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アカサカ「バジ、アキバさん、今日はバスでミステリーツアーに行くぞ」


バジりん「お出かけですか


アキバ「やった~。旅行だ旅行だ~♪」


~場面転換~


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アカサカ「という事で、いつものように博多駅からバスに乗るぞ」


バジりん「マスター、今日はどちらへ参るのですか?」


アカサカ「ミステリーツアーだから、それはオレにもわからねえ」


バジりん「あ、そうですね……


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バジりん「朝食はお馴染みのバゲットサンドですね」


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アキバ「アカサカさん、ボク、添乗員さんからジュースもらったよ?」


アカサカ「私たちももらいましたよ。平日申し込み限定でもらえるみたいです」


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バジりん「マスター、パンも頂いたのですが……」


アカサカ「うん、プランをよく見たら『朝食が出る』だったわ


~場面転換~


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アカサカ「まずはここ。キリンビールの工場だってさ」


アキバ「工場見学でもするのかな?」


アカサカ「いえ……」


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アカサカ「どうやらこっちの……」


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アカサカ「コスモス園見学みたいですね」


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アキバ「わっ、すご~い!」


アカサカ「……ここ、2年前にファースト達がバスツアーで来てたな……


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アキバ「見て見てバジりん! コスモスの一本道だよ!」


バジりん「綺麗ですねぇ……」


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アキバ「まさに満開だね~。どろんどろ~ん♪」


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バジりん「ミツバチもいますねぇ」


アキバ「そう言えば弟切を思い出しちゃったなぁ」


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バジりん「こ、これは……」


アキバ「これでもかってくらい、キリンビールをアピールしてるね……。(^_^;)」


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バジりん「ん、花畑にあるあれはなんでしょう……?」


アキバ「行ってみよ~!」


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アカサカ「等身大サイズの缶ビールのディスプレイみたいだな」


アキバ「おっき~い……」


アカサカ「あ、そうだ二人とも。ちょっと並んで並んで」


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アカサカ「写真撮るからポーズ取って」


アキバ「よ~し。バジりん、手をつないでポーズ取ろ!」


バジりん「ちょっと恥ずかしいです……。(///)


アキバ「1、2の……どろ~ん!」


~場面転換~


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アカサカ「さてと。お次は熊本に入って、『いだてん 大河ドラマ館』だそうです」


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アキバ「……誰これ?」


アカサカ「『日本で初めてオリンピックに参加した男、金栗四三』……だそうです」


アキバ「知ってる?」


アカサカ「全然」


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アカサカ「取り敢えず、ここは名前の通り、『大河ドラマ いだてん』の資料館になってるみたいですね」


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アキバ「わっ! すごいジオラマ……


アカサカ「『いだてん』時代の玉名を再現したジオラマらしいですね」


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バジりん「細部まで隅々作ってあって、凄いですねぇ……」


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アカサカ「この頃は米俵を船に乗せて川で運んでたらしくて、港まで坂道を転がして下す『俵ころがし』を再現してるみたいだね。ちなみに今でも、『大俵まつり』として残ってるんだって」


アキバ「へぇ~……」


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バジりん「あっ! マスター、橋の下に河童がいますよ」


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アキバ「アカサカさん、こっちもこっちも。木陰で休んでる~♪」


アカサカ「……何故?


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アカサカ「ジオラマの上には、ドラマでの合成の方法なんかが載ってるね」


~場面転換~


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アカサカ「さて、お次は『きくすいの里』でお昼だ」


アキバ「わ~い、ご飯だご飯だ~♪ どろんどろ~ん♪」


バジりん「アキバ殿、張り切ってますねぇ……」


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アキバ「わっ! すごい豪華!」


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アカサカ「キノコはマツタケだってさ」


アキバ「すっご~い! マツタケなんて初めて~……! あ、でもTくんの」


アカサカ「そっから先は言うんじゃありません」


バジりん「マスター、左下の黄色い銀杏のようなものは……?」


アカサカ「ハスの実だって」


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アカサカ「マツタケはあらかじめ裂いてから焼いて下さい、だってさ」


アキバ「……なんか、こういうネタがドリフのコントにあったよね」


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アカサカ「すき焼き用のお肉は、『赤牛』と『味彩牛(あじさいぎゅう)』だって」


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バジりん「マスター、マツタケが焼けてきました」


アカサカ「すごい香ばしいな。よし、そろそろ食おうぜ」


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アキバ「すき焼きも頂きま~す!」


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アカサカ「ここじゃ、飲み物があらかじめ発泡酒、焼酎(米、芋)、ソフトドリンクが選べたんで、オレは米焼酎の水割りにしてみた」


バジりん「マスターが焼酎なんて珍しいですねぇ」


アカサカ「本当はウイスキーが良かったんだけどね」


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アカサカ「ご飯の付け合わせは、左上の奴がキクラゲの柴漬け、下のは天草海苔の佃煮で、右のはなんと、大豆の佃煮だってさ」


バジりん「これ、大豆なんですか!


アキバ「なるほど~、つまりソイジャーキーみたいなものなんだね」


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アカサカ「せっかくだから、マツタケも半分、すき焼きに入れてみたぞ」


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アキバ「お腹いっぱい~♪」


バジりん「美味しゅう御座いました」


アカサカ「オレはあと一杯ぐらい、ご飯お替りすれば良かったな……」


アキバ「そう言えばアカサカさん、相席になったオバちゃん達に大学生って間違われてたね~♪」


アカサカ「黙りなさい」


~場面転換~


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アカサカ「さてと、お次は山鹿で酒造見学と散策だ。ここは江戸の街並みを残してるところが見ものなんだってさ」


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アカサカ「まずは『木屋本店』でお話を聞いてと……」


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アキバ「ねえねえアカサカさん、これな~に?」


アカサカ「これが日本酒を発酵させる麹菌ですよ。こうやってまんべんなくお米を覆うくらいに発酵するほど、甘みが出るんだそうです」


アキバ「へぇ~」


アカサカ「ちなみにこうやって酒造は菌業者から種菌を買うらしいけど、全国でも数える位しか菌業者は無くて、ここは京都の業者から買ってるんだって。ただし、菌の方は味噌用から様々なお酒用と種類がすごくて、大体50~60種類くらいの麹菌があるらしい」


バジりん「60種類ですか!


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バジりん「甘酒の試飲も出来るみたいですね」


アキバ「ちょっとお米の粒が残ってるんだねぇ」


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アキバ「あれは……」


アカサカ「『酒林』……『杉玉』とも言いますね。作った時は青々としてるらしいですが、こうやって茶色になった頃が、熟成の目安にもなってるそうです」


バジりん「そう言えば、マスターが以前母の日プレゼントのバスツアーで豆田町に行かれた時にもありましたね」


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アキバ「わっ! すごく大きな釜~!」


アカサカ「かつて酒用の米を蒸すのに使ってたみたいですね」


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アカサカ「その隣には熟成樽があって……一升瓶二千本分だそうです」


アキババジりん「二千本!」


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アカサカ「さて、今度は資料館の見学と説明だ」


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バジりん「マスター、あの紐と滑車は?」


アカサカ「あれは、酒蔵の上階に樽なんかを上げる時に使ってたらしい」


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アカサカ「この石は90kgあるらしいぞ。バジ、その紐引っ張って、ちょっと持ち上げてみ?」


バジりん「そんな、無理ですよ……って、あれ?」


アキバ「どろ~ん。もしかして、バジりんってすごい馬鹿力?」


バジりん「違いますよ! これ、凄く簡単に上げられるんです!」


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アカサカ「さてと、こっちでも試飲が出来るぞ。まずは普通の日本酒に……」


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アカサカ「こっちの地方独特の『赤酒』。普通のお酒は、米の芯から4割残るくらいまで研ぐらしいけど、これは普通にご飯を炊くのと同じく、9割残して仕込むんだって。ちなみに3割残るくらいまで研ぐと『大吟醸』、醸造アルコールを混ぜずに発酵させると『純米』って名乗れるんだってさ」


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アカサカ「それからこっちでもノンアルコールの甘酒の試飲が出来るぞ」


バジりん「こちらはお米も完全に形がなくなってますねぇ」


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アキバ「あ、そうだ! バジりんも今度、お酒の樽に浸かってみたら?」


アカサカ「マムシ酒ならぬバジリスク酒ってか?」


バジりん「嫌ですよぅ……ボク、お酒弱いのに……」


アキバ「え~? アカサカさんが喜んで飲んでくれるかもよ~?」


バジりん「ちょっ! アキバ殿……!


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アカサカ「道を渡ってと……。せんべい工房て所じゃ、せんべい作りの体験もできるらしいぞ」


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アカサカ「型に米とフレーバーの粒を入れて……」


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アカサカ「熱したプレス機で一気に潰せば……」


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アカサカ「一瞬で薄焼きせんべいが出来上がる、と」


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アキバ「この辺りは『豊前街道』っていうんだね~」


~場面転換~


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アカサカ「さて、最後は『道の駅かほく』だ」


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アキバ「プールもあるんだねぇ~」


バジりん「さすがに今はシーズン外みたいですけどね」


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アキバ「金運アップのいのししだって~♪」


アカサカ「ちょっと触っておこう……」


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アカサカ「何故か休憩所に唐津くんちのポスターが……


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アカサカ「よし、じゃあ最後に、ソフトクリームでも食べますか」


アキバ「やった~!」


バジりん「有難う御座います


~場面転換~


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アキバ「今日はとっても楽しかったね~♪」


バジりん「お土産もたくさんもらえましたし……。メロンにオレンジに、梨にジャガイモ、玉ネギ……」


アカサカ「と言っても、寮にゃ包丁無いから、持って帰るのはオレンジだけだけどな。あとはお袋に……」




~おしまい~

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アカサカ「バジ、今日はバスツアーに行くけど、お前も来るだろ?」

バジりん「もちろんです、マスター。喜んで♪」

~場面転換~

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アカサカ「という訳で、これが今日、お世話になるバスだ」

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アカサカ「朝食はファミマで買った、ちょっといいサンドイッチと……」

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アカサカ「新発売のおにぎりだ」

バジりん(と、鶏肉……

~場面転換~

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アカサカ「てなわけで、まずは呼子に到着だ」

バジりん「イカで有名なところですね」

アカサカ「残念ながら、今日は食べないけどな」

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アカサカ「今回はこれ。遊覧船に乗るんだ」

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バジりん「イカの姿をした船ですか」

アカサカ「今日、乗るのはこれと同型の奴だぞ」

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アカサカ「という訳で、乗船!」

バジりん「ときにマスター、床が所々、ペンキを撒いたようになっているのですが……」

アカサカ「……『スプラトゥーン』意識してんじゃないの? 知らんけど」

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バジりん「マスター、あれは?」

アカサカ「あれは『ジーラ』っつって、船底がガラス張りで、海底が見られるようになってんだ」

バジりん「へぇ~……」

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アカサカ「まずは『眼鏡岩』だ」

バジりん「眼鏡岩?」

アカサカ「水面に映った様子が、眼鏡に見えるからそう呼ばれてるんだってさ」

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アカサカ「いよいよ目的地の『七ツ釜』に到着だ。玄武岩が波で浸食されて、七つの洞窟ができたことからそう呼ばれてるぞ」

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アカサカ「ここは、玄武岩の柱状節理が発達してることで有名なんだ」

バジりん「へぇ~……」

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アカサカ「ここは110mくらいの洞窟らしいが、この船じゃ、これが精いっぱいらしい」

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バジりん「見事なもので御座いますね……」

アカサカ「水も澄んでるしなぁ」

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アカサカ「ちなみに一つだけ、反対側まで貫通してる洞窟があって、ボートみたいな小舟でなら、反対側まで行けるらしい」

バジりん「一度行ってみたいですね(笑)」

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バジりん「マスター、あれは?」

アカサカ「呼子大橋だ。平成元年の完成で、平成10年には『新さが百景』にも選出されたんだってさ」

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アカサカ「もうすぐ港だ……って、どうした、バジ?」

バジりん「マスター……。ボク、船酔いしちゃったみたいです……(汗)」

アカサカ「も、もうちょっとで陸だから、それまで頑張れ(汗)」

~場面転換~

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アカサカ「さて次は、鷹島肥前大橋を渡って……」

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アカサカ「道の駅 鷹島に到着だ」

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アカサカ「ここも元寇の歴史と関りがある場所なんだってさ」

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アカサカ「さて、今度はここで……」

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アカサカ「アジの開き体験だ」

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バジりん「マスター、お上手ですねぇ」

アカサカ「魚捌いたのなんて初めてだけどな……」
(注:ちなみにマジで結構いい感じに出来ました)

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バジりん「ま、マスター! どうなさったんですか!?」

アカサカ「今度はオレの方が、生臭さで気分悪くなっちゃった……(汗)」

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アカサカ「ちなみにここ、勝海舟と坂本龍馬のパネルもあるぞ」

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アカサカ「こっちは観光案内のマップだな」

~場面転換~

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アカサカ「さて、次はいよいよお昼だ」

バジりん「マスター、本日は何を……?」

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アカサカ「このアジフライ定食だ」

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アカサカ「メインディッシュはこのアジフライだぞ」

バジりん「お昼の目玉がアジフライで御座いますか……?」

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アカサカ「このアジフライ、肉厚なのが自慢なんだって」

バジりん「確かに! こんな分厚いアジフライは初めて見ました」

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アカサカ「味噌汁の具は、ジャガイモとカボチャか」

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アカサカ「茶碗蒸しは激甘だな……。オレはもうちょっとしょっぱい方が好みだが」

バジりん「ボクもです……」

~場面転換~

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アカサカ「お昼の後は、港釣り体験だぞ」

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アカサカ「参加者が班ごとに分かれて……」

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アカサカ「貸し出してもらった釣り竿と小エビの餌で、いよいよスタートだ!」

バジりん「マスター、ボク、釣りなんて初めてです」

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アカサカ「……意外なくらい良く釣れるな」

バジりん「マスター、妙にフグが多いですね……」

アカサカ「ああ、これ、隣で釣ってたオバちゃんのだよ」

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アカサカ「釣った魚は持ち帰り可能だ。カワハギとかも釣れたぞ」

バジりん「さすがにフグは無理ですよね(苦笑)」

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アカサカ「いやぁ……釣りなんて25年くらい前に一回やったっきりだったけど、2時間があっと言う間だったな」

バジりん「マスターのお母様は大喜びですね」

~場面転換~

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アカサカ「最後はマリンセンターおさかな村でお買い物だ。ちなみにここ、前にファースト達も来てたぞ」

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アカサカ「海産物メインだが、まぁ、見ての通り道の駅みたいなところだな」

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バジりん「マスター、お詳しいですね……」

アカサカ「子供のころ、お袋の実家に遊びに行った時、たまに来てたからな」

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アカサカ「よし、柚子ソフトでも食べるか」

バジりん「やったっ! 有難う御座います♪」

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アカサカ「ふう。今日は疲れたけど、楽しかったな」

バジりん「マスター、お供させて頂いて、有難う御座います♪」

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アカサカ「んじゃ、バスの中で夕食にするか。そこで売ってたかしわ飯だぞ」

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アカサカ「ちなみに付け合わせに、分厚い卵焼きも入ってる」

バジりん「た、卵……(ゴクリ)」



~おしまい~
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 今晩は、アカサカです。
 今日はお袋とバスツアーに行ってきました。

 と言っても、今回は以前、『さんぞくや』で『母の日プレゼント企画』に応募したら、見事当選したものでしたので、いつもとはちょっと構成を変えています。

「母の日のプレゼント企画」なので、今日はバジもギリアムもお留守番です。

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 こちらが本日お世話になるバス。
 珍しく、地元の駅が出発地点の一つになっていました。

 この後天神にも寄って、参加者を乗せていきます。

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 まずはコチラ。
 佐賀県のジュエリーファクトリー『AQUA』です。

 添乗員さんいわく、協賛してるからここも長時間寄らないといけなかったんだそうな。

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 水晶球。

 重さは350kgあるそうです。
 ちなみに透き通っていないのは、水晶の下の部分だからだそうで、水晶は上に行けば行くほど透明になっていくんだそうです。

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 ネオジウム磁石のネックレスがやたらと推されていました。

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 1階では、アクセサリーの製造工程なんかも見られました。
 一つ一つ手作りのようです。

 その後は、2階でこちらのメーカーが販売している羊の毛皮製品ムートン(もともとは毛皮製品を扱ってるメーカーだったんだそうで)の説明を受けた後、試着・販売会でした。

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 会場にあった羊のぬいぐるみがスッゲェ可愛らしかったので、一枚パチリ。
 ちなみにこれで一万五千円だそうな。Σ( ̄□ ̄;)

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 さて、お次は、大分県日田市は豆田町。
 まずは薫長酒造(くんちょうしゅぞう)で、製造しているお酒の説明を受けます。

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 酒蔵には、こんなものがぶら下がっています。
 外国人の観光客はハチの巣だと誤解するそうですが……。

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『酒林(杉玉)』と言って、酒屋の看板のようなものなんだそうです(画像は右下クリックで元サイズで出ます)。

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 通路にはメダカが泳ぐ鉢が(笑)。

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 説明会場では、ツバメが巣を作っていました。

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 その後は、豆田町の散策です。
 過去にも二回ほど来た事があります。

 天気予報では大雨でしたが、御覧の通り、曇っている程度で済みました。

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 お寺は入場不可になっていました。

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 途中、道の駅ならぬ『まちの駅』に寄りました。
 ちなみにここ、普通のスーパー規模なのに、しっかり駐車料金を取られるようです。せ、セコイ……(苦笑)。

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 中にはお土産や……

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 お菓子の地域限定フレーバーなんかも売ってましたが、

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 普通の食品なんかも売ってる辺り、地元の人向けのお店と言った側面もあるようですね。

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 小腹がすいたので、ちょっとお菓子を買いましたよ。

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 こんな所でもタピオカブームが(笑)。

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 さて、お次はお昼です。
 湯布院の『山水館』という旅館です。

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 お土産コーナーから入っていきます。

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 お昼はビュッフェスタイルです。
 あとで見たら、個人で利用する分には1,620円でした。

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 ここでは地ビールも作っているそうです。

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 看板に書いてある通り、大分の材料を使った料理が出されていました。

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 焼きそばや、焼き魚などなど……。

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 自分で具材を選べる出汁茶漬けなんかもありました。

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 大分名物のとり天と、塩かぼす風味の唐揚げです。

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 という訳で、右上から時計回りにとり天、ゆでトウモロコシ、豚肉と夏野菜の塩だれ、ケバブ風ミートボールとポテト、ヒジキと大豆の煮もの、塩かぼす風味唐揚げです。

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 別府冷麺なんかもありました。

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 だご汁。
 だご(団子)は長~~~い一本になっていて、なかなかお玉にすくえませんでした(苦笑)。

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 デザートも色々と。
 やせうま食べるの忘れてたんだよなぁ……。(-_-;)

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 お袋はカプチーノを飲んでました。

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 さて、この旅館、結構大きかったです。

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 入口の石碑。
 万葉集からの引用だそうです。

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 本当は温泉に入ることも出来たんですが、私もお袋も温泉には入らず。
 食べ過ぎてお腹も張ってましたし……。

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 さて、土産物屋の5%割引券をもらっていたので……。

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 お土産屋で見つけた、ハンターバルクヘッドのパチ玩具『鋼神』を買ってきました。
 こないだのマックスコンボイや、セリアのパチTF達と絡めようかと思います。

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 さて、お次はまたまたバスで移動して、湯布院の町の散策です。

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 由布院駅にやって来ました。
 かれこれ7~8年ぶりです。

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 駅構内は、かなり天井が高くなっています。

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 待合所。
 和紙製の作品が展示されていました。

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 ここも結構、天井が高かったですねぇ。

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 駅構内から由布院の町を。
 由布岳にも、雲がかかっています。

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 近くには、レトロチックな観光バスが停まっていました。

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 駅の隣には観光案内所が。

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 内部。
 木造の天井と、ガラス張りの壁の透明感がすごいです。

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 2階は展望室と、読書ルーム(?)になっていました。

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 以前来た時にはあった、児童公園の機関車は無くなってしまっていました。
 残念……。

 因みに、ヤフブロの記事の掲載画像数の限界があって、今回の記事で載せていない画像もまだまだあるのですが、それらはいずれ、『観光雑誌コーナー』の由布院のページで追加掲載していきたいと思っています。

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 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 今晩は、アカサカです。
 という訳で、本日で34歳となりました。(^ ^;)

 人気投票の締め切りまで、残すところ十日になってますので、是非是非ご協力をお願い致します……(必死)。

 さて、今日はバスツアーに行ってきたんですが、今回はちょっと特別編です。

 では、早速スタート!



アキバ「どろ~ん。アカサカさん、今日が誕生日なんだって? おめでと~」

バジりん「マスター、おめでとう御座います」

アカサカ「二人とも、ありがと」



アカサカ「実は今日、バスツアーの予約しててさ。二人共、一緒に行かない?」

バジりん「もちろんです、マスター。喜んで

アキバ「わ~い、旅行だ旅行だ~
 どろんどろ~ん♪」

~場面転換~



アカサカ「という訳で。今日、お世話になるバスはこちらだ」

バジりん「あの、マスター。ところで、ギリアム殿は良かったのですか……?」

アカサカ「ああ、ギリアムね。あいつは『留守を守るのは執事としての務め故』とか言って、留守番してる。今頃、一人でとっときのお菓子でも食べてんじゃないの?」



~その頃~

ギリアム「いやぁ、役得役得

~場面転換~



アカサカ「さて、という訳で、ますは佐賀県武雄市の武雄神社だ」

バジりん「武雄……温泉で有名な所ですね」

アキバ「温泉かぁ~。ボクもTくんと混浴したかったんだけどさぁ、ブツブツ……」

バジりん「あの、アキバ殿……?



アカサカ「まずは鳥居をくぐってと」



アキバ「わっ! 凄い石垣~!」

バジりん「お城のようですねぇ……



アカサカ「お参りしていこう」

バジりんアキバ「は~い!」



アカサカ「さて、左側にあるルートに行くよ」

バジりん「『御神木』……?」

アカサカ「そ。ここでのメインを今から見に行くの」



アキバ「わ~、紅葉のトンネルみたいだねぇ」

バジりん「日差しが気持ち良いです……



アカサカ「ほら、これ。樹齢三千年の、大楠だ」



アキバ「中に十二畳分の空洞があるんだって~」

アカサカ「中に入れないのが残念ですね」



アキバ「それにしても、本当におっきいよね~」

バジりん「本当に……。自然の生命力には驚かされます」

アカサカ「全くだな」



アカサカ「さて、近くにある物産館でお土産を見繕って、次に行くよ」

~場面転換~



アカサカ「次は長串山のつつじ公園なんだが……ん?」

アキバ「どうなさいました、マスター?」



アカサカ「間違いねえ。ここ、去年の今頃に、ファースト達が社員旅行で来た場所だ」

アキバ「へ~、そうなんだ~」



アカサカ「ん、何かやってるな」



バジりん「屋台に路上ライブをやってますね……」

アキバ「どろ~ん。この曲って……」

アカサカ「『妖怪人間ベム』のテーマ曲ですね」

アキバ「何故



アカサカ「上まで行くと、九十九島が見渡せるぞ」



アカサカ「天気がいい時は、もっと先の島まで見えるんだってさ」



アカサカ「ファースト達が来た時はろくに咲いてなかったけど……今年はいい感じだな」

バジりん「ラッキーでしたねぇ」



アカサカ「しっかり咲いてると、こんな感じなんだな」



アキバ「さっきのイベント会場が見えるね。どろ~ん♪」



アカサカ「あの滑り台、ウエストが杏子ちゃんに蹴り落とされたらしいぞ」

バジりん「そうなんですか……



アキバ「どろ~ん……おシリが痛い……」

バジりん「アキバ殿……

アカサカ「滑ったんですか……



アカサカ「バスに戻るついでに、アイス買うか」

バジりんアキバ「わ~い♪」

~場面転換~



アカサカ「次はいよいよお昼だが……ここもファースト達、来てたな……」



アキバ「て事は、お昼も同じお店なのかなぁ?」

アカサカ「さあ……」



アカサカ「ファーストに聞いたところだと、この先にあるレストランだったらしいけど……」



アカサカ「まさに同じお店みたいね



アカサカ「ちなみにお店の前は広いデッキになってて、船が泊まってる事も有るぞ」



アカサカ「という訳で、今日のお昼の時間だぞ~!」

バジりんアキバ「いただきま~す



アカサカ「鉄鍋の中身は……レモンステーキか。佐世保名物の一つだな」

バジりん「確かに、レモンが乗ってますねぇ」



アカサカ「今回のメインの一つ、和牛の炙り寿司とイセエビのウニソースだ」



アキバ「うどんには卵が入ってるねぇ」

バジりん「ボク、卵、大好きなんですよ

アキバ「ああ、成程。蛇だもんねぇ……」



アカサカ「寿司は炙ってあって、ちょと香ばしいぞ」



アカサカ「さて、ようやくレモンステーキも火が通ったし、レモンだれをかけて頂こうか」



アキバ「野菜もたっぷりなんだねぇ」



アカサカ「ふぃ~、食った食った」

アキバ「炙り牛のお寿司、美味しかったねぇ、バジりん」

バジりん「ボクはイセエビもなかなか……」

アカサカ「もう少し時間あるし、ちょっと辺りを回ってみるか」



アカサカ「佐世保バーガーのお店や……」



アカサカ「お土産やも充実してるぞ」



バジりん「おや、アキバ殿。何か買ったんですか?」

アキバ「うん。Tくんにお土産買っちゃった~

~場面転換~



アキバ「わっ! 凄い大きなクレーン!」

アカサカ「佐世保重工のクレーンですね」



アカサカ「ここにある250トンクレーンは1913年にイギリスから導入されたもので、現在も使用されています。このクレーンはかつては戦艦『武蔵』の艤装工事にも使用されたんだそうですよ」

アキバ「へぇ~……」



アカサカ「さて、今度は海上自衛隊の佐世保資料館の見学だ。残念ながら、展示物は撮影禁止なんだけども……」



アキバ「『くらま』……?」

バジりん「マスターのネッ友さんの?」

アカサカ「いやそれ、『くらま』違いだから……



アカサカ「7階の展望室からの風景は、こんな感じ」

バジりん「港にアメリカ海軍の軍艦が見えますねぇ……」

アカサカ「デカいのは、1,200人以上乗れるらしいぞ」

~場面転換~



アカサカ「さて、最後はカステラのメーカー、和泉屋の製造直売所で、試食とお買い物だ」



バジりん「マスター、それは……?」

アカサカ「カステラのラスクだよ。アキバさんはどこ行ったの?」

バジりん「あちらで試食を楽しまれています

~場面転換~



アカサカ「今日は楽しかったよ。二人共、付き合ってくれて有難う」

バジりん「マスター、こちらこそ……」

アキバ「とっても楽しかったよ~
 どろんどろ~ん



~おしまい~
2019.04.01 桜の時?


アカサカ「てなわけで、今日はバスツアーで桜を見に行くぞ」

ディケイド「今日はどこまで行くんだ?」

アカサカ「熊本の阿蘇だ」

~場面転換~



アカサカ「今日、お世話になるのはこのバスだ。早速出発するぞ!」

~場面転換~



アカサカ「到着まで時間あるし……杏子ちゃん、食べるかい?」

杏子「うん、食う~♪」

~場面転換~



アカサカ「最初はここ。『阿蘇ファームランド』だ」

ウエスト「ここでは何をするの?」

アカサカ「それはな……」



アカサカ「まずは昼食だ」

サンクラ「いきなりかよ……」



アカサカ「ここは和洋中、色んな料理のバイキングが用意してあるぞ」

ハッピー「うわぁ、すっご~い!」



ウエスト「あれ、サンダークラッカーは?」

インペラー「そこでエネルゴンキューブつまんでるッスよ」

ウエスト「あ、そっか……」



アカサカ「こんなもんか。右上の皿から、チキングラタン、ソーセージ、鳥の炭火焼き、高菜ご飯、サラダ、フライドポテト、唐揚げ、チキンライスってとこだ」

ウエスト「ご飯類が被ってるね」

アカサカ「うん、オレも取ってきて気づいた」



ハッピー「へぇ~、お蕎麦もあるんだ」

インペラー「だご汁とかも置いてたッスよ」

~場面転換~



ハッピー「さあってと、デザートはリンゴケーキにミルクレープに、フルーツに……」

ディケイド「よくそんなに入るな」

ハッピー「いいの! 成長期なんだから!」



杏子「ん、ウエストはアイス食ってんのか?」

ウエスト「うん。バニラと、チョコレートと、あと、バナナチョコ」

杏子「いいな。あたしも取ってくるか!」



ハッピー「お腹いっぱ~い♪」

ウエスト「ウルトラハッピー、なんてね」

杏子「いつもこれが楽しみだからなぁ……」



アカサカ「さてと、お土産も買ったし、次行くぞ」



ハッピー「うわぁ~、すごくいい景色~」

ウエスト「絶景だねぇ……」



アカサカ「さて、中松駅に着いたな。今度はここで、トロッコ列車に乗るぞ」



アカサカ「本来、ここは『立野駅』から終点の『高森駅』まで走ってるんだが、熊本地震の影響で、まだこの中松~高森までしか復旧してないんだ」



サンクラ「ん、駅舎に何かあるな」



サンクラ「って、なんじゃこりゃ!?」

ハッピー「ロボットがいっぱい……」

ウエスト「すごい……マニアック」



インペラー「先輩、閉まってるッスけど、お店の中にはこんなでっかいのも!」

ディケイド「あれは『ギンガマン』のギンガイオーだな。ちなみにこの店、名前は『ひみつ基地ゴン』って言うらしい」

アカサカ「そう言えば、管理人が『同じものが小倉のまんだらけで売ってる』って言ってたな……」



インペラー「長閑な所ッスねぇ」

杏子「そうだな。ん……?」



インペラー「ここ、ホームがちょっと欠けてるッスね」

杏子「ここに立札があるぞ。なになに……」



杏子「……戦時中、戦闘機に空襲されたらしいな」

インペラー「こんなトコまで襲われたッスか……」



杏子「お、列車が来たみたいだぜ?」



サンクラ「なかなかレトロな外見だな」

アカサカ「そこがいいんじゃねぇの」



ウエスト「さあ皆、出発するよ~!」

インペラー「ウエスト先輩、張り切ってるッスね」

サンクラ「コイツも特急列車だからな」



アカサカ「ほらみんな、左手に山が連なってるだろ?」

ハッピー「そうだね」

アカサカ「あれ、阿蘇五岳ってんだけど、お釈迦様の寝姿に見えることから『阿蘇涅槃像』とも呼ばれてるんだ」

ハッピー「へぇ~。確かに言われてみれば、そんな感じにも見えるねぇ」



アカサカ「さて、高森駅に到着だ」



ディケイド「終点だけあって、それなりに立派な駅舎なんだな」



ウエスト「わぁ~! トロッコ列車のプラレールもあるんだぁ」



ハッピー「『サイレントマンガオーディション』……?」

インペラー「行ってみるッス」



インペラー「なるほど、台詞が無いマンガが展示してあるんスね」

ハッピー「でも、雰囲気は伝わってくるよねぇ」



サンクラ「ジオラマなんてのも展示されてんだな」



ディケイド「マンガ作家たちからの応援メッセージなんかもあるみたいだぞ」



インペラー「天井一杯に応援色紙が……」

ウエスト「すごいねぇ……」



ウエスト「あっ! 機関車が展示されてるよ! ……ドジラス?」

サンクラ「アストロトレインじゃねぇの?」



ディケイド「……『C12』。どっちも違うな」

ウエストサンクラ「…………」



サンクラ「なかなかユニークな駅だったな」

ディケイド「確かに、ちょっとそこらじゃ無いものばかりだったな」

~場面転換~



アカサカ「という訳で、高森峠に着いたぞ。ここでは別名『九十九曲がり』って呼ばれてる、峠に咲き続けてる千本桜の鑑賞だ」



杏子「満開とまではいかねぇが、なかなか綺麗だな」



ハッピー「こっちにはピンクの桜もあるよ~♪」



インペラー「どうせなら、満開の時に来られたら良かったッスけどね」

ハッピー「でも、綺麗だったよ」

アカサカ「ちなみに、これでも昨日よりは咲いてたんだとさ。しかも例年通りなら、もう散ってる頃だったんだと」

~場面転換~



アカサカ「さて、最後は『一心行』の大桜だ」



アカサカ「見えてきたな。あれは樹齢400年の大桜で、阿蘇合戦で矢崎城で戦火に散った伯耆守惟冬の妻子が、主の死後少数の家臣とひそかに故郷の峯村に戻り、戦いに散った城主と家臣たちの御霊を弔うために桜の苗木を植え、一心に行をおさめたというところから『一心行』の名がついたらしい」



ハッピー「あれで一本の桜なの?」

アカサカ「ああ。昭和初期の落雷で幹が6本に避けちまって、さらに2004年の台風16号と18号の影響で、その内2本折れちまって、今の状態になったんだとさ」

ハッピー「それでも生きてるんだ。凄いなぁ……」

ウエスト「生命の神秘だね……」



インペラー「近くには菜の花畑もあるんスね」

アカサカ「ピンクと黄色のコントラストが綺麗だな」



杏子「いやぁ~。風が強いけど、天気も良くて気持ちいいな~♪」

サンクラ「そうだな。……よし、ちょっくらひとっ飛びしてくるか! トランスフォーム!」

ゴガギギギ!



サンクラ「熊本の空を飛び回るのもなかなかいいもんだな」



杏子「お、なんだよ。屋台がいっぱい出てるじゃん!」



アカサカ「せっかくだし、『焼き団子』ってのを買ってみたぞ」



杏子「店長も団子買ったのか。あたしはクレープ買ってきたぜ~♪」

アカサカ「やっぱ抜け目ねぇな……」



~おしまい~
2018.11.23 平戸へ生島。


アカサカ「という訳で、今日は久しぶりにバスツアーに行くぞ」

インペラー「店長、今日はどこに行くッスか?」

アカサカ「平戸と生島。長崎だな」

~場面転換~



アカサカ「博多駅についたが……バスが来るまでには時間あるな」

杏子「じゃ、その前に腹ごしらえっと……」

ウエスト「いつの間に……」



アカサカ「お、バスが来たぞ」

ハッピー「杏子ちゃん、行くよ~!」

杏子「あっ! 待てよー!」


~場面転換~




アカサカ「まずは『道の駅松浦 ふるさと館』だ」

ウエスト「あっ! ハッピー、あれ見て!」



ウエスト「木や葉っぱで出来たフクロウだよ! 面白~い♪」

ハッピー「すごいねぇ。あっ、ウエストウエスト!」



ハッピー「こっちにはカエルがあるよ」

ウエスト「苔で出来てるみたいだねぇ」



ディケイド「こっちは広場か」

インペラー「ん? あれは……狛犬ッスか?」



インペラー「……じゃ、なさそうッスね」

アカサカ「さしずめ『狛ライオン』的な……?」



アカサカ「さ、中に入って、お土産を買うぞ」

ウエスト「え、もう?」



ウエスト「て、ホントにもう買ってるし……」

アカサカ「こういうのは、ビビッと来た時に買わないとな」

サンクラ「で、後で同じようなものがより安くあったりしてな」

アカサカ「…………」

~場面転換~



アカサカ「少し時間は早いが、次はお昼だ。白石漁協の『漁師食堂 母々の手』で、刺身盛りとバイキングだぞ」

杏子「やった!」



アカサカ「ここは小さな港にお店があるから、水揚げした魚をすぐに調理してくれるみたいだな」



ハッピー「店長、あの橋は?」

アカサカ「『生島大橋』だ。この後渡るぞ」

杏子「お~い、早く行こうぜ!」



杏子「おおっ! すげえ!」

ウエスト「豪勢だねぇ……」

アカサカ「あと、お吸い物が来るからな。他の料理やご飯は取り放題だ。天ぷらや煮つけ、サラダなんかもあるぞ」



インペラー「いやぁ、食ったッスねぇ」

杏子「ほんとほんと。……店長、どうしたんだ?」

アカサカ「ちょっと食いすぎて気分悪くなってきた……」

杏子「おいおい……」

~場面転換~



アカサカ「さて、それじゃあ飯の後は生島大橋を渡って……」



アカサカ「生島に到着だ」



アカサカ「ここでは、デッカイ観音様を見るぞ」

ウエスト「そう言えば、さっきバスの窓から見えてたね」



ハッピー「うわぁ~、おっきい~……」

ディケイド「本当にでかいな……」

アカサカ「魚籃観音(ぎょらんかんのん)の像なんだとさ」



サンクラ「こっからでも、さっきの橋が見えるんだな」

インペラー「ほんとッスねぇ」



アカサカ「観音像の中には入る事が出来るぞ」

ハッピー「薄暗いからか、神秘的な雰囲気だね」

インペラー「そうッスねぇ」



ディケイド「木彫りの観音像や如来像が並んでるぞ」

サンクラ「人間もなかなか器用なんだな」



ハッピー「この観音像、18mもあるんだって」

ウエスト「へぇ、すごいなぁ。ボクが合体するガルーダと同じ大きさじゃん」

~場面転換~



アカサカ「次は平戸に戻って、『平戸物産館』で買い物だ」



ウエスト「お城が見えるよ!」

アカサカ「あれは平戸城だな。今日はコースに入ってねぇけど」

ウエスト「残念……」



ハッピー「ウエスト、そうガッカリしないで、お買い物行こ?」

ウエスト「うん、そうだね」

~場面転換~



アカサカ「さて、平戸大橋を渡って松浦半島に戻るぞ」

~場面転換~



アカサカ「今度は江迎の『寿福寺』だ。ここは元々『長福寺』って名前だったが、八代将軍吉宗の嫡男と名前が被るからって、今の名前になったんだとさ」

サンクラ「なんか面倒だな……」



ハッピー「うわぁ、すごい!」

ウエスト「まるでイチョウの絨毯みたいだねぇ……」



アカサカ「ここでは『逆さ紅葉』を見るぞ。今だけの限定公開なんだとさ」

ウエスト「へぇ~……」

サンクラ「ところで、あの滑車はなにしてるんだ?」

ディケイド「球を引くと滑車が回って、上の球が落ちてきて音が鳴る仕掛けらしいな」



サンクラ「地球人の宗教ってのは、良く分からねぇなぁ」

ディケイド「まぁ、宗教なんて人それぞれだからな。そこにどんな意味があるかなんて、本人達にしか分からないもんだ」



ハッピー「お焼香を上げてっと……」



杏子「おお! 綺麗な紅葉だなぁ」

ハッピー「杏子ちゃんの髪の色みたいだね」



ウエスト「でも店長、確かに綺麗は綺麗なんだけど、どこが『逆さ紅葉』なの?」

アカサカ「ほら、そこを見てみな」



アカサカ「ピカピカに磨かれた石の床があるだろ?」

ウエスト「うん」



アカサカ「それに映って、ほら」

ウエスト「本当だ! 確かに『逆さ紅葉』だねぇ!」

~場面転換~



アカサカ「最後は、道の駅 伊万里で休憩だ」



ハッピー「思ったよりも広いんだね」

インペラー「でもこの時間だからか、あんまり人はいないッスねぇ……」



アカサカ「何かめぼしい物はあったかい?」

杏子「饅頭があったみたいなんだけどさ、あたし達が来た時間が遅かったからか、全部売り切れちまってたよ……」

アカサカ(まだ食うつもりだったのか……)

~場面転換~



杏子「じゃ~ん! 実は、平戸物産館で買ってたんだ!」

ハッピー「『カスドース』……。美味しそうだねぇ」

杏子「食うかい?」

ハッピー「うん、食べる~♪」



~おしまい~


アカサカ「ッてな訳でな、今日は恒例のバスツアーに行くぞ」

ウエスト「今日はどこに行くの?」

アカサカ「内緒……っていうより、オレも知らねえ」

杏子「へ~、ミステリーツアーって訳か。面白いじゃん」

~場面転換~



アカサカ「てことで、これが今日、お世話になるバスだ」

ディケイド「昭和バスとは珍しいな……」

~場面転換~



ハッピー「やって来たのは……」

アカサカ「大分県・日田市だな。『桜滝』だと」



ウエスト「あっ、見て見て! カメがいるよ~!」

ハッピー「かわいいねぇ♪」



サンクラ「お、見えてきたみたいだぜ」

ウエスト「よ~し、行ってみよう!」

インペラー「あ、先輩! 走ると危ないッスよ!」



ウエスト「間近で見てもすごい迫力……」

アカサカ「水量が豊富で、流れ落ちる滝水が無数の非常に細かい筋になり、飛沫が桜の花みたいなんで、桜滝って名が付けられたんだと」



サンクラ「サイバトロンのハウンドじゃねえが、地球の自然ってのもなかなか雄大だな」

ウエスト「だよね~。自然が無いヒカリアン星やセイバートロン星じゃ、見られない光景だもんねぇ」

~場面転換~



アカサカ「さてと、お次は……」

ウエスト「『慈恩の滝』……?」

ハッピー「ジィ~ク……」

ディケイド「ハッピー、それ違う」



アカサカ「この滝は、裏に遊歩道が整備されてるんだが……あれ?」



杏子「通行止めになってるな」

サンクラ「なんか、こないだの大雨で落石の危険性があるかららしいぜ。再開も未定なんだと」

ハッピー「残念……」



杏子「なんだこれ? でっけぇ龍だなぁ……」

アカサカ「ああ、これは、この地に伝わる伝説に出てくる龍だな」



アカサカ「バスで聞いた話によると、何でも、昔この辺りで、人々と小さくて無害な龍が一緒に暮らしてたんだと。ある日、龍が重い病気にかかっちまって、そこに旅の坊さんが通りかかった」



アカサカ「坊さんは龍を天に昇らせて、龍の病気を治してやった。そしたら龍は、お礼に一匹の鯉を送って、さらにこの万年山(はねやま)に、豊かな水の恵みを与えてくれるようになったんだとさ」

ハッピー「へぇ~、素敵な昔話……」

杏子「さしずめ、『龍の恩返し』ってとこか」

~場面転換~



アカサカ「さ、次は九重のステーキレストランでバイキングだぞ!」

杏子「よっしゃぁ!」



ディケイド「広々としてるな」

アカサカ「ホテルでもあるからな」



インペラー「おおっ! ゴツいステーキ肉ッス!」

アカサカ「今回のメインディッシュだぞ」

ウエスト「楽しみ~♪」



サンクラ「こりゃ何だ?」

アカサカ「ラクレットっていうチーズを溶かして、温野菜にかけてくれんだ」

サンクラ「ほほう」



アカサカ「こんな所か」

ハッピー「結構、とって来たんだねぇ……」



アカサカ「メインディッシュの薄切りステーキも来たぞ」

ウエスト「待ってました!……って、どうしたの、杏子ちゃん?」

杏子「いや、なんか、こういう見るからに高級っぽい料理って落ち着かなくてさ……」

アカサカ「ああ、そう言えばそうだっけ……」



アカサカ「ま、食ってみなよ」

杏子「そりゃ勿論! あたしが食いもん残すわけ……外はカリカリ、中は柔らけぇ……」



ウエスト「デザートも色々揃ってるねぇ。ケーキに……」



ウエスト「アイスクリームに……」



ハッピー「チョコレートフォンデュもあるよ! おっしゃれ~♪」



インペラー「店長、アイスだけにしたんスか?」

アカサカ「ああ、ちょっと、料理の方、食いすぎちまって……」

インペラー「あらら……」



ディケイド「お前ら、それ何飲んでるんだ?」

ハッピー「ノンアルコールカクテルだよ。自分でシロップを割って作れるの。私のはライチ」

ウエスト「ボクのは青りんごだけど……ちょっと薄めすぎちゃった……」



ディケイド「バーカウンターなんかもあるんだな」

サンクラ「ブラーん所のマカダムスみてえだな」



ウエスト「ひゃ~、食べた食べた~……」

アカサカ「オレも」

インペラー「杏子ちゃん、まだ食うッスか?」

杏子「何言ってんだよ、デザートは別腹だろ?」

~場面転換~



アカサカ「バスにしばらく乗って……」

~場面転換~



アカサカ「今度は熊本県の菊池渓谷だ」



アカサカ「ここは森林浴や紅葉のメッカらしいぞ」



アカサカ「ルートは30分コースと1時間コースがあるらしいけど、どっちに行く?」

ウエスト「それは勿論……」

ハッピー「1時間コースだよね~♪」



サンクラ「見ろよ、水が真っ青だぜ」

ウエスト「ホントだぁ」

ハッピー「綺麗……」



ディケイド「竜ヶ淵・天狗滝……」

ウエスト「ちょっと行ってみようよ」



杏子「へぇぇ、こっちも水が青いぜ」



インペラー「下流の方じゃ、水遊びしてるッスね」

ハッピー「いいなぁ、涼しそう……」



インペラー「なんか、ライダーや戦隊の山奥ロケで出てきそうな場所ッスね」

ディケイド「そうだな……」



ハッピー「そう言えば、どうして森林浴でリラックスできるか知ってる? フィトンチッドっていう、芳香物質のおかげなんだって」

ウエスト「へぇ~、ハッピー物知りだねぇ」

ハッピー「エッヘン」

杏子「そこに書いてあるじゃん」

ハッピーウエスト「…………」



アカサカ「さて、折り返し地点に到着だ」

サンクラ「でけえ岩だな……」



サンクラ「ん、何か書いてあるぞ」

ハッピー「『名水百選』……だって」



インペラー「ひゃ~、気持ちいいッス~♪」

ディケイド「珍しく羽伸ばしてるな」

アカサカ「ま、たまにはいいんでない?」



アカサカ「橋渡って、帰りのルートに行くぞ」



ディケイド「渡った先は休憩所になってるのか」

インペラー「キャンプでも出来そうな感じッスね」

~場面転換~



アカサカ「最後は『きくすいの里』で、フルーツ食べ放題だ」



アカサカ「……って」

ウエスト「スイカと、ブドウ……?」

インペラー「何スか、この取り合わせ……?」



ディケイド「ソフトクリームも売ってるな」

ハッピー「店長~、私、アイスも食べたい!」

ウエスト「ボクもボクも~!」



ウエスト「あ、店長はミックスにしたんだ」

アカサカ「お得だろ?」



杏子「うう……」

ディケイド「どうしたんだ、杏子?」

ハッピー「スイカ食べすぎて、お腹痛くなっちゃったんだって(汗)」

ディケイド「おいおい……」



ウエスト「お土産に甘栗もらっちゃった~、って……」

インペラー「どうしたッスか、ウエスト先輩?」

ウエスト「いや、そう言えば、インペラーの色って栗に似てるなぁって」

サンクラ「…………」

~場面転換~



アカサカ「さ、特に渋滞する事も無く、無事に博多に帰って来たぞ。お疲れ様でした~!」

一同「お疲れ様でした!」



~おしまい~


アカサカ「という訳で……って、毎回このフレーズで始まる気がするけど、今日はみんなでバスツアーに行くぞ」

ハッピー「今日はどこに行くの?」

アカサカ「長崎県の佐世保だ」

ウエスト「へぇ~」

~場面転換~



アカサカ「これが今日、お世話になるバスだ。遅れるなよ」

一同「は~い!」

~場面転換~



アカサカ「という訳で、バスに揺られて2時間くらい……。まずはここだ」

ウエスト「ここは?」

アカサカ「まぁ、ついてこいって」



アカサカ「お土産屋さんのわきを通って……」



アカサカ「ほら、見えてきたぞ」



ディケイド「なかなかデカい橋だな」

アカサカ「ああ。針尾瀬戸海峡の西海橋だ」



アカサカ「上の橋は車道だが、下の橋はこうやって人が渡れるようになってるんだぜ」

ハッピー「うわぁ……反対側の先が見えないよ」



サンクラ「あっちにも橋が架かってるな」

アカサカ「あっちは古い方の西海橋だ。まだまだ現役だけどな」



杏子「向こう側に到着っと。ん、なんだあの塔みたいなの……」

アカサカ「あれは針尾送信所(はりおそうしんじょ)っていって、大正時代から建ってる自立式電波塔なんだ。高さ・古さともに日本一なんだってさ。『旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設』の名称で国の重要文化財に指定されてるんだぜ」

杏子「ふ~ん」



インペラー「うわっ、高いッス!」

ハッピー「目がくらみそう……」



サンクラ「もし落っこちたら、ひとたまりも無さそうだな」

ウエスト「ボク、怖くなってきちゃった……」

アカサカ「お前ら、飛べるだろうが……」



アカサカ「もと来た側には、展望台もあるぞ」

ウエスト「ハッピー、競争しよう!」

ハッピー「よ~し、負けないよ!」



ハッピー「ウエスト、足速いねぇ……」

ウエスト「ハッピーだって。ほら、見て。さっきの橋が、二つとも見えるよ」

ハッピー「いい景色……」



杏子「こんなとこで弁当食ったら美味いだろうな」

ハッピー「そうだねぇ」

ディケイド「色気より食い気か……」



アカサカ「よし、じゃあさっきのお土産屋さんまで戻って……」



アカサカ「サザエのつかみ取りだ」

杏子「よ~し、やってやるぜ!」

インペラー「杏子ちゃん、気合入ってるッスねぇ……」



杏子「ん、イセエビも売ってんだな」

アカサカ「……杏子ちゃん、触ってヒゲ折ったりしないでくれよ」

杏子「んな事するかよ! ガキじゃあるまいし!」

アカサカ(いや、わざと折って「ヒゲ折っちまったから買ってくれ」って言ってくるかと思ったんだが……)



杏子「結局5匹か……」

ハッピー「私、4匹だったよ」

杏子「こういう時って、手が大きい奴の方が有利だよなぁ」

ウエスト(て言うか、魔法使っていっぱい捕るって思ったのに……)



アカサカ「お土産にたい焼きももらったぞ」



杏子「やっぱ、たい焼きは頭からだよな♪」

アカサカ「おいおい、昼飯入らなくなっても……って、杏子ちゃんに限ってそりゃねえか」

~場面転換~



アカサカ「さあ、次はお昼の時間だぞ」



アカサカ「今日のツアーのコンセプトの一つ、佐賀牛と長崎和牛の食べ比べだ」

杏子「やったぜ!」

アカサカ「ちなみに左が佐賀牛、右が長崎和牛だってさ」



アカサカ「鉄板で野菜と一緒に焼いてっと……」



アカサカ「和風ダレと、おろしポン酢で頂くぞ」

ハッピー「とろけそう~♪」

ウエスト「本当だねぇ」



杏子「ひゃ~、食った食った~♪」

ハッピー「お腹いっぱ~い」

インペラー「結局、どっちのが美味かったッスか?」

杏子「そんなのどっちだっていいじゃん。美味かったんだからさ」

ウエスト「だね」



アカサカ「昼飯も済んだし、次はと……」

杏子「お、店長。佐世保バーガーだって。買ってくれよ~」

アカサカ「まだ食うのかよ……」



ディケイド「次はどこに行くんだ?」

ウエスト「えーっとね。そこの水族館、『海きらら』だって」



ハッピー「大きな船だねぇ」

ディケイド「朱印船のレプリカらしいぞ」

ハッピー「朱印船……?」

ディケイド「昔の貿易船だな」



ウエスト「さっそく行ってみようよ!」

ハッピー「あ、待ってよウエスト!」

サンクラ「あーあ、はしゃいでら」

杏子「お子ちゃまだからなぁ、アイツら……」



ウエスト「いろんな魚がいるんだねぇ」

杏子「て、なんだあのデッカイ魚!? ウミガメと同じくらいあるぞ!」

アカサカ「あれは体長約180センチ、体重約80キロのタマカイだってさ」



ハッピー「見て見て、白と黒のエイがいるよ。面白~い♪」

ウエスト「そう言えば、ハッピーの先輩にも白い人と黒い人がいたよね」

ハッピー「うん。なぎささんと、ほのかさんだね」



ハッピー「うわ、こっちは足元まで水槽になってるんだぁ!」



ハッピー「すごく綺麗で、神秘的だよねぇ……」

杏子「美味そうなのもいっぱいいるなぁ」

ハッピー「…………」

インペラー「杏子ちゃん、そればっかりッスね……」

アカサカ「おーい、そろそろイルカのショーが始まるぞ」



ウエスト「うわ、すっごい!」

ハッピー「ちゃんと飼育員さんの指示通りに芸が出来るんだ~」



サンクラ「動物っつっても、なかなか知能が高いんだな」

ディケイド「ここじゃ、イルカと会話する方法も研究中らしいぞ」



アカサカ「広い水族館だったな……」

ハッピー「うー、まだまだ見足りないよぅ……」

~場面転換~



サンクラ「店長、今度はどこだ?」

アカサカ「本土で最西端の地、神崎鼻公園だ」



アカサカ「さ、海岸線をちょっと歩くぞ」



ウエスト「モニュメントが建ってるんだ」

ディケイド「基本だな……」



アカサカ「その上には展望デッキもあるぞ」



ハッピー「こっちの方にも石碑があるんだね~……」



サンクラ「この地図みたいなのはなんだ?」

アカサカ「『四極交流広場』だって。他の南端や北端なんかもこれで分かるみたいだな」



ディケイド「潮風がなかなか気持ちいいな」

アカサカ「そうだな」

ウエスト「ボク、錆びちゃうかも……」

サンクラ「なんだよ、情けねぇなぁ。トランスフォーム!」

ゴガギギギ!



サンクラ「せっかくだ、日本最西端の空を、ちょっと飛んでみようじゃねえか!」

~場面転換~



アカサカ「最後は長串山公園でつつじ祭りだ」



ハッピー「その割にはあんまり咲いてないんだね……」

インペラー「もうちょっと、上に登ってみるッス」



ハッピー「さっきよりは咲いてる……かな?」



ウエスト「長い滑り台だなぁ……」

杏子「折角だ、滑って……来なよ!」

ドン!

ウエスト「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

ガラガラガラガラ……

杏子「お達者で~♪」

ハッピー「杏子ちゃん……」



ハッピー「う~ん。どうせなら、もっと咲いてる時に来られたら良かったのにねぇ」

ディケイド「そうだな」

~場面転換~



杏子「今日はなかなか良かったな。美味いもん、いっぱい食えたし」

ハッピー「水族館はとっても素敵だったしね」

サンクラ「ん、どうしたんだウエスト?」

ウエスト「それがその……お土産、買ってくるの忘れちゃって」

サンクラ「あらら……。ま、しゃーねえか」



~おしまい~


くれは「汐莉」

汐莉「な~に、くれちゃん?」

くれは「明日、何か予定ありますか?」

汐莉「ん~ん、特に無いけど……」



くれは「それじゃあ、日帰りで唐津に旅行に行きませんか?」



汐莉「くれちゃんと旅行!? 行く行く! 絶対行く!」

くれは「じゃ、決まりですね♪」

~翌日~



くれは「という訳で、博多駅から地下鉄に乗って姪浜駅までやってきました。この後、筑肥線に乗り換えます」

汐莉「……そう言えば、サレラシオってどこにあるんだっけ?」

くれは「……汐莉、それは言ってはいけません」



くれは「あ、来ましたよ。早速乗りましょう」

汐莉「は~い♪」

~約一時間後~



汐莉「わぁ~、海が綺麗ねぇ~♪」

くれは「あ、そろそろ見えてきましたよ」

~場面転換~



くれは「という訳で、唐津に到着しました」



くれは「改札を出て、と……」



汐莉「……くれちゃん、何アレ?」

くれは「さあ……。松ぼっくり製のゴジラか何かじゃないでしょうか……?」



くれは「南口側には、唐津近代図書館があるんですが、取り敢えず今回は……」



くれは「北口側の方を回ります」

汐莉「鶴の像……?」

くれは「鶴は唐津のシンボル動物ですからね」



汐莉「こっちは?」

くれは「『唐津くんち』の一番曳山(やま)、赤獅子のモニュメントですね」



汐莉「獅子なのに角があるのねぇ……」

くれは「まあ、幻獣みたいなものですからね……」



くれは「さて、それでは呉服町商店街を抜けて大手口に向かいます。ちなみにここ、数年前まではアーケード付きの商店街だったんですよ」



くれは「という訳で、大手口に出ました。ここは唐津市の都心部なんですよ。正面に見えるのは唐津大手口バスセンターで、2000年にまいづる百貨店が閉店後、2010年に解体されてから新しいビルが立て直されたんです」

汐莉「へ~……」



くれは「ちなみにまいづる百貨店の方は、100mほど東に『まいづるショッピングプラザ』として縮小移転しました」

汐莉「詳しいわねくれちゃん……」



くれは「さて、大手口からしばらく歩くと唐津神社に到着します。ここは三韓征伐に際して航海の安全を住吉三神に祈願した神功皇后が、帰朝の後に報謝のため松浦の海浜に宝鏡を縣けて三神を祀ったのに起源を持っているんだそうです」



くれは「さあ、手水舎で手を洗ってから……」



くれは「お参りしましょう。作法は『二礼・二拍手・一礼』ですよ♪」

汐莉「りょうか~い♪」



くれは「汐莉は何をお願いしたんですか?」

汐莉「『くれちゃんと、ず~っと一緒に居られますように』って♪ くれちゃんは?」

くれは「家内安全、無病息災ですかねぇ」

汐莉「…………(汗)」



くれは「ちなみに隣には、唐津くんちに登場する曳山14台が展示されている『曳山展示場』もあるんですよ」

汐莉「そうなんだ~。ねぇくれちゃん、次はどこ行くの?」

くれは「次はちょっと歩きますよ」

~場面転換~



くれは「ほら。見えてきました」

汐莉「お城?」

くれは「そう。来る時に、筑肥線の車窓からも見えましたね。『舞鶴城』とも呼ばれる唐津城です」



くれは「ここから階段を上っていきますよ」

汐莉「お土産屋さんのシャッターが閉まってるのがちょっと切ないわぁ……」



汐莉「わぁ! すっごい!」

くれは「この藤は、唐津市の天然記念物なんですって」



汐莉「お城と藤のコントラストがとっても綺麗ねぇ……」

くれは「本当ですねぇ」



汐莉「天気もいいし、景色もいいわねぇ」

くれは「せっかくですし、ここで少し休憩していきましょうか」



汐莉「立派な天守閣ねぇ……」

くれは「ここはちょうど、2017年の夏にリニューアルしたんですよ」



くれは「さあ、それでは入ってみるとしましょう」



汐莉「太い松ねぇ……」

くれは「これは『大老の松』といって、虹の松原の中で最も古い松だったんですが、松くい虫被害で枯死してしまって、2009年に伐採されたんだそうです」

汐莉「可哀そう……」

くれは「その代わり、という訳でもないですが、伐採前に採取した種子が発芽されて、植樹されたんだそうです」



くれは「さて、一階には大砲なんかも展示されています。この南蛮大砲は昔から唐津城の天守台にあったんだそうですが、その来歴は謎に包まれているんですって」

汐莉「大砲なら、マミちゃん連れてきたら良かったかしらねぇ?」

くれは「いや、さすがに巴さんでも分からないでしょう……」



くれは「ほかに、体験コーナーなんてのもあるみたいですね」

汐莉「くれちゃん、一緒にコスプレする?」

くれは「コスプレって……」



くれは「2階と3階は撮影禁止でしたので……一気に4階までやってきました」

汐莉「2階の唐津の武将の資料とか、3階の唐津焼の展示とかすごかったの~♪」



くれは「そして、5階は展望室になっています」

汐莉「いい眺め~♪」

くれは「左側に広がるのは虹の松原で、あそこの唐津ロイヤルホテルが建っている場所は、昔は旧東唐津駅があったんですよ」



くれは「反対側には、唐津の街並みが見えますね」



汐莉「くれちゃん、あれは?」

くれは「ああ、あれは石垣の修理をやってるみたいですよ」



汐莉「海もとっても綺麗だし、なんか、こうしてみると『海の街』~って感じがするわねぇ♪」

くれは「そうですねぇ。唐津はお刺身も美味しいですし」

~場面転換~



くれは「大手口まで戻ってきましたね」

汐莉「ねえねえくれちゃん、あれは?」

くれは「あれは旧唐津銀行本店の建物です。今では観光施設になってるんですよ。折角ですし、入ってみましょうか」

汐莉「さんせ~い♪」



くれは「中は当時の銀行内部が再現されているんですよ」

汐莉「おしゃれな感じねぇ」



汐莉「見てくれちゃん。『一億円のレプリカ』だって」

くれは「私たち一般人には一生縁の無い話ですねぇ……」



汐莉「うわぁ、古めかしい金庫」

くれは「ガイドさんの話によると、“この建物よりも古い”んだそうですよ。重さは500kgほどで、昔は4つくらい置いていたんだそうです」

汐莉「すっご~い。私も一つ、欲しいの~」



くれは「他にもいろいろ展示されてますね」



くれは「日本銀行本店の模型とか……」



汐莉「くれちゃんくれちゃん、この鏡と暖炉、創建当時のなんだって。こんなに綺麗な状態で残ってるなんてすごいわねぇ……」

くれは「本当ですねぇ……」



くれは「別室では、判子の展示なんかもありますね」



汐莉「あたし、このレトロな感じ、結構好きかも♪」

くれは「風情がありますよねぇ……」



くれは「次は2階に上がってみましょうか」



くれは「この階段は、当時、花嫁さんの写真撮影なんかにも使われてたらしいですよ」

汐莉「花嫁さんかぁ。くれちゃんの花嫁姿も、きっと素敵だと思うの~♪」

くれは「し、汐莉……///」



くれは「このシャンデリアも、さっきの階段も窓ガラスも、建設当時のままなんだそうですよ」

汐莉「大切に保存されてきたのねぇ……」



くれは「2階は唐津の偉人の展示や、唐津出身の建築家・辰野 金吾がのちに首相となる高橋是清から藩校・耐恒寮(たいこうりょう)で英語を学んだエピソードのミニシアターが上映されてますね……」

汐莉「なかなか面白かったの~♪」

~場面転換~



くれは「汐莉、唐津はどうでした?」

汐莉「いい街だったわぁ。また来たいの~」

くれは「そうですね。今度は暁美さんや瀬利達も誘ってみますか」



~おしまい~
 いつもお世話になっているzai*iosさんと、この度正式に友達登録を行わせて頂きました。
 改めて、宜しくお願い致します。m(_ _)m

 さて、今回は『店舗日誌』形式ですが、いつもとはちょっと毛色が違います。
 何はともあれ、本文スタート!



TV「行楽シーズンの真っ最中、各地では、観光客が紅葉を見に訪れて……」

汐莉「紅葉だって。綺麗ねぇ……」

くれは「そうですねぇ」



汐莉「ねぇ、くれちゃん」

くれは「はい?」



汐莉「あたしもくれちゃんと、紅葉見に行きたいの~」



くれは「私と二人で……ですか?」

汐莉「そう。くれちゃんは、イヤ?」



くれは「いいですよ。行きましょっか♪」

汐莉「やったぁ!」

~場面転換~



翌日……

くれは「という訳で……」



くれは「今日は耶馬渓までやって来ました。ここは日本新三景に選定されていて、名勝に指定されているんですよ」

汐莉「うわぁ、イチョウが綺麗ねぇ……」



汐莉「くれちゃん、このトンネルは?」

くれは「これは青の洞門ですよ」

汐莉「青の洞門?」



くれは「諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚が、断崖絶壁に鎖だけで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘って安全な道を作ろうと、托鉢勧進で掘削の資金を集めて、石工たちを雇ってノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたと言われています」

汐莉「へぇ~、すっごぉい……」

くれは「第1期工事は1750年に完了して、その後1763年に最終開通したらしいですよ」



くれは「現在は車も通れるようにかなり改修されてしまってるんですが、こうやって、一部当時のトンネルも残ってるんです。ちょっと見てみましょうか」

汐莉「さんせ~い!」



汐莉「くれちゃん、この窓は?」

くれは「これは最初に明り取りの為に掘られた窓ですね。なにせ、当時は電灯も無かった訳ですから」

汐莉「へぇ~……」



汐莉「お地蔵さんだぁ……」

くれは「その後ろの石像が、禅海和尚ですね。最初は誰も禅海和尚の声に耳を貸さず、とうとう和尚は一人でノミをとって工事を始めたって言われてます」

汐莉「すごいのねぇ……」



汐莉「くれちゃん、これも明り取り?」

くれは「いえ、これはどうも、堀り間違えてこっちに出ちゃったらしいです」

汐莉「何それ……」



汐莉「うわぁ、下に落ちたら一巻の終わりねぇ……(汗)」

くれは「景色はいいですけどねぇ。まぁ、私達は魔法少女ですから、落ちても大丈夫でしょうけど……」



くれは「さて、それじゃあもう少し進んでみましょうか」



汐莉「見てくれちゃん! 川に光が反射して、天井が照らされてる~。綺麗……」

くれは「本当ですねぇ……」



くれは「こっちは、基本的に当時のままにしてあるトンネルです。行ってみましょうか」

汐莉「は~い」



汐莉「すっごぉい……本当にこれ、機械も無しに掘ったの?」

くれは「なにせ30年かかってますからねぇ……」



くれは「ガイドさんが言うには、硬い岩盤だったから工事が出来たそうですよ。これが土だったら崩れて来て、トンネルなんて作れなかったそうです」

汐莉「へぇ~」



くれは「という訳で、トンネルを抜けました。私達がくぐって来たこの崖は、競秀峰と呼ばれています」



汐莉「すっごい岩山。うっとりしちゃうの~」

くれは「絶景ですねぇ……」



汐莉「こっちにも禅海和尚の像があるのね。参拝者の為に、苦労してトンネルを掘ってあげるなんて優しいの~」

くれは「ちなみに彼、トンネルが完成してからは、通行人から人4文、牛馬8文の通行料を徴収してたらしいですよ。そのことから、ここは国内初の有料道路だと言われています」

汐莉「ちゃっかりしてるわね……。美談台無し……(汗)」



汐莉「わぁ、モミジが綺麗! 柿もなってるわねぇ。一つもらって行っちゃおうかしら……」

くれは「それはよした方が……。佐倉さんじゃないんですから……」

汐莉「ねぇくれちゃん、『耶馬渓』ってここだけなの?」

くれは「いえ、ここらあたりは本耶馬渓って呼ばれてます。もうちょっと先にも進んでみましょうか」

~場面転換~



くれは「こっちも凄いですねぇ……」

汐莉「くれちゃん、あそこ、岩が天然の橋みたいになってる」

くれは「本当ですねぇ……」



汐莉「ここは?」

くれは「ここは元・耶馬渓線の耶馬渓平田駅跡です。実は私達が通って来た道、1975年まで鉄道が走ってたんですよ」

汐莉「そうなんだぁ……」



くれは「ほら、石碑もあります。さっきの青の洞門からは、距離にして大体5kmくらいですね」

汐莉「ずいぶん来たのねぇ……」



汐莉「それじゃ、くれちゃん。この建物ってもしかして……?」

くれは「ご明察。これは平田駅の駅舎です。登録有形文化財・第44-0019号に指定されているんですよ。……折角ですし、この辺でお茶にしましょうか」

汐莉「やったぁ!」



くれは「はふ……。紅葉を見ながら頂くコーヒーはまた格別ですねぇ……」

汐莉「準備いいわね、くれちゃん……」

~場面転換~



その夜……

汐莉「くれちゃん、その、今日は有難うね。あたしの我侭に付き合ってもらっちゃって……」



くれは「そんな事ないですよ。私も息抜きしたかったですし、楽しかったです」

汐莉「本当?」

くれは「ええ♪」



汐莉「わ~い!」

ガバッ!

くれは「ちょっ、まっ、汐莉、危ない! 鍋! 鍋ーっ!」



汐莉(やっぱりくれちゃん、大好き♪)



~おしまい~