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 ども、今晩は。
 アカサカです。



 まっさかジオシティーズに続いて、ヤフブロまでサービス終了とはねぇ……。
 拒否してるユーザーを出禁に出来なかったりと、若干不便な所もあったけど、ワンタッチで画像をアップ出来て使い勝手が良かったんだけどなぁ……。


 てか、あんだけβ版で騒ぎ起こしておいて唐突に終了とかばっかじゃねえのと思いますがね。
 結局β版とは何だったのか……。



バジりん「マスター……」

ギリアム「旦那様……」

アキバ「アカサカさ~ん……」

アカサカ「あ~、心配すんな。ウチは取り敢えず、前にβ版騒ぎの時に作った別ブログに、正式に引っ越すつもりだから」

 みらーじさん熱ゴジラさんは移行先見つけられてますし、あぶら超人さんは元から引っ越されてますし、緑猫さんも別ブログお持ちですけども、999さんサースィさんかぷちぃのさんはどうされるんだろ……。

 何よりヤフブロで出来た縁が、これからも続けていけたらいいんだけど……。
 まぁ、移転先、すっごい使いづらいので(ブログのレイアウトの変更法も分からないし、画像もいちいちアップロードしないといけない)、今ほど頻繁に更新は出来なくなるかと思いますが……



 さて、話は変わりまして、今日はお昼はマリノアシティに食べに行きました。



 ここは海のすぐ近くにありまして、向こう岸には福岡タワーやシーホークが見えます。



 色々回ってみて、どこにしようかと思いましたが……。



 フードコートのこちらのお店にしました。



 メニューはこのほか、ロコモコなんかもありましたが、



 今回はこちらの『スパイシーグリーンカレー』にしました。
 ココナッツミルクの風味か、辛さの中にほのかに甘みがありました。



 ご馳走様でした
 ご飯大盛りが無料だったのでそうしましたが、量を考えるとそっちにしておいて良かったです。普通盛りじゃ、絶対足りねえよ……。(^ ^;)



 その後はBOOKOFFで、今日まで使用可能なクーポンがあったので、『ドリフターズ』の6巻を買ってきました。
 しかし、HELLSINGで言うとそろそろベルナドット隊長が戦死するあたりか……。そう考えるとこの作品も長いんだなぁ……。



 んで、その後は木の葉モールに行ってきました。
 本当は夕食後も行こうかと思いましたが、力尽きまして……。



 そこのホビーゾーンで、ぷちサンプルの『黒猫堂』を二つ購入。
 一つは御覧の通り、まだ持ってない奴だったんですが、もう一個は三つ目のダブりでした(苦笑)。まぁ、ボトルのやつなんで、二つ目共々咲夜に持たせようかと思いますが。



 そして、昨日の装動・創動も組みました。
 ビルドは一種類しかないからか、現役時代と違って塗装個所が増えてたり、フルボトル部分にまでシールがあったりと少し豪華になってます。



 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
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 今晩は、アカサカです。



 今日は昨日書いた通り、天神や博多に行ってきました。



 いつも通り橋本から七隈線に乗って天神に着いた後、今年は花粉が酷いので、ダイソーでマスクを買いましたよ

 さて、今日はお昼は最初からどこで食べるか決めていましたので、天神を回るのは後回しにして、先に博多に行きました。



 博多駅を出て……。



 こちら。
『おっしょいラーメン』です。

 いつもヨドバシに行く時、前を通ってはいるのですが、入るのは今日が初めてです。(^ ^;)



 ちなみに、『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』の2巻でも紹介されています(上の画像含めて、いくつかは右下クリックで元サイズで出ます)。

 なお、この元交番、今日通った時、中から警官の方が出てきました。
 交番としては閉鎖しても、まだ使ってはいたのか……?



 マンガでは触れられていなかったので、食券式だったのは知りませんでした。



 麺の硬さの解説。
 最初は一番硬いのにしようかと思ったんですが、さすがに『生』は「う~ん
」となったので、『粉落とし』にしました(こっちは他所のラーメン屋で食べた事がある)。



 テーブルの上には各種調味料やトッピング。

 左のは『ラーメンのタレ』です。「ラーメンにタレって何なの
」と言われそうですが、福岡のラーメンには『替え玉』って言って麺だけお替りするシステムがありまして、それでスープが薄くなった時に足すというのが主な使い方です。
 私は使った事が無い(替え玉自体した事が無い)のでちょっとレンゲに入れて味見してみましたが、酢醤油みたいな味でした。



 という訳で、今日は『山笠ラーメン』にしてみました。
 普通のラーメンとの違いは、煮卵が入っているところです



 麺は細麺。アルデンテ気味でした(爆)。



 んで、「辛い」と評判の辛子高菜。
 いや、マジで辛かったです。調子に乗って入れまくったら、間違いなく死ねます。(^_^;) 美味しかったですけどね。



 煮卵は、半熟の黄身をスープで溶いてすするとこれがまた美味しいんです



 ご馳走様でした



 外壁のポップでは気が付きませんでしたが、次は『もつラーメン』(
食券機の画像参照)にしてみようかな……。

 その後はヨドバシとBOOKOFFに行って、赤坂のまんだらけ、天神と、いつものルートを巡ってきました。



 天神地下街のショッパーズ前のイベント広場では、佐賀県の物産展をやっていました。
 その奥の元ロッテリア、いつになったらセブンイレブンがオープンすんのかと思ってましたが、「26日オープン」との表記が。

 さて、それでは今日買った色々を。



 まずヨドバシでは、『フレキシブルアームB』を買いました。
 これを使って……。



 例の改造ガンプラに装着してみました。
 アームは良く動くので……。



 上下は勿論……。



 背中側に回すことも出来ます。
 通常はこの姿で、翼を出した時は二つ目の画像みたいに横にアーマーを動かすかなぁ。



 MAモード。魚っぽいかと言われたら微妙ですが……(苦笑)。
 一応この後ヒレやフィンなんかもつける予定ではあります。



 MAモードで翼を展開。
 もはやなんだか良く分からない物体に(爆)。



 それから、入り口のガチャで『恐怖標本と光る実験台』というのがあったので、2回、回してきました。
 最初は実験台(単色ライト)、二個目は『肺と心臓』が出ました。

 心臓はちょっと大きすぎるので、肺を入れて咲夜の実験室の小物にしようかと思っています。



 BOOKOFFでは偶然、カーレンジャーのサントラがあったので買ってきました。
 2巻はかなり前に買ったのですが、聞きたい曲が入ってなくて……。

 この3巻に収録されていたのでラッキーでした。
 ちなみにその曲は、VRVロボの戦闘場面で使われてるやつで、本編では巨大PPチープリ戦やノリシロンFINAL戦で流れてた奴です。



 天神のまんだらけでは、figmaのハルヒ(夏服ver.)を購入。



 目的はこのポニーテール頭部です。
 何に使うかは、分かる方には分かると思います(笑)。



 さて、夕食の後はマリナタウンのイオンに行ってきました。
『装動』のゲイツ・アーマー素体(赤)とビルド・ラビットドラゴンを買ってきましたが、組み立てはまた明日……。



 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。


 今晩は、アカサカです。



 という訳で、今日から三連休なんですが、主な引落が明日にあるので、それに備えて今日は地元で過ごしました。



 例のビルドバーニング、現状は仮組ですがこんな感じです。
 あと、肩にはアビスのアーマーをつけたり、ヴァサーゴ辺りの腕を隠し腕としてつけたいなぁ、とも思っています。



 背中側。
 カオスの部品は、MAモードでの機首になる予定です。



 機首パーツは、ビルドバーニングに入ってたジョイントパーツで、スカイハイウイングスの後ろ側に穴をあけて接続しているので……。



 羽を取っ払って、直接機首を背中につける事も可能。
 普段はこの状態、という設定です。



 脚部はこんな感じで、「骨組みだけ残して削りまくる」という、かなり力技な加工をしてます(苦笑)。
 ……左足はもうちょっと丁寧にやろう。



 横から。



 後ろから。
 ちょうど膝関節下の白い部分が、装甲をつけるとエアインテークみたいに見えたので、意外な儲けでした(笑)。



 MAモードのイメージ。
 アビスのアーマーやらヴァサーゴの腕やらを使って、「腕付きの魚」っぽい感じにしたいと思っています。

 さて、先日さすりゅ~さんから「闇軍団九大魔将軍の設定があれば見たい」とお声を頂きましたので、倉庫で発掘してきました。
 意外にも、倉庫の一番奥にしまい込んでいてちょっと骨が折れました。(^ ^;)

 てなわけで……。



 暗黒将軍・黒魔神。
 イメージはデバスターなので、ドリルが付いています。

 左腕の装甲ギアは、真星勢多の腕装甲とヴァイエイト(かメリクリウス)の腿アーマーです。



 火炎将軍・龍飛。
 イメージはブルーティカス。

 肩の装甲はGジェネのオマケプラモのエルメスです。他に転生シールの『火炎の章』なども使ってデコレートしてます。



 妖獣将軍・闇皇帝。
 イメージはオボミナス。

 肩は昨日の記事でちょっと出した、ジャンクのシャイニングガンダムのやつです。左腕のクリアパーツは武者百士鬼改の大砲パーツ、胸部の装甲ギアは、これまたGジェネのオマケプラモのビグロマイヤーです。

 当時、たまたまフリマでGジェネのオマケプラモをカートンで買ったので、モノによっては腐るほど余ってました(逆に一つもないってない奴もあったりして)。

 ちなみに私はこれのドッゴーラの上半身とビグザムの下半身を使って、SDガンダム版ヘッドマスターを作りました(こちらはもうジャンクになってしまってますが)。



 悪霊将軍・遮光。
 イメージはブラックザラック。

 プラモパーツ以外の装甲ギアは紙粘土製です。



 覇道将軍・魔殺駆。
 イメージはダイナザウラー。

 角がポキポキに折れてしまっていましたが、プラモ用の工具を普段から持ち歩いてるので、瞬間接着剤で応急処置して撮影しました。(^_^;)

 腕の赤い装甲は、メリクリウスの肩装甲です。



 魔界将軍・魔星。
 イメージはメナゾール。

 左肩の盾は、1/144ガンダムアスクレプオスの背中パーツをそのまま使ってます。



 百鬼将軍・真闇元帥。
 イメージはキングポセイドン。

 槍は武神頑駄無のやつで、肩はGジェネオマケプラモのノイエジール、手甲は鉄斗羅の闇の鎧です。
 また、キングポセイドンがアンカー持ちだったので、ボールチェーンと武者マークツーの角を組み合わせてアンカーも作ってます。



 死神将軍・魔刃。
 イメージはプレダキング。

 服やマントの部分は、ティッシュにトールペイントの絵の具の原液を染み込ませて作っています。
 ちなみに最初は左手を武者璽悪の物に交換しようと思っていたのですが、すっかり忘れていました(苦笑)。



 天星将軍・魁斬。
 イメージはオーバーロード。

 御覧の通り、装甲ギアの影響で可動はほぼ死んでます

 ちなみに頑駄無軍団側は、號斗丸、天零、紅零斗丸、零壱、武者ウイングゼロからなる『新生頑駄無五人衆』というのを考えていました(こちらは姿の変更は無し)。



 他にこんなのも。
 名前はルシファーガンダムと言いまして、上半身はウイングゼロ、肩と下半身はGP-01fb、前腕は武者マスターを使っています。

 機会があったらこれもリメイクしたいなぁ……。



 さてその後は、この間は雨が降ってて行けなかったので、マークイズももちに行ってきました。



 やっぱりここ、かなり広いです。
 ホークスタウンを一度更地にして作り直しただけはありますねぇ……。



 ここでお昼を、とも考えたのですが、私みたいな貧乏人にはちょっと敷居が高かったので……。



 結局、藤崎バスセンターの隣のロッテリアです。



 つつましくハンバーガーのふるポテセットにしました。
 フレーバーは、今日はコンソメです。

 実はこの後、ポケットに入れていたはずだった、倉庫でボンボンから切り取ったページが無い事に気づき、一度倉庫まで探しに行った後、行きがけと同じルートでマークイズももちの方に向かいました。

 幸い、室見川~福岡タワー前までの辺りで発見できましたが、肝が冷えました



 この後は、先月末で閉店した元原ダイエーなイオンの前を通ってヤマダ電機に行きました。
 ダイエー福重の方は、西日本シティ銀行のATMも同時に撤退していましたが、こちらは『支店』なので、イオンの閉店関係なく営業していました。



 中を見てみると……。



 ほとんど中身は運び出されてガラガラになっていました。



 ヤマダ電機の後はBOOKOFFにも寄ったのですが、G1ワイルドライダーが置いてあってビックリ。
 開封品とは言えこの値段なのはさすがに“分かってる”なぁ……。(^_^;)

 クイズマジックアカデミーのプライズフィギュアもいくつかあったのですが、肝心のユリの水着版の奴は見つからず……。(-_-;)



 さて、ヤマダ電機ではPOTPのパンチ/カウンターパンチを買いました。
 ラストワンだったのか、元々それだけしか入庫してなかったのは不明ですが、兎にも角にも一つしか置いてなかったので、買えてラッキーでした



パンチ「こっちも負けずにスパイしてやろうじゃないか。デストロンに化けてな」

ゴガギギギ!



 このパンチ、二重スパイという役職で、本来の所属はサイバトロンですが、外見だけをデストロンである『カウンターパンチ』に変化させることが可能です(トイでは人格もデストロンらしいものになる、という設定)。

 ヘケヘケ版はボットコンの限定品で、しかも元々サンストリーカー型だったもののリデコなので、拳の向きに無理があったりと難点もありました(ちなみに私はPOTPで出るのを知って、完全に買う気が無くなった)。



 ちなみにどちらのモードでも、相手陣営のマークと顔は隠れるようになっています。



 ビークルモードはスーパーカー。
 変則的ではありますが、彼もトリプルチェンジャーという事になります。



 夜のオヤツは親父にもらったプリン
です。



 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。


 ども、今晩は。
 アカサカです。



 今日は『いろいろ考えてみる』ネタにしようかと思ったのですが、コメ返やら何やらやっていて時間が無くなったので、通常記事で行こうと思います



 明日から三連休なので、先日買ったビルドバーニングに、実家に置いていてスカイハイウイングスを装着してみました。
 小サイズの翼でもオーバーサイズですね……。(^ ^;)



 翼を畳んだところ。
 本当は大の方も使って、四枚翼にしたかったんですが……。



 実家に着いた後、急いで地元のホビーゾーンまで向かって簡易キットのアビスとカオスを買ってきました。
 これと……。



 小学生の頃に買ってもらったものの、今やジャンクとなっている1/144シャイニングなどのパーツを中心にして、改造を進めていきたいと思っています。



 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 はい、という訳で、今回で小説版『ファイクエI』もひとまず完結となります。

 今回は割とアッサリな展開に思われるかもしれませんが、まぁ、エピローグですし……。
 意図的にそうした部分もあるんですけどね。(^ ^;)

 前回はコチラ
 という訳で、本文スタート!

「終わった……?」
「そうみたい……」
 石川達は、呆然とマージュ達がいた方を見つめていたが、やがて、
「はぁぁぁ~~~っ……」
 気が抜けたように、その場にへたり込んだ。
 三人とも、疲労困憊に陥っていたのだ。
 そして、いくらか体力が回復してくると、
「今度こそ本当に終わったんだ……」
 全てを出し切ったような表情で、石川が呟いた。
 そこへ、
「礼を言う、異世界の少年たち」
 ガダメ達が、石川達に感謝の言葉をかけた。
 三人はガダメ達に支えられて立ち上がった。
 と、その身体が薄く発光し始めた事に、その場にいた全員が気が付いた。
「これは……」
「どうやら、お別れの時が、来たようですね……」
 いつもの無表情な顔に寂しげな色をにじませて、アーセンが呟く。
「そっか……おれ達、やっと帰れるんだ」
 まるで、たった今思い出したかのように、岡野が呟く。
 あれだけ長い冒険だったが、終わってみると、トゥエクラニフに来たのがつい昨日の事のように思えた。
 錫杖が上田の手から離れ、ガダメ達の方へピョンピョン跳ねていく。
「錫杖?」
 驚いた上田が声をかけると、錫杖はくるりと彼らの方を振り向く。
「お別れです、マスター。短い間でしたが、楽しかったですよ」
 錫杖が悲しげに笑う。
 上田も涙が出そうになるのをこらえながら、錫杖に手を振った。
「有難う、錫杖。おれも君の事、忘れない!」
 ガダメが進み出て、石川達に向かって頭を下げる。
「少年たち、君たちはこの世界、そしてスパイドルナイト様を救ってくれたのだ。この通り、お礼を申し上げる」
 続いてクレイも石川達に陽気に手を振った。
「元気でな、ボン達! 縁があったら、また会おうな!」
 それを聞いて、三人は苦笑する。
「本当はそうならない方がいいんだろうけどね……」
 次の瞬間、光に包まれた石川達は、その場から消えうせた。
「さらばだ、救世主たち……」
 石川達がいた場所に熱い視線を送りながら、ガダメが呟いた。

 いつしかスパイドル城を覆っていた吹雪はやみ、城を太陽の光が照らしていた。
 ハサキヒオやブクソフカの各地でも、人々は目に見えた変化を感じ取っていた。
 荒れた海が、穏やかな青い海に変わった。
 荒涼とした砂漠に、草が芽を出した。
 枯れた川に水が戻った。
 そして、砂漠や平原や森に棲んでいた魔物達が大人しくなった。

 セルペンは石川達がボガラニャタウンを出てからというものの、毎日スパイドル城の方を見つめていた。
 彼女が城の方の変化に気づいたのも、そんな時だった。
「テッチャンさんが……きっとテッチャンさん達がやったんだ……」
 その時である。
 <セルペンちゃん>
「!」
 セルペンが振り向くと、そこには光に包まれた石川達がいた。
「テッチャンさん!」
 即座に彼女は悟った。
 彼らが元の世界に帰る時が来たのだという事を。
「テッチャンさん……やったんですね?」
 <うん。おれ達、ついにやったよ。だから……>
「分かってます。それでも、帰る前にセルペンとの約束、守りに来てくれたんですね」
 涙ぐみながら、セルペンはニッコリ笑った。
「有難う御座いました、テッチャンさん! お元気で!」
 <セルペンちゃんも、元気でね!>
 そこまで言うと、三人の姿はフッと消え失せた。

 次に三人が現れたのは、タイタオニク号の居住地区、オータムの目の前だった。
「盛彦!」
 <よっ、オータム>
 岡野は指を二本立ててVサインをする。
 何とも言えない、すがすがしい笑顔であった。
 思わずオータムの頬が赤く染まる。
 <色々ありがとう。おれ達、元の世界に帰る事になったからさ>
「そっか……。海が穏やかになったと思ったら、そういう事だったんだね」
 <元気でな、オータム>
「盛彦達もね!」
 岡野が差し出した手に、オータムは自分の手を勢いよくタッチしてパシッといい音を立てた。

 その次に彼らが現れたのは、ブッコフタウン。
 もちろん、サクラの所である。
 聡明な彼女は、三人がこの世界を救った事をすぐに理解した。
「倫理さん……。ついに、もとの世界に帰れるんですね」
 <うん。……おれ、サクラちゃんと一緒に調べ物したり、ゲームブックで冒険した事、絶対に忘れないから!>
「私もです!」
 サクラは必至で涙を見せまいと努力した。
 笑みを浮かべるが、やはり涙は隠せなかった。
「さよなら、倫理さん。さよなら、皆さん!」
 目の前で消えていく三人に、サクラはいつまでも手を振っていた。

 それから三人は、ブットバ・シー号のミオク達、ハテナ町のモーカ達に会って、別れの挨拶を交わした。
 そして……。
(うっ……)
 気が付くと、三人は何もない空間を漂っていた。
 上も下も、時間の流れすらも分からない。
 が、遥か前方に光――出口があるに、三人は気が付いた。
 三人はその光に向かって進んでいく。

 シュパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

 三人の視界が、一気に光に包まれた。


「ううう……」
 ゆっくりと意識が戻ってくる。
 石川が目を覚ました。
「あれ、ここ……」
 近くでは上田と岡野が眠っている。
 そこは非常に懐かしい、しかし見知った場所だった。
「あれれ?」
 そう、そこは彼らが元居た世界の、小学校の校庭の片隅だったのだ。
 しかし空は晴れており、青い空には白い雲がまばらにあるだけで、とても雷が鳴るような天気には見えなかった。
「う、うそっ! おれ達……」
 慌てて石川は、上田達を揺すり起こす。
「ちょっと起きて! 上ちゃん! 岡ちゃん!」
「ん……?」
「う~ん……」
 石川に揺すられて、二人も目を覚ました。
「ここって……」
 まだボーッとしながら周囲を見回していた二人だが、周囲の状況を把握すると、驚愕の表情で跳ね起きた。
「うそ!? おれ達、戻って来たの!?」
「そうみたい……」
「まさか夢じゃないよね……」
 三人はお互いの頬をつねってみる。
 その途端、
「いてててて!」
 同時に悲鳴が響いた。
「夢じゃない!」
 またまた同時に、三人は同じセリフを口にする。
 と、その時だ。

 <あと、五分で、昼休みが終わります。教室に戻って、学習の、準備をしましょう>

 昼休みの終わりを告げる校内放送が、校庭に響き渡った。
 どうやら、こちらでは彼らが雷に打たれた時から全く時間が経っていないらしかった。
「やばっ!」
 三人は慌てて立ち上がると、校舎に向かって一目散にかけて行くのだった。



~おしまい~
 はい、という訳で、今日は小説版『ファイクエ』の続きといきたいと思います。
 今回でストーリーの方はほぼ完結、と言ったところです。

 前回はコチラです。
 では、本文スタート!

「ほほほほほほほほほほほ、ほーっほほほほほほほほほほ」
 笑い声は、四方八方から寄せてきた。
 ほほほほほほほほほほ。
 声それ自体が形と重さを持った物体になって、渦を描いて回りながら、石川達を縛り上げる。
 まるで声それ自体に、体中を撫でまわされているようだった。
 手を出せば、笑い声のひとかけらに触る事が出来そうだった。
「だ、誰だ!?」
 石川は首を振って、辺り中を見回した。
「どこだ?」
「ふふふふふふ、ほぉぉぉぉぉほほほほほほほほほほほほほ! どこをお探しかえ? ここだ、ここだよ」
 けたたましい声、おぞましい声、無理に女を真似た男のような声。
 不快な悪臭をかき混ぜながら、声は目まぐるしく居場所を変える。
「ほほほほほほほほほ。ほーっほほほほほほほほほほほ! どこを見ているのさ。こっちだ。こっちだったら」
「ひっ!」
 見えない手で頬を撫でられ、上田が思わず悲鳴を上げる。
「ほほほほほほほほほ。おぉにさぁんこぉちら、手ぇの鳴ぁるほぉぉぉへ!」
 右から左、また左から右……声は上へ下へとうねるように移動する。
「誰だ、お前は! 姿を見せろ!」
「ここですよ」
 彼らの眼前、何もないようにしか見えない空間から声がした。
 その一点に、青い布が閃いた。
 かと思うと、樹上を滑る蛇のような動きでローブがはためき、闇影が凝り集まるようにして、そいつはいつの間にか立っていた。
「初めまして、子供たち。私はマージュ。マージュ=ギッカーナⅠ世」
 キラキラと蛇の鱗のように輝く青いローブ。
 深々と引き下ろした頭巾の下には、三日月形の目と口を描いた笑顔の仮面を被っており、素顔は見えない。
 あの時、スパイドルナイトと暗がりで会話していたあの男だ。
「マージュ、お前……」
 傷口を押さえながら、よろめく足取りでスパイドルナイトが立ち上がる。
「ほほほほほ、無様なものですねぇ、スパイドルナイト」
 口元に手を当て、マージュがからかうように笑った。
「くっ……。少年たち、ここから離れろ! こいつは私と同じ魔王……」
 スパイドルナイトが言い終わらない内に、ギガフレアの火炎が彼に襲い掛かった。

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ!

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 彼よりもさらに強力なギガフレアを受け、スパイドルナイトは黒焦げになって後方へと吹っ飛ぶ。
「安心しなさい、スパイドルナイト。この地上世界を浄化するという使命は、我がダークマジッカーが引き継がせてもらいますよ」
「スパイドルナイト!」
 慌てて石川達はスパイドルナイトに駆け寄る。
 気を失ってはいるが、まだ息はあった。
 上田は急いで呪文を唱え、先ほどまで死闘を繰り広げていた相手にヒーレストをかける。
 石川と岡野の方は、武器を構えてマージュに向き直った。
 マージュは笑った。
「ほほほほほほ、私と戦うつもりですか。およしなさい、小さな戦士たち。そんな玩具を振り回すと、あなた達の方が怪我をしてしまいますよ」
「うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 二人は打ちかかった。
 勢い込んで、そのまま転がってしまうほど。
 剣と拳は、確かにローブを薙ぎ払った。
 だが、何の手ごたえも無い。
 マージュの笑い声は変わらない。
「ほほほほほほほほ、無駄ですよ、無駄無駄」
「ちぃっ、じゃあこれならどうだ!」
 石川は意識を集中させて、掌に魔力を集める。
「超新星呪文・メテオザッパー!」

 ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 石川の掌から、光の流星が飛ぶ。
 あの魔爪竜を下したメテオザッパーは、しかし、マージュの眼前であっけなく消えうせた。
「ええっ!?」
 あの最強威力の魔法があっさりと消滅し、石川は一瞬、我が目を疑う。
「だから無駄だと言ったでしょう。私に呪文は効きませんよ」
「じゃあこれならどうだ!」
 岡野が両方の掌を構え、その間に気の塊を発生させる。
「し~ん~りゅ~う~……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 岡野の突き出した掌から、龍の姿をした気が飛んだ。
 魔法ではない気功術なら、奴にも通用する――そう考えての事だった。
 しかし、神龍波もまた、マージュに届く前に消滅した。
「んなっ……!?」
「その技は、気を魔力で練り上げて発射している物でしょう。魔力が少しでも含まれている限り、私には同じことです」
 そう。マージュはありとあらゆる攻撃魔法に対して、耐性を持っているらしかった。
 二人が愕然となった所に、マージュが呪文を放つ。
 極大閃光呪文・バーンゲストだ。
 マージュはスパイドルナイトと同じく、詠唱一つ唱えず、こともなげに極大呪文を放ったのだ。
 しかも、威力はスパイドルナイトのものを上回っていた。

 ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!

 魔王の間が大爆発に包まれる。
 爆煙が晴れると、そこには石川達がボロボロになって倒れ伏していた。
 四人とも息はあるものの、既に戦闘不能なのは明らかだった。
「ほほほほほほほ、口ほどにもありませんねぇ、“救世主”さんたち?」
 石川は倒れ伏したまま、拳を握り締める。
 その瞳に涙が浮かび、床に零れ落ちた。
(何でだよ……。ここまで来たってのに、最後の最後で終わりなのかよ……)
 そこへ、彼らを鼓舞する声が響く。
「テツオ! 諦めるな!」
「!」
 顔を上げた石川達の目に飛び込んできたのは、彼らを守るように立っているガダメ達の姿だった。
 ようやく傷を回復させて、追いついてきたのだ。
「しっかりせい! まだ終わってへんで!」
「その通りです! 今、治して差し上げます!」
 クレイが四人を抱き起し、アーセンがヒーレストを唱える。
 石川達は立ち上がったものの、スパイドルナイトはまだ意識が戻らない。
「ガダメ、あいつは……?」
「あの方は、マージュ様。スパイドルナイト様と同じく、魔王様のお一人だ。そして……」
「そっか、あいつも『悪意』にやられちゃったって訳か」
「そうだ。魔王様達は強力な魔力を持っているが故に、我らよりもなお、悪意の影響を受けてしまう」
「つまり、アイツが正真正銘のラスボスって事ね……!」
 岡野が自分の右肩に手を置き、右腕をグルグルと回した。
 ガダメ達が現れた事で、彼らの中にあった戦意も復活したのだ。
「マージュ様は、特に、魔法に長けた、魔王様です。攻撃魔法の、類は、一切、通用しません」
 アーセンの言葉に、上田ががっくりと肩を落とす。
「なんだよ、それじゃあおれ、役に立てないじゃん……」
 だが、そんな上田の肩に石川が手を置いて言った。
「なに言ってんの、他にも補助呪文とかあるじゃ。それに錫杖だっているし」
「そうそう、その通りです。マスター!」
 自身の存在を誇示するように、錫杖がピョンピョンと跳ねて見せる。
「そうか。そうだね!」
 上田は素早く呪文を唱えると、アーセンと共に、全員に補助呪文を掛けた。
 ファスト、アタッカップ、ガード、そしてリフレクト。
 三人と三魔爪達は、四方八方からマージュへと飛びかかった。
「何人でかかってこようと無駄な事ですよ」
 マージュはそれらの攻撃を難なくかわすと、素早く右腕を突き出す。
 そこには鋭い三本の爪を備えた手甲が装備されていた。
 爪はガダメの腕をかすめ、ガダメの腕からは血が流れ出る。
「くっ!」
「私が呪文一辺倒の魔王ではない事、お前達ならよく知っておろう。無駄な事はやめておいた方が身のためだ」
「例え敵わぬ相手だとしても、我らはテツオ達に希望を見出したのです! あなたの暴走も、必ず止めて御覧に入れます!」
「戯言を……!」
 再度爪を繰り出そうとするマージュだが、その腕に、錫杖が変形した鎖鎌が絡みついた。
「!」
「みんな、今のうちに……!」
「よぉぉぉし!」
 岡野が渾身の力を込めて、マージュに打ちかかる。
 今度こそ命中するタイミングであった。
 だが、

 バキィィィィィィィィィィィッ!

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 横から飛んできた腕に薙ぎ払われ、岡野が吹っ飛ぶ。
「!?」
 一同は、岡野を吹っ飛ばした相手を見て愕然となった。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 野獣のような咆哮を上げたのは、なんとスパイドルナイトだったのだ。
 その目は焦点があっておらず、再び黒く濁っている。
「どうなってんの……うわっ!」
 スパイドルナイトに気を取られた隙に、上田はマージュに力任せに振り回され、錫杖ごと床に叩きつけられた。
「おやめ下さい、スパイドルナイト様!」
 ガダメとクレイが、スパイドルナイトにすがりつく。
「くっ……やはり、まだ浄化しきれていなかったのか……」
 苦々しげにガダメが言った。
 強力な魔力を持つ魔王は、悪意の影響をより深く受けてしまう事は先ほども述べた。
 そのため、ただ石川達に倒されただけでは、ガダメ達のように完全に悪意から解放されてはいなかったのだ。
「やはり、無駄なあがきだったようですね」
 マージュが言うなり、辺りの空気が突然膨れ上がるようにぼっと熱くなり、目の前全部が紅蓮に燃えた。

 ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 仮面の口から、燃え盛る火炎が吐き出されたのだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 呪文ではない火炎は、リフレクトの呪文では防げない。
 スパイドルナイトをも巻き添えにして、炎は一同を再び薙ぎ払う。
 息も絶え絶えに横たわる彼らを見下ろし、マージュはクスクス笑った。
「終わりですね、救世主さんたち。それでは……」
 マージュがとどめとばかりに、再び火炎を吐こうとする。
 その時だった。

 ガシッ!

 何者かが、マージュを後ろから羽交い絞めにしたのだ。
「き、貴様!」
 初めてマージュの口から焦ったような声が飛び出した。
 マージュを羽交い絞めにしている相手は、スパイドルナイトだった。
「礼を言うぞ、お前の火炎のおかげで目が覚めた!」
 あの時、火炎を受けたショックで、スパイドルナイト本来の意識が目覚めていたのだ。
 スパイドルナイトはマージュを羽交い絞めにしたまま、石川達に向かって叫ぶ。
「少年たちよ、私ごとマージュを討て!」
「!?」
 石川達は、驚愕の表情になって叫んだ。
「ばっ……バカな事言うな!」
「出来ないよ、そんな事!」
「やるのだ! 私もマージュも、ただ倒されただけでは完全に浄化はされない! 今を逃せば、マージュを止めるチャンスは無くなる! 君たちも元の世界に帰れないんだぞ!」
「でも、でも……」
 泣きそうな顔になって、上田が躊躇う。
 そこへ声を掛けたのはガダメだった。
「……頼む、少年たち。スパイドルナイト様のおっしゃる通りにしてくれ」
「! お前ら何を言って……」
 反論する岡野だが、構わずスパイドルナイトが叫んだ。
「心配するな! 我ら魔王は、肉体は滅んでも魂までは滅びない! 時を置いて、復活する事が出来る! 元の通りの自分として! だから撃つのだ!」
「くっ……」
 それでも。浄化のためとはいえ、もともと善良だった魔王達を完全に倒してしまう事に、抵抗が無いわけがない。
 そう、彼らはまだ、一〇歳そこらの小学生なのだ。
 三人は唇を噛んだ。
「ワイらからも頼む。スパイドルナイト様と、マージュ様を助けてくれへんか!」
「まだ子供の、あなた達に、こんな事を、頼むのは、酷い事だと、分かっています。ですが、あなた達のほか、出来る者は、いないのです!」
 石川はしばしの間、俯いていた。
 しかし……。
「やるぞぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 意を決して叫ぶ。
「上ちゃん、岡ちゃん! 三人の力を合わせるんだ!」
「わ……分かった!」
「こうなったら、やってやろうじゃねえか!」
 上田と岡野も腹を決めて、石川の手に、自分の手を合わせた。
 三人から、これまでにない量の魔力が立ち上っていく。
「おおっ……」
 三魔爪達が、そしてスパイドルナイトがその光景に目を奪われた。
「閃光(ひかり)の……波動!」

 ズォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 突き出した掌から、三色の光が飛び出す。
 青、黄色、緑……。
 それらの光は渦を巻き、螺旋状になって、マージュ達を飲み込んでいった。
「有難う、少年たち……」
 光に包まれ、スパイドルナイトが静かに言った。
 そしてまた、マージュも光の中で同じように消えていく。
 三人の目は、砕けていく仮面の下から現れたマージュの素顔が、穏やかに微笑んでいるのを見逃さなかった。



~つづく~

 てな訳で、次回はいよいよRPGでいう所の『エンディング』です。
 なるべく早く投稿したいとは思っています。

 ちなみに三人の合体呪文、最初は『閃光の螺旋』にしようかと思ったのですが、それだと某『レ○アース』と丸被りするので没になりました。(^ ^;)

 あと、今回のラスト部分、スパイドルナイトとマージュの最期は、『Gガンダム』のシュヴァルツ/キョウジの最期や、『ゴウザウラー』のエンジン王の最期をちょっと意識しながら執筆しました。

 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 今日は小説版『ファイクエ』の続きです。
 今回はいよいよ、スパイドルナイトとの決戦ですが……?

 なお、前回はコチラ
 では、本文スタート!

「……来たな」
 スパイドルナイトは静かに言った。
 濃い陰影の中から注がれる錐の先のように尖った視線には、なお底知れぬ力があった。
 石川達は、自分たちが隅々まで透視され、吟味されているのを感じた。
 緊張のあまり、首筋が硬くなった。
 奥歯がきしんで、歯を食いしばっている事に気づいた。
 戦いを仕掛けもしない内から、飲まれてしまってどうする!
 石川は瞳に力を籠め、一歩前に進み出た。
「スパイドルナイトか」
「いかにも」
 スパイドルナイの声は地を這い、闇を揺すった。
「あんたを助けに来た。『悪意』に惑わされてるあんたを倒して、あんたと、この世界を助けるために!」
「ふっ……ふははははははははははははははははは!」
 スパイドルナイトは、声高に笑った。
「お前達ごときに、この魔王スパイドルナイトが倒せるものか! だが、この城までたどり着き、我が三魔爪まで下すとは見上げた奴らよ。なぁ、小僧ども。ものは相談だが――」
 じっと三人を見た。
「どうだ、私の配下になる気は無いか?」
「はぁっ!?」
 あまりに突然で、予想もしていなかった言葉に、石川達は思わず素っ頓狂な声を出す。
「私はこれから新たな戦いを始める。トゥエクラニフ全土を掌握するための戦いをな!」
「な、なに!?」
「私の味方になったら、ハサキヒオとブクソフカをお前たちにやってもいい」
「バカな事言うなよ!」
「そうか。それは残念だな」
「いくらおれ達が子供でも、そんな古い手に乗る訳ないだろ!」
「それにな、昔っから、そういう話に乗ったやつは破滅するって決まってんだよ!」
「そういう事!」
 岡野と上田も続ける。
「命は惜しくないのか?」
「うるさい! それよりなにより、この世界を救わないと、おれ達は帰れないんだ!」
 石川は猛然とスパイドルナイトに向かって突進した。
 あとには上田と岡野も続く。
「たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 大きく宙に飛んで、石川は思いっきりスパイドルナイトの頭上に剣を振り降ろした。

 ザシィィィィィィィィィィィィィィッ!

 玉座が真っ二つに割れた。
 だが、スパイドルナイトの姿が忽然と消えていた。
「えっ!?」
「ふははははははははははははははははは!」
 背後からスパイドルナイトのあざ笑う声がした。
「テッちゃん、岡ちゃん、後ろ!」
 上田の声に二人が振り向くと、後ろにスパイドルナイトが悠然と立っていた。
「くそーっ!」
 石川と岡野は、再び剣と拳を振りかざして突進した。
 スパイドルナイトはこともなげに二人の攻撃をかわす。
 と、その刹那、その三つの目に、刃物めいた光点が現れた。
 二人がはっとして飛び退った空間の一点に、光は走り、見る見るうちに膨れ上がって爆発した。

 ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!

「ボンベストか!」
 上田がその呪文を正確に見抜いて叫ぶ。
 さらに、
「ギガフレア! バーンゲスト!」
 スパイドルナイトは次々と呪文を放ってくる。
 もちろん、いずれも最高位の呪文である。

 ズガァァァァァァァン!
 ドガァァァァァァァァァァァァァァン!

 次々と飛んでくる呪文の嵐が炸裂し、爆発が巻き起こる。
「なんて威力だ! しかも呪文の詠唱をしてないぞ!」
 驚愕の表情で上田が叫んだ。
 そう、あのアーセンですら、呪文を使う時には上田達と同じく詠唱を行っていたのだ。
「どうした小僧ども! 達者なのは口だけか!?」
 スパイドルナイトの手から、新たなギガフレアが飛ぶ。
「このぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 対抗して上田がギガフレアを、そして石川もメガフレアを放った。

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 正面から火炎呪文が激突する。
 驚いた事に、上田と石川の合体フレアの方が押されていた。
 石川が上田に向かって驚愕の声を上げる。
「上ちゃん、これどういう事!?」
「こんな……あいつのギガフレアの方が、おれのギガフレアよりも威力が高いみたい!」
「ええっ!?」

 シュガァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

「うわぁぁぁぁぁっ!」
 ついにスパイドルナイトのギガフレアが合体フレアを打ち破り、二人は真紅の炎に包まれる。
「あつっ……」
「テッちゃん、前!」
「えっ?」
 炎の中を、一気にスパイドルナイトが接近していた。
「速い!」
「喰らえ!」
 スパイドルナイトが右拳を突き出す。
 一瞬で、その拳は蜘蛛の脚や槍を思わせる、鋭い爪へと変化していた。
 その爪が、石川の胸めがけて飛ぶ。
「ちいっ!」
 とっさに二人の間に割り込んだ岡野が、無造作に腕を前に出していた。
「なにっ!?」
 スパイドルナイトの爪が、岡野の左腕に突き刺さる。
 その爪は、天界の金属で作られたはずの戦神の籠手すら貫いていた。
「ううっ!」
 当然、岡野も左腕に深い傷を負うが、今はそんな事に構っていられない。
 左腕に爪が突き刺さったため、一瞬動きを止めたスパイドルナイトに、岡野の右腕がうなりをあげて迫っていた。
 まともに届けば、それはスパイドルナイトの顔面を捉えていただろう。
 だが、そうはならなかった。
 スパイドルナイトは、この至近距離でいきなり呪文を放ったのだ。
「ボム!」

 ズガァァァァァァァァン!

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 通常のボンバー並みの威力を持つ、凄まじい爆発が三人とスパイドルナイトを吹き飛ばした。
「岡ちゃん!」
 体勢を立て直す三人だが、岡野はガックリと膝をつく。
 その顔は青く、呼吸も荒くなっている。
「はあ、はあ……」
「岡ちゃん!?」
「私の爪には毒が仕込まれている。早く手当てをせねば、命に係わるぞ」
「くっ!」
 急いで上田は岡野の傷口に手をかざすと、呪文を唱えた。

 ヴェーノ・キーロゥ
(穢れし毒よ、消えよ)

「解毒呪文・ポイズノン!」
 岡野の傷口を淡い光が覆い、それにともなって、岡野の顔色も元に戻っていった。
「どうする、あの呪文……それに毒は厄介だぜ」
 立ち上がって岡野が呟く。
「詠唱がない分、どうしてもおれ達は後れをとっちゃう。だったら、三人でいる事を活かさないと」
「どうやって……って!」
 ギョッとなって岡野が前を見た。
 前方から再びボンベストの光球が迫っていたのだ。
 その時だ。
 上田は気力を集中し、呪文を唱えていた。
「反射呪文・リフレクト!」
 瞬く間に、岡野の前に透明な魔力の壁が現れる。

 ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!

 石川と上田の二人はまたも吹っ飛ばされたが、岡野は平気だ。
 体の周囲の魔力の壁が、敵の呪文を跳ね返し、最高威力の空爆がスパイドルナイト自身を打ちのめす。
「なっ、何いっ!?」
 初めてスパイドルナイトに隙が生まれた。
「今だぁぁぁぁっ!」
 石川と岡野が、同時にスパイドルナイトに飛びかかる。
 体勢を立て直したスパイドルナイトは腕を振るった。その一撃は岡野を打ち払ったが、石川のブレイブソードはその防御をかいくぐり、蜘蛛を模した分厚い鎧を切り裂いた。

 ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!

 青黒い鮮血が飛ぶ。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 スパイドルナイトは、苦痛に歪んだ頭を振り立てて絶叫した。
 石川は返す刀で、スパイドルナイトの胴体を横に薙ぎ払う。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 再び鮮血が飛び、スパイドルナイトはガックリと床に膝をついた。
「はぁ、はぁ……」
 石川は刃に付いた血糊を払うと、静かに荒い息を吐くスパイドルナイトを見下ろしていた。
 スパイドルナイトの瞳から、急速に濁った色が抜け落ちていく。
「私は……私は何をしていたんだ?」
 三魔爪や今までのボスたちと同じく、石川の渾身の一撃で、スパイドルナイトもまた悪意の呪縛から解放されたのだ。
「悪い夢を見てたんだよ」
 石川は剣を収めると、スパイドルナイトに向かって手を差し出した。
「君たちは……。そうか、異世界の……」
 スパイドルナイトは穏やかな目つきで、石川の手を取ろうとする。
 その時だ。
「ほほほほほほほほほほほほほほ」
 何とも言えず気味の悪い笑い声が、辺り中に響き渡った。
「!?」



~つづく~


 今晩は、アカサカです。
 今日は休みでしたので、出かけて参りました。



 まずは行橋です。



 ゆめタウンでお昼にします。



 色々考えましたが、今日はリンガーハットにしました。



 メニューはスナック皿うどん(要は小盛)です。
 小皿をもらって柚子胡椒も入れました。



 ご馳走様でした。
 朝ごはんがちょっと遅かったので、スナックサイズでも丁度良かったです。



 お次は小倉。
 まずは……



 あるあるシティです。
 ここには幾つか探し物に来たのですが、だらけでもJUNGLEでも駿河屋でも、その他コレクターショップでも見つからず……。(- -;)
 ただ、



 駿河屋のワゴンでこれを見つけたので、『とあるパーツ』はどれを探せばよいのか、より明確になりました。
 そのパーツについては以前調べたので、どういうフィギュアなのかはだいたい分かってはいましたが、「『何のどのフィギュア』を探せばいいのか」が明確になれば、探す時の指標に天地の差が出ますし。

 ぶっちゃけ小倉では買い物は(下の蜂楽饅頭以外)しなかったんですが、この情報が収穫かなぁ……。

 ……それにしてもこれ、もうちょっと早く見つかってたらなぁ……。
 かぷちぃのさんが作られた、オリジナルの欅さんの後ろ髪は多分これなんですよねぇ。ボディの方も、水着情景に使われてましたし。

 さて、その後はBOOKOFFでやっぱり部品探しをするも、収穫は無し。
 中途半端に時間が余ったので……。



 井筒屋地下階の食品売り場で、蜂楽饅頭を買いました。



 帰りの電車の中で頂きます。



 一つ目は白あん。



 二つ目は黒あん。

 私は黒あんの方がより好きで、好きなものは残しておく派なんですが、いつも何も言わなくても、店員さんは黒あんの方を下に入れてくれる(別にそうしてくれとかそういった事は一度も言った事は無い)ので助かります(笑)。



 夕食は中津に戻ってきた後、少し時間は早かったですが中津の『すき家』で。
『食べラーメンマ牛丼』の豚汁サラダセットにしました。



 メインの食べラーメンマ牛丼。
「前にもあったよなぁ……
」と思ってましたが、やっぱり復刻版でした



 豚汁にはたっぷりと、



 サラダにも隠し味として、少し七味を入れます。



 ご馳走様でした。
 まぁ、変わった食べ方なのは認めますが、残さずきちんと完食してるので、別に(最近はやりの食べ物を粗末にしてるバカッターとか馬鹿の自爆動画みたいな)問題は無いと思います

 んで、思わぬおまけがついてまして。



『Fate』とのコラボカードです。
 同作には疎いので、セイバーオルタは知ってますが、右の女性は知りません……(苦笑)。見覚えはあるんですが。

 夕食後は、しばし中津のBOOKOFFで探索をしてきました。
 収穫はry



 さて、行橋のゆめタウンでは、『装動』のタイムマジーンが3割引きだったので、一気にコンプしました(4番のライドストライカーは無し)。
 あそこ、投げ売りになるのが早いんだよなぁ。(^_^;)



 さて、このタイムマジーン、食玩としては結構デカいです。私の部屋からもはみ出してしまいます。

 実に、単体でスーパーライブロボと同サイズ。
 まぁ、その分中身はスッカスカなんですが



 さて、用意したのは第一弾のノーマルジオウ。



 これをこうして……。



 タイムマジーンに搭乗させることが出来ます。
 ただし劇中設定と縮尺が違うので、「乗り込んでる」と言うよりは「着込んでる」と言った方が正しいですが。



 一つ上とこの画像で分かるかも知れませんが、ジオウの足が見えています。

 ……しかしアレね、これ見てると、何となくプリテンダーを思い出しました(笑)。



 それと、先日のビルドバーングも、素体状態で軽くパチ組みしてみました。

 最近の1/144ってちっちぇなオイ
 パーツ数は多いですけども……。
 ただ……



 あっちこっちに、ハードポイント(取り付け穴)に出来る穴が開いているのはさすがです



 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。


 今晩は、アカサカです。
 今日はちょっと、この後また職場に戻る事になってるので、手短に行きます。

 仕事から一旦上がった後、ゆめタウンに行ってきました。



 ホビーゾーンでは『装動』のゲイツ・ウィザードアーマーを購入。
 去年のクリスマスには、甥っ子にゲイツライドウォッチ同梱版のジクウドライバーと、ウィザードライドウォッチをセットでプレゼントしました。



 同じく『装動』のゲンム・ウィザードゲーマーと。
 こう考えてみると、1号ライダーのウィザード型装備ってむしろ鎧武・ウィザードアームズくらいですね。(^ ^;)



 ホビーゾーンではもう一つ、HGのビルドバーニングガンダムを買ってきました。
 先日の記事で書いた通り、これを素体に水中用MSやMAのパーツなどで改造していこうと思います。

 しかし、『ういにんぐふみな』や『紅武者』は買ったものの、ストレートなリアル系のHGってそれこそHGUCのゲルググとか高機動型ザクII以来かも……(苦笑)。



 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。


サンクラ「サンダークラッカーだ。今日は『TF レジェンズ』から、ウィーリー&ゴーシューターを紹介するぞ!」



サンクラ「ウィーリーは、サイバトロン・ミニボットのサバイバリストだ。墜落した宇宙船の遭難者で唯一の生き残りで、奸智と隠密性、そして大胆不敵さで生き延びていた、クインテッサ星の“野生児”だぞ。アニメでも同じ設定で、『ザ・ムービー』から登場したぞ」



サンクラ「バストアップ。初登場時はグリムロック達をからかって喧嘩になったが、それ以来、ダイノボット達とは仲が良いぞ。また、地球人のダニエルとは、スパイクとバンブルみたいな関係を築いてる」



サンクラ「背中側。ボディ前面に比べて、濃いオレンジが目立ってるな」



サンクラ「G1版との比較だ。G1版トイはその特異なスタイルから、『ミキサー大帝』『邪神モッコス』『便器』『生存者様』なんてあだ名で呼ばれてたらしいぜ」



サンクラ「最初のリメイク版である『ヘケヘケ』版と。海外版じゃ、LG版やG1版、アニメ版と同じ濃いオレンジだったが、ヘケヘケ版は御覧の通り、クリーム色に近い色合いになってる。ちなみに、ヘケヘケ版は、肩の内部に武器であるパチンコのモールドが造形されてたぞ」



サンクラ「そんじゃ、トランスフォーム!」



サンクラ「ビークルモードは単座の小型車だ。意外かも知れねぇが、ミニボットでフューチャーカーに変形するのはコイツだけだぞ」



サンクラ「タイヤはクリアパーツの裏から、黒く塗装されてる」



サンクラ「ビークルモードでG1版と。G1版も、ビークルモードはアニメ版と差異の無いデザインだったから、こっちの形態じゃ、LG版ともそんなに差はねぇな」



サンクラ「ヘケヘケ版と。ヘケヘケ版はアースモードになってっから、LG版・G1版とはかなり印象が違ってる」



サンクラ「さて、続いてはゴーシューターだ。こいつは『超神マスターフォース』に登場した、ヘッドマスターJr.の地球人で、本名は剛 秀太って名前の13歳の日本人だぞ。サッカーが得意で、ロボットに変身した後も、その動きを活用した戦いをしてたぞ」



サンクラ「背中側。他のLG版ヘッドマスターやG1版と同じく、背中にはロボットモードでの顔が露出してる」



サンクラ「G1版と違ってトランステクターは商品化されてねぇから、クロームドームのトランステクターにヘッドオンしてみた。G1版じゃ、パトカー型のトランステクターに合体してたぞ」



サンクラ「書籍『トランスフォーマージェネレーションズ』誌上限定版のゴーシューターと。TFジェネ版は、最終回で自我を得たトランステクターのその後って設定だから、この並びも矛盾は生じねえ」



サンクラ「それから秀太は、ビークルモードのウィーリーにも搭乗可能だぞ」



サンクラ「レジェンズ版ウィーリー&ゴーシューターの紹介は以上だ。それじゃ、次回もお楽しみに!」