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 今回は『店舗日誌』で、久々のギャグ回です。


 では、さっそくスタート!


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シザース「あなたが高鉄侠・チョコレートの社長光明号さんですね?」


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光明号「そうですよ」


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シザース「こちらボルキャンサー刑事。私達は警察の者です」


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シザース「この“進物用高級チョコレート詰め合わせ”について、お尋ねしたい事があってまいりました」


光明号「一体何でしょうか?」


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シザース「それでは始めさせてもらいますけれど……」


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シザース「まず、“チェリー・チョコ”。これは、殺人的にマズいですね。ですがそれだけです。毒物などが入っている訳ではないので発売中止にはなりません」


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光明号「どうも」


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シザース「次は4番の――」


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シザース「“サクサク蛙チョコ”」


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光明号「ああ、それね」


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シザース「この中には本物の蛙が入っているんでしょうか?」


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光明号「そうです。小さい奴ですけどね」


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シザース「どんな蛙ですか?」


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光明号「死んだ蛙です」


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シザース「……調理済みですか?」


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光明号「いいえ」


シザース「生の蛙?」


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光明号「いえいえ、そういう事ではありません。ウチで使っている蛙は、イラク特産の物しか使いません。イラクから空輸した蛙を生きている内に、綺麗な湧き水で洗って軽く絞め、スイス製のとっても甘~いまろやかミルクチョコで包み、砂糖をかけたものです」


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光明号「だから本当に、新鮮な蛙をお届けしているんですよ」


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シザース「でも蛙に違いはありませんね?」


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光明号「もちろんですよ!」


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シザース「しかし骨は何とかなりませんか?」


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光明号「骨を取ったら、歯ごたえが無くなってサクサクしません!」


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ボルキャンサー「…………ウップ!」


シザース「先程ボルキャンサー刑事が味見をしたんですが……」


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ボルキャンサー「うっぷ、ちょっと失礼!」


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光明号「一体どうしたんですか? 失礼ですな」


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シザース「ボルキャンサー刑事はカエル恐怖症なんですよ。本当はアーモンドを蛙の格好に似せて作ったものだと思い込んでいたもんで」


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光明号「何を言うんです! 私共では、人口添加物、防腐剤などは一切使用していません!」


シザース「いずれにしましても、この際はっきりと警告しておきますが、“サクサク蛙”では不当表示です」


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シザース「商品の外箱の分かりやすい場所に大きな字で内容成分表を書き、“本物の骨付き死に蛙〇匹使用”というようにはっきり明示してください!」


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光明号「売り上げに響きます!」


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シザース「あなたは売り上げの事しか頭に無いんですか!? これは公衆衛生のためですよ!」


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シザース「さあそれではです……」


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シザース「次は5番になりますな。5番は……」


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シザース「“羊の膀胱カップ”」


ボルキャンサー「うっぷ!」


シザース「これはどういったもんですか?」


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光明号「これは、素晴らしい物ですよ。スコットランド産でも最高の新鮮なコーニッシュ羊の膀胱を、良く洗い、蒸し、フォンデュ和えのゴマで味付けし、チョコレートで包んでヒバリのゲロで飾った我が社の傑作ですよ」


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シザース「ヒバリのゲロ!?」


光明号「左様で」


シザース「そんな事は書いてありませんよここには!?」


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光明号「箱の底にちゃんと書いてありますよ。“グルタミン酸ソーダ”の次です」


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シザース「…………」


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シザース「でもこれは表示の仕方が間違っています! ヒバリのゲロは化粧品としてはこの表示方法で結構ですが、チョコレートの場合は大きな赤いラベルで表示して下さい!」


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光明号「いやそれは困りますよ、売れなくなる!」


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シザース「ちゃんと行政指導を守って下さい! もっと普通の味の菓子を作ったらどうです? どうしてこちらでは、アーモンドやクリーム入りの、普通のチョコレートは作らないんですか!?」


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シザース「クルミ・キャンディとかライム・クリームなら分かりますが、みんなゲテモンばかりじゃないですか!」


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シザース「何ですか、“ゴキブリの粉末チョコ”って!?」


ボルキャンサー「うぉえっ!」


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シザース「売れるのかね。これはなんですかね、“ビックリばねチョコ”?」


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光明号「これは我が社のお勧めで、これがまた評判で。外側はビターチョコですが、口の中に放り込んで自然に溶かします。すると、中から鉄のスプリングが出て来て、両頬を突き破るというものです」


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シザース「何ですかそれは!? 何の意味があるんですか!? ほっぺが落ちるほど美味しいというのなら分かりますよ。でもほっぺに穴をあけてどこがいいんですか!? いずれにしても不当表示です!」


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シザース「それでは署までご同行して頂きましょう!」


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光明号「嫌な奴らだな」


シザース「カメラに話しかけない!」


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ボルキャンサー「……全く困りものです。消費者がもっと菓子の中身に注意したら、役人の無駄な仕事が減り、公衆トイレで吐く時間も短縮されるでしょう……オェッ!」




~おしまい~


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~次回予告~


咲夜「私たちの目的は、生物として、ごくごく当たり前の事です。つまり、“生存と発展”。より『具合が良い』環境を作り出す事です。『正しいとは何ですか』」

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 こんにちは、アカサカです。

 年賀状も出してきたし、来年を迎える準備は万端です。


 ……師走の大掃除? まぁ、気が向いたらその内……(おい)。


 そうそう、昨日書いたアーツ・ラビットドラゴンの件、今日、直接プレバンの番号を聞いてかけてみたんですが、かいつまんで言うと「申込期限内でないとどういう理由があっても購入権は無い」との返答でした。

 おいおい、いくら何でもそれはないんじゃないの?


 さて、今回は『店舗日誌』です。

 ストーリー自体は何年も前から決めていましたが、『ナツミ編』が滞ってた影響で、制作が伸びに伸びていました(ナツミ編の完結編を急いで投稿したのもその辺りの事情)。


 では、早速スタート!


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店員「有難う御座いました~」


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杏子「うわ、寒~っ! 雪でも降んじゃねーの?」


汐莉「今日降ったらホワイトクリスマスね」


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杏子「ったく、なんで買い出しになんか行かなきゃなんねーのよ?」


汐莉「う~ん、クリスマス会を仕切ってるマミちゃんの命令だからねぇ」


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杏子「女ってのはなんでこうパーティとかが好きなんだろうな」


汐莉「アンタも女でしょ」


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汐莉「ところで、なんで変身してるの?」


杏子「いや、変身したら寒さも防げるかなって」


汐莉「結果は?」


杏子「変わらねえ」


汐莉「……そうでしょうね」


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杏子「いつまでもこんな格好しててもしょうがねえし、変身解くか……」


ぐっ


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杏子汐莉「え?」


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杏子「な……なんだぁ?」


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?「サンタさん」


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杏子「はあーっ?」


汐莉「……成程。あんたが赤い服着て白い袋しょってるからよ」


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杏子「あのなぁ、あたしは年寄りじゃねーし、第一男じゃねーぞ」


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汐莉「うーん、お菓子ならたくさんあるけど……何かサンタから欲しいものあるの?」


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?「パパとママ」


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?「せっちゃんね、パパとママと一緒にケーキ食べたいな」


~場面転換~


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そして。


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マミ「……で?」


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マミ「何で連れてきちゃったのよ!?」


杏子「連れてきたんじゃねぇよ、ついて来たんだよ勝手に!」


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まどか「迷子なのかな」


汐莉「わかんないけど……なんかあたし達懐かれちゃって」


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さやか「あれ?」


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さやか「これって迷子札じゃないの?」


マミ「本当ね。『あると せいら』……連絡先が書いてあるわよ。携帯かしら、これ」


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汐莉「かけてみるわ。くれちゃん、携帯貸して?」


くれは「はい」


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汐莉「あ、もしもし。せいらちゃんのお父さんですか? 娘さんを路上で保護したんですけど……」


父親『……ああ』


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父親『それはどうも。私、今仕事中なんで、その辺の交番にでも預けといて下さい』


さやか「はあ?」


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父親『娘はどうも私達が留守の時に家を抜け出す癖がありましてね。ウチは共働きだから面倒ですよ』


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さやか「面倒……って、あんたの娘でしょ? クリスマスの夜くらい早く帰ってやりなよ!」


父親『……な、何だね君は』


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父親『この不景気にクリスマスも何もあるわけないだろう。第一私たちは娘を育てるために働いてるようなものなんだ。それを君……』


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汐莉「あー、お父さん?」


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汐莉「せいらちゃんはあたし達が預かったから、あーんな写真やこーんなビデオを撮られてそーゆーシュミのお客さんに売られても知らないわよ。んじゃ


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父親『なっ、ちょっ……』


ピッ


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瀬利「~~~、おーい、いーのかよ、そういう事言って」


汐莉「少しは頭、冷えるんじゃなーい? はい、返すわね


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くれは「……それにしても、汐莉にしては珍しくキレましたね」


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汐莉「んー? なんとなくねー。何か飲む? せっちゃん


瀬利「…………」


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ドンチャン、ドンチャン♪


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ウエスト「次ー、AKB歌いまーす♪」


杏子「……汐莉」


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杏子「どーする、せっちゃん? もー夜遅いぜ」


汐莉「うーん、まだいいんじゃない? 楽しそうだし」


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汐莉「誰もいない家で、賑やかなTV見ながら一人でケーキ食べて過ごすクリスマスなんて、子供にとっちゃ寂しい事だもんね」


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杏子「……そんなもんか」


汐莉「そんなモンよ」


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杏子「…………」


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杏子「……汐莉さ」


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汐莉「何?」


杏子「……やっぱ何でもねーや。シャンペン飲も


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ガラッ!


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父親「せいら!」


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せいら「パパ……ママ!」


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くれは「良くここが分かりましたねー……」


父親「見滝原中の生徒が教えてくれたんだよ。同級生がせいらを連れてここの本屋に入っていくのを見たって」


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汐莉「何もしてないから安心していーわよ」


父親「当たり前だ! 悪ふざけもほどほどにしたまえ!」


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母親「帰るわよせいら! パパもママも仕事に戻らなきゃいけないんだから」


ぐいっ


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せいら「……ヤダッ」


母親「せいら!」


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父親「何で分からないんだ? パパ達はお前のためを思って働いてるんだぞ!」


せいら「……!」


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父親「な……何だね、君は?」


汐莉「分かってないのはアンタ達の方じゃない?」


父親「何……!?」


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汐莉「その子が、サンタに何お願いしたか知ってる? オモチャでも洋服でもケーキでもない」


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汐莉「“あんたたち”よ。せっちゃんが本当に欲しいのは」


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汐莉「大好きな両親と過ごす、たった一日のクリスマスなの」


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汐莉「そーゆー事に気づいてあげないと、あたしみたいなヒネた人間に育っちゃうわよー?」


杏子(汐莉……)


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父親「わ……私達は……」


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せいら「……だめー」


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せいら「パパいじめちゃダメー」


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父親「せ……せいら……」


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父親「……寂しかったんだな。ごめんな……」


~場面転換~


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杏子「うわ、めちゃ寒ッ!」


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杏子「……今頃、親子三人でケーキでも食ってるかな。はしゃぎ疲れて寝てそーだけど」


汐莉「いーんじゃない? それはそれで」


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杏子「そーいや汐莉はさぁ、イヴを一緒に過ごして欲しいなーっつー人いる?」


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汐莉「やっだぁ、そんなの。言わなくても分かるじゃなーい?」


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杏子「……あー、そうだったな。聞いたあたしがバカだったよ……」


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くれは「ハクション!」


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マミ「あら、碧さん、風邪?」


くれは「いやぁ、そんなはずはないんですが……」


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マミ「それにしても……」


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マミ「あの二人どこ行ったのよ!? 後片付けくらい手伝うでしょ、普通!」


くれは「まぁまぁ、巴さん。そんなにカッカしなくても……」




~おしまい~


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~次回予告~


シザース「シザースです。世の中、色々なお菓子があるわけですが、時にはゲテモノとしか言えないようなお菓子もありますよね。ちょうど私達サレラシオ署でも、先日そんなお菓子工場の行政指導に言ってきたんですが……。次回、『高鉄狭・チョコレート工場』。お楽しみに!」

 こんにちは、アカサカです。

 一昨日買った井之頭五郎ですが、実はかなり前に買ってました


 まぁ、あの時のは並盛りver.だったし、これで躊躇なく改造できると思えば……。(^ ^;)


 さて、という訳で、今日は『店舗日誌』です。


 長かった『ナツミ編』も、これで正真正銘の完結となります。

 なお、前回はコチラ


 では、早速スタート!


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ナツミ「みんな『信じる』という言葉を美辞麗句のように使っているけど……果たして、本当に『信じる』って素晴らしい事なのかしらね?」


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スチャッ……


ナツミ「しっかりした人は、気軽に『信じる』なんて言葉は使わない。『信じる』とはつまり、突き詰めて言えば、『分からないもの』に対して『こうである』と『勝手に決めつける』という事だからよ」


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ナツミ「使うとしたら、『信じる以前に事実上理解しているに等しい場合』。『“決めつける事”に価値がある場合』。『全く信用していない相手への釘刺しや嫌味』。そして、『無力であり、信じる以外術がない場合』よ。さあ、あなた達はどれなのかしらね?」


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ナツミ「『信じる以前に事実上理解しているに等しい場合』? 違うわね。あなた達は、そんなに相手の事を深く知るほどの付き合いではないもの。『“決めつける事”に価値がある場合』? これも違うわね。決めつけたからといって、何が解決するわけでもないもの。『全く信用していない相手への釘刺しや嫌味』? これも、今は違うでしょうね。だったら……」


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ナツミ「『無力であり、信じる以外術がない場合』なのかしら?」


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マミ「確かに、あなたの言う通りかもしれない……」


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マミ「でも、それだけじゃない! 相手に頼るだけになってしまったり、考える事をやめて判断や決定を任せてしまう事とは違う。どんな事を思っているのか、どんな事をしたいのか、お互いが何を想っているのかを考えて行動する」


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マミ「それが『信じる』! 信じあえる関係よ!」


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ナツミ「……それはつまり、『“決めつける事”に価値がある場合』って事でいいのかしら? 物は言いようね……」


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くれは <メープダット・レ・サンダストン・レーゾンドット・ダニタ・ダナール・ダナスタール・アラック・アラック・アラック……>


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ナツミ「あっけないわね。口では何とでも言えるけれど、それに見合う力が伴ってなきゃ、ねぇ」


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瀬利「くっ……」


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ボキィッ!


瀬利「がッ……! ああああっ!」


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ナツミ「ああ、ごめんごめん。うっかり踏み折っちゃったわ」


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杏子「瀬利!」


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ナツミ「さて、そろそろ貰う物をもらっておこうかし……」


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カチッ


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ナツミ「……ら」


ヒュッ……


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ナツミ「おっと」


カァン!


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ドガァァァァァン!


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ほむら「!」


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ナツミ「時間停止して不意打ちしようとしても駄目よ。その後あなたがどう動くか、私には手に取るように分かるもの。それに、あまり時間停止を無駄遣い出来ないでしょう? あなたには“本番”があるんだから」


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ほむら「くっ、だったら……!」


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ガキョン!
ギアエンジン!


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ファンキードライブ! ギアエンジン!
ヴォン! ヴォンヴォンヴォン、ヴォヴォヴォヴォ……!


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ドガァァァァァァァァッ!


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ナツミ「やっぱりそう来るでしょうね。だけど……」


サッ……!


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ズシュゥゥゥゥゥゥゥ……


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バシュゥゥゥゥゥッ!


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ほむら(時間停……いけない、間に合わない!)


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ドガァァァァァン!


瀬利「ほむら――っ!」


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パサッ、パサッ……


咲夜「逆位置の『死神』、『悪魔』……そして正位置の『正義』に、キーカードが正位置の『審判』……」


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咲夜「む~ん。何やら嫌な予感ですねぇ……」


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ほむら「…………」


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ほむら「! あなた……!」


?「なんか新鮮だね。こうやってあんたを庇うのって」


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瀬利「さ……」


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杏子「さ……」


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杏子瀬利「さやかぁっ!」


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くれは「瀬利、大丈夫ですか?」


まどか「マミさん、しっかりして下さい!」


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マミ「私は大丈夫。それより、碧さん……」


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くれは「ええ、何とか成功です。美樹さんのグリーフシードを、ソウルジェムに再錬成する事が出来ました」


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ナツミ「ふふ、ふふふふふ……」


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ナツミ「あはははははははは! これはいいわ! 何をどうやったのか知らないけれど、こんなの、今までで最高に予想外よ!」


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さやか「みんな、ここはあたしに任せて!」


杏子「って、おい! お前一人じゃ……」


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さやか「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


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ギィン! ガキィィィン!


ナツミ(スピード、パワー……これまでの美樹さやかとは違う……)


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ザザッ


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ナツミ(彼女の魂に、隙が無い……)


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さやか「たぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


バキィィィィィィィン!


ナツミ「!」


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さやか「とどめだあっ!」


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ガキィィィン!


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さやか「!」


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咲夜「む~ん。危ない所でしたね、ナツミさん」


さやか「お前は!?」


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ナツミ「……どういうつもり、咲夜? せっかく楽しくなってきたところだったのに。殺すわよ?」


咲夜「む~ん、すみません。私も出来ればナツミさんがお楽しみの所を邪魔をしたくはなかったんですが、帰還命令が出ましたので……」


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ナツミ「ふぅ、それなら仕方がないわね。頭が痛い……」


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咲夜「さて……」


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咲夜「初めまして、見滝原の魔法少女の皆さん。私の名前は美月咲夜。ナツミさんとは同僚関係にあるものです」


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咲夜「今回は顔見せという事で。また改めてご挨拶に伺います」


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咲夜「それでは、ごきげんよう」


カツンッ!

ビュゥゥゥゥゥゥン……


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スッ……


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さやか「…………」


~場面転換~


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瀬利「さやか……」


マミ「美樹さん……」


さやか「ごめん、迷惑かけた……」


杏子「このっ……」


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杏子「バカヤロウ!」


バキッ!


さやか「!」


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杏子「一人で抱え込みやがって! あたし……いや、あたし達が、どれだけ心配したと思ってんだ!」


さやか「……ごめん」


杏子「二度と一人で突っ走るんじゃねえ。いいな?」


さやか「うん……」


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マミ「佐倉さんの言う通りよ。一人で抱え込んだりしないで。私達、仲間でしょう?」


さやか「はい。すみませんでした……」


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まどか「さやかちゃん」


さやか「ん?」


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まどか「お帰りなさい」


さやか「……ただいま」


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くれは「…………」


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くれは「ひとまずは、めでたしめでたし、ですか」


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ほむら「お疲れ様、くれは」


スッ……


くれは「暁美さん……。有難う御座います」


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ほむら「でも、良かったの? 美樹さやかを復活させるのに、今までため込んできた魔力をほとんど使ってしまったんでしょう?」


くれは「……ご存知だったんですね。でも、きっと藍ちゃんも、こうして欲しかったと思うんです……」


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くれは(そうだよね、藍ちゃん……)


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くれは「さあ、帰りましょう」


Oh, when the saints go marching in,
(おお、聖者が行進して行くとき)
Oh, when the saints go marching in,
(おお、聖者が行進して行くとき)
Oh, how I wanna be in that number,
(おお、主よ、おれもその中に入りたい)
When the saints go marching in.
(聖者が行進して行くとき)


~場面転換~


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カツ、カツ、カツ……


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?「やあ、お帰り」


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カツッ……


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キリカ「どーだったのさ? あの町の魔法少女って」


ナツミ「なかなかね。これなら私達の計画も順調に進むでしょう」


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曜子「へえ、いよいよってわけかい……」


咲夜「その通り。いよいよ私達が、動き始める時が来たのです。そう……」


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咲夜「私達、『魔法少女選民同盟』L.M.E(the League of MAGICA Elects)がね……」



~おしまい~


 という訳で、『ナツミ編』の完結編をお送りしました。

 劇中の「信じる」についての講釈、ナツミは『プリティ☆ベル』から、マミさんの方は『リリカルなのはINNOCENT』でプレシアがフェイトに語った台詞が元になってたりします。(^ ^;)


 ちなみに登場からだいぶ経ってる咲夜ですが、実はまどか達の前に姿を見せたのは、今回が初めてだったり。


 さて、次回からはまた、ギャグの単発エピソードをいくつかやっていきたいと思います。


 と言ったところで、今日はこの辺で。

 どうも。ではでは。

 今日は『店舗日誌』の新エピソードです。

 長かった『ナツミ編』も、ようやく完結させられそうです……。(^ ^;)


 ちなみに余談ですが、FC2になってからヤフブロ時代にあった『一記事につき画像は50枚まで』の制限がなくなったので、より切りのいい所で話を分割できるようになりました(笑)。


 では、さっそくスタート!


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ナツミ「ねえ、咲夜」


咲夜「はい?」


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ナツミ「あなた、新しい実験材料は欲しくない? チェック


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咲夜「実験材料? え~、待って下さいよ」


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ナツミ「そう。泳ぎ方を忘れた人魚姫のグリーフシード……。ダ~メ


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咲夜「む~ん。それは面白いですねぇ……。えー、ケチ


~場面転換~


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瀬利「……そうか。くれはの奴が……」


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マミ「ええ。あとは、碧さんを信じるしかないわ」


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瀬利「すまねえ。あたしが、さやかの奴を止められなかったから……」


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杏子「お前のせいじゃねえよ」


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マミ「その通りよ。誰のせいでもないわ。筑紫さんは、傷を治す事に専念して」


瀬利「ああ……」


~場面転換~


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くれは「……では、そろそろ始めましょうか」


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まどか「ねぇ、くれはちゃん。私も、さやかちゃんについてていい?」


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くれは「それは構いませんが……。しかし、何故?」


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まどか「私がくれはちゃんにお願いしたから、最後まできちんと見届けたいの。それに、さやかちゃんにしっかり『お帰り』って言ってあげたい」


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くれは「分かりました。それでは、行きましょう」


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くれは「では、始めますが……腰を抜かさないで下さいね?」


まどか「?」


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くれは「すべての宇宙の暗黒の底より、命の奥にうごめく絶望を呼び覚まし、狂暴なる本能を解き放て!」


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カッ!


まどか「!」


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まどか「…………?」


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まどか「! これが、くれはちゃんの……」


くれは <そう。魔女としての姿です>


まどか「…………」


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くれは <醜い? 恐ろしい? でも、これが今の私の本当の姿なのです>


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まどか「ううん、そんな事ない」


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まどか「例えどんな姿をしていたって、くれはちゃんはくれはちゃんだもん!」


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くれは <……本当に、呆れるくらいいい人ですね、あなたは……>


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くれは <それでは、祈っていて下さい。美樹さんのために>


まどか「うん!」


~場面転換~


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杏子「……結局、あたしらには何も出来ねえってか……」


マミ「仕方ないわ。今、美樹さんを助けられそうなのは碧さんだけだもの。私たちは、彼女を信じるしかない」


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ナツミ「へぇ、なかなか面白い事を言うのね」


マミ杏子「!」


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ナツミ「お元気?」


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杏子「てめえっ!」


ナツミ「あらあら、ずいぶんと荒れてるわねぇ」


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杏子「誰のせいだと思ってやがんだ!」


スッ……


杏子「!」


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杏子「マミ!?」


マミ「一体なんの用? 悪いけど、今、私たちはとても虫の居所が悪いの。手加減してあげられる保証はないし、容赦する気もないわ」


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ナツミ「ふふ、怖い怖い。いえね、あの青ショートの魔女のグリーフシードを頂きに来たのよ。彼女の魔力反応を探したけど、感知できなかった。となれば、あなた達が持ってるんでしょう? 彼女のグリーフシードを」


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ナツミ「そう。魔女になった彼女を仕留めて、ね」


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マミ「何のことか分からないわね。仮に持っていたとして、『はいそうですか』って渡すとでも思うの?」


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ナツミ「まぁ、無理でしょうね。ベタな台詞だけど……」


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ナツミ「渡したくなるまで、遊ばせてもらおうかしら」


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咲夜「む~ん、それでは……」


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咲夜「さぁて、願いましては」


~場面転換~


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くれは <アルビディオーン・ミキシララム・ストロンビ・バースト……ソロビリアース・リフォール・ラハパール……>


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まどか(お願い……さやかちゃん……。戻ってきて……)


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ガキン!


杏子「くっ!」


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ナツミ「あらあら、あっけないわね。やっぱり、仲間が揃っていないと力を発揮できないのかしら?」


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ナツミ「それとも、目の前で仲間を助けられなくて、無力感を感じてるのかしら?」


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バシュゥゥゥッ!


ナツミ「!」


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ナツミ「……そう言えば、今はあなた達も、彼女の仲間になってたんだっけね」


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杏子「お前ら!」


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ディケイド「ネビュラスチームガンを?」


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アカサカ「ああ。あの子はまどかちゃんを守るために、強い力を欲してたからな」


ディケイド「非道い奴だな、あんたは。あれは子供の玩具にするには危なっかし過ぎるだろ」


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アカサカ「おいおい、悪党呼ばわりはよしてくれ、ディケイド。ネビュラガスの人体実験もしてないし、あくまで武器として渡しただけだけだぜ。ヤクザや自衛隊に万引きに入らせるより、よほど健全だろ?」


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アカサカ「オレはノーベル人道主義(ヒューマニズム)賞をもらえる器だとさえ思ってるんだ。そうだろディケイド?」


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ディケイド「あんたがそれだったら、グリーン・ドルフィンのケンゾー教祖はノーベル平和賞だ」


アカサカ「ふん、言ってろ」


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マミ「暁美さん、七海さん! それに……」


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マミ「筑紫さん、怪我はいいの!?」


瀬利「さやかをあんな目に遭わせた奴を野放しに出来るか! 苛立たしいぜ!」


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瀬利「あたしがぶった切ってやる!」


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ナツミ「あらあら、怖い怖い。あの青ショート一人に、どうしてそこまで怒る事が出来るのか、興味がわくわねぇ」


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瀬利「……誰かの力になりたい。誰かを守りたい。それがアイツの闘う理由だ」


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瀬利「お前にはそんな気持ち、これっぽっちもねぇだろ! 美樹さやかはなぁ……正義のヒーローなんだよ!」


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マミ「私達は、仲間を信じてる! 仲間がいるから、強くなれるのよ!」


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ナツミ「『信じる』、ねえ。それって本当に正しいのかしら?」


マミ瀬利「!?」




~つづく~

 という訳で、今日は『店舗日誌』第61話の後編といきたいと思います。
 一連の『ナツミ編』とも呼ぶべきストーリーも、次回(62話)で完結の予定です。

 そこからはまた、日常回をしばらくやれたらなと。

 なお、前回はコチラ
 では、スタート!

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ゴゴゴゴゴゴ……

杏子「なっ、何なんだよ……」

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杏子「テメェ一体なんなんだ!? さやかに何をしやがった!?」

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ほむら「退がって」

杏子「!」

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スタッ

杏子「お前ら!」

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杏子「どうなってるんだよ!? あの魔女は何なんだよ!?」

ほむら「かつて美樹さやかだったモノよ。あなた、見届けたんでしょう? とにかく、一度退くわ」

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杏子「……逃げるのか?」

ほむら「イヤならその余計な荷物を捨てて、今すぐあの魔女を殺しましょう。出来る?」

杏子「ふざけるなっ!」

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ほむら「今のあなたは足手まといにしかならない。……くれは」

くれは「了解」

チキッ

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カツ、カツ、カツ、カツ……

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まどか「…………」

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まどか「さやかちゃん……」

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まどか「さやかちゃん! どうしたの? ねえっ!?」

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まどか「ソウルジェムは? さやかちゃんはどうしたの!?」

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ほむら「彼女のソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ」

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まどか「……そんな」

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まどか「ウソよね!?」

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まどか「どうして……? さやかちゃん、魔女から人を守りたいって。正義の味方になりたいって」

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まどか「そう思って魔法少女になったんだよ? なのに……」

ほむら「…………」

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杏子「なあ店長、何とかならねえのかよ!?」

アカサカ「無茶言うなよ。さすがにオレでも、死人を蘇らせる方法なんて……」

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くれは「……一つだけ。手が無い訳でもありません」

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まどか「えっ!?」

杏子「本当か!?」

くれは「ええ。ですが……」

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くれは「その前に……」

一同「!?」

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ザシャッ!

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杏子「ここは……」

くれは「私の魔女結界です。インキュベーターに“そば耳”を立てられたくなかったので、皆さんにお越し願いました」

マミ「そうか……。今、碧さんは魔女だから、魔女としての能力も使えるのね」

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まどか「それで、くれはちゃん。方法って……?」

くれは「私が研究中の術式を使えば、美樹さんのグリーフシードを、ソウルジェムに再錬成する事が出来るかも知れません」

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マミ「可能なの、そんな事が?」

くれは「理論上は、ね。もともと私が魔法少女になった最終目的の一つがそれですので。ただ……」

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ほむら「待って、くれは。そんな手段があったのに、まだ“彼女”を蘇らせていないって事は……」

くれは「はい。この術式は、まだ未完成です。成功の確率は半々。さらに、チャンスは一度きり。失敗すれば、二度と美樹さんを元に戻す事は出来ません」

まどか「そんな……」

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くれは「さらに、この魔法を行うためには、二つの物が必須となります。一つは、その魔法少女、もしくはその魔法少女が転じた魔女の魔力。もう一つは、その魔法少女のソウルジェムが変化した、“オリジナルの”グリーフシードです。さらに、未使用品でなければなりません」

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まどか「! それってつまり……」

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くれは「はい。美樹さんが変じたあの魔女を、一度は殺さなければなりません」

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マミ「…………」

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くれは「安心して下さい。あなた方に、そこまで背負わせようとは思いません。私が行ってきます。ですが……」

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くれは「どうするかは、あなた方が決めて下さい。彼女の友達である、あなた方が」

杏子「…………」

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くれは「私は殺せます。微塵の躊躇も無く、一片の後悔も無く鏖殺(おうさつ)出来ます。何故なら私は化物だからです。では、あなた方は?」

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くれは「銃は私が構えましょう。照準も私が定めましょう。弾(アモ)を弾倉(マガジン)に入れ、遊底(スライド)を引き、安全装置(セーフティ)も私が外しましょう。ですが」

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くれは「撃つのは貴方達の決意です。さあ、どうします。決断を」

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まどか「……くれはちゃん、お願いしていい?」

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杏子「まどか!?」

マミ「鹿目さん!?」

まどか「私、いつもみんなに守られてばかりで、何の力にもなれないのが嫌だった。でも、せめて、戦う力が無かったとしても、みんなと同じものを背負えるのなら、私は喜んで背負いたいの」

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まどか「それに、ほむらちゃんが記憶喪失になった時と同じ。例え1%でも可能性があるのなら、私はそれに賭けたい!」

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ほむら汐莉「…………」

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くれは「分かりました。それでは、後は私に任せておいて下さい。シェイクスピアいわく、『望みなしと思われる事も敢えて行えば、成ることしばしばあり』」

まどか「くれはちゃん……ごめんなさい。私が弱いから……」

くれは「何をおっしゃいます。あなたは強い人ですよ。少なくとも、心の強さではね」

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くれは「巴さんと佐倉さんは、美樹さんの肉体を維持しておいて下さい。帰るべき肉体が無くては、何にもなりませんから」

マミ「分かったわ」

杏子「頼んだぜ」

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汐莉「くれちゃん、ちょい待ちちょい待ち。あたしも行くわよ。前も言ったけど、ちょっとくらい頼りにして欲しいの~」

くれは「汐莉……」

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ほむら「私も行くわ。あなただけに、全てを背負わせたりはしない。それに……。私たち、“パートナー”でしょう?」

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くれは「暁美さん……。有難う御座います、二人とも」

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くれは「それでは、行きましょう」

ほむら「ええ」

汐莉「了解~」

~場面転換~

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くれは「美樹さん……。もう、貴方は休みなさい。次に起きた時は、きっといい目覚めを迎えられます。醒めない悪夢なんてありません」

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くれは「AMEN(エイメン)!」

チキッ!



~つづく~

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~次回予告~

ナツミ「しっかりした人は、気軽に『信じる』なんて言葉は使わない。『信じる』とはつまり、突き詰めて言えば、『分からないもの』に対して『勝手に決めつける』という事だからよ」


まどか「お帰りって言ってあげたい」

 という訳で、『店舗日誌』第61話をお送りしました。
 ここまでは概ね原作の流れに沿っていましたが、ここからはまた18話でマミさんが生存したように、違った感じになっていきます。

 それから劇中でくれはが述べていた「何故、その魔法少女の魔力や、オリジナルの未使用グリーフシードが必要なのか?」といった解説は、次回行う予定です。


 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 昨日のサイトのヒット数、何と十名様でした。

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 いつもの倍くらいです。
 自分で言うのも何ですが、「何があったぁぁぁぁぁっ
」って感じです(苦笑)。

 さて、サイトを更新しました。
 今日は『ホビー雑誌コーナー』です。

 記事の方は『店舗日誌』の続きでいきたいと思います。
 今回から、かなりハードです……って、前回もそうだった?

 とにもかくにも、スタート!

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ドガッ!

オーバーロード「ぐはっ!」

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オーバーロード「ひっ! か、顔はやめて……!」

さやか「…………」

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瀬利「それ位にしときな」

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さやか「……邪魔しないで」

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瀬利「……けっ、なんて目ぇしてやがる。いいぜ」

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瀬利「ウサ晴らししたいなら、付き合ってやるよ!」

キィィィィィィィィィッ!

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ギィン! ガキィィィン!

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ドガッ!

さやか「っ!」

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瀬利「おらあっ!」

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ギィィィィィン!

瀬利「!」

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ギギギギギ……

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ガキッ!

瀬利「!」

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ゴッ!

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瀬利「がっ……」

グラッ……

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ゴキャッ!

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瀬利「か……あ……」

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瀬利「あ……」

ドシャッ

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さやか「…………」

瀬利「どうした。殺りなよ」

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さやか「あんた、こんなに弱かったの? それとも、手を抜いたの……?」

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瀬利「さぁて、どっちだろうな……」

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クルッ

さやか「…………」

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瀬利「あたしにも分かんねぇよ。忌々しいぜ……」

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パァァァァァァッ……

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タッタッタッタッタッ……

マミ「築紫さん!?」

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マミ「しっかりして、築紫さん!」

瀬利「よう、姉御……。悪いな、さやかの奴、捕まえ損ねちまった……」

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マミ「……! その怪我、まさか……」

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瀬利「……アイツを責めねえでやってくれ。どんなに真っすぐな奴でも……何かに当たり散らしたい時ってのは、あるだろうからさ……」

マミ「分かったから! もう喋らないで!」

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瀬利「姉御……アイツを頼む」

マミ「分かったわ! 築紫さんは、ここを動かないで!」

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タッタッタッタッタッ……

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瀬利(あーあ。痛てぇな、畜生。あのバカ、マジでやりやがって……)

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ヴァ~~~ララ、ヴァラヴァラヴァラヴァラヴァ~~~ン♪

咲夜「ああしかし、全ては手遅れだったのです!」

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ヴァラヴァ~~~ヴァ~~~ヴァ~~~ヴァ~~~♪

咲夜「泳ぎ方を忘れてしまった人魚姫の行く末は……」

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ヴァラヴァラヴァラヴァララランランランランランラ♪
ヴァラララララ~ラララ♪

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杏子「やっと見つけた」

さやか「…………」

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杏子「アンタさ、いつまで強情張ってるわけ?」

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さやか「……悪いね、手間かけさせちゃって」

杏子「何だよ、らしくないじゃんかよ」

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さやか「別にもう、どうでも良くなっちゃったからね。結局あたしは一体なにが大切で、何を守ろうとしてたのか。もう何もかも訳分かんなくなっちゃった……」

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さやか「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだったかあんたが言ってたよね……。今ならそれ、良く分かるよ。確かにあたしは何人か救いもしたけどさ。だけどその分、心には怨みや妬みが溜まって。一番大切な友達さえ傷つけて……」

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杏子「……さやか、アンタまさか……」

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さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。あたし達魔法少女って……」

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さやか「そういう仕組みだったんだね……」

ぽろっ……

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さやか「あたしって、ほんとバカ」

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ドォォォォォォォォォン!

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杏子「さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

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ヴァララララン、ヴァララララン♪
ヴァラララララ、ヴァラララララ~~~ン……♪

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咲夜「誕生~~~っ! 人魚の魔女、オクタヴィア!」

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キュゥべえ「この国では成長途中の女性の事を少女って呼ぶんだろう?」

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キュゥべえ「だったらやがて魔女になる君たちの事は……魔法少女と呼ぶべきだよね」



~つづく~
 はい、今日は久々に『店舗日誌』の続きといきたいと思います。

 ちょっと時間的にも精神的にも余裕が無い日が続いていますが、『ファイクエII』の小説も早めにスタートしたいなぁ、とは考えています……

 なお、前回はコチラです。

 では、スタート!



スコルポノック「そうそう、そうやって素直に出せば……」



さやか「やめなよ……」



スコルポノック「ん? なんだガキ? お前には関係ねぇ、引っ込んで……」



ザシュッ!

スコルポノック「うぎゃあ!」

ライドプレイヤー「…………」



300X「結果は、反対12。賛成、14」



のぞみ「…………」



E2「さあ、決まりだ! 押そうぜ!」



セブン「オレたちは生きてる。向こうは押してないって事だ」



チッ、チッ、チッ、チッ……

~場面転換~



使い魔「カタッ……」

使い魔「カタッ?」



ナツミ「?」



ナツミ「あら、いらっしゃい。歓迎するわ」

マミ「起爆装置はどこ!?」



ナツミ「ふふっ……」



ナツミ「やれ」

使い魔「カタッ!」

使い魔「カターッ!」



マミ「くっ!」

バンッ! バン!

使い魔「カタカタッ!」



ガシッ!

使い魔「カターッ!」



ナツミ「はぁぁぁぁぁっ!」



ガキィィィィン!

マミ「!」



ギギギギギ……



チッ、チッ、チッ、チッ……



ソニック「誰も手は汚したくないってか。いいだろう、オレがやる」



ソニック「ブラッチャーは、悪の組織だ。オレ達が一緒に死ぬのは理不尽だ」



ソニック「…………」



ナツミ「そろそろケンカはやめましょう。“花火”を見逃したくないもの」



マミ「花火なんて見られないわ!」



ナツミ「見られるわ。そーれ『バーン』!」



ソニック「…………」



スッ……



ソニック「…………」



ナツミ「…………」



チッ、チッ、チッ、チッ……



マミ「何を証明したかったの? 結局、誰もが心の奥底は醜いと?」



マミ「貴方だけよ!」



ナツミ「…………。さすがにこれは予想外だったわ。宇宙人の心は、人間にはまだ理解しがたいものなのかしら。ねえ?」



ナツミ「まあいいわ、約束は守らないと」



ナツミ「世の中皮肉よね。ところで、このあと貴方がどうなるか予想できる?」



マミ「さあね。でも、貴方がどうなるかならね!」



バンッ!

ナツミ「!」



ガシッ!



ナツミ「あーっはははははははははははははははは!」



マミ「…………」

ヒュパッ!



グイッ!

ナツミ「!」



ナツミ「…………。貴方って人は……どうしても私を殺せないらしいわね。いかに私が手強くて、止められなくても……。モラルを捨てない。頑固なのね。どうやら本当に、持ってるらしい。”高潔な精神”とやらを。あなたに私は殺せない。まるで見当違いで、独りよがりの、下らない、正義感がジャマして」



ナツミ「そして、私もあなた達は殺せない。あなた達は殺すには、頭が痛くなるほど面白すぎる。どうやら私たちは、戦い続ける運命のようね」


マミ「あなたは警察行きよ!」

ナツミ「それじゃ、一緒に入る? この街じゃ頭のイカれた人間がどんどん増えてる。ベッドが足りないわ。相部屋にしなきゃ」



マミ「たった今、思い知ったはずよ! この街の人達は、正しい心を持っているって!」



ナツミ「それも、心が壊れるまでの話よ。みんなによく見てほしいわね。本当の、美樹さやかを。彼女はさすが”ヒーロー”だって思うわ。ふふっ……あの美樹さやかがあんな事になるなんて、“予想通り過ぎて”笑っちゃうわよね」



マミ「何をしたの!?」

ナツミ「正義のために戦うとか言っていた魔法少女に、私達の……レベルまで降りてきてもらった。簡単だったわ」



ナツミ「人の感情というのは、そう! 重力のようなもの。落としたければちょっと、押せばいい!」



マミ「くっ!」

ダッ!

ナツミ「ははははははは! あーっはははははははははははははははは!」



~つづく~



~次回予告~

くれは「もう、貴方は休みなさい。次に起きた時は、きっといい目覚めを迎えられます。醒めない悪夢なんてありません。『私は化物だからです』」


ナツミ「グッドイブニ~ング♪ 怨みの魔法少女・淵奈ナツミよ。どうやらこのブログが60,000hitしたみたいだけど、『店舗日誌』が半年も停滞してるってどういうことなのかしらね?」



ナツミ「取り敢えず、ヒカリアンステーションかシルバーの事務所のどっちかが花火になるまで暇だから、今日はちょっと私と雑談でもしない?」



ナツミ「もう知ってるとは思うけど、私が今やってる事って言うのは基本的に『ひま潰し』ね。前に退屈しのぎで、私が通ってた学校の私のクラスで、いじめっ子といじめられっ子の対立を煽って学級崩壊を起こした事があるんだけど、あれはなかなか楽しかったわ」



ナツミ「え、『人を騙したりその気にさせて破滅に向かわせるのは難しくないのか』ですって? 意外とそんな事って無いのよ」



ナツミ「騙しに限らず人を『動かす』には、その『欲求』を刺激するのが基本なの。例えばフューザーなら利益、青ショート(さやか)なら正義や理想、ワカメヘアー(仁美)なら恋心をエサにすれば釣れるわ」



ナツミ「誰かを助けたいといった良心から出る欲もまた、紛れもなく『欲』の一つ。結果を見誤れば他のあらゆる欲と同じく、人を狂わせ破滅させるの」



ナツミ「金銭欲も良心から出た欲も、等しく行動のための『原動力』で、それによってもたらされる結果は想いや感情に関係なく、物が高い所から低い所に落ちるように物理的にもたらされるわ。ここで騙されない為、間違えない為に必要なのは『“結果”を正確に想定し、判断する知識と知恵』なの」



ナツミ「逆を言うと、『結果』を正確に見据える事が出来ない人は、どんな聖人だろうと悪党だろうと簡単に騙され、道を誤るって事よ。特に『愚かな善人』は美しい目標を指し示して背中を押してやるだけで『良心に従って』(結果を考えずに)破滅に突っ込んでくれる」



ナツミ「しかも『良心』で動くから、自分の考えが最善だって、結果も検討せずに思いこんじゃうわけ。それはたちまち『主義』……つまり『結論依存症』になって、改善も出来ないの。救われないわね」



咲夜「む~ん。あと一時間で0時ですよ、ナツミさん」

ナツミ「あら、もうそんな時間? それじゃあ、そろそろ準備しましょうか」



咲夜「ところでさっきから何を一人で話してたんですか?」

ナツミ「パソコンの前の人達とお喋りをね……」

咲夜「メタな発言やめて下さいよ……



また次回。



END
 今日は2ヶ月と一週間ぶりに、『店舗日誌』で行きたいと思います。
 なお、前回はコチラ

 ……余談ですが、T2さんがいない間に投稿した『店舗日誌』本編はこれ
だけだったりします。
 では、さっそくスタート!



スター「シルバー様ぁ、やっぱりドアが開きません。閉じ込められちゃったみたいです~……」

ユーロ「シルバー様、これは一体……」

シルバー「…………」



ナツミ(はぁい、ヒカリアンとブラッチャーの皆さん、元気かしら?)

ファイター「! これは……」

ユーロ「頭の中に直接声が……」



ナツミ(今夜、みんなにある実験に参加してもらうわ。魔法科学者特製の魔法爆弾で、みんなを夜空高く“ドカン!”と打ち上げてあげる)



ナツミ(一人でも基地から脱出しようとしたら、全員が死ぬ。それぞれの基地に渡したのは、相手の基地の起爆装置よ)



ナツミ「夜中の十二時、二つとも爆破する」



ナツミ(でも先に相手の基地を吹き飛ばせば、残った方は助けてあげる。さて、どっちかしら? 地球を真っ黒けにしようとする宇宙人か、地球の未来を守る宇宙人か。自分たちで決めてちょうだい)



ナツミ(ああ、早く決めた方がいいわよ。相手が同じように躊躇うくらいの良心は無いかも知れないからね)



ドクター「駄目だ、解除できない! この爆弾には、科学とは違う別の力が仕込んであるようだ……!」

~場面転換~



ヴァ~~~~~ン♪

咲夜「む~ん。私の超魔科学で作った『マジックボム』。魔法と科学が融合したこの爆弾は、私にしか解除できません」



ナツミ「ふふっ、相変わらずいい仕事ぶりね」



咲夜「お褒め頂き感謝の極み」

ズパッ……



ナツミ「さあ、追い詰められた“正義の味方”と“悪の軍団”がどう動くのか、じっくりと見物させてもらうわよ」



300X「待て、落ち着くんだ」

ネックス「あんた一人の意見に従えってのか!? オイラ達全員で話し合うべきだろ!」

E2「オレ達が死ぬ事はねえ、あいつらは悪党どもだ!」



E3つばさ「グズグズしてると吹っ飛ばされるぜ!」

ブルーユーロ「多数決で決めよう!」



ウィンダッシュ「のぞみ、基地内の緊急電話に入電です。相手は……」

のぞみ「! ……シルバーエクスプレスだと!?」



ファイター「繋がりました。のぞみです」



シルバー「やあ、のぞみ。状況は分かっているな?」



のぞみ「何の用だ? まさか『頼むから爆弾のスイッチを押さないでくれ』とでも頼みたいのか?」

シルバー<面白い事を言う小僧だ。私はただ、“我々の立場”をお前に伝える為に連絡をしただけだ>



シルバー「結論から言おう。我々は爆弾を起爆するつもりは無い」

のぞみ<それは……>

シルバー「勘違いをするな。私は別にお前達を土星の辺りまで吹っ飛ばすことにためらいなどない。“テレビのリモコンを入れる位の”気軽さで、お前達を吹っ飛ばす事も出来る」



シルバー「“だがな”。私はあえてそうしない。あの小娘は、窮地に追い詰められた人間がどう動くかを見て楽しみたいのだろう。だが、そんな余興に付き合うのは“真っ平御免”だ」



シルバー<お前達はどうだ? 例え悪党でも、爆弾で命を奪うのは正義の流儀に反する。そう考えているのではないか?>

のぞみ「……そうだ。我々はお前達とは違う。正義の為に、相手の命まで奪わない。たとえそれが、自分達を追い詰めることであっても」



シルバー「……のぞみ。“私がこの世で我慢ならん事の一つは、偽善だ”。それは悪事よりもタチが悪い。相手だけではない、己自身すら欺く毒だ。バケツ一杯の香水をふりかけた生ゴミと同じ代物だ。匂いはバラの香りだが……生ゴミという事実は変わらない」



のぞみ「お前が何を言おうと、私たちは“私たちの正義”を曲げるつもりはない。それを破ってしまえば、“私たちの存在そのもの”が偽りになってしまうからだ」

シルバー<……ふっ。ふはははははは! この状況でそこまで言い切れるとは、全くもって大した奴だ! 私はお前のそういう所は気に入ってる>



シルバー<だがな、先刻も私は言ったはずだ、“偽善は己を欺く毒だと”。私はお前よりもはるかに深く、正義と言うものを知っている。お前が本当に“正義”からそう思っているのか、よく考えてみる事だ>

のぞみ「……お前はブラッチャーの大幹部だ。そのお前が、どうやって正義を語れる?」



シルバー「どうして“語れる?”その理由を知りたいか。今、お前と話している男は、その昔……“お前の隊長の親友だったからだよ”」

のぞみ<!>



シルバー「別に大した話ではない。我々(ヴィラン)には『元』が付く者も多い。それだけの話だ」



シルバー<だが……これで多少は説得力が増したろう。のぞみ。私が先刻言った事、忘れずに心に留めておけ。そこを履き違えると、それは“互いにとって悲劇に終わる”。それではな>

のぞみ「…………」



ファイター「……ヒカリアン達は、“思いとどまり”ますかね」

シルバー「心配性だな、ファイター。早く老けるぞ」

ファイター「私の役目ですよ、シルバー様」



シルバー「あの連中は“正義の味方”の矜持という物に異常なほど拘っている。私から見ても異常なくらいな」



ファイター「……あなたの読み通り、渡されたスイッチが『実は相手側でなく自分たちの方を吹っ飛ばす』可能性がある、という事に、奴らが気づくか……」



シルバー「さあな。私にもわからん」



シルバー「私が奴らに伝えたのはな、『あんなイモ娘よりも私と踊れ』。それだけだ」

ファイター「……しかし、それでは……」



シルバー「何がだ? 何十回、手札を見た所でカードの枚数は変わらん。少ない手札はこれで全部出し切った」



シルバー「その後のことなど知るか。収まる所に、全ては収まる」



ファイター「……ふっ、ははははは。シルバー様……いや、兄貴。一言、言わせてもらっていいですかね」



ファイター「かつてはオレ達の同族を数多く葬ってきた、ヒカリアン崩れのあんたを、大王陛下がどうして重用してるのか、オレはようやく理解しました。あんたはイカれてるが……肝っ玉はオレ達の中で“一番でかい”」



シルバー「乗せるなよ、ファイター。別に肝っ玉など持ってはおらん。“下らん事を下らんまま”楽しめる、そういう性分なだけだ」



シルバー「さて……テーブルの上にはカードはもうほとんど残っていない。伏せてあるカードには何があるのか、あとはそれを開いてみるだけだ」

~場面転換~



タッタッタッタッタ……

マミ(早く、美樹さんを見つけないと……)



ウエスト「マミちゃん!」

マミ「?」



マミ「ウエスト? どうしたの?」

ウエスト「大変なんだ! みんなが……」

~場面転換~



マミ「そんな……こんな時に」

ウエスト「どうしよう……」



?「ん、マミちゃんじゃねえか」

マミウエスト「?」



マミ「黒影さん!」

黒影「久しぶりだな。何やってんだ、こんな所で?」



マミ「黒影さん、私と同じ、見滝原中の生徒で、青いショートヘアの女の子を見かけませんでしたか!?」

黒影「う~ん、そういう子は見なかったけど……赤い髪の子なら見たぜ。丁度マミちゃんと同じくらいで、眼鏡かけてて、セーラー服の……」

マミ「! それはどこで!?」



黒影「『ロプラムビル』に入っていくところを見たぜ」



マミ(ロプラムビル……この辺りでは一番高いビルね。淵奈ナツミはそこに向かった……。でもどうして……?)



マミ(! そうか! ロプラムビルなら、ヒカリアンステーションも、シルバーエクスプレスの事務所も見下ろせる位置にある! という事は……)



マミ「急いでロプラムビルに向かわないと!」




~つづく~

 てな訳で、新展開となりました。

 実は最初、ナツミに爆弾を仕掛けられるのはサイバトロンとデストロンにしようかと思っていたのですが、TFは『クラウドディセプティコン編』で活躍したので、今回はヒカリアンとブラッチャーにしてみました。
 ちなみに「シルバーが元ヒカリアン」という設定は私の創作ではなくて、『超特急』時代のスタッフ設定です。本編で言及された事はありませんが……。

 あと、黒影が24話以来、久々に登場してますが、元々マミさんと黒影を絡めたのは、「初瀬ちゃんは『まど☆マギ』のマミさんみたいなポジションのはずだった」って話を聞いたからだったりします。

 と言ったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 前回から4ヶ月以上間が空いてしまいましたが、今回は久々に『店舗日誌』の続きを行きたいと思います。
 前回はコチラです。

 次回はもっと早く投稿したいところです
『ファイクエ』の続きもありますし
 とにもかくにも、スタート!



マミ「そんな……美樹さん」

汐莉「やっだぁ、これってかなりマズイ状況じゃない?」



くれは「ともかく……今は一刻も早く、美樹さんを探しましょう。このままじゃあ、手遅れになってしまいます」

マミ「そうね……」



ほむら「…………」



くれは「暁美さん、彼女が鹿目さんを傷つけた事を許せないのは分かります。でも今は……」



ほむら「…………。分かってるわ。分かってる」

くれは「…………」



くれは(ほむらちゃん……)

~場面転換~



瀬利「ちっ……あいつ、どこに行きやがったんだ? 苛立たしいぜ……」



仁美「杏子さん!」

杏子「?」



杏子「あんた……仁美」

仁美「杏子さん、さやかさんを知りませんか!? さやかさんが、思いつめた顔でどこかへ行ってしまったと聞いて……」



ガッ!

仁美「!」



瀬利「何言ってやがる! てめえが! てめえのせいでさやかはなぁ……!」

仁美「…………!?」



杏子「瀬利、よしな」

瀬利「けどよ……!」

杏子「仁美を責めたって、なんにもならねえ」



瀬利「ちっ……」



仁美「あの……」

杏子「仁美、あんたは心配すんな。あいつはあたしらが連れ戻す」



杏子「行くぜ、瀬利」

瀬利「ちっ……。苛立たしいぜ!」



仁美「…………」

~場面転換~



カシィン! カシィン! カシィン! ソイヤ!
カボス・スパーキング!



チャッ!

アカサカ「ライトニング……」



アカサカ「バード!」

バシュゥッ!



ナツミ「…………」

スッ……



ズシュゥゥゥゥゥゥゥ……



ナツミ「はあっ!」

バシュゥゥゥゥゥッ!



アカサカ「ちっ!」

カシィン! カシィン! カシィン! ソイヤ!
カボス・スパーキング!



アカサカ「フェニックスウイング!」

ガキィィィィン!



アカサカ(……伊達にヴィラン連中にケンカを売っちゃいねえな。大した強さだ……)



ナツミ(ふむ……ちょっとした暇つぶしのつもりでつっついてみたけれど……これはとんだ火遊びになっちゃったかしら……)



アカサカ「どうした? 思った以上に苦戦してる、そんな顔だな」

ナツミ「そっちこそ、息が上がってるんじゃないの?」



アカサカ「さぁて、そいつはどうかな?」

チャッ……



ナツミ「! それは……!」



アカサカ「大サービスだ! ちょっとばかり、本気で遊んでやるよ!」

シュイン! ライムエナジー!
ヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァ、ヴァヴァン♪



ロック・オン!
ソーダ!



ライムエナジーアームズ!
ヴァーン、ヴァラヴァーン♪ ヴァーン、ヴァーン♪



アカサカ「おらぁっ!」

ドガァッ!

ナツミ「くうっ!」



アカサカ「遊びが過ぎたみたいだな。さあて、お仕置きの時間だ」



ナツミ「…………」



アカサカ「小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」



ナツミ「ふふふっ……」



アカサカ「何がおかしい?」



ナツミ「おかしいんじゃない、嬉しいのよ。こんな予想外な事、久しぶりだもの」



ナツミ「でも……残念だけど、そろそろ時間みたい。有難う。いい暇つぶしになったわ」



アカサカ「そう言われて『はいそうですか』って、大人しく帰してやると思ってんのか?」

キュィィィィ……



ナツミ「申し訳ないけど、私、門限は守るタイプなの」



ズガガガガガガガガッ!

アカサカ「!」



アカサカ「……ちっ」



アカサカ「逃げやがったか……」

~場面転換~



のぞみ「それでは博士、運行に行って参ります」

300X「ああ。安全運転で頼むぞ」



のぞみ「ん?」

つばさ「どうしたんだよ、のぞみ?」

のぞみ「扉が開かない……。ロックがかかっている?」

E4「マ?」



ウィンダッシュ「博士! いつの間にか、こんな荷物が……」

300X「?」



300X「なんだこれは……?」

ウィンダッシュ「何かのスイッチ……?」



~つづく~



~次回予告~

マミ「何を証明したかったの? 結局、誰もが心の奥底は醜いと? 貴方だけよ!」

ナツミ「『心が壊れるまでの話よ』」
 サイトを更新しました。
 今日は『画廊コーナー』に、先日ケフカさんとかぷちぃのさんから頂いたイラストを掲載させて頂いています。

 本文の方は、『店舗日誌』です。前回はコチラ

 では、さっそくスタート!



さやか「はあ、はあ、はあ、はあ……」



ナツミ「あらあら、随分つらそうね。可哀想に……」

さやか「!」



ナツミ「はぁい」



さやか「お前……っ!」

ナツミ「おっと、待って頂戴。私は別にあなたに危害を加えるつもりは無いわよ。それとも、あなたは武器も持っていない、無抵抗の人間に剣を向けたりするの? まさかそんな事はしないわよね。あなたは『正義の味方』だもの……」



さやか「今度は……一体なにを企んでるんだよ!?」



ナツミ「企む? 出鱈目にヴィランを襲撃してみたり、気まぐれでディセプティコンの手伝いをした私が? 何かを企むように見えるかしら?」



ナツミ「私っていうのは……自動車を追いかける犬と同じよ」



ナツミ「追いついた後の事なんか考えてない。私はただ、行動、するだけ」

さやか「…………」



ナツミ「という訳で……私はあなたを悪く思っていないし、恨まないでちょうだい。あなたのお友達の……仁美か。あれは確かに酷い人よ。あなたが精神的に疲弊してる時に、わざわざ宣戦布告したんだから。私から見ても冷酷よ」

さやか「お前、まさか……」



ナツミ「何が? 私は何もしていないわよ。彼女からお話は聞いたけどね。そう、“あくまで私は何もしていない”。私は本当の事を言ってる」



ナツミ「だから、もしあなたが……『あの時、彼女を助けなきゃ良かった』って思ったとしても、誰もあなたを責められない。あなたには、何の落ち度も無い」



スッ……

ナツミ「そう、“あなたは何も悪くない”」



ナツミ「悪いのは、“あなたにこんな思いをさせている人達よ”」



ナツミ「あなたはどう思う? この世界が、“本当に守るだけの価値があるもの”だって、心から思ってる?」

さやか「…………」



ナツミ「本当に、つまらない世界よね」



ナツミ「あなたのように正しい事をしようとする人は、必ず馬鹿を見るように出来ているのだから」



さやか「…………」



ナツミ「こんなつまらない事って無いわ。自嘲せずにいられない。だって私には分かるんですもの」



ナツミ「憎しみが連鎖する事。もう止まらない事」



ナツミ「この世界が、つまらない、人間の世界である限り」



さやか「…………」

~場面転換~



杏子「ちっ……。あのバカ!」

まどか「私が……さやかちゃんを余計に苦しめるような事を言ったから……」



瀬利「自分を責めんじゃねえよ、苛立たしいぜ。まどか、お前は姉御達に連絡してくれ。さやかの奴は、あたしらが捜す」



瀬利「行こうぜ、杏子」

杏子「ああ」



タッタッタッタッタ……

~場面転換~



仁美(さやかさん……今日、学校を休まれましたわ……。やっぱりショックだったんでしょうか……)



仁美(でも、約束は約束ですわ。私は上条君に……)



こなた「ねえかがみん」



こなた「さっきの子、よく石丸書店に来てた子だったよね? 確か……さやかとか言ってたっけ?」

かがみ「確か、そんな名前だったわね」

つかさ「でも……様子がおかしかったよね?」

みゆき「あんなに思いつめた顔をされて……どうしたのでしょう?」



仁美(さやかさん!?)

~場面転換~



アカサカ「これはまた、珍しいお客さんだな。こんな所に呼び出すなんて、商売の依頼かな?」



ナツミ「そうね。あなたにお願いしたい事があるの。あなたなら、善玉の組織にも、ヴィラン達にも顔が利くでしょう? だからね……」



アカサカ「……いい事を教えてやるよ。悪党にも理(ことわり)ってのはあるんだぜ、嬢ちゃん。こないだウチの従業員やお得意さんが殺されかけた。どう考えたってノー・プロブレムじゃねえ、そんな状況を作り出したのは、どこのどいつだ?」



ナツミ「忘れたわね。古い話を持ち出す人はもてないわよ」



アカサカ「知らんね。少なくとも手前よっかはメガトロンやシルバーの方が仁義を知ってる」



アカサカ「こっちの決めた条件なら、仕事を受けてやってもいい。話はこれでお仕舞だ」



ナツミ「おっと、待って頂戴。もう一つ、用事があるのよ」

アカサカ「?」



ナツミ「貴方に何かあれば、絶望してくれる魔法少女がいるんじゃない……?」



アカサカ「……はー。これじゃまるで、平成ライダーでよくある『一方こっちでも戦いが・・・』ってシチュエーションじゃねえか。まあ、いいや。お前さんにゃ、ウチの杏子ちゃんが世話になった礼をしたかったし、それに……」



アカサカ「『ケンカを売る時は相手を良く考えた方がいい』って事を教えてやるよ。餓・鬼

チキッ!
ガキョン! カボス!




~つづく~
 今回は数カ月ぶりに『店舗日誌』で行きます。
 例によって長い上に、現時点で今回分の画像しか用意できていないので、続きがまた当分開くとは思いますが……

 ちなみに前回はコチラ。前編後編です。

 では、『店舗日誌』第59話スタート! ちなみに前回まではガラケーでしたが、今回からスマホで画像を撮ったので、色々とバージョンアップしています(笑)。

 ……あ、それから今回は、冒頭からちょっとショッキングな場面があるかもです



キリギリスの魔女

魔女「ヒキヒキヒキーッ!」



さやか「たあああああああああっ!」



魔女「ヒキヒキーッ!」

使い魔「ゴッツンコ、ゴッツンコ……」



さやか「!」



使い魔「ゴッツンコ、ゴッツンコ……」

さやか「うわっ!」



まどか「さやかちゃん!」



使い魔「ゴッツンコ、ゴッツンコ……」



使い魔「!?」



さやか「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

ズバァァァァァァァァァァァァン!

使い魔「ゴッ!」



魔女「ヒキヒキ!?」



さやか「でやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

キュゥべえ(慣れてくれば完全に痛みを遮断する事も出来るよ)



キュゥべえ「もっともそれはそれで動きが鈍るからあまりお勧めはしないけど」



ザシャッ!

魔女「ヒギッ!?」

さやか「……あはははは……本当だぁ……」



さやか「その気になれば痛みなんて……完全に消しちゃえるんだぁ……」



ザンッ!

魔女「ヒッギィィィィィィィッ!」



さやか「あはははははははは……。これなら負ける気がしないわ」

ザシュッ! ザシャッ! ブシュッ!



まどか「やめて……。もう、やめて……」

~場面転換~



マミ「決めるわよ、七海さん!」

汐莉「オッケー!」



マミ「ティロ……」

汐莉「デュエット!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!



魔女「!」



魔女「ゴバォォォォォォォォォォォォ!」

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!



汐莉「やったね☆」

マミ「…………」



汐莉「どしたの、マミちゃん?」

マミ「おかしいと思わない? 一度に四か所も魔女の反応があるなんて。いくらこの街が、魔女が出やすい場所だと言っても、今までこんな事無かったわ」

汐莉「言われてみれば、確かに……」



マミ「まるで誰かが、魔女を簡易に作り出しているみたい……」

汐莉「まさか……」

~場面転換~



まどか「さやかちゃん……あんな戦い方無いよ……」

さやか「…………」

まどか「痛くないなんて嘘だよ。見てるだけで痛かったもん」



まどか「感じないから傷ついてもいいなんて、そんなの駄目だよ……」



さやか「……ああでもしなきゃ勝てないんだよ。あたし才能無いからさ」



まどか「あんなやり方で戦ってたら、勝てたとしてもさやかちゃんのためにならないよ……」

さやか「……あたしのためって何よ?」

まどか「えっ?」



さやか「こんな姿にされた後で、何があたしの為になるっていうの? 今のあたしはね、魔女を殺す、ただそれだけしか意味の無い石ころなのよ。死んだ身体を動かして、生きてるふりをしてるだけ。そんなあたしのために、誰が何をしてくれるって言うの?」



まどか「でも私は、どうすればさやかちゃんが幸せになれるかなって……」

さやか「だったらあんたが戦ってよ」

まどか「えっ?」



さやか「キュゥべえから聞いたわよ。あんた誰よりも才能あるんでしょ? あたしみたいな苦労しなくても、簡単に魔女をやっつけられるんでしょ!?」



さやか「あたしのために何かしようって言うんなら、まずあたしと同じ立場になってみなさいよ!」



さやか「無理でしょ? 当然だよね。ただの同情で、人間やめられるわけないもんね!」

スッ……

まどか「さやかちゃん……」



さやか「ついてこないで!」

まどか「……え……」



タッタッタッ……

さやか「……馬鹿だよあたし、なんて事言ってんのよ……!」



さやか「もう、救いようがないよ……!」

~場面転換~



ヴァララララ~~~ン♪



咲夜「む~ん。ナツミさんの読み通り、彼女達は別れて魔女退治に向かったようですね。まぁ……」



ヴァ~ン♪ ヴァ、ヴァ~ン♪



咲夜「そうでなければ、わざわざグリーフシードを四つも投入した甲斐も無いというものですが……」

~場面転換~



杏子「ふう、意外にてこずったな」

瀬利「意外と言やぁ、杏子。お前、魔法少女の真相を知った割に、あんまり堪えてなさそうだな?」



杏子「そりゃ気分は悪かったけどな。気にしたところでどうこうなるもんじゃねーし。むしろ事前に知る事が出来たと前向きに考えるべきだろ」



瀬利「……そう考えられねえのが、さやかって事か……」

杏子「…………」



まどか「杏子ちゃん、瀬利ちゃん……」

杏子瀬利「?」



杏子「まどか?」



瀬利「どうしたんだ? さやかの奴はどうしたんだよ?」

まどか「杏子ちゃん、瀬利ちゃん……。どうしよう……私、さやかちゃん、追いかけなきゃいけなかったのに……」



杏子瀬利「!?」



~つづく~
2017.09.16 千鬼絞め?


アカサカ「という訳でな……」



アカサカ「何でもこのブログ、今回の記事で1000記事目らしいぞ」

ハッピー「へぇ~、1000記事?」

サンクラ「やるじゃねえか」

ウエスト「あの飽きっぽい管理人がねぇ・……」



ブラック「納得いかん! 納得いかん!」

ハッピー「ブラックエクスプレス?」

ウエスト「のぞみ達も……」



ブラック「最近、オレ様達の出番が全然無いのだぞ! こんなの納得いかないのだ!」

つばさ「そうだ! 抗議してやる!」



ブラーボ「何言ってんのよ、アンタ達ヒカリアンは、次の『店舗日誌』でかなり目立ってんじゃないの! ワテクシが知らないとでも思ってんの!?」

のぞみ「ブ、ブラーボ、突然出て来て何を……」



ブラック「お前ら、よくも抜け駆けを……」

のぞみ「あ、いや、それはだな……」

つばさ「お、落ち着けよ、ブラックエクスプレス……」



ブラック「やかましい! 天誅なのだーっ!」

のぞみつばさ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

ブラーボ「ふん、自業自得よ。大体『ヒカリアン』関係の話は、『店舗日誌』じゃ一番多いんだからね!」



ノックアウト「貴方などまだ良い方ですよ、ブラーボさん」

ナイトビート「あなたも、今の長編が終わったら、一話目立ってる話を用意してもらってると聞いていますが……。それに、その『ヒカリアン』関係の話の時は、あなたも大体出てるじゃないですか」

ブラーボ「あ、あ~ら。何の話かしらねぇ。おほほほほほ……」

イエロー「ボク達なんて、最近じゃ『情報雑誌コーナー』くらいしか出番が無いんだよ!」



クウガ「……それならまだマシな方だぞ」

ブレイド「オレ達なんてなぁ、その『情報雑誌コーナー』にすら、碌に出てないんだぞ」

イエロー「えーっと……どちら様?」




クウガ「クウガだクウガ! マイティライダーズHGリーダーの、仮面ライダークウガだ!」

イエロー「ああ、そうだった……」

アカサカ「管理人が、『ライダー関係の話は“仮面ライダーSD”っぽく考えなきゃいけないから大変』っつってたもんなぁ……」



クウガ「見ろ! 出番が無い内に、新しい仲間も増えたんだぞ!」

アカサカ「ゴーストにエグゼイドか……」

ブレイド「因みにドライブは管理人がフィギュアを持っていない」

アカサカ「難儀だなぁ……」



クウガ「とにかく、こうなったら無理やりにでも出番を作ってやる! エグゼイド!」

エグゼイド「オッケー! ノーコンティニューで、出番を増やすぜ!」

一同「意味わかんない!」



エグゼイド「ガルルルルルルルル!」

クウガ「うわ、バグった!」

アカサカ「逃げろーっ!」

くれは「……何だか収拾がつかなくなっちゃいましたね。でも結局、話を考えるのは、管理人さんなんですよね」

ほむら「最後の最後でさりげなく出番ねじ込んだわね、くれは……」



~おしまい~

 という訳で、今回で無事に1,000記事目を迎える事が出来ました。
 毎度毎度自己満足なブログではありますが、今後ともご贔屓願えればと思います。

 なお、今回の記事の写真はスマホで撮ってみましたが、如何だったでしょうか?

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。


ナツミ「ねえ、咲夜」

咲夜「はい?」



ナツミ「あなた、人の心を読むのは得意かしら? パンツ見えてるわよ



咲夜「や~ん、エッチ。む~ん? 私の能力は、そっちの方面には……」



ナツミ「そうじゃなくて。魔法とか関係なく、『“人が何を考えているのか”を察するのは得意?』って意味よ」



スタッ……

咲夜「む~ん。まぁ、人並みですかねぇ……」



ナツミ「羨ましいわね。私はね、昔から異様に人の心が読めるの。相手がどう動くか分かる。おかげですべてが予想の範疇、予定調和。それがどれほど退屈か分かるかしら?」



ナツミ「いい加減、飽き飽きしていたのよ。こんな頭の痛くなる世界に……」



咲夜「……『つまらないから』。それが、貴方が魔法少女になった理由ですか?」



ナツミ「そう。私の予想を超える出来事を一度くらい……。そんなささやかな願いを抱いていた時だったわ」



キュゥべえ「『退屈から解放されたい』。それが君の願いだったね」

ナツミ「あら白幕。いたの?」



キュゥべえ「ボクと契約して、君の願いはかなったんだろう?」

ナツミ「ええ。この間のディセプティコンの事件も、ほんの少しだけど私の予想を外れる結果になったわ。その事には感謝してる」



キュゥべえ「ボク達も君達には感謝してるよ。君達のおかげで、予定よりも早く魔女になった魔法少女は数知れないからね。おかげでボク達の仕事も、かなり順調に進んでるよ」



ナツミ「そう。それは良かったわね。ところで咲夜、ちょっと頼みごとがあるんだけれど」

咲夜「む~ん? 何ですか?」



ナツミ「作って欲しい物があるの。楽しい楽しい実験の道具をね。それにそろそろ、“彼女”に落とした一滴が動き出す頃合いだし……」

~場面転換~



さやか「な……なんの話をしてるのさ、仁美」



仁美「あなたは私の大切なお友達ですわ……。だから抜け駆けも横取りするような事もしたくないんですの」



仁美「私、明日の放課後に上条君に告白します。丸一日だけお待ちしますわ。さやかさんは後悔なさらないように決めて下さい」



仁美「上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」

さやか「あ、あたしは……」



ペコリ



さやか「…………」

~場面転換~



さやか「…………」



さやか「……!」



さやか「まどか……」

まどか「さやかちゃん、魔女退治に行くんでしょう? ついて行っていいかな?」

さやか「あんた……何で……」



さやか「何でそんなに優しいかなぁ……。あたしにはそんな価値なんて無いのに……」

まどか「そんな……」



さやか「あたしね、今日、後悔しそうになっちゃった」



まどか「…………!」

さやか「あの時、仁美を助けなければって……」




さやか「ほんの一瞬だけ思っちゃった……。正義の味方失格だよ……。マミさんや、みんなに顔向けできない……」



まどか「さやかちゃん……!」

ぎゅっ



さやか「仁美に恭介を取られちゃうよ……でもあたし、何も出来ない……!」



さやか「だってあたしもう死んでるんだもん! ゾンビだもん!」



さやか「こんな身体で抱きしめてなんて言えない! キスしてなんて言えないよ……!」

~場面転換~



コォォォォォォォ……



ナツミ「堕ちて~、何処へ行くの、零れた紅い実は? 嗚呼~、手のひらをすり抜けてく~……♪」



ナツミ「ふふふ、予想通り過ぎて笑っちゃうわね。さあ、これからどれだけのサプライズが見られるか、期待してるわよ。せいぜいぐるぐる踊ってちょうだい」



ナツミ「『人魚姫・美樹さやか』、これより開幕でござ~い……」



ナツミ「ふふっ……」



ナツミ「あはははははははははははははははは!」



~つづく~



~次回予告~

まどか「どうしよう……私、さやかちゃん、追いかけなきゃいけなかったのに……」

ナツミ「『あなたは何も悪くない』」
 脚本と撮影は終了していたので、ぼちぼち始めたいと思います。
 今回は今日明日で前後編の予定ですが、その次はもうちょいかかるかも……。

 なにはともあれ、スタートです!



キーンコーンカーンコーン……♪



コツ、コツ、コツ……



ナース「上条さんなら、昨日退院したわよ」



ナース「リハビリの経過も順調だったから予定が前倒しになって」

さやか「…………」



まどか「さやかちゃん……大丈夫かな」



ほむら「……彼女は……魔法少女でいるには、潔癖すぎる。何かを成す事に“折り合いをつける事ですら”、不誠実だと思っているから……」

まどか「ほむらちゃん、それって……」



ほむら「残酷なようだけど……このままでは、遅かれ早かれ、美樹さやかは魔女になるか、戦いで命を落とすかのどちらかよ」

まどか「そんな……!」



杏子「……させねえよ。『ここ』には、あたしやまどかだけじゃねえ。マミも瀬利もいるんだ。“前の”あたし達がどうだったかは知らないが、ここじゃ絶対、そんな結末にさせるもんか……」

まどか「杏子ちゃん……」



ほむら「…………」



さやか「な~に話し込んじゃってるのさ?」

まどか「さやかちゃん……」



さやか「さ~、今日も張り切ってパトロールと参りましょーっ!」

まどか「…………」



仁美「…………」



仁美(一体どうしてしまったのでしょうか、さやかさん。せっかく上条君も退院されましたのに。さやかさんにお話ししたい事もありますのに……)




仁美(……って、いけませんわ。さやかさんの様子がおかしい時に、あんなお話……)



?「悩み事かしら?」

仁美「?」



ナツミ「こんにちわ」



仁美「あ、はい。こんにちは。あなたは……?」

ナツミ「あら、ごめんなさい。自己紹介が遅れたわね。私の名前は“遠藤”ナツミ。占い師兼カウンセラーを営んでいる者よ。この街には先日越してきたのだけれど」



仁美「まぁ。まだお若いのにご立派ですわね……」



ナツミ「それで……恋のお悩みでも抱えてるのかしら?」

仁美「!」



ナツミ「顔に書いてあるわよ。しかもお相手は、親友の幼馴染で、その親友も彼に想いを寄せている……そんな所じゃないかしら?」



仁美「どうして……そこまで分かるんですの?」

ナツミ「カウンセラーをやってるって言ったでしょう? 同じ様な悩みを抱えて来た人達の相談も、数えきれない位に受けて来たわ。……そうだ。良かったら、私がお話を聞きましょうか? この街での、最初のお客様よ」

仁美「はあ……」

~場面転換~



仁美「遠藤さん……有難う御座いました」

ナツミ「ええ。頑張ってね」



仁美「はい。それでは、ごきげんよう」



ナツミ「…………」



咲夜「む~ん。一体なにを考えているんですが、ナツミさん?」

ナツミ「咲夜……」



咲夜「彼女、確か見滝原の魔法少女達の関係者でしたよね?」



ナツミ「……私ね、壁際でパーティー見てるのが好きなのよ」



ナツミ「今、彼女の心に落とした一滴は、彼女だけじゃない。彼女が“大事に思っているもの”も蝕むわ。せいぜいいい感じにかき混ざって頂戴ってね」



咲夜「む~ん。相変わらず、やる事がえげつないですねぇ……」

~場面転換~



さやか「ふう……」



くれは「美樹さん」



さやか「あんた……」

~場面転換~



くれは「すみませんね、お時間いただいちゃって」

さやか「別に……それで、話ってなんなのさ?」



くれは「瀬利が……心配してたんですよ。『アイツは“自分”よりも“他人”のために、とことんまで自分を犠牲にしちまう奴だ』って。だから今回の件で一番ショックを受けたのも、きっと美樹さんだろうって……」

さやか「瀬利が……」



さやか「本当、心配性なんだから。初めてあった時、杏子にも言われた事があるんだ。『他人の為に魔法少女になったってロクな事にならない』って」

くれは「…………」



さやか「でもね」



さやか「あたしは人の為に祈った事を後悔してない。その気持ちを嘘にしないために、後悔だけはしないって決めたの、これからも」



くれは「……でも、『誰かの為に』なんてのは、まず『応える』ことだと私は思います」



くれは「例えば私を信頼してくれる人がいるなら、私は自分自身を精一杯守り抜きます。私もその人を信頼しているなら、尚更その人に自分を恥じたりしたくないから……」



さやか「……それで。結局あんたは、何が言いたいのさ? 分かってるような口ぶりだけど」



くれは「美樹さん。そりゃ、私は『あなたの事を分かってる』なんて大層な事を言うつもりはありませんよ。ついこの間まで“敵同士”だった訳ですし、尚更です」



くれは「でもね。一つだけ、そういうの関係なしに、言いたい事があるんです。ご自分をもっと、大事にして下さい。差し出がましいようですが、“貴方を大事に思っている人がいる限り”、貴方の命は『あなた一人の物』ではないのですよ」



くれは「『誰かのために』と言うのであれば、『あなたを大事に思ってる誰か』の事も、考えてあげて下さい。『残される側』になるのは、決して気分のいいものではないのですから……」



さやか「……あんた、意外と友達想いなんだね」



さやか「ありがと。心配してくれて」



さやか「ジュース、ご馳走様。今度、お礼するよ」

くれは「…………」



Some things in life are bad, They can really make you sad.
(物事が上手くいかなかったり ヘコんでしまったりしても)
Other things just make you swear and curse.
(他の事で呪われてると思ったりしても)
When you're chewing on life's gristle, Don't grumble, give a whistle!
(人生の苦さをかみしめたとき 文句もやめて、口笛でも吹けよ!)
And this'll help things turn out for the best
(そうすりゃきっと上手くいくさ)
And...
(それに…)



Always look on the bright side of life...
(いつも人生の良い面を見ようよ)
Always look on the light side of life...
(いつも良い面だけを…)



~つづく~


スタスク「よお、ノジが欲しいんだが」



クッパ「分かりました」



クッパ「イグですね」



スタスク「ノジだよ」



クッパ「…………」

スタスク「…………?」



バッ!



クッパ「こちらは?」



スタスク「イグだろ?」



クッパ「似たようなもんですよ」



スタスク「ノジだっつったろ」



クッパ「ちょっと頭を切り落として……」



クッパ「尻尾に牙を付けたらノジですよ」



スタスク「完璧じゃない」



クッパ「なぜ?」



スタスク「鳴き声が違う」



クッパ「でも吠えます」



スタスク「駄目だ。……じゃあ、グルは?」



クッパ「残念ですが切らしてます」



クッパ「いい考えが。イグの前脚を切り、羽をつける」



クッパ「あとはお好みの嘴を」



クッパ「立派なグルです」



スタスク「時間は?」

クッパ「そうですね、脚と羽根で……」



クッパ「イギー!」

イギー「はい?」

クッパ「イグをグルにするのにどの位かかる?」

イギー「今はチワワに菓子を詰めてて、次はカエルの解剖です」



クッパ「金曜では?」



スタスク「明日いるんだ」



クッパ「手間がかかるんですよ。う~ん……」



クッパ「こうしましょう」



クッパ「ジグにするならすぐ出来ます」



クッパ「脚を取ってヒレをつけ、エラを仕込んで青く塗る」

スタスク「水槽がいるだろ」



クッパ「いい話のタネになりますよ」

スタスククッパ「…………」



スタスク「分かった。いいだろう」



スタスク「その代わり……」



スタスク「見学させろ」



~おしまい~



~次回予告~

ナツミ「私ね、壁際でパーティー見てるのが好きなのよ。今、彼女の心に落とした一滴は、彼女だけじゃない。彼女が“大事に思っているもの”も蝕むわ」

ほむら「『魔法少女でいるには、潔癖すぎる』」

 という訳で、今回は『店舗日誌』でしたが、よくよく考えてみたら今回のネタ、『TFプライム』(というかアームズマイクロン)知ってないと分かりづらいネタでしたね……。
 という訳で、解説もついでに。



 まずはイグ
 イグアナからビームガンに変形するアームズマイクロンです。クッパが売りつけようとしていたのはこれですね。



 お次はノジ
 イノシシからビームガンに変形します。スタスクが最初に買いに来ていたやつです。
 ごらんの通り、基本的なパーツ構成はイグと同じです(厳密にいうと、イグがノジのリデコ)。



 そしてジグ
 サメからビッグカノンに変形するアームズマイクロンです。これだけ持っていないので、ムック本の写真で……。

 さてさて、箸休め的なギャグエピソードを挟んで、次回から『店舗日誌』はまた長編に入ります。
 一言で言うと『淵奈ナツミ登場編』の総決算といった感じです。

 かなり気合を入れて作っていますので、お付き合い頂ければ幸いです。

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。

 さて、『クラウドディセプティコン編』が一息ついた所で、今回は久々に一話完結ものです。
 では、スタート!



ピリリリリリ♪ ピリリリリリ♪



ガチャ……



ヴォル「お電話、有難う御座います。石丸書店ポルカサテメネ店、ヴォルがお受けいたします」



アカサカ「よぉ、ヴォル。ひっさしぶりぃ♪」

ヴォル「これはこれはマスター。ご無沙汰しております」



アカサカ<調子はどうだ?>

ヴォル「はい、特に問題なくやっております」



アカサカ<それは重畳。ところで、セカンド……ムロミはいるか?>

ヴォル「店長でしたら、今、八神堂の店長さんと組合会議に出ていらっしゃいます。夕方には戻られると思いますが……」

アカサカ<そっか。じゃあ、奴が戻ったら伝えて欲しいんだが……>



アカサカ「ああ、じゃあ頼んだぜ」



ピッ

アカサカ「さてと……」



アカサカ「もうすぐ始まるな」

ウエスト「店長、何かあるの?」

アカサカ「ああ。今日、新聞の番組欄に面白いタイトルが載っててさ。ドキュメント番組らしいけど」

ウエスト「ふ~ん?」



アカサカ「お、始まったぞ」



(C.V.正宗一成)900万年前、巨大なセイバートロン星の議会が崩壊し、サイバトロン達は、デストロン軍団の侵略を受けた!



中でも残虐で知られたのが、破壊大帝メガトロン!
これは、デストロン軍団の支配者の真実を追った、命がけのドキュメントである!



♪ブルーブルー ブルースカイ
ブルースカイ ブルーブルー♪



♪青空曇り空 雨降る涙空
どんな空にも 希望が流れる



♪心にお日様を 唇に歌を



♪今日も何か いいことが



♪羽があったらいいな
ブルースカイ ブルースカイ



♪空を飛べたらいいな
ブルースカイ ブルースカイ



♪あなたも夢を見るなら
大きなほうがいいかも



♪夢見る力で人は
あなたも 私も 誰でも



♪なにかになれる
ブルースカイブルー
ブルーブルーブルースカイブルー



議会崩壊から30万年。今から870万年前には、デストロン軍団の名は冷酷の代名詞となった。
彼らの王は、破壊大帝メガトロン!



強力な軍団を率いてセイバートロン星を席巻した!



ガチャ……

メガトロン「ダーリン、帰ったよ♪」



メガエンプレス「まぁ、あなた! お疲れになったでしょう?」



メガトロン「それほどでもないよ。アルティヘクスを片付けて来ただけだよ、楽なもんだ」

チュッ❤



メガエンプレス「まぁ。月並みな言い方だけど、本当に無事で良かったわ」



メガトロン「よいしょっと」

?「わぁ~♪」



メガリゲーター「パパ帰ってた~♪」



メガリゲーター「お帰りなさい♪」



メガトロン「やあメガリゲーター」



メガトロン「あそうだ、忘れる所だった。お土産があるぞ」



メガリゲーター「わぁ♪」



メガトロン「頭が良くなるようにね」

メガエンプレス「まあ、あなたったら♪」



フロウスペード「お帰りなさいませ、旦那様」

メガトロン「やあフロウスペード」



フロウスペード「あらら」

メガトロン「どうした?」



フロウスペード「デスザラス一派の連中が襲撃を始めちゃいましたよ」

メガトロン「全くしょうがないな、困ったものだ」

~場面転換~



アカサカ「なぁ、メガトロン。昨日のドキュメントなんだけどさ……」

メガトロン「……見たのか?」

アカサカ「まあ……」



メガトロン「知り合いに私生活を見られるとはな。恥ずかしいものだ。……サイバトロンの連中には言うなよ?」

アカサカ「……まぁ、いいけど」

~場面転換~



ヴォル「……との事です、店長」

ムロミ「へぇ~。サレラシオも難儀なこって……」



フェル「どうすんのさ、店長」

ムロミ「決まってらぁ。八神堂の嬢ちゃんにも連絡しといてくんな」



ムロミ「事と次第によっちゃ、あたしらの街にも火の粉が飛んでくるかも知れねぇ。慎重になるに越した事ぁ有りやせんぜ」



~おしまい~



~次回予告~

スタスク「よお、プライム・スタースクリームだ。この間、ビーコンの一人が武器を壊しちまって、心優しいオレ様が、ペットショップにノジを調達しに行ってやったんだ。そしたら、そのペットショップの店員がとんでもない奴でよ……。次回、『続・もしも、こんなペットショップがあったら……』。前に見た? クリスマス会でやった? そうだっけ」

 という訳で、前回からあまり間が空いていませんが、『店舗日誌』第56話をお送りしました。

 実は今回は、当初『番組』のシーンと店長・メガトロンのやり取りだけだったのですが、前回入れたかったポルカサテメネでのやり取りが画像数の都合で入れられなかったので、無理矢理ねじ込みました(苦笑)。

 因みに、OPに使ってる曲は「ブルースカイ・ブルー」です。
 かつてNHKのホームドラマ「てるてる家族」のOPになってた奴ですね。


 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
2017.07.06 静寂の夜
 ここ2年、ほぼ毎日ブログ記事を書いてたんですが、昨日はちょっとブログを書くのもしんどくて、久々に記事なしの日となりました……(苦笑)。ちょっと精神的にきまして……。

 その一件で相談に乗って下さった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。

 さて、サイトを更新しました。
 トップ画像を7月の物に変更し、『店舗日誌』の登場人物紹介にナツミを追加してます。

 記事の方も『店舗日誌』です。今回はエピローグのような感じで、クラウドディセプティコン編は完全に完結となります。

 ……いつも以上に自己満足爆発なシナリオですが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
 では、スタート!



ナツミ「良かった良かった。“あの時”のような思いをしないで済んで……ね」



ナツミ「……でも」



ナツミ「そっちの青ショートは良くなさそうね。なにせ、魔法少女になるまではごくごく普通の女子中学生。重すぎる魔法少女の真実なんて……」



?「そうそう容易く受け入れられるモノじゃない」

ナツミ「!」



咲夜「む~ん。儚き哉(かな)、人生」

ナツミ「美月咲夜……」



ナツミ「何故ここへ? 先遣は私の役のはずよ」

咲夜「気にしない、気にしない。月夜の散歩ですよ☆」



ナツミ「ふん。相変わらず、食えない人ね。頭が痛い……」



咲夜「しかしなんでしょう。いくらデストロン達の力を借りたとはいえ、彼女達がディセプティコンさえ退けてしまうなんて意外でしたね」



ナツミ「あら、そう? 私は“なんとは”なしにそうなると思ってたわよ。あの喪服以外、誰も魔女にならなかったのは確かに意外だったけどね」

咲夜「へえ、何故です?」



ナツミ「あの喪服があの戦いの中で魔女化する事は分かっていたからね。例えディセプティコンがどれだけ強力な力を持っていたとしても、“野望や論理に振り回される走狗(イヌ)”である限り、魔女と言う“化物”は倒せないわ」

咲夜「?」



ナツミ「化物を倒すのはいつだって人間よ。化物は人間に倒されるわ。人間だけが『倒す』事を目的にするからよ。戦いの悦びや欲望だけではなくて。己の成すべき義務だからよ」



咲夜「むむむむむん。そういうモンですかねぇ……」

ナツミ「そういうモンよ」



咲夜「む~ん。でも、その理屈だと、私達にも彼女は倒せないって事になりませんか?」



ナツミ「ふふっ、それはそれで面白いじゃない」

~場面転換~



アカサカ「ふう。そろそろ一杯やって寝るか……」



アカサカ「……何の用だ、インキュベーター?」

キュゥべえ「気づいてたんだね」



アカサカ「部屋に入る時はノック位するもんだ。感情が無くてもエチケットは守れるだろ」

キュゥべえ「疑問なんだよね。アカサカ、何故キミは“ボクを認識できるんだい”? 普通の人間にはボクの姿は見えないはずなのに。いや、それだけじゃない。あの時……」



キュゥべえ「キミだけじゃない、あの場に居た全員が、ボクの事を認識していたように思えるんだけど。まどか達だけでなく、キュアハッピーにヒカリアン、それからトランスフォーマーに仮面ライダーまで」



キュゥべえ「キミがボク達の干渉を受け付けない力でも持ってるのか、あるいは別の何かなのか。キミ達の言葉で表現するなら、『知的好奇心』というやつさ」

アカサカ「……オレを調べ回そうって思うんならやめておけ。ファミコンで数兆桁の円周率計算をやるようなもんだ。お前らがオーバーロードを起こすだけだぞ」



キュゥべえ「ふ~ん。まあ、そう言うなら今日の所は消えるとするよ。歓迎されてないみたいだしね」



アカサカ「ったく、ゴシップ誌の記者みたいな奴だ。さてと……」

~場面転換~



ガチャ

アカサカ「ん?」



杏子「あ、店長……起きてたんだ」

アカサカ「そりゃこっちの台詞だよ。もう日付が変わってだいぶ経つ時間だぜ」

杏子「なんか……眠れなくってさ」

アカサカ「ふ~ん……」



アカサカ「ちょっと待ってな」

杏子「?」



アカサカ「ほら。眠れない時にはいいらしいぜ。ホットミルクなんて作ったの初めてだから、味は保障しねえけどよ」



杏子「…………」

アカサカ「お味はいかが?」



杏子「……ゲロ甘」

アカサカ「そいつは失礼」



杏子「でも……なんか、懐かしいよ」

アカサカ「そっか」



コトッ……

アカサカ「……んで、悩み事があんだろ?」



杏子「別に、そんな事……」

アカサカ「今さら隠し事は無しにしようや。見てりゃわかるって」

杏子「…………」



杏子「なあ店長。あたし達って、何なんだろうな?」

アカサカ「ん?」



杏子「あたし達、魂を肉体から抜き出されて、ソウルジェムに変えられたんだろ? それじゃあ、あたし達、ゾンビにされちまったようなもんじゃん。それでも、あたし達って『人間』って言えるのかな……?」

アカサカ「ふむ……」



スッ……

アカサカ「杏子ちゃん」

杏子「?」



ピンッ!

杏子「いてっ!」



杏子「痛って~な! 何すんだよ!」

アカサカ「痛いのは生きてる証拠だよ」

杏子「は?」



アカサカ「それに……」

わしゃわしゃ……



杏子「ちょっ、本当に何なんだよ!?」

アカサカ「杏子ちゃんは温ったけぇよ」

杏子「はぁ?」



アカサカ「ゾンビだったら痛みも感じねぇし、温かくもねぇ。魂が身体から抜き出されてようが、杏子ちゃんはしっかりと人間だよ」

杏子「…………」

アカサカ「人間が人間たらしめている物はただ一つ。己の意志だ」



アカサカ「君(杏子ちゃん)は君(杏子ちゃん)の意志がある限り、例えガラスの水槽の培養液の中に浮かぶ脳みそが君の全てだとしても。きっと電子頭脳に収められた、小さな記憶回路が君の全てだったとしても」



アカサカ「君は人間だ。人間は魂の、心の、意志の生き物だ」

杏子「…………」



アカサカ「君(杏子ちゃん)は、“杏子ちゃん(君)だ”」

杏子「…………」



アカサカ「杏子ちゃん?」

杏子「……さっきのホットミルクのせいかな。急に眠くなってきちまったよ」



杏子「お休み、店長。それから……ありがとな」

アカサカ「ああ、お休み」



アカサカ「…………」



コトッ……



アカサカ「……願わくば、あの少女達に、幸多からん事を」



~おしまい~



~次回予告~

アカサカ「アカサカだ。『他所の国では殺戮の張本人、家の中では妻と子供を愛するパパ』なーんて恐怖のリーダーは、意外と多かったりする訳だ。かのヒトラーだって、親戚の子供や愛犬は凄く大事にしてたし、アメリカだって、大統領の一家がブラウン管の中で愛いっぱいの理想の家族を演じている時、ベトナムに無数のナパーム弾を投下してた訳だからな。次回、『ザ・メガトロン・ショー』。そういや、あいつの家庭ってどうなってんだろうな?」

 サイトを更新しました。今日は『ホビー雑誌コーナー』です。
 特に、カースアルマダスラストの記事は今回の為に一部写真を撮り直しました。

 さて、本文の方は『決着の刻』完結編です。
 では、スタート!



ナツミ「あらあら、なりふり構わなくなっちゃって。頭が痛い……」



アカサカ(こりゃヤベえな……。しょうがねぇ、“アレ”を使うか……?」



チャリ……



くれは(いけない! あれを喰らったら、いくら魔女化した私でも……ん?)



くれは(あれは……)



くれは<すみません、貸してください!>

ブルーティカス「!?」



くれは<合成魔法! ハイパーコンボウェポン!>



ゴガギギギギギ!



くれは<グラビティプラネットボウガン!>



メガトロン「なんと! ハイパーコンボウェポンだと!?」



ナツミ「へぇ、これは面白いわね……」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



くれは(くっ! さすがに魔女になったばかりでハイパーコンボウェポンを使うのは、無茶だったかしら……。撃つ前から反動が凄い……。身体中がきしんで割れそう……。このままじゃ、私の身体の方がもたないかも知れない。でも……)



くれは(ほむらちゃん……)



くれは<私の友達……絶対に助けてみせる! 例え、ここで私がどうなったとしても!>



スッ……



ほむら「まったく、一人で無茶し過ぎよ、くれは」

くれは<暁美さん!?>



マミ「有難う、碧さん。あなた達のおかげで、佐倉さん達のソウルジェムを取り戻す事が出来たわ」

くれは<巴さん>



ショックウェーブ「馬鹿な! なぜ、この世界のディセプティコンに、私の装置が解除できる!?」



スライサー「ムッシュ・ショックウェーブ。異次元からの来訪者があなた達だけだと思ったら大間違いですよ……」



杏子「何がどうなってんのかよく分からねえが、取り敢えずこれを片付けてからゆっくり教えてくれよ」

さやか「そういう事だね!」



瀬利「全く、ちったぁあたしらの事も頼れってんだよ。苛立たしいぜ」

汐莉「本当よ。一人で全部背負わないでって言ったじゃないの」



マミ「いい、みんな! 魔力を碧さんに集中させるのよ!」

一同「オッケー!」



メガトロン「むう、これは……」

アカサカ「凄まじい魔力だ……」



ショックウェーブ「小賢しい、消し飛ぶがよい!」



くれは<消えるのは、あなた達の方です!>



ドゴォォォォォォッ!



ショックウェーブ「ば、馬鹿な! これほどとは……」



ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!

ディセプティコン達「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



ナツミ「…………」



ナツミ(ここまでのようね。この戦いも、ディセプティコン達の企みも……)

スッ……



ショックウェーブ「ぐ、ぐぅぅっ……」



ショックウェーブ「これ以上の戦闘続行は無意味……。ディセプティコン、撤退だ。クラウド時空に帰還せよ」

~場面転換~



そして……



ほむら「ごめんなさい。迷惑をかけたわね……」

くれは「そんな、気にしないで下さい。無事に戻って頂けて何よりです」



マミ「暁美さん……」



ほむら「巴マミ……」

マミ「今まで、ごめんなさい。あなたがどんな思いで、鹿目さんを守っていたのか知らなくて……。私達、あなた達の事を誤解していたわ」

ほむら「…………」



マミ「これからは、一緒に戦いましょう?」



ほむら「悪いけど、今更あなた達と慣れ合うつもりは無い」



ほむら「でも……。共闘については、考えておくわ……」



瀬利「へっ。やっと分かってもらえて嬉しいってんなら、素直にそー言やぁいいのに。カワイイ奴♪」



ハッピー「杏子ちゃん、さやかちぁぁぁゃん!」

ガバッ!

杏子「お、おいハッピー!」

ハッピー「良かった! 無事で良かったよぅ……!」



杏子「おいハッピー、鼻タレてんぞ……ったく」



アカサカ「杏子ちゃん……」

杏子「店長……」



アカサカ「お帰り」

杏子「ああ、ただいま」



杏子「ところで店長、あんたが何でホントの事黙ってたのかはよ~く分かるんだけどさ。けどよ……」



杏子「一発殴らせろ」

アカサカ「……お手柔らかに」



バキッ!

アカサカ「いてーっ!」

こうして、ディセプティコンによるソウルジェム奪取事件は終わりを迎えたが……。



ナツミ「良かった良かった。“あの時”のような思いをしないで済んで……ね」

パチパチ……



~おしまい~



~次回予告~

ナツミ「良かった良かった。無事にお友達を助け出せて。でも、これで全てがめでたしめでたしとはいかないものよ。例え一滴の闇でも、それは人の心をかき乱すわ。さあ、次はどんな劇を私に見せてくれるのかしら。次回、『静寂の夜』。あら、あなたは……」


アカサカ「そらっ!」

ガキィィィィィン!

スタースクリーム「ぐわぁぁぁっ!」



アカサカ「この狭い空間で、ジェット機が存分に飛び回れる訳ねえだろ。阿呆め」



スタースクリーム「ちっ! 調子に乗るなよ、人間風情が! トランスフォーム!」



ゴゴガギギ!



スタースクリーム「奥の手はとっておくもんだぜ! くたばりやがれ!」

ドオォォォォォォォォォォン!



ズガァァァァァァァァァァン!

アカサカ「どわっ!」



アカサカ「あんにゃろ、こんな室内であんなモンぶっ放しやがって! けどな……」



ゴゴゴゴゴ……



スタースクリーム「視界が……くそっ、何処に行きやがった!?」



アカサカ「ここだよ、間抜け」

スタースクリーム「!」



カシン、カシン、カシン、ソイヤ!
カボス・スパーキング!



アカサカ「牙凌道・雷幻……」



アカサカ「斬り!」

ビシャァァァァァァァァァン!

スタースクリーム「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



ゴガギギギ……

スタースクリーム「ちっ……」



アカサカ「この空間じゃ、お前さんのビークルモードはどっちも能力を活かせねえだろ。オレを見くびって『力』を見せつけようとしたのがお前さんの命取りよ」

カシン、カシン、カシン、ソイヤ!
カボス・スパーキング!



ゴォォォォォォォォッ……

スタースクリーム「こいつは!?」



アカサカ「このカボスロックシードは、様々な剣技を再現できる。特にカボス・スパーキングの場合は毎回違う技を使う事も出来るんだよ。奥の手ってのはこう使うんだ。勉強になったかい、“ニューリーダー”さん?」

スタースクリーム「くっ、くそっ!」



ダンッ!



アカサカ「ザウラーマグマ……」



アカサカ「フィニ――ッシュ!」



ガキィィィン!



スタースクリーム「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



ドガァァァァァァァァァァァン!



ギギギギギギギギギ……



CLブルーティカス「敵、パワー上昇……計測不能……」



ブルーティカス「ブルーティカスを……」



ブルーティカス「舐めるなぁぁぁぁっ!」

グォッ!



ガシャァァァァァァァァァァン!



ブルーティカス「来い、アームズマイクロン!」



カチャカチャカチャ……



ギガゴゴゴゴ!

ブルーティカス「アームズアップ! プラネットボウガン!」



キュィィィィィィィ……

CLブルーティカス「パワー、計測不能。危険、危険、危険」



ドウッ!



ドゴォォォォォォォォォォン!



ガシャァァァァァン!



CLブルーティカス「損傷率、97%。戦闘続行、不能……」



ショックウェーブ「分からん……。何故、お前達は『心』などと言う不確定要素で出力を上げる事が出来るのだ? そのような不完全な要素を持つがゆえに、お前達は判断を誤り、自ら定めた秩序を自ら破壊しているのではないのか?」

くれは<確かに、貴方の言う事にも一理あります。心があるからこそ、人は時に迷い、誤り、争っている……。でも……>



くれは<大切な人を守ろうとする時、人の心は限りなく強くなれるんです!>



ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!

ショックウェーブ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!」



ショックウェーブ「くっ、おのれ……。ならば……」



ショックウェーブ「スタースクリーム! ヘルワープ!」



スタースクリーム・ヘルワープ「!?」



ショックウェーブ「お前達の力を貸せ!『SARA』の力を持って、奴らを殲滅する!」



スタースクリーム「やれやれ、結局オレ様がいなきゃダメって事か」

ヘルワープ「シャァァァァァッ……」



ショックウェーブ「トランスフォーム!」

ゴガギギギ!



ショックウェーブ「お前達は、エネルギー源として利用するには危険すぎる。この場で消去させてもらうぞ……」



ハッピー「うわっ!」

汐莉「やっだぁ、すごいエネルギー……」



ナツミ「あらあら、なりふり構わなくなっちゃって。頭が痛い……」



~つづく~

 今日は久々に『店舗日誌』です。
 今回は、三分割位で行くと思います。

 では、スタート!



くれは「成程、そういう事だったんですか……」



くれは「分かりました。あなたと契約しましょう、インキュベーター」

キュゥべえ「本当かい?」



くれは「私の願いは……」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



マミ「……碧さんが、魔女に……?」

瀬利「なんだよなんだよ、どうなってんだよ、こりゃあ……?」



汐莉「くれちゃん……?」



ナツミ「……成程、話に聞いた通りね」

マミ「どういう事!?」



ナツミ「白幕から聞いたのよ。彼女の契約内容を。いわく、『自分が魔女になる時には、“自分の意志や記憶をそのまま残しつつ”、“他の魔女や魔法少女から魔力を吸い、それを自身の力に変換できる”魔女になる』ってね」



マミ「そんな……魔女になる事を前提に願い事をするなんて……」



ナツミ「面白いでしょう? 白幕もさすがに驚いてたみたいよ。『前例の無い願いだ』って」

マミ「…………」



ナツミ「そうでしょう、『輪廻の魔女』さん?」



くれは<……すみません、皆さん。今まで黙っていて……>

汐莉「くれちゃん!?」



くれは<彼女の言う通りです。私は魔女になる事をあらかじめ織り込んで契約を交わしました。私の友達を助けるために……>

瀬利「なんだよなんだよ、何であたしらにも黙ってた!?」

くれは<前例の無いことだったので、余計な心配をかけたくなかったんです>



瀬利「ちっ、水臭せぇじゃねえか。苛立たしいぜ!」



くれは<とにかく、ここは私が引き受けます。皆さんは、はやく暁美さん達のソウルジェムの所へ向かって下さい!>



マミ「分かったわ。聞きたい事は色々あるけど、今はそっちが先決ね。行きましょう」

瀬利「あいよ」



メガトロン「ふむ、そういう事なら……スライサー、あ奴らに手を貸してやれ」

スライサー「ウイ、マジェスティ」



ヘルワープ「ちっ! 行かせるかよ、小娘ども!」



ガキィィィィィン!

ヘルワープ「何だ!?」



シュルルルルルルル……



パシッ!



汐莉「やっだぁ、瀬利ちゃん達の邪魔はしないで欲しいの~」

ヘルワープ「てめえ……」



くれは<汐莉、私は一人でも大丈夫ですから、貴方も巴さん達と……>

汐莉「やだ! くれちゃんを一人で戦わせるなんて、絶対嫌よ!」

くれは<汐莉>



汐莉「私にとっては、くれちゃんが一番大切なの! 一人で全部背負わないで欲しいの!」



くれは<汐莉……。分かりました、頼りにしてますよ>

汐莉「任せて欲しいの~♪」



ナツミ「あらあら、いい話ね。それじゃあ、私達もさっきの続きを楽しみましょうか。キュアライダーさん♪」

ハッピー「くっ……」



スッ……

ハッピー「店長?」



アカサカ「んじゃ、スタスクの方はオレが相手をするとしますか。これで4対4だし、それに、どうせオレにゃ、装置の事もソウルジェムの事も専門外だし、な……」



マミ「これね!」

瀬利「どうすりゃいいんだ?」



スライサー「マドモアゼル、私にお任せを。異次元のデストロンの技術、実に興味があります」



マミ「興味本位で手を貸されるのは不本意だけれど……でも、お願い!」



ギギギギギギギギ……



ナツミ「ふふふ、流石はプリキュアが変身した仮面ライダーね。あの青ショート達よりよっぽど楽しめるわ」



ハッピー「あなた達は、どうしてこんな酷い事をするの!?」



ナツミ「どうしてって……」

ヒュッ



トッ……



ナツミ「退屈過ぎて頭が痛かったからよ」



ハッピー「そんな理由で、杏子ちゃん達を、この街の人達を傷つけるなんて……」



ハッピー「許さないんだから!」



ヘルワープ「シャァァァァァァ……」

ビュゥゥゥゥゥゥン……



汐莉「消えた……?」



汐莉「そっか、瀬利ちゃんが、テレポートする奴がいるって言ってたっけ」



汐莉「だったら……」



ヘルワープ「シャァァァァァァァッ!」



ビュゥゥゥゥゥゥン……

ヘルワープ「何っ!?」



汐莉「はい、ハズレー。残念でした♪」

ヘルワープ「てめえ……。てめえもテレポートを使いやがるのか!」



汐莉(ホントはちょっと違うんだけど……黙っておいた方が良さそうね)



ショックウェーブ「感情のエネルギーを放出した廃棄物め。最早お前にはエネルギー源としての価値も無い。排除する」

くれは<言ってくれますね。ですが、“貴方に私は倒せません”>



くれは<“化物”を倒すのはいつだって人間です!>



~つづく~


メガトロン「やあ、パーティ会場はここかな?」



マミ「デストロン!?」

ハッピー「まさか……助けに来てくれたの?」

アカサカ「いいや。だが、メガトロン達が“共闘”してくれる算段はあったぞ。ディセプティコンとあの淵奈ナツミって嬢ちゃんは、この街……つまり、デストロンのシマで好き放題やった訳だ。当然、メガトロンも腹の虫が収まらんだろう。ヴィランの連中は、手前の顔にクソを“なすられる”のがこの世で一番嫌いな奴らだからな」



スタースクリーム「へっ! 何匹現れようが同じ事だ! コンバッティコン、奴らから先に片づけちまえ!」



メガトロン「シックスショット! ワシらの力を思い知らせてやれ!」



ゴガギギギ!



ドガガガガァァァァァン!



ゴゴガギギ!
メキメキイッ!



ゴゴゴガギ!
ドゴゴゴゴォォォォォォン!



ギガゴゴゴ!
キキキュウン! キキキュウン!



ゴガギギギ!



ダガガガガガガガガガッ!



ドガァァァァン!



ゴゴガギギ!

シックスショット「百発百中チョロいもんよ。籠の中の、アヒルを撃つようなもんですぜ」



ナツミ「あらあら、やられちゃたわよ。どうするの?」



スタースクリーム「しゃらくせえ! なら、コンバッティコン共、合体しろ! 一気に叩き潰すんだ!」



CLオンスロート「了解……。トランスフォーメーション、コンバッティコン……ユナイト!」



ゴガギギギ! ゴゴガギギ!



ゴゴガギギギギギ!



CLブルーティカス「ミッション開始……目標の完全破壊」



メガトロン「ブルーティカスだと……? ふっ、面白い。コンバットロン部隊、ユナイト! 連中に『本物の』ブルーティカスの力を見せてやれ!」



オンスロート「了解! コンバットロン部隊、トランスフォーメーション! ブルーティカァァァス!」



ゴガギギギ! ゴゴガギギ!



ゴゴガギギギギギ!



ブルーティカス「ブルーティカス、偽物破壊する! ゆくぞぉっ!」



ガキィィィィィン!



アカサカ「ヒューッ、ブルーティカス同士の戦いか。すっげぇ迫力」



ハッピー「もう、店長! そんな事言ってる場合じゃないでしょう! 早く杏子ちゃん達のソウルジェムを取り戻さないと!」

アカサカ「おっと、そうだったな」



ショックウェーブ「そうはさせん」



アカサカ「ショックウェーブ!」



ショックウェーブ「既に実験は開始された。間も無く3つのソウルジェムは濁り切り、莫大なエネルギーを生産するだろう。邪魔はさせん」



マミ「そうはさせない! 美樹さん達のソウルジェムは、返してもらうわ!」

瀬利「そっちこそ邪魔するってんなら、叩っ斬ってやるぜ!」



ショックウェーブ「目先の感情にとらわれ、大局を見る事も出来ない愚かな有機生命体共が。では仕方がない。排除する」



ハッピー「行くよ!」



?「シャァァァァァァァッ!」

一同「!?」



マミ「ヘルワープ!?」



ヘルワープ「てめえら、よくもこのオレ様をコケにしてくれやがったな! 絶対に許さねえ!」



瀬利「ちぃっ、こんな時に……」

汐莉「どうしよう。いくらなんでも、これだけ相手にしてたら、手遅れになっちゃうかも……」



くれは「…………」



くれは「分かりました、ここは私がやります。離れてて下さい」

汐莉「えっ?」



ガラガラァァァン……

くれは「近くに居たら」



くれは「殺しちゃうかも知れませんから」

チキッ



ハッピー「えっ?」



ヒュッ!



くれは「全ての宇宙の暗黒の底より、命の奥に蠢く絶望を呼び覚まし、凶暴なる本能を解き放て!」



カッ!



ハッピー「えっ……?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ハッピー「ええ~~~っ!?」



~つづく~

魔女図鑑



輪廻の魔女
輪廻の魔女。その性質は創造。かつての祈りにより、人だった頃の記憶と意思を持ち続けている魔女。魔力を魂の通貨として、他者の力を自分の物にする事が出来る。復讐と友人の救済が彼女の存在理由である。その為であれば、宇宙の理を書き換える事さえもいとわない。一方で、自分を「人間でいる事に“いられなかった”弱い化物」だとも思っている。



~次回予告~

ハッピー「杏子ちゃん、さやかちゃん、ほむらちゃん、待ってて! あなた達のソウルジェムは、必ず私達が取り戻して見せるから! でも、クラウド世界のディセプティコンが、こんなに手ごわいなんて……。えっ!? くれはちゃん、何をするつもりなの!? 次回、『決着の刻』! 絶対に、みんなで一緒に帰るんだから!」

 という訳で、『店舗日誌』の53話をお送りしました。

 今回から次回予告を入れてみたんですが、どうでしょう?
 実は、今回は割と小ネタも色々仕込んでたりします。

 次回は予告にある通り、決着を描く予定です。また前後編、あるいはそれ以上になるかも知れませんが……。
 取り敢えず、前回と今回ほどは間があかないようにしたいと思います。(^_^;)

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 ようやく『店舗日誌』が進められそうなレベルまで来たので、続きを投稿したいと思います。
 なお、前回はこちら。ちょうどピッタリ三ヶ月前か……。かなり間が空いちゃってますね……

 ともあれ、スタート!



ッピー「行き止まり……?」



キキキュゥン!

ハッピー「はっ!」



ハッピー「うわっ!」

バッ!



スタースクリーム「ほう、やるじゃねえか」

ハッピー「!」



スタースクリーム「ここまで辿り着くたぁ、一応は褒めてやるぜ。褒美に、このスタースクリーム様が直々に相手をしてやる」



ハッピー「杏子ちゃん達のソウルジェムを奪っていったのは、あなたね! ソウルジェムを返して!」

スタースクリーム「バカが。『返してくれ』って言われてホイホイ返すかよ。欲しけりゃ、力づくで奪ってみな」



ハッピー「いいわ、杏子ちゃん達を助けるまで、私は絶対、負けないんだから!」



ハッピー「はっ!」



ハッピー「たぁぁぁぁぁぁっ!」

スタースクリーム「人間にしちゃ、なかなかイイ線いっせるな。けど、まだ甘めえよ!」



キキキュゥン!



バッ!

スタースクリーム「何っ!?」



ハッピー「はぁっ!」

シュバババッ!



スタースクリーム「ちいっ!」



ハッピー「うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

スタースクリーム「!」



ガキィィィィィン!

スタースクリーム「ぐおっ!」



スタッ……



カシィン! カシィン! ソーダ!
ピーチエナジースパーキング!



ハッピー「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」



ハッピー「はあっ!」

シュヴァァァァァァァァァァァァァッ!



ズバァァァァァァァァン!

スタースクリーム「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



ガシャァァァァァン!



スタースクリーム「ど、どうなってやがる!? なんで、たかが人間ごときがここまで……」



ハッピー「杏子ちゃん達を……『友達を助けたい』っていう気持ちが、私を強くしたんだよ!」

スタースクリーム「!」



ハッピー「さあ、ソウルジェムを返して!」



スタースクリーム「へっ。勝った気でいるのは、まだ早いぜ」

ハッピー「!?」



シュゴォォォォォォォォォォォォォォォッ!

ハッピー「ああああああああああっ!」



ナツミ「……例えばこれが御伽話であれば、ここで『仲間を思うキュアハッピーは、見事ソウルジェムを取り返して、友達と一緒におうちに帰りました。めでたしめでたし』で終わるんでしょうけれど、でも現実はそうはいかないものよ」



ハッピー「あなたは……」



ナツミ「やれやれ。クラウド世界のディセプティコンって言っても、こっちの世界のデストロンと大して変わらないのね。頭が痛い……」

スタースクリーム「うるせえよ。お前の仲間こそ、あっさりやられちまったじゃねえか」



ナツミ「まあ、それはいいとして……」

スッ……



ナツミ「ロックシードの力を得たプリキュア……面白いけど、生かしておくのも厄介ね」



ナツミ「という訳で……」

チキッ……



ナツミ「悪いけど、ここで退場してもらおうかしら。個人的には興味があるから、残念ではあるんだけど……」

ハッピー「!」

ナツミ「それじゃあ、さようなら♪」



ハッピー「くっ!」

ガキィィィン!



ハッピー「……?」



ハッピー「!」

アカサカ「ふ~。間一髪、セーフってとこかな」

ハッピー「店長!」

アカサカ「よっ。お待たせ」



マミ「私達もいるわよ!」

ハッピー「みんな!」



アカサカ「さあて、スタースクリーム。これで6体2だな。降参するなら今の内だ、こっちも二度はねぇぞ」



スタースクリーム「けっ。オレ様が、てめえら人間ごときに降参? そいつは笑えない冗談だ。来い、コンバッティコン共!」



ザザッ!

マミ「新手!?」



アカサカ(コンバッティコンだ……? あいつら、確か破壊されたんじゃ……)



コンバッティコン「…………」



アカサカ(成程ね、ボディだけドローンとして復元したって事か。面倒な事をしてくれるぜ……)



スタースクリーム「やれ、コンバッティコン! 奴らを叩き潰せ!」

コンバッティコン「了解……」



ドガァァァァン!

一同!?」



メガトロン「やあ、パーティ会場はここかな?」



~つづく~

 サイトを更新しました。
 今日は『店舗日誌』です。

 記事の方は昨日の続きです。では、スタート!



マミ「はっ!」

ガン!



ヘルワープ「ふっ!」

ビュゥゥゥン……



チュィィィン!



マミ「また消えた!」



ヘルワープ「おらっ!」

ガキッ!

瀬利「くっ!」



マミ「築紫さん! 大丈夫!?」

瀬利「ああ、何とかな……」



ヘルワープ(シャァァァァ……。お前らはオレ様に指一本触れる事は出来ん!)



マミ「築紫さん!」

瀬利「……あいよ!」



ザッ……



ヘルワープ(背中合わせに立って死角を補い合うつもりか? 無駄な事だぜ!)



マミ「築紫さん、分かってるわね?」

瀬利「ああ。背中合わせに立ってるあたし達の死角。それは……」



ビュァァァァァ!



ヘルワープ「死ね!」



マミ「そこよ!」

ガンッ!

瀬利「はあっ!」

ダンッ!

ヘルワープ「なにっ!?」



瀬利「神剣無双流……」



瀬利「牛鬼(ぎゅうき)!」

ドガァァァァァァァッ!
ガン! ガン!

ヘルワープ「うがぁぁぁぁぁっ!」



スタッ!



マミ「やったわね、築紫さん」

瀬利「ああ!」



ヘルワープ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

ドシャァァァッ!

マミ瀬利「!」



ヘルワープ「こ……こんなはずはねぇ! オレは最強の力を手に入れたんだ! てめえらみたいな小娘ごときに負けるはずはねえんだ! SARAの力を持つこのオレが! メガトロンと同じ力を持つこのオレが! これで負けたら……」



ヘルワープ「バカだぜーっ!」

ダッ!



瀬利「へっ、単細胞め。すっかり頭に血が上ってやがる」

マミ「決めるわよ、築紫さん!」

瀬利「あいよ!」



マミ「ティロ……」

瀬利「神剣無双流奥義……」



マミ「フィナーレ!」

ドォォォォォン!


瀬利「雷獣斬爪(らいじゅうざんそう)!」

ザシャァァァァァァッ!



ヘルワープ「うぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!」



ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!



マミ「先に行った碧さん達が心配だわ。急ぎましょう」

瀬利「そうだな」



アカサカ「マミちゃん、瀬利ちゃん」



マミ「店長さん、七海さん」

瀬利「そっちは片付いたみてえだな」

汐莉「バッチリよ♪ それより、くれちゃん達は?」

マミ「先に行ったわ。私達も急がないと……」

~場面転換~



阿須葉「おや、もう終わりですか? そんなに早く死なれたら面白味に欠けますよ?」



阿須葉「折角だから見せて下さいよ。あなたが隠している“奥の手”を」



くれは「……いいでしょう、そこまで言うならお見せします」



くれは「ただし、“後悔しても知りませんよ”!」



阿須葉「!!」



ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

瀬利「! 今のは……」



マミ「あっちよ!」



くれは「う……」

汐莉「くれちゃん!」



汐莉「大丈夫、くれちゃん!?」

くれは「ええ、何とか……」



マミ「魔力の消費が酷いみたいね。早くグリーフシードを……」



くれは「いえ、大丈夫です。私にはもう、必要ないんです」



くれは「それより、星空さんが一人で戦っています。私達も早く助けに行きましょう」



マミ「分かったわ」



タッタッタッタッ……

瀬利「…………」



瀬利(……“もう必要ない”? どういう事だ? 魔法少女である以上、グリーフシードがいらない訳がねえ。それに、この気配……)



瀬利(何で“くれはから魔女の気配がしやがるんだ”?)



タッタッタッタッ……



ドクン……



~つづく~

 という訳で、『店舗日誌』52話をお送りしました。
 マミさん&瀬利とヘルワープの決着シーン(二人が背中合わせになるコマから)は、『ゴセイジャー』の『闘え!そして糧を得よ』か『戦国乙女』の『乙女ハ強ク麗シク』を聞きながら読んで頂けると雰囲気が出るかなぁと。

 前者はYouTubeに無かったので、取り敢えず後者だけ貼っときます。↓



 とにかく今回は、1年以上書きたかった話だったので、ようやく形に出来て満足してます(笑)。

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
『きらら☆マギカ』最新号、読みました。
 色々と最終回だなぁと思ったら、次回から不定期なんですね。なんとなくデラボンが廃刊になった時の事を思い出しました。

『たると☆マギカ』、まさかタルトがああなるとは……。キリカといい、もろ次話の店舗日誌と被るなぁ……。まぁ、タルトの場合は意図せずして、ですが。
 ミヌゥは普通の人間に戻っちゃったか……どうすっかな(何が)。まぁ、終盤の時点で既に気が触れてる感じではありますけれど。
 ペレネルは結局味方だったのか。あの意味深な視線はタルトの身に起きてた事を察してだったのね。

 しかしキリカ、自分の魔女化を「完成する」って……あんた真木清人かよ。

『アンチマテリアルズ』、最近休載続きだとは思ったけど、そのまま打ち切りかぁ……。せめて3巻までは出て欲しいんだけどなぁ。単行本未収録の話もあるし。

 さて、ようやく『店舗日誌』52話です。
 今回も前後編に分けての投稿になります。

 では、スタート!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



マミ瀬利「はぁ、はぁ……」



ヘルワープ「シャァァァ……」



瀬利「なぁ、マミさんよ。今、どれくらい経った?」

マミ「そうね……15分、といったところかしら?」



瀬利「へっ、5分で片を付けるとか言ってなかったか?」



ヘルワープ「シャァァァ……口の減らねぇ小娘どもだ。お望みなら、とっとと終わりにしてやらぁ!」

~場面転換~



サンクラ「……という訳です、メガトロン様」



メガトロン「ふむ、成る程な……」



メガトロン「状況を」

サウンドウェーブ『書店メンバー、魔法少女4名突入。以後、動キ無シ』



メガトロン「そこを離れるな、サウンドウェーブ。情報収集を継続せよ」

サウンドウェーブ『了解』

メガトロン「部隊を連れてそちらに向かう。定時報告(ネガティブリポート)を10分おきに。以上だ」

サウンドウェーブ『畏マリマシタ、メガトロン様』



サイクロナス「メガトロン様。先日以来の戦争ですか? “マフィアごっこ”は身体が鈍っていけませんな」

メガトロン「さあな。用心に越した事は無かろうよ」



メガトロン「石丸書店……いや、アカサカにはでかい借りがある。放っとくわけにもいくまいよ」



メガトロン「デストロン軍団出撃。撃鉄を起こせ!」

~場面転換~



くれは「……星空さん、先に行ってください。どうやら彼女は、私のお客のようです」

ハッピー「でも……」



くれは「早く! 時間が経てば、それだけ佐倉さん達を助けるのが困難になります!」



ハッピー「……分かった。くれはちゃん、気をつけて!」



くれは「星空さん」

ハッピー「?」



くれは「暁美さん達の事……頼みましたよ」



ハッピー「うん! 任せて!」



タッタッタッタッ……

阿須葉「ふふふ、仲間の為に自分が残るとはご立派ですが、後悔しても知りませんよ?」



くれは「そちらこそ、私をなめてもらっては困ります」

チキッ

~場面転換~



アカサカ「そりゃあっ!」



ガキィィィッ!

サンダークラッカー「ぐわぁぁぁっ!」



汐莉「たああああっ!」



ドガッ!

デッドロック「ぐわっ!」



ガシャァァァン!



アカサカ「よし! 汐莉ちゃん、そろそろ決めようぜ」

汐莉「オッケ~♪」



ビュゥゥゥゥゥン……



パシッ!



カシン、カシン、ソイヤ! カボス・オーレ!

イチ、ジュウ、ヒャク、カボスチャージ!

アカサカ汐莉「せーの!」



アカサカ汐莉「ダブル空破斬!」



バシュゥゥゥゥゥッ!



デッドロック・サンダークラッカー「!!」



ドガァァァァァァァァァァァン!

デッドロック・サンダークラッカー「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



シュウシュウ……



アカサカ汐莉「…………」



アカサカ汐莉「やったね♪」

コツンッ☆



アカサカ「さ、マミちゃん達の所に急ごうぜ」

汐莉「やっだぁ、そうだった! 急がないと!」



~つづく~

 ……という訳で、前編をお送りしました。

 最初、汐莉はデッドロックの銃をコピーさせて銃撃戦のシーンも考えてたんですが、グリップが太すぎたので断念しました(苦笑)。モノはUNブラーのを使おうかと思ってたんですけどね。
 あと、ダブル空破斬のシーン、エフェクトパーツは二つ用意したんですが、分割画像で撮ったなら一個で良かったような……と後で気づきました(爆)。

 後編は予定通りいけば、明日には投稿するつもりです。

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 前回からかなり間が空いてますので、今回はちょっと幕間という形で短めのを投稿しようと思います。
 サイト掲載時には前回と一纏めにする事になりますが。

 では、スタート!



ナツミ「ふふ、もう時間も無いみたいよ。さて、どうするのかしら……?」



?「ナツミさん」

ナツミ「?」



カチャ、カチャ……



ナツミ「あら、阿須葉(あすは)。貴女も出るの?」



阿須葉「ええ。うまい具合に『彼女』がこちらに向かっているようですし」



ナツミ「珍しいわね。他人に興味を持たない貴女が自分から動くなんて」



阿須葉「彼女はいいです。実に興味深い。そしてこれで確かめられる事でしょう。今までに前例の無いイレギュラーな願いをした彼女の祈りは……」



阿須葉「成就されるのかされないのか。それとも全く思いもよらない結果になるのか」

ナツミ「ふふふ、それは確かに興味深いわね」



阿須葉「では、そろそろ行って参ります」



阿須葉「仕上げをよろしく、とくと御覧じろ」

カチャ、カチャ……



スタースクリーム「……よほど自信があるようだが、奴は強いのか、淵奈ナツミ?」

ナツミ「ええ。私が知ってる限り、彼女の“後悔の魔法”に対抗できる相手なんてほとんど居ないでしょうね。それこそ“余程のイレギュラーでも無い限りはね”」



~つづく~

 という訳で、幕間という形でお送りしました。
 実は前回から進んでなかったのは阿須葉を作ってなかったからだったり(爆)。

 取り敢えず、次の話は今月中には投稿したいと思っています。

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
2017.01.01 2017あけおめ!


アカサカ「ウエスト、杏子ちゃん」

ウエスト杏子「?」



アカサカ「ちょっといいか? 仕事を頼みたいんだが」

杏子「なに?」

ウエスト「どうしたの?」

アカサカ「取りあえず、外に出てからだ」



杏子「ここ、店の裏のカフェスペースじゃん」

ウエスト「それに、キューブイーグルとキューブコンドル……」

アカサカ「二人とも、ちょっとこいつらの上に乗って、ポーズ決めてくれるか?」



ウエスト「これでいいの?」

杏子「なんか恥ずかしいな……」

アカサカ「お、いいねいいね~。じゃあ撮るぞ」

パシャッ!



杏子「で、店長、なんだったんだ?」

アカサカ「いや、今年は酉年だろ? だからトップページ用の画像を作ろうと思った訳」

ウエスト「なるほどね」



杏子「まぁ、キューブアニマルやウエストはまだ分かるんだけどよ、何であたしまで?」



アカサカ「それはあれだ……フラグってやつ」

杏子「なんだそりゃ?」



アカサカ「さてと、撮影も終わったし、おせちでも食べようか」

ウエスト「やった~♪」

杏子「食べるぞ~♪」



一同「どわ~~~~っ!」



アカサカ「……ビスク。何やってんだお前?」

ビスク「正月のエビ料理ガ二。どうぞ、お召し上がり下さいガニ」

ウエスト「ここにあったおせちは……?」

ビスク「それなら美味しく頂いちゃったガニ♪」

杏子「てめぇ……!」

※この後、ビスクさんは、杏子ちゃんに文字通り“料理”されましたとさ。



~オシマ~イ~

 さて、話は変わりまして、昨日は23時過ぎ、店長や同僚らと一緒に、年明けの臼杵石仏(と赤ねこ神社)に行ってきました。



 普段は臼杵市民以外は入場料を取られるのですが、毎年この時だけは無料なんだそうで。



 各所で石仏がライトアップされています。



 大みそかのこの時期、日が変わる直前とは言え、人が多かったです。



 道はこのように、火が灯されてライトアップされていました。
 同僚は「幻想的な光景」って言ってましたが、実物を直接見ると、確かにそんな感じです。



 左側にウチの店長が映り込んでました。(^_^;)



 今回のメインの石仏です。
 昼間のようですが、電気がついてるだけです(苦笑)。



 御祈願用紙があったのでこっそり記入してきました。
 もちろん、私は「福岡に帰れますように」って書きましたとも。

 ……ここでそういうお願いって皮肉でしかないですが(爆)。

 この後に、参道を下っているところで日付が変わりました。



 駐車場ではマスコットキャラクターとの撮影会もやってました。
 ちなみにこれが、今年初の写メになります(笑)。

 といったところで、本年もどうぞ『石丸書店』を宜しくお願い致します。
 ではでは。


アカサカ「今年ももう終わりだな」

杏子「そうだね」



アカサカ「……と、いう訳で、今日は今年一年の振り返りをしてみようと思う」

サンクラ「何でいきなり……」

杏子「どうせあれだろ、管理人がブログでお世話になってる緑猫さんがやってたから、自分もやりたくなっただけだろ?」

アカサカ「…………」


アカサカ「ま、まぁ、いいじゃないか。振り返りは大事な事だ」

サンクラ「ところで、ウエスト達はどこ行ったんだ?」

アカサカ「ウエストはJHRの、ディケイドとインペラーはマイティライダーズHGの、ハッピーはプリキュア達の忘年会に行ってるよ」

杏子「あたしら余りもんかよ……」



アカサカ「まぁ、気を取り直して……。まず夏頃は管理人が同僚と宮崎に日帰りで旅行してたな」

杏子「なんか年明けにも行きたいとか言ってたぞ……」



アカサカ「トイ紹介の方では、BWが20周年って事で、やたらとBW関連のトイ紹介をやったっけか」

サンクラ「明らかにオレだけ労働超過だったような気がするんだが……」

アカサカ「……分かったよ、ボーナス出すって」



アカサカ「それに関連して、今まで持ってなかった『BWII』のインセクトロンなんかも良く買ってたな」

サンクラ「別府や大分のエコモールに大量にあったのが幸いしたんだっけな」

杏子「それにしても、気色悪いなこの絵面……」



アカサカ「あとTF系と言えば、『レジェンズ』や『タイタンズリターン』も良く買ってた。近年まれに見るくらい、トランスフォーマー関係を購入した一年だったな」

サンクラ「管理人は実写映画や『プライム』はほとんど追ってなかったもんな」



杏子「なんか、こういうちっこい使い魔みたいな連中もよく買ってたぜ」

アカサカ「杏子ちゃん、使い魔って魔女じゃないんだからさ……」

サンクラ「そういや、管理人は『プライム』もアームズマイクロンは結構買ってたっけな。キャンペーンのやつとか」



アカサカ「それと、ちょこちょこ『コラ』なんてのも作ったっけ」

杏子「またちょっと作ってみたいとか言ってたぞ」

サンクラ「ネタとして面白けりゃいいけどよ……」



アカサカ「作成物と言えば、figmaの改造品も幾つか完成させたぞ」

サンクラ「ほとんど『まどか☆マギカ』関係だな。オリキャラばっかだが」

杏子「仁美か。本編にはほとんど出てないけど、学校じゃ割とあたしも話してるんだぜ」

アカサカ「へ~、意外。まぁ、杏子ちゃんってコミュニケーション力は高そうだもんな」



アカサカ「あともう一個、オレのアバターボディもライダータイプの“紫鬼神”をやっと完成させてたな」



杏子「そうだよ店長、あたしらこれからどうなるんだよ!?」

アカサカ「あ~、心配はしなくていいよ。管理人、プロットだけは最後まで作ってるから」

サンクラ「登場キャラもろくに完成してねぇのに、よく話を始める気になったよな……」



アカサカ「まぁまぁ、今年の振り返りも終わった事だし、鍋でも食べて温ったまろうじゃないの。サンダークラッカー、お前さんにゃ、エネルゴンキューブを用意してるからな」

杏子「やった! 鍋だ~、鍋だ~♪」

サンクラ(誤魔化したな……)



アカサカ「という訳で、今年一年、『石丸書店』をご愛顧下さり、有難う御座いました。来年もまたご贔屓頂ければ幸いです。それでは、良いお年を!」

 という訳で、今年一年、ご訪問有難う御座いました。 来年もどうぞ宜しくお願い致します!

 さて、今日は『店舗日誌』の続きです。

 実は今回初登場(?)のキャラの為、なかなか更新できませんでした。
 同じ理由で、次回も結構間が空くかも……。

 とは言え、スタートです!



アカサカ「……ここか。成程、隠れ蓑には丁度いい場所だな」



ハッピー「ここに、杏子ちゃん達のソウルジェムが……」



アカサカ「よし、行くぞハッピー」

ハッピー「うん!」



アカサカハッピー「変身!」

ガキョン! カボス!

ガキョン! ピーチエナジー!



ロックオン! ソイヤ!

ロック・オン! ソーダ!



カボスアームズ! 一刀両断! ダークマター!

ピーチエナジーアームズ! ゴー! ゴーゴー! レッツゴー!



アカサカ「仮面ライダー……紫鬼神(シキガミ)」

ハッピー「えっと……仮面ライダー……ハッピー!」

瀬利「な、成程……」



アカサカ「ほんじゃ、行きますか

ハッピー「うん!」

~場面転換~



ハッピー「何も無い一本道だね……」



?「ようこそ、歓迎するぜ!」

一同「!」



デッドロック「オレはデッドロック!」

サンダークラッカー「オレはサンダークラッカーだ」



ハッピー「サンダークラッカー……?」

アカサカ「いや。恐らく杏子ちゃん達のソウルジェムを奪っていったスタースクリームと同じだ。クラウド世界のサンダークラッカーだろうよ」



デッドロック「ネズミの始末が仕事たぁ……オレらも見くびられたもんだぜ」

サンダークラッカー「そう言うなよ。オレらはオレらの仕事をきっちりこなさないとな」

デッドロック「はいはい、生真面目な事で……」



汐莉「やっだぁ、ネズミですってぇ?」



汐莉「自信満々じゃな~い。だったら、本当にネズミかどうか確かめて欲しいの~」

マミ「七海さん」



アカサカ「まぁ、そういきり立つなって、汐莉ちゃん。一人で無茶すんなよ。オレも手伝うぜ」

汐莉「店長さん」



くれは「……分かりました。汐莉、店長さん、頼みましたよ」



デッドロック「ボッツ以外と戦うのなんざ久々だからな。せいぜい楽しませてくれよ」



汐莉「そっちこそ、後でほえ面かかないで欲しいの~」

~場面転換~



ハッピー「広い所に出たね……」

マミ「みんな、油断しないで」

くれは「ええ……」



ヴィィィィン……

瀬利「!」



瀬利「危ねぇ!」

ドン!

ハッピー「きゃっ!」



ヘルワープ「シャァァァァッ!」



瀬利「てめえは!」



ヘルワープ「シャァァァ……。よく来たな、小娘ども。今度こそ、お前ら全員のソウルジェムを頂戴するぜ!」



ハッピー「そっちこそ、杏子ちゃん達のソウルジェムを返して!」



瀬利「……待ちな」

ハッピー「?」



瀬利「お前ら、先に行け。こいつは杏子達のソウルジェムを奪っていった野郎だ。あたしの手でぶった斬ってやらねえと、気が収まらねぇ!」

ハッピー「瀬利ちゃん……」



くれは「……分かりました。でも瀬利、無理はしないで下さいよ」

瀬利「誰に言ってんだよ。苛立たしいぜ!」



くれは「行きましょう、皆さん」

ハッピー「う、うん……」



スッ……

瀬利「?」



瀬利「何だよ何だよ、あんたは行かねえのか?」

マミ「そういう事なら、私も同じよ。美樹さん達の借りを返さないと」



マミ「それに……」



マミ「困ってる時は助け合いましょうって、学校で習ったでしょ?」



瀬利「へっ。生憎あたしは、今は学校にゃ行ってねえんでな」



ヘルワープ「ザコ供が……5分でケリをつけてやらあ!」



ヘルワープ「シャァァァァァァァァァッ!」

~場面転換~



ナツミ「様子はどうかしら?」

スタースクリーム「ああ、お前さんの言った通りだな。連中、数を減らしながらこっちに向かってる」

ナツミ「ほらね、言った通りでしょう?」



スタースクリーム「しかし、分からねえな。自分から足止め役を買って出るなんてよ」



ナツミ「そういう人達なのよ、彼女達は。まぁ、貴方達には理解できないでしょうけれどね」



ショックウェーブ「スタースクリーム、淵奈ナツミ」



スタースクリーム「おう、ショックウェーブ。装置の方はどうだ?」

ショックウェーブ「もう少しだ。間も無く、ソウルジェムから魔力と感情のエネルギーを吸い取る実験を開始出来るだろう」



ナツミ「ふふ、もう時間も無いみたいよ。さて、どうするのかしら……?」



~つづく~




キュゥべえ「そして、彼らクラウド世界のディセプティコンも同じエネルギーを求めていた。かつて彼らは時空管理システム“SARA”を目的にしていたけれど、彼女がクラウド世界のオートボットの手に渡ってからは、様々な時空の代替エネルギーを集めていた。そこでボクは、ナツミの提案を受けて、彼らに協力を持ち掛けたという訳さ。エネルギーを折版するという条件でね」



まどか「……酷いよ。そんなの、あんまりだよ」

キュゥべえ「……君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると決まって同じ反応をする。訳が分からないよ」



マミ「貴方は私達の命を、何だと思っているの!? どうしてこんな事をするの!?」

キュゥべえ「ボクはただ、君たちの願いを叶えたに過ぎないよ。ボクとの契約で交わした願いは確かに君の心からの願いだったはずだ」



キュゥべえ「叶えた願いの対価を受け取る権利はあっていいはずだよ? さやか達が犠牲になって君が生き延びるのなら、むしろ君にとっては幸運じゃないのかい?」

マミ「いらない! 大切な仲間を犠牲にしてまで、私は生きたくなんか……」

キュゥべえ「君こそどうして仲間の生き死ににそこまで拘るんだい? 君の生きるという願いを叶えるために、君の手で積み上げられてきた魔法少女の犠牲を顧みれば、今更仲間二人の犠牲なんて対した物じゃないだろう?」

マミ「!」



くれは「……もう消えなさい、インキュベーター。それ以上無駄口をたたくなら、その首をすっ飛ばしますよ。無駄に個体数を減らしたくはないのでしょう?」

チキッ

キュゥべえ「……やれやれ、君はマミ達とは対立していたはずなのに。本当に訳が分からないよ」



瀬利「……相変わらず胸クソの悪りィ奴だ。苛立たしいぜ!」

アカサカ「あいつらには感情の概念が無いからな。悪意も無ければ罪悪感も無い。ただ淡々と“役割”を全うしようとするだけだ。例えるならクインテッサに近いが……と言っても、クインテッサにも感情がある分、まだあいつらの方が人間的か。『有機生命体でありながら、思考は機械に近い』。それが奴らだよ」



まどか「くれはちゃんや……ほむらちゃん達は知ってたの?」

くれは「……ええ」

まどか「どうして教えてくれなかったの?」

くれは「前もって話しても、誰も信じてくれなかったから。……以前、言いましたよね。暁美さんはそれですっかり心をすり減らしてしまったと」

まどか「あ……」



くれは「……はぁ。本当は私が話すべき事ではないのかも知れませんが……」



くれは「……こうなった以上、仕方ありません。お話ししましょう。何故、暁美さんが全てを犠牲にしてでも貴女を守ろうとするのか。今まで暁美さんが歩んできた、永い永い苦難の物語を……」



ハッピー「……店長、知ってたの? 魔法少女の事……」

アカサカ「……まぁね」



ハッピー「だったら! どうしてもっと早く教えてあげなかったの!?」

アカサカ「教えてどうする? オレと知り合った時にゃ、もうあの子たちは魔法少女になってたんだぞ。いたずらに本当のこと教えて、余計な絶望与えろってのか?」

ハッピー「それは……」

アカサカ「真実を知るのがいつも正しいとは限らん」

ハッピー「…………」



まどか「そんな……ほむらちゃんが、私のために……」

くれは「体感時間にして数十年。暁美さんは、同じ一ヶ月を繰り返してきました。誰にも頼れず、信じられず……それがどれ程の孤独と苦痛だったか」



くれは「……もっとも、ほんの数える程度には、皆さんと良好な関係を築けた時間軸もあったようですが……」



まどか「ほむらちゃん……」



くれは「だから、貴女は絶対に魔法少女にはならないで下さい。もし暁美さん達を助け出しても、貴女が魔法少女になっていたら、私は暁美さんに顔向けが出来ません」

瀬利「それに、さやかも杏子も、あんたには戦って欲しくない。きっとそう思ってる」

まどか「…………」



アカサカ「みんな。今、メガトロンから連絡があった。連中の居所が割れたぞ」



くれは「…………」



くれは「……行きましょう、巴さん。今ならまだ、間に合います。佐倉さんや美樹さんを、助ける事が出来るんです」



マミ「……行ってどうするの? 例えソウルジェムを取り戻しても、いつか私達は魔女になるのよ? だったら、今助かったって無意味じゃない……」



瀬利「てめぇ、何言って……」

くれは「…………」

スッ……



パシィッ!



まどか瀬利汐莉「!」



くれは「いい加減になさい! いつまでそうやって腐っているつもりですか! 確かに、今まであなたが魔女……魔法少女の成れの果てを犠牲にしたという事実は消えません」



くれは「でも、それ以上にあなたに助けられた多くの命がある。その事を、私も鹿目さんも……暁美さんだって知っています」

マミ「…………」



くれは「理由や過程はどうあれ、『救える命はみんな助ける』。そのために貴方は魔法少女の力を人のために使うと決めたのではなかったんですか?」

マミ「碧さん……」



くれは「……私らしくもない。何、熱くなってるんでしょう……」



くれは「とにかく、私は行きます。暁美さんを……私の友達を見殺しにする気はありません。また友達を助けられないのはゴメンですから」



瀬利「おい、待てよくれは。まさかお前だけで行くつもりじゃねえだろうな、苛立たしいぜ!」

くれは「瀬利」



瀬利「杏子はあたしにとってもダチだ。それに、さやかの奴ともまだ決着つけてねえし、まだまだ教えてねえ事だって沢山あんだよ」



汐莉「はいは~い。私も行くわよ。私だって、頼って欲しいの~」

くれは「汐莉」



まどか「くれはちゃん、瀬利ちゃん、汐莉ちゃん……」

くれは「心配しないで下さい、鹿目さん。私達は強いんですよ♪ ちゃっちゃっと片づけて帰って来ますから」

汐莉「そうそう。ちょっとは私達の実力を信じて欲しいの~」



まどか「……ごめん、ホントにごめん。私、何も出来なくて……」



くれは「そんな事はありませんよ。貴女はいい人です。悪鬼の様な人間が山ほどいる事を思えば、善人という、ただそれだけで価値があります」



くれは「いつか貴女に救われて、貴女の事も救ってくれる人が現れるでしょう」



くれは「だからもっと、ご自分に誇りを持って下さい」

まどか「くれはちゃん……」



くれは「じゃ、行って来ますね♪」



マミ「……待って」



マミ「私、どうかしてたわ。あなたの言う通りよ。助けられるかも知れないのに何もしないなんて。私はまた、大切な人達を失うところだった」

くれは「巴さん」



マミ「私も……行くわ。この手で、佐倉さん達を助ける!」



くれは「そう来なくっちゃ。カミュいわく、『生きる事への絶望なくして生きる事への愛は無い』」



ハッピー「待って! 私も行く! 杏子ちゃん達は、私にとっても友達だもん!」



アカサカ「そう言うと思ったよ。ほら」



ハッピー「店長、これ……?」



アカサカ「前にスィンドルから買っておいた、ピーチエナジーロックシードとゲネシスドライバーだ。相手が異次元のデストロンなら、これ位用意しておいた方がいいだろ」

ハッピー「……有難う、店長」



アカサカ「……じゃ、行きますか」

くれは「店長さんも来るんですか?」

アカサカ「杏子ちゃんはウチの従業員だからね。雇用主のオレが何もしないって訳にもいかんだろ」



瀬利「あんた戦えんの、店長さん?」

アカサカ「失敬な。君達若者にお手本を見せて上げますよ」



ウエスト「……そう言えば、店長って強いの?」

ディケイド「さあ。あいつに関しては色々と分からない事だらけなんだよな。オレ達も」

サンクラ「ああ。それに色々な噂もある。いわく、『子供の頃に仲間と一緒に異世界で冒険をした』とか、『かつては銀河連邦の裏組織の軍人だった』とか。はたまた『ドイツの伯爵に仕える発明家だった』とか、『パラレルワールドの管理国家に潜り込んだスパイだった』とかもな」

ウエスト「ふ~ん……」



アカサカ「サンダークラッカー」

サンクラ「?」



アカサカ「お前さんに一個、頼んでおきたい事がある」

サンクラ「なんだ?」



マミ「それじゃあ、行きましょう」

一同「おう!」



~つづく~

 という訳で、長編の一話目、『Despair bringer』前後編をお送りしました。
 実はくれはがほむらの事を「友達」と明言したのは、今回が初めてだったりします。
 あと、補足しておくと、今回インペラーが影も形も無かったのは、店番をしてたからだったり(笑)。

 さて、次からは更新にかなり間が空くと思います……(汗)。

 と、とにかく、気合は十分、準備は不十分!(爆) しかしながら、精一杯頑張りたいと思いますので、お付き合い頂ければ有難く思います。m(_ _;)m

 
 ……あとで気づいたんですが、この記事、700記事目でした。
 なにかと区切りのいい話になったなぁ、『Despair bringer』……。

 といったところで、今日はこの辺で。
 どうも。ではでは。
 さて、今日は『店舗日誌』ですが、今回はかなり長編なうえ、登場する新キャラ(?)も作成しながら話を進めていく事になるので、『The messenger of malice』以上に長丁場になると思います。

 しかしながら、今回の話は中津にいた頃から練りに練っていたシナリオなので、かなり気合を入れています。気長に最後までお付き合い頂ければ幸いです。
 ……ちなみに、別に狙った訳ではないのですが、今回は丁度『店舗日誌』の第50話でした(笑)。

 それでは、本文スタート!



杏子「くっそ、何なんだよ……!」



杏子「何なんだよこいつら!」



ヘルワープ「シャァァ……。スタースクリーム、本当にこいつらが、“ヤツ”の言っていたエネルギー源なのか?」

スタースクリーム「インキュベーターの情報だ。薄気味の悪い連中だが、少なくとも間違っちゃいないだろう」



杏子「ワケ分かんねえ事……」



杏子「言ってんじゃねえ!」

バッ!



ヘルワープ「おっと!」

ドゴッ!

杏子「うわっ!」

マミ「佐倉さん!」



ヘルワープ「……これで二つ目だ」

スタースクリーム「次は……」



ドガァァン!

スタースクリーム「!」



スタースクリーム「どこのどいつだ! 邪魔する野郎は!?」



マミ「貴方達……」

くれは「助太刀しますよ、巴さん」



マミ「貴方達の力は借りないわ!」

瀬利「何だよ何だよ、この期に及んで、何を意固地になってやがる! 苛立たしいぜ!」

汐莉「そうそう。そんな呑気な事、言ってる場合じゃないと思うの~」



くれは(彼らは一体……。デストロンみたいだけど、でも、どうしてソウルジェムを……?)



ほむら「きゃあっ!」

くれは「!」



スタースクリーム「これで三つ目だ。丁度いい所に獲物が飛び込んできたな」

くれは「暁美さん!」



ヘルワープ「次は……」

ドゴォン! ドガガガガ!



ヘルワープ「シャァァ……次から次へと……今度は誰だ!?」



マミ「デストロン!?」

メガトロン「貴様ら、何者だ? デストロンのようだが……。ワシらのシマで勝手をやるとは、覚悟は出来ておるのだろうな!?」

スタースクリーム「ちっ。この世界のディセプティコン共か……」



コンボイ「メガトロン!」

メガトロン「!」



メガトロン「コンボイか」

コンボイ「どういう事だ、メガトロン? 何故、デストロン同士で争っている?」

メガトロン「ワシも連中の正体は知らん。今、奴らが何者なのか問いただしておったところだ!」



スタースクリーム「ちっ、オートボット共まで現れやがった。……こいつは面倒だが、丁度いい。連中が言い争ってる間に……」



?「スタースクリーム! ヘルワープ!」

スタースクリーム・ヘルワープ「!」



スタースクリーム「ショックウェーブか!」



ショックウェーブ「……三つか。それだけあれば実験には十分だ。ディセプティコン、帰還せよ」

スタースクリーム「……ちっ、しょうがねえ」



スタースクリーム「トランスフォーム!」

ヘルワープ「トランスフォーム!」

ゴガギギギ!



スタースクリーム「あばよ、マヌケども!」



くれは「くっ、待ちなさい!」

メガトロン「サウンドウェーブ、コンドルに連中を追跡させろ!」

サウンドウェーブ「イジェークト! コンドル、偵察尾行セヨ」



くれは(彼らは明らかにソウルジェムを狙っていた……。何故? 一体なにが目的で……?)



瀬利「杏子! さやか! ほむら!」



マミ「美樹さん! 佐倉さん!」



くれは(……くっ。どちらにせよ、このまま後を追う、という訳にもいきませんね……)

~場面転換~



アカサカ「じゃあ、見慣れないデストロン達が、杏子ちゃん達のソウルジェムを奪っていった、と?」

メガトロン「ああ。それから奴ら、“ディセプティコン”と名乗っておったな……」



コンボイ「ディセプティコン? という事は、彼らはデストロンではないのか?」

メガトロン「だからワシらも知らんと言っておろうが。詳しくはコンドルの報告を聞いてからだ」



アカサカ「分かったよ。何かわかったら、オレ達にも連絡をくれ」

メガトロン「ああ。ワシらも報告を待つとしよう」

コンボイ「アカサカ。我々も基地に帰還する事にする。何か手が必要な時は言ってくれ」

アカサカ「あいよ、さんきゅ」



アカサカ「…………」



アカサカ(…………。『ディセプティコン』か。って事はまさか……。なんにしても、このままじゃヤベェぞ……)



まどか「店長さん!」



まどか「さやかちゃん達が……目を覚まさないんです!」

マミ「それどころか……三人とも脈も無い。これじゃあ……」

アカサカ「……そいつぁ……」



キュゥべえ「仕方ないよ。ソウルジェムが身体から離れ過ぎているからね。言わば、今のさやか達の身体は抜け殻なのさ」

まどか「キュゥべえ!?」



マミ「一体……どういう事!?」

キュゥべえ「ソウルジェムは、君達魔法少女の本体なんだよ。魔法少女との契約を取り結ぶボクの役目はね。君達の魂を抜き取ってソウルジェムに変える事なのさ」



マミ「え……?」

まどか「ソウルジェムが……魂?」



くれは「…………」



瀬利「……お前ら、まさかまだ知らなかったのか……?」

汐莉「うそ、やだ、マジ……?」



くれは「……キュゥべえ、貴方は知っていますね。彼ら……ディセプティコンが暁美さん達のソウルジェムを持ち去っていった理由を。答えなさい!」

キュゥべえ「利害が一致したからさ。君達は中々魔女になってくれなかったからね」

くれは「!」



マミ「……どういう事なの、キュゥべえ!?」

くれは「……巴さん。何故ソウルジェムに穢れが溜まるのか、考えた事はありますか?」

マミ「えっ……?」



くれは「ソウルジェムは、ただ、私達の魂を物質化した物ではありません。魔法少女が魔力を使い果たし、穢れが限界を超えた時……グリーフシードに変化して、私達は魔女になります。……私の親友も、そうやって魔女になりました」

まどかマミ「!」



マミ「本当なの、キュゥべえ!?」

キュゥべえ「訂正するほど間違いではないね。付け加えるなら、ボク達の目的は別に魔法少女の魔女化じゃない。それはあくまで副産物に過ぎないからね。ボク達の使命はソウルジェムがグリーフシードに変化する、その時に発生する膨大な感情のエネルギーを集める事なのさ。宇宙の寿命を延ばすためにね」



キュゥべえ「君達はエントロピーって言葉を知ってるかい? 簡単に例えると、たき火で得られる熱エネルギーは木を育てる労力と釣り合わないって事さ。エネルギーは形を変換するごとにロスが生じる。宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方なんだ」



キュゥべえ「だからボク達は熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し当てた。そうして見つけたのが魔法少女の魔力だよ。ソウルジェムになった君たちの魂は燃え尽きてグリーフシードへと変わる、その瞬間に膨大なエネルギーを発生させる。君達の魂はエントロピーを覆すエネルギー足りえるんだよ」

マミ「…………!」



キュゥべえ「そして、彼らクラウド世界のディセプティコンも同じエネルギーを求めていた。かつて彼らは時空管理システム“SARA”を目的にしていたけれど、彼女がクラウド世界のオートボットの手に渡ってからは、様々な時空の代替エネルギーを集めていた。そこでボクは、ナツミの提案を受けて、彼らに協力を持ち掛けたという訳さ。得られたエネルギーを折版するという条件でね」



~つづく~
 サイトを更新しました。
 今日は『ホビー雑誌コーナー』にアーツの超デッドヒートドライブと、武装神姫のフブキを追加しました。

 記事の方は昨日の続きです。
 ではスタート!



さやか「ねぇ、瀬利」

瀬利「何だよ?」

さやか「あんたってさ……どうして魔法少女になったの?」



瀬利「……聞いたって面白くもねえ話さ。それにあたしは、あんたが嫌いな『自分の為に願い事を使った』魔法少女だしな」

さやか「…………」



瀬利「……強く、なりたかったんだよ」



瀬利「あたしの実家は神剣無双流の道場でね。あたしは物心がついたころから、親父に稽古をつけてもらってた。あたしもそれが当たり前だと思ってたし、親父の期待に応えたくて、剣道一筋だった。けど……」



瀬利「ある日、親父に言われたんだ。『お前の剣は人を殺す剣だ』って。あたしはそれが悔しくて、親父に挑んだ。親父に勝てば、親父もあたしの事を認めてくれると思って」



瀬利「結果は惨敗だった。惨めだったよ。今までのあたしが、全て否定されたような気がして。あたしが今まで頑張ってきたのは、何のためだったのかって」



瀬利「そんな時、アイツが現れた。あの野郎が。そうしてあたしはアイツに願った。『親父に勝てるだけの力が欲しい』って。それで得たのは、神剣無双流の全ての奥義だ。あたしがまだ習得してなかった、気を操るような高度な技も含めて」



瀬利「でも、あたしはすぐに後悔した。『こんな力で親父に勝って、それで正解なのか』って。自分の力でもない力で強くなったって、意味があるのかってな……。全く、自分自身に対して苛立たしかったよ。それであたしは、逃げるように家を飛び出した。本当の意味で強くなろう、そう誓って」



さやか「……ごめん。あたし、そんな事も知らないで、あんたに偉そうな事……」



瀬利「気にすんな。同情が欲しくて言ってんなら、もっと色付けて話をするよ。要するに、あたしは結局は弱い奴だったってだけの話さ」



さやか(この時、あたしは思ったんだ。何であたしが瀬利に心を許せたのか。あたしが感じていた引け目を、こいつも持ってたんだ……)



さやか「ねぇ、瀬利」

瀬利「何だよ?」



さやか「良かったら……あたし達の所に来ない? 杏子は勿論OKって言うだろうし、マミさんだってあたしが説得してみせるから」



瀬利「……悪りぃな、それは出来ねぇ」



瀬利「くれはにゃでっけぇ借りがあるし、何よりあたしはアイツのダチだからな。ダチを裏切るような真似はしたくねぇんだ」



さやか「……そう言うって思った」



さやか「でもさ」

瀬利「?」



さやか「あたし達も……友達だよね?」

瀬利「何言ってんだよ、そんなの当たり前じゃねえか」



さやか「うん!」

~場面転換~



ナツミ「“ただいっさいは過ぎて行きます。自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来た所謂『人間』の世界に於いて、たった一つ真理らしく思われたのはそれだけでした”」



キュゥべえ「やあ、ナツミ」



ナツミ「あら、白幕。どうだった、頼んでおいた用事は?」

キュゥべえ「君の言った通りだったよ。彼らは、ボク達の提案を二つ返事で受けてくれたよ」



ナツミ「だから言ったでしょう、利害の一致は何よりの交渉材料だって……」



ナツミ「ふふ、これから楽しみだわ……。堕ちて~、ど~こへゆくの、こ~ぼれた紅~い実は♪ 嗚呼~掌をすり~抜けてく~♪ 夜は~、い~つも長くて~ふ~あんにな~るから、どうか繋いだ小指~のまま~……♪」

魔女図鑑



釣り人の魔女
釣り人の魔女。その性質は偽善。
釣るか釣られるかのゲームを楽しみ、“獲ったら放す”と豪語している。しかし獲物が負った傷や、得物を放す場所の事、その後の事などはなにも考えていない。



釣り人の魔女の手下
釣り人の魔女の手下。その役割は疑似餌。
魔女が獲物を捕らえや