どうも、こんにちは。
アカサカです。
昨日書いた通り、今日は『ブロクエ アナザー』の記事で行こうと思います。
まずはスタート地点。
サースィさんルートで始めたシチュエーションです。
ひとまず、T2さん、サースィさんを主人公に選んだ場合の私(アカサカ)加入のイベントを完成させました。
てな感じで。
残りはT2さんとサースィさんのイベントを同じようにして作らないといけない他、それぞれの開始時のイベントもまだ(私も含めて)なので、これから作らないといけません。
んで、お次は……。
『旅立ちの塔』の会話。
ここで謎の老人から、今回の冒険の目的を聞きます。
あぶら超人さんの時のイベントの経験から、そろそろ容量が埋まるかと思っていましたが、意外に文章を入れられてます。
この会話文ももうちょっと続きを書かないといけませんし……。もうちょっと内容を吟味して、「どうしてゲームの世界に閉じ込められたか」の説明もしないといけませんね。
で、一つ目のダンジョンですが、『ジコチューケイブ』と名付けました。『ケイブ』は『洞窟』の意です。
宝箱のイベントも作ってみたり。
んで、ボスのイベントも(やっと)作りました。
やたらとメタな発言が出てきます。(^ ^;)
ジコチューらしく、言ってる事は自己中です。
という訳で、原典には存在しない、オリジナルの『ヤギジコチュー』。グラフィックはサンプルゲームのボスグラで唯一ハブられたカプリコーン型のを使いました。
倒すと『弁当』が手に入ります。
これをジコチューケイブのすぐ西にある『物産館』にいる……
通せんぼしている空腹の女の子に上げると、どいてくれて次のエリア(あぶら超人さんのエリア)に行けるようになります。
さて、タイトルなんですが……。
この『SUPER DANTE』のイベント容量は17,754。
画像は先日手に入れたソフトの一つで、使用データが空っぽの状態です。
んで、昨日気づいたのですが、『ブロクエ』に使っているソフトの残り容量は、既に9,310になっていました。ほぼ半分です。
ストーリー的には、熱ゴジラさんの所で想定している部分の5分の3は終わってるのですが、それはまだ完成していない会話イベントを考慮しなかった場合の話。
このままいくと、最悪、3人目のスポット参戦ブロ友さんは諦めないといけない可能性が濃厚に……(汗)。
取り敢えず、以前作ったあぶら超人さんのエリアから超ゴジラアイランドに渡る船旅のイベントを大幅に整理して……
なんとか100ちょっと、容量を確保しました。
理屈的には、全て『主人公(方向)に進む』で処理していたのを大幅に削減し、『ばしょいどう』の命令で旅路を短縮した形です。
要は、
『実践編』に書かれてる作製法の、下のアドバイスと同じ形です。
まぁ、私の場合は『容量の都合』という別の原因が絡んでいるのですが……
ちなみにこれは『ツクール2』のガイドブックから。
ソフト自体が違うので一概に比較はできませんが、『ばしょいどう』と『しゅじんこうのいどう』に使う容量は同一でした。
『ぶんしょうをかく』の命令は、設置した時点で『3』、中身を書くと一文字ごとに『1』と、結構容量を喰ってしまいます(汗)。
まぁ、この辺りもうまい事やりくりして、ひとまずは完成に結び付けたい(そしてゆくゆくは続編も……)とは思っていますが……。
因みにソフトを調べる過程でまとめWikiを見つけたので、ちょっとリンクを貼っておきます。
私が実際にプレイしたのは『4』までですが、「手軽に作る」なら『SUPER DANTE』~『3』あたりがちょうどいいかも知れません。
PC用では『2000』が割と複雑な知識もいらずに手軽に作れそうなので、機会があればアップデート版の『RPGツクール2000 VALUE!+』あたりを購入してみたいなぁと思っています。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今晩は、アカサカです。
ブログランキングのメインジャンルは兎も角、サブジャンル(『フィギュア』)が、昨日92位で今日は98位とな……(因みにこちらは全部で2200人だそうで)。正直、ちょっと驚きました
今日はお昼近くまで家で『ブロクエ アナザー』の制作を進めて、ちょっとだけ天神に行ったりもしました。
お昼はちょっと前に行った『博多拉担麺 まるたん』です。
今日は『ピリ辛にんにくラータンメン』というのにしてみました。
名前の通り、スライスしたフライドガーリックがたっぷり入っています。
麺はもちろん、一番硬いのです。
その後はいつもの七隈線ではなく、空港線で天神に行って、同人誌などを買ってきました。
んで、この機にアストルフォの動画を探してみた(どんな声なのか興味があったので)んですが、彼の声優さん、半場友恵さん系の声なんですねぇ。最近はアニメと言うとプリキュア位しか見ないもので……。
天神から戻ってきた後は、マリナタウンのショッパーズモールに行ってきました。
ここを出た時から小雨がパラパラ……。
夕食後も木の葉モールやらに行きたかったのですが、そこそこ降っていたので妥協してメガドンキにしました(結局行ったんかい)。
おつまみはマリナタウンのショッパーズモールで合鴨ローストを買っていたのですが、メガドンキでお酒のついでに餃子も……。
いいの、この間の健康診断で、体重46kgくらいしか無かったから!(爆)
……ちなみに、私、身長は162cmくらいですが、体重が47~48kg以上になったことがいまだかつてありません。(^ ^;)
あと、昨日の装動メタルビルド組みました。
箱には表記は無いですが、一部は『創動』版からパーツを流用してるっぽい……?
ラビットタンクハザード用のフェイスパーツもついてるのは有難いですね。
しかも……。
なんと、その『創動』版のフェイスパーツも装着可能でした。
『創動』版はフェイスパーツが二つに分かれてるのでいけるかなぁ~、と思っていたのですが、ピンの位置が見事に合ってまして。
さて、今日は『ブロクエ アナザー』は主にイベントを作成したのですが、モンスターもいくつか作りました。例えば『04』でカニジコチュー、『08』でアカンベェ(ピエロじゃないですが)、『12』でガマオ、『22』でイーアネイラ(元ネタはマーメイド型の武装神姫)、『28』で屑ヤミー、『36』でライオンインベスとキメラジコチュー(後者は当方オリジナルです)、『39』でイグアナスなどなど……。
他にも予定としては『11』でケロニアやカレハーン、『33』でタコナケワメーケ、『39』でリピティリオン、クレイジーボルト(ともに『ビーストウォーズ』系のデストロン)、『41』でデズル(『ビーファイターカブト』の幹部怪人)、メ・ビラン・ギなどなど……。
取り敢えず今日作った部分については、明日にでも記事にしたいと思っています。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今晩は、アカサカです。
サイトを更新しました。
今日は『テレビ雑誌コーナー』です。
さて、明日は休みなので実家に帰ってきたのですが、中央区でコロナが出たという事で、天神に行こうかどうか迷ってます……
帰りのソニックで夕食。
新発売のニンニク醤油ラーメンというのを買ってみました。
中身はこんな感じ。
一見普通のラーメンのようですが……
麺はうどんみたいな太麺でした。
どーりで温めに時間がかかったわけだ
味はまさに「うどんで作ったラーメン」みたいな感じでちょっと微妙でした……。(-_-;)
さて、ウチに帰ると、ゼツメライザーが届いていました。
……何故か私はゼツメライズキーセットVol.1の事ばかり頭にありましたが(苦笑)。
本体は、電源を入れた後の起動音声がやたらと長かったです。
ゼツメライズキーにはひび割れプレートも付属しているので、御覧の通り、変身後の状態で遊べます。
……この間の『ゼロワン』で、久々にこっちのタイプのマギア(松田エンジが強制的に変身させられたやつ)が出てきたのは、これの販促も兼ねてたんですかねぇ?(予約時期的に多分違うと……)
鳥のプログライズキーと、鳥のゼツメライズキー。DX版のゼツメライズキーは、これが初になります。
エンブレムを除けば基本的に同じです(ただしゼツメライズキーの方は前述のギミックのため、正面のプレートが脱着可能)。
当然、フォースライザーにもゼツメライズキーはセット可能です(『雷』を再現するには中途半端なので、敢えてマンモスゼツメライズキーで)。
因みに実物を開封して初めて知りましたが、フォースライザーとゼツメライザー、どちらもベルト・ベルト止めの形状は全く同じでした(ちなみに左側がフォースライザー、右側がゼツメライザーの)。
逆にプログライズキーも、ゼツメライザーに装填可能。
……あんまり意味はないですが(爆)。
さて、ウチに着いた後は、またいつものMEGAドンキで晩酌のお酒とおつまみを買ってきました。
今日はガーリック塩バターピザ(のハーフサイズ)です。
そのあと2階で『装動』のメタルビルドを買ったのですが……。
二つで税込875円だったんですが、まさに丁度その時、財布の中の小銭がぴったり875円で笑いました(笑)。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今日はアメリカの民話、『ものを言う卵』です。
では、さっそくスタート!
ものを言う卵
☆
むかし、ある所に、ローズとブランシという二人の娘がいました。
ローズは意地の悪い娘でしたが、お母さんは自分によく似ているので、ローズばかり可愛がりました。
ブランシには仕事ばかりさせて、ローズはただ遊ばせておきました。ある日、お母さんはブランシに、
「森の中の井戸へ行って、水を汲んでおいで。出来るだけ早く、たくさん汲んでくるのだよ」
と言いつけました。
森までは遠いので、なかなか大変な仕事でした。
ブランシが森の井戸で水を汲んでいると、そこへお婆さんが通りかかりました。
「お嬢さん、私に水を下さいな。喉が渇いてたまらないんですよ」
「あげますよ、お婆さん。はい、どうぞ」
ブランシは、バケツの中の美味しい、綺麗な水を、お婆さんに飲ませてやりました。
「ありがとう、お嬢さん。貴方はいい娘だね。お礼にいい物をあげよう」
お婆さんは、手に提げていた籠を差し出しました。
中には卵がいっぱい入っていました。
「さあ、お嬢さん。この中から“連れて行って”と言う卵だけを持っておいき。“連れて行かないで”と言う卵は持って行っちゃだめだよ。そして、森を出たら、持ってきた卵を後ろに投げて割るんだよ」
ブランシが籠に手を伸ばすと、あら、不思議!
卵が口々に「連れて行って」「連れて行かないで」と叫び始めたのです。
ブランシはその中の「連れて行って」と言っている卵だけを取りました。ブランシは、夢でも見ている気持ちで、
「お婆さん、有難う」
と言いましたが、もうその時には、お婆さんの姿は見えなくなっていました。
ブランシは森を出ると、お婆さんに言われた通り、卵を後ろに投げて割りました。
すると、どうでしょう! 割れた卵の中から、金や銀や宝石が、いっぱい出てきたのです。
ブランシは、ただもう驚いて、それをバケツに入れて家に帰りました。
お母さんは、いつもなら帰りが遅い事や、バケツに水が無い事を怒るのですが、宝物を見ると、驚いたり喜んだり。ブランシに、その訳を話させました。
ブランシがありのままの話をすると、お母さんはローズに言いました。
「お前も森へ行って、お婆さんに会っておいで。そして宝物をもらって来るんだよ」
ローズは森へなど行った事が無いので、ぶつぶつ言いながら出かけて行きました。森の井戸の所で、お婆さんに会いました。お婆さんはローズに言いました。
「お嬢さん、私に水を下さいな。喉が渇いてたまらないのだよ」
「ここにバケツがあるから、自分で汲んで飲んだらいいわ」
と、ローズはそっけなく言いました。意地悪娘のローズは、人に親切などしたことが無いので、お婆さんに水を汲んで飲ませてやることが出来ないのでした。
それでもお婆さんは水を飲むと、ローズに有難うとお礼を言って、手に持っていた籠を差し出しました。
「お嬢さん、この中から“連れて行って”という卵だけを持っておいき。“連れて行かないで”という卵は、持って行っちゃだめだよ。そして森を出たら、その卵を後ろに投げて割るんだよ」
意地悪娘のローズは、人の言う事をなかなか素直に聞けない娘でした。卵が口々に「連れて行って」「連れて行かないで」と言い始めると、
「連れて行かないでなんて言ったって駄目だよ。あたしが自分で選ぶんだからね」
ローズは「連れて行かないで」という卵をみんな持って帰りました。
そして、帰り道でその卵を割ると、
おや、おや! ヘビやヒキガエルがぞろぞろ!
「うわあ、助けて!」
ローズは命からがら逃げだしました。
お母さんは、ローズの後ろからヘビやカエルが追いかけてくるのを見ると、大変怒って、ローズを森の中へ追い払ってしまいました。
けれどブランシは、お母さんやローズにも宝物を分けて、その後しあわせに暮らしたという事です。
~おしまい~
今晩は、アカサカです。
今日はお休みだったので、下曽根まで行ってきました。行橋とちょっと迷ったのですが、行橋の方が比較的最近行ってたので。(^ ^;)
という訳で、毎度恒例、電車の中でオヤツです。
ピザまんが黒豚まんの袋に入っているのはご愛敬。
お昼ごろには、下曽根駅に到着しました。
ザらスがある方のブロック、一階の広場部分は閑散としていました。
今度、何かお店が出来るようで。
因みにここ、ザ・モール小倉時代はフードコートでした。
という訳で、トイザらス。
とくにこれと言った物はありませんでした。TFは相変わらず『サイバーバース』と『スタジオシリーズ』しか置いてないし……。
その後はベスト電器と、ヤマダ電機に行きました。
ヤマダの後はサンリブシティへ。
ゆめマートの前の道路、いつもは空いてるのに、なぜか今日は混んでいました。
てなわけで、サンリブシティ。
実は今日は、ここでお昼にしようと思って下曽根に来たのですが、後述の理由でここに到着したのが14時過ぎでした……。(^ ^;)
ここのフードコートは、1階の『フードアベニュー』と2階の『フードカーニバル』に分かれています。
フードカーニバルの方は、マックやリンガーハット、丸亀製麺などのチェーン店で……。
1階のフードアベニューの方は、それぞれ単独のちょっといいお店がある通りです。
んで、フードアベニューの方はどこもかしこも高かったので、結局フードカーニバルのマックにしました。何か空しい……(苦笑)。
という訳でスパチキのセット。
レシートの番号は374番でしたが、この数字を見ると『ヒカリアン』のミナヨを思い出します(『電光』ではお店の名前が374庵でしたし)。
スパチキ。
この間も食べましたが、個人的にはお気に入りです。
オープン。
そこまでスパイシーではないですが、甘すぎるって訳でもないのでちょうどいいかも。
中央の吹き抜けの広場では、洋服の販売会らしきものをやってました。
サンリブシティの到着が14時過ぎだったとはいえ、それなりに時間に余裕はあったので、BOOKOFFにも寄ります。
原作の方の『魔界転生』があるかなぁと思ったのですが、なかなか置いてないですねぇ(そもそも山田風太郎の小説自体あまり見ない)。
帰りは安部山公園駅から。
いつの間にか、通路に屋根が出来ていました。
その後はアメブロの方に記事を書いてから、すき家で夕食を撮りました。
今日はクリームチーズアラビアータ牛丼です。
角切りと削りの、二種類のチーズが入っていました。
んで、本日は下曽根のヤマダで今月発売分の『シージ』商品を一気買いしてしまいました(苦笑)。あ、シンジだけは昨日購入しています。
詳しくはアメブロの該当記事を見て頂くとして、上に書いた「サンリブシティに14時過ぎに着いた理由」と言うのがエイプフェイスです。
これがまた変形させにくいのなんの……。
変形そのものは難しくないんですが、とにかくパーツの合いが悪くて、変形を一周させるのに30分くらいかかりました
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、ブリッツウイングを紹介するぞ!」
サンクラ「ブリッツウイングは、デストロン・トリプルトロンの空陸参謀だ。悪質なユーモアセンスを持ってて、いつも喧嘩腰で大口をたたき、威勢がいいぞ。しばしばトランスフォームの際に、途中で引っかかって変形できなくなっちまうのが弱点だ。名前は『戦車と飛行機』のイメージ合成語からだ」
サンクラ「バストアップ。アニメじゃフットボール競技場を占拠した際、『ロングパス=長距離砲撃』、『ゾーンディフェンス=迷路によるかく乱』って勘違いを起こしたが、実際にそれで戦果を挙げた事もあったぞ。ただ、スタースクリームには『大ぼら吹き』呼ばわりもされてたな」
サンクラ「背中側。名前の通り、砲塔と翼を背負ってるのが特徴だ」
サンクラ「武器は電磁刀とジャイロブラスター・ライフルだ」
サンクラ「ジャイロブラスター・ライフルには、今まで通り、ヘッドマスター/タイタンマスターを搭乗させることが出来るぞ」
サンクラ「ヘッドマスター。オリジナル版は普通のトランスフォーマーだが、この時期の玩具展開の特徴で、ヘッドマスターになったぞ」
サンクラ「胸部を開けてスイッチを押すと、頭部の両脇にヘッドガードが出現するのも、他のヴォイジャークラスヘッドマスターと同仕様だ」
サンクラ「そしてこいつはビッグファイト。ブリッツウイングに力を貸す変わり者のマンモス型ドローンだ。説明書の付属コミックでは、正体はTF病にかかったレジェンズ世界のビッグコンボイだったぞ」
サンクラ「ビッグファイトは戦車形態に変形して、ヘッドマスターが搭乗できるぞ」
サンクラ「さらにミサイルランチャーにも変形して、ロボットモードでの武器にもなるぞ」
サンクラ「モノとしては、TR版シャフラーからヘッドマスターを削除したもののリカラーだ。シャフラーは所属はサイバトロンだったぞ」
サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」
サンクラ「ブリッツウイングは名前の通り、三弾変形をこなすトリプルチェンジャーだ。一つ目のビークルモードは戦車。主砲は3.5マイルの射程を持つ、炸裂弾を発射できるぞ。因みに、G1版では74式戦車がモチーフになってたんだぜ」
サンクラ「ヘッドマスターは砲塔部に搭乗するぞ」
サンクラ「車両側面と後部には、武器を装着可能だ」
サンクラ「アニメ版じゃ、ジェットモードのコクピットが前を向く変形で、G1トイでも再現出来たが、このレジェンズ版では再現は少し苦しいぞ」
サンクラ「もいっちょ、トランスフォーム!」
サンクラ「二つ目のビークルモードは戦闘機だ。G1版じゃ、MiG-25フォックスバットだったぞ。マッハ2.7で飛行し、航続距離は1500マイルだ」
サンクラ「こちらでは、ヘッドマスターは機首部分を開けてから搭乗するようになってるぞ」
サンクラ「この形態でも、武器の装着は可能だ」
サンクラ「レジェンズ版ブリッツウイングの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」
こんにちは、アカサカです。
先日のお休みで新たに『SUPER DANTE』を二つ買いましたが、そのうち一つのバックアップ用ボタン電池を入れ替えて、その記事で話していた『こぢんまりとしたRPG』の制作に取り掛かりました。
参考にしたのは『公式ガイドブック 入門編』に書かれてるこれです。
この例では、町と城は一画面分の小さなマップです。
ダンジョンも二層だけ、一本道の小さなものです。
コンセプト的には『実践編』のアイデア集の、一番上の奴に近いですね。
んで、上記の例ではフィールドは№1(私が『ブロクエ』に使ってるのと同じやつ)を使用していますが、今回は№3を使ってみました。
舞台は矢印で示している、この小島です。
せっかくなので、街は4×4いっぱいに使ってみました。
まだまだ制作中です。
フィールドはこんな感じ。
街と洞窟、デパート(お城のグラ)の3つだけです。
「このデパートにお使いに行くも、商品が売り切れで洞窟(何なら観光地にでも)の方に……」てなストーリーをおおまかに考えています。
主人公は『24番』の少年にしています(名前はまだ)。
仲間キャラとして『25番』の女の子も使ってみようかなと。
敵を出すかは未定ですが、出すとしても、動物のグラフィックの奴で野良動物的な感じになると思います。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
こんにちは、アカサカです。
サイトを更新しました。
今日は『文庫本コーナー』に、『ファイクエII』の第7話を追加しています。
さて、本文の方は、オーストリアの民話、『ローフェルの娘』です。
ではスタート!
ローフェルの娘
☆
ローフェルと言う所の近くに、とても大きな洞穴がありました。
入り口は、人の頭を出し入れできるほどの大きさです。中は深く、真っ暗で、その奥からちょろちょろ水が流れ出ていました。
耳をすますと、洞穴の奥から、人の声が聞こえてくるようです。
「あの声はね、この穴の奥で、娘さんが泣いている声なのだよ」
洞穴の入り口に来ると、誰でもじっと聞き入りながら、そっとこんな事をささやき合うのでした。
「この洞穴に、娘さんが閉じ込められて、もう何年になるだろうか」
「それは、私のお爺さんの、そのお爺さんのそのまたお爺さんの頃の話だから、何百年も昔の事さ」
「それじゃあ、その娘さんはもう死んでしまっているはずだね」
「ところが、可愛そうに娘さんは死にきれないのだよ。一度は穴から出てみたい、誰かに救い出してもらいたいと、何百年もの間、こうして泣き続けているのだ」
この娘さんも、一度、この洞穴から救い出されようとしたことがありました。
それには、こんな言い伝えがあるのです。
昔、ローフェルに子供の二人いる夫婦が住んでいました。とても貧乏で、その日の食べ物にも事欠く有様でした。
近くに、やはり貧乏な、年寄りの乞食が住んでいました。
子供二人は、食べる物が無いので、この乞食の道連れになって、一緒に物乞いをして歩いていました。
ある日、あちらの家、こちらの家と物乞いをして歩いていた年寄りの乞食が、あのローフェルの洞穴の前に来ると、付いてきた二人の子供に言いました。
「どうだね、この洞穴の中に入ってみないかね」
今では入り口が頭を出し入れできるほどの大きさですが、その頃は、子供なら自由に出入りできるほどの大きな穴がぽっかり開いていました。
乞食に、穴に入ってみないかと勧められて、
「どうする」
と二人の子供は顔を見合わせました。
この年寄りの乞食は、ローフェルの穴に入ると祟りがある、という事を知っていました。しかし、小さな子供たちならきっと無事に出てくるだろう、と思っていたのです。そして、この洞穴の奥には素晴らしい宝物が隠されている、と言う噂を聞いていたのです。
「さあ、早く入ってごらん。中にはきっと面白い事があるだろうよ」
子供たちを中に入れ、宝物を持ち出させようと乞食は考えていました。
二人の子供は、乞食に勧められて、洞穴の中へ、順々に入っていきました。
入り口からは、ちょろちょろ水が流れ出ていましたが、中へ入ってみると、洞穴の奥には水は溜まっていませんでした。そして、細い道が穴の奥までずっと続いていました。
「奥まで歩いてゆこうよ」
「迷子にならないように、手をつないでね」
兄と弟の二人は、ずんずん歩いてゆきました。奥はだんだん広くなっていました。
「わあー、すごいや」
そこには広々とした、牧場がありました。辺り一面に美しい花が咲き乱れていて、その牧場に二件の家があります。
一軒の家の前に、美しい娘さんが立っていました。
「こんな立派な家だもの、頼めば何か貰えるかもしれない」
二人は、年寄りの乞食が洞穴の入り口で待っているのを思い出しました。
「何か貰って、お土産にしよう」
兄さんの方が声をかけようとしたとき、娘さんの方から近寄ってきて、
「さあ、おうちへいらっしゃい」
戸を開けて、家の中へ入れてくれました。
部屋の中には、暖かそうにストーブが燃えていました。テーブルの上には、ケーキだの、ミルクだの、果物だの、色々なご馳走が並んでいました。
「さあ、お腹が空いているのでしょう。このテーブルの上にあるものは、みんな食べていいのよ。今はこれだけしかあげられませんけど」
二人がおいしそうに食べていると、また、娘さんが言いました。
「今夜はここへ泊っていらっしゃい。明日になると、とてもいいお土産をあげますよ。あなた方のお父さんやお母さんが、一生幸せに暮らせるだけのプレゼントです。でも、一つだけ約束して欲しい事があるの」
「どんな約束です」
「それはね、今夜、真夜中に、とても恐ろしい事があるの。でも、あなた達は、じっとしていればいいのよ。声を立てずに、黙っていてくれれば、私は救われて、この洞穴から出ることが出来るの」
娘さんは二人の手を握り締めて、是非約束して、と何度も頼みました。
それから、二人を寝室に案内しました。
娘さんの寝るベッドの側に、二人のベッドが並べられていました。
「おやすみなさい」
と言っても、二人の兄弟は、なかなか眠れません。真夜中に、どんな事が起こるのでしょう。
「でも、どんなに恐ろしい事があっても、黙っていようね。そうすれば、あのお姉さんを、僕たちの力で救い出せるんだからね」
声を出しちゃあいけないよ、としっかり約束すると、二人は目をつぶりました。
それから何時間経ったのでしょう。
パチパチ、パチパチ、という音に、二人は目を覚ましました。
「あっ、大変だ」
思わず、声を出そうとしました。
すぐそばで寝ている娘さんのベッドが、真っ赤な炎に包まれているのです。そして、パチパチと燃える火の中で、娘さんは転げまわっています。
その側に、真っ黒な服を着た悪魔が三人もいて、大きな団扇のようなもので、火をあおいでいるのでした。
(ああ、酷い事をする)
二人は、声を出しては大変と、口を押さえて、ベッドから飛び出しました。が、そのまま気を失ってしまったのです。
あくる朝、二人はベッドの下から這い出しました。すぐ、娘さんのベッドを見ました。
夕べ、パチパチ、真っ赤に燃えていたのはどうなったのでしょう。
娘さんは、まるで天使のような優しい顔をして、ベッドの上で、すやすや眠っていました。
「夜中の事は、夢だったのかしら」
二人は朝の食事が終わった後で、娘さんに、夕べの怖かった事を話しました。
「私はね、毎晩悪魔のために、火攻めにあっているのですよ。でも、あなた達の優しい子供の力で、私の苦しみも救われると思っています。これからも、私を励ましに来てください」
娘さんは、大きな壺の中から、たくさんの金貨をつかみだすと、袋にいっぱい詰めて、二人に渡しました。
「これは、あなた達へのお土産です。おうちへ帰ったら、困っている貧乏な人にも分けてあげて下さいな」
そして、
「あなた方をここへ連れてきた、あの年寄り乞食には、金貨一枚だって分けてやってはいけませんよ」
と言い添えました。
「三週間たったら、もう一度ここへ来てください。私を救い出すための相談をしてください」
娘さんは、別の道を通って、子供たちをこっそり穴の外へ出しました。
あの年寄り乞食は、洞穴の入り口で、子供の出てくるのを待ち構えていました。きっとお土産を持ってくるだろう、それを自分だけで独り占めにしようと、悪いたくらみを持っていたのでした。
子供たちは、別の道から家へ帰ってくると、両親に昨日からの事をすっかり話して、お土産にもらった金貨をテーブルの上に並べました。
その金貨のおかげで、今までの貧乏を忘れたように、子供たちの家に、幸せが訪れてきました。
年寄りの乞食は、うらやましくてたまりません。
そして、
「私にも、少しだけ恵んで下さいよ」
と言いました。
他の貧しい人たちに金貨を分けてやっても、子供たちはこの年寄りの乞食には、一枚もやりませんでした。あの時の約束を、固く守っていたからです。
しかし、乞食は、毎日のように金貨をねだりに来ます。あまりしつこく頼むので、娘さんとの約束を破って、金貨を少しだけ分けてやりました。
あの日から、三週間たちました。ちょうどその日の朝、子供たち二人は、ローフェルの洞穴の前に行ってみました。
「おや、これはどうしたのだろう」
穴の入り口には、真っ黒な水がたまっていて、出入りが出来なくなっていました。
隙間から覗いてみると、穴の向こうで、いつかの娘さんが、両手を揉み合わせて、声高く泣き叫んでいるのが見えました。
「僕たちが、約束を守らなかったためなんだ」
「あの乞食に金貨をやったので、お姉さんは、穴から出られなくなったのだ」
二人の様子を、遠くの木陰から、年寄りの乞食が意地悪そうに見つめていました。
洞穴の中の娘さんは、とうとうそれっきり救い出せませんでした。今も穴の奥で、泣き続けているというのです。
一体、その娘さんは誰だったのでしょう。きっと、どこかの国のお姫様が、敵に捕らえられて、この穴に閉じ込められたままになっていたのでしょう。
ローフェルの洞穴の前に立って、泣き声を聞くたびに、人々は、いつもこの話を思い出していました。
~おしまい~
いかがでしたか?
後味の悪いお話でしたが、教訓としては、「約束を破ってまで性根が悪い人間に親切をすると、善人が不幸になる」ってところでしょうか。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
こんにちは、アカサカです。
昨日新たな『SUPER DANTE』を買い足したり、『ブロクエ アナザー』も少しずつ進めて行ってます(ストーリーにかかわる細かいイベントは後回しになってますが)。
さて、あぶら超人さんのステージをクリア後、山の向こう側に行けるようになった『ロボNINブログ』から西へ行くと……。
船着き場があります。
ここで乗船券を買って船に乗り……
一路南へ。
ここは船のグラフィックの主人公キャラに交代(そのため、人数制限の問題で『セレクト』が船の外見になってしまいました)して『主人公(方向)にすすむ』の命令を百個近く使い、自動進行イベントにしています(上記の歩かせる命令は、文章程容量を喰わないようで、一つのイベント内に収まりました)。
んで、目的地の船着き場に到着。
ちなみに当初はもっと北西に船着き場があって、船旅も一秒で終わるくらい対岸がすぐ近くだったのですが、着いた先の大陸でうまい事行き止まりなどが作れなかったのと、ちょうど新しい移動先がある意味『ちょうどいい』場所だったので、こちらにしました。
着いたのはとある小島。
丘の上の施設は……。
『熱ゴジラシティ』。
そう、もうお分かりですね。ここは熱ゴジラさんのフィールドな訳です。
つまりこの島自体が『超ゴジラアイランド』という事で。
施設は文字数の関係で、熱ゴジラさんの二つのブログをかけ合わせた感じになりました。
当然、主人公に選んだブロガーによって、熱ゴジラさんの第一声も変わります。
んで、ここでのダンジョンは島の西の岬。
ダンジョン名は『岬の洞窟』としました。
ここは溶岩やら……
切り立った崖など、一つ目のダンジョンでは使わなかったパーツも盛り込んでいます。
で、『ダンジョン』だと、イベントグラに階段が無かったので、仕方なく、各階の移動はこの『出入口っぽい何か』のグラフィックを使いました(苦笑)。
ボス部屋。
ボスはまだどうしようか決めていませんが、『ツクール2』以降と違ってヒドラ系のデザインが無いので、52番の龍のグラフィックを使って『マンダ』にでもしようかなと、ちょっと思ってたり……。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
こんばんは、アカサカです。
今日はいつもより早めに家を出て、天神コースでしたが……今日は博多と貝塚、両方にも行ってきました。(^ ^;)
まずはイムズに入居してるキャン★ドゥ。
初めて来る店舗ですが、昨日、帰り道で立ち寄ったヨドバシ博多のキャン★ドゥで、目当ての品がまさかの品切れだったので探しに来ました。
んで、目当てのブツと言うのがコレ。6袋買ってきました。
ちょっと真面目に、少し描きたいものがありまして……。完全に自己満足な二次ものになりますけどね(同人誌にしようとか、そういう事は全く考えてませんが)。
お昼はソラリアステージ地下の料理店街。
ラーメンが食べたい気分だったので、今日は『博多鶏ソバ 華味鳥』というお店にしてみました。
初めて来るお店です。
……ちなみに、ここで食事する時は大抵いつもお袋達と一緒なので、私がここで一人で食事するのはかなり珍しかったりします
メインの料理が3種類くらいしかなかったからか、テーブルの上もシンプルで、胡椒位しかありません。
味噌鶏ソバというのもなかなか美味しそうです。
今回は『水炊き鶏ソバ』と言うのにしてみました。
麺は普通のラーメンよりも(ほんの少し)プルプルしたような食感でした。
若干春雨みたいな感じのラーメン麺と言うか……。
『水炊き』と言うだけあって、それらがこの中華ソバの具になっています。
スープは鳥スープという感じで、油は浮いてますが、そんなに脂っこくはなかったです
「この三角形のは何だろう……?」と思ってたんですが、なんとシナチクでした。(^ ^;)
胡椒も投入。
黄色いのは柚子皮です。
鶏のつみれも入っています。
上から見ると小ぶりな丼に見えますが、高さが意外にあったので、量もそこそこありました。
ランチタイムは、無料で『俵ごはん』がついてきます。
何となくメニュー写真との違いが気になりますが、メニューに従って……。
スープを投入します。
ご飯を突き崩しておじやのように。
まさに水炊きの〆のような感じです(笑)。
ご馳走様でした。
この後はまず、博多のブックオフに行きました。原作の『魔界転生(上巻)』などを探したのですが、特に収穫は無く……。
その後は貝塚に。
前回と違って、今日は綺麗に晴れています。
つーことで、マンガ倉庫へ。
前回スルーしていた『SUPER DANTE』を買いました。
今日、二個あるのに気が付いたので、二つとも。あと一個あれば「3つで1,000円」だったんですけどねぇ……。(^ ^;)
因みに両方とも、データは初期化状態で、何のゲームも残っていませんでした。
これまでの傾向から、『SUPER DANTE』は『ツクール2』に比べてセーブデータが消えやすい(あるいは内臓電池の消費が早い?)ようですね……。ターボファイルツインを買っておいてよかった……。
一応、どちらもセーブ用の電池を取り換えた後で、『ブロクエ』レンタル用のカートリッジにしたり、こぢんまりとしたミニRPG(それこそ『入門編』に載ってるような、30分もあればクリアできるくらい小規模の)でも作ってみようかと思っています。
現在『ブロクエ』の製作に使ってる、いわばマスターロムとでも言うべきカセット。
判別のため、わざとBOOKOFFの値札シールを貼ったままにしています。この間飯倉のブックオフで購入したもので、元々持っていた一つ目のロムは、現在サンプルゲームをロードして、ステータスなどを滅茶苦茶に改竄したゲーム(見方キャラの全ステータスを『99』にしてたりとか)で、主にイベントの勉強などのために遊んでます。
それにしても、手持ちの『SUPER DANTE』もこれで四つか……(苦笑)。
天神のまんだらけやショッパーズのブックオフなどにも行って、こちらに戻ってきた後は、地元のBOOKOFFでたまたま『ゲキトツロボッツ』のプロトガシャットを見つけたので買ってきました。
これ、プロトマイティアクションみたく、レベル2とレベル3(及びバグルアップ)で音声変わらないのね……。
夕食の後は、マリナタウンのショッパーズモールに行ってきました。
前回とは違う場所でも、北海道の物産展をやってるみたいですね。
んで、そこのカルディで以前買ったリモンチェッロやメローネなどのシリーズの、バナナのお酒を購入。
開封はまた今度です。
さらにその後は、酒の肴を買いにサニーにも寄ったのですが、『装動』の仮面ライダー滅が投げ売りになっていたのでゲット。
実は(グリスなどの番街組を除けば)初めての『ゼロワン装動』だったりします(笑)。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今晩は、アカサカです。
明日はお休みなので、今日は実家に帰ってきました。
最近では逆に珍しい、二連休ではないお休みなんですが……。
さて、実家にはオクで自作の背景セットを出品されてる方から購入した背景が届いていました。
まず、こちらのサーカステントの内装は、私が依頼して作って頂いたものです。
いずれ『店舗日誌』で使う予定なんですが、もうちょっと不気味にしてもらっても良かったかな……?(一応『ホラー調』ではあるんですが)
もう一つは、洞窟内部の背景。
こちらは依頼品ではなく、サーカステントの背景を(「出品しました」とメールがあったので)探していた時、たまたま見つけて一緒に購入しました。
その内、RPG的な何かや『店舗日誌』で使えるかなぁと。
さて、今日の晩酌は、帰り道のサニーで買ってきた焼き鳥とこだわり酒場のレモンサワーです。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
さて今日は、小説版『ファイクエII』第8話の続きといきます。
なお、前回はコチラ。
それでは、さっそく本文スタート!
「我が完全なる誕生のために、六つのクリスタルが必要だったのだ!」
エネルギーを吸い取られたクリスタルが輝きを失っていく。
「フハハハハハハハハ……! まさか魔界騎士の肉体を乗っ取らずとも、この世に顕現できるとはな!」
ナイトキラーに乗り移った、黒い炎……その正体は、かつてスパイドル軍の面々や、マージュI世に取り憑いていた悪意と同種のものだったのだ。
ただ、彼らに取り憑いていた悪意にそのものの『意思』が存在しなかったのに対して、今回の『悪意』には固有の自我ともいうべきものが芽生えていたらしかった。
「く、くそっ!」
「まさか、そんな……」
石川達の背に冷たい物が走った。
「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……」
杖をつきながら、ようやく校庭までたどり着いたボロボロのマージュIII世もまた、ナイトキラーの姿を見るなりその場に倒れ込んでしまう。
人の心の奥底に棲む原初の恐怖を呼び覚まされてしまったかのように。
対照的にマージュII世は感動に身を震わせていた。
「オウッ! 主よ、見事なお姿です! その力を持ってすれば世界を手中に収めるなど容易い事!」
「フフフ……お前には随分と世話になったな。ご苦労であった」
「いえ、そのようなお言葉、なんと勿体ない」
「だが、もう用はない」
「はっ!?」
マージュII世の目が驚愕で見開かれた。
ナイトキラーの巨大な手が振り下ろされる。
すさまじい突風が巻き起こり、マージュII世は吹き飛ばされた。
「うわーっ!」
そのまま大地にしたたかに叩きつけられる。
「ちょっと、大丈夫!?」
石川が駆け寄ってマージュII世を抱き起した。
その拍子に仮面が外れ、マージュII世の素顔が現れる。
その顔は、かつて石川達が対峙したマージュI世によく似た青年だった。
その顔つきが穏やかになっていく。
マージュII世は意識を取り戻し目を開けた。
「わ、私は何を……」
目の前にそびえ立つナイトキラーに気づいて叫んだ。
「あれは……ナイトキラー!」
「おい、どうなってるんだ! あいつは一体なんなんだ!?」
「わ、私は……そうだ! 私は実験の最中だったんだ!」
「実験!?」
「それがあんな……」
マージュII世は呆然と語り始めた。
マージュII世がその巨大メタルゴーレムの製作に取り憑かれたように没頭したのは、彼の持つ独自の正義感からであった。
彼は国家間の利害解決手段としての武力行使、すなわち戦争が嫌いであった。
いや、むしろ憎んでいると言っていい。
それは彼らマージュ三兄弟の両親が、大昔に魔界で起きた大戦争で死んでいることに起因していた。
「この世から戦争をなくす」
やがてそれこそが、魔界騎士としての地位と天才的な頭脳を持つ自分に与えられた使命だと思うようにまでなっていた。
ところでマージュII世は甘い理想主義者などではなく、冷厳な現実家でもあった。
彼が戦争をなくすための手段として選んだのは、世界的な平和運動などではなく、既存のすべての兵器を越えた、究極的な抑止力の開発であった。
すさまじいまでの物理的なパワーと、それを維持する恒久的なエネルギー供給。
開発の主眼はここに置かれた。
その結論として生み出されたのが巨大メタルゴーレム『ナイトキラー』と、世界を構成する六つの元素を圧縮した六つのクリスタルであったのだ。
組み立ての完了したナイトキラーを見上げながら、マージュII世は呟いた。
「これが完成すれば人類は今までに無かった力を得ることになるだろう。そう、神にも悪魔にもなれる力を……」
マージュII世の手がコントロールパネルにかかった。
「そのためには強力な力場を封じ込めた動力源が必要なのだが……」
メインスイッチをオンにする。
ウィィィィィィ……
かすかな音を立てて、ナイトキラーの魔力炉に光が走った。
だんだんと光は強くなり、やがてスパークを生じさせる。
「今度こそ成功してくれよ」
スパークは激しくなり、中央に怪しげな闇の点が出現した。
「いいぞ、いいぞ……」
この漆黒の闇こそ、すさまじいまでの質量を秘めた力場となるべきものであった。
闇は徐々に大きくなっていく。
が、異変はその時起こった。
かなりの大きさになった闇の内部で、人影のようなものが揺らめいたのだ。
「な、なんだ!?」
「フハハハハハ……礼を言うぞ! 暗黒の死の空間をさまよう我をよくぞこの世に顕現させてくれたわ!」
「!」
闇がカッと光り、スパークが放たれた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
マージュII世はその光をまともに浴び、コントロールパネルに突っ伏した。そして、
「光栄に存じます」
先ほどまでとは別人としか思えない、悪意に満ち溢れたマージュII世の声が響いた。
マージュII世が静かに顔を上げると、その瞳は狂気の色に輝いていた。
「まずはトゥエクラニフの滅亡……そして、我が完全なる誕生のためにクリスタルを集めるのだ!」
顕現した“悪意”の言葉に邪悪な笑みを浮かべたマージュII世は静かに頷いた。
☆
「私は悪魔を呼び出してしまった……」
マージュII世が呆然とつぶやく。
「いや、悪魔よりももっとタチの悪い奴だ!」
キッとナイトキラーを睨みながら、石川が叫んだ。
「クククク……」
ナイトキラーの嘲笑が響く。
「ほざくがいい、異世界の勇者ども! まずはお前らを料理してやろう! その次にこの世界の奴らに真の恐怖を教えてやるとするか」
「トゥエクラニフはどうなるのよ!」
オータムが叫んだ。
「トゥエクラニフ!? あとしばらくでそんなものは存在しなくなる……木っ端微塵となってな!」
「そんな……」
「お前の思い通りにはさせないぞ!」
石川が怒りを込めて叫ぶ。
それに対してナイトキラーは高々と笑いを響かせた。
「フハハハハハハハハハハ! 我に逆らおうとは愚かな者どもよ! よかろう、先に貴様らを始末してくれるわ!」
ズシンとナイトキラーが一歩を踏み出した。
「くっ……」
ナイトキラーから目をそらすことは無いものの、石川達の頬を冷たい汗が流れて行った。
~つづく~
今晩は、アカサカです。
タイトル通り、今日はお休みだったので、小倉まで『キョウリュウvsルパパト』を見に行きました。
チャチャタウンのユナイテッドシネマではやってなかったので、リバーウォーク北九州のTジョイで見ます。
てなわけで、西小倉駅で下車しました。
ちょっと見難いですが、うっすらと雪が降っていました。
今年はこちらでは、初の雪となります。
朝食代わりに、セブンでハッシュポテトと肉まんを買いました。
という事で、チケット購入。
以下、ネタバレ含む感想有りです。
いやあ、久々のルパパト勢、懐かしかったなぁ。
相変わらず怪盗と警察は追っかけっこの真っ最中(劇中ではほぼそんな描写は無かったですが)っていうのは、本当の意味で物語がまだ完結してない『ルパパト』ならではですね。『デカレンジャー』みたいな……。
強化型とは言え、ルパパト側の怪人が一応通常怪人だったのは好みでした。
ただ、巨大戦が無かったのはちょっと物足りなかったかな……。ギャングラー怪人であるガニマはゴーシュがいないと巨大化は無理だからともかく、途中でグリフォンマイナソーは巨大化できたでしょうに。
ところで「ダイヤルファイターが足りないから、騎士竜ごとノシアガルダを倒さなければいけないのか……!?」ってなりましたが、フエソウルでダイヤルファイター増やしたらアカンの……? と思ったんですけれども、それはツッコんだら野暮ってもんでしょうか。
あとキラメイ、侵略を受けた異世界からして「プリキュアみたいな戦隊だなー」と思ったんですが(さすがに侵略の描写などはプリキュアに比べてもハードでしたが)、だからこそのプリキュアとのコラボだったんですかね。
ただ、プリキュアのダンスがTVシリーズEDの流用(に、一部キラメイのメンバーに差し替え)だったのはちと微妙……。(^ ^;)
あ、よそで見た「グリーンのお尻がエロい」って感想、成程と思いました。
あの程度のカットでも、今はTVでやると色々言われるんだろうなぁ……。
映画の後は、小倉城の前を通ってBOOKOFFに行きました。
この間アメブロの方に書いた『剣鬼喇嘛仏』でも、序章で舞台になっています(長岡与五郎は小倉城に住んでる細川氏の次男)。
いつの間にか休憩所が出来ていました……。(^ ^;)
お昼はまた、小倉駅の『エキナカグルメ』に行きました。
今日は『天ぷら ふそう』というお店です。
漬物などもありました。
野菜天盛りと、ご飯セット(ご飯とみそ汁)を注文しました。
一皿目は、茄子、ピーマン、サツマイモです。
二皿目は、豆、レンコン、玉ネギ。
特に好きな具(レンコン、玉ネギ、サツマイモ)はあとに残しておきました。
ご馳走様でした。
この後は、あるあるCityやチャチャタウンに行ってきました。
BOOKOFFでは、『忍法魔界転生』の10巻と、『RPGツクール2』があったので購入。
『ツクール2』はこれで三つ目です(苦笑)。
どんなゲームが入ってるか期待してましたが……。
中身はサンプルゲームをそのままロードしたものでした。
どっちみち、サンプルゲームをロードしてデータをあれこれ弄ろうと思っていたので好都合ではあったんですが、ちと残念……。
ちなみにあるあるCityに入居してる駿河屋のゲーム売り場にも『ツクール2』が二つあったのですが、この間買ったSFCでうまく起動しない時に四つ目や五つ目を買ってもなぁ……と、今回はスルーしました。
ただ、今日買った『ツクール2』、やたらとフリーズしやすいので難儀してます……
その他、まんだらけではfigmaの博麗霊夢を購入。
以前、よく背景を買ってる方から背景とセットで購入した事はありますが、そちらの方は小物がほとんど欠品だったり、曜子の変身後の素体に使ったりしたので……。
夕食は毎度恒例、『かつや』のカツ丼弁当とポテトコロッケです。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
サイトを更新しました。
今日は『文庫本コーナー』です。
本文の方は、小説版ファイクエIIの続きと行きます。
では、さっそくスタート!
「ううむ……」
四次元ナイトが倒されたという報を聞き、表情こそ仮面に隠されているものの、マージュII世の顔にはわずかに動揺が現れていた。
彼はマージュII世配下のメタルゴーレムの中でも、最高の性能を誇っていたのだ。
それが敗れたとなれば……。
「やはり、一筋縄ではいかぬか」
と、その時である。
「兄上~っ!」
この場には似つかわしくない、無邪気な少年の声が響いた。
マージュII世が振り向くと、彼によく似たローブに身を包んだ、小柄な人物がそこに立っていた。
同じく仮面をかぶっているが、その表情は、三日月型の口に、細い線のような目。
例えて言えば、笑顔を浮かべた土偶のような表情が描かれていた。
「III世か……」
そう。彼の名はマージュIII世。
マージュ兄弟の末の弟であり、今回の兄の野望に同行して、現実世界に来ていたのだ。
なお、『○世』という呼称は、別に親子に限って使うものでもないので(ほとんど親子間で使われることが)、彼ら三兄弟がそれぞれI世、II世、III世を名乗っていても一応、間違いではない。
「兄上、四次元ナイトが負けちゃったんでしょ? だったら、今度はこのボクが行ってもいいかな!?」
「お前が……?」
マージュII世は、仮面の奥から不審な目を向けた。
実の兄弟とあって、彼もIII世の力量は熟知している。そして、性格の方も。
魔界騎士の地位ではあるものの、見た目通り、III世はまだ無邪気な子供だ。さすがにそれなりの能力は持っているが、その性格から、本気で異世界の少年たちを倒そうとするかは正直怪しかった。
だが、逆を言えば――
子供と言うのは残酷だ、とはよく言うが、基本的に少し違う。
子供は倫理観というものがまだしっかりと固まっていないのだ。基本的に子供時代とはその倫理観を養う時期である。
その子供時代のまま魔界騎士になり、肉体的にも精神的にも幼いままのIII世なら、あるいは……。
「まあ良いか。いいだろう、III世。行ってあやつらと遊んでやれ」
「はぁ~い、行ってきま~す♪」
嬉しそうに、マージュIII世は部屋から駆け出て行った。
それを見送りながら、マージュII世はやや疲れたようにタメ息を一つ。
「まぁ、うまくいけば御の字だろう……」
一方、四次元ナイトを撃破した石川達は、クレイ・タンクで先を急いでいた。
「だいぶ時間をくっちゃったからな……。急がないと」
そんな石川達を待ち受ける一台の黒塗りのマシンがあった。
そのシルエットはほとんど大型トラクターのそれである。
「フフフ……この黒魔術号で体当たりを喰らわせてやる! 覚悟しろよ!」
操縦席に座っているのはマージュIII世だ。
「来たか……発進!」
レーダーにクレイ・タンクの影が映ったのを確認すると、マージュIII世は黒魔術号と呼ばれたメカを発進させた。
前方からクレイ・タンクがやって来る。
「わはははははははは!」
まさにぶつかる! と思われた刹那、クレイ・タンクはすぐ手前のわき道にそれて行ってしまった。
「あれ!? あれれ!?」
肩透かしを喰らった格好の黒魔術号はそのまま空しく直進する。
クレイ・タンクの中で石川は何気なく背後を振り返っていた。
「何かいたみたいだったけど……」
「気のせいでしょ?」
上田が応えた、その時だった。
「うわわわわっ!」
激しい衝撃がクレイ・タンクを襲う。
「な、なんや!?」
「どうやら、後ろから、攻撃を、受けた、みたいです」
「いっ!?」
もちろん攻撃してきたのは黒魔術号だ。
「わはははははははは! 逃がさないよーっ!」
黒魔術号のコクピットでは、半分プッツンいった様子でマージュIII世がメチャクチャに操作パネルを叩いていた。
「死ねっ、死ねっ、死ねっ!」
黒魔術号の前部がパカッと開き、巨大なトンカチを持った手が飛び出てきて、クレイ・タンクに殴りかかる。
「うわっ、どわっ、のわっ!」
クレイは巧みな操縦で、必死にその攻撃を避けていた。
「な、なんとか後ろを攻撃せねば!」
「それでは、私が!」
アーセンがクレイ・タンクの屋根に向かって行った。
黒魔術号の攻撃はますます激しくなる。
「わははははははははっ! 今度はこれだ!」
マージュIII世がボタンを押すと黒魔術号のあちこちから千手観音のように無数に手が飛び出した。
ヌンチャク、刀、鎌、槍、棍、トンファー……どの手も強力な武器を持っている。
「おら、おら、おら、おらっ!」
そのすべてが一気にクレイ・タンクに襲い掛かってきた。
「ええい、アーセン、まだか!」
「行きますよ!」
ドゴォォォン!
アーセンが極大爆裂呪文・ボンベストを放った。
「ちょちょちょ、飛び道具なんてヒキョーだぞ!」
マージュIII世の叫びも空しく、黒魔術号の前面にまともに風穴が開く。
「あれ~~~~~~~!」
黒魔術号は爆発し、マージュIII世も悲鳴を残したままどこかに吹き飛ばされていった。
「オウ、ジーザス! やはりあいつでは無理だったか……」
一連の光景を見て、さすがのマージュII世も頭を抱えた。
「かくなるうえは……」
マージュII世は椅子から立ち上がると、ドアの方に向かって歩いて行った。
黒魔術号を撃退した一同は、ついに屋上に繋がる階段の所に到達していた。
「この先に、マージュII世が……」
決意の表情で、石川がゴクリと唾をのむ。
その顔には緊張のためか、汗が浮き出ていた。
九人は慎重に、階段を上がっていく。
そして、階段を登り切り、ドアを開けて部屋に一歩踏み出した時だった。
突然、振動が襲い、石川達のいる地面はエレベーターのように下がっていく。
「うわっ!」
加速がつき、一気に千メートルを下がり切った。
「ここは!?」
石川達の降り立った場所はあの地下の大ホールであった。
「フハハハハハハハハ……ウエルカム、異世界の小僧ども!」
魔法人の真ん中にある魔炎台の前から、ゆっくりと大柄な人影がこちらに歩み寄ってきた。
「お前がマージュII世か!?」
石川の叫びに、マージュII世は悠然と頷いた。
「そーとも! 私こそ、現在ダークマジッカーを取り仕切る魔王にして、今世紀最大の大天才、マージュ・ギッカーナII世だ。キミたちがなかなか来ないので、こちらから招待させてもらったよ。まあ、ちょっとばかり予定が変わったこともあってね……」
「なにを!」
「さてと、少年たち。トゥエクラニフとウスティジネーグを救いたければ六つのクリスタルをこちらに渡してくれたまえ」
だが石川はいきり立って叫んだ。
「嫌だ! お前の命令なんか聞くもんか!」
「ふむふむ……では、これを見たまえ」
マージュII世が軽く手を上げた。
ボーッと天上あたりの空間が揺らめき、ぼやけた映像が浮かび上がる。
「ブクソフカ……」
サクラ達が叫ぶ。
大陸の上空では黒い球体のタイマーが休みなく動いているのが分かった。
「今ならまだ間に合うがね」
マージュII世が余裕の笑みを浮かべる。
「くそう……」
石川達は悔しそうに拳を握り締めるが、マージュII世にクリスタルを投げつけた。
「フハハハハハ……! ついに六つのクリスタルが我が手に落ちたぞ!」
クリスタルを魔法陣にセットしたマージュII世が、喜びの声を上げた。
「おい、マージュII世! クリスタルを集めてどうするつもりだ!」
「フフフ……それは主(しゅ)に聞くことだな」
マージュII世は魔炎台の方に向き直って叫んだ。
「主よ、揃いましたぞ! ここにすべてのクリスタルが!」
魔炎台から黒い炎が高々と燃え上がった。
<待ちかねておったぞ、マージュII世! さあ、ナイトキラーを出すのだ!>
「はっ!」
マージュII世がコントローラーを取り出してボタンを押した。
天井が開き、大ホールそのものが浮上を始める。
「何が始まるって言うんだ!?」
大ホールは石九小の校庭へと出現した。
目の前にトゥエクラニフ化した校舎がそびえている。
「ここは……」
「いでよ、ナイトキラー!」
グガガガガガガガ……
バリバリバリ……
ギュォォォォォォ……
空間が揺らぎ、巨大な黒い穴が上空に現れる。
中から全高十メートルほどのメタルゴーレムが出現した。
「なんてでかいメタルゴーレムなんだ!」
「フハハハハハハ……私の開発した究極のメタルゴーレム、ナイトキラーだ!」
<そして、我が肉体でもある!>
「えっ!?」
石九小の結界に集中するエネルギーがひときわ強くなった。
それと呼応した魔法陣が、そして六つのクリスタルが光り出す。
「なんだ!?」
<我に力を!>
黒い炎が天を焦がすほど高々と燃え上がった。
「これは!」
ビガッ!
六つのクリスタルからエネルギーが放出され、魔法陣へと集まる。
エネルギーは黒い炎と共に一挙に上昇し、そのままナイトキラーの頭部に吸い込まれていった。
「誕生、ナイトキラー!」
邪悪な声があたりに響き渡り、今、生命を得たナイトキラーが満足そうに両手を大きく広げた。
ナイトキラーから放射された悪の喜びが周囲に満ち溢れた。
~つづく~
今晩は、アカサカです。
今日はオランダの民話、『オランダで死んだ日本の鬼』です。
では、本文スタート!
オランダで死んだ日本の鬼
☆
むかし、むかし、日本の将軍が、オランダの王子に贈り物をすることになりました。
そこで将軍は、家来たちを日本国中回らせて、珍しい品物を集めさせました。家来たちが探してきた色々の珍しい品物は、江戸の将軍の屋敷の中に、大事にしまわれました。
その蔵の中に、ある夜、一匹の若い鬼が紛れ込みました。鬼は周りを見て、びっくりしてしまいました。今まで見た事のないような、金でできているぴかぴかの箱や、真珠をちりばめた小箱や、金銀まきえの立派な机、七宝の壺などの宝物が、たくさん並んでいるではありませんか。
「なんと素晴らしいのだろう!」
鬼は目を輝かせて、品物の上に飛び回ったり、美しい着物をひっかけて、お神楽の真似などをしていました。
その時、ふいにガチャンと、蔵の錠に鍵を差し込む音が聞こえました。
「あっ、いけないっ、人間が入って来るぞ。見つかったら大変だっ」
鬼は慌てて近くにあった醤油壺をつかむと、タンスの引き出しを開けて、その中に入り込みました。
蔵の中に入って来た人は、そんな事には少しも気が付きません。大勢の職人を指図して、並んでいる品物の荷造りをさせました。職人たちは、大きな箱に品物を詰め、蓋をかぶせて釘付けにしてから、それを長崎へ送り出しました。
長崎に届いた箱は、今度はそこに待っていたオランダの船に積み込まれ、オランダのロッテルダム目指して船出しました。
何日も何日も、波に揺られた後、船はようやく無事にロッテルダムに着きました。すぐに荷物は船から降ろされ、ヘーグという所に住んでいる、王子の御殿に運ばれました。
箱の中から贈り物が取り出されました。品物は次の日、王子と王女に見せることになっているので、品物のほこりを落とすために、女の召使がやって来ました。
召使は、贈り物が目の覚めるほど美しいので、掃除するのも忘れて品物に見とれていました。それから、タンスのそばへ歩いて行って、引き出しを一つ一つ開け始めました。すると、いきなり引き出しの中から、得体の知れぬ恐ろしい物が飛び出しました。召使はびっくりして、尻餅をつきました。
引き出しを飛び出した鬼は、階段を転げるように走り降りて、下の部屋へ逃げ込みました。そこは御殿の食堂で、六人の男が食事をしていましたが、ふいに見た事のない怪物が飛び込んできたので、みんな真っ青になり、ご飯を放り出して逃げ出しました。けれども六人の内、コック長だけは勇敢な男だったので、包丁をつかむと鬼に向かっていこうとしました。
「た、助けてくれっ」
鬼は悲鳴を上げて、地下室へ逃げ込みました。
地下室には、チーズや塩漬けの魚やパンなどの食料品がいっぱい置いてありました。みな、王子たちが食べるご馳走となる物ばかりでしたが、日本から来た鬼は、今まで一度も食べた事も、見たこともありません。チーズの匂いにはびっくりして、
「うわー、なんて臭いんだろう。まるで鼻が曲がりそうだ。こりゃあ、たまらない。こんな所にいたら、死んでしまう」
と、鬼はまた、食堂の方に引き返しました。
幸い、もうそこには誰もいなくなっていたので、鬼は食堂をぱっと駆け抜けるが早いか、ドアを開けて外へ飛び出し、畑の方へ駆けだしました。
すると、前の方から、干し草をかきまわす棒を持ったお百姓がやって来たので、鬼は、
(あっ、大変、あいつに見られたら、きっとあの棒で叩かれるに違いない)
と思い、そばにいた雌牛の背中に飛び乗りました。なんとも分からないものに、いきなり角をつかまれた雌牛は驚いて、
「モウーッ、モウーッ!」
と鳴きながら、牛小屋目がけて走り出しました。
一方、王子の御殿では、召使たちが御殿に怪物が出たと大騒ぎをしていました。王女がその騒ぎを聞きつけて、
「どうしたのですか、何をそんなに騒いでいるのですか」
と、不思議そうに、自分の部屋から出てきました。
すると、タンスの引き出しを開けた途端、鬼に飛び出され、尻餅をついた女の召使が、ほうきを持ったまま、
「はい王女様。明日、王子様や王女様にお目にかけることになっていた日本からの贈り物を私がお掃除しようとしたところ、タンスの中から何か、それはヒヒのような獣で御座いました、そしてそれが、ロシア語のような言葉で叫んだので御座います」
と話しました。ところがコック長は首を振って、
「いいや、ヒヒなんかじゃなかった。あれは確か、黒い羊が後ろ脚二本で突っ立って、歩いたのに違いありません。それに叫んだのはロシア語ではなく、ドイツ語で御座いました」
と言います。また、料理人のデブの女は、
「いえ、いえ、そんなものではありませんよ。あれは真っ黒い犬です。だけども、私はその獣の背中だけしか見えませんでした。それから、言葉は英語です。間違いありません」
と言いますし、男の召使は、
「私は、あまりびっくりして、その獣の姿ははっきりと見えませんでしたが、言葉だけははっきりと分かりました。あれはスウェーデン語で御座います。私は前に、水夫たちがスウェーデン語で話しているのを聞いた事がありますが、獣の叫んだ言葉は、それとすっかり同じで御座いましたから……」
と言いました、そして一番おしまいに、使い走りの小僧が、
「私は、あの怪物は獣ではなく、悪魔に違いないと思います。もし、獣でしたら、言葉など喋るはずがありませんもの……。その言葉ですが、あれは確かにフランス語で御座いました。これはもう、間違いありません」
と口を出して、てんでに知ったかぶりをしました。
王女は召使たちがオランダ語しか分からない事はよく知っているので、話を聞いて、可笑しくなるやら呆れるやらで、
「お前たちは、馬鹿ばかりが揃っていますね」
と、みんなを叱りつけて、そのまま部屋へ入ってしまいました。そして、はるばる東洋の国から送られてきた珍しい品物を、広間にずらりと並べさせました。
その内ヨーロッパ中に、オランダの王家には、日本から運ばれた珍しい贈り物がたくさん飾られているという噂が伝わり、毎日毎日、大勢の人々が見物しにやって来るようになりました。
ところで、タンスの引き出しの中に隠れたために、いつの間にかオランダまで連れて来られた、あの可哀想な日本の鬼はどうなったのでしょう。
鬼は御殿から逃げ出して、牛の背中に飛び乗ったところ、牛は驚いて鳴きながら自分の牛小屋に駆け込みました。その家の百姓のおかみさんが、牛のただ事ではない鳴き声を聞きつけて、急いで外へ飛び出しました。見ると、牛の背中に得体の知れない恐ろしい怪物が乗っているではありませんか。
「きゃー、助けてっ!」
おかみさんが悲鳴を上げたので、近所の人たちがびっくりして、手に手に棒を持って駆けつけてきました。
それを見た鬼は、
「殴られたら大変!」
と、牛の背中から飛び降りて、おかみさんの部屋へ逃げ込みました。
その部屋で、おかみさんがタンスの中から何かを取り出していたらしく、引き出しが開いたままになっていたので、鬼は、またその中に飛び込みました。ところがその時、ずっと手に持っていた醤油の入った壺から醤油がこぼれて、タンスの中に入っていた綺麗なレースや帽子などを汚してしまいました。おかみさんはそれを見ると、今度は怒り出して、
「まあ、なんて事だ。私の一番いい帽子を台無しにしてしまって……」
と、大声で叫びながら、ほうきを振り上げて鬼の方へ近寄ってきました。
鬼はすぐまたタンスを飛び出して、逃げ道は無いかと部屋を見渡すと、壁に大きな穴が開いていました。
「しめた、助かったぞ」
鬼は喜んで穴の中に潜り込みました。そこは煙突の口でしたが、その頃日本にはまだ煙突などなかったので、鬼はそんな物とは知らず、喜んで隠れていました。そして、ふと上を見ると、ずっと上の方に、青空が見えているのです。
(おやっ、天井の方にも穴が開いているぞ。すると、あそこから外へ出られるんだな)
そう思った鬼は、煙突の中をよじ登っていきました。ところが登っていくうちに、煙突の中にたまっていた煤がばらばらと落ちてきて目の中に入るし、鼻の中に入って息も出来なくなりました。
「うわー、これはたまらぬ。目が痛くて潰れてしまいそうだ。こんな酷い目に遭いながら上へ登るより、おかみさんに頭を叩かれた方がまだましだ」
鬼は上へ出るのをあきらめて、そこから下へ飛び降りてしまいました。
煙突の口へ逃げ込んだ鬼が、煤だらけの姿で、また部屋の中に飛び出してきたので、おかみさんは持っていたほうきで思い切り殴りつけました。頭ががーんとして、気も遠くなりそうになったのを、鬼はやっとこらえて、地下室へ駈け込みました。
「ああ、良かった、これでもう、あの怪物をここへ閉じ込めてしまえる」
おかみさんはほっとしてそう言うと、さっと地下室の戸に鍵をかけてしまいました。
けれども、なんだか分からぬ恐ろしい怪物を、いつまでも家の中に閉じ込めておくわけにはいかないので、怪物を退治する事にしました。そこでおかみさんの主人のお百姓は、よその家に鉄砲を借りに行き、手伝ってもらう男の人を一人連れて帰ってきました。
鬼が地下室に逃げ込んでから、一時間ばかり経っていましたが、いよいよ怪物退治を始めることになりました。
「私がここで狙いをつけていて、怪物が飛び出してきたところを撃つことにするから、お前さんは、地下室のドアを開けてくれ」
と、お百姓が男の人に頼みました。男の人は、ドアのカギを外し、びくびくしながら戸を開けましたが、怪物は飛び出してきませんでした。
「おや、どうしたのかな?」
男の人は、恐る恐る中を覗いてみると、なんという事でしょう。怪物はもう、床の上に倒れて死んでいたのです。
可哀そうに、鬼は、日本からいきなり遠い遠いオランダまで運ばれ、見る物みな見慣れぬものばかりですし、恐ろしい目に遭ったりして、寂しさと悲しさで気が狂ったようになり、とうとう死んでしまったのでした。
お百姓の家の地下室で、変な怪物が死んだという噂を聞いて、村中の人たちがそれを見に集まってきました。
「ふーむ、こりゃあ何だろう」
みんな、いくら首をひねっても、その死んだ怪物がなんであるかは、さっぱり分かりませんでした。
ところで、そのお百姓の家に、
「その人間のような奇妙な怪物を、私に譲ってはもらえないだろうか」
と言ってきた男がいました。お百姓は、なんだか得体の知れない怪物を家に置いておいても仕方がないので、すぐに男に譲ってしまいました。
男はとても嬉しそうに帰っていったので、人々は、
「あんなもの、何にするのだろう」
と、不思議に思いました。
家に帰った男は、さっそく鬼の姿を石に彫刻したり、粘土を焼いたりして、それに真っ赤な色を塗りつけました。そして、
「これは、今度、聖人様のお祈りで対峙された悪魔です」
と言いふらしました。
すると男の思った通り、みんな珍しがって、あとからあとから、見物に押しかけてきました。その中で、瓦屋や建築師などは、男の作ったものを見ると、
「これは素晴らしい。これを見本にして、新しく悪魔の顔を掘った瓦を作ったら、いい物が出来るぞ」
と言って喜び、どんどん買い込んでいきました。それでその男は、うんとお金をもうけたという事です。
~おしまい~
いかがでしたか?
鬼は災難でしたが(ぶっちゃけたまたま紛れ込んだだけで、何も悪い事はしてませんし)、当時のオランダの日本観がよく分かると言うか……。(^ ^;)
挿絵から見てみても、どちらかと言うと『鬼』よりも『ゴブリン』なんかに近いイメージだったようですね(むしろ日本の鬼に近いのは『食人鬼(オーガー)』なんかのようですし)。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
こんにちは、アカサカです。
今日はアメブロの方にも、ちょっと記事を書いてます。
昨日買ったアークとドロンアークを並べてみましたが、メタリック部分の色合いはだいぶ違いますね……。(^ ^;) もうちっと青かったか……
さて、『ブロクエ』ですが、いよいよあぶら超人さんの登場ステージに取り掛かりました(まだ最初のボスも作ってないのに)。
本作初の『しろ』を使ったマップです。
各ブロガーさんの拠点は一画面分としているので、こちらもその法則で作っています。
かくして、話しかけると仲間になって下さいます。
詳細な会話はこの後考えるつもりです。
字数の関係でキャラ名が『アーブラ』になってるので、その説明も(笑)。
ちなみにT2さんとサースィさんを主人公に選んで話しかけた場合はセリフが変わります(お二人はあぶら超人さんと直接の面識はお持ちでないので)。
で、エディット画面。
実は最初は緑の枠に置いたイベントで三人分作ろうとしたのですが、なんと自己紹介と加入イベントを入れただけで容量がオーバーしてしまったので、右にもう一つコピーして、同じイベントを作りました(苦笑)。
ちなみに本棚にはドラゴンボール、TFジェネレーション、『宇宙船』がおいてあったり。
装備品。
武器はケルベロスΔからキュアフルーレに変更しました。本当はファイヤーフルーレにしたかったんですが、例によって字数が……(苦笑)。
しかし、『アウターシェルを身にまとってキュアフルーレとガードラーを携え、ウルトラクラウンとスカウターを身に着けている』ってなかなかすごい姿になりそうな(設定したお前が言うな)。
さて、『ロボNINブログ』からすぐ南に、今回のダンジョンがあります。
入口は扉でふさがれていて通れないのですが……。
あぶら超人さんを仲間にした後だと、ドラクエの解錠呪文『アバカム』で開けてもらい、中に入れるようになります。
んで、ここのボスは『TF超神マスターフォース』に登場したダウロス。
もちろん、あぶら超人さんが取り扱われてるコンテンツからです。
ボス用グラフィックの中にミノタウロスがあったので登用しました。
ちょうどダウロスは劇中でミノタウロス伝承の基になったって設定があるのでいいかなと。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今晩は、アカサカです。
タイトル通り、今日はお袋の誕生日でした。
と言っても、給料日がちょうど明日なので、今日はささやかなプレゼントで……本命はまた次回、実家に帰ってきた時、という事で。(^ ^;)
さて、今日は昨日とは打って変わって晴れたので、久々にマリノアシティに行ってきました。
ここでお昼にしようと思っていたからでして。んで……。
『一風堂』のもつ豚骨ラーメンも美味しそうだとは思ったのですが、ラーメンは昨日食べたのと、来月の22日までやってるって事で……。
こちらの『100時間カレー』にしました。
ベーシックな、『牛肉と玉ねぎのカレー』です。
自分でルーをかけるというスタイルなのは知りませんでした。(^ ^;)
という訳で、頂きます。
辛さは『基本』『中辛』『辛口』とあったので『中辛』にしてみましたが、言うほど辛くはなかったです。
ご馳走様でした
次はバターチキンカレーの辛口にでもしてみるかなぁ……。
その後は、ちょっとトイザらスを覗いたりしました。
お次は橋を渡って、マリナタウンのショッパーズモールへ。
そう言えば、北海道の物産展をやってました。
永谷園のカニ茶漬けとウニ茶漬けのセットが目を引きます。
一通り回った後は、地元のBOOKOFFに行って……
先日アメブロの方で紹介した『十~忍法魔界転生~』の原作にあたる『魔界転生』の下巻があったので買ってきました。
基本的に、原作に忠実に漫画化されてるせがわまさき版も、比べてみると結構な違いがあったり……。長岡与五郎(らしき老人)も漫画版のみの登場という、いわば内輪でのコラボネタで驚きました。与五郎は『山風短』第2巻『剣鬼喇嘛仏』の主人公でして、タイトルの通り山田風太郎の短編をせがわまさき氏が漫画化した作品で、『忍法魔界転生』よりかなり以前に刊行されていました。
もう一つ、上の階のホビーオフではSFCを購入。
今回もAVケーブルが無い奴でしたが……。
見事、起動に成功。
おまけにターボファイルもちゃんと読み込んでくれました!
これで『ブロクエ』が完成したら、レンタル用にもう一つカートリッジを買ってダウンロードする、という計画が現実味を帯びてきました。
ただ、このSFC、何故か『ツクール2』は(2本持ってる内の2本とも)何回やっても起動できないんですよねぇ。例の互換機では一発で起動するのですが……
取り敢えずカセットの起動すら出来なかった先日のSFCは、明日、中津に戻ってから返品しに行こうと思います。
夜にもう一度、晩酌用のおつまみを買いにマリナタウンのショッパーズモールに行ってきました。
割引の唐揚げが、ちょっと目を離したすきに取られてしまってジーザスぅ……。
代わりに冷凍のピザを買ってきました(苦笑)。
実はその直前、地下鉄で天神のまんだらけに行ってまして……。
昨日見つけたものの、財布事情で後回しにしようと思った『装着変身』の仮面ライダーアーク&レイを買ってきました。
今日、意図せずして降って湧いたようなラッキーがあったので。(^_^;)
取り敢えずアークだけ組んでみました。
……胸部の鎖がパッケージ写真みたいに胸部鎧の中に納まらないんですが、これで正しいんですかね?
次はベリアルマントの調達だな……。
私(デュアルゼノン)と並べてみました。アークの方が微妙に大きかったです。
聞いたところによると、T2さんの身長は私よりちょっとだけ高いらしいので、ちょうどよかったです(何が)。
ベルトのアキバさんはこんな感じ。
これで当方でも、アキバさんが一通りの形態をとれます。
……今度はバジのフルボトル形態(アーツ版ヴェノムゴルゴンの付属品の方)と並べてみるかな。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
こんばんは、アカサカです。
今日は連休時にはもはや定番の日程、天神に出かけました。
タイトル通り、出かけた頃は「これ、台風と違う!?」って言いたくなるくらい、風も強かったです(苦笑)。
お昼は割引券を持っていたので、先日と同じく『丸源ラーメン』です。
料理が来るまで、また野沢菜醤を食べながら待ちます。
前回は気づきませんでしたが、『拉麺胡椒』なんてのもあったんですね……。
メニューは前回と同じく、醤油ラーメンの餃子セットです。
餃子はまず何もつけずに食べるのが私のジャスティス。
そう言えば海原雄山が、「餃子で一番大事なのは皮」っつってましたっけ。
さて、醤油ラーメンには揚げニンニクをたっぷり入れます(このあとさらに追加したのはここだけの話)。
ご馳走様でした。
この後はいつも通り七隈線で天神まで行ったんですが……途中から変なオッサンが乗ってきて、私の横に強引に座ってきました。
明らかに頭がオカシイような奴だった(終点に着いて下車しようとした時も、わざわざ私が座っていた座席に一度自分で座っていた)ので終始無視していたんですが、お袋に夜、この話をしたら「因縁つけられたらいけないから、そういうおかしいのが来たらすぐに離れなさい、そういうのに限って力だけは強かったりするから」って言われました。(^ ^;)
まぁ確かに、頭がアレな人たちって、最悪の場合殺人すら無罪になることもあるから、考えてみたら結構危ない綱渡りだったのかも……
さて、話を戻しまして、天神のベスト電器でいつも通りメロンブックスやらしんばんを見た後、天神駅の方で時刻表的にちょうどいい時間だったので、貝塚線で久しぶりに貝塚まで行ってきました。
雨も降ってましたが、傘を持ってきてなかったので、そこそこ濡れましたが……(苦笑)。
んで、マンガ倉庫へ。
ここでは特に収穫は無かったです。『RPGツクール SUPER DANTE』もあったんですが、さすがにターボファイルツインが使えない状況で三個目を買っても……という事で、今回はスルーしました。
いつかターボファイルツインが使える状況になったら、『ブロクエ アナザー』のダウンロード用に三つ目を買って、ネッ友さんに実際にプレイしてもらう、てな事も視野に入れてはいますが。
貝塚駅に戻る途中、こんなのを買いました。
以前にも、下曽根から安部山公園駅に向かう途中の自販機で見つけて興味はあったんですが、実際に飲んだのは今日が初めてです。
あ、ところで、画像に写ってる、昨日開封した『SUPER DANTEガイドブック』の『実践編』ですが、本当はどうもフィールドマップの地図(実際のゲーム画面をそのまま使った物)も付属していたようです。
確かによくよく見てみると、一番最初のページの直前に何かを引きちぎったような跡が……。
マジかよ!?
その後、まんだらけでは白い魔法使いこと、仮面ライダーワイズマン(っつっても、本編でこの名前で呼ばれたことは無いですが)のアーツを中古でゲットしました。
一応、今後の改造材料用として確保してます。
あとは『RKF』でポッピーが出てくれたらなァ……。
てなわけで、開封。
手持ち武器であるハーメルケインは立体化されていません。
お話は変わりまして、ブロ友さんのトギエモンさんがG1ロディマスの肩に可動を仕込む工作をされていたので、元のパーツはどんなだったか確認したくなって手持ちのロディマスを引っ張り出しました。
シールが貼ってある方(左)が一番最初の復刻版で、貼ってない方(右)が『TFコレクション』版になります。
実際に現物を見て思いましたが……よくこんなクリアランスが狭い場所を(ボディに接続されてる肩の軸が付いたまま)綺麗にぶった切れたなぁと、感心してしまいました
それと、デストラクティコン・スカージなんかも。
これも先日記事にした関係です。
もともと“原語版”にあたる日本版の『カーロボ』では発売されず、後にアメリカに輸出された『(初代)R.I.D』にて発売されました。エンブレムがコンバットロンの逆G2サイバトロンマークではなく、G1デストロン(ディセプティコン)なのもそのせいです。
日本では後年、トイザらス限定で販売されましたが、私はその時は買い逃して、後年、まんだらけ(だったよな?)でようやく購入できました。
で、これもオリジナルのブラックコンボイと同じく、G2期の『コンボイ・ミサイルトレーラー』のリカラーアイテムなんですが……。
御覧の通り、かかとが無いのですっげぇ倒れやすいです
まぁ、この時期のG2アイテムはみんなそんなもんですが。
同じくデストラクティコン・ブラジオンと。
珍しく、お馴染みの骸骨武者のアウターシェルではなくてインナーロボの方を意識した仕様(と言っても、当時はブラジオンのリメイクアイテム自体コイツくらいしかありませんでしたけど)です。
……目の部分を無理やり塗装をつなげてゴーグルっぽく見せようとしてる努力が何か泣けてきます(苦笑)。
ちなみに、後年SGブラジオンのデザインに流用されたそうですね。
で、こいつもスカージ(ブラックコンボイ)も、御覧の通り……。
シルバー部分のパーツの日焼けがすっごいです
このように。
背面も多少日焼けしていますが、前面はそれの比ではありません。
冷暗所で保管してたんだけどなぁ……。
こういうのって、ワイドハイター+紫外線で治るんでしたっけ?(^ ^;)
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
こんばんは、アカサカです。
明日からまた二連休なので、今日は実家に帰ってきました。
んで、この間買ったSFCを実家に置いていたAVケーブル使って動作チェックしてみたのですが……。
スイッチは入るものの、カセットを読み込んでくれませんでした(スイッチを入れると画面の色が変わるので、AVケーブルの方は悪くない模様)。
一週間以内なら返品できるからいいんだけど……またあれを担いで中津まで戻らなあかんのかい……。S●it! F●ck!
取り敢えず、明日辺り、地元のBOOKOFFで別のSFCを買ってみようと思います。
さて、実家に帰った後、以前からヤフオクで自作の背景を出品されている方の新商品を開封しました。
今回はちょっと裏通り系の奴です。現在、私が依頼して作って頂いた作品にも入札中なので、無事に落札できることを祈るのみです(笑)。
もう一つ、『SUPER DANTE』ガイドブックの『実践編』も開封しました。
これは私が前から持っていた『入門編』から一歩進んで……。
ちょっと複雑なイベントの作り方や、
凝ったストーリーの作り方、
ストーリーのアイデア集(因みに画像真ん中の奴は、『ツクール2』のサンプルゲームにて、主人公の妹がストーリーのアイデアとして出してきます)などなど。
他にも『入門編』でもあった魔法や敵のグラフィック一覧(こっちの方が一カ所にまとめてあって見やすいですが)や、
ダンジョンのパーツ一覧、
さらにはコピーして使える、主人公やアイテム、モンスター、スイッチ管理の一覧表なんかも付属しています。
さて、今日の晩酌は、いつものアピロスなダイエー福重だった元イオン福重店のMEGAドンキで買ってきた『氷結』と、『2種のチーズの香ばし焼き』で行こうと思います。
『香ばし焼き』の容器はアルミっぽいので、電子レンジではなくオーブンであっためて……。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
サイトを更新しました。
今日は『テレビ雑誌コーナー』です。
では、本文スタート!
サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、ブラックコンボイを紹介するぞ!」
サンクラ「ブラックコンボイは、デストロンガーの暗黒司令官だ。元はサイバトロンの政治犯としてブレイブマキシマスを管理するために地球で休眠状態だったプロトフォームに、ギガトロンが自身の悪の魂を与え、トレーラーとファイヤーコンボイをスキャンしたことで、コンボイタイプのTFになったぞ」
サンクラ「バストアップ。上述の通り、外見はコンボイタイプそのものだが、性格は冷酷残忍で器量も狭く、自信過剰と、どっちかと言うとスタースクリームやレオザックに近い役回りだったぞ。ギガトロンに面従腹背だったのも、『GF』のスタースクリームと共通してるな。胸部にはコンバットロンのエンブレムがプリントされてるぞ」
サンクラ「腹部のフロントグリルを押すと、スプリングで両耳の横にアンテナが出現する。説明書コミックでは、サイバトロンから再びデストロンガーに戻った際に、アイコンのように出現したぞ」
サンクラ「背中側。ビークルモードの翼が畳まれてる」
サンクラ「武器はブラックソードとプラズマガンだ。これらはオリジナル版(後述)にも付属していた装備だぞ」
サンクラ「プラズマガンは、今まで通りヘッドマスター用の小型ビークルにもなるぞ」
サンクラ「さらに、ブラックソードとも合体可能だ」




サンクラ「コミックじゃ、デストロンガーに戻った後は、同じく強制的にサイバトロンにされた部下たちを再度コンバットロンに戻して、デストロンガー再興のために旅立っていったぞ」

サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」

サンクラ「ビークルモードはタンクローリーだ。カラーリングはオリジナル版を踏襲してるが、タンク部分もボディの一部になってるのが大きな違いだ」

サンクラ「コクピットはキャブ部分じゃなくて、タンク部分に存在してるぞ」

サンクラ「タンクには、武器を装着可能だ」

サンクラ「もういっちょ、トランスフォーム!」

サンクラ「もう一つのビークルモードはジェット機だ。今回のブラックコンボイは、初のトリプルチェンジャーってわけだな」

サンクラ「コクピットはタンクローリーモードと共通だが、座る向きが前後逆になってるぜ」

サンクラ「もちろん、この形態でも武器は装着可能だ」

サンクラ「それからコミックだと、説明書には変形法は載ってねえが、トランステクターの基地モードも登場したぞ。オリジナル版でタンク部分が変形していたバトルベースを想起させるな」

サンクラ「レジェンズ版ブラックコンボイの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」
今日は『ブロクエ アナザー』で、熱ゴジラさんを作製しました。
画像はコチラ。
ちょうど『ツクール2』の方でブラウに使ったグラフィックに似てますが、これが一番イメージに近いかなと。
スペックは武闘家系にしつつ、魔法も使用するので、MPにかかわる『かしこさ』も設定しています。
一応、竜型のグラフィックもあるにはあるのですが、四つ足歩行の上に『ツクール3』の重厚な直立歩行型の奴と違って、御覧の通りショボいので、さすがにちょっとアレかなぁと……。(^ ^;)
因みに『ツクール2』には竜型の歩行グラ自体が無かったりします。
さて、本文の方は、北欧の民話『海の底で回るひきうす』です。
では、さっそくスタート!
うみの海の底で回るひきうす
☆
ずっと昔、二人の兄弟がいた。兄の方は金持ちだったが、弟の方は貧乏だった。
クリスマスが来た。貧乏な弟の家には、一切れの肉も、一切れのパンも無い。
そこで弟は金持ちの兄の所へ行って、
「兄さん、お願いですから、少しばかり食べ物を分けてくれませんか。私も、クリスマスのお祝いをしたいと思うのです」
と言った。
兄は貧乏な弟に食べ物を分けてやるのは、これが初めてではなかった。それで、
(またか)
と、嫌な顔をした。
でも、やはり兄なので、
「お前が俺の言うとおりにするなら、ベーコンを一塊分けてやってもいい」
と言った。
弟は例を言い、何でも兄さんの言われた通りにすると約束をした。
すると兄が、
「さあ、このベーコンをやるから、さっさと地獄へ行ってしまえ!」
と、そう言った。
兄は酷い事を言ったものである。が、弟は、
「約束をしたからには、兄さんが言う通りにしましょう」
と言って、ベーコンを持って、どこかへ出かけて行った。
弟は一日中歩き続けて、日暮れ方に、明るい光がきらきらと輝いている、どこだか知らない所へたどり着いた。
ベーコンを持った弟は、
(ここが地獄かも知れないぞ)
と思った。
あたりを見ると、真っ白な長い顎髭を生やしたお爺さんが、薪小屋で、クリスマスに使う薪を切っていた。
弟はお爺さんに、
「こんばんは!」
と挨拶をした。
「やあ、今晩は! こんなに遅くなって、どこへ行くのかね?」
おじいさんが弟に尋ねた。
「地獄へ行こうと思っているんです。道さえわかればね」
弟は答えた。
「もう、ここは地獄だよ」
お爺さんは言い、
「ほら、向こうに見えるドアを開けると、悪魔たちがいるんだ」
そして、弟が持っているベーコンを、じろりと見た。
そこでお爺さんは、
「ドアの中へ入ると、みんながそのベーコンを買いたがるだろう。地獄では、肉が少ないんでね。だが、いくらせがまれても、ドアの後ろに置いてあるひきうすをよこすまでは、決してベーコンを売ったりしては駄目だよ。お前がまた、ドアの中から出てきたら、そのひきうすの使い方を教えてやろう。とても便利なひきうすで、そのうすがあれば、どんなものでも引き出してくれるよ」
そう言った。
貧乏な弟は、お爺さんの親切に礼を言い、地獄のドアをたたいた。
とん、とん、とん――。
「中へ入っても良いぞ!」
そう答える声が聞こえたので、弟はドアを開けて、中へ入った。
部屋の中は、お爺さんが言った通りだった。貧乏な弟が来たのを見て、大きな悪魔や小さな悪魔がアリ塚の周りに集まるアリのように、彼を取り巻いた。そしてみんなで、弟が持っているベーコンを見つけてそれをせがんだ。
そこで弟は、
「これは私が、クリスマスに食べるご馳走なんだ。が、そんなに欲しいんなら、分けてやってもいい。けれど、このベーコンを売ってあげるとしても、そこのドアの後ろに置いてあるひきうすを、お金の代わりにもらうのでなければ駄目だ」
お爺さんに教えられた通りにそう言った。
悪魔たちは、
「そいつは困る」
と言った。
「それなら、ベーコンをあげるわけにはいかない」
「他の物にしてくれ」
「ひきうすでなければ駄目だよ」
音とは頑張った。
悪魔たちはとうとう、ベーコンが欲しさに、弟にひきうすを渡す事にした。
弟はベーコンとひきうすを取り換えると、素早く地獄から抜け出した。
見ると、この前の所に、この前の真っ白な長い顎髭のお爺さんが、前と同じように薪を切っていた。
弟はさっそく、お爺さんに、ひきうすの使い方を尋ねた。使い方は、あっけないほど易しくて、訳も無かった。
弟はそれを教えてもらうと、お爺さんに礼を言って、大急ぎで道を引き返した。出来るだけ急いだつもりだったが、それでも家へ着く前に、クリスマスイブに十二時が過ぎていた。
弟が家に帰りつくなり、
「お前さん、一体こんな時間になるまで、どこへ行っていたんです?」
と、おかみさんが言った。
おかみさんはなおも、
「何時間もここに座って待っていたんですよ。オートミールにさじもつけずにね」
と、続けた。おかみさんは待ちくたびれて、機嫌が良くなかった。
「ああ!」
と弟は言った。それから、
「そう早く帰れなかったんだよ。あっちこっち、かなり遠くまで行かなくてはならなかったんだからな。でも、今、いいものを見せてやるよ!」
そう言うと、弟は地獄から持ってきたひきうすを、テーブルの上にどかっと置いた。
そこでまず弟は、ひきうすに。
「部屋を明るくする、灯りを引き出せ!」
と言いつけた。
するとその途端に、部屋の中がぱっと明るくなった。ひきうすが、これまで見た事も無いような、眩しい灯りを引き出してくれたのである。
このあと弟は、テーブルかけだの、皿だの、色んな料理だの、ビールだの、お菓子だの、クリスマスのお祝いにいる物を、次々に言いつけた。
欲しい物ならどんなものでも、あっと言う間に引き出してくれた。
おかみさんは、色々なものがどんどん出てくるのを見て、
「あれ、あれ」
と、びっくりするやら、嬉しがるやら――。
そこでおかみさんは。
(私達にもなんて良い運が向いてきたんでしょう!)
そう思い、もう黙って見てばかりいられなくなって、
「お前さん、一体そのひきうすをどこで手に入れてきたの?」
と何度も尋ねた。
しかし弟は、ひきうすをどこから持ってきたか、おかみさんにも教えなかった。でも、おかみさんがあんまりくどくどと訊くものだから、
「同じことを、いくらくどくど訊いたってしょうがないじゃないか。素晴らしいひきうすなんだから、それでたくさんだろう」
そう答えた。
実際、貧乏な弟は、欲しい物やいる物をせっせと引き出すために、酷く忙しかったのだ。弟は次から次と、色んなものをどんどん引き出し続けた。
三日目に、弟は友達を呼んで、大宴会を開いた。
「やあ、素晴らしいご馳走が、随分たくさんあるなあ」
みんなは大喜びで、腹いっぱい、飲んだり食べたりした。
ところが、金持ちの兄が、この有様を見て、たいへん機嫌を悪くした。貧乏な弟が、何もかも持っているという事が、我慢がならなかったのである。
「ついこの間のクリスマスの晩には、こいつは酷く困っていて、私の所へ来て、お願いだから食べ物を分けてくれと頼み込んだ。それが今日になると、まるで王様か大金持ちみたいな宴会をするんだからな」
兄はみんなの前でそう言った。
それから兄は弟の方を向いて、
「ところで、一体、こんな財産だのご馳走だのを、どこで手に入れたんだい?」
と、たずねた。
「ドアの後ろさ」
弟は答えた。
弟は、それっきりしか言わなかった。兄に秘密を知られたくなかったからだ。
けれど弟は夜になるにつれて、昼間から飲み続けた酒に酔っぱらってきた。酒は油断がならない。弟はとうとう、ひきうすの事を隠しておくことが出来なくなってしまった。そこで弟は、隠しておいたひきうすを持ち出してくると、
「ほら、これですよ。このひきうすが、色んなものをみんな出してくれたんです」
と言った。
おまけに弟は得意になって、兄が見ている前で、欲しいと思う物を二つ三つ引き出して見せた。
これを見たら、誰だって欲しくなるのが当たり前だろう。兄はどうしてもそのひきうすが欲しくてたまらなくなった。
弟よりは、兄の方がずるがしこい。兄は弟を色々と言いくるめた挙句に、そのひきうすを、とうとう自分の物にする事にした。それでも、金を千五百クローネ弟に払わなければならなかったし、そのうえ、秋の取入れの頃までは、そのひきうすを、弟の手元に置く約束をした。貧乏な弟は、自分の所に秋までひきうすがあれば、何年分かの食べ物を引き出しておけるからと、そう考えたわけだった。だから、ひきうすに仕事がなくて、さび付いてしまうような心配が少しも無かったことは言うまでもない。
秋が来た。取り入れの頃になって、ひきうすは金持ちの兄の手に渡った。けれど、貧乏な弟は、うすの使い方を、兄に詳しく教えてやらなかった。
兄がひきうすを家へ持って帰った時は、もう夜になっていた。
あくる朝、兄は自分のおかみさんに、畑に出て草刈り人たちと一緒に草を刈って、干し草を作るようにと言いつけた。そして、自分は家にいて、昼飯の支度をする、と言った。何しろひきうすがあるので、昼飯を作る事など訳はないと考えたのである。
昼飯時が近づくと、兄は台所のテーブルの上にひきうすを持ち出して、
「魚のニシンと、オートミール粥を引き出せ! 上手に、早く引き出せ!」
と、そう言った。
ひきうすはさっそく、ニシンとオートミール粥を引き出し始めた。はじめはありったけの皿に、いっぱい引き出した。次には、ありったけの桶や、たらいにいっぱいになった。その内に、台所の床まで、一面にあふれた。
兄は慌てた。ひきうすが引き出すのを止めようと思って、ひねったり、回してみたりした。ところが、ひきうすはねじったりひね回したりすればするほど、どんどん回り、いっそう勢いよく、引き出し続けるばかりだった。兄はとうとう台所中にたまったお粥でおぼれそうになった。
「これは、たまらぬ!」
兄は急いでドアを開けて、自分の部屋へ駈け込んだ。が、見る見る部屋の中も、お粥で一杯になってきたので、命が大事とばかり、表の戸に飛びつき、戸を開けるなり、外へ飛び出した。
しかし、兄が外へ飛び出したからと言って、ひきうすが引き出すのをやめたわけではない。ニシンとお粥は兄の後を追って、どんどん溢れ、流れてきた。その様子と言ったら、まるで畑一面に覆いかぶさった、途方もない滝のようだった。
ところでおかみさんの方は、畑で干し草の手入れをしていた。が、いつまで経っても昼飯の知らせが無いので、とうとう草刈り人たちに、
「まだ、昼飯に呼びに来てくれないけれど、そろそろ帰った方がいいと思うがね。もしかしたら、お粥をこしらえるのに手間取って、私に手伝ってもらいたいのかも知れないんでね」
と言った。
みんなも賛成だった。で、みんなで家をさして歩き始めた。
ところが、みんながほんの少し丘を登った時の事だった。ニシンとお粥が一緒になり、洪水のような勢いで流れてくるのが見えた。流れの戦闘を、命がけで走って来るのは、金持ちの兄その人である。
金持ちの兄は、おかみさんやみんなの横を走り抜ける時、
「おーい、みんな、大丈夫か! お粥に溺れないように気をつけろ!」
と、大声で叫んだ。
兄はそのまま、まるで悪魔にでも追いかけられた人のように、大急ぎで弟の家へ駆けこんだ。そして、
「これ、弟、助けてくれ! 一生のお願いだ! 今すぐ、ひきうすを止めてくれ!」
と、気が狂ったみたいに喚いた。
「もうしばらくこのままにしておいたら、村中がニシンとお粥にのまれてしまう」
兄はそうも言った。
そこで弟は、この時とばかり、
「あと千五百クローネ出したら、ひきうすはこちらへ返してもらってもよい」
と、うまい事を言った。
「仕方がない。千五百クローネ出そう」
兄が答えた。
そんなわけで、貧乏な弟はまた、金とひきうすを手に入れた。
さて、弟はまたしてもひきうすに色んなものを引き出させた。
そして、兄の家よりも、ずっと立派な家を建てて、ひきうすに引き出させた金を使い、金の瓦で屋根をふいた。その弟の家は、海岸に建っていた。で、金の屋根がキラキラと輝くのが、海のはるか向こうからでも見えた。
海を船が行く。船でそばを通りかかった人は、誰もが陸に上がって、金の屋根の家に住む金持ちに会い、すばらしいひきうすを見せてもらった。
ひきうすの話は、みんなに知られるようになった。どこでも大した評判だった。
ある日の事、一人の船長がやってきた。弟がひきうすを出して見せると、船長はまず、
「このひきうすから、塩も引き出せますか?」
と、たずねた。
「なんだって引き出せます。無論、塩も引き出せますよ」
弟は答えた。
それを聞くと、船長は、どんなにたくさんの金を払っても、このひきうすを手に入れたいものだと思った。と言うのは、このひきうすさえあれば、船に塩なんか積んで、雨だの嵐だのの海を、何日も何日も航海をしないでも済む。欲しい時、欲しい所で、塩がいくらでも手に入るんだからと、そう考えたのである。
そこで船長は、ひきうすを是非譲ってくれと、持ち主の弟に頼んだ。弟はなかなか聞き入れなかった。そのはずである。またと無い宝なのだから。
でも船長は熱心だった。船長があまりに一生懸命に頼むもので、弟は、相手の根気に負けた。元が貧乏だっただけに、弟はころりとまいってしまうような、人のいいところがあった。
弟はとうとう、船長にひきうすを譲ることにした。それでも船長から、何千クローネかの金をとることは相変わらず忘れなかった。船長はその金を払った。
船長はひきうすを手に入れると、弟に気でも変えられたら大変だと思い、使い方を聞く暇ももどかしく、受け取るなりさっさと船に持ち帰った。そして、急いで帆をあげて出発した。
船がだいぶ沖へ出た頃、船長はひきうすを甲板に持ち出し、
「塩を引き出せ。上手に、早く」
と、そう言った。
ひきうすはたちまち、塩を引き出し始めた。見る見るうちに、船は塩で一杯になった。
そこで船長は慌ててひきうすを止めようと思い、あっちに回したり、こっちに回したり、さかんにいじった。そうすればするほど、ひきうすは塩を引き出してやめない。これは、この前のニシンとお粥の時と、そっくり同じで事である。
船はとうとう、あまりにたくさんの塩の重みに耐えかね、ぶく、ぶく、ぶく、海の底へ沈んでしまった。
そう言う訳で、船と一緒に沈んだひきうすは、今も海の底で回り続けて、塩を引き出す事をやめないのだという。海の水が塩辛いわけは、もう言わなくたってわかるだろう。
~おしまい~
いかがでしたか?
この手の物語の『貧乏な弟』キャラって、心正しい者が多いイメージですが(この間の、同じ北欧民話の『“ほんとう”と“うそ”』の弟とか)、この弟はかなりちゃっかりしてますよね……。(^ ^;)
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今晩は、アカサカです。
今日、初めて『ヒーリングっど❤プリキュア』を見ましたが、主人公、まどかの声で『のどか』って……。
個人的には狙ってるとしか思えない……。(^ ^;)
絵柄は『魔法つかいプリキュア』系っぽい印象を受けました(実際キャラデザ担当の方は『まほプリ』でも作画監督されてたようですが)。
しかし、まどかともユルセンとも全然違う声色な辺り、やっぱ悠木さんって演じ分けの幅凄いんですねぇ(『バンブルビー』もいつかは見てみたい)。
さて、今日は休みでしたが、節約のために中津で過ごしました。
朝食がお昼近かったので、3時ちょっと前に、ゆめタウンのロッテリアでチーズバーガーのポテトSセットでおやつにしました。
チーズバーガーは久々です。
その後は、またBOOKOFFで立ち読みしたり、ヤマダ電機に立ち寄ったり、ドラモリで買い物をしました。
夕食は去年の終わりに行ったくらや食堂にしようかとも思ったのですが、上記の通り、節約のために……。
かつやの今月限定メニューにしました。
今月は『デミたまメンチカツ丼』です。
御覧の通り、デミグラスソースと卵で和えられています。
カツは上記の通り、メンチカツ。
個人的にはデミグラスソースとの相性もいいかな、と思いました。
さて、『ブロクエ』の方は、初めての街を作りました。
名前の『セカンドタウン』は、小学生の頃、国語の授業で書いたリレー小説由来です(ちなみにその名前を作ったのは、作品作りで同じ班だったクラスメイト)。
今回はサンプルゲームの『FATE』のように、『城壁の中にある町』のスタイルにしてみました。
お店を作ってみて思い出しましたが、この『SUPER DANTE』、店の商品は4つまでしか置けませんでした……(ちなみに『ツクール2』では8つまで置ける)
こちらはバー。
ドリンク系のアイテムを扱う予定です。
アイテムも色々作りました。
マスケットはアカサカ、ロングソードはT2さん、フルートはサースィさんの装備です。
防具もあれこれと。
盾系は色々と試行錯誤中です。
魔法はサンプルデータを参考に、ちょこちょこ弄っています。
先日書いた通り、『SUPER DANTE』では作れる種類と数が予め限定されているので、どんな名前を付けようか思案中です。出来るだけ各ブロガーさんにちなんだものにしたいのですが……。
なお、テレポートが『スペースブリッジ』なのはTFからで、アカサカ(とあぶら超人さん)が覚える予定です(笑)。
前にも書いた通り、本作では魔法を十個以上覚えると、古い物から順に忘れてしまうので、魔法もある程度使用者の系統を割り振ろうと思っています(何となく「初期呪文を忘れる」というのが嫌なので)。
専用呪文なんかも。
今の所『かめはめ波』はあぶら超人さんと熱ゴジラさん、『メラゾーマ』はあぶら超人さん、『放射火炎』は熱ゴジラさんの専用呪文になります(後者は本当は『放射能火炎』にしたかったのですが、平仮名だと字数が足りず……)。
もしかしたら、これらは敵側(モンスターやボス)には使わせるかも知れません。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
今日、ふとしたことからpixiv百科事典でホーリーマミとマギウスの事を調べたんですが、行動理念がウチの『店舗日誌』に登場するL.M.E(ナツミや咲夜が所属してる組織)に近くて(と言うかほぼ丸被りで)盛大に吹きました(苦笑)。一般人を犠牲にする事もいとわない、って点も共通してますし……。
一応、パクリじゃないって証明のために言っておきますが、ナツミの初登場は2016年の5月ですからね!(笑)
さて、本文の方は『ホビー雑誌コーナー』です。
では、さっそくスタート!
サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は海外版『TFタイタンズ・リターン』から、メタルホークを紹介するぞ!」
サンクラ「メタルホークは、『超神マスターフォース』に登場した、サイバトロンプリテンダーの宇宙指揮官だ。外見もサイズも人間に擬態する事が可能で、デストロンプリテンダーが活動を始めるまで、剛秀太の兄貴分として生活してたぞ」
サンクラ「バストアップ。トイはTR版トリガーハッピーのリデコで、『シージ オン セイバートロン』ってボックスセットに収録されてたトイの一つだ。販売は米国のBig Bad Toy Store限定だぞ」
サンクラ「背中側。もともとG1じゃ、日本版オリジナルのキャラクターだったが、今じゃ海外でリメイクされることの方が多いっていう複雑なキャラだ」
サンクラ「タイタンマスター。背中のロボットモードの顔以外は、ターゲットマスタージェットロン型の共通仕様だ。余談だが、タイタンマスターには特に設定はねえから、日本版みたいに『頭部を本体』と見る事も可能だぞ」
サンクラ「武器は二挺のジェット・ライフルだ。モノはTR版トリガーハッピーに付属してた銃のリカラーだぞ。ちなみにG1版にあった剣は付属してねぇ」
サンクラ「ジェット・ライフルは、組み合わせてタイタンマスター用のビークルに出来るぞ」
サンクラ「リデコ元になったトリガーハッピー(の日本版であるLG版)と。LG版トリガーハーピーの胸部にはターゲットマスター装着用の凹穴が追加されてるが、メタルホークは頭部とカラーリング以外はTR版トリガーハッピーと同仕様になってるぞ」
サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」
サンクラ「ビークルモードは星間ジェット機だ。地球から月まで、15分で往復が可能だぞ」
サンクラ「もちろん、コクピットにはタイタンマスターが搭乗可能だ」
サンクラ「ビークルモードでトリガーハーピーと。上で書いた通り、G1版と違ってカラーリング以外は同型だ」
サンクラ「今度はタイタンマスター/ヘッドマスターと。LG版は塗装が細かいから、ホークのタイタンマスターはシンプルに見えるな」
サンクラ「メタルホークの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」
今晩は、アカサカです。
今日はアメブロの方に、BOOKOFFで買ってきたコミックの記事を書いてます。
さて、タイトル通り、現在進行形のSFC版『ブロクエ』にて、初のダンジョンを作りました。
最初なのでやや短めに……。
パーツの組み合わせがかなり制限させるので、これだけ作るのにも結構時間がかかりました。(^ ^;)
入口はこちら。
最初はあぶら超人さんがスポット参戦されるステージにしようかと思っていたのですが、序盤も序盤なのと、到達レベルがだいたい3くらいなので、まずは初期メンバーのみで攻略するダンジョンにしました。
中はこんな感じ。
分かれ道や行き止まりなんかも作っています。
ボスをここに置こうかと。
どんなキャラにするかはまだ全く決めていませんが……(苦笑)。
戦闘画面。
『アキバの眷属』は、マザーサガークのイメージ……との事で。
『ネズラ』は昭和ガメラの没企画、『大群獣ネズラ』が元ネタです。
スペックはこんな感じ。
ダンジョン用のザコ、その1です。
アキバの眷属。
スピードを他よりも高めに設定してみました。
因みに先ほどのテストプレイ中、アカサカがコイツに殺られたり(爆)。
上記の画面には出てませんが、『シドンデモン』。
元ネタは『地球戦隊ファイブマン』の怪植物です。
先日も書きましたが、『SUPER DANTE』は『初期装備』の概念が無いので、出発する場所で装備一式を先頭のメンバーが手に入れ、さらにそれを残りの仲間に配分して(アイテムは昔のドラクエのように個人持ちなので)、装備するというちょっと手間のかかる方法で行わなければいけません
T2さんの場合。
『リボン』は私が「こういうのいいかなぁ」と思って作ってみました(笑)。
サースィさんの場合。
鎧は上位装備で『おしゃれなスーツ』とか、『きぬのタキシード』とかもいいかなぁ、と思っています。最終的には『ケフカのいしょう』とか。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は海外版『TFユニバース』から、アシッドストームを紹介するぞ!」
サンクラ「アシッドストームは、初代アニメ『SOS! サイバトロン』に登場した、ジェットロン保安部隊の一人だ。”レインメーカーズ”としてしか知られていないデストロンの一人で、チームメイトとほんの数人にしかその存在を知られていないぞ。アイテムは『ヘケヘケ』版ジェットロン型で、日本では未発売だ」
サンクラ「バストアップ。頭が良く、熱心で、デストロンの信義に全てを捧げてる。膨大な量のデータを整理する才能を持ち、言葉に対しても同等の能力を発揮するので非常に力のある演説を行う事が出来るが、チームの中でひっそりと生きていく方を好んでるっていう謙虚な奴だ」
サンクラ「背中から。アニメだと黄緑一色の体色だったが、トイでは御覧の通り、緑地に迷彩模様ってカラーリングになってる」
サンクラ「武器はハイペリオン3ブラスターだ。普通の雲を非常に強力な破壊力を備える酸性雨を降らせる雲に変える事が出来るぞ」
サンクラ「ハイペリオン3ブラスターは、手に持たせることも可能だ」
サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」
サンクラ「ビークルモードはジェット機だ。アニメじゃセイバートロン残留組だったから、変形モードはセイバートロンジェットだったが、トイ版はアースモードになってるぞ」
サンクラ「……ちなみに管理人の個体は、印刷ミスか、尾翼にデストロンマークが二重で印刷されてるぞ」
サンクラ「ビークルモードを上から。迷彩模様が良く目立つな。デストロンマークは、黒でプリントされてる。向きはG1トイと同じく、ロボットモードで正位置にくるパターンだぞ」
サンクラ「ユニバース版アシッドストームの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」
サイトを更新しました。
今日は『文庫本コーナー』です。
それからアメブロの方にも、久々に『幻想生物百科』を投稿してきました。
本文の方は、小説版『ファイクエII』の続きです。
前回はコチラ。
それでは、本文スタート!
「どうやらここまで来そうだな。ならばせいぜい歓迎してやるとするか。ホホホホホホホホ!」
不気味な森の出口で、高い崖の上から様子を窺っていた男が笑い声をあげる。
それは、先ほどマージュII世の背後に控えていた、あの男だ。
全身をトゲトゲした鎧に身を包み、手には真っ黒な剣と斧を握っている。
ヘルメットに覆われたその頭部の奥では、メタルゴーレム特有の無機的な瞳が光っていた。
「はあ、はあ……。上ちゃん、もう追いかけて来ない?」
「うん、大丈夫みたい……」
息を切らせながら、一同は森の出口へと歩いて行く。
「ん、ここは……?」
森の出口。それは、一面に人骨が敷き詰められた、骨の野原であった。
「ほ、骨だよ! これ全部!」
「マスター、あれを見て下さい!」
驚く上田に、錫杖が前方を指し示す。
三人が前方を見ると、空中に人骨が集まっていき、巨大な頭蓋骨が現れたのだ。
「ぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
悲鳴を上げる三人に向かって、頭蓋骨はカチカチと音を鳴らしながら突撃してきた。
「危ない!」
慌てて伏せる三人の頭上を、頭蓋骨は通り過ぎていく。
空中で反転した頭蓋骨は、再び石川達へと向かって行った。
「んなろーっ!」
岡野は拳に気を溜めると、頭蓋骨に向かって放つ。
「昇竜波!」
ズォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!
龍の形をした気を受けた頭蓋骨は、バラバラの破片に砕け散る。
その降り注ぐ破片の向こうに、人影が姿を現した。
「フホホホホホ! 貴様らが勇者の小僧どもだな!」
「おい、どうやら敵さんのお出ましらしいぜ!」
いち早く気が付いた岡野が、そちらの方を向いて叫んだ。
「んっ!?」
「私はマージュII世様の腹心、四次元ナイト!」
「四次元ナイト!?」
「ヒョーッホッホッホ! 覚悟してもらおう!」
四次元ナイトは、両手に持つ剣と斧を構えて叫んだ。
対して岡野も叫び返す。
「ふん! 腹心だか副都心だか知らないが、今やっつけてやるから覚悟しろ!」
「上ちゃん、おれ達も!」
「うん!」
三人はそれぞれの武器を構えると、四次元ナイトと真っ向から対峙した。
「行くぞ、四次元ナイト!」
ブレイブセイバーを正面に構え、己を見据える西川に対して、四次元ナイトは余裕の笑みを浮かべる。
「ふっふっふ。慌てるな、私の力を見せてやろう! ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
ビュィィィィィィィィィィ……
四次元ナイトの目が怪しく光ると、周囲の骨の山が揺れ始め、中から先ほどと同じ巨大な頭蓋骨が無数に飛び出してきたのだ。
「なんだ!?」
「二人とも、気を付けて! やっぱりこいつ、今までの敵とは格が違う!」
額に汗をにじませ、上田も錫杖を握る手に力を込めた。
岡野の方は、その威圧感をものともせず、拳を構えた。
「へっ、何をグズグズしてんだ! こんなもんコケ落としよ!」
そのまま頭蓋骨の群れに飛びかかるが、頭蓋骨たちは素早く八方に散り、岡野の拳は空しく宙を舞う。
間髪入れず、岡野は頭蓋骨の体当たりをまともに受けていた。
「ぐわっ!」
吹っ飛ばされた岡野は、背中から地面に激突する。
「岡ちゃん! よーし、ならば!」
石川はブレイブセイバーを収め、素早く印を組む。
ゼー・レイ・ヒーラ・ヴィッセル!
(閃光よ、閃け!)
「閃光呪文・バーネイ!」
石川の掌から、頭蓋骨たちに向かって放射状の火炎が発射される。
だが、頭蓋骨たちは同じように火炎を避けてかわすと、あざ笑うかのようにカタカタと骨を鳴らした。
「じゃあこれならどうだ!」
今度は上田が素早く呪文を唱え、ボンバーの光球を放った。
これまでと違い、広範囲を攻撃できるこの呪文であれば、避けようがないはずであった。
しかし、頭蓋骨たちは寄り集まって、石川達と四次元ナイトとの間に壁のように塞がったのだ。
ドガドガドガァァァァァァァァァァァァァァン!
爆煙が晴れると、その向こうから無傷の四次元ナイトが現れる。
ボンバーの呪文はいくらかの頭蓋骨を砕いたものの、完全に一掃してしまう事は出来なかったのだ。
全く攻撃を届かせることが出来ない三人を、四次元ナイトはからかうように笑った。
「フオーホホホ! どうした?」
それを見て、上田が悔しそうに拳を握る。
「くっそー……」
「くそです」
錫杖も主人と同じように、悔しそうに四次元ナイトを睨みつけた。
「それだけか? ならば今度はこちらから行くぞ!」
四次元ナイトの声を合図に、先ほどを上回る数の頭蓋骨が、三人に襲い掛かった。
素早い上に数が多い頭蓋骨たちの攻撃を、石川達は防御するので精いっぱいだ。
致命傷になる一撃こそ受けていないものの、何度も頭蓋骨の体当たりを受け、徐々に体力を削られていく石川の視界はクラクラと揺れていた。
「う~、頭がグルグルする……」
そんな石川を叱咤するように、上田が体勢を立て直して叫ぶ。
「テッちゃん、まずあの骸骨を何とかしないと駄目だよ!」
「動きが速すぎるよ! こんな時、ガダメ達が居たら……」
ガダメを召喚する眼球を握って、石川がうめいた。
「やってみよう、テッちゃん! もしかしたら、ガダメを呼べるかもしれない。このまま戦ってても、やられちゃうだけだよ!」
「よーし……。来てくれ、ガダメ!」
意を決して、石川は眼球を空中に投げ上げた。
シュパーン!
「タンガンガ~ン!」
光と共に、ガダメが石川達のいる空間に姿を現したのだ。
「ガダメ!」
「やった!」
ガダメの方も、石川達の姿を認めると、嬉しそうに笑みを浮かべた。
「おお、少年たち! 無事だったか!」
しかし、いつまでも再会を喜んではいられない。
「ふん、生意気な!」
四次元ナイトは、今度はガダメに向かって頭蓋骨の群れをを放つ。
「むむっ!」
頭蓋骨に気づいたガダメは、クローを装着すると、飛来してくる頭蓋骨を次々と叩き落していった。
「つあっ! とりゃっ! でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!」
ドガッ! ズガッ! バキィィィィィィッ!
「テッちゃん、今のうちに!」
「よーし!」
石川はブレイブセイバーを構え、四次元ナイトへとまっすぐ駆けて行った。
「てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
が、そのまま剣を振り下ろす石川の姿がフッと消えたかと思うと、その格好のまま岡野の眼前へと現れたのだ。
「いっ!?」
石川は焦るが、その勢いは止まらない。
ギョッとなった岡野は、慌てて籠手でその刃を受け止めた。周囲に耳障りな金属音が響き渡る。
「こっ、こら! おれを斬ってどうするんだよ!」
「ヒョーホホホ! 驚いたか小僧!」
「一体どうなってるんだ!?」
何が起きたのか分からない石川に、上田が言った。
「あれはテレポートだよ!」
どうやら四次元ナイトは名前の通り、次元を歪める能力を持っているらしい。
骸骨たちを操っているのもその超能力の応用なのだ。
「その通り! 貴様の攻撃など、私の四次元能力で全てかわしてくれる!」
「何を!」
再び石川が斬りかかるが、今度は骨の山の眼前にテレポートさせられてしまった。
正面からまともに山に激突し、石川は鼻血を出しながらひっくり返る。
「はにゃ、ほへ……」
「私の力を思い知ったか!?」
めまいを起こしながらも、上田と岡野に支えられながら、石川はふらふらと立ち上がった。
「くそ、どうしたら……」
「テレポートより速くあいつに攻撃できたら……」
「そうか、メテオザッパーか!」
反撃の糸口を見つけた三人は、四次元ナイトの方に向き直るが、四次元ナイトの方も鋭い目つきで石川達を見据えていた。
「私の真の力を見せてくれる。ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!」
すさまじい圧力が四次元ナイトの身体から放射され、三人の身体にはそれまでの何倍ものGがかかっていた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
次元を歪めて相手に通常の何倍もの重力を加える、四次元ナイトの必殺技だ。
そのすさまじい重力に、地面がひび割れ、石川達の身体も地面にめり込んでいく。
もう普通に立ってもいられない程だ。もし、トゥエクラニフの強化された身体能力でなければ、三人の身体は、とっくの昔に卵のようにひしゃげてしまっていただろう。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
冷や汗を浮かべながら、三人は必死に高重力に耐えている。
「ここまでだな。でやっ!」
三人が動けなくなったのを見届けると、四次元ナイトは重力波を解いて、とどめとばかりに手にしていた剣を投げつけた。そのまま重力波を使い続けていれば、彼自身の剣も重力にとらわれて石川達まで届かないからだ。
だが、とどめのはずのこの一撃は、逆に三人に逆転のチャンスを与えることになった。
ガキィィィィィィィィィィィィィィン!
どこからか飛んできたクローに弾き飛ばされ、四次元ナイトの剣が地面に突き刺さる。
続いて剣を弾き飛ばしたクローも、そのすぐそばの地面に刺さった。
「おや?」
四次元ナイトがクローが飛んできた方向に目をやると、そこに立っていたのはガダメだった。
四次元ナイトが石川達に気をとられているすきに、頭蓋骨を全て片付けてきたのだ。
「少年たち! 今の内だ! さ、早く!」
「ガダメ! よ~し!」
石川の内部に宇宙のイメージが浮かぶ。
「超新星呪文・メテオザッパァァァァァァァァァァァァッ!」
ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!
石川の右腕から、無数の流れ星のように虹色のエネルギーが飛び出す。
メテオザッパーのエネルギーは、真っ直ぐに四次元ナイトに向かっていく。
「なんと!」
避ける事もかなわず、四次元ナイトは正面からメテオザッパーにぶち抜かれる。
「ぐあああああああああああああああああああああああっ!」
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!
次の瞬間、四次元ナイトのボディは大爆発を起こしていた。
「やったやったー!」
自分たちの勝利に、上田と岡野も、軽くなった身体で飛び跳ねて喜ぶ。
四次元ナイトが倒されたことで、周囲の空間も、徐々に元の石九小のダンジョンへと戻っていった。
彼らを出迎えたアーセンが、嬉しそうにほほ笑む。
「おお、あなた達、無事だったのですね!」
「いきなり自分らが消えてもうた時には驚いたで。おまけに、ガダメはんまで消えてまうんやもんな……」
石川達は、ポリポリと頭をかくと笑みを返して言った。
「あはは、ごめんごめん。でも、もう大丈夫! さあ、先へ進もう!」
一同は頷くと、再びマージュII世の待つ屋上へと歩き出すのだった。
~つづく~
今晩は。アカサカです。
今日が節分だって事、綺麗に忘れてました(苦笑)。
さて、先日ヤフオクで落札した『ターボファイルツイン』が、本日到着しました!
これはSFC用の外付けセーブ用デバイスで、対応しているゲームのデータを記録することが出来ます。
『RPGツクール』シリーズで言えば、これに作成したゲームデータをセーブする事で、カセットロムと併せて4つまでゲームを作ったり、ターボファイルツインからカセットにデータをロードする事で、同じゲームを別のカセットにコピーすることが出来る、という代物です。
箱裏。
説明書きなどが載っています。
御覧の通り、ほとんど新古品で良い買い物をしたなぁと思っていたのですが……。
プレイしているのが非ライセンス品である互換機だからか、ちゃんと起動しませんでした……。OTL
『ツクール2』でもこの通り。
……まぁ、別に腐るものではないですし、次のお給料が入ったら、BOOKOFF辺りでSFC本体の中古品を買おうと思ってます。
さてさて、ターボファイルツインでガックリした後は、地元であちこち出かけてきました。
お昼は『すき家』で、『白髪ねぎ牛丼』のデビルおんたまMixにしたかったのですが、白髪ねぎが品切れという事で断念。
代わりにこちらの『とろうま豚中華丼・生姜スープ&仙草ゼリーセット』にしました。
という訳で、頂きます。
豚肉は少し厚めですが、名前の通り、角煮のように柔らかでした。
生姜スープ。
ワカメの中華スープに生姜が足してあります。
デザートの仙草ゼリーです。
ココナッツミルクがかかっています。前からカルディで缶詰で売られていたので、仙草ゼリーの存在自体は知ってましたが、食べるのは初めてです。
普通のゼリーよりも若干「モチッ」とした感触でした。
味はココナッツミルクの味の中に、中国らしい漢方っぽい甘みがありました。個人的には嫌いじゃないですけどね。
ご馳走様でした。
この後は、ヤマダ電機や木の葉モール、BOOKOFFなどに行ってきました。
木の葉モールでは、百円クレープのお店で、期間限定の150円のイチゴクレープを買いました。
んで、BOOKOFFではSFCの中古機を見てみました。
いくつか置いてましたが、欠品あり(ほぼAV出力ケーブルが欠品だった)で2,880円(税別)、箱付き完品で3,800円(税別)でしたので、出力ケーブルだけ自分で見繕えたらいいかなぁと。
昔、私が持ってた奴はあくまで本体が壊れてしまっただけですし。
……ちなみにSFCも64も、昔職場の先輩社員に貸して、帰ってきたあとに何故かそれぞれ一度電源を入れたら壊れました。帰ってきた後も、一度は起動できたんですけどねぇ、確か。
という訳で、自宅にて発掘。
念のため、出力ケーブル欠品の奴を買おうと思います。
これでターボファイルツインが使えるようになれば、今作ってる『ブロクエ アナザー』や『ファイクエ』をブロ友さんにも遊んでもらえるようになりますし、何より帰省の度に今使ってるSFC互換機を一式持って帰らなくてもよくなりますし(爆)。
ちなみにその過程で、昔買ったFCの互換機(現在ドン・キホーテで売ってるのとは違う機械)も発掘しました。
数年間、段ボールの中でほったらかしにしていましたが……。
ちゃんと動きました(画像は『ロックマン4』)。
それと、今日は『ブロクエ アナザー』ではあぶら超人さんの装備と、一つ目のダンジョンを作りました。
ターボファイルツインが使えないからって、制作が出来なくなるわけじゃありませんし。
武器は『ソルブレイン』、鎧はTFのプリテンダー、盾は『エクシードラフト』、兜は『ウルトラマン超闘士激伝』が由来です。ウルトラクラウンは、熱ゴジラさんも装備可能に出来るかなぁ……。数値は取り敢えず仮という事で。
あ、ちなみに一番上のリコーダーはサースィさんの初期装備です。(^ ^;)
なお、この『SUPER DANTE』は『2』以降と違って初期装備の概念がないので、初期装備はイベントでメンバーが加わった時などに、『アイテムを増やす』の命令でパーティに与えないといけません。
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。
アカサカ「てな訳で、今日はまたバスツアーに行くぞ。二人とも来るだろ?」
バジりん「もちろんです、マスター。喜んでお供致します」
アキバ「日帰り旅行だ~♪ どろんどろ~ん♪」
~場面転換~
アカサカ「今日はまた、阪急交通社のミステリーツアーだ。行先はまだ分からないぞ」
~場面転換~
アカサカ「バスの中で簡単な答え合わせはあったが、今日の目的地は佐賀だ。まずは佐嘉神社だぞ」
バジりん「佐賀ではないのですねぇ……」
アキバ「ね~ね~アカサカさん、あれな~に?」
アカサカ「ああ、あれはアームストロング砲ですよ。日本で最初に佐嘉藩の手で鋳造された150ポンドのカノン砲で、佐賀県工業会に昭和55年に複製されたんだそうです」
アキバ「へ~、ゴッツイねぇ……」
バジりん「門の手前には、一回り小さいのもあるのですね……」
アキバ「わっ、鼠だ」
アカサカ「ネズミ年って事で奉納されたみたいですね」
アカサカ「ここには大小さまざまな8つの神社があるんだ。まずは佐嘉神社の拝殿からだな。佐賀鍋島藩、第十代藩主鍋島直正命、第十一代藩主鍋島直大命が祀られてるんだって。文化、学問、交通の神様だそうだ」
アキバ「ね~バジりん、お賽銭用意した?」
バジりん「ええ、それはもちろん」
アキバ「バジりんって、こういうとこ律儀だよね」
アカサカ「次は『松根社』。礼道・芸道・学問の神様が祀られてるんだって」
アカサカ「祀られてる神様は古川松根命って言って、幼い頃から礼儀作法や学問、また書や絵画、和歌、雅楽の才能に優れてたんだってさ」
アキバ「いわゆる完璧超人ってやつね」
アカサカ「近くには『葉隠四誓願』が設置されてるぞ」
アカサカ「さて、次は……」
アキバ「バジりんバジりん、『縁結びの木』だって~」
バジりん「アキバ殿はもちろん……?」
アキバ「そりゃあTくんだよ~。バジりんだって……」
バジりん「はい……」
アカサカ「……え~っと、こちら側には、いくつもの神社があるから、一つずつ見て行こうか」
アカサカ「まずは松原神社ね」
アカサカ「ここは佐賀鍋島藩の藩祖、鍋島直茂、初代藩主鍋島勝茂命、また竜造寺隆信命が祀られてる。御祭神は勇猛果敢な武将であったことから、開運、勝利、招福の神としてあがめられてるんだって」
アキバ「狛犬もあるんだねぇ」
アカサカ「お参りをして、と……」
アキバ「わっ、何、この燈籠!?」
バジりん「陶器でできてますね……」
アカサカ「『白磁の燈籠』だってさ」
アカサカ「ここは佐嘉荒神社。火伏せの守り神として、台所・厨房の神様が祀られてるんだって」
アカサカ「その隣は『松原恵比寿社』だな」
バジりん「恵比寿様の像があるんですね」
アカサカ「ここは開運・招福・商売繁盛・くじ当選の神だって」
アキバ「まんまだね……」
アキバ「バジりん~、願掛けの玉だって。撫でて行こうよ」
バジりん「は、はい」
アカサカ「こっちは太鼓もあるぞ」
アキバ「よ~し、思いっきり打ち鳴らして……」
アカサカ「よしなさいっての……」
アカサカ「その隣は『松原稲荷神社』だ。こっちも家内安全、商売繁盛の神様みたいだね」
バジりん「馬の像が……」
アキバ「ホントだ……」
アカサカ「でもって、『松原河童社』。ちなみに河童は『かわそう』って読むぞ。水害、水難防除、災難除、子供の守り(安産)の神様が祀られてる」
バジりん「これは……河童?」
アカサカ「兵主部(ひょうすべ)っていう河童だね。鉢巻をした河童は、全国でも例を見ないってさ」
バジりん「そう言えば、河童が鉢巻してるイメージってないですよね……」
アカサカ「河童の神社だからか、川に続く階段もあるぞ」
アキバ「ユニークだね」
アカサカ「その隣が松原神社側からの入り口になってる」
アカサカ「その入り口側から松原神社を見ると、こんな感じだ」
アキバ「うわっ! 大きな楠!」
アカサカ「この楠の古木は、佐賀県の銘木古木に指定されてて、樹齢およそ650年と言われてるそうです」
アキバ「へぇ~……」
バジりん「今度は白磁の鳥居が……」
アカサカ「普通見ないよな、こういうの」
朝早い時間で寒かったので、自販機でスープを買いました(笑)。
バジりん「マスター、これは?」
アカサカ「佐嘉神社記念館で、休憩も出来るみたいだな」
アキバ「いやぁ~、一カ所に8つも神社があるなんてすごいねぇ」
バジりん「本当ですよねぇ」
アカサカ「だからか、『八で末広がり』って紹介されてたぞ」
※因みに記念館の近くにもう一つ『松原椰木社』があったのですが、そこは行き損ねました(汗)。
朝食に買ったパンは、このタイミングで頂きました(笑)。
~場面転換~
アカサカ「さて、お次はここだ」
アキバ「長っ!」
アカサカ「全長66mの壁画だそうですよ」
アカサカ「こっから始まって……」
バジりん「何か、水墨画のような、それでいて中国っぽいような雰囲気も感じますね……」
アキバ「確かに、不思議な感じだねぇ~……」
絵の中には龍や……
大仏様(?)に……
亀……
梟などが、隠し絵のように描かれています。
アカサカ「左端には、製作者の名前が書かれてるぞ」
アキバ「あれ、右の人って……」
アカサカ「そう。中国の人らしくて、頼み込んでこの壁画を隣の川崎って人とアクリル絵の具で描き上げたんですって」
アキバ「だから中国っぽい雰囲気があったのかぁ……」
ちなみに、壁画の裏は浄土宗のお寺になっています。
アキバ「こんな長い絵、ボク、初めて見たよ~」
バジりん「ボクもです」
アカサカ「去年出来たばかりらしいから、出来立ての綺麗な時に見られてよかったね」
~場面転換~
アカサカ「さて、次は蒲鉾工場の直売所だ」
バジりん「すごい量の試食品ですねぇ……」
アカサカ「爪楊枝に一気刺し出来る位、色々種類があるぞ」
アキバ「この『あべ川』っていうの、卵焼きみたいだねぇ」
アカサカ「鶏卵と魚肉を混ぜた蒲鉾みたいですよ」
バジりん「何となく、日本酒のような風味がしますね……」
アキバ「この『練りたい』、プリプリしてるね♪」
アキバ「『おさかなドーナツ』……」
バジりん「見た目は普通のドーナツっぽいですねぇ」
練り物工場だからか魚介類の図鑑的なポスターが壁に貼ってありました。
イセエビとロブスターの違いをまじまじと見たのは初めてです。
アキバ「ひゃ~、食べた食べた~……」
アカサカ(この後お昼ご飯なのに……)
お土産で『おさかなドーナツ』が一人一つずつもらえましたが、ドーナツと蒲鉾の中間のような味でした。
~場面転換~
アカサカ「さて、次は武雄の物産館でお昼だ」
アキバ「あれ、ここ去年も来たよね?」
アカサカ「メインディッシュはカニのしゃぶしゃぶと佐賀牛の焼肉だぞ」
バジりん「カニ肉は、色が綺麗ですねぇ……」
アキバ「佐賀牛も美味しそうだよ」
アカサカ「ご飯は釜飯だな」
アキバ「あっと言う間にお肉が焼けるねぇ。いっただきま~す!」
肉を焼く傍ら、付け合わせの野菜も焼きます。
バジりん「マスター、お肉が……!」
アカサカ「おっと。火にかけてすぐに焼けちまうからな……」
おろしだれで頂きます。
ご馳走様でした。
アカサカ「一階はお土産屋になってる。そのまま食べられる、トビウオやワラスボの干物なんかも売ってたな」
アキバ「いやぁ~お腹いっぱ~い……」
アカサカ「実はオレ、本物のカニを食ったのって、今日が初めてなんだよねぇ」
バジりん「そうだったのですか?」
アカサカ「さて、次の目的地に向かう途中で、バスの車窓から見えるあの岩は、『屏風岩』って呼ばれてるらしい」
~場面転換~
アカサカ「さて次は、国内最大級のブーゲンビリア専門の植物園、『ブーゲンハウス嬉野』だ」
アカサカ「お土産所を通り抜けると……」
アキバ「すっご~い! ブーゲンビリアのトンネルだ~!」
アカサカ「実は色づいてるこれは花びらじゃなくて、葉っぱが染まったものなんだ」
アカサカ「こんな風に、濃い紫のもあるぞ」
アカサカ「さらには珍しい黄色いやつなんかも……」
アカサカ「これは『カリフォルニアゴールド』って品種で、アメリカのゴールドラッシュの頃に発見されたかららしい。金運アップのラッキーアイテムとしても勧められてるんだってさ」
バジりん「確かに、由来を聞くとご利益はありそうですねぇ」
バジりん「ところでマスター、何故、変身なさっているのですか?」
アカサカ「いや、このカラフルな色を見てたら何となく……。オレもカラフルだぞーって」
アキバ「植物と張り合ってどうすんの……」
アカサカ「んじゃ、出発前にソフトクリームでも食べようか」
アキバ「わ~い!」
バジりん「有難う御座います」
~場面転換~
アカサカ「最後は『肥前屋』で酒造見学と試飲だぞ。ここら辺りは街並みが文化財になってて、奥には武家屋敷なんかもあるんだと」
アカサカ「店主さんの説明によると、燕やアオダイショウなんかもウェルカムらしい。燕は倒壊しそうな家には巣を作らないし、ヘビは酒の原料のコメを荒らすネズミを退治してくれるからなんだって」
バジりん「へぇ~、そうなんですねぇ」
アキバ「なんかバジりん、嬉しそうだね?」
アキバ「おお、タンクにいろんな絵が……」
バジりん「なかなか斬新なキャンパスですねぇ」
アキバ「うっわ~! こりゃまたレトロだね~」
アカサカ「シャリバンか……。ギャバンと並んで、初期のメタルヒーローだな」
アカサカ「情報雑誌に載ってる料理も、なんか時代を感じさせるよな(笑)」
アカサカ「さて問題。『昭和の部屋』と書かれていましたが、この画像には間違いがあります。さてどこでしょう?」
バジりん「アキバ殿、分かりますか?」
アキバ「さあ……?」
アカサカ「正解はお面。『オーレンジャー』も『ビーファイター』も、平成の作品なんだよ」
アキバ・バジりん「なるほど……」
昭和の街並みを再現したジオラマもありました。
なかなか緻密に作られています。
アカサカ「それじゃあいよいよお待ちかねの、日本酒・焼酎の試飲だ!」
バジりん「コラボ物もあるのが面白いですねぇ」
アカサカ「普通、芋焼酎は芋を蒸してから発酵させるらしいんだが、この『焼き芋焼酎』は芋を焼いてから、焦げた部分も一緒にして発酵させるんだって。だから、飲んだ時に芋とおこげの風味が楽しめるんだってさ」
アキバ「うひぇ~、ボク、もう飲めない……。どろんどりょ~ん……」
バジりん「アキバ殿……」
アカサカ「試飲で酔いつぶれるまで飲んでどうするよ……」
~おしまい~
今晩は。アカサカです。
明日からまた二連休なので、今日は実家に戻ってきました。
さて、タイトルですが、現在作成中の『ブロクエ アナザー』にブロ友さんのあぶら超人さんをお誘いしたところ、快く参加を承諾して頂けましたので、さっそく主人公キャラとして作成致しました。フィールドグラは、あぶら超人さんと意見交換させて頂いて決定しました。
タイプ的には『せんし』をベースに、魔法も使えるように『かしこさ』のステータスを弄っています。『ドラクエX』もプレイしていらっしゃいますし、専用魔法でメラゾーマなんかも作ろうかなぁ、と思ってたり(笑)。
装備はメタルヒーローやTF由来の専用装備を考案中です。
それから雑魚キャラも、(キュアルージュ由来で)『コワイナー』を作りました。
43番のピエロのグラフィックもいいかなぁ、とは思いましたが、こっちの方はイメージに合うかなぁと。サースィさんのピリオンにも使用してますし。
他にもボスキャラで……
41番の画像を使って『デズル』(『ビーファイターカブト』に登場した魚人型の敵幹部)とかどうかなぁ、と思ってます。
さて、実家に到着後、MEGAドンキに晩酌のお酒とおつまみを買いに行ったのですが、めぼしいのが売り切れていたので、タケノコご飯にしてみました。夕食も軽かったからいいかなあと。(^ ^;)
と言ったところで、今日はこの辺で。
どうも。ではでは。