちのお客だと思いました。
「いらっしゃいませ。何か、お入り用で御座いますか」
 丁寧に言って、愛嬌を振りまきました。ラパカーンは笑って、
「親方、私ですよ。ラパカーンですよ」
 そう言われてよくよく見ると、なるほど、ラパカーンです。主人はかっとなって、
「こいつ、よくもぬけぬけと帰ってきたな。おーい、みんな来てくれ。持ち逃げのラパカーンめが、帰ってきたぞ」
 と、大声で職人や弟子たちを呼びました。
「なに、あの見栄っ張りのラパカーンが帰ってきたって」
 職人たちは火熨斗(ひのし)や物差しを持ったまま、飛び出してきました。
「こいつめ、よくも図々しく帰ってきたものだ。性根を叩きなおしてやる。それ、これでも喰らえ」
 職人たちは、火熨斗や物差しを振り上げて、力任せにラパカーンを打ちました。
「ちょっと、私の言う事も聞いて下さい」
 ラパカーンは叫びましたが、誰も言い訳を聞こうともしません。頭から足の先まで、散々打ちのめして、積み上げた古着の上へ打ち倒しました。
「この横着者め、持ち逃げした礼服はどこへやった。お前のおかげで、わしは王様から散々なお叱りをくったぞ。そのうえ、信用はがた落ちだ。さあ、あの礼服をすぐ戻してくれ。でないと、お前を訴えてやるぞ」
 主人はかんかんに怒って喚きたてました。
「お許しください、ご主人様。あの時は魔が差したのです。この償いはきっとします。これから心を入れ替えて、今までの三倍働きますから、どうぞ、勘弁して下さい」
 ラパカーンは、ほこりだらけの床に頭を擦り付けて頼みましたが、聞いてくれません。
「駄目だ、駄目だ。お前みたいな嘘つきの見栄っ張りの言う事なんか、あてになるものか」
 主人と職人たちは、また、めったやたらにラパカーンを打ちのめしました。そして、死んだようになったラパカーンを、外へ放り出しました。


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 ラパカーンの服はずたずたに破れ、体中、傷だらけです。しばらくして、やっと正気に返ったラパカーンは、宿屋までたどり着きました。
「あーあ、酷い目に遭わされたなあ」
 ラパカーンは、粗末なベッドにどさりと倒れ込みました。体中の傷がずきずき痛みました。
「世の中は厳しいものだなあ。ちょっとの間違いでも、許してくれないのだからなあ。綺麗な顔も、綺麗な服も、何の役にも立たなかった。オレみたいな者は、いくら望んでも、王子様にはなれないんだ。もう、これからは夢みたいなことを考えるのはやめよう。そして、真面目に正直に働くことにしよう」
 ラパカーンは、こう決心しました。ラパカーンの見栄っ張りは、職人たちの物差しで叩き出されたと見えます。
 次の日、ラパカーンは大切に持ってきた象牙の箱を宝石屋に売りました。そのお金で小さい家を買って、“ラパカーン洋服店”と書いた看板を出しました。
 それから、箱の中に入っていた針と糸を出して、自分の破れた服を繕いました。縫い始めると、針はひとりでに動いて、ボロボロに破れた服を、元の通り綺麗に繕いました。ラパカーンは驚きました。
「これは不思議だ。王様は、どこかの仙女からもらってきたとおっしゃったが、普通の針とはまるで違う。それに、糸も、いくら縫っても無くならない。この針と糸があれば、オレは独りでいくらでも仕事が出来るわけだ。嘘つきのにせ王子の私に、こんな良い贈り物を下さって、有難う」
 ラパカーンは、心から仙女様にお礼を言いました。
 店を開いてから、ひと月もしない内に、ラパカーンの洋服店は町中の評判になりました。お得意が増えて、一人では縫いきれないほどたくさんの注文が来ました。
 けれどもラパカーンは、手伝いの職人を雇いません。いつも一人きりで、窓を閉め切って働きました。
 こうしてラパカーンは、箱の蓋に書いてある通り、幸せになっていきました。宝もだんだん増えていきました。
 ところで、オーマール王子の方はどうでしょう。強くて勇ましいオーマール王子の噂は、ラパカーンの住むアレキサンドリアの町でも評判でした。
 しかし、他の国の王様たちは、オーマール王子に攻め滅ぼされはしないかと、びくびくしていました。そして、隙があったら、反対にオーマール王子を攻めてやろうと思っていました。
 ラパカーンはその噂を聞いて、
(王子様も、外から見るほど楽じゃないなあ)
 と思いました。
 こうして、ラパカーンはあの箱に書いてあった通り、幸せに、お金持ちになって、町の人からも尊敬されて暮らしました。




~おしまい~


 お妃は、たいそう悲しみました。可哀想な男は、お妃がこれまで度々夢の中で見た王子とそっくりの顔をしています。あれこそ本当の王子に違いないのです。
 けれども、にせの王子は証拠の剣を持っています。それに、オーマール王子から聞いた身の上話を王様に聞かせて、ばれないようにしています。王様はすっかり騙されて、偽物を本当の王子と信じ切っています。
(どうしたら、あれが偽の王子だと分かってもらえるかしら)
 お妃は一生懸命考えました。なかなか良い考えが浮かびません。それで、賢い召使の女たちを呼んで相談しました。
 すると、メレヒサラーという、賢いお婆さんの召使が言いました。
「証拠の剣を持った男は、お妃様が王子様だと思っていらっしゃる方の事を、洋服屋のラパカーンだと言ったそうではありませんか」
「ええ、そうですよ」
 と、お妃は言いました。
「もしや、その嘘つきは、自分の名前を王子様におっかぶせて、自分はオーマール王子に成りすましているのではないでしょうか。もしそうでしたら、上手い計略が御座いますよ」
 と言って、お婆さんはお妃に、何か耳打ちをしました。
 お妃はすぐ、お婆さんの考えた計略をやってみる事にしました。
 次の朝、お妃は王様に言いました。
「王様、お互いに機嫌を悪くしているのは嫌で御座います。それで、私はあの若者を、私の息子に致しましょう。その代わり、一つだけお願いがあるのですが、聞いて頂けるでしょうか」
「良いとも。どんな願いだ、言ってみるがよい」
 王様は、お妃の機嫌が直ったので、ほっとして言いました。
「私はあの二人に、腕比べをさせたいので御座います。でも、馬に乗ったり槍投げをしたりするのはありふれています。それで、変わった事をさせたいのです。私は二人に、上着とズボンをこしらえさせて、どちらが上手にできるか見たいので御座います」
 お妃がこう言うと、王様は笑いました。
「なるほど、それは面白い。私の息子と、お前のき○がいの洋服屋と、どちらが上手に服が縫えるか、腕比べをさせるのだな。いや、それは駄目だ。き○がいでも、洋服屋の方が巧いに決まっているからな」
「でも、王様は、わたくしのお願いを一つだけ許すと約束なさったではありませんか」
「そ、それは約束した。しかし、き○がいの洋服屋が私の王子より上手に服を作っても、私の息子と認める事は出来んぞ」
 王様はこう言って、お妃の願いを許しました。
「困ったことになった」
 王様は、新しい王子様の部屋に来て言いました。
「どうなさったので御座いますか、お父様」
 王子になりきったラパカーンは、心配そうに尋ねました。
「妃が、お前に洋服をこしらえてもらいたい、と申すのだ。お前には無理だろうが、母親を慰めると思って聞いておくれ」
 王様は気の毒そうに言いました。
 けれどもラパカーンは、仕立物ならお手の物ですから、心の中で、しめた、と思いました。
「宜しゅう御座います。お妃さまのおっしゃる事なら、なんでも致します」
 と、神妙に言いました。
 新しい王子様と、き○がいの洋服屋は、二つの部屋に分かれて、腕比べを始めました。裁縫台の上には、針やハサミ、長い絹のきれ等が置いてあります。
 王様は、新しい王子が上手に洋服を作ってくれれば良いが、とハラハラしながら待っています。
 お妃の方も、計略が上手くいけば良いが、と胸をドキドキさせています。
 洋服は、二日で縫い上げる事に決めてありました。それで、三日目になると、新しい王子とき○がいの洋服屋は、それぞれ縫い上げた洋服を持って、王様とお妃の前へ出ました。
 ラパカーンは、大いばりで自分の縫った洋服を広げて見せました。
「御覧ください、お父様、お母様。お城の中で一番上手な裁縫師でも、これほど立派な洋服が作れるでしょうか」
 お妃はニッコリして褒めました。それから、オーマールに向かって言いました。
「お前は、どんなものをこしらえましたか」
 オーマールは、まだ何も出来ていません。きれやハサミを腹立たしげに床に投げつけました。
「私は馬に乗ったり剣や槍を使う事は習いました。けれども、縫物を習った事はありません。そんな事はカイロの総督の息子ともあろう者のする事ではないでしょう」
「おう、そうですとも。お前こそ、王様の本当の子です。私の可愛い息子です」
 お妃は、嬉しそうに言いました。それから、王様の方を向いて静かに言いました。
「あなた、こんな企みをして、お許し下さい。でもこれで、どちらが王子でどちらが洋服屋の職人かお分かりになりましたでしょう。王子に成りすましているあの男の作った洋服は、とても上手で御座います。どんな裁縫師でもかないません。一体お前は、どこの洋服屋で、縫物を習ったのですか」
 お妃にこう尋ねられて、ラパカーンは真っ赤になりました。
 いい気になって縫物の腕前を見せてしまったので、とうとう、身元がばれそうになりました。
(しまった!)
 と思っても、もう追いつきません。




~つづく~

 ラパカーンが王子様の剣を盗んで逃げた日は、ちょうど九月一日でした。約束の日は、九月四日ですから、まだ四日あります。ここから約束のエル・ゼルルーヤーの円柱までは、二日もあれば行けます。けれども、本当の王子が追いかけてくるだろうと思ったので、ラパカーンは馬に鞭うって、急ぎに急ぎました。
 二日目の夕方、ラパカーンは円柱の見えるところまで来ました。広い野原の真ん中に小さな丘があって、その丘の上に高い円柱が建っています。それを見ると、ラパカーンは胸がドキドキしました。嘘をつくのが恥ずかしくもありました。
「だが僕は、王子様になりたいんだ。どうしても、王子様になるんだ」
 ラパカーンは、駄々っ子のように叫んで、ぐんぐん円柱に向かって突進しました。
 辺りは一面、草ぼうぼうの野原です。家もありません。人もいません。寂しい所です。ラパカーンは、シュロの木に馬をつないで、その側に腰を下ろしました。そして、用意してきた食べ物を食べながら、約束の時が来るのを待ちました。
 次の日の昼頃、がやがやと騒がしい声がして、長い行列が野原を横切ってやって来ました。馬やラクダに、大きな荷物を乗せてきて、丘のふもとに立派なテントをいくつも張りました。その賑やかな事、きらびやかな事、大金持ちか、王様の旅行のようです。
「この人たちは、新しい王子様のために、はるばる旅行してきたのだろう。すぐ、あそこへ行って、僕がその王子だと教えてやりたいなあ。でも、約束の日は明日だから、それまで我慢していよう」
 ラパカーンは、飛び出したくてたまらないのをこらえていました。
 いよいよ、約束の九月四日の夜が明けました。お日様は野原の端から登って、ラパカーンの嬉しそうな顔を照らしました。
「さあ、いよいよ本物の王子様になる日が来たぞ」
 ラパカーンは、円柱の方へいそいそと馬を走らせました。走りながら、ちょっとためらいました。
「僕は、いけない事をしているんだな。本当の王子様から幸せを盗もうとしているのだな」
 ラパカーンは気が咎めましたが、今となってはやめる事は出来ません。
「ええ、馬はもう走り出したんだ。仕方がない。度胸を決めて、大胆にやろう。オレは生まれつきの王子様より立派な姿をしてるんだ。誰も偽物とわかるものか」
 ラパカーンは、勇気を奮って進みました。馬はたちまち、丘のふもとに着きました。
 ラパカーンは、馬を木につないで、オーマール王子の剣をしっかり握って丘に登りました。
 円柱の下には気高い老人が、六人の家来を従えて立っていました。
 金糸の縫い取りをした上着、キラキラ輝く宝石をちりばめて、白い絹のターバン……。一目で王様だとわかる老人です。
 ラパカーンは、その老人の前へつかつかと進んで、頭を低く下げました。恭しく剣を差し出しながら言いました。
「あなたのお捜しになっている人はここにおります」
「おう、神様、息子をお助け下さって、有難う御座います。お前は、オーマールだね。こちらへおいで。年取ったお父さんを抱いておくれ」
 王様は、嬉しさのあまり声を震わせて言いました。ラパカーンは真っ赤になりました。恥ずかしかったからです。気がとがめたからです。
 ためらっていると、王様は両手を広げて力いっぱいラパカーンを抱きしめました。ラパカーンは、嬉しくて天にも昇る気持ちでした。
 けれども、その嬉しさもちょっとの間でした。
 王様の側から離れて顔をあげると、向こうから、一人の男が馬に乗って走って来るのが見えました。その男は、よぼよぼの馬を無理やり走らせて、野原を一直線にこちらへやって来ます。
 ラパカーンは、すぐ、本当の王子オーマールと、自分の馬のムルパアだとわかりました。
(困ったな。だが、もう嘘をついてしまったんだ。こうなったら、どこまでもしらばくれて、嘘をつき通すより仕方がない)
 ラパカーンは覚悟しました。
 オーマールは馬から飛び降りると、すぐ駆け上がってきました。
「お待ちください。わたくしは、オーマールという者です。その男は大ウソつきです。あなた方は、騙されていらっしゃるのです。わたくしこそは、本当のオーマール王子なのです」
 王様はびっくりして、二人を代わる代わるに見ました。
 ラパカーンは落ち着き払って言いました。
「お恵み深いお父様、この男に、騙されないようになさいませ。この男は、アレキサンドリア生まれの洋服屋の職人で、ラパカーンという者です。身分の卑しい哀れな奴ですから、大目に見てやって頂きとう御座います」
「この嘘つきめ。よくもぬけぬけと……」
 王子様はき○がいのようになって、夢中でラパカーンにつかみかかりました。が、すぐ、そばの家来に抱き留められました。
 王様はそれを見て言いました。
「なるほど、この男は気が狂っているらしい。縛り上げて、ラクダに乗せておくがよい。可哀想な奴だから、命だけは助けてやらないでもないが」
 王子様は羽交い絞めにされて、地団太踏みながら泣き声で王様に言いました。
「どうぞ、私の言う事を聞いて下さい。私は本当の王子です。お願いですから、お母様に会わせて下さい。きっと、私が王子に違いないとおっしゃって下さるでしょう」
「バカな、何を言うか、全く、き○がいはしょうのないものだ。よくも、そんな厚かましい事が言えるものだ」
 王様は笑って相手にしません。ラパカーンの手を取って丘を下りていきました。
 王様とにせ王子は、美しい馬で行列の先頭に立って進んでいきました。本当の王子は両手を縛られ、ラクダに括りつけられて、行列の一番後から引きずられていきます。
 町では王子様のお帰りを、今か今かと待ち受けていました。町の入り口には花と緑の枝で飾ったアーチが出来ていました。どの家も、美しい幕や旗で飾り立てています。
 行列が町へ入ると、町中の人々は、
「ばんざい、ばんざい」
 と叫んで、大喜びで迎えました。
「おう、なんて立派な、美しい王子様でしょう」
「ほんとに、素晴らしい王子様だ。
 人々は、口々に褒め称えました。
 にせ王子のラパカーンは、それを聞くと嬉しくてたまりません。得意そうに鼻を高くして、つーんとすましかえりました。
 それに引き換え、本当の王子様は、ラクダに縛り付けられて泣いていました。けれども、有頂天になった人々は、誰一人、可愛そうな王子に気が付きません。
 日が暮れてから、行列はとうとう都へ入りました。
 お城では、年取ったお妃が、大臣や女官たちを引き連れて、王子様のお帰りを待っていました。大広間には、赤や青、黄色のランプが美しくともっています。お妃のいらっしゃる段の上は、金や宝石をちりばめて、まばゆいほど光り輝いています。
 町の方から、ばんざいばんざいと叫ぶ声や、大勢の人のどよめきが聞こえてきました。うきうきした太鼓の音、ラッパの音が、段々お城に近づいてきます。
 やがて、たくさんの馬のひづめの音がして、行列がお城の庭に入ってきた様子です。
 すると間もなく、広間の扉がさっと開きました。王様と王子様が、続いて入ってきました。家来たちは、一斉に頭を下げました。
 王様は、にせ王子の手を取って、ニコニコしながらお妃の前へ行きました。
「とうとう連れてきましたよ。長い間待っていた王子を連れてきましたよ。さあ、よく御覧」
 王様は弾んだ声で言って、にせ王子をお妃に引き合わせました。
 お妃は一足前へ出て、じいっとにせ王子の顔を眺めました。
 お妃の顔が、さっと曇りました。お妃は恐ろしそうに一足後ろへ下がって、首を振りながら言いました。
「いいえ、これは私の子じゃありません。私は今まで、たびたびマホメット様にお願いして、『どうぞ、夢ででも息子に会わせて下さいませ』とお祈りしました。マホメット様は、その度に夢の中で可愛い息子に会わせて下さいました。ですから、私は息子の顔をよく知っております。この人は、夢で見た王子とは、顔がまるで違っております。この人は、私の息子では御座いません」
 お妃は、きっぱりとこう言いました。
「何をたわけた事を言うのです。この若者は王子です。目印の剣を持っていたのだから、王子に違いないのです。馬鹿な事を言うものではありません」
 王様はこう言って、お妃をたしなめました。
 その時です。広間の戸が乱暴に開きました。オーマール王子が髪を振り乱して飛び込んできました。
「待てっ、き○がい。待たんか」
 追いかけてきた番人は、乱暴者を捕まえようとしました。オーマール王子は、番人の手を激しく突きのけて、王様とお妃の足元に、ぱったり倒れました。
「王様、お妃様、わたくしこそ、本当のオーマール王子です。お父様は、わたくしをき○がい扱いなさって酷いではありませんか。こんな恥ずかしい目に遭ったのは、生まれて初めてです。わたくしは、もう我慢出来ません。いっそ、死んだ方がマシです。さあ、殺して下さい」
 大臣たちはびっくりして、乱暴者の周りに駆け寄りました。番人は、乱暴者を捕まえて、外へ連れ出そうとしました。
 お妃は、驚いてその若者を見ました。番人たちが若者を引きずり出そうとすると、お妃は手を挙げて止めました。


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「まあ、ちょっとお待ちなさい。その男の顔を、よく見せて下さい」
 こう言って、お妃はもう一度、じいっと乱暴者の顔を見ました。しばらくして、お妃は嬉しそうに言いました。
「おう、この顔は、私が夢の中で見た王子と、そっくりの顔です。まだ一度も会ったことは無いけれど、この若者は王子に違いありません」
 お妃の言葉に、番人たちはびっくりして、捕まえていた手を放しました。
 王様は、かっとなって言いました。
「これは、なんという事だ。妃は、どうかしているのではないか。夢で本当の王子の顔を見たのだと……。そんな事があてになるものか。さあ、早くそのき○がいを縛っておけ」
 こういいつけてから、王様は厳かに言いました。
「私は確かな証拠で、王子を決める。この若い男は私の友人、エルフィ・ペイの剣を持ってきた。これが何より確かな証拠だ。だから、この若者が私の息子だ。私の王子じゃ」
 こう言って、王様はラパカーンを指さしました。
 すると、オーマール王子はわっと泣きながら叫びました。
「いいえ、違います。証拠の剣は、その男が盗んだのです。わたくしが眠っている間に盗み出して、まんまと王子に成りすましたのです」
 オーマールは、き○がいのように泣き叫びましたが、王様は聞こうともしません。ラパカーンを連れて奥へ入っていきました。オーマールはさっきよりももっと厳しく縛られて、狭い部屋に閉じ込められました。




~つづく~


※本文中にはき○がいなど、今日の人権擁護の見地に照らして不当・不適切と思われる語句や表現がありますが、作品発表当時の時代的背景を尊重し、(ほぼ)底本のままとしました(どこがや)。

 ラパカーンは町の外に出ると、気がウキウキしました。前からなりたいなりたいと思っていた王子様に、とうとうなれたからです。まだ、本当の王子さまではありませんが、格好だけは王子様にそっくりです。顔も姿も美しいし、言葉も上品です。
 ラパカーンがゆっくり歩いて行くと、よその国の人たちはびっくりしました。
「まあ、どこの国の王子様かしら。綺麗なお召し物だこと。立派なお姿だこと。でも、どうして、てくてく歩いていらっしゃるのかしら」
 人々は不思議がって、ラパカーンに尋ねました。
「あの、王子様、貴いご身分のお方が、どうして歩いて旅をしていらっしゃるのですか。馬やご家来は、どうしたのですか」
「いや、あの……それは、ちょっと訳があってね」
 ラパカーンは困って、口の中でむにゃむにゃ言って、誤魔化しました。
(なるほど、王子様がてくてく歩いているのは、変に見えるだろうな。よし、馬に乗ることにしよう)
 ラパカーンは、値段の安い馬を買いました。その馬はよぼよぼの、年寄り馬でしたので、今まで馬に乗ったことのないラパカーンでも、どうにか乗れました。
 ラパカーンは、その馬にムルバアという名を付けて、ぽくぽくと乗っていきました。
 ある日、田舎道を進んでいますと、後ろから、若い馬に乗った美しい若者が、ぱかぱかと威勢よく馬を走らせて、そばへ寄ってきました。
「やあ、こんにちは。いいお天気ですね。あなたも、一人で旅をしているんですか」
 美しい若者は、楽しそうに話しかけました、
「ええ、そうです」
 ラパカーンが答えますと、若者はニコニコして言いました。
「では、一緒に行きませんか。話をしながら行くと、遠い道でも退屈しませんからね」
「そうですね。一緒に参りましょう」
 ラパカーンは、その若者が美しくて上品なので、喜んで承知しました。
「あなたは、どこのお方ですか。僕はオーマールという者で、カイロの総督、エルフィ・ペイの甥です。このおじが死ぬ時に、ある事を僕に言いつけました。僕は言いつけられたことをするために、こうして旅をしているのですよ」
「そうですか。あなたは、本当に身分の高い方なんですね」
 ラパカーンは羨ましそうに言いました。すると、売る駆しいオーマールは笑って、
「君だって、その立派な服を着ているところを見ると、身分の高い人なんでしょう」
「ええ、それはそうですが、訳があって、私は名前を明かせません。私はただ、楽しみに旅をしているんですよ」
 ラパカーンは、こう言って誤魔化しました。
 二人は連れ立って歩いている内に、仲良しになって同じ宿に泊まりました。
 二日目の晩、ラパカーンはオーマールに尋ねました。
「あなたのおじさんの言いつけと言うのは、どんな事なのですか」
「それはね、とても不思議な事なのですよ。僕はおじさんの総督に、子供の頃から育てられたので、総督を、本当のお父さんだと思っていたのです。ところが、総督は死ぬ間際に、僕は、ある偉い王様の子供だと教えてくれたのです。その王様は僕が生まれた時、神様にお参りすると、悪いお告げがあったのです。『王子を御殿に置くと、必ず悪者に殺される。二十二になるまで、他所へ隠しておくがよい』。こういう事があったので、生まれたばかりの僕は、父の友達の総督に預けられたのだそうです。ところで間もなく二十二になるので、お父様に会いに行くのですよ」
「そうですか。貴方のお父様は、なんという名の王様ですか」
 ラパカーンは尋ねました。
 するとオーマールは首を振って、
「お父様の名前は知らないのです。ただ、この九月の四日に、ここから東の方にあるエル・ゼルルーヤーの円柱の下に行くのです。その円柱の下で待っている人に剣を渡して、僕は『あなたのお捜しになっている人はここにいます』と言うのです。もし、その人が『預言者マホメットに栄あれ、王子をお救い下さって有難う御座います』と言ったら、僕はその人について行きます。その人が、僕をお父様の所へ連れて行ってくれることになっているのです」
「それじゃ、あなたはもうじき、本当の王子様になれるんですね」
 ラパカーンは妬ましそうに言いました。目の前にいるオーマールが羨ましくてたまりません。
 オーマールは総督の所で幸せに暮らしてきたのに、まだそのうえ、王子様になれるのです。ラパカーンは腹が立ちました。
(僕とオーマールとどこが違うんだ。僕だって、オーマールに負けないくらい美しいし、上品な話し方が出来る。僕の方が、本当の王子様よりずっと王子様らしいよ。それなのに、あいつは本当の王子になれるのに、オレは王子様の真似をしているだけだ。一生いやしい、すかんぴんでいなければならないのだ。こんな酷い事があるもんか)
 オーマールの生き生きした目や、つんと高い鼻、静かな歩き方などを見ると、憎らしくてたまりませんでした。
 あくる朝、目が醒めると、オーマールはラパカーンの横ですやすや眠っていました。優しい口元は、今にもにっこり笑いだしそうです。きっと、幸せな夢を見ているのでしょう。帯には見事な剣をさしています。その剣は、王様に会う時の目印の剣です。
 その剣を見ると、ラパカーンは、むらむらと悪い心が起こりました。


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 ラパカーンは、抜き足、差し足、王子様に近寄って、その剣を抜き取ると、自分の腰に差しました。そして、こっそり部屋から抜け出すと、王子様の良く走る馬に飛び乗って、ぱしっと鞭を当てました。
 たっ、たっ、たっ、東をさして、まっしぐらに走りました。
 まもなく、王子様は目を覚ましました。
 気が付いてみると、帯にさしておいた剣がありません。一緒にいた友達もいなくなっています。
「しまった。盗まれたんだ。あの剣が無いと、お父様に会えない。ああ、どうしよう」
 王子は髪をかきむしって悔しがりましたが、もう、どうすることも出来ません。
 ラパカーンはよく走る馬で、百キロも先を全速力で飛ばしていたのです。




~つづく~

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 こんにちは、アカサカです。

 今日は休みでしたが、コロナの事も考えて中津で過ごしました(実の所、昼まで寝てたってのもあるんですが)。


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 出がけに一枚。中津城近くの公園ですが、こんなところあったのね……。

 小さな公園ですが、家族でお花見とかできそうです。


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 という訳で、中津城が見えてきました。

 例年なら桜の下でお弁当を広げるところですが……。


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 さすがに今日はモンスターエナジーを飲むだけで我慢しました(苦笑)。

 まぁ、この状況の中、お花見しようなんて酔狂な人たちも片手の指で足りる位でしたが(いたのかよ)。


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 ついでに中津城の画像もいくらか。

 サイトの方の『観光雑誌コーナー』内にも個別記事がありますので、宜しければそちらもどうぞ。


 石垣が左右で積み方が違いますが、「右側の石垣は、『折あらば天下人に』という野望を秘めた黒田義孝(如水)時代の本丸跡の石垣である。左側の石垣は、細川忠興(三斎)時代のもので、忠興自慢の石垣である。両時代とも花崗岩が多く使われている」(中津市教育委員会 中津の郷土史を語る会より)


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 中津城。

 そんなに大きなお城ではないです。(^ ^;)


「忠興は最初中津城を居城とし、弟の忠元を小倉城に置いた。慶長七年忠興は、居城を小倉城に変更し大規模な小倉城築城を始めた。元和元年(一六一五)一国一城令が出され、忠興は慶長年間より行っていた中津城の普請をいったん中止した。小倉城以外に、中津城も残されるよう老中に働きかけた結果、翌二年中津城の残置が決まった。元和六年(一六二〇)家督を細川忠利に譲った忠興は、翌七年中津城に移り、中津城や城下町の整備を本格的に行った。元和の一国一城令や忠興の隠居城としての性格のため、同年本丸と二の丸の間の堀を埋め、天主台を周囲と同じ高さに下げるよう命じている」(中津市教育委員会 中津の郷土史を語る会より)


 んで、中津城の程近くに……。


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 中津市歴史博物館なんてのがありました。

 いつの間にこんなもん出来てたんだ……。


 ただ、コロナの影響で3月2日から休館していましたけども


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 中津駅で『2枚きっぷ』を買った後、ゆめタウンのホビーゾーンで『食玩ベース』を買ってみました。

 名前の通り、主にバンダイが出してる食玩フィギュア向けのスタンドです。


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 内容はこんな感じ。

 二本のアームは接続することも出来ます。


 背景は『ビル』『メカ』『岩』の三種類がランダムで入ってるのですが、私のは『岩』でした。


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 取り敢えず近くにあった勇動のガイソーグで。

 なかなか良い感じです。


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 ビスは使われていませんが、なかなか保持力があります。

 御覧の通りレーザーウェーブの宇宙船モードや……


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 ポーズとピン穴の位置にも寄りますが、ヴォイジャークラスのTFでも保持できます。


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 一度寮に帰った後、いつものブックオフに言ったところ、figmaが増えてまして、未開封のヴィータさん(サースィさんの所の影響で敬称付けるのが癖になってる)があったので買ってきました。税込¥1,100です。

 前から置いてあった分もあるのですが、こちらは同じ未開封なのに税込¥1,650でした(苦笑)。


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 両手に花の図。

 実はヴィータさんは三つ目(二つ目は改造材料に使った)なのですが、なぜ今回買ったのかと言いますと、一つは『店舗日誌』の世界のヴィータ、もう一つは『月面配信』の世界のヴィータさんとして使おうかと思いまして……。


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 夕食はお馴染み、『かつや』のカツ丼とコロッケ、それから『こだわり酒場のレモンサワー(濃いめ)』です。


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 レモンサワーと言えば、昨日飲んだのですが、ペットボトル入りのサワーなんてのを目にしまして、物珍しさで買ってみました(笑)。


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 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 昨日、コメントの方でヨーグルトさんから6周年のお祝いコメントを頂きました。

 ジオシティーズが終了してから以来でしたので(今でもたまにTwitterでTFトイを簡単に紹介されてますが)、非常に驚くと同時に嬉しかったです。


 さて、今日からはまた『文庫本コーナー』で、ドイツのハウフ童話より中編、『にせ王子』を開始したいと思います。


 では、スタート!


にせ王子



(王子様はいいなあ。世の中には、色々な人がいるけど、王子様ほど美しくて、上品で、みんなからちやほやされる人はいないものなあ。オレも、王子様に生まれたらよかったのに)
 ラパカーンは、いつもこんなことを考えていました。ラパカーンは、洋服屋の職人ですが、りりしい王子様の姿に憧れていたのです。
 でも、ラパカーンは、怠け者ではありません。洋服の仕立てはとても上手で、朝から晩までせっせと働きます。洋服屋の大ぜいの職人の中でも、一番腕の良い職人でした。ただ、仲間の職人たちが、汚い服を着ていたり、下品な話をしたりするのが嫌いだったのです。
「オレは王子様のように、上品なのが好きだなあ。オレもどうかして、あんな身分の高い人になりたいなあ」
 ラパカーンは、縫物の手を動かしながら、しきりに考えました。
 仲間の職人たちは、それを見て、くすくす笑いました。
「おい、見ろ。ラパカーンの奴、また夢みたいな事、考えてるらしいぜ。変な奴だなあ」
 しかし、ラパカーンは、仲間が笑っていることなど気が付きません。王子様になれないなら、せめて、王子様の真似でもしてみたい、と思うようになりました。
 ラパカーンは、少ない月給の中から倹約をして、お金を貯めました。そのお金で立派な服を作って来てみました。ラパカーンは、顔立ちの美しい、背のすらりとした若者でしたので、新しい服はとてもよく似合いました。
 休みの日が来ると、ラパカーンはその服を着て教会へ行きました。お祈りが済んでも、真っ直ぐ店には帰りません。大通りや公園を、気取って歩き回りました。仲間の職人たちは、それを見て冷やかしました。
「やあ、ラパカーン、新調の服でおすましだね。どこの若旦那かと思ったよ」
 すると、ラパカーンはいやに丁寧に挨拶をして、すうっと歩いて行くのです。
 洋服屋の親方も、ラパカーンを見ると、大げさに手を広げて言いました。
「おや、どなた様かと思ったら、ラパカーンじゃないか。わしは、どこかの王子様かと思ったよ」
 親方の冗談を本気にして、ラパカーンは嬉しがりました。
「親方、本当に僕は、王子様に似ていますか。実は僕も、前からそう思っていたのですよ」
 と、真面目な顔で言いましたので、親方は呆れて、気が変なのじゃないかと思いました。でも、ラパカーンは仕事が上手ですし、良く働くので、大目に見ていました。
 ある日、洋服屋に、宮殿からお使いが来ました。王様の弟の礼服の繕いを頼みに来たのです。親方は、その仕事をラパカーンに言いつけました。
「ラパカーン、お前は手の込んだ仕事が上手だから、この礼服を繕ってくれ。念を入れて、丁寧に仕上げるのだぞ。大切なお客様なのだからな」
「はい、かしこまりました」
 ラパカーンは、美しい縫い取りのあるビロードの服を取り上げました。夕方になって、他の職人たちはみんな帰っていきましたが、ラパカーンだけは残っていました。繕いはとっくに済みましたが、美しい礼服を手から離すのが惜しかったのです。何というきらびやかな、美しい服でしょう。
「オレも、こんな素晴らしい服を着てみたいなあ。でも、似合うかな。ちょっと試しに着てみよう」
 ラパカーンは誰もいないので、そっと着てみました。すると、どうでしょう。まるで、自分の服みたいにぴったり合うのです。鏡に映してみると、とても凛々しく、立派に見えます。
「オレは、ほんとの王子様かもしれないな。親方もこの間、オレにそう言ったよ。お前は、どこかの王子様かも知れないよって……」


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 ラパカーンは、鏡の前を行ったり来たりしました。そうしている内に、いよいよ自分が本当の王子様のような気がしてきました。
「オレは、洋服屋の職人より、王子様の方が似あっているよ。そうだ。これから王子様になる事にしよう。こんな洋服屋で働いていたって、誰もオレを可愛がっちゃくれないし、ほめてもくれない。俺が綺麗な服を着たりすると、洋服屋の小僧のくせにと馬鹿にするだけだ。こんなケチな町から飛び出してやろう。そして、誰も知らないよその国へ行って、王子様になって暮らそう」
 ラパカーンは、そう決心しました。少しばかりのお金を持って、立派な服を着たまま、アレキサンドリアの門からこっそり出ていきました。その晩は真っ暗でしたので、誰にも見つかりませんでした。




~つづく~

2020.04.07 四人の音楽家

 サイトを更新しました。

 今日は『文庫本コーナー』に、ファイクエIIの第8話を掲載しています。


 今日の記事も、オーストリアの民話、『四人の音楽家』です。


 では、さっそくスタート!


四人の音楽家



 むかし、テロールという所に、四人の音楽家がいました。
 この人たちは、笛吹き、バイオリン弾き、チェロ弾き、太鼓叩きの四人が組になっていて、小さな楽団を作っていたのでした。
 しかし、みんなは、余り上手ではありません。テロールにいて音楽会を開いても、この町の人はあまり聞きに来てくれないので、お金が集まりません。
 みんなは、そこで相談して、旅に出かけて、あちらこちらと巡り歩き、演奏旅行をやろうと計画しました。
「ひとつ、僕たちの腕試しだ。まず、オーストリアの中心のにぎやかな町で、演奏会を開こうじゃないか」
 と、仲間の一人が言い出しました。
「だめ、だめ。僕たちの腕前じゃ、どの町へ行ったって、音楽界に集まってくれないよ」
「じゃあ、どこだっていい。食べさせて、泊めてくれりゃあ、そこで音楽会を開くとするさ」
「すると、僕たちは、バイオリンを弾きながら、オーストリア中、旅が出来るって訳だね」
 バイオリン弾きで、一番年下のローベルトは、旅行が出来るので大賛成です。
 相談が決まると、四人の楽団は出発しましたが、まるでちんどん屋の旅行と言った格好でした。
 四人の音楽家は、あちらこちらの町や村で、道端に立ったり、広場に立って演奏すると、帽子を回してお金をもらい、旅を続けてゆきました。
 秋の半ばを過ぎた頃、四人はランデルス山のふもとを通りかかりました。
 このランデルス山には、不思議な出来事があるという噂を、みんな道々聞かされていました。
 ニーデルの牧場の橋のたもとまで来ると、そこで一休みしました。もう日は暮れかけています。その時、四人の中で一番元気のいい一人が言いました。
「おい、どうだい、今夜の十二時に、赤ひげの王様にセレナーデを弾いて、お聞かせしたらどうだろう」
「これ、これ、滅多な事を言う出ないぞ。ここの王様じゃないか」
「そうだよ。このランデルス山にも、きっと山の王様がいるに違いない。この山には、どっさり宝物が隠されている、という事だ。王様に音楽を聞かせて、その褒美に宝物をもらおうという考えだ」
「そんな勝手な事を言って、王様が利いたら叱られるぞ。パウル」
 年の若いローベルトは、心配そうにランデルス山を見上げていました。山は深く、暗く、麓の森の中の色づいた木々が、まるで火を受けたように赤く見えていました。
 ローベルトが反対しても、みんなは宝物が欲しいので、王様の前でセレナーデを演奏しようと相談を決めました。
「地上の世界では、僕たちには幸せがやって来ないよ。この山で、ひとつ、運試しの四重奏をやろう」
 そして、ローベルトに、
「お前がいなくては、上手くいかないんだ」
 と、みんなの仲間入りをさせて、ランデルス山に出かけました。真夜中の十二時、ニーデル牧場の鐘を合図に四人は一斉に楽器を鳴らし始めました。
 ちょうど一曲弾き終わった時、目の前に明かりがついて、気が付くと、お供を連れた王女様がそこに立っていました。そして、自分についてくるようにと合図をしました。
 険しい道ですが、王女様がともす灯りに導かれ、ずんずん進んでゆくと、山の中にお城がありました。
 王女様の後について通された広間には、王様が、たくさんの家来に取り囲まれて座っていました。
「すぐ、演奏するように」
 という王女様の言いつけで、四人の楽師は王様に捧げる曲を力を込めて演奏しました。
 年をとった王様は、大変満足な様子で、楽師たちに食事を与えるように言いつけました。
 広間のカーテンが開かれると、テーブルの上に、どっさりご馳走が並んでいます。全て金の皿、銀のフォークにナイフ、水晶の壺に、美味しそうなお酒が入っていました。
「こんなご馳走は、生まれて初めてだ」
 と、パウルが言いました。
「こんな美味しいお酒も、生まれて初めてだ」
 と、ローベルトも言いました。
 見回すと、部屋一面に、金や銀の宝物がキラキラ輝いていました。
 食事がすむと、もう一曲演奏したのですが、今度もたいそうお褒めを頂きました。
 四人は、どんな褒美がもらえるかと待ち構えていました。ところが、いよいよ山を下りる時になって、出口で案内の小人から、緑の枝を一本ずつ渡されました。
「えっ、これが王様からのご褒美かい」
 慌てて案内の小人に尋ねようとすると、出口の石の扉が、ぎーっと閉まってしまいました。
「ランデルス山には不思議な事があると聞いていたが、あの王様が赤ひげの王様ってわけだな。しかし、この緑の枝が音楽のお礼とは、いったいどういう事だ」
 みんなは腹を立てて、渡された緑の枝を谷間に向かって投げ捨て、重い足を引きずって、山を下ってゆきました。
 この四人の内、年の若いローベルトだけは、緑の小枝を大切にして、家へ持って帰りました。そして、留守番をしていたお嫁さんに、ランデルス山の不思議な出来事を話して聞かせました。
「まあ、この枝がその時のご褒美なのですね。でも、あの山に、赤ひげの王様が住んでいるなんて、みんな魔法使いの人たちじゃあないのでしょうか」
 お嫁さんは枝を受け取って、緑の葉っぱに手を触れてみました。すると、持っている枝がだんだん重くなってきました。
「あら、どうしたのでしょう」
 ローベルトが受け取って、枝を調べてみました。
「やっ、これはどうした事だ。この木の枝は銀の枝だ」
「あら、あら、葉っぱがみんな金の葉に変わっていますよ」
「やっぱり、王様のご褒美は、大切に持って帰って良かったな」
 金の葉っぱは、一枚一枚お金に換えていっても、楽に一生暮らせるほどありました。
 それを聞いて、悔しがったのは他の三人でした。
「ローベルトの奴、上手い事をしたな」
「あの時、宝物の枝を谷間に捨てなければよかった」
「どうだい、もう一度出かけて、王様の前で演奏するか」
 と言いました。が、ローベルトは、もう四重奏の楽団には加わらず、宝物の枝で一生楽しく暮らしたという事です。




~おしまい~

 今晩は、アカサカです。


 アーツの方では、ついにと言うか今更ながらと言うか、ゾンビアクションレベルX-0も商品化が決定したようですね。逆を言えば、キルバスの商品化にもまだ望みがあるとも言えますが……。


 タイトルにもある通り、今回で私が持ってる『LVUR』シリーズの紹介は終わりです。次回からやっと『BCB』シリーズを紹介できます……(苦笑)。

『TFレジェンズ』も早く終わらせて、『POTP』に移らないとなぁ……。


 という訳で、さっそくスタート!


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ディケイド「ディケイドだ。今日は『LVUR(レベルアップライダー)シリーズ17 仮面ライダーパラドクスパーフェクトノックアウトゲーマー』を紹介するぞ!」


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ディケイド「パーフェクトノックアウトゲーマーは、パラドがゲーマドライバーとガシャットギアデュアルを使って変身した、パラドクスの強化形態だ。変身音声は『赤い拳強さ! 青いパズル連鎖! 赤と青の交差! パーフェクトノックアーウト!』だぞ」


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ディケイド「バストアップ。レベル50の時と違って、ライダーゲージが胸部に表示されている。レベルは99へとアップしたぞ」


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ディケイド「背中にはレベル50の時と同じくダイヤルが付いているが、こっちでは回転させることは出来ない」


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ディケイド「腕や足の横には、今までのLVURシリーズのフィギュアと同じく、ゲーマ装着用の凹穴が開いているぞ」


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ディケイド「腰垂れは軟質パーツ製で、足の可動範囲は見た目よりも広くとれるんだ」


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ディケイド「武器の『ガシャコンパラブレイガン』は軟質製だ。設定どおり、アックスモードと……」


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ディケイド「がんモードに変形させることが出来るぞ」


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ディケイド「手足の穴には、限定的ではあるが、これまで発売されたゲーマのアーマーを装着する事が出来る。説明書には載ってないけどな」


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ディケイド「パラドクスパーフェクトノックアウトゲーマーの紹介は以上だ! それじゃ、またな」

 トゥエクラニフに立ち込めていた暗雲はようやく消え、人々は数日ぶりに太陽を目にした。
 上空の黒い球体も活動を停止し、人々は不思議そうにそれを見上げていた。
 球体からほど近い、エスカモー村でも……
「うーん、どうなってんだろう!?」
「ふ~む……」
 リョートとオーイェ・ティが顔を見合わせる。
 いち早く気づいたオーイェ・ティが笑みを浮かべて呟いた。
「オーイェー。どうやら、また勇者によって世界が救われたようですね」


 広がる青空の下。
 いつものように、石川が家から飛び出してきた。
「行ってきまーす!」
 トーストを頬張りながら学校へと急ぐ。
「いけね、遅刻しちゃう!」
 通学路から見る町並みは、当たり前だが、すでに元の光景に戻っている。


 ガッ……


「うわっ!」
 急いでいたため、道端に落ちていた石につまづき、石川はバランスを崩して思わずひっくり返った。


 コロコロッ……


「いてて……」
 そのショックでポケットからキーホルダーのようなものが地面に飛び出す。
 それはガダメを呼ぶための眼球であった。
 あの後、三人はそれぞれ三魔爪の召喚アイテムを一つずつ持っていたのだ。
「あ……」
 慌てて拾い、グッと握りしめた。
(もう一月も経つのか……)
 石川は思い出していた。
 セルペン達との別れの時を――


 セルペンはまたも泣きべそをかいていた。
「セルペンちゃん……」
「テッチャンさん、いやっ! 別れたくないですぅ!」
 サクラがセルペンを優しく諭す。
「セルペンさん、私達がいったんトゥエクラニフに戻らないと、こっちの世界の次元バランスを崩してしまう事になるんですよ」
「いやっ、いやっ!」
 オータムも困ったように言う。
「セルペン、その内にまたきっと会えるよ」
「その内って、いつになるか分からないってことでしょう! もうセルペン、テッチャンさんと離れたくないんですぅ!」
「セルペンちゃん」
 石川が静かにセルペンの肩に手を置く。
「ずっと待ってるから」
「えっ!?」
「今度はおれが待ってるよ、セルペンちゃんとの再会の日を」
「テッチャンさん……」
「なに、だいじょぶ、だいじょぶ! 再会なんてすぐだよ! マージュII世やドクター・プラズマに次元の乱れを修正する機械を作ってもらえば済む事じゃない!」
「…………」
「ね、元気出してよ、セルペンちゃん!」
「はい」
 石川の笑顔に、セルペンはうつむきながらも、ようやく頷いた。そして、
「テッチャンさん!」
 突如、セルペンが石川に抱きついてきた。
「わっ……セ、セルペンちゃん……」
「セルペン、またすぐこっちに戻ってくるですぅ!」
「うん、ちゃんと待ってる。……それはともかく、セルペンちゃん力入れすぎ。かなり痛い……」
「だってだって、寂しいんですぅ!」
 セルペンの鯖折りに、石川の肋骨がきしみ始めた。
「あだだだだだだだだだだだだっ!? セルペンちゃん、ギブ! まじギブ!」
「愛されてるねー、テッちゃん」
「そうだね……」
 その光景を見て、岡野と上田が苦笑しながら頷きあっていた。
「勇者どの」
 背後にIII世や魔衝騎士達を従えたマージュII世が声をかける。
「今回は本当に有難う御座いました」
 マージュII世達が深々と頭を下げる。
「いやぁ、気にしない、気にしない」
 ようやくセルペンの鯖折りから脱出した石川が、せき込みながらも明るく答えた。
「倫理さん……私もまた会える日を楽しみにしています!」
「サクラちゃん……」
「盛彦、次に会う時まで、元気にしてなよ!」
「オータムもね!」
 上田と岡野も、それぞれサクラやオータムと、手短ながらも感慨深く再会を約束しあっていた。
「なにはともあれ、めでたしめでたしやな!」
「うむ」
「そうですね」
 ノーテンキに言うクレイに、ガダメとアーセンが微笑みを浮かべて頷いた。
「ガダメ、あんた達は向こうに帰ったらどうするの!?」
「我らか? 我らは、スパイドルナイト様がお戻りになるまで、責任をもってトゥエクラニフの平和を守っていくつもりだ。それが我ら、魔界騎士の使命だからな!」
「相変わらず硬いなぁ、ガダメはんは……」
「ま、ガダメらしいと、言えば、らしい、ですけどね」


 そうこうしている内に、六つのクリスタルのエネルギーが充填されてきたようだった。
 彼らの帰還は、このクリスタルのエネルギーを使って、マージュII世の空間転移魔法で行われることになっている。
「あ、そろそろ時間ですね」
「そうか。……それでは、始めよう」
 マージュII世が地面に巨大な魔法陣を出現させ、早口で呪文を唱え始める。
「テッチャンさん、またね!」
「うん、また!」
「向こうでも、元気で」
「また、こっちに来てね! 待ってるよ!」
「それではいくぞ」
 ひときわ大きな発光の後、セルペン達も、三魔爪も、ダークマジッカーの面々も消滅していた。
 それと同時に、周囲の景色が溶けるようにして、元の現実世界の風景へと戻っていく。
 気が付くと、石川達も普段の私服姿に戻っていた。
 今、また一つ冒険が終わったのだ。
「行っちゃったねぇ……」
「ああ。ま、永遠の別れって訳でもないんだし」
「それでも、いつか分からないって言うのは、ちょっときついかもなぁ……」
 セルペンの前では強がっていたものの、やはり、石川にとっても別れは寂しかったのだ。



 教室に到着した石川は、ランドセルを机に降ろすと中身を机の中に移し始める。
 もちろん、上田や岡野も登校してきている。
 見慣れた普段の始業前の風景だ。
 その時だった。


 ピシ……


「え……」
 石川は思わず席から立ち上がっていた。
 何もないはずの天井付近の空間で、何かが割れるような音が響いたのだ。
「ん、どしたの、テッちゃん?」
「おいおい」
 間違いなかった。岡野も気が付いたのか、その空間に空いた穴を指さした。
「上ちゃん、あれ!」
「……まさか、また!?」
 次の瞬間、穴からセルペン、サクラ、オータムの三人が飛び出してきたのだ。
「テッチャンさん!」
「セルペンちゃん! 早かったね!」
 石川は咄嗟にセルペンを受け止める。
「違う、そうじゃない!」
「そうです! 皆さん、今、トゥエクラニフで大変な事が起きているんです!」
「は?」
 突然の事に唖然となっているクラスメイト達をよそに、オータムとサクラがまくし立てた。
「悪いけど、すぐにこっちに来て!」
「いや、あのちょっと? せめて事情を話してくれないかな?」
「詳しい話はあとでします! とにかく、急いで下さい!」
 いつの間にか、石川達はセルペン達にガッチリと腕をつかまれている。
「このまま一気に行きますぅ!」
「う、うわっ!?」
 気が付くと、石川達は問答無用でトゥエクラニフに送られようとしていた。
「い、一体何がどうなってるんだよ!?」
 状況を飲み込めない三人をよそに、一同の身体は穴へと吸い込まれていった。
 クラスメイト達も、一様に目の前の光景を信じられないといった表情で一連の出来事を見守っていた。
「お、おれ達の平穏を、返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
 空間の狭間に、石川達の叫びがこだましているのであった。




~おしまい~


 はい、という訳で、小説版『ファイクエII』も今回で終わりです。


『II』を始めたのが2019年の3月18日、まだヤフブロが存在していた頃でした。(^ ^;)

 完結まで一年ちょっとかかりましたが、次は一気に飛んで『V』辺りを小説化したいなぁ、と思っています。『III』もいずれは小説化したいのですが、さすがに石川達のシリーズが続くとマンネリになりそうですし……。


 とは言え、ガダメやクレイの過去を描いた外伝も構想はあるので、そちらもいずれは形にしていきたいと思っています。


 それでは、これまで小説版『ファイクエII』にお付き合い下さり、有難う御座いました!



 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 さて、今日は昨日の続きで小説版『ファイクエII』となります。

 次回はいよいよエピローグの予定です。


 なお、前回はコチラ


 では、本文スタート!


 一方、地上での戦いもいまだ続いていた。
「はぁぁぁぁぁっ!」
 石川が跳躍し、ナイトキラーのボディに斬りつける。


 ガキィィィン!


 だが、やはり空しく弾かれるのみだ。
「クッ……」
「なんてこった! こうなったら……」
 上田が目を閉じて、魔力を集中させる。
 上田の右手に青白い光が、左手に赤い光が発生する。
 そのまま両手を合わせると、相反したエネルギーのスパークが巻き起こる。
「無駄だ! 死ぬがよい!」
 ナイトキラーが、その巨大な足を振り下ろした。
 それが念を込めている上田を直撃しようとした時、咄嗟に岡野が飛び出した。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 足は岡野の両手によって、彼らの頭上で止められている。
「すごい、岡ちゃん!」
 石川が感心して叫ぶが、岡野は止めただけであり、状況は岡野に不利だ。
「押しつぶしてくれる!」
 ナイトキラーはぐいぐいと力を増してくる。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
 岡野は必死に耐えながら叫んだ。
「上ちゃん、頼むぜ!」
 その声に応えるように、上田がキッと目を見開いた。
「極大光熱呪文……ブリザレム!」


 シュゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!


 上田が両手を突き出すと、渦を巻いた赤と青のエネルギーが飛び出し、スパークをまとってナイトキラーに突っ込んでいく。


 ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!


 ブリザレムの直撃を受けたナイトキラーは、全身をすさまじいエネルギーに蹂躙されていた。
「どうだ! ……ええっ!?」


 ガシィィィィィィィィィィィィィィィィィン!


 突然、ナイトキラーの左腕から巨大な刃が発射され、石川達のすぐそばの地面に突き刺さる。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 石川達は直撃こそ避けられたものの、衝撃で大きく飛ばされ、地面に叩きつけられた。
「ま、まさか……」
 必死に上田が半身を起こして、ナイトキラーを見つめ、信じられないといった表情をする。
 上田の最強呪文であるブリザレム。
 それはかつて、あの魔爪竜にされ大きなダメージを与えた、トゥエクラニフでも五指に入るほどの強力な呪文である。
 それを受けても、ナイトキラーはほとんど無傷だったのだ。
「ふははははははははははははははっ! なかなか強力な魔法だったようだが、この私にダメージを与えるには力不足だったようだな!」
 勝ち誇ったように、ナイトキラーが右腕の砲塔を石川達に向けた。
 放電の中、ナイトキラーの砲塔にエネルギーが集中していく。
 全員、地面に叩きつけられたダメージが大きく、満足に動くことも出来ない。
 もはや絶体絶命。



 制御装置の防御兵器はあらかた沈黙していた。
 魔爪竜も魔法力をとっくの昔に使い果たし、後はもっぱら尾や火炎による攻撃で相手を破壊していた。
 攻撃の間中、魔爪竜は一歩たりともその場を動かなかった。
 サクラたちの作業の間、盾に徹したのだ。
 一方、オータムとセルペンも、メタルゴーレムの最後の一体を倒していた。
「はあはあはあ……」
 息が荒い。
 二人はヘナヘナとその場に座り込んでしまう。
「大丈夫か!?」
 マージュII世が声をかける。
「ああ……オッサンは!?」
「私の方の作業は終わった。あとは彼女が……」
 と、サクラの方を向き直った時だった。
 倒したと思ったショットアーマーの一体が、銃弾を発射したのだ。
「うぐっ!」
 マージュII世が肩を撃ち抜かれ、その場に崩れ落ちる。
「このっ!」
 オータムが投げナイフを投げつけた。
 ほぼ同時にショットアーマーが二度目の銃撃を行った。
「うっ……!」
 銃弾はオータムの左足をかすめる。
 が、投げナイフはショットアーマーのむき出しの回路を切断していた。
 小さなスパークが起こり、今度こそショットアーマーは沈黙した。
「オッサン!」
「マージュII世様!」
 オータムはセルペンに支えられながらマージュII世に近づき、慌てて抱き起した。
「わ、私は大丈夫だ……。それよりも何としてもあの悪魔を……」
 そのままガクリと気絶する。
 ちょうど同じ時、


 ズズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……


 けたたましい音が響き、魔爪竜が力尽きたようにゆっくりとあお向けに倒れ込んだ。
「ガダメ様! クレイ様! アーセン様!」
 セルペンが驚愕の表情で叫ぶ。
 だが、魔爪竜の三つの首からはどれも反応はない。
「嘘ですよね……!? あなた達が、こんなことで死んだりしませんよね……!?」
 半ば絶望的な状況の中、凛とした力強い声が響いた。
「終わりました!」
 やつれた表情ながら、瞳に強い意志を灯してサクラが叫んだ。
「今から装置を逆転させます!」
「サクラ、早く!」
 サクラは大きく頷くと、レバーに手をかける。
「ナイトキラー、再び闇にお還りなさい!」
 逆転のスイッチが今、入れられた。



 ナイトキラーを中心にスパークが立ち込める中、三人は必死にナイトキラーをにらみつけていた。
「死ねっ、勇者ども!」
 ナイトキラーが、集中したエネルギーを発射しようと砲塔を振り下ろす。
 だが、その時だった。


 カァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!


 石九小の校舎から、白、黒、赤、青、黄、緑の六色の光がほとばしり、石川達を包み込む。
「なにっ!?」
 ナイトキラーが驚きの声を上げる。
「これは!?」
 三人はまばゆい光に包まれ、ナイトキラーは思わず顔をそむけた。
 さらに、周囲のスパークが突然やんでしまう。
「どういう事だ!?」
 次の瞬間、ナイトキラーを取り巻いていたスパークが恐るべき勢いで結界に吸収され始めた。
「こんなバカな!」


 制御装置は猛烈な勢いで逆回転していた。
 そのあまりの勢いに、あちこちで放電がほとばしり、煙を噴き出し始める。
 やがて、小さな爆発音が響き、回路の一部が吹き飛んだ。
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
 その爆発の影響でサクラは大きく吹き飛ばされ、床に叩きつけられた。


 ナイトキラーからのエネルギー放電はますます激しくなり、結界内はエネルギーの嵐となる。
「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 私の身体からエネルギーが! パワーが!」
 一方、まばゆい光の中で、石川達の鎧に変化が起こっていた。
 石川の全身は、鏡のような光沢を持った青い鎧に包まれ、上田は大魔導士を連想させるようなローブをまとっていた。
 岡野の身体にも、動きを制限しない、それでいて白銀の輝きを持ったプロテクターが全身に装着されていた。
 さらに、


 パァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!


 六色の光は、それぞれ各所に散っていった。
 黄色の光は五郎川団地へ、青い光は壱の松原へ、緑の光はバピロスへ、赤い光はクリーンファクトリーへ、白い光は愛石神社へ、そして黒い光は、この石九小の中庭へと飛んでいく。
 愛石神社へ到達した光は地面へと走り、大地を砕いた。
 すると、その中から起き上がった者がいたのだ。
 両肩にタイヤを備えた大柄な騎士と、全身にドリルを備えた騎士――
 そう。それは石川達に倒されたはずの、魔衝騎士フライールとガクホーンだった。
「むうっ!?」
「我らを呼ぶのは誰だ!?」


 同じように、五郎川団地に到達した光の中からはゴールディが――
 壱の松原に到達した光の中からはシルバーンが――
 バピロスの光からはスピアーが――
 クリーンファクトリーの光からはニッキーが――
 そして石九小の光からは、ギョクカイゼル達とフゴマー十兄弟、そして四次元ナイトがそれぞれ復活を遂げていた。
 各地で復活を遂げた魔衝騎士達は、エネルギー体となって次々と石九小の校舎へと飛んでくる。
 そしてそのままナイトキラーの周囲を包み込むと、ナイトキラーの身体へと吸い込まれていった。
 その途端、ナイトキラーのボディがまばゆい光に包まれ、その動きが止まってしまった。
「これは!?」
 不思議がる石川に、真っ先に気づいた上田が叫ぶ。
「魔衝騎士達だ!」
 それを聞いて、岡野がけげんな表情をする。
「どういう事だ……?」
「魔衝騎士たちも、本当はガダメ達みたいに、正義の騎士だったんだよ!」
 その時、ナイトキラーのボディから声が響いた。
 四次元ナイトの声である。
「さあ、勇者たち。今のうちに、ナイトキラーを倒すのだ」
 その言葉に、石川が驚きの表情を浮かべて叫んだ。
「けど、そしたらあんた達が!」
「早く! ナイトキラーの動きを封じるのにも限界がある。今を逃せば、ナイトキラーを倒すことは、永遠に出来ぬ!」
「少年たち、早く!」
「勇者たち、頼むアルよ!」
 魔衝騎士達が次々と叫ぶ。
「テッちゃん……」
 上田が不安そうに石川の顔を覗き込んだ。
 石川は目を閉じてグッと考え込んでいたが、やがて決意の表情を浮かべて叫んだ。
「上ちゃん、岡ちゃん、閃光の波動だ! イチかバチか奴の頭を狙う!」
「よぉぉぉぉぉぉし!」
 上田達も頷くと、三人は一気に上空へと飛んだ。
 三人の合わさった手から、膨大な魔力がほとばしる。
「閃光の……波動!」


 ズォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!


 突き出した掌から、三色の光が飛び出す。
 青、黄色、そして緑。
 それらの光は渦を巻き、螺旋状になってナイトキラーへと向かっていった。
 対してナイトキラーも、必死になって右腕、そして両肩の全ての砲塔を石川達の方へと向ける。
「これでも……喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
 ナイトキラーもまた、次の一撃に残ったすべてのエネルギーをつぎ込んだのだ。
 ナイトキラーの砲塔から、強力な荷電粒子が渦巻き状に放射される。
 二つの膨大なエネルギーは空中で激突し、互いに押し合う形となった。
 が、次の瞬間、閃光の波動がナイトキラーの荷電粒子砲を打ち破り、その顔面へと炸裂する。
「ぐおおおおおおおおおおっ!」
 ナイトキラーはその威力に全力で耐えていた。
 一方で、石川達も押し切ろうと、さらに魔力を込める。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 ついに、閃光の波動がナイトキラーの防御力を打ち破った瞬間だった。
 三色の光は、ナイトキラーの頭部を吹き飛ばして、結界の外まで飛んでいく。
 頭部を失ったナイトキラーの巨大なボディはすさまじいスパークの後、大爆発を引き起こした。
 爆発の中で、あの邪悪な黒い意志がバラバラに散っていくのを石川達は見た。
「魔衝騎士……」
 心配そうに石川が呟く。
 が、次の瞬間、ナイトキラーがいた場所から無数の光球が飛び出した。
 その中には、魔衝騎士たちや四次元ナイトが五体満足な姿で浮かんでいる。
「ああっ!」
 三人の顔がパッと明るくなる。
 無数の光球は、三人を祝福するかのように、その周囲を飛び回っていた。




~つづく~

 今日はアメブロの方に、昨日買ってきたスタジオシリーズ・スカベンジャーの記事をちょっと書いてきました。

 こちらの方は、小説版『ファイクエII』の続きです。

 一応、今回から最終話の予定です。


 では、スタート!


 果たしていくつ目の関門であろう。
 強力な魔法引力がガダメ達とクレイ・タンクを襲い、溶岩の海に引き込もうとしていた。
 以前、石川達が戦ったエセヌ兄弟の魔法を、機械で再現したものだ。
「でやーっ!」
 ガダメが一気にその引力の方向に向かって走った。
「ガダメ、無茶です!」
 だが、ガダメの頭の中では、武術家の本能と言うべき戦闘の勘が告げていた。
 この危機を脱するにはこれしかないと。
「ガダメはん!?」
「クレイ、アーセン、黙って見ていろ!」
 引力により加速がついたガダメは、一気に跳躍する。
 狙いは壁にある引力発生装置。
 一歩間違えれば、目の前にある溶岩の海に叩き落される。
 クレイ・タンクも逃れようと車輪をフル回転させているが、少しも前に進んでいない。
 むしろ徐々に溶岩の海に招き寄せられている。
 その打開策としてガダメが選んだのが、この強攻であった。
「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 ガダメの強烈なキックが引力発生装置にさく裂した。
 バチッ…と火花が散って装置は破壊され、ガダメはキックの反動で一気に溶岩の海を飛び越えた。
「ふぅ……全く、手こずらせおって!」
「これ、いくつ目、だったでしょう!?」
 関門の数は三百を超えたところで数えるのをやめてしまったのだ。
 だが、それらのすさまじさは彼らが負った傷が物語っていた。
「ガダメはん、あれっ!」
 クレイが叫ぶ。
 前方に巨大なドアが見えていた。
「あそこだ! あそこが制御室だ!」
 マージュII世が興奮して叫ぶ。
「分かりました!」
 アーセンが頷き、魔力を集中させる。


 グー・ダッ・ガー・バク・レイ・ゲム!
(大気よ、唸り弾けろ!)


「爆裂呪文・ボンバー!」
 アーセンの爆裂呪文が、ドアを吹き飛ばした。
 一同は制御室の中へと侵入する。
「これが……」
 サクラの目は部屋の中央にそびえる巨大な制御装置を捕らえていた。
「あそこです!」
 オータムとセルペンが頷いて、制御装置に向かって走り出した。
 その時だった。


 ガシャ……


 天井、床、壁……部屋のあちこちからハリネズミのように無数の砲塔が現れて、彼女たちに狙いを定める。
「いかん!」
 マージュII世が叫ぶが、砲塔に気づいていたのは彼だけではなかった。
「やらせぬぞ! クレイ! アーセン!」
「はいな!」
「はい!」
 サクラ達を守るように三魔爪達がその前に立ち塞がった。
「魔界変幻!」
 三人が叫ぶと同時に、彼らの身体が溶けるように混じりあって、瞬時に巨大な三つ首竜が出現していた。
 そう。かつて、石川達を全滅寸前までに追い込んだ、彼ら三魔爪の最強戦闘形態、魔爪竜である。
 魔爪竜は自分の身体を盾として、砲撃からセルペン達を守った。
「ガダメ様! クレイ様! アーセン様!」
「ぬぅ!」
 魔爪竜は闇雲に火を吹き、呪文を唱える。
 瞬く間に前方の砲塔群が吹き飛んだ。
「今だ! ゆけ!」
「分かりました!」
 ガダメの声に、セルペン達は再び走り出す。
 生き残った砲塔群が、次々に彼女達に狙いを定める。
 が、ほとんどが発射の直前に魔爪竜の尾や足の一撃を受けて沈黙した。
「へっ、やらせへんで!」
 突如、床が大きく開き、無数のミサイルが発射される。
「なにっ!?」
 それは正確に魔爪竜とサクラ達に襲い掛かった。
「やれせへんって言うたやろ!」
「クレイ!」
 右腕をムチ状に変化させ、魔爪竜はサクラ達に向かうミサイル群に砲塔の残骸を叩き込んだ。
 ミサイルは次々と誘爆し、彼女たちに被害はない。
 だが、魔爪竜自身はミサイルの直撃を受けて大きく吹き飛ばされた。
 ようやく制御装置に到達したオータム達が振り向く。
「ガダメ、クレイ、アーセン!」
「我らに構うな! 今のうちに装置を逆転させろ!」
「でも!」
「まだまだ、来ますよ!」
 一体どれだけの兵器が仕掛けられているのか、新たな兵器群が次々と部屋のあちこちに顔を出す。
 魔爪竜は制御装置の前に転がり込むと、
「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 兵器群に向かって火炎と呪文を叩き込んだ。
 防御兵器も次々と始動し、魔爪竜を狙い撃つ。
 凄まじい死闘が展開された。
「ガダメ様……」
「さ、セルペンさん!」
「こっちだ!」
 流れ弾の飛び交う中、サクラ達四人は制御装置に近づいていく。
「きゃっ!」
 銃弾がかすめ、サクラが眼鏡を弾き飛ばされるが、もはやそんな事には構っていられない。
「ここだ!」
 ようやく制御パネルにたどり着き、サクラとマージュII世は作業を開始した。
「はっ!」
 殺気を感じ、オータムが飛び蹴りを放つ。
 すぐそばまで近づいていたジェネラルが吹っ飛んだ。
 侵入者迎撃用に配置されていたメタルゴーレムやアーマー、ガーディアンなどが次々と現れる。
 石川達からすれば何という事は無い相手だが、彼らよりもレベルに差があるオータム達にとっては、十分な脅威だ。
 メタルゴーレム達は次々とその数を増やしていく。
「やらせないよ!」
「絶対に、サクラさん達を守るですぅ!」
 オータムとセルペンは、必死になってメタルゴーレム達との戦いを開始した。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 魔爪竜も仁王立ちになって、次々と襲い掛かる防御兵器に攻撃を加えていた。




~つづく~

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 今晩は、アカサカです。

 実は今日で、ウチのサイトは開設6周年を向かえました! これからも10年、20年目指して頑張っていきたいと思います(笑)。



 さて、先日出演させて頂いたいちご大福さんの和みラジオの、私の参加回の動画版と未公開トークが本日公開されましたので、URLを貼っておきます(笑)。


動画版URL↓

https://www.nicovideo.jp/watch/sm36607684


放送後未公開トーク↓

https://www.nicovideo.jp/watch/sm36608018


 未公開トークの方は私も今回初めて聞きましたが(生放送の方はタイムシフトで拝見した)、いちご大福さんが編集して下さったのか、会話のタイムラグがだいぶ少なくなってますね。



 さてさて、昨日は遅番で、今日は休みだったため、始発のソニックで半月ぶりに実家に帰ってきました。

 と言うのも、とある目的がありまして……。


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 ソニックの車内で朝食。

 大盛りの塩焼きそばにしてみました。


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 で、実家に帰ってきた理由と言うのがコレ。

『ジェネレーションズセレクト』の、ネメプラの支払期限が6日、シーコンズの期限が10日で、次は14日くらいまで帰れそうになかったので……


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 今日は久々の地元なので、食事はこちらにしか無いお店にしようと思っていました。


 お昼は『丸源ラーメン』で。


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 いつも通り野沢菜醤をつまみながら料理を待とうと思っていたら……。


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 もう来ました。早ッ!Σ(°Д°)


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 ラーメンは醤油ラーメンの粉落としです。

 麺はちぢれ麺。


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 炒飯セットにしたので、鉄板玉子チャーハンも。

 名前の通り鉄板に乗った炒飯で、店員さんが客席で溶き卵を落としてくれます。

 それを……


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 炒飯とよ~く混ぜ混ぜして完成。


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 さて、ここで揚げニンニクです。


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 折角なので、炒飯にも混ぜてみました。


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 ラーメンにもたっぷりと……。

 醤油ラーメンには、生のおろしニンニクよりフライドガーリックの方が合いますね。


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 ご馳走様でした。


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 その後は、木の葉モールに寄りました。


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 1階のサンリブ側では手芸品の物産展をやってました。

 いつもならここから地下鉄で天神に行くのですが、さすがに今の時期、そんな勇気はありません(苦笑)。


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 そこから室見川を渡ってヤマダ電機へ。

 支払いの事が無ければ、今日は中津城の辺りで花見したかったんですけどねぇ。一人で。


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 ヤマダ電機で用事を済ませた後は、ユニードだった原ダイエーなSATYの元イオン原店の跡地へ。

 新しい建物(一応、イオンが継続して営業するそうです)の建設が始まっていました。


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 喉が渇いたので、近くの激安自販機でピーチネクターを買いましたよ。


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 夕食はマリナタウンのショッパーズモールへ。


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 やっぱりこちらにしかない、牧のうどんです。


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 肉うどんとかしわご飯にしました。

 ねぎや冷たいスープは今までのセルフサービスから、従業員の方が入れる方式になっていました。こんなところにもコロナの影響が……


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 その後はいつものアピロスなダイエー福重だった元イオン福重店のMEGAドンキで晩酌のお酒とおつまみを買ってきました。


 最近見てるYouTubeの動画で、動画主の方がワサビ好きな影響か、ワサビ味のやつを……。

 ちなみにその動画、スズメバチや芋虫を素揚げにして食べたりする動画も多いので、かなり見る人間を選ぶシリーズです(苦笑)。


 さて、それではこの半月の間に届いたものや、今日買ってきたもの等を。


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 まずはアーツのビルド・タンクタンク。

 前回のラビットラビットからだいぶ間が空きました。


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 んで、このタンクタンク、下半身が変形したタンクパーツが付属してるんですが……。


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 下半身を差し替えるかと思いきや、中で正座させるという方式でした(笑)。

 ビルド劇中でも、戦兎、中でこんな体勢になってんじゃねーだろーな(爆)。


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 続いては『シージ』のネメシスプライム。

 シージの商品ですが、コンボイ(オプティマス)と違って汚し塗装はありません。


 因みにパッケージは専用の物が作られてましたが、説明書はコンボイのがそのまま入っていました。


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 このネメプラ、シールドアックスが削除された一方、ブラックコンボイの象徴ともいえる剣が付属しています。元はTR版アルファートリンの剣のリカラーです。国内では、他にマグナコンボイの剣にも流用されましたね。


 ただこれ、グリップまで黒で塗装されてるので、塗装ハゲが怖いです……(汗)。

 極力持たせまい。


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 同じくヴォイジャークラスである、ヘケヘケ版ネメシスプライムと。

 ……このシージ型で、あと一回くらいSGオプ出さないかなぁ。レーザーオプ型は小さいんだよなぁ(どっちにしてもSGオプはどっちも持ってませんけど)。


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 直近のネメシスプライムであるPOTP版と。

 こちらはリーダークラスなので、シージ版よりも大きいですが、カラーリングは似通っています。ただしこちらはリデコされていて、顔や武器が元のPOTPコンボイから変更されています。


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 ビークルモードはセイバートロントラック。

 武器は合体させられるので、余剰なく後部に接続させることが出来ます。


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 でもって、シーコンズのオーバーバイト(左)とテンタキル(右)。

 ジェネレーションズセレクト版シーコンズ、最後の二体です。


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 テンタキル。

 毎度ながら物凄い面構えです(笑)。


 G1版は10本の足の内二本は尻尾のようになっていたのですが、こちらは全部触腕になっています。


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 オーバーバイト。

 POTP版リッパースナッパーのリデコです。


 同じシャークモンスターだからか、ぱっと見でリデコ元が分かる感じですが、リッパースナッパーに比べてシャープになっています。


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 玩具オリジナルのロボットモード。


 テンタキルはどう見てもバケモノなビーストモードから、スマートなロボットになります。

 スラッとした女性的にも見えるラインから、やっぱりゴッドネプチューンも出す予定があるのかなぁ。合体剣はロブクロウの斧が無くても成立するようになってるし。


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 最後はスタジオシリーズのスカベンジャー。

 今月分のコンストラクティコンです。


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 リーダークラス商品なので、御覧の通りかなりデカいです。


 ちなみに『スカベンジャー』として商品化されたのは、EZコレクションや旧デバステーターのパーツ(ロボットモード無し)を除けばこれが初です。

 ええ、『リベンジ』期に出たのは、あくまで『デモリッシャー』という同型の別人ですから。


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 ビークルモードは巨大なパワーショベル。

 どれくらいのサイズなのかと言うと……。


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 人間用のステップがこのサイズ。

 ロングハウルといい、アメリカの重機はスケールが違いますね。


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 ショッパーズモールでは、たまたまガチャの『伝説の宝箱SP』を見つけたので、回してきました。

 目的は『パンドラボックス』と『ヒヒイロカネ』でしたが、結果は財宝×2とパンドラボックスでした。

 まぁ、欲しいのが一つは出たからいいか……。


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 さて、シーコンズがついに揃いましたので……。


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タートラー「合体!」


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タートラー「キンンンンンンンング、ポセイドン!」


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ガキョン! ガキョン!


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ギュォォォ……


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ガキン!


KingPoseidon-6.JPG


ガキン!


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ズォォォォォ……


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ガシッ!


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ズバァァァァァァァァァァン!


 という訳で、キングポセイドンの合体シーンを再現してみました(笑)。


2020-4-2-40.JPG


 それから、ウチでもついにスクランブル7が完成しました。

 何度かよそで見た画像では、足の甲もキングポセイドンを使ってるものが多かったですが、メナゾールとブルーティカスの物を使うのが正解です。


 今度はスクランブル7の合体シーンなどを再現したいと思っています。


2020-4-2-41.JPG


 公式でもアナウンスされてますが、ターゲットマスターモードのシーコンズが重すぎて保持できません(苦笑)。


2020-4-2-42.JPG


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

2020.04.01 ふしぎな馬

 サイトを更新しました。

 今日は『テレビ雑誌コーナー』です。


 本文の方は、オーストリアの民話、『ふしぎな馬』をお送りします。


 では、さっそくスタート!


ふしぎな馬



 昔、三十年戦争(1618~48年、ドイツを中心にして起こった宗教戦争)の頃のお話です。ドナウ川の近くのフィリンゲンに、一人のお坊さんが住んでいました。
 このお坊さんは学問が出来るだけでなく、魔法を使う事も上手でした。
 ある晩、お坊さんはベッドに入って、ふと、こんなことを思いつきました。
「今年の畑の仕事は、私一人では間に合うまい。馬を作って手伝わせることにしよう」
 お寺の後ろには、広い麦畑があって、もう取り入れを待つばかり。麦の穂は、真っ黄色に熟れていました。
「馬が出来上がるまでには、四、五日はかかるだろう。明日から大急ぎで作らねばなるまい」
 翌朝、お坊さんは起き出すと、物置小屋に入り込んで、麦わらを束ねたり、縛ったりして、馬を作り始めました。
 お坊さんが麦わらで馬の形を仕上げてゆくうちに、四日目のお昼ごろ、
「これで出来上がった」
 と言って、ぽんと首を付けると、両手の上に乗るほどの、可愛い小馬が出来上がっていました。
 しかし、こんな小さな麦わらの馬が、どうして畑仕事を手伝えるのでしょう。麦畑に連れて行っても、何の働きも出来ないはずですが……。
 お坊さんは、麦わらで作った小さな馬を馬小屋に連れて行きました。それから、そっと辺りを見回して、誰もいないのを確かめると、口の中で短い呪文を唱えたのです。
 今度はわらの馬に、ふーっと息を吹っかけました。すると、あの手の上に乗るような小さな馬が、風船でも膨らむように、見る見る大きくなって、本当の馬と同じ背丈になりました。
 お坊さんはそこで手を伸ばして、馬のたてがみを撫でてやると、いきなり、
「ヒ、ヒーン」
 と、いなないて、身体を動かし始めました。そして、飼い葉おけに首を突っ込むと、ぱくぱく馬草を食べ始めました。
 このお坊さんの魔法を、こっそり見ていた者がありました。それは、ユダヤ人の商人でした。
「よし、あの馬を買い取って、お坊さんの魔法を盗んでやろう」
 それから一月ほど経つと、この商人が、お寺を訪ねてきました。
 麦の取入れは終わっていて、お坊さんの作った小馬は馬小屋に繋がれています。
「お坊さん、私にこの馬を売って下さいませんか」
「いいですとも、この馬はね、とてもよく働きますよ。可愛がって育ててやって下さい」
 商人はお金を払って馬を連れて行こうとすると、お坊さんが呼び止めました。
「この馬には、カラスムギを食べさせてはいけませんよ。それから、水の中へは決して入れてはいけません」
「はい、はい。約束は守ります」
 商人は馬を連れてゆくと、途中でブリーク川の側に来ました。
「あのお坊さんは、この馬を水の中へ入れてはいけない、と言っていた。水に入れると秘密が分かるから、あんなことを言ったに違いない」
 お坊さんの魔法を知りたいと思っている商人は、馬の背に乗って、川の中へ入ってゆきました。
 川の真ん中まで来た時、馬が、ずぶ、ずぶ、ずぶ、と沈み始めました。
「え、えっ、これは、一体どうしたというのだ」
 よく見ると、馬がいつの間にか、一束のわらに変わっていて、商人はそれをまたいで川の中にいるのでした。
「大変だ」
 やっとのことで岸に這い上がりましたが、高いお金を出して買った馬がわら束に変わったのですから、商人は腹が立って仕方がありません。お坊さんとの約束を守らなかったのに、自分が騙されたとばかり思いこみ、
「よし、もう一度引っ返して、馬がわらに変わったと言ってお金を取り返してやろう」
 ユダヤの商人は、大急ぎで寺に戻ってきました。
 お寺の門を叩いても、玄関で大きな声で怒鳴っても、お坊さんは出てきません。商人が部屋に入り込んでみると、お坊さんはベッドの上で大の字になって、ぐう、ぐう、大いびきです。
「お坊さん、起きて下さいよ。大変なんです。私の買った馬が、わら束に変わってしまったのですよ」
 いくら怒鳴っても、お坊さんが起きないので、
「寝た真似をしていても、私は馬のお金は返してもらいますからね」
 手を伸ばして寝ているお坊さんの足を引っ張ると、おや、どうしたのでしょう、足がすっぽり抜けてしまいました。
 ユダヤ人の商人は大慌てです。
「大変な事をした。足を元通りにしろと言って訴えられるかもしれない」
 足をつかんだまま、ブリーク川の側へ来てよく見ると、それは足ではなく、一本のほうきでした。


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 ユダヤ人の商人は、もう一度駆け戻ってみました。寺のあった所は一面の草原で、その草の上を、さやさやと涼しい風が吹き抜けていきました。
 手に持ったほうきは、と見ると、一束の草の穂に変わっていました。




~おしまい~